JP2004293777A - 緊急離脱カプラ - Google Patents

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Abstract

【課題】 通路を流通する流体の圧力に影響されることなく外力のみでプラグとソケットとを分離し、超高圧な流体に適用できるようにする。
【解決手段】 プラグ12とソケット20との間には、プラグ12とソケット20とを分離する方向(矢示A,B方向)に一定以上の外力が加わったときに切断して相対移動させる結合ピン38と、プラグ12とソケット20とが分離方向に一定以上移動したときに分離するボール39等とを設け、プラグ12,ソケット20には相対移動したときにプラグ12,ソケット20を遮断する遮断弁19,34を設ける構成としている。従って、プラグ12とソケット20とに対して分離方向の一定以上の外力をさせることにより、充填する流体の圧力に関係なく、外力の作用でのみ分離することができる。また、遮断弁19,34によりプラグ12,ソケット20からの水素ガスの流出を阻止することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば水素ガス、天然ガス等のガスを充填する充填装置に用いて好適な緊急離脱カプラに関する。
一般に、自動車にはガソリン、軽油等の燃料が給油されるようになっている。しかし、昨今では、排気ガス中に含まれる有害物質を減少させるために、水素ガス、天然ガス等を燃料として用いることが実施されている。
また、水素ガス等は自動車側の貯留タンクに非常に高い圧力(以下、超高圧という)をもって充填する必要がある。このため、充填装置のホースが無理に引張られて切断したときに、充填装置側、自動車の貯留タンク側から超高圧なガスが漏れ出さないように、ホースの途中には緊急離脱カプラを取付けている。
この緊急離脱カプラは、ホースの引張り強度よりも弱い脆弱部として形成され、ホースが引張られたときには、この脆弱な緊急離脱カプラの部分から分離する。また、緊急離脱カプラには、分離したときに充填装置側、自動車の貯留タンク側の両方からガスが漏れ出さないように、カプラ、ソケットの通路にそれぞれ遮断弁を有している(例えば、特許文献1参照)。
この従来技術による緊急離脱カプラは、通常はプラグとソケットとが第1固定手段により接続され、人為的には分離できない状態になっている。そして、ホースが過大な力で引張られたときには、第1の固定手段が破壊され、プラグとソケットとが分離方向に移動するのを許す。また、プラグとソケットとが分離方向に移動すると、通路内の圧力が両者を分離させる方向に作用し、係止手段を破壊して、該プラグとソケットとを完全に分離させる。このときに、プラグ側の流体通路、ソケット側の流体通路は遮断弁によりそれぞれ遮断し、ガスの流出を防止する。
特開2002−295766号公報
ところで、上述した従来技術による緊急離脱カプラでは、プラグとソケットとの間の空間に作用する充填ガスの圧力を利用して係止手段を破壊し、両者を分離させている。これにより、超高圧で充填される水素ガスの場合、充填ガスの内圧変化により係止手段が破壊され分離しないように、ある程度、係止手段が破壊される力を大きく設定する必要がある。そして、このように破壊される力を大きく設定すると、内圧が低い場合と高い場合では、破壊するのに必要な力が大きく異なり、緊急離脱カプラとしては望ましくない。このことから、従来技術の緊急離脱カプラは、水素ガス等の超高圧ガスを自動車等に充填する充填装置には適さないという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、内部の通路を流通する流体の圧力に影響されることなく外力のみでプラグとソケットとを分離し、超高圧な流体を流通させる場合に適用できるようにした緊急離脱カプラを提供することにある。
上述した課題を解決するために、請求項1の発明は、内部の通路に流体を流通させるプラグおよびソケットと、前記プラグとソケットとを結合して設けられ、前記プラグとソケットに対して分離方向に一定以上の外力が加わったときに該プラグとソケットの相対移動を可能とする第1の結合部材と、前記プラグとソケットとを結合して設けられ、前記第1の結合部材による結合が解除されて前記プラグとソケットとが相対移動したときに前記プラグとソケットとを分離する第2の結合部材と、前記プラグとソケットとにそれぞれ設けられ、前記プラグとソケットとが相対移動したときに前記プラグとソケット内を外部に対して遮断する遮断弁とにより構成してなる。
このように構成したことにより、プラグとソケットに対して分離方向に一定以上の外力が加わると、第1の結合部材は前記プラグとソケットの相対移動を可能とする。そして、プラグとソケットとが相対移動すると、第2の結合部材はプラグとソケットとを分離する。従って、プラグとソケットとは、外力の作用でのみ分離することができるから、充填する流体の圧力に関係なく、確実かつ安全に分離することができる。
また、プラグとソケットとが相対移動したときには、遮断弁が前記プラグとソケットの内部を外部に対して遮断するから、プラグ、ソケットから流体が漏れるのを防止することができる。
請求項2の発明によると、各遮断弁は第1の結合部材による結合が解除されてプラグとソケットが相対移動したときに遮断する構成としているから、分離動作の初期段階で流体の流出を阻止することができる。
請求項3の発明は、内部の通路に流体を流通させるプラグおよびソケットと、前記プラグおよび/またはソケットの外周側に設けられた筒体と、前記筒体とプラグまたはソケットとを結合して設けられ、前記プラグとソケットの分離方向に一定以上の外力が加わったときに前記筒体に対してプラグとソケットの相対移動を可能とする第1の結合部材と、前記プラグとソケットとを結合して設けられ、前記第1の結合手段による結合が解除されて前記筒体に対してプラグとソケットとが相対移動したときに前記プラグとソケットとを分離する第2の結合部材と、前記プラグとソケットとにそれぞれ設けられ、前記第2の結合手段により前記プラグとソケットとが分離方向に移動したときに前記プラグとソケット内を外部に対して遮断する遮断弁とにより構成してなる。
このように構成したことにより、プラグとソケットに対して分離方向に一定以上の外力が加わると、第1の結合部材は筒体に対して前記プラグとソケットの相対移動を可能とする。そして、前記筒体に対してプラグとソケットとが相対移動すると、第2の結合部材はプラグとソケットとを分離する。従って、プラグとソケットとは、外力の作用でのみ分離することができるから、充填する流体の圧力に関係なく、確実かつ安全に分離することができる。
請求項4の発明は、プラグまたは前記ソケットには、前記各遮断弁により前記プラグとソケット内を外部に対して遮断してから前記プラグと前記ソケットが分離するまでの間に、前記各遮断弁間を外部に解放する解放通路を設ける構成としたことにある。これにより、プラグとソケットが分離する瞬間までに、前記遮断弁間に残ったガス圧を解放通路を介して外部に解放させることができる。
以上詳述した通り、請求項1の発明によれば、プラグとソケットに対して分離方向に一定以上の外力が加わったときには、第1の結合部材により前記プラグとソケットとを相対移動させることができる。そして、プラグとソケットとが相対移動したときには、第2の結合部材によりプラグとソケットとを分離することができる。
従って、プラグとソケットとは、外力の作用でのみ分離することができるから、充填する流体の圧力に関係なく、確実かつ安全に分離することができる。この結果、適用が難しかった超高圧な流体、例えば水素ガスの充填装置に本発明による緊急離脱カプラを適用することができる。
また、プラグとソケットとが相対移動したときには、遮断弁がプラグとソケットの内部を外部に対して遮断するから、プラグ、ソケットから流体が漏れるのを防止することができる。
請求項2の発明によれば、各遮断弁は第1の結合部材による結合が解除されてプラグとソケットが相対移動したときに遮断する構成としているので、分離動作の初期段階で流体の流出を阻止することができ、安全性、信頼性を向上することができる。
請求項3の発明によれば、プラグとソケットの分離方向に一定以上の外力が加わったときには、第1の結合部材により筒体に対してプラグとソケットとを相対移動させることができる。そして、筒体に対してプラグとソケットとが相対移動したときには、第2の結合部材によりプラグとソケットとを分離することができる。
従って、プラグとソケットとは、外力の作用でのみ分離することができるから、充填する流体の圧力に関係なく、確実かつ安全に分離することができる。この結果、適用が難しかった超高圧な流体、例えば水素ガスの充填装置に本発明による緊急離脱カプラを適用することができる。
また、プラグとソケットとが相対移動したときには、遮断弁が前記プラグとソケットの内部を外部に対して遮断するから、プラグ、ソケットから流体が漏れるのを防止することができる。
また、プラグとソケットとが相対移動したときには、遮断弁が前記プラグとソケットの内部を外部に対して遮断するから、プラグ、ソケットから流体が漏れるのを防止することができる。
請求項4の発明によれば、各遮断弁によりプラグとソケット内を外部に対して遮断してからプラグとソケットが分離するまでの間に、前記各遮断弁間を外部に解放することができるので、プラグとソケットが分離する瞬間までに、前記遮断弁間に残ったガス圧を低下させることができ、分離の際のガス圧による分離力を低下させることができる。
以下、本発明の実施の形態に係る緊急離脱カプラを、自動車に水素ガスを供給する充填装置に適用した場合を例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明するものとする。
まず、図1ないし図9は第1の実施の形態を示している。図1において、1は充填エリアに配設された充填装置で、該充填装置1は、例えば水素ガスを燃料とする水素自動車2の貯留タンク(図示せず)に水素ガスを超高圧で充填するものである。
そして、水素ガスの充填装置1は、箱体状に形成された計量器3と、該計量器3から可撓性をもって延びたホース4とからなり、前記ホース4先端には、自動車2の充填口(図示せず)に接続される接続口4Aが設けられている。また、ホース4の途中には、後述する緊急離脱カプラ11が設けられている。
11は充填装置1のホース4に設けられた緊急離脱カプラで、該緊急離脱カプラ11は、ホース4の引張り強度よりも弱い脆弱部として形成されている。これにより、ホース4が無理に引張られたとき、例えば自動車2の充填口にホース4の接続口4Aを接続した状態で該自動車2が誤って走り出した場合に、脆弱な構造の緊急離脱カプラ11は、積極的に分離してホース4の破損によるガス漏れを防止するものである。そして、緊急離脱カプラ11は、図2ないし図9に示す如く、後述するプラグ12、遮断弁19,34、ソケット20、結合ピン38、ボール39等により大略構成されている。
12はホース4の上流側部分が接続されるプラグで、該プラグ12は、図3に示す如く、一側に開口してホース接続口13Aが設けられ、他側に開口して遮断弁収容部13Bが設けられた段付筒状の継手部材13と、該継手部材13の外周側に係合状態で設けられ、他側に向けて延びた円筒状のホルダ筒14と、前記継手部材13の遮断弁収容部13Bに螺着され、中心部を貫通して後述の通路パイプ35が挿通するパイプ挿通穴15Aが形成されたパイプホルダ15とにより大略構成されている。
ここで、継手部材13には、その他端面に位置して複数本、例えば2本の回り止めピン16,16が軸方向に圧入され、該各回り止めピン16は、継手部材13と後述するソケット20の中空軸体22とを回転不能に連結するものである。これにより、各回り止めピン16は、継手部材13に対して中空軸体22が回転しないように固定することで、中空軸体22の他端部に後述の継手部材21を螺着できるようにするものである。
また、ホルダ筒14の外周面には、第2の結合部材の一部を構成するボール係合溝14Aが全周または周方向の複数箇所に設けられている。また、ホルダ筒14の他端部には、ソケット20側の案内ピン27を軸方向にのみ移動可能に案内する案内溝14Bが設けられている。
さらに、パイプホルダ15のパイプ挿通穴15Aは一側が拡開し、この拡開部に後述する遮断弁19の弁座を構成するシールリング17が装着されている。また、継手部材13とパイプホルダ15との間はシールリング18によりシールされている。
なお、継手部材13は耐水素性が要求され、ホルダ筒14には機械的な強度が要求されるために、両者は別部材として形成している。しかし、継手部材13とホルダ筒14とは一体に形成してもよいものである。
19は継手部材13の遮断弁収容部13B内に設けられたプラグ側の遮断弁で、該遮断弁19は、プラグ12とソケット20とが相対移動したときに該プラグ12内を外部に対して遮断するものである。また、遮断弁19は、弁座を構成するシールリング17に離着座するボール弁体19Aと、該ボール弁体19Aを着座方向に付勢する弁ばね19Bとにより大略構成されている。
そして、遮断弁19は、プラグ12とソケット20とが後述の結合ピン38により結合された状態では、ボール弁体19Aが通路パイプ35により押動されて開弁する。一方、結合ピン38を切断してプラグ12とソケット20とが相対移動したときには、弁ばね19B、水素ガスの圧力によりボール弁体19Aをシールリング17に着座させて閉弁し、水素ガスの流出を止める。
20はプラグ12の他側に離脱可能に取付けられたソケットで、該ソケット20はホース4の下流側部分が接続されるものである。そして、ソケット20は、後述の継手部材21、中空軸体22、カバー筒26、移動筒体28、インナケース31、アウタケース33、通路パイプ35等により大略構成されている。
21はソケット20の他端部に設けられた継手部材で、該継手部材21は、図4に示す如く、他側に開口するホース接続口21Aと、一側に開口する遮断弁収容部21Bとが設けられた段付筒状に形成されている。
22は継手部材21とプラグ12との間に設けられた中空軸体で、該中空軸体22には、中心部を貫通して後述の通路パイプ35が挿通するパイプ挿通穴22Aが形成されている。また、中空軸体22は、図3、図4に示すように、軸方向の中間部から他側が小径部22Bとなり、他端部が大径部22Cとなる長尺な段付筒状に形成されている。
また、小径部22B先端は、継手部材21の遮断弁収容部21Bに螺着されている。一方、大径部22Cには、プラグ12側の継手部材13に設けられた回り止めピン16が離脱可能に挿嵌するピン挿嵌穴22Dが設けられている。さらに、小径部22Bのほぼ中間部にはパイプ挿通穴22Aを後述の圧力室bに連通する連通穴22Eが径方向に貫通して設けられている。
ここで、中空軸体22のパイプ挿通穴22Aは、他側が拡開し、この拡開部に後述する遮断弁34の弁座を構成するシールリング23が装着されている。また、パイプ挿通穴22Aの一側は拡開してホルダ挿入穴22Fとなり、該ホルダ挿入穴22Fにはパイプホルダ15が離脱可能に挿入されている。また、ホルダ挿入穴22Fとパイプホルダ15との間には、後述する通路パイプ35から流出する水素ガスが溜まる圧力室aが画成されている。
また、小径部22Bの一端部には、継手部材21との間をシールするシールリング24が設けられ、ホルダ挿入穴22Fには、パイプホルダ15との間をシールするシールリング25が設けられている。さらに、小径部22Bの外周側には、後述するアウタケース33の一側への移動を制限する段部22Gが設けられている。
26は中空軸体22の大径部22C外周側に係合状態で嵌合したカバー筒で、該カバー筒26には、ホルダ筒14の案内溝14Bに係合する案内ピン27が径方向に突出して設けられ、これにより、後述する結合ピン38がカバー筒26とホルダ筒14の相対回転により破断しないようにしている。
28は中空軸体22の小径部22B外周側に軸方向に移動可能に設けられた移動筒体で、該移動筒体28は、小径部22Bとの間にシールリング29,30により圧力室bを画成している。この圧力室bは、前述した圧力室aとほぼバランスしている。これにより、後述の結合ピン38に対して水素ガスの圧力が切断するように作用するのを防止している。このように本実施の形態による第1の結合手段としての結合ピン38は、実質的に外力のみによって破断し、結合が解除される。
また、31は移動筒体28の外周側に固定ピン32を介して一体的に取付けられた円筒状のインナケースで、該インナケース31は、ホルダ筒14の外周側に向け一側に延びている。また、インナケース31の一側には、第2の結合部材の一部を構成するボール収容穴31Aが周方向の複数箇所に設けられている。
33はインナケース31に外嵌して設けられたアウタケースで、該アウタケース33は、他側の底部33Aが中空軸体22の小径部22B外周側に軸方向に移動可能に取付けられている。また、アウタケース33の一端部には、第2の結合部材の一部を構成するボール逃し段部33Bが設けられ、該ボール逃し段部33Bは、後述するボール39が径方向外側に移動し、ホルダ筒14のボール係合溝14Aから離脱するのを許すものである。
34は継手部材21の遮断弁収容部21B内に設けられたソケット側の遮断弁で、該遮断弁34は、プラグ12とソケット20とが相対移動したときに該ソケット20内を外部に対して遮断するものである。また、遮断弁34は、プラグ側の遮断弁19と同様に、ボール弁体34A、弁ばね34B等により構成されている。
そして、遮断弁34は、プラグ12とソケット20とが後述の結合ピン38により結合された状態では、ボール弁体34Aが通路パイプ35により押動されて開弁する。一方、結合ピン38を切断してプラグ12とソケット20とが分離方向に相対移動したときには、弁ばね34B、水素ガスの圧力によりボール弁体34Aをシールリング23に着座させて閉弁し、水素の流出を止める。
35はプラグ12とソケット20とに亘って設けられた通路パイプで、該通路パイプ35は、パイプホルダ15のパイプ挿通穴15Aと中空軸体22のパイプ挿通穴22Aとに軸方向に移動可能に挿入されている。そして、通路パイプ35は、両端部に設けられた開口部35A,35Aを介してプラグ12とソケット20との間で水素ガスを流通させるものである。また、通路パイプ35の中間部には、径方向に貫通して抜止めピン36が設けられ、該抜止めピン36の移動量はワッシャ37により制限され、これにより、通路パイプ35の脱落を防止している。
ここで、通路パイプ35は、プラグ12とソケット20とが後述の結合ピン38により結合された状態では、両端部で遮断弁19,34のボール弁体19A,34Aを押動して開弁させ、また結合ピン38を切断してプラグ12とソケット20とが相対移動したときには、ボール弁体19A,34Aがシールリング17,23に着座するのを許す長さ寸法に設定されている。
38はプラグ12のホルダ筒14とソケット20のカバー筒26との間に設けられた第1の結合部材としての複数本の結合ピンで、該各結合ピン38は、常時はプラグ12とソケット20とを軸方向に位置決め状態で結合している。一方、結合ピン38は、プラグ12とソケット20とを分離する方向(矢示A,B方向)に一定以上の外力が加わったときに破断し、該プラグ12とソケット20を分離方向に相対移動させるものである。
39はホルダ筒14のボール係合溝14B、インナケース31のボール収容穴31A、アウタケース33のボール逃し段部33Bと共に第2の結合部材を構成する複数個のボールを示している。そして、各ボール39は、プラグ12とソケット20とが結合ピン38により結合された状態では、ホルダ筒14のボール係合溝14Aとインナケース31のボール収容穴31Aとの間に収容され、ホルダ筒14とインナケース31とを軸方向に固定し、プラグ12とソケット20とを一体的に結合している。
一方、各ボール39は、結合ピン38が切断され、プラグ12とソケット20とが分離方向(矢示A,B方向)に一定以上移動したときには、図9に示すように、インナケース31のボール収容穴31Aとアウタケース33のボール逃し段部33Bとの間に収容され、プラグ12とソケット20とを相対移動させるものである。
本実施の形態による充填装置1は、上述したような構成を有するもので、次に、その作動について説明する。
まず、充填装置1の充填エリアに自動車2を止め、充填口を開く。そして、充填装置1のホース4先端に設けられた接続口4Aを充填口に接続し、計量器3から水素ガスを供給する。これにより、ホース4を介して自動車2に水素ガスを充填することができる。
次に、充填装置1のホース4に設けられた緊急離脱カプラ11の動作について、図2ないし図9を参照して説明する。
充填装置1により自動車2に水素ガスを充填しているときに、運転者が誤まって自動車2を発進させてしまい、ホース4を無理に引張ってしまうことが考えられる。
このような場合、緊急離脱カプラ11には、図2に示すように、プラグ12を矢示A方向に引張る力とソケット20の継手部材21、中空軸体22、カバー筒26を矢示B方向に引張る外力が作用する。そして、プラグ12とソケット20とを分離するように働く矢示A,B方向の引張り力が一定以上になると、図5に示すように、結合ピン38が切断し、プラグ12とソケット20の継手部材21、中空軸体22、カバー筒26とが相対移動する。
このときには、プラグ12の継手部材13とソケット20の継手部材21とが離間したことにより、各遮断弁19,34を閉弁することができ、ホース4に引張り力が作用した初期の段階でプラグ12,ソケット20からの水素ガスの漏れを阻止することができる。
また、プラグ12とソケット20とを分離方向にさらに引張ると、図6に示すように、中空軸体22の段部22Gがアウタケース33の底部33Aに当接するから、この位置からは図7に示す如くアウタケース33も中空軸体22等と一緒に矢示B方向に移動させることができる。
そして、アウタケース33等が矢示B方向に移動し、その移動量が一定寸法を超えると、図8に示すように、プラグ12のホルダ筒14とソケット20のインナケース31とを結合している各ボール39の外周側にアウタケース33のボール逃し段部33Bが配置される。
これにより、ホルダ筒14とインナケース31とを結合している各ボール39は、アウタケース33のボール逃し段部33B側に逃げることができ、プラグ12とソケット20との結合状態を解除することができる。この結果、図9に示す如く、プラグ12とソケット20とは完全に分離することができる。
かくして、第1の実施の形態によれば、プラグ12とソケット20との間には、常時は両者を位置決め状態に結合し、プラグ12とソケット20とを分離する方向(矢示A,B方向)に一定以上の外力が加わったときに切断して相対移動させる結合ピン38と、常時は両者を固定的に結合し、プラグ12とソケット20とが分離方向に一定以上移動したときに分離する第2の結合部材をなすボール39等とを設け、プラグ12,ソケット20には相対移動したときにプラグ12,ソケット20からの水素ガスの流出を阻止する遮断弁19,34を設ける構成としている。
従って、緊急離脱カプラ11は、そのプラグ12とソケット20とを分離方向に作用する一定以上の外力によって移動し、分離することができる。この結果、緊急離脱カプラ11は、プラグ12とソケット20とを外力の作用でのみ分離することができるから、充填する流体の圧力に関係なく、確実かつ安全に分離することができ、超高圧な水素ガスの充填装置1に適用することができる。
また、プラグ12とソケット20とが分離方向に相対移動した初期段階で、遮断弁19,34により水素ガスの流出を阻止することができ、安全性、信頼性を向上することができる。
次に、図10ないし図18は本発明の第2の実施の形態を示している。本実施の形態の特徴は、プラグとソケットに対して分離方向に一定以上の外力が加わったときに筒体に対してプラグとソケットの相対移動を可能とする第1の結合部材と、第1の結合手段による結合が解除されて筒体に対してプラグとソケットとが相対移動したときにプラグとソケットとを分離する第2の結合部材とを備えたことにある。
図10において、41は充填エリアに配設された本実施の形態による充填装置で、該充填装置41は、箱体状に形成された計量器42と、該計量器42から可撓性をもって延びたホース43とにより大略構成されている。また、ホース43の途中には、後述の緊急離脱カプラ51が取付けられ、計量器42には該緊急離脱カプラ51の外筒体71をつなぎとめるワイヤ44が設けられている。
51は充填装置41のホース43に設けられた第2の実施の形態による緊急離脱カプラで、該緊急離脱カプラ51は、図11ないし図18に示す如く、後述するプラグ52、遮断弁58,67、ソケット59、連結部材75、結合ピン74により大略構成されている。
52はホース4の上流側部分が接続されるプラグで、該プラグ52は、後述する継手部材53、パイプホルダ54、プラグ側係合筒57により大略構成されている。
53はプラグ52を構成する円筒状の継手部材で、該継手部材53には、図12に示す如く、一側に位置してホース接続口53Aが開口し、他側に位置して遮断弁収容部53Bが開口している。
54は継手部材53の他側に取付けられた中空円筒状のパイプホルダで、該パイプホルダ54の中心部には、後述の通路パイプ68が挿通するパイプ挿通穴54Aが貫通して形成されている。また、パイプホルダ54は、軸方向の中間部から一側が大径部54Bとなり、他側が小径部54Cとなる長尺な段付筒状に形成されている。そして、パイプホルダ54は、その大径部54Bが継手部材53の遮断弁収容部53Bに螺着されている。
ここで、パイプホルダ54のパイプ挿通穴54Aは、図12に示すように一側が拡開し、この拡開部に後述する遮断弁58の弁座を構成するシールリング55が装着されている。また、継手部材53とパイプホルダ54との間はシールリング56によりシールされている。
57はパイプホルダ54の外周側に設けられ、後述するソケット側係合筒66、連結部材75と共に第2の結合部材を構成するプラグ側係合筒で、該プラグ側係合筒57は、継手部材53の他端面に当接するようにパイプホルダ54の大径部54B外周に螺着されている。また、プラグ側係合筒57の他側部分は、後述する連結部材75が係合する大径なフランジ部57Aとなり、該フランジ部57Aの一側部分は、図16に示すように、矢示A方向に移動したときに連結部材75を径方向外側に押動する傾斜面57Bとなっている。
58は継手部材53の遮断弁収容部53B内に設けられたプラグ側の遮断弁で、該遮断弁58は、弁座を構成するシールリング55、ボール弁体58A、弁ばね58Bにより大略構成されている。そして、遮断弁58は、プラグ52とソケット59とが後述の連結部材75により連結された状態では開弁している。一方、連結部材75が取外されてプラグ52とソケット59とが分離したときには閉弁し、水素ガスの流出を止める。
59はプラグ52の他側に離脱可能に取付けられたソケットで、該ソケット59はホース43の下流側部分が接続されるものである。そして、ソケット59は、後述の継手部材60、筒部材61、ソケット側係合筒66、通路パイプ68等により大略構成されている。
60はソケット59の他端部に設けられた継手部材で、該継手部材60は、図13に示す如く、他側に開口するホース接続口60Aと、一側に開口する遮断弁収容部60Bとが設けられている。
61は継手部材60の一側に設けられた筒部材で、該筒部材61は、その一側部分が継手部材60の遮断弁収容部60B内に螺着されている。また、筒部材61内には、後述の通路パイプ68が挿通するパイプ挿通穴61Aと、プラグ52を構成するパイプホルダ54の小径部54Cが離脱可能に挿入するホルダ挿入穴61Bとが段付穴として形成されている。
ここで、筒部材61のパイプ挿通穴61Aは、他側が拡開し、この拡開部に後述する遮断弁67の弁座を構成するシールリング62が装着されている。また、筒部材61と継手部材60との間にはシールリング63が設けられ、ホルダ挿入穴61Bには、パイプホルダ54との間をシールするシールリング64が設けられている。さらに、筒部材61の外周側には、一側に位置して後述の外筒体71との間をシールするシールリング65が装着されている。
66は筒部材61に設けられ、第2の結合部材の一部を構成するソケット側係合筒で、該ソケット側係合筒66は、筒部材61のホルダ挿入穴61Bに螺着されている。また、ソケット側係合筒66は、プラグ側係合筒57と対面する一側に大径なフランジ部66Aを有している。
67は継手部材60の遮断弁収容部60B内に設けられたソケット側の遮断弁で、該遮断弁67は、プラグ側の遮断弁58と同様に、ボール弁体67A、弁ばね67B等により構成されている。そして、遮断弁67は、プラグ側の遮断弁58と同様の条件で開弁、閉弁する。
68はプラグ52とソケット59とに亘って設けられた通路パイプで、該通路パイプ68は、パイプホルダ54のパイプ挿通穴54Aと筒部材61のパイプ挿通穴61Aとに軸方向に移動可能に挿入されている。そして、通路パイプ68は、両端部に設けられた開口部68A,68Aを介してプラグ52とソケット59との間で水素ガスを流通させるものである。
また、通路パイプ68の中間部には、径方向に貫通して抜止めピン69が設けられ、該抜止めピン69の移動量はワッシャ70により制限され、これにより、通路パイプ68の脱落を防止している。また、通路パイプ68は、第1の実施の形態による通路パイプ35と同様の条件に基づいて長さ寸法が設定されている。
71はプラグ52とソケット59の外周側に設けられた筒体としての外筒体で、該外筒体71は、プラグ52の継手部材53とソケット59の筒部材61に移動可能に嵌合する円筒形状をなしている。そして、外筒体71は、後述の連結部材75を外周側から押えて係合筒57,66の結合状態を保持するものである。また、外筒体71の内周面には、継手部材53、連結部材75に対する移動を滑らかにするブッシュ72が設けられている。また、外筒体71の内周面には、継手部材53との間をシールするシールリング73が装着されている。さらに、外筒体71の一端部には、図12に示すように掛け穴71Aが形成され、該掛け穴71Aには充填装置41のワイヤ44が掛け止めされている。
74はソケット59の筒部材61と外筒体71との間に設けられた第1の結合部材としての複数本の結合ピンで、該各結合ピン74は、常時はソケット59と外筒体71とを軸方向に位置決めするように結合している。一方、結合ピン74は、プラグ52とソケット59とを分離する方向(矢示A,B方向)に一定以上の外力が加わったときに破断し、充填装置41側につながれた外筒体71に対してプラグ52とソケット59との相対移動を可能とするものである。
75,75,…はプラグ52とソケット59との間に位置して外筒体71の内周側に設けられた第2の結合部材を構成する連結部材で、該連結部材75は、各係合筒57,66と外筒体71との間に設けられ、図14に示す如く、例えば円筒状の部材を周方向に4分割して形成されている。また、連結部材75の内周側には、プラグ側係合筒57のフランジ57Aとソケット側係合筒66のフランジ部66Aとを衝合させた状態で、これらに外周側から係合する係合凹溝部75Aが形成されている。
そして、各連結部材75は、図11、図12に示す如く、外筒体71により外周側から押えられた状態では、係合凹溝部75Aにより係合筒57,66のフランジ部57A,66Aを対面した状態で固定し、プラグ52とソケット59とを固定的に結合している。
一方、各連結部材75は、外筒体71に対してプラグ52とソケット59とが矢示A,B方向に一定以上相対移動し、その外周側から外筒体71が取除かれたときには、図14、図18に示すように、バラバラになって係合筒57,66の係合を解除し、プラグ52とソケット59とを分離するものである。
次に、第2の実施の形態による充填装置41のホース43に設けられた緊急離脱カプラ51の動作について、図11ないし図18を参照して説明する。
充填装置41により自動車2に水素ガスを充填しているときに、運転者が誤まって自動車2を発進させてホース43を無理に引張ると、緊急離脱カプラ51には、図11に示すように、充填装置41につながれた外筒体71に対してプラグ52とソケット59とを引き離すように矢示A,B方向の外力が作用する。そして、外筒体71からプラグ52とソケット59とを分離させるように働く矢示A,B方向の引張り力が一定以上になると、結合ピン74が切断し、外筒体71に対してプラグ52とソケット59との相対移動を可能とする。
また、外筒体71に対するプラグ52とソケット59の移動量が一定以上となると、図15に示すように、各連結部材75の外周側から外筒体71が取除かれ、連結部材75による係合筒57,66の係合状態が解除される。
また、各連結部材75の外周側から外筒体71が外れた状態で、ソケット59を引張ると、図16に示すように、プラグ52のプラグ側係合筒57とソケット59のソケット側係合筒66とが離間する。このときには、図17に示すように、各遮断弁58,67を閉弁することができ、プラグ52,ソケット59からの水素ガスの漏れを阻止することができる。
そして、外筒体71とソケット59とをさらに離間させることにより、図18に示すように、プラグ52とソケット59とは完全に分離することができる。
かくして、このように構成された第2の実施の形態においても、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に、第2の実施の形態によれば、充填装置41につなげた外筒体71に対してソケット59等を引張ることにより、該ソケット59とプラグ52とを分離させる構成としている。これにより、引張り力がプラグ52と計量器42との間のホース43の上流側部分に作用するのを防止でき、ホース43の上流側部分が損傷するのを防止して、信頼性を向上することができる。
なお、第2の実施の形態では、外筒体71はワイヤ44を介して充填装置41につなげる構成としている。しかし、本発明はこれに限らず、外筒体71は例えば充填装置41に隣接して設けられた支柱等の構造物にワイヤ44を介してつなげる構成としてもよい。また、ワイヤ44に代えてチェーン等を用いて外筒体71をつなげてもよい。
次に、図19は本発明の第3の実施の形態を示している。本実施の形態の特徴は、プラグまたは前記ソケットには、前記各遮断弁により前記プラグとソケット内を外部に対して遮断してから前記プラグと前記ソケットが分離するまでの間に、前記各遮断弁間を外部に解放する解放通路を設ける構成としたことにある。なお、本実施の形態では、前述した第2の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
ここで、前述した第2の実施の形態においては、離脱時のパイプホルダ54の小径部54Cが、ホルダ挿入穴61Bから抜ける際に、前記遮断弁58,67間の通路パイプ68内等に残ったガス圧が、プラグ52の離脱方向に作用する。よって、通路パイプ68の容積小さくし、さらに、シールリング64等の摺動抵抗を調整し、離脱する際のガス圧の影響を最小限にする必要がある。
しかし、緊急離脱カプラに高圧ガスを用いる際には、上述した摺動抵抗の調整では、調整が困難な場合がある。そこで、第3の実施の形態では、プラグ52とソケット59の離脱途中で、通路パイプ68内等に残ったガス圧を放出し、ガス圧の影響を最小限にするものである。
91はソケット側係合筒66の内周に設けられた環状のシールリングで、該シールリング91は、前述した第2の実施の形態によるシールリング64との間に空間を形成する。さらに、この空間を広げるために、ソケット側係合筒66の内周には、拡径部92が形成されている。また、ソケット側係合筒66には、拡径部92と連通し、径方向に延びる複数の解放通路93(2本のみ図示)が形成されている。
第3の実施の形態は上述の如き構成を有するもので、前述した第2の実施の形態とほぼ同様の作用効果を奏する。特に、第3の実施の形態によれば、プラグ52とソケット59が離脱することにより、パイプホルダ54の小径部54Cがホルダ挿入穴61Bから抜ける。この際、小径部54Cの先端(図中右端)が、シールリング64から抜けたときに、前記遮断弁58,67間に残ったガスが各部材の隙間、拡径部92、解放通路93を介してソケット側係合筒66の外周に流れる。このときに、ソケット側係合筒66の外周は、連結部材75が外れて大気に解放された状態となっているから、通路パイプ68内等に残ったガス圧は解放通路93等を介して大気に解放することができる。
そして、その後、小径部54Cの先端(図中右端)が、シールリング91から抜けるときには、プラグ52の離脱方向に作用するガス圧は十分に減圧されており、離脱の瞬間のガス圧の影響(分離力)は最小限とすることができる。
なお、上述した第3の実施の形態は、第2の実施の形態に解放通路93等を設けた場合について説明したが、本発明はこれに限らず、第3の実施の形態による解放通路93等を第1の実施の形態に適用してもよい。この場合、中空軸体22の大径部22Cに、その内周から外周に貫通する通路(解放通路)を設ければよい。
本発明の第1の実施の形態に係る緊急離脱カプラを備えた充填装置を示す外観図である。 第1の実施の形態による緊急離脱カプラを示す縦断面図である。 緊急離脱カプラのプラグ側を拡大して示す要部拡大の縦断面図である。 緊急離脱カプラのソケット側を拡大して示す要部拡大の縦断面図である。 結合ピンが切断してプラグとソケットが相対移動した状態を示す緊急離脱カプラの縦断面図である。 プラグとソケットが相対移動し、中空軸体の段部がアウタケースの底部に当接した状態を示す緊急離脱カプラの縦断面図である。 中空軸体の段部をアウタケースの底部に当接させ、さらにプラグとソケットを相対移動した状態を示す緊急離脱カプラの縦断面図である。 プラグとソケットを結合しているボールの外周側にアウタケースのボール逃し段部を配置した状態を示す緊急離脱カプラの縦断面図である。 プラグとソケットを分離した状態を示す緊急離脱カプラの分解縦断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る緊急離脱カプラを備えた充填装置を示す外観図である。 第2の実施の形態による緊急離脱カプラを示す縦断面図である。 緊急離脱カプラのプラグ側を拡大して示す要部拡大の縦断面図である。 緊急離脱カプラのソケット側を拡大して示す要部拡大の縦断面図である。 第2の結合部材を構成する各係合筒、連結部材を分解した状態で示す分解斜視図である。 結合ピンが切断して外筒体に対しプラグとソケットとが相対移動した状態を示す緊急離脱カプラの縦断面図である。 連結部材による結合が解除され、プラグとソケットが分離方向に移動した状態を示す緊急離脱カプラの縦断面図である。 プラグとソケットを分離方向にさらに移動し、各遮断弁が閉弁した状態を示す緊急離脱カプラの縦断面図である。 プラグとソケットを分離した状態を示す緊急離脱カプラの分解縦断面図である。 第3の実施の形態による緊急離脱カプラを示す縦断面図である。
符号の説明
11,51 緊急離脱カプラ
12,52 プラグ
14 ホルダ筒
14A ボール係合溝(第2の結合部材)
19,34,58,67 遮断弁
20 ソケット
31 インナケース
31A ボール収容穴(第2の結合部材)
33 アウタケース
33B ボール逃し段部(第2の結合部材)
35,68 通路パイプ
38,74 結合ピン(第1の結合部材)
39 ボール(第2の結合部材)
57,66 係合筒(第2の結合部材)
71 外筒体(筒体)
75 連結部材(第2の結合部材)
93 解放通路

Claims (4)

  1. 内部の通路に流体を流通させるプラグおよびソケットと、
    前記プラグとソケットとを結合して設けられ、前記プラグとソケットに対して分離方向に一定以上の外力が加わったときに該プラグとソケットの相対移動を可能とする第1の結合部材と、
    前記プラグとソケットとを結合して設けられ、前記第1の結合部材による結合が解除されて前記プラグとソケットとが相対移動したときに前記プラグとソケットとを分離する第2の結合部材と、
    前記プラグとソケットとにそれぞれ設けられ、前記プラグとソケットとが相対移動したときに前記プラグとソケット内を外部に対して遮断する遮断弁とにより構成してなる緊急離脱カプラ。
  2. 前記各遮断弁は前記第1の結合部材による結合が解除されて前記プラグとソケットが相対移動したときに遮断する構成としてなる請求項1に記載の緊急離脱カプラ。
  3. 内部の通路に流体を流通させるプラグおよびソケットと、
    前記プラグおよび/またはソケットの外周側に設けられた筒体と、
    前記筒体とプラグまたはソケットとを結合して設けられ、前記プラグとソケットの分離方向に一定以上の外力が加わったときに前記筒体に対してプラグとソケットの相対移動を可能とする第1の結合部材と、
    前記プラグとソケットとを結合して設けられ、前記第1の結合手段による結合が解除されて前記筒体に対してプラグとソケットとが相対移動したときに前記プラグとソケットとを分離する第2の結合部材と、
    前記プラグとソケットとにそれぞれ設けられ、前記第2の結合手段により前記プラグとソケットとが分離方向に移動したときに前記プラグとソケット内を外部に対して遮断する遮断弁とにより構成してなる緊急離脱カプラ。
  4. 前記プラグまたは前記ソケットには、前記各遮断弁により前記プラグとソケット内を外部に対して遮断してから前記プラグと前記ソケットが分離するまでの間に、前記各遮断弁間を外部に解放する解放通路を設ける構成としてなる請求項1,2または3に記載の緊急離脱カプラ。
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