JPS63178417A

JPS63178417A - 水密ｏｗ電線

Info

Publication number: JPS63178417A
Application number: JP62009740A
Authority: JP
Inventors: 武男塩野; タサウォリ・シャラザド; 元谷本
Original assignee: Showa Electric Wire and Cable Co
Current assignee: SWCC Corp
Priority date: 1987-01-19
Filing date: 1987-01-19
Publication date: 1988-07-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（発明の技術分野）本発明は、水密型のＯＷ電線（屋外用ビニル絶縁′１線
）に関する。

（発明の技術的背景とその問題点）従来、応力腐食割れによる導体の断線用の架空絶縁電線
としては、緊線間にエチレン−酢酸ビニル共重合体（Ｅ
ＶＡ）やエチレン−アクリル戯エチル共重合体（ＥＥＡ
）のような水密材料を充填した撚線導体上に架橋ポリエ
チレン（ＯＬＰ）絶縁体を設けて成るＯＬＰ絶縁電線が
知られている。

しかしながら、このような水密手段をそのままＯＷ電糾
に適用した場合には、絶縁体を構成するポリ塩化ビニル
（ｐｖｃ　）と水密材料との誘電率（感）が大きく異な
るため、耐電圧等の電気的特性が低下してしまう難点が
ある。

また、絶縁体に配合されたフタル酸ジ（２−エチルヘキ
シル）（ＤＯＰ）のような可塑剤が、水密材料中へ移行
しやすいため、絶縁体の伸びなどの機械的特性が著るし
く低下してしまうという問題があった。

（発明の目的）本発明はこれらの問題を解決するためになされたもので
、素線導体および絶縁体と充分な密着性を有する水密材
料が使用されており、水密性が高くて可塑剤の移行がな
くしかも電気的特性に優れた水密ｏ　ｗｉｌＩＪを提供
することを目的とする。

（発明の概要）すなわち本発明の水密ＯＷ電線は、素線間に水密材料を
充填してなる撚線導体上に、ＰｖＣ絶縁体を被覆して成
る水密ＯＷ１！線において、前記水密材料として、ｐｖ
ｏとエチレン−酢酸ビニル共重合体（ＥＶＡ）とを混合
してなる重合体組成物を用いてなることを特徴としてい
る。

本発明において、水密材料を構成する重合体組成物にお
ける各配合成分の割合は、ＰＶＯを全体の９０〜５０重
量％（以下単に噂と示す。）、１７人を１０〜５０％と
することが望ましい。

各成分の望ましい配合割合をこのような範囲にしたのは
、以下に示す理由による。

すなわち、Ｆｉｖ人の配合割合が組成物全体の１０％未
満で、ＰＶＯの配合割合が９０％を越えた場合には、得
られる重合体組成物が硬くなりすぎて緊線導体との密着
性が著るしく悪くなるため、充分な水密性が得られず、
反対にＥＶＡの配合割合が５０％を越え、ＰＶＯの配合
割合が５０％未満の場合には、ＰＶＯ絶縁体から水密材
料への可塑剤の移行が生じ、望ましくないためである。

また本発明においては、水密材料と素線導体との密着性
を一段と高め水密性を向上させるために、これらの成分
からなる重合体組成物として、重合度が１０００以下の
ものを用いることが望ましい。

さらに本発明においては、このよりなＰＶＯ−ＥＶＡ重
合体組成物に１〜３０％のマレイン酸系添加剤を加え、
導体との密着性をいっそう高めることもできる。

（発明の実施例）以下、本発明の実施例について記載する。

実施例１〜５図に示すように素、Ｉ！１間に、次表に示す組成の成分
を混錬して得られた重合度が１０００以下の重合体組成
物２を充填しながら１９本の硬銅素線１を撚合わせ、６
０−の水密撚線導体３を形成した。次いでこの撚線導体
３上に常法によって３闘厚のＰＶＯ絶縁体４を設けた。

また比較のために、素線間にＰｖＣ又はＥＶＡを単独で
それぞれ充填しながら、硬銅素線を撚合わせ、その上に
実施例と同様にＰＶＣ絶縁体を被覆して水密電線を製造
した。

次いで、前述の実施例と比較例でそれぞれ素線間に充填
した水密材料でシートを作成し、これらのシートの特性
（銅との密着力）をそれぞれ測定した。

また、実施例および比較例で得られた電線の水密性、Ａ
Ｃ破壊電圧（ＡＯＢＤ）、および可塑剤の移行の有無を
、以下に示すような方法でそれぞれ測定した。

すなわち、水密性試験は、適当な長さに切断した電線試
料の一端から０．５気圧の水圧を２４時間かけ、他端か
ら水が漏出するかどうかで調べ、可塑剤の移行の有無は
、電線試料から水密材料を取り出し、この中の可塑剤を
抽出して測定することにより行った。

またＡＯ破壊電圧（ＡＯＢＤ）は、水中に浸漬した電線
試料の導体と絶縁体間にＡＯ電圧をかけ、破壊にいたる
電圧を測定した。

これらの測定結果を次表に示す。

（発明の効果）以上の説明から明らかなように、本発明の水密ＯＷｔ線
においては素線導体との密着力が極めて大きい水密材料
が素線間に充填されているので、水密性が高く異常断線
事故の発生がない。

また、ＰｖＣ絶縁体中の可概剤が水密材料へ移行するこ
とがないので、絶縁体の特性の低下がない。

さらに水密材料が絶縁体と同じＰｖＣを主体として構成
されているので、耐電圧等の電気的特性に優れている。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の水密ＯＷ＠線の実施例の横断面図である
。１、−−−−−−−−−・硬銅緊線２−−−−−−−−−−一重合体組我物４−−−−−−
−−−−−　Ｐ　Ｖ　Ｏ絶縁体図面の浄書！・・・戚銅賽沫２−　　重密狙成１η ４・・・ｐｖｃ％色５禾惨手　　続　　補　　正　　書　（方式）　　　　　　　
　　　６１　事件の表示昭和６２年特許願第９７４０号２　発明の名称水密ＯＷ電線３　補正をする者事件との関係　　　特許出願人川崎市川崎区小田栄２丁目１番１号川崎市川崎区小田栄２丁目１番１号発送日　　昭和６２年　３月３１日補正の対象図　　　面補正の内容図面を別紙添付の通り補正します。以　　上

Claims

【特許請求の範囲】１、素線間に水密材料を充填してなる撚線導体上に、ポ
リ塩化ビニル絶縁体を被覆して成る水密ＯＷ電線におい
て、前記水密材料として、ポリ塩化ビニルとエチレン−
酢酸ビニル共重合体とを混合してなる重合体組成物を用
いてなることを特徴とする水密ＯＷ電線。２、重合体組成物の重合度が１０００以下である特許請
求の範囲第１項記載の水密ＯＷ電線。