JPH0379887A - 地中埋設用多孔管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は地中埋設用多孔管に関する。

従来の技術 電線などを地中に敷設する際には、この電線を多孔管に
通して、この多孔管を地中に埋設することが多い、この
ような多孔管として、従来、たとえば鋳鉄製の大径の外
測管の内部に、複数の樹脂製の小径の内側管を配置し、
これら外側管と内側管との間にモルタルを充填したもの
などが利用されている。電線は、その用途１種類などに
より仕分けられて、各内側管に通される。

発明が解決しようとする課題 しかし、このような大径の外測管を利用する場合に、埋
設路の途中に障害物が存在してその敷設深さに制約が生
じる場合など、配管スペース上の制約を有する箇所があ
ると、その箇所での配管を行えなくなるという問題点が
ある。このような場合に従来は、その箇所のみは管路の
敷設は行わず、現場打ちコンクリート工法によって対応
している。

しかし、コンクリートの打設のために工事に手間を要し
て多大な時間が掛かってしまうという問題点がある。

そこで本発明はこのような問題点を解決し、配管スペー
ス上の制約を有する箇所においても、この制約を回避し
て管路全地中に埋設することのできる地中埋設用多孔管
を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段 上記目的を遠戚するため本発明は、地中に埋設される多
孔管の管路に対し配管スペース上の制約を有する箇所に
おいて、この管路を、前記配管スペース上の制約を回避
可能な複数の小径管に分けて配管したものである。

作用 このような構成によれば、小径管を用いて配管すること
で、障害物などの存在により敷設深さを大きくとれない
箇所などにおいても、何ら問題なく管路が敷設される。

また、複数の小径管に分けて配管することにより、配管
スペース上の制約を受けない箇所と同等かそれ以上の管
路断面積が確保される。このように配管スペース上の制
約を受ける箇所においても管路が埋設され、従来のよう
なコンクリートの現場打ち作業が不要となるため、簡単
かつ迅速な作業が可能になる。

実施例 第１図および第２図において、１は地中に埋設される管
路で、その途中には障害物２が存在する。

障害物２から距離をおいた位置には、通常管路３が敷設
されている。

この通常管路３は多孔管４にて構成され、この多孔管４
は、第３図に示すように、ダクタイル鋳鉄製、Ｓ製、＃
Ｍ脂製なとの大径の外側管５の内部に複数の樹脂製など
の小径の内側管６を配置し、これら両管５，６の間にモ
ルタル７を充填した構成となっている。第３図は、この
ような多孔管４の継手構造をも示す、すなわち、互いに
接続される多孔管４の一方の外側管５には受口８が形成
され、また他方の外側管５には受口８に挿入される挿口
９が形成されている。受口８の開口端に形成された７ラ
ンジ１０と挿口９に形成された突起１１とがボルト１２
にて互いに締結されることにより、各内側管６どうしを
芯合わせした状態で、受口８と挿口９とが互いに固定さ
れる。１３は押輪で、ボルト１２にねじ合わされたナツ
ト１４にて受口８に締付けられることにより、受口挿口
間のシール材１５を圧縮可能である。

第２図に示すように障害物２が存在する箇所は、管路１
の敷設深さを大きくとることができず、通常管路３と同
様の多孔管４を敷設することはできない、そこでこの部
分には、以下に述べるような特殊管路１６を敷設する。

すなわち、障害物２を間に挟んで位置するふたつの通常
管路３のそれぞれの端部には、この通常管路を二叉に分
岐するＹ字管１７が接続されて％１１る。

このＹ字管１７は、第４図および第５図にも示すように
、通常管路との接続端１８から分岐端１９に向けて徐々
に口径が小さくなるように形成されている。

第６図に示すように、接続端１８における内側管６の配
置は多孔管４のそれに一致させてあり、これら内側管６
はＹ字管１７の内部で二群に分けられる。

そして、そのうちの−群は第７図に示すように一方の分
岐端１９へ導かれ、他の一群は第８図に示すように他方
の分岐端１９へ導かれている０両Ｙ字管１７の各分岐端
１９どうしは、一対の小径管２０にて、それぞれ互いに
接続されている。これら小径管２０は、それぞれ第７図
、第８図と同様の断面構造を有し、分岐端１９に接続さ
れる曲管部２１と、曲管部２１どうじを接続する直管部
２２とを有している。多管どうしの接続部には、第３図
と同様の継手構造がとられる。

このような構成において、障害物２が存在する箇所では
、小径管２０を通すことによって、許容敷設深さの範囲
内で管路を敷設することができる。

したがって、このような箇所においても、従来のような
コンクリートの現場打ち作業は不要となり、管路の敷設
作業のみを行えばよいことから、簡単かつ迅速な工事が
可能になる。

また、Ｙ字管１７により一対の小径管２０に分岐するた
め、通常管路３と同等かそれ以上の管路断面積を確保で
きる。なお、ここでは一対の小径管２０に分岐する場合
について説明したが、必要に応じて３以上の複数の小径
管２０に分岐することもできる。

なお第１図および第２図では、両側の通常管路３が水平
方向にずらせて敷設されており、そのため曲管部２０を
用いて両者の心合わせを行うものを例示したが、これら
通常管路３が一直線上に敷設されている場合には、小径
管２０は直管状のものだけを利用すれば足りる。

発明の効果 以上述べたように本発明によると、配管スペース上の制
約を有する箇所において、管路を複数の小径管に分けて
配管したものであるため、このような配管スペース上の
制約を回避したうえで、他の箇所と同等かそれ以上の管
路断面積を確保することができる。また、従来のように
コンクリートの現場打ち作業を行うものに比ベニ事が簡
単かつ迅速になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の地中埋設用多孔管の平面図
、第２図は同多孔管の正面図、第３図は同多孔管の継手
構造を示す断面図、第４図は第１図におけるＹ形管の正
面図、第５図は第４図のＹ形管の平面図、第６図〜第８
図は第５図における■〜■矢視図である。 １・・・管路、２・・・障害物、３・・・通常管路、１
６・・・特殊管路、１７・・・Ｙ字管、２０・・・小径
管。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、地中に埋設される多孔管の管路に対し配管スペース
   上の制約を有する箇所において、この管路を、前記配管
   スペース上の制約を回避可能な複数の小径管に分けて配
   管したことを特徴とする地中埋設用多孔管。