JPH0379805B2 - - Google Patents
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- JPH0379805B2 JPH0379805B2 JP59049945A JP4994584A JPH0379805B2 JP H0379805 B2 JPH0379805 B2 JP H0379805B2 JP 59049945 A JP59049945 A JP 59049945A JP 4994584 A JP4994584 A JP 4994584A JP H0379805 B2 JPH0379805 B2 JP H0379805B2
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/14—Extreme weather resilient electric power supply systems, e.g. strengthening power lines or underground power cables
Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(本発明の目的)
本発明は、加工性に優れると共に密着性も良好
な水密混和物を用い、作業性の向上を図ること及
び水密性の高い水密絶縁電線を得ることを目的と
するものである。
な水密混和物を用い、作業性の向上を図ること及
び水密性の高い水密絶縁電線を得ることを目的と
するものである。
(従来技術の問題点)
従来、電線の水密性を得る為に、水密混和物を
用いた絶縁電線が提案されている。
用いた絶縁電線が提案されている。
この水密混和物として、粘着性ゴム、例えばブ
チルゴムや天然ゴムに適当量のタツキフアイヤー
(粘着賦与剤)を配合したものや、常温硬化型液
状ゴム等の液状の混和物があるが、粘着性ゴムは
撚線工程時に充填する際に混和物同志が互にくつ
ついてしまう作業性が非常に劣悪であるし、液状
混和物は、作業環境を汚染したり長時間運転する
と粘度が上昇してしまう等の欠点があつた。
チルゴムや天然ゴムに適当量のタツキフアイヤー
(粘着賦与剤)を配合したものや、常温硬化型液
状ゴム等の液状の混和物があるが、粘着性ゴムは
撚線工程時に充填する際に混和物同志が互にくつ
ついてしまう作業性が非常に劣悪であるし、液状
混和物は、作業環境を汚染したり長時間運転する
と粘度が上昇してしまう等の欠点があつた。
そこで、このような欠点を解決するものとして
ポリエチレンやエチレン系共重合体を主体とする
混和物を使用するものが提供されているが、この
ものは混和物の接着力の関係で初期(未屈曲)に
は水密性がよくても、電線の屈曲等の機械的変形
によつて水密性が低下してしまうという問題点が
あつた。この為に前記の機械的変形等を受けて
も、その後長期に渡つて安定した水密性を保持す
る水密絶縁電線が求められている。
ポリエチレンやエチレン系共重合体を主体とする
混和物を使用するものが提供されているが、この
ものは混和物の接着力の関係で初期(未屈曲)に
は水密性がよくても、電線の屈曲等の機械的変形
によつて水密性が低下してしまうという問題点が
あつた。この為に前記の機械的変形等を受けて
も、その後長期に渡つて安定した水密性を保持す
る水密絶縁電線が求められている。
(本発明の構成)
本発明は、このような点に鑑み前記欠点を解決
せんと従来から使用されている種々のエチレン系
水密混和物の水密性、密着性および作業性等の点
を種々検討の結果、本発明に至つたもので、その
要旨は、撚線導体間に水密混和物を充填してなる
水密絶縁電線に於いて、前記水密混和物として
ASTM−D−2765(架橋ポリエチレンのゲルコン
テント及びスエル比の決定方法)により試料を沸
騰したデカヒドロナフタレン中に6時間浸漬した
後の溶剤抽出率が90〜30%であるエチレン系共重
合体を主成分とした混和物を適用してなることを
特徴とする水密絶縁電線である。
せんと従来から使用されている種々のエチレン系
水密混和物の水密性、密着性および作業性等の点
を種々検討の結果、本発明に至つたもので、その
要旨は、撚線導体間に水密混和物を充填してなる
水密絶縁電線に於いて、前記水密混和物として
ASTM−D−2765(架橋ポリエチレンのゲルコン
テント及びスエル比の決定方法)により試料を沸
騰したデカヒドロナフタレン中に6時間浸漬した
後の溶剤抽出率が90〜30%であるエチレン系共重
合体を主成分とした混和物を適用してなることを
特徴とする水密絶縁電線である。
前記エチレン系共重合体としては、EVA、
EEA、アドマー(酸変性ポリオレフイン、三井
石油化学社の商品名)、タフマー(エチレン−α
オレフイン共重合体)等を挙げることができ、そ
の他、カーボンブラツク、架橋剤、老化防止剤等
を必要により添加する。そして、これ等の混和物
は、線状、テープ状等に成型加工したものを導体
撚線間に横巻き、縦添えすることによつて施こさ
れる。
EEA、アドマー(酸変性ポリオレフイン、三井
石油化学社の商品名)、タフマー(エチレン−α
オレフイン共重合体)等を挙げることができ、そ
の他、カーボンブラツク、架橋剤、老化防止剤等
を必要により添加する。そして、これ等の混和物
は、線状、テープ状等に成型加工したものを導体
撚線間に横巻き、縦添えすることによつて施こさ
れる。
エチレン系共重合体を主成分としたのは、テー
プ等にすると粘着性がないから作業性に富み、し
かも撚線導体間に横巻き、縦添え等の方法で充填
した後、絶縁被膜の架橋の際同時に架橋すると撚
線導体に強固に密着し高い水密性を示すからであ
る。また、その溶剤抽出率を90〜30%の範囲とし
たのは、90%を越えてもまた30%未満でも導体と
の接着力が大きく低下した水密性が悪るくなるか
らで、90〜30%の範囲が好ましいからである。
プ等にすると粘着性がないから作業性に富み、し
かも撚線導体間に横巻き、縦添え等の方法で充填
した後、絶縁被膜の架橋の際同時に架橋すると撚
線導体に強固に密着し高い水密性を示すからであ
る。また、その溶剤抽出率を90〜30%の範囲とし
たのは、90%を越えてもまた30%未満でも導体と
の接着力が大きく低下した水密性が悪るくなるか
らで、90〜30%の範囲が好ましいからである。
このことは次の実験で明らかである。
すなわち、EVA(VA=28%、MI=15)100重
量部にDCP(架橋剤)0〜2.5重量部配合のコンパ
ウンドを銅テープに貼り合せ、接着力を求めたと
ころ第1図の通りであつた。
量部にDCP(架橋剤)0〜2.5重量部配合のコンパ
ウンドを銅テープに貼り合せ、接着力を求めたと
ころ第1図の通りであつた。
第1図によれば、溶剤抽出率が30%〜60%の範
囲で30Kg/cm以上と接着力が最も強く、それ以下
及び以上になると順次低下し、30%以下及び90%
以上では接着力が大きく低下し水密性が悪るくな
ることが明らかである。
囲で30Kg/cm以上と接着力が最も強く、それ以下
及び以上になると順次低下し、30%以下及び90%
以上では接着力が大きく低下し水密性が悪るくな
ることが明らかである。
第2図は、本発明に係る水密絶縁電線の一例を
示す断面図で、1は導体、2は前記導体1,1間
に充填した水密混和物、3は絶縁体である。該水
密混和物2は、前記した通りのものである。
示す断面図で、1は導体、2は前記導体1,1間
に充填した水密混和物、3は絶縁体である。該水
密混和物2は、前記した通りのものである。
前記したような水密絶縁電線は、例えば、次の
ようにして製造される。
ようにして製造される。
導体1の撚線工程時に、各層ごとに前記したよ
うな水密混和物テープを、縦添え或いは巻付け等
の方法で施し、その撚線を圧縮し円型導体としの
ち、その上に絶縁体を押出し、架橋する。
うな水密混和物テープを、縦添え或いは巻付け等
の方法で施し、その撚線を圧縮し円型導体としの
ち、その上に絶縁体を押出し、架橋する。
この絶縁体の架橋工程で同時に水密混和物も架
橋される。この時の水密混和物の溶剤抽出率(架
橋度)は、30〜90%であることは前記したとおり
である。
橋される。この時の水密混和物の溶剤抽出率(架
橋度)は、30〜90%であることは前記したとおり
である。
実施例 1
EVA(VA%=28% MI=15) 100重量部
カーボンブラツク(ケツチエンブラツク EC)
15〃 DCP 0.5〃 ノクラツク# 300 0.1〃 の配合よりなる水密混和物を用い250mm2の円型水
密導体をつくり、その上に内巻XLPE絶縁体を
夫々1mm厚、4mm厚に押出被覆したのち連続架橋
装置で架橋し、水密絶縁電線を得た。この水密混
和物の溶剤抽出率(架橋度)は43%である。
15〃 DCP 0.5〃 ノクラツク# 300 0.1〃 の配合よりなる水密混和物を用い250mm2の円型水
密導体をつくり、その上に内巻XLPE絶縁体を
夫々1mm厚、4mm厚に押出被覆したのち連続架橋
装置で架橋し、水密絶縁電線を得た。この水密混
和物の溶剤抽出率(架橋度)は43%である。
この得られた電線1m長に対し20Kg/cm2の水圧
を片端面より加えたが、24時間後にも洩水は全く
なかつた。また、同ケーブルを10日で5回の屈曲
を行つた後、同様の水密試験を行なつたが、同様
に水密性は良好であつた。
を片端面より加えたが、24時間後にも洩水は全く
なかつた。また、同ケーブルを10日で5回の屈曲
を行つた後、同様の水密試験を行なつたが、同様
に水密性は良好であつた。
実施例 2
EVA(VA%=40% MI=55) 100重量部
パーカドツクス14(架橋剤) 0.3〃
ノクラツク#
300 0.1〃
実施例1と同様のケーブルを溶剤抽出率34%で
作り、同様の試験を行なつた。
作り、同様の試験を行なつた。
結果は良好であつた。
実施例 3
タフマー(エチレン−αオレフイン共重合体 三
井石油化学工業社製) 100重量部 DCP 0.5〃 ノクラツク# 300 0.05〃 溶剤抽出率(架橋度)60%とし、他は実施例1
と同様の電線を作り、同様の試験を行なつた。結
果は良好であつた。
井石油化学工業社製) 100重量部 DCP 0.5〃 ノクラツク# 300 0.05〃 溶剤抽出率(架橋度)60%とし、他は実施例1
と同様の電線を作り、同様の試験を行なつた。結
果は良好であつた。
実施例 4
EVA(VA=28% MI=150 100重量部
DCP 1.2〃
ノクラツク#
300 0.1〃
溶剤抽出率(架橋度)30%とし、他は実施例1
と同様の電線を作り、同様の試験を行なつた。
と同様の電線を作り、同様の試験を行なつた。
結果は良好であつた。
実施例 5
EVA(VA=28% MI=150) 100重量部
DCP 0.5〃
ノクラツク#
300 0.2〃
溶剤抽出率(架橋度)90%とし、他は実施例1
と同様の電線を作り、同様の試験を行なつた。
と同様の電線を作り、同様の試験を行なつた。
結果は良好であつた。
比較例 1
EVA(VA=28%)MI=15 100重量部
だけのもので溶剤抽出率(架橋度)0%とし、他
は実施例1と同様の電線を作り、同様の試験を行
なつた。結果は、屈曲あり、なし共に水密性は不
良であつた。
は実施例1と同様の電線を作り、同様の試験を行
なつた。結果は、屈曲あり、なし共に水密性は不
良であつた。
比較例 2
EVA(VA=28% MI=15) 100重量部
DCP 0.1〃
ノクラツク#
300 0.05〃
溶剤抽出率(架橋度)94%とし、他は実施例1
と同様の電線を作り、同様の試験を行なつた。結
果は、屈曲のない場合は水密良好であるが、屈曲
後は水密不良であつた。
と同様の電線を作り、同様の試験を行なつた。結
果は、屈曲のない場合は水密良好であるが、屈曲
後は水密不良であつた。
(本発明の効果)
前述の実験結果、実施例及び比較例から明らか
なように、ASTM−D−2765に定める溶剤抽出
率が90〜30%であるエチレン系共重合体を水密混
和物として充填した水密絶縁電線は、屈曲がある
なしにかかわらず十分な水密性を有している。
なように、ASTM−D−2765に定める溶剤抽出
率が90〜30%であるエチレン系共重合体を水密混
和物として充填した水密絶縁電線は、屈曲がある
なしにかかわらず十分な水密性を有している。
以上の通り本発明の水密絶縁電線は、十分に長
期に渡つて優れた水密性を有するばかりでなく、
混和物は粘着性のないテープ等にして撚線導体間
に充填できるので作業性にも富むものである。
期に渡つて優れた水密性を有するばかりでなく、
混和物は粘着性のないテープ等にして撚線導体間
に充填できるので作業性にも富むものである。
第1図は本発明に係る水密混和物の接着力の実
験結果を示すグラフ、第2図は本発明の実施例を
示す断面図である。 1……導体、2……水密混和物、3……絶縁
体。
験結果を示すグラフ、第2図は本発明の実施例を
示す断面図である。 1……導体、2……水密混和物、3……絶縁
体。
Claims (1)
- 1 撚線導体間に水密混和物を充填してなる水密
絶縁電線に於いて、前記水密混和物として
ASTM−D−2765(架橋ポリエチレンのゲルコン
テント及びスエル比の決定方法)により試料を沸
騰したデカヒドロナフタレン中に6時間浸漬した
後の溶剤抽出率が90〜30%であるエチレン系共重
合体を主成分とした混和物を適用してなることを
特徴とする水密絶縁電線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59049945A JPS60193209A (ja) | 1984-03-15 | 1984-03-15 | 水密絶縁電線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59049945A JPS60193209A (ja) | 1984-03-15 | 1984-03-15 | 水密絶縁電線 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60193209A JPS60193209A (ja) | 1985-10-01 |
JPH0379805B2 true JPH0379805B2 (ja) | 1991-12-20 |
Family
ID=12845159
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59049945A Granted JPS60193209A (ja) | 1984-03-15 | 1984-03-15 | 水密絶縁電線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60193209A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02256543A (ja) * | 1989-03-30 | 1990-10-17 | Aisin Seiki Co Ltd | シートベルトを有する車輌用シート |
-
1984
- 1984-03-15 JP JP59049945A patent/JPS60193209A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60193209A (ja) | 1985-10-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |