JPH0377899A - ナトリウム排泄亢進性ペプチド化合物 - Google Patents

ナトリウム排泄亢進性ペプチド化合物

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JPH0377899A
JPH0377899A JP1212891A JP21289189A JPH0377899A JP H0377899 A JPH0377899 A JP H0377899A JP 1212891 A JP1212891 A JP 1212891A JP 21289189 A JP21289189 A JP 21289189A JP H0377899 A JPH0377899 A JP H0377899A
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peptide
amino acid
peptide compound
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JP1212891A
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Wiedemann Eckhard
エックハート ウィーデマン
Chang Dane
チャン ディン
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Tosoh Corp
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Tosoh Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規なペプチド化合物に関し、このペプチド
化合物は下垂体プロホルモンであるブロオビオ“メラノ
コルチソ(POMC)のN−末端部(NTF)と同様な
配列順序を有する。同じまたに記載の1類似のペプチド
は、体液と電解質のバランスの生理学的m節に関係する
ホルモンとして作用するごとができる。
本発明のベグブード化合物はすトリウム排泄亢進活性お
よび利尿活性を有するので、う、血性心不全症、高血圧
症、その抽水−電解質のバランスの障害の治原に有効C
あ、、C1本発明4jバ二4に記載のらの医薬組成物に
も関する。
[従来の技術および発明が解決1.ようとする課題]P
OMCは、副腎皮質における糖質コルチブイド、ムルモ
ンであるコルチゾールの生産を調節するA CT 11
およびフルチ1トロピン、ならびにβ−リボトロピン、
α〜およびβ−メラノI・ロビン、およびβ−エンドル
フィンなどのいくつかの生理活性なペプチド類を含めた
下垂体由来〉)(ル干ン類の前駆分子であるゆ亮濃度に
おいて、これらペプチド類の全てはに質コルヂコイドホ
ルモンであるアルドステロンの分泌を試験管内でまたは
生体内で刺激することができ、このことG、jl、直接
的な硲MEはないけれどt)1.容量と血圧の動的正常
平衡を生理学的に調節するうえで上記ペプチド類が重要
な役割を演することを示唆している。これらペプチド類
の全てはPO)托分子の中間部分およびC−末端部分に
由来するが、POMCは70個より多数のアミン酸から
なる大きなN−末@部分を有して4写り、その生理学的
機能は未知゛Cある。ライ・−デ′?゛ンら(Wiea
oamann et、 al)(第7回内分泌学アジア
およびオセ°アニア会議1982年、p88)はN T
 F中間領域ベブチ・ド、ずなわら、NTF(32−4
9)を合成し6、それに対する抗匍清を作成12、また
、NTF中間領域様ベグチド類を測定するのに適当な放
射線標識免疫検定法を開発したゆごの検定法を用いて、
3・l・リウム尿排泄元進性動物干ヌfル(単腎臓切除
ラット)の血碩中のNTF中間領域梯免疫反応性物質(
IR−NTF)を測定したところ、ナトリウム排泄監と
血漿IR−NTI? m度との間には一貫した正の相関
が認められた。すなわち、IR−NTFの上昇を阻止す
る実験処置によってすl・リウム尿徘泄亢進も阻止され
た。  (Lin et ai+ 1985. Aei
、、I。Physiol。
249、 P2O3: Liri st al、、 1
987. Aa、、i、Physiol。
252、F27G参照)これらの実験結%、は、NTF
またはNTF由来ペプチドによってすトリウム尿排泄が
亢進することを、証明とは言えないまでも示唆をしてい
る。完全なNTFも、また、NTFの中間部分に由来す
るペプチド類もこれまで利尿またはすl・リウム排泄に
間j、lj−る、−と[、J、知られてなかった。
〔課題を解決する六パめの手段〕
今や、本発明仔ら(、)に記載の゛アミノ酸配列順序N
 T F’(37−49)を有するペプチド類がナトリ
ウム排泄亢進性および利尿性を示ずことを見出j7た。
本発明は、少くとも]−′記の基本的アミノ酸配列順序
を存することを特徴とする合成ペプチド化合物を掛供す
る。
X−Guy−Asn−Guy−Asp−Glu−Gin
−Pro−Lea−Tl+r−Y式中、Xは水素5、単
一アミノ酸(例えば、PFO)、2−・6個のアミノ酸
からなるペプチド(例えば、Phe−Pro、 l′I
ee、−Pt+e−Pro、 Van−Phe−Pro
、 ProJetPhe−Pro、 Pro−Val−
Phe−Pro、 Thr−Pro−Me叡−PheP
ro+ ThrPro−Val−Phe−Pro+ G
lu−↑hr−Pro−NetPhe−ProまたはG
lu−Thr−Pro−Val−Phe−Pro)、炭
水化物または糖脂質であり、YはOH,Nl2 、単一
アミノ酸(例えば、Glu)もしくはそのアミド、2〜
4個のアミノ酸からなるペプチドもしくはそのアミド、
炭水化物または糖脂質であり、また、C末端は遊離酸、
塩またはアミドである。
本発明はまた、上記ペプチドを有効成分とする医薬組成
物を提供する。この医薬組成物はナトリウム排泄充進剤
、利尿剤および抗高血圧症剤として有用であって、うっ
血性心不全症その他の体積動的平衡の不全症ならびに高
血圧症の患者の治療に有効である。
日のベブチ′の ゛ 本発明のペプチドは全て、アミノ酸の配列順序がNTF
の既知配列順序37−45と同じである活性コアをもっ
ている。しかしながら、NTFの45位のスレオニンに
は炭水化物側鎖が付加する一方、本発明の一部のペプチ
ドは炭水化物を含まない。
第1図にはヒトNTFの基本構造が示され、配列(37
−45)には下線がひかれ、また、グリコジル化位置に
は*印が付いている。
NTF配列(37−45)  (以下、r G9TJと
いうことがある。)と同じアミノ酸配列をもつペプチド
の他に、本発明のペプチドには、G9Tをコアに有し且
つN−末端が1.2.3.4.5.6またはそれ以上の
アミノ酸によって伸展せる、またはC−末端が1,2,
3.4またはそれ以上のアミノ酸によって伸展せる、ま
たはN−末端とC−末端の両方がそのように伸展せるペ
プチドが含まれる。C−末端およびN−末端の伸長鎖の
いずれも、NTFの天然の配列における対応するアミノ
酸と同一であっても相違してもよい。
二1±ヱΩ金底 本発明のポリペプチドは下垂体またはその他の組織から
の抽出によって、または、組換えDNA技術によって、
固相法または液相法による化学的合成法により製造でき
る。
好ましい化学的合成法は、メリーフィールド(Merr
ifield) J、As、Ches、Soc、 85
 : 2148(1963)に記載されている固相法で
ある。この方法によれば、4−アルコキシベンジル樹脂
のような固相樹脂に結合せるアミノ酸が、ペプチドのC
末端となるアミノ酸の保護された誘導体に始まり、生長
しつつあるペプチド鎖に一つづつカップリングされる。
この生長過程では、それぞれのアミノ酸について保護基
脱離、中和およびカシプリングからなる完全なサイクル
が行われる。アミノ酸の保護は好ましくは次のように行
われる。すなわち、全てのアミノ酸においてそのα−ア
ミノ基をt−ブチルオキシカルボニル基(Boa)で保
護し、アスパラギン酸およびグルタミン酸のβ−カルボ
キシル基を0−ベンジル基(0−azjりで保護し、セ
リンおよびスレオニン中の水酸基をベンジル% (Bz
j! )で保護し、チロシンの水酸基を2.6−ジク9
0ベンジル基(Cj2JzJ)で保護し、アルギニンの
グアニジノ基およびヒスチジンのイミダゾール基をトシ
ル基(Tos)で保護し、リジンのε−アミノ基をクロ
ロベンジルオキシカルボニル基(CI、−Z)で保護し
、システィンのチオール基をアセトアミノメチル基(A
cs+)で保護する。合成反応完了後保護されたペプチ
ド樹脂を弗化水素で処理することによって樹脂からペプ
チドを除去するとともに保護基を除去する。酢酸水溶液
を用いて粗ペプチドをペプチド樹脂混合物から抽出し、
C−18についてのフラッシュクロマトグラフィーおよ
び逆相高速液体クロマトグラフィー(HPLC)によっ
て精製する。
本発明の合成ペプチドは、所望ペプチドのアミノ酸配列
順序についての知識を有する当業者が適当な装置を用い
て製造することができる。
本発明のペプチドは、また、下垂体から、好ましくは、
ウシ、ブタまたはヒツジの下垂体から天然POMCN−
末端を抽出し、引続き、抽出物の酵素開裂によって所望
構造を有するペプチドとし、これを抽出し、標準的蛋白
精製法によって精製することにより得られる0本発明の
ペプチドは、また、組換えDNA技術によって製造する
ことができる0例えば、所望ペプチドのアミノ酸配列順
序を符号化するオリゴヌクレオチドを合成し、これを適
当なプラスミドに挿入し、次いでこのプラスミドをE、
Co11に導入し、次いでB、Co11中のペプチドを
確立された方法で抽出し、精製することができる。
注m支定 本発明のペプチドの利尿活性およびナトリウム排泄増加
活性はSprague−DawleyまたはLong−
Bvana隨ラットで検定される。ペプチドまたは賦形
剤(対照用)を実験期間において静脈内注射または一つ
の腎動脈への持続注入によって麻酔動物に注入し、また
は、エーテルで簡易に麻酔せる動物に筋肉内もしくは皮
下注射によって注入し、次いで実験期間の完了まで意識
を以って自由に運動さ(することによって検定した。所
定時間後に尿試料を集めて、その量を計るとともに、炎
光分光光度分析(フレーム光度定量)によりナトリウム
およびカリウム濃度を測定した。それぞれの方法の詳細
は後記実施例■〜■において説明する。
拍J!虞孟μ豆m 本発明のペプチド化合物は、うっ血性心不全または水お
よびナトリウム貯留に伴なうその他の症状、例えば慢性
腎不全、肝硬変症の患者、または高血圧産、学者の治療
に有効である。本発明のペプチド化合物は従来の利尿薬
と比較していくつかの利点をもっているやすなわち、ペ
プチドであるが故に、容易に割裂して天然アミノ酸とな
り、生体蛋白構築用ブロックを形成する。非常に高い特
異性を示すが故に、実質的に無毒性であって服用時の副
作用が従来の医薬より低い。心房性すI・リウム排泄亢
進ペプチドのような他のナトリウム排泄先進性ベブチF
と比較して、本発明のペプチド化合物は作用の持続が長
く、従って、投与回数を低減することができる。
本発明のペプチド化合物は利尿薬組成物の活性成分とし
て存用である。この化合物はM酪酸の形でまたはアミド
として、または酢酸塩、クエン酸塩、塩酸塩、マレイン
酸塩、マロン酸塩、シ5、つ酸塩またはコハク酸塩のよ
うな塩として用いることができる。
静脈、筋肉内および皮下注射など非経口的投与用組成物
は、そのまま使用可能な溶液としてまたは投与に先立っ
て無菌水、食塩水もしくはその他の適当な溶削に溶解し
て用いる凍結転R粉末の形に調製することができる。こ
れらの医薬組成物は溶液ad当りペプチド0゜O1〜1
00マイクログラムを含むことができ、ざらに、非活性
成分、例えば、酢酸塩、重炭酸塩または燐酸塩のような
緩衝剤、アスコルビン酸またはトコフェロールのような
抗酸化剤、ブタノールのような防JlfJ、ガラクト・
−ス、グルコース、ラクトース、ソルビトールまたはス
クロースのような浸透圧調節削を含むことができる。
非経口的投与用、特に筋肉内もしくは皮下注射用医薬組
成物は活性が持続するよう特別に調製される。すなわち
、活性ペプチドを吸収せる固体キャリア、例えば、水酸
化亜鉛から、または活性ペプチドを溶解せる粘性液、例
えば、油もしくは部分水添ゼラチンから、または活性ペ
プチドを@潤せるヒドロコロイド、例えば、アルギン酸
ナトリウム、カルボキシメチルセルロース・ナトリウム
塩もしくはポリビニルピロリドンから、または活性ペプ
チドをマイクロカプセル化して含むリボゾームから、そ
れぞれ活性ペプチドが徐々に放出されるように構成する
。医薬組成物は、また、肛門坐剤、算用スプレー剤、舌
下用錠剤、または経皮粘剤とすることができる。本発明
のペプチドを胃および小幅の消化性酵素から保護するた
めの調剤も考えられる。
いかなる投与単位においても活性成分の絶対量は投与方
法および投与率に適当なレベルを超えてはならないが、
他方、小敵の投与回数によって所望投与率が得られるよ
うにずべきである。好ましい投与形態(それに限定され
るわけではないが)は非経口投与、すなわち、静脈、筋
肉内または皮下注射である。好ましいペプチド投与量は
体重−5り0.002〜20.Ox iO−” モア1
/、好ましくは0.02−Z Oxio−9モルである
。しかしながら、いかなる場合においても投与すべき量
は、使用するペプチドの種類、医薬の処方、投与目的お
よび年令、性別および共存する疾病の種類のような要因
に依存するであろう。
〔実施例〕
以下、実施例について本発明を具体的に説明する。
ス】l九1 前記の固相ペプチド合成方法に従って次の配列を有する
ペプチド(以下、F15Rと略称する)を合成した。
Phe−Pro−G l y−Asn−G 1 y−A
sp−G 1 u−G 1 n−Pro−Leu−Th
r−Glu−Asn−Pro−Arg−OHC末端残基
としてのBoc−Arg (Tos)−0−樹脂(置換
度0.38 s+eq/ g )から出発して、保護基
脱離、中和およびカップリング反応のサイクルを次の手
順に従って繰返し14回行った。Boc−Pro、 H
oe−Asn+Boc−Glu(OBzl)+ Boc
−Thr(Bzl)、 Boc−Leu、 Boc−P
rosBoc−Gin、 Boc−Glu(OBzl)
、 Boc−Asp(OBzl)、 Boc−Gly+
 Boc−Asn+ Boc−Gly+ Boc−Pr
oおよびBoc−Phe。
Boc−^rg(Tos)−0−樹脂2.6gを塩化メ
チレン(MeCjl )で3回洗浄し、次いで、TFA
の40容量%(v/v)  MeC4溶液で処理するこ
とによってBoc基を除いた。その際、5分間の予備洗
浄およびそれに続いて30分間の脱保護基反応を行った
アミノ酸樹脂を3回MeC1で洗浄し、2回エタノール
(E tQH)で洗浄し、次いで10%トリエチルアミ
ンMeCJ!溶液で中和した。このWA5分間の予備洗
浄とそれに続き10分間中和処理を行った。樹脂をMe
Cjlで3回洗浄した後カップリング反応を行った。 
Asn’、 Gin”およびAsn’コを組入れる場合
を除き、カップリングは次のように行った。適切なりo
cアミノ酸の3倍過剰量(6ミリモル)のMe(425
M1溶解液を保護基を脱離せるペプチド樹脂に加えた。
2分間撹拌後3倍過剰量(6ミリモル)のジシクロへキ
シルカルボジイミド(DCC)のMeCj15m溶解液
を加え、2時間反応せしめた。 Asn’Gin”およ
びAsn”は、DCCおよびヒドロキシベンゾトリアゾ
ール(HOOT)法、すなわち、6倍過剰量のHOBT
および6倍過剰量のDCCのジメチルホルムアミド/ 
MeCJ  (1: 1)混合物溶解液を用いる方法に
よって組入れた。いずれの場合においても、ペプチド樹
脂はMeCjlで3回洗浄し、EtOHで2回洗浄し、
MeCj?で3回洗浄し、次いでカップリング反応を行
った。カップリング反応の終了はカイザー(Kaise
r)らのニンヒドリン発色試験法によって監視した(A
nal、Bioches、34 : 595−598゜
1970参照)。
合成が完了した後保護されたペプチド樹脂をMeCjl
で洗浄し、TFAの40%MeCj溶解液で30分処理
し、引続き阿ecl 、EtOHおよびMeClで洗浄
し、減圧乾燥した。乾燥ペプチド樹脂を4.0g秤量し
た。アニソール7.5dの存在下に蒸留無水フッ化水素
(HF)70mを用いて一20℃で30分間さらに0℃
で30分間処理することによって、ペプチドの保護基脱
離および開裂を行った。過剰のIFを除去した後、ペプ
チド樹脂混合物を無水エーテルで洗浄して、アニソール
およびその誘導体を除去した。 10%酢酸水溶液にて
粗ペプチドを抽出した。
流量2.5m/分にて0〜100%のBの直線状濃度勾
配(A:0.1%TFAI I!: B :3u%アセ
トニトリル/70%uzotz)を用いて4 X20C
IC−18(J、T。
Baker、 40 m)カラム上フラッシュ・クロマ
トグラフィーにて粗ペプチドの凍結乾燥生成物1.1g
を精製した。溶出液を254nsにて監視し、分析用高
速液体クロマトグラフィーHPLCおよび薄層クロマト
グラフィー(TLC)により分析した。この手法を2回
繰返して最終ペプチド生成物を合計47.1■得た。こ
のペプチドをHPLCSTLC、濾紙電気泳動、アミノ
酸分析および高性能電気泳動にて分析したところ、実質
的に不純分を含んでいなかった(表I参照)。
F15Rと同一の手法によって、配列cly−^5n−
Gly−Asp−Glu−Gln−Pro−Leu−T
hrを有するG9T、配列G 1 y−Asn−G1 
y−Asp−Glu−Gl n−Pro−Leu−Th
r−Pro−Asn−Pro−Argを有するG13R
,および配列Glu−Thr−Pro−Ne t−Ph
e−Pro−G ly−Asn−G ly−Asp−G
 1u−G ln−Pro−Leu −Thr−Glu
−^5n−Pro−^rgを有するE19Rの合成およ
び分析を行った。これらのペプチドのアミノ酸分析およ
びTLC分析の結果をそれぞれ表■および表■に示す。
表  ■ 韻ペフ′−チl’F月匁−p−分−梶 A、薄層クロマトグラフィー セルロースF :  nBuOll :  Pyr :
 HOAe : H1+0=15:1.0: 3 :i
2、 ニンヒドリン 結果:主要スポット(上下両 スポットは無視し得る程度)、 R,−0,34 セルロースF c: nBuoll :  Pyr :
 HOAe : H1+0=21:12: 2 :is
、 ニンヒドリン 結果:主要スポット(上下両 スポットは無視し得る程度)、 R,=0.58 B。
C0 濾紙電気泳動 四haLL11an 3M11. pH1,9<uco
on : Acet)  :i、ooov、、i時間、
ニンヒドリン結果:主要スポットは陰極の方向へ 移@(下スポットは無視し得る程度) R,−0゜42(“アルギニンを参照として) アミノ酸分析 ペプチドN: 84.6% 理論F Asp     3 Thr     I Glu     3 Pro     3 Giy     2 Leu     I Phe     I NO3 Arg     1 実測量 2゜95 1゜02 3゜07 2.91 o12 0゜99 0.99 2.71. 0.87 D。
E。
高速液体クロマトグラフィー HPLCモテル・パーキン・エルマー、C−18カラム
、流量:1.071分、溶剤A : 0.05MNaH
2PO,、溶剤B:60%CIbCNのA溶解液、濃度
勾配:o−1oo%のBの直線状(40分間)、リコー
ダー:1.Omm/分、検知器: 210nm、試料8
0.16■の溶剤A 200d溶解液0.15 td。
結果:単一ピーク、保持時間15.99分。
高性能電気泳動 8、000 V / 30cm、15μA、25趨ID
、0.2Mフォスフェート緩衝液、p)12.56、検
知器200nm。
リコーダー:lスケール7分(+から−へ)、作動時間
:40分 結果:試料中に他の成分は検出されなかった。
ベプ シリカ F@ シリカ セルロースセ ルロ−ス 表  ■ ロマ (nBuOH:Pyr:HOAc:HzO. 15:1
5:3:12)(nBuOH:HtO^c:HOAc:
Hzo.1:1:1:1)F (nBuOH:Pyr:
HOAc:HzO. 15:10:3:12)FC(n
BuOH:Pyr:HOAc:HzO.21:12:2
:15)e G9T  G13R  B19R O.30  0.17 0、24 0、14  0.29 0、06 本発明のペプチドF15R 、 G13R 、 B19
RおよびG9Tをラットに腎臓内注入してナトリウム排
泄亢進活性および利尿活性を評価した. F15Rの腎
臓内注入によるナトリウム排泄量への影響を示すデータ
の代表例を第2図に示す′。体重350gのSprag
ue−Dawleyラットに軽いエーテル麻酔を施した
うえ持続性バルビッール酸塩イナクチンInactin
 @ (Byk−Gulden+ Konstanz,
 FRG)42■を腹腔内注射した。
気管カニユーレを取付けた後カテーテルを右大腿静脈に
取付けて5%ウシ血清アルブミン生理食塩水溶液5.2
511を30分間に亘って注入し、引続き実験期間に亘
って生理食塩水を2.(ld/時の割合で注入した.腹
部中央線切開によって左腎臓を露出し、カテーテルを左
尿管に取付けて尿を採取し、また、カテーテルに取付け
た30ゲージ針を左腎動脈に挿入して賦形剤(ウシ血清
アルブミン1%およびバシトラシン0. 1%の標準生
理食塩水溶液)を1.Od/時の割合で注入した。45
分以内に腹部切開部を閉じて外科手術準備を完了した.
60分間の回復時間の後、予め秤量せるバイアルを用い
て左および右腎臓から相次いで15分間尿を採取した。
3つの対照時間に従って、賦形剤注入に替えて同じ流量
にてF15R注入( 1. 8 pmol / aft
 )を行い、F15Rを30fモル/分の割合で左腎動
脈に送り込んだ.60分の後腎臓内注入を賦形剤注入に
変え75分間続けた.尿容量は重量で測定し、また尿中
ナトリウムおよびカリウム濃度はフレーム光度定量によ
った。
第2図に示すように、F15Rの腎臓注入によってナト
リウム排泄量は急激に増加し、1時間後にはベース量の
5倍のピークに達し、F15Rの注入を中止すると急速
に低下した。未注入腎臓の場合にもF15Rの一般循環
系への混入によって変化量は小さいが定性的に同様な挙
動が認められた。
ペプチドG13R 、 II!19RおよびG9Tの腎
臓への注入によって、それぞれ第3図、第4図および第
5図に示すようにF15Rと同様なナトリウム排泄増加
反応が認められた。
、imit 本発明のペプチドF15R 、 G13RおよびB19
Rの静脈内注射によるナトリウム排泄増加および利尿効
果を体重300〜400gのSprague−Dawl
eyまたはLong−Evans gラットについて試
験した.試験動物に軽度のエーテル麻酔を施したうえ体
重−当り120■のイナクチン@ (Inactin)
を腹腔内投与した.気管カニユーレを取付けた後カテー
テルを右大腿静脈に取付けて5%ウシ血清アルブミンを
6.0m/時の割合で体重の0. 4%注入した.引続
き、標準生理食塩水を2. 0 m/時の割合で実験期
間に亘って注入した.腹部切開によって膀胱を露出せし
め、カテーテルを取付けて尿を採取した.45分の回復
時間の後予め秤量せるバイアルを用いて相次いで15分
間尿を採取した.4つの比較対照試料を採取した後ペプ
チドの賦形剤溶解液0. 1 dを大腿静脈に1分間に
亘って注射し、さらに6〜10個の尿試料を採取した.
尿容量は重量で測定し、また尿中ナトリウムおよびカリ
ウム濃度はフレーム光度定量によった。
全てのペプチドは、概して注射の後30〜60分の間に
ナトリウム排泄増加および利尿効果のピークを示した.
注射の目安として、ペプチド投与の30〜60分後およ
び30〜θ分前における尿容量とナトリウム排泄量の差
を各ラットについて計算した。
結果を表■に示す。
表  ■ 賦形剤 5 91゜4±36゜8 0.59 ±0097 数値はいずれも平均値上SEM 叉111凹 F15Rの皮下投与効果を知覚のある自由運動ラットに
ついて試験した。エーテルで軽度の麻酔を行ったうえ、
体重320〜’400gの6匹の雄Long4vans
ラッF・に体重の2.5%に相当する無頭生理食塩水を
腹腔内に負荷し、賦形剤(ウシ血清アルブミン1%およ
びバシトラシン0.1%の生理食塩水溶液)0.1ai
tまたばF15RO,1m (体重−当り0.25nモ
ル)を皮下注射した。次いで、それぞれ食物および水を
供給せずに代謝ケージに入れた。引続き6時間の間に自
然に排泄される尿を各排尿毎に別個に回収した。尿の容
量は重量によって測定し、また、尿中のナトリウムおよ
びカリウム濃度はフレー人光度定量によった、その翌日
に同様な実験を繰返した。但し、賦形剤を注入したラッ
I・にはペプチドを投与し、また、ペプチドを投与した
ラットには賦形剤を投与した。
結果を麦■に示す。表■に示すように、F15Rの投与
によって排尿量、ナトリウム排泄量および尿中Na/に
比が増大する。
表  V 排尿1(id/6時間)    8.04±0゜76ナ
ト’j?ム排泄量(ueq/6時間)906±95数値
はいずれも平均値±SEM 10.69±0o47 1.330±148 〔発明の効果〕 本発明のペプチド化合物はナトリウム徘泄九進活性およ
び利尿活性を示す、従って、高血圧症、うっ血性心不全
症、その池水・電解質バランスの失調に伴なうその他の
症状、例えば、慢性腎不全、肝硬変などの治療に有効で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ヒト・プロオピオメラノコルチンN末端部分
のアミノ酸配列順序を表す図であり、図中*印は炭水化
物側鎖が結合する位置を示す。また、アミノ酸37−4
5位置に下線を施した。 第2図は、賦形剤−本発明のペプチドF15R−賦形剤
をこの順序で相次いでラットの左腎動脈に注入した際の
排尿中のNa量と時間との関係を示すグラフである(実
施例■参照)。 第3図は、賦形剤−本発明のペプチドG13R−賦形剤
をこの順序で相次いでラットの左腎動脈に注入した際の
排尿中のNa量と時間との関係を示すグラフである(実
施例■参照)。 第4図は、賦形剤−本発明のペプチドE19R−賦形剖
一ベブチド■19Rをこの順序で相次いでラットの左腎
動脈に注入した際の排尿中のNa量と時間との関係を示
すグラフである(実施例■参照)。 第5図は、賦形剤−本発明のペプチドG9T−賦形剤を
この順序で相次いでラットの左腎動脈に注入した際の排
尿中のNalと時間との関係を示すグラフである(実施
例■参照)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、少くとも下記のアミノ酸配列順序を有することを特
    徴とする実質的に純粋な形態のペプチド化合物。 【遺伝子配列があります】 式中、Xは水素、アミノ酸、2〜6個のアミノ酸からな
    るペプチド、炭水化物または糖脂質であり、YはOH、
    NH_2、アミノ酸もしくはそのアミド、2〜4個のア
    ミノ酸からなるペプチドもしくはそのアミド、炭水化物
    または糖脂質である。 2、式中のXが次の各式の中から選ばれたペプチドであ
    る請求項1記載のペプチド化合物。 【遺伝子配列があります】 3、式中のXが水素である請求項1記載のペプチド化合
    物。 4、式中のXがProである請求項1記載のペプチド化
    合物。 5、式中のYが次の各式の中から選ばれたペプチドであ
    る請求項1〜4のいずれかに記載のペプチド化合物。 【遺伝子配列があります】または【遺伝子配列がありま
    す】【遺伝子配列があります】または【遺伝子配列があ
    ります】【遺伝子配列があります】または【遺伝子配列
    があります】 6、式中のYがGlu−OHまたはGlu−NH_2で
    ある請求項1〜4のいずれかに記載のペプチド化合物。 7、式中のYがOHである請求項1〜4のいずれかに記
    載のペプチド化合物。 8、式中のYがNH_2である請求項1〜4のいずれか
    に記載のペプチド化合物。 9、請求項1に記載のペプチド化合物を有効成分として
    含有することを特徴とするナトリウム排泄亢進性または
    利尿性医薬組成物。 10、請求項1に記載のペプチド化合物を有効成分とし
    て含有することを特徴とする高血圧症およびうつ血栓疾
    患治療剤組成物。 11、ペプチド化合物の含有量が0.00001〜0.
    1mg/mlである請求項9または10に記載の組成物
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016527271A (ja) * 2013-08-01 2016-09-08 ディグニファイ セラピューティクス エルエルシー 排尿及び排便を誘発するための組成物及び方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016527271A (ja) * 2013-08-01 2016-09-08 ディグニファイ セラピューティクス エルエルシー 排尿及び排便を誘発するための組成物及び方法
US10086034B2 (en) 2013-08-01 2018-10-02 Dignify Therapeutics, Llc Compositions and methods for inducing urinary voiding and defecation

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