JP2002523424A - 新規な抗糖尿病ペプチド - Google Patents

新規な抗糖尿病ペプチド

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JP2002523424A
JP2002523424A JP2000566301A JP2000566301A JP2002523424A JP 2002523424 A JP2002523424 A JP 2002523424A JP 2000566301 A JP2000566301 A JP 2000566301A JP 2000566301 A JP2000566301 A JP 2000566301A JP 2002523424 A JP2002523424 A JP 2002523424A
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Abstract

(57)【要約】 ある種の所望のアミリン活性に関してアミリン・アゴニストとして、またある種の所望のカルシトニン活性に関してカルシトニン・アゴニストとして作用する式(I)の化合物が提供される。かかる化合物は、限定されるものではないが、I型糖尿病およびII型糖尿病を含む真性糖尿病を含めた哺乳動物における食物代謝における妨害を治療するのに有用である。また、本発明は、治療上有効量の該化合物のうちの1つを投与することを特徴とする、I型糖尿病を治療する方法およびII型糖尿病を治療する方法、ならびに胃腸運動を有利に調節する方法に関する。また、式(I)の化合物および医薬上許容される担体を含むことを特徴とする医薬組成物が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明の分野 本発明は、カルシトニン・アゴニストとして、およびある種の所望のアミリン
活性に関してのアミリン・アゴニストとして使用するための新規なペプチド化合
物に指向される。これらの化合物は、限定するものではないが、I型糖尿病およ
びII型糖尿病を含む真性糖尿病を含めた哺乳動物の食物代謝における妨害を治
療するのに有用である。
【0002】発明の背景および序文 真性糖尿病は、血中グルコースの慢性的に上昇したレベル(高血糖症)の存在
によって定義される重篤な代謝障害である。高血糖症のこの状態は、ペプチドホ
ルモンであるインスリンの活性の相対的なまたは絶対的な損失の結果である。イ
ンスリンは、膵臓のβ細胞によって産生され分泌される。インスリンは、グルコ
ース利用、蛋白質合成、およびグリコーゲンとしての炭水化物エネルギーの形成
および貯蔵を促進することが報告されている。グルコースは、重合したグルコー
スの形態であるグリコーゲンとして体内に貯蔵され、代謝の必要があるとグルコ
ースに逆変換できる。通常の条件下では、インスリンは、ベース速度にておよび
グルコース刺激に続いての増強された速度にての両者で分泌され、グルコースの
グリコーゲンへの変換によって代謝的ホメオスタシスを維持する。
【0003】 真性糖尿病なる用語はいくつかの異なる高血糖状態を含む。これらの状態は、
I型(インスリン依存性真性糖尿病またはIDDM)およびII型(インスリン
非依存性真性糖尿病またはNIDDM)糖尿病を含む。I型糖尿病の個人に存在
する高血糖症は、不十分な、低下したまたは存在しないインスリンレベルと関連
付けられ、それは生理学的範囲内の血中グルコースレベルを維持するために不十
分である。I型糖尿病の治療は、一般的に非経口経路による補充用量のインスリ
ンの投与を含む。II型糖尿病の個人に存在する高血糖症は、最初には正常レベ
ルまたは上昇したレベルのインスリンと関連し;しかしながら、これらの個人は
、末梢組織および肝臓におけるインスリン抵抗性の状態のために、および疾患が
進むにつれ、インスリンの分泌を担う膵臓β細胞の進行性の悪化のために代謝的
ホメオスタシスを維持できなくなる。かくして、II型糖尿病の初期治療は、ス
ルホニル尿素のごとき経口低血糖剤での治療によって増加した食事およびライフ
スタイルの変化に基づくであろう。インスリン治療は、しかしながら、特に該疾
患の後期の状態において、高血糖のいくらかのコントロールを生じさせ、疾患の
合併症を最小にすることを企ててしばしば必要とされる。
【0004】 アミリンの構造および生物学は、従前に概説されている。例えば、Young、Cur
rent Opinion in Endocrinology and Diabetes、4:282−290(1997
);GaetaおよびRink、Med. Chem. Res.、3:483−490(1994);お
よびPittnerら、J. Cell. Biochem.、55S:19−28(1994)参照。ア
ミリンは、37個のアミノ酸のペプチドホルモンである。それは、死亡したヒト
II型糖尿病患者の膵臓の小島においてアミロイド沈着物の主成分として単離、
精製され、化学的に特徴付けられた(Cooperら、Proc. Natl. Acad. Sci. USA、
84:8628−8632(1987))。アミリン分子は、2つの重要な翻訳
後修飾:C末端をアミド化し、すなわち、第37番目の残基をチロシンアミドと
し、次いで、2および7位のシステインを架橋させて、分子内N末端ループを形
成する、を有し、この双方が十分な生物学的活性につき重要である(Cooperら、
Proc. Natl. Acad. Sci. USA、85:7763−7766(1988))。アミ
リンは、1994年11月22日に発行された米国特許第5,367,052号の
主題である。
【0005】 I型糖尿病および後期ステージのII型糖尿病において、アミリンが欠乏して
いることが示され、インスリンと組み合せた置き換えが、インスリン依存性糖尿
病の全形態におけるインスリン単独を超える好ましい処置として提唱されている
。真性糖尿病の治療でのアミリンおよびアミリン・アゴニストの使用は、199
2年12月29日に発行された米国特許第5,175,145号の主題である。ア
ミリンおよびアミリン+インスリンを含有する医薬組成物は、1992年6月2
3日に発行された米国特許第5,124,314号に記載されている。
【0006】 過剰なアミリン作用は、早期のステージのII型糖尿病の重要な特徴を模倣す
ると言われ、アミリン遮断が新規な治療戦略として提唱された。アミリンが骨格
筋中のグリコーゲンへの標識グルコースの基本的なおよびインスリン刺激の取り
込みを共に低下させることが1993年11月30日に発行された米国特許第5
,266,561号に開示されている。アミリン・アンタゴニストでのII型糖尿
病およびインスリン抵抗性の治療は開示されている。
【0007】 アミリンは、膵臓ベータ細胞中で初期合成され、グルコースおよびアルギニン
のごとき栄養刺激に応答して分泌される。クローン化ベータ細胞腫瘍系(Moore
ら、Biochem. Biophys. Res. Commun.、179(1)(1991)および灌流し
たラット膵臓(Ogawaら、J. Clin. Invest.、85:973−976(1990
))での研究は、10ないし20分間の短いパルスのグルコースおよびアルギニ
ンのごとき栄養分泌促進剤が、アミリンならびにインスリンの遊離を刺激するこ
とを示した。分泌された蛋白質のアミリン:インスリンのモル比は、約0.01
ないし0.4の調製物間で変わるが、いずれの調製物においても急性刺激で大き
くは変わらないようである。しかしながら、グルコースの上昇による延長した刺
激の間、アミリン:インスリンの比は、漸増できる(Gedulinら、Biochem. Biop
hys. Res. Commun.、180(1):782−789(1991))。かくして
、アミリンおよびインスリンは、常に一定比率で分泌されるとは限らない。
【0008】 アミリンのある種の作用が、CGRPおよびカルシトニンの非代謝作用と同様
であり;しかしながら、この最近確認された蛋白質の研究中に見出されたアミリ
ンの代謝作用が、その初期の生物学的役割を反映しているらしいことが見出され
報告された。これらの代謝作用の少なくともいくらかは、著しく血管拡張する用
量においてもCGRPと類似する。(例えば、LeightonおよびCooper、Nature、
335:632−635(1988));Molinaら、Diabetes、39:260−
265(1990)参照)。
【0009】 アミリンは、原形質膜に存在する受容体を介して作用すると考えられている。
アミリンおよびCGRPならびに選択的アンタゴニストの効果の研究は、アミリ
ンがCGRP受容体で最初に作用するという他の研究者の結論(例えば、Chantr
yら、Biochem. J. 277:139−143(1991));Zhuら、Biochem. B
iophys. Res. Commun.、177(2):771−776(1991))とは対照
的に、アミリンがそれ自身の受容体を介して作用することを報告した(Beaumont
ら、Br. J. Pharmacol.、115(5):713 −715( 1995);Wang
ら、FEBS Letts.、219:195−198(1991 b))。アミリン受容体
、およびアミリン・アゴニストおよびアンタゴニスト化合物のスクリーニングお
よびアッセイ方法におけるそれらの使用は、1993年11月23日に発行され
た米国特許第5,264,372号に記載されている。
【0010】 また、アミリンおよびアミリン・アゴニストは、グルカゴン分泌を抑制するこ
とが示されている。グルカゴン分泌とは別に影響するであろう影響がコントロー
ルされる場合(血漿中グルコース、インスリンおよび血圧)に、アミリンはラッ
トにおいてアルギニンに対するグルカゴン応答を抑制すると報告された。Geduli
nら、Metabolism、46:67−70(1997)。アミリンアナログであるプ
ラムリンチド(pramlintide)(25,28,29Pro−ヒトアミリン)は、
I型糖尿病の対象のグリコーゲン濃度における食後の急上昇を消失させると報告
されている(Finemanら、Diabetes、40:30A(1997)。プラムリンチド
および他のアミリン・アゴニストアナログは、1997年11月11日に発行さ
れた米国特許第5,686,411号に記載され特許請求されている。
【0011】 アミリンおよびアミリン・アゴニストは、ラット(Youngら、Diabetologia 3
8(6):642−648(1995))、イヌ(Brownら、Diabetes 43(su
ppl 1):172A(1994))およびヒト(Macdonaldら、Diabetologia 3
8(Suppl 1):A32(アブストラクト118)(1995))における胃内
容排出を強力に阻害する。胃内容排出は、アミリン欠乏のI型糖尿病BBラット
(Youngら、Diabetologia、前記;Nowakら、J. Lab. Clin. Mad.、123(1)
:110−6(1994))において、およびアミリン・アンタゴニストである
AC187で処置したラット(Gedulinら、Diabetologia、38(Suppl 1):A
244(1995))において促進されると報告されている。胃内容排出に対す
るアミリンの効果は、生理的である(通常に循環する濃度にて効果をもたらす)
らしい。
【0012】 アミリンの非代謝作用は、CGRP血管受容体との相互作用によって媒介でき
る血管拡張作用を含む。報告されたin vivo試験は、アミリンが、血管拡
張剤としてのCGRPより少なくとも約10ないし1000倍小さな効力である
ことを示唆する(Brainら、Eur. J. Pharmacol.、183:2221(1990
);Wangら、FEBS Letts.、291:195−198(1991))。
【0013】 脳内に注射されたまたは末梢的に投与されたアミリンは、食物摂取(例えば、
Chanceら、Brain Res.、539:352−354(1991))、CGRPおよ
びカルシトニンと共有する作用を抑制すると報告されている。この作用を媒介す
る細胞での有効濃度は知られていない。また、アミリンは、単離された破骨細胞
に対して細胞を休止させ、in vivoにてページェット病のラット、ウサギ
およびヒトにおいて20%まで血漿中カルシウムを低下させる両効果を有するこ
とが報告された(Zaidiら、Trends in Endocrinal. and Metab.、4:255−
259(1993)参照)。入手可能なデータから、アミリンは、これらの作用
につきヒトカルシトニンより10ないし30倍小さな効力であるらしい。興味深
いことには、アミリンが、破骨細胞のcAMP産生を増加させるが細胞質Ca を増加させず、一方、カルシトニンは両者を増加させるようである(Alamら、
Biochem. Biophys. Res. Commun.、179(1):134−139(1991)
)。アミリンは単一の受容体タイプを介して作用するが、カルシトニンは2つの
受容体を介して作用でき、それらのうちの一つはアミリン活性に共通することが
、確立されてはいないが、示唆された。
【0014】 また、驚くべきことには、その前記の腎血管拡張および他の特性ゆえに、アミ
リンは、血圧のいずれの妨害をも避けるように皮下的に与えられる場合に無傷の
ラットにおける血漿中レニン活性を著しく増大させる。低下した血圧がレニン遊
離に対する強力な刺激であるために、この後者の点は重要である。CGRPおよ
び/またはカルシトニン受容体に比較してアミリン受容体に選択的なものを含め
たアミリン受容体アンタゴニストのごときアミリン・アンタゴニストは、血漿中
レニン活性のアミリン誘発の上昇をブロックするために用いることができる。レ
ニン関連障害を治療するためのアミリン・アンタゴニストの使用は、1994年
12月27日に発行された米国特許第5,376,638号に記載されている。
【0015】 正常なヒトでは、絶食時のアミリンレベルは1ないし10pMであり、食後ま
たはグルコース投与後のレベルは、5ないし20pMであると報告されている(
例えば、Kodaら、The Lancet、339:1179−1180(1992)参照)
。肥満のインスリン抵抗性の個人において、食事後のアミリンレベルはより高く
なり、約50pMまで達する。比較では、絶食および食後インスリンについての
値は20ないし50pMであり、健康な人々においては各々100ないし300
pMであり、インスリン抵抗性の人々においてはおそらく3ないし4倍高レベル
である。I型糖尿病において、ベータ細胞が破壊された場合、アミリンレベルは
、検出レベル以下であり、グルコースに応答して上昇しない(Kodaら、The Lanc
et、339:1179−1180(1992))。正常なマウスおよびラットに
おいて、基本的なアミリンレベルは、30ないし100pMと報告されているが
、600pMまでの値がある種のインスリン抵抗性の糖尿病の種の齧歯類におい
て測定された(例えば、Huangら、Hypertension、19:I−101−I−10
9(1991))。
【0016】 哺乳動物において、カルシトニンは、骨髄ターンオーバーおよびカルシウム代
謝の調節に機能する。血清中カルシウムレベルの上昇によって甲状腺から遊離さ
れるカルシトニンは、骨および他の器官に対して作用し、血清中カルシウムレベ
ルを低下させる傾向にある。カルシトニンは、破骨細胞活性を阻害し、骨吸収を
低下させ、それによって血清中カルシウムレベルを低下させる。また、カルシト
ニンは、腎臓によって、カルシウム、リン酸塩および電解質の排泄を変更するが
、これの生理学的有意さは報告されていない。カルシトニンは、カルシウム代謝
の障害および痛みの治療に臨床的に用いられ、哺乳動物におけるグルコースレベ
ルの増大とのその関連性は、多様な報告の主題であった。例えば、Azriaら、「C
alcitonin −−physiological and Pharmacologlcal Aspects」、pp. 24−2
5(springer−Verlag 1989)参照。真性糖尿病の治療におけるカルシトニ
ンの使用は、1994年6月14日に発行された米国特許第5,321,008号
および1996年4月16日に発行された米国特許第5,508,260号に記載
されている。カルシトニン誘導体であると報告されたある種の化合物は、198
8年7月19日に発行された米国特許第4,758,550号において、カルシウ
ム血漿レベルを低下させ、骨代謝に影響すると言われている。
【0017】発明の概要 本発明は、哺乳動物におけるアミリンおよびカルシトニンによって媒介される
ある種の代謝効果を調節するのに使用する新規な化合物を提供する。驚くべきこ
とには、これらの化合物は、アミリンのある種の効果につきアミリン・アゴニス
トとして、また、カルシトニンのある種の効果につきカルシトニン・アゴニスト
として作用する。
【0018】 因子中とりわけ、本発明は、本発明の化合物がカルシトニンおよびアミリンの
ある種の効果についてのアゴニストとして作用することを含む生物学的プロフィ
ールを示すという発明者らの予期されない発見に基づいている。特に、これらの
化合物は、胃内容排出の阻害においてアミリン・アゴニストとして作用する。生
物学的効果のこの驚くべき組合せのために、これらの化合物は、部分的に胃内容
排出の阻害に対するその効果のために、I型糖尿病およびインスリン依存性(後
期ステージ)II型を含めた糖尿病を治療するのに有用であるであろう。出願者
らは、本発明の化合物が有利な生物学的活性を示し、さらにアミリンの約半分な
いし約5分の2未満のサイズであるペプチドアミドであることに注目する。それ
らの小さなサイズおよび分子量のために、これらの化合物は、合成するのが容易
で、かつより経済的である。さらに、これらの化合物は、とりわけ、パッチ技術
、ミクロスフェア技術および/またはバッカル技術を介する薬物送達に従う。出
願者らは、従前に報告したアミリンのアンタゴニストが実質的に全長であったこ
とに注目する。米国特許第5,686,411号を参照されたし。
【0019】 本発明により、式I: X−Xaa−X−Xaa−X−Xaa−X−Xaa−X−Xaa−X−NH
[式中、Xは、Lys、Argまたは不存在であり; Xは、XaaXaaXaaXaa(配列番号47)またはZ−Xaa10SerThrであ
り、但し、XがZ−Xaa10Ser−Thrであるならば、XおよびXaaは共に不存
在であり; Xは、AlaThr、AlaSer、SerMet、GluThrまたはValThrであり; Xは、ArgLeuAla、HisLeuAla、ArgIleAla、LysIleAla、ArgMetAla、HisMetAl
a、LysMetAlaまたはArgLeuThrであり; Xは、PheLeu、PheIle、PheMet、TyrLeu、TyrIle、TyrMet、TrpMet、TrpIle
またはTrpMetであり; Xは、ArgSerSerGlyTyr(配列番号48)、LysSerSerGlyTyr(配列番号49
)、HisSerSerGlyTyr(配列番号50)、ProSerSerGlyTyr(配列番号51)、Ar
gSerArgGlyTyr(配列番号52)、ArgThrSerGlyTyr(配列番号53)、ArgAlaSe
rGlyTyr(配列番号54)、AlaSerSerGlyTyr(配列番号55)、ArgSerAlaGlyTy
r(配列番号56)、HisSerAlaGlyTyr(配列番号57)、ArgSerGlyTyr(配列番
号58)、ArgSer、LysSer、HisSer、ArgThr、ProSerまたはArgであり; Xaaは、Cysまたは不存在であり; Xaaは、CysまたはAlaであり; Xaaは、Gln、AlaまたはAsnであり; Xaaは、Asn、AlaまたはGlnであり; Xaaは、Val、Ala、Ile、Met、Leu、ペンチルGly、またはt−ブチルGlyであ
り; Xaaは、Asn、GlnまたはAspであり; Xaaは、Thr、Ser、Met、Val、LeuまたはIleであり; Xaaは、AlaまたはValであり; Xaaは、ThrまたはSerであり; Xaa10は、Leu、Val、MetまたはIleであり; また、Zは、約1ないし8個の炭素原子のアルカノイル基または不存在である
] で表される化合物;およびその医薬上許容される塩を提供する。また、糖尿病お
よび胃腸障害のごときかかる疾患のためになるであろう種々の疾患の治療におけ
る本発明の化合物、ならびに本発明の化合物を含有する医薬組成物の使用方法が
、本明細書に記載され、特許請求される。
【0020】定義 本発明により、また本明細書で用いるごとく、以下の用語は、特に明示的に述
べない限りは、以下の意味を有すると定義する。 「アミリン」なる用語は、膵臓のベータ細胞から分泌されたヒトペプチドホル
モンのアミリンを含むと理解される。
【0021】 また、「アミリン・アゴニスト」とは当該技術分野において知られた用語であ
り、アミリンの1以上の生物学的活性を有する化合物をいう。アミリン・アゴニ
ストは、ペプチド化合物または非ペプチド化合物であってもよい。かかる化合物
は、アミリン・アゴニストとして働き、通常、アミリン受容体もしくは他の受容
体、またはアミリン自体が相互作用して生物学的応答を得る受容体に結合するか
、そうでなければそれらと直接的にまたは間接的に相互作用することによると現
在考えられている。
【0022】 「アミリン・アンタゴニスト」なる用語は、アミリンの1以上の効果を阻害す
る化合物をいう。アミリン・アンタゴニストは、ペプチド化合物または非ペプチ
ド化合物であってもよい。 「アルカノイル」なる用語は、Rが直鎖のまたは分岐鎖のアルキル基である基
RC(=O)−をいい、それは対応するカルボン酸から誘導できる。
【0023】 「アミノ酸」なる用語は、天然アミノ酸、非天然アミノ酸およびアミノ酸アナ
ログをいい、それらの構造が立体異性体形態を許容する場合には、それらのDお
よびL立体異性体のすべてをいう。天然アミノ酸には、アラニン(Ala)、アル
ギニン(Arg)、アスパラギン(Asn)、アスパラギン酸(Asp)、システイン(C
ys)、グルタミン(Gln)、グルタミン酸(Glu)、グリシン(Gly)、ヒスチジ
ン(His)、イソロイシン(Ile)、ロイシン(Leu)、リジン(Lys)、メチオニ
ン(Met)、フェニルアラニン(Phe)、プロリン(Pro)、セリン(Ser)、トレ
オニン(Thr)、トリプトファン(Trp)、チロシン(Tyr)およびバリン(Val)
が含まれる。非天然アミノ酸には、限定されるものではないが、アゼチジンカル
ボン酸、2−アミノアジピン酸、3−アミノアジピン酸、ベータ−アラニン、ア
ミノプロピオン酸、2−アミノ酪酸、4−アミノ酪酸、6−アミノカプロン酸、
2−アミノヘプタン酸、2−アミノイソ酪酸、3−アミノイソ酪酸、2−アミノ
ピメリン酸、第三級−ブチルグリシン、2,4−ジアミノイソ酪酸、デスモシン
、2,2'−ジアミノピメリン酸、2,3−ジアミノプロピオン酸、N−エチルグ
リシン、N−エチルアスパラギン、ホモプロリン、ヒドロキシリシン、アロ−ヒ
ドロキシリシン、3−ヒドロキシプロリン、4−ヒドロキシプロリン、イソデス
モシン、アロ−イソロイシン、N−メチルアラニン、N−メチルグリシン、N−
メチルイソロイシン、N−メチルペンチルグリシン、N−メチルバリン、ナフト
アラニン、ノルバリン、ノルロイシン、オルニチン、ペンチルグリシン、ピペコ
リン酸およびチオプロリンが含まれる。アミノ酸アナログには、例えば、メチオ
ニンスルホキシド、メチオニンスルホン、S−(カルボキシメチル)−システイ
ン、S−(カルボキシメチル)−システインスルホキシドおよびS−(カルボキ
シメチル)−システインスルホンのごとき、それらのN−末端アミノ基またはそ
れらの側鎖基に対して可逆的にまたは不可逆的に化学的にブロックされるか、あ
るいは修飾された天然および非天然のアミノ酸が含まれる。
【0024】 「アミノ酸アナログ」なる用語は、C−末端カルボキシ基、N−末端アミノ基
または側鎖官能基のいずれかがもう一つの官能基に化学的に体系化された(codi
fied)アミノ酸をいう。例えば、アスパラギン酸−(ベータ−メチルエステル)
は、アスパラギン酸のアミノ酸アナログであり;N−エチルグリシンは、グリシ
ンのアミノ酸アナログであり;またはアラニンカルボキサミドは、アラニンのア
ミノ酸アナログである。
【0025】 「アミノ酸残基」なる用語は、(1)−C(O)−R−NH−または−NH−
R−C(O)−、ここに、Rは典型的には−CH(R')−であり、ここに、R'
はアミノ酸側鎖、典型的にはHまたは炭素を含む置換基であり;または(2)
【0026】
【化1】
【0027】 [式中、pは1、2または3であり、各々、アゼチジンカルボン酸、プロリンま
たはピペコリン酸の残基を表す]構造を有する基をいう。
【0028】 「カルシトニン・アゴニスト」とは、カルシトニンの1以上の生物学的活性を
有する化合物をいう。カルシトニン・アゴニストは、ペプチド化合物または非ペ
プチド化合物であってもよい。
【0029】 アルキル基のごとき有機基と関連して本明細書で言及される「低級」なる用語
は、約6個以下の、好ましくは4個以下の、有利には1または2個の炭素原子を
有するかかる基を定義する。かかる基は、直鎖であっても分岐鎖であってもよい
【0030】 「医薬上許容される塩」には、かかる化合物と有機酸または無機酸との組合せ
から誘導された本明細書に記載された化合物の塩が含まれる。実際問題としては
、塩形態の使用は帰するところ塩基形態の使用となる。該化合物は、遊離塩基お
よび塩形態の双方で有用である。
【0031】 さらに、以下の略語は、以下のことを表している: 「ACN」または「CHCN」とはアセトニトリルをいう。 「Boc」、「tBoc」または「Tboc」とはt-ブトキシカルボニルをいう。 「DCC」とはN,N'−ジシクロヘキシルカルボジイミドをいう。 「Fmoc」とはフルオレニルメトキシカルボニルをいう。 「HBTU」とは2−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−
テトラメチルウロニウム ヘキサフルオロホスフェートをいう。 「HOBt」とは1−ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物をいう。 「homoP」またはhPro」とはホモプロリンをいう。 「MeAla」または「Nme」とはN−メチルアラニンをいう。 「naph」とはナフチルアラニンをいう。 「Pg」あるいはpGly」とはペンチルグリシンをいう。 「tBuG」とは第三級ブチルグリシンをいう。 「ThioP」またはtPro」とはチオプロリンをいう。 「3Hyp」とは3−ヒドロキシプロリンをいう。 「4Hyp」とは4−ヒドロキシプロリンをいう。 「NAG」とはN−アルキルグリシンをいう。 「NAPG」とはN−アルキルペンチルグリシンをいう。 「Norval」とはノルバリンをいう。 「Norleu」とはノルロイシンをいう。
【0032】本発明の詳細な記載 好ましい化合物 本発明により、式I: X−Xaa−X−Xaa−X−Xaa−X−Xaa−X−Xaa−X−NH
[式中、Xは、Lys、Argまたは不存在であり; Xは、XaaXaaXaaXaa(配列番号47)またはZ−Xaa10SerThrであ
り、但し、XがZ−Xaa10Ser−Thrであるならば、XおよびXaaが共に不存
在であり; Xは、AlaThr、AlaSer、SerMet、GluThrまたはValThrであり; Xは、ArgLeuAla、HisLeuAla、ArgIleAla、LysIleAla、ArgMetAla、HisMetAl
a、LysMetAlaまたはArgLeuThrであり; Xは、PheLeu、PheIle、PheMet、TyrLeu、TyrIle、TyrMet、TrpMet、TrpIle
またはTrpMetであり; Xは、ArgSerSerGlyTyr(配列番号48)、LysSerSerGlyTyr(配列番号49
)、HisSerSerGlyTyr(配列番号50)、ProSerSerGlyTyr(配列番号51)、Ar
gSerArgGlyTyr(配列番号52)、ArgThrSerGlyTyr(配列番号53)、ArgAlaSe
rGlyTyr(配列番号54)、AlaSerSerGlyTyr(配列番号55)、ArgSerAlaGlyTy
r(配列番号56)、HisSerAlaGlyTyr(配列番号57)、ArgSerGlyTyr(配列番
号58)、ArgSer、LysSer、HisSer、ArgThr、ProSerまたはArgであり;および Xaaは、Cysまたは不存在であり; Xaaは、CysまたはAlaであり; Xaaは、Gln、AlaまたはAsnであり; Xaaは、Asn、AlaまたはGlnであり; Xaaは、Val、Ala、Ile、Met、Leu、ペンチルGly、またはt−ブチルGlyであ
り; Xaaは、Asn、GlnまたはAspであり; Xaaは、Thr、Ser、Met、Val、LeuまたはIleであり; Xaaは、AlaまたはValであり; Xaaは、ThrまたはSerであり; Xaa10は、Leu、Val、MetまたはIleであり; また、Zは、約1ないし8個の炭素原子のアルカノイル基または不存在である
] で表される化合物;およびその医薬上許容される塩を提供する。
【0033】 XがLysまたは不存在である化合物が好ましい。 好ましいX基には、XaaXaaXaaXaaが含まれ、ここに、XaaはAsnで
あり、XaaはAlaであり、また、XaaはThrまたはZ−Xaa10SerThrであり、こ
こに、Xaa10はLeu、ValまたはMetである。XがXaaXaaXaaXaaである
場合、好ましいX基には、AsnThrAlaThr(配列番号59)、AsnValAlaThr(配
列番号60)、AsnLeuAlaThr(配列番号61)およびAsnMetAlaThr(配列番号6
2)が含まれる。XがZ−Xaa10SerThrである場合、特に、Xaa10がLeuであ
る化合物が好ましい。 好ましいX基にはAlaThrが含まれる。 好ましいX基にはArgLeuAlaが含まれる。 好ましいX基にはPheLeuが含まれる。 好ましいX基には、ArgSerSerGlyTyr(配列番号48)、HisSerSerGlyTyr(
配列番号50)、ArgSerおよびHisSerが含まれる。特に、ArgSerSerGlyTyr(配
列番号48)およびArgSerが好ましい。 XaaがGlnまたはAlaである化合物が好ましい。 XaaがAsnまたはAlaである化合物が好ましい。 XaaがValまたはAlaである化合物が好ましい。 好ましいZ基には、約3ないし約6個の炭素原子を有するアルカノイル基が含
まれる。 好ましい化合物には、XaaおよびXaaがCysである化合物が含まれる。特に
好ましい態様により、有利には2個のシステインはジスルフィド架橋を形成でき
る。
【0034】 好ましい1つの態様により、好ましい化合物には、XaaがAlaである化合物が
含まれる。特に、XaaとXaaがAlaである化合物が好ましい。あるいは、特に
好ましい化合物には、XaaがAsnであって、XaaがValである化合物が含まれる
。 別法の好ましい態様による好ましい化合物には、XaaがGlnであり、XaaはA
snであって、XaaはValである化合物が含まれる。
【0035】 別の態様により、XがAlaThrであり、XがArgLeuAlaであって、XがPheLeu
である化合物が供される。XがArgSerSerGlyTyr(配列番号48)、HisSerSerG
lyTyr(配列番号60)、ArgSerまたはHisSerである化合物が特に好ましい。特
に好ましい1つの態様により、XはArgSerSerGlyTyr(配列番号48)またはAr
gSerである。別の好ましい態様により、XはArgSerSerGlyTyr(配列番号48)
またはHisSerSerGlyTyr(配列番号50)である。好ましい化合物には、Xaa
Cysであるものが含まれ、特に好ましい化合物には、XaaがCysであるものが含
まれる。XaaおよびXaaが共にCysである場合、それらは有利にはジスルフィ
ド架橋を形成できる。好ましくは、XがAsnThrAlaThr(配列番号59)、AsnVa
lAlaThr(配列番号60)、AsnLeuAlaThr(配列番号61)またはAsnMetAlaThr
(配列番号62)である。XaaがAlaまたはGluであり、XaaがAlaまたはAsnで
あって、XaaがAlaまたはValである化合物が好ましい。この態様により、特に
好ましい化合物には、XがAsnThrAlaThr(配列番号59)またはAsnValAlaThr
(配列番号60)であって、XがArgSerSerGlyTyr(配列番号48)であるもの
が含まれる。この態様による特に好ましい化合物には、XがAsnThrAlaThr(配
列番号59)であり、Xaa、XaaおよびXaaがAlaであるものが含まれ;特に
、XがLysである化合物が好ましい。別法として、この態様による特に好ましい
化合物には、XがArgSerまたはHisSerであり、より好ましくはArgSerであり;
好ましくは、XがAsnValAlaThr(配列番号60)であり、XaaがGlnであり、X
aaがAsnであり、XaaがValであって、Xが不存在である化合物が含まれる。
【0036】 別の態様により、好ましい化合物には、Xが不存在のものが含まれる。特に
、Xaaが不存在である化合物が好ましい。この態様により、好ましいX基には
、ArgSerおよびHisSer、より好ましくはArgSerが含まれる。この態様による特に
好ましい化合物は、XがZ−Xaa10SerThrであり、好ましくXaa10がLeu、Val
またはMetであるものが含まれる。好ましい化合物には、XaaがAlaであり、Xaa がAlaであって、XaaがAlaであるものが含まれる。
【0037】 本発明の好ましいペプチド化合物には、配列番号1ないし46から選択される
アミノ酸配列を有するものが含まれる。配列番号1ないし16から選択されるア
ミノ酸配列を有するものが特に好ましい。特に好ましいペプチド化合物には、配
列番号1ないし6から選択されるアミノ酸配列を有するものが含まれる。
【0038】 また、(a)XがLysまたは不存在であって、XaaがCysであり、XがAsnTh
rAlaThr(配列番号59)またはAsnValAlaThr(配列番号60)である、または
(b)XおよびXaaが不存在であって、XはZ−LeuSerThrである化合物が特
に好ましい。Xaaが不存在であるならば、Xaaは好ましくはAlaである。Xaa がCysであるならば、Xaaは好ましくはCysであって、XaaおよびXaaはジス
ルフィド架橋を形成する。特に、好ましい化合物には、実施例1ないし6(配列
番号1ないし6)に記載されたものが含まれる。
【0039】化合物の調製 本明細書に記載された化合物は、標準的な固相ペプチド合成技術および、好ま
しくは、自動または半自動のペプチド合成機を用いて調製できる。典型的には、
かかる技術を用いて、α−N−カルバモイル保護アミノ酸および樹脂上の伸長す
るペプチド鎖に結合したアミノ酸を、ジイソプロピルエチルアミンのごとき塩基
の存在下、ジシクロヘキシルカルボジイミドおよび1−ヒドロキシベンゾトリア
ゾールのごときカップリング剤の存在下、ジメチルホルムアミド、N−メチルピ
ロリジノンまたは塩化メチレンのごとき不活性溶媒中で室温にてカップリングさ
せる。トリフルオロ酢酸またはピペリジンのごとき試薬を用いて、α−N−カル
バモイル保護基を得られたペプチド−樹脂から除去し、次いで、ペプチド鎖に付
加すべき次の所望のN−保護アミノ酸を用いて該カップリング反応を繰返す。適
当なN−保護基は当業者によく知られているが、ここにおいては、t−ブチルオ
キシカルボニル(tBOC)およびフルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc
)が好ましい。
【0040】 ペプチド合成機で用いる溶媒、アミノ酸誘導体および4−メチルベンズヒドリ
ル−アミン樹脂は、Applied Biosystems社(Foster City、CA)から購入できる
。以下の側鎖保護アミノ酸:Boc−Arg(Mts)、Fmoc−Arg(Pmc)、Boc−Thr(B
zl)、Fmoc−Thr(t−Bu)、Boc−Ser(Bzl)、Fmoc−Ser(t−Bu)、Boc−Tyr
(BrZ)、Fmoc−Tyr(t−Bu)、Boc−Lys(Cl−Z)、Fmoc−Lys(Boc)、Boc−G
lu(Bzl)、Fmoc−Glu(t−Bu)、Fmoc−His(Trt)、Fmoc−Asn(Trt)およびF
moc−Gln(Trt)は、Applied Biosystems社から購入できる。Boc−His(BOM)は
、Applied Biosystems社.またはBachem社(Torrance,CA)から購入できる。ア
ニソール、ジメチルスルフィド、フェノール、エタンジチオールおよびチオアニ
ソールは、Aldrich Chemical Company(Milwaukee、WI)から得ることができる
。Air Products and Chemicals(Allentown、PA)はHFを供給している。エチ
ルエーテル、酢酸およびメタノールは、Fisher Scientific(Pittsburg、PA)か
ら購入できる。
【0041】 固相ペプチド合成は、NMP/HOBt(オプション1)システムおよびtB
ocまたはFmoc化学(Applied Biosystems User's Manual for the ABI 4
30A Peptide Synthesizer、Version 1.3B、1988年7月1日、第6章、
49−70頁、Applied Biosystems社製、Foster City、CAを参照)を用いる自
動ペプチド合成機(Model 430A, Applied Biosystems社製,Foster City、C
A)で行い、キャッピングできる。Boc−ペプチド−樹脂はHF(−5℃ないし0
℃にて1時間)を用いて切断できる。水と酢酸とを交互に用いて該樹脂からペプ
チドを抽出でき、その濾液を凍結乾燥できる。Fmoc−ペプチド樹脂は、標準
的な方法(Introduction to Cleavage Techniques, Applied Biosystems社、1
990、6−12頁)に従って切断できる。ペプチドは、Advanced Chem Tech S
ynthesizer(Model MPS 350,Louisville、Kentucky)を用いてアセンブリー
させることもできる。
【0042】 ペプチドは、Waters Delta Prep 3000システムを用いるRP−HPLC(
分取および分析用)によって精製できる。C4、C8またはC18分取用カラム
(10μ、2.2×25cm;Vydac社製,Hesperia,CA)を用いてペプチドを単
離することができ、純度はC4、C8またはC18分析用カラム(5μ、0.4
6×25cm;Vydac社製)を用いて決定できる。溶媒(A=0.1% TFA/
水およびB=0.1% TFA/CHCN)は1.0ml/分の流速で分析用カ
ラムに流すことができ、15ml/分の流速で分取用カラムに流すことができる
。アミノ酸分析は、Waters Pico Tag system上で行い、Maximaプログラムを用い
てプロセシングできる。ペプチドは、気相酸加水分解(115℃にて20−24
時間)によって加水分解できる。加水分解物は、標準的な方法(Cohenら、The P
ico Tag Method: A Manual of Advanced Techniques for Amino Acid Analysis,
11−52頁, Millipore Corporation社, Milford, MA(1989))によっ
て誘導化および分析できる。高速原子衝撃分析は、M−Scan,Incorporated(Wes
t Chester,PA)によって行うことができる。質量較正は、ヨウ化セシウムまた
はヨウ化セシウム/グリセロールを用いて行うこともできる。飛行時間検出を用
いるプラズマ吸光イオン化分析は、Applied Biosystems Bio-Ion 20質量分析
機で行うこともできる。電子スプレー質量分析は、VG-Trio機で行い得る。
【0043】 また、本発明において有用なペプチド化合物は、今や当該技術分野で知られて
いる方法を用いる組換えDNA技術を用いて調製できる。例えば、Sambrookら、 Molecular Cloning:A Laboratory Manual 、第2版、Cold Spring Harbor Labor
atory Press(1989)を参照されたし。 本発明の化合物を調製するのに有用な非−ペプチド化合物は、当該技術分野で
知られている方法によって調製できる。例えば、リン酸含有アミノ酸およびかか
るアミノ酸を含有するペプチドは、当該技術分野において知られた方法を用いて
調製できる。例えば、BartlettおよびLanden、Biorg. Chem. 14:356−3
77(1986)を参照されたし。
【0044】 上記に参照した化合物は、種々の無機および有機の酸および塩基と塩を形成し
ていてもよい。かかる塩には、有機酸および無機酸、例えば、HCl、HBr、
SO、HPO、トリフルオロ酢酸、酢酸、ギ酸、メタンスルホン酸、
トルエンスルホン酸、マレイン酸、フマル酸、琥珀酸および酒石酸ならびにカン
ファスルホン酸で調製される塩が含まれる。塩基で調製される塩には、アンモニ
ウム塩、アルカリ金属塩、例えば、ナトリウムおよびカリウム塩、ならびにアル
カリ土類塩、例えば、カルシウムおよびマグネシウム塩が含まれる。酢酸塩、塩
酸塩およびトリフルオロ酢酸塩が好ましい。該塩は、遊離酸または塩基形態の生
成物と1以上の当量の適当な塩基または酸とを、当該塩が不溶性である溶媒また
は媒質中あるいは水のごとき溶媒中にて反応させ、ついで該水を真空中でまたは
凍結乾燥によって除去するか、または適当なイオン交換樹脂上で、存在する塩の
イオンを他のイオンに交換することによるごとく、慣用手段によって形成できる
【0045】生物学的活性 本発明の化合物の活性は、実施例Aに記載された側坐核受容体結合アッセイ、
実施例Bに記載されたC1aアゴニストアッセイ、実施例Cに記載されたC1a
結合アッセイおよび実施例Dに記載された胃内容排出アッセイを含めた種々のス
クリーニングアッセイを行うことによって調べられおよび/または定量される。
【0046】 膜結合アミリン受容体に特異的に結合する化合物の能力を測定する競合アッセ
イである側坐核(nucleus accumbens)受容体結合アッセイは、1993年11
月23日に発行された米国特許第5,264,372号(その開示をここに出典明
示して本明細書の一部とみなす)に記載されている。また、側坐核受容体結合ア
ッセイは以下の実施例Aに記載されている。アッセイに用いた膜標本の好ましい
源は、側坐核および周囲領域からの膜を含む前脳基底である。アッセイすべき化
合物は、これらの受容体標本への結合につき放射性標識125I Bolton Hunter
ラットアミリンと競合する。結合量(B)をリガンドの濃度の対数の関数とし
てプロットした競合曲線は、4変数のロジスティックな等式に対する非線形回帰
(Inplotプログラム:GraphPAD Software、San Diego、California)またはDeLe
anらのALLFITプログラムによる解析(ALLFIT、Version 2.7(NIH、Bethesda、
MD 20892))を用いてコンピューターによって解析する。MunsonおよびRod
bard、Anal. Biochem. 107:220−239(1980)。その結果を表I
に報告する。
【0047】 本発明のペプチド化合物は、実施例Bに記載された手法を用いてアゴニスト活
性につき調べることができる。7−膜貫通G蛋白質結合受容体(CGRP)の原
形質膜標本は、受容体だけではなく、該受容体がアゴニストリガンドによって活
性化された場合の細胞内シグナル伝達プロセスにおける第一ステップを構成する
G蛋白質も含有する。これらのG蛋白質は、通常、休止または不活性の立体配置
のGDPにより占有されるグアニンヌクレオチド結合部位を有する。GPCRの
アゴニスト活性化は、この部位からのGTPによるGDPの置き換えに伴う。か
くして、この結合部位についての放射性標識リガンド、いわゆる[35S]−G
TPγSの結合の測定は、所与のリガンドについてのアゴニスト効力の測定を構
成する。C1a受容体でのアゴニズムでは、C1a結合試験につき後記したもの
に類似する膜標本を用いる。C1a pcDNA構築およびトランスフェクショ
ンを従前に記載されたごとく行った(Albrandtら、1993、FESS Letters、3
25:225−232)。ラットCla型カルシトニン受容体(Cla/293
)またはヒトCla型カルシトニン受容体(1154/293)の安定した発現
を示すHEK293細胞系は、G418耐性および限界希釈培養法によって選択
された。原形質膜は、ホモジナイズしたHEK293細胞から集め、それを[ S]−GTPγSアッセイにおいて用いた。10−5M付近にて開始する6l
og単位にわたる濃度の個々の試験ペプチドを[35S]−GTPγSを結合す
る能力につき調べた。最大アゴニスト特異的結合を1μMヒトカルシトニンの存
在下にて測定し、構成的な結合を緩衝液単独の存在下にて測定した。ペプチドの
効力(濃度応答曲線についてのEC50)は、PrismTM(バージョン2.01、
GraphPAD Softmare、San Diego、CA)を用いて、非線形回帰により計算した。そ
の結果を表Iに示す。
【0048】 本発明のペプチド化合物は、実施例Cに記載の手法を用いてC1a受容体に対
する結合につき調べることができる。該Cla受容体は、優位な哺乳動物のカル
シトニン受容体サブタイプである。従前に記載されたように、Cla pcDN
A構築およびトランスフェクションが行なわれた(Albrandtら、1993、FEBS
Letters)、325:225−232)。ラットCla型カルシトニン受容体(
Cla/293)またはヒトCla型カルシトニン受容体(1154/293)
の安定した発現を示すHEK293細胞系は、G418耐性および限界希釈培養
法によって選択された。原形質膜は、ホモジナイズされたHEK293細胞から
集められ、受容体結合アッセイに用いた。10−6M付近にて出発して6log
単位にわたる濃度の個々の試験ペプチドを96ウェルマイクロタイタープレート
形式およびWallac LKB Betaプレート・カウンターでのシンチレーション計数を
用いて原形質膜標本からの[125I]−ヒト・カルシトニンを置き換える能力
につき調べた。競合的結合曲線を構築した。非特異結合は、100nMのカルシ
トニンの存在下にて測定された。ペプチドの効力(競合的結合についてのIC )は、PrismTM(バージョン2.01、GraphPAD Software、San Diego、CA)を
用いて、非線形回帰により計算した。その結果を表Iに報告する。
【0049】 本発明のペプチド化合物は、例えば、Youngら、Diabetologia、38(6):
642−648(1995)に開示された胃内容排出速度を測定する方法を用い
て、アミリン・アゴニスト活性につき評価できる。以下の実施例Dに記載された
フェノールレッド法において、覚醒ラットは、ガバージによってメチルセルロー
スおよびフェノールレッド指示薬を含有する無カロリーゲルを受ける。ガバージ
の20分後に、動物をハロタンを用いて麻酔し、胃を開き、幽門および下部食道
括約筋にてクランプし、取り出し、アルカリ溶液中へ開けた。胃内容量は、56
0nmの波長での吸収によって測定されたアルカリ溶液中のフェノールレッドの
強度から得られた。トリチウム化グルコース法において、覚醒ラットは水中のト
リチウム化グルコースでガバージされる。ラットを尾によって穏やかに拘束し、
その先端をリドカインを用いて麻酔する。尾の血液から分離した血漿中のトリチ
ウムを種々の時点で集め、ベータカウンターで検出する。通常、試験化合物はガ
バージの約1分前に投与される。その結果を表IIに報告する。
【0050】 好ましくは、本発明の化合物は、約1ないし100nMより小さな、より好ま
しくは約10nMより小さなオーダーで側坐核受容体結合アッセイにおいて活性
を示す。胃内容排出アッセイにおいては、好ましい化合物は、100μg/ラッ
トより小さな、より好ましくは10μg/ラットより小さなオーダーでのED 値を示す。
【0051】処方および投与 本発明に有用な組成物は、(静脈内、筋肉内および皮下を含む)非経口または
鼻腔もしくは経口投与に適する処方の形態、または適当にカプセル化されるか、
経口投与につき公知技術の方法によって調製された処方の形態で簡便に提供でき
る。適当な投与形式は、各患者個人につき医師によって最良に決定できる。医薬
上許容される担体およびその処方は、標準的な処方文献、例えば、E. W. Martin
によるRemington's Pharmaceutical Sciencesに記載されている。また、Wang,Y
.J.およびHanson,M.A. 「Parenteral Formulations of Proteins and Peptides
: Stability and Stabilizers」、Journal of Parenteral Science and Technol
ogy, Technical Report No. 10, supp.42:2S(1988)を参照されたし
【0052】 本発明において有用な化合物は、注射または点滴用の非経口組成物として提供
でき、それは、例えば、不活性油剤、好適にはゴマ油、落花生油、オリーブ油の
ごとき植物油または他の許容できる担体中に懸濁させることができる。好ましく
は、それを水性担体、例えば約5.6ないし7.4のpHの等張緩衝液中に懸濁す
る。これらの組成物は、従来の滅菌技術によって滅菌するか、または濾過滅菌で
きる。該組成物は、pH緩衝化剤のごとき、生理条件に近づけるために必要な医
薬上許容される補助剤物質を含み得る。有用な緩衝液には、例えば、酢酸ナトリ
ウム/酢酸緩衝液が含まれる。治療上有効量の調製物が経皮注射または送達の後
、多くの時間または日数にわたって血流中に送達されるように、持続性または「
貯蔵」形態の徐放性調製物を用いることができる。
【0053】 好ましくは、こららの非経口投与形態は、「アミリン・アゴニストペプチド用
の非経口の液体処方」と題する共有の出願特許である、1997年1月8日に出
願されたシリアル番号60/035,140および1998年1月8日に出願さ
れた米国出願シリアル番号09/005,262(ここに出典明示して本明細書
の一部とみなす)により調製され、それらは、約3.0ないし6.0(より好まし
くは、3.0ないし5.5)の最終組成物のpHを得るために、約0.02ないし
0.5%(w/v)の酢酸、リン酸、クエン酸またはグルタミン酸緩衝液と共に水
系において、各々、約0.01ないし0.5%(w/v)の化合物、ならびに水性連
続相において約1.0ないし10%(w/v)の炭水化物または多価アルコール等
張化剤を含む。また、m−クレゾール、ベンジルアルコール、メチルパラベン、
エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベンおよびフェノールよりなる
群から選択される約0.005ないし1.0%(w/v)の抗菌保存剤を患者が多回
投与をやめるのを可能とするように設計された好ましい処方の製品において存在
させる。十分量の注射用水を用いて、所望の濃度の溶液を得る。塩化ナトリウム
ならびに他の賦形剤も所望ならば存在させてもよい。しかしながら、かかる賦形
剤は、ペプチドの全体的な安定性を維持しなけらばならない。液体処方は、実質
的に等張、すなわち、±20%以内の等張性であり、好ましくは10%以内の等
張性であろう。最も好ましくは、非経口投与用の処方において、多価アルコール
はマンニトールであり、緩衝液は酢酸緩衝液であり、保存剤は約0.1ないし0.
3w/v%のm−クレゾールであって、pHは3.7ないし4.3である。
【0054】 所望の等張性は、塩化ナトリウム、またはデキストロース、ホウ酸、酒石酸ナ
トリウム、プロピレングリコール、(マンニトールおよびソルビトールのごとき
)ポリオールのごとき他の医薬上許容される薬剤、あるいは他の無機または有機
の溶質を用いて達成できる。塩化ナトリウムが、ナトリウムイオンを含有する緩
衝液用に特に好ましい。所望ならば、前記の組成物の液剤をメチルセルロースの
ごとき増粘剤で粘度を増すことができる。それらは、油中水または水中油のいず
れかの乳化形態において調製してもよい。いずれの非常に様々な医薬上許容され
る乳化剤も、例えば、アラビアゴム粉末、(Tweenのごとき)非イオン界面活性
剤、または(アルカリポリエーテルアルコールスルフェートまたはスルホネート
、例えば、Tritonのごとき)イオン性界面活性剤を含めて使用できる。
【0055】 本発明に有用な組成物は、一般的に容認された手順に続いて成分を混合するこ
とによって調製される。例えば、選択した成分は、ブレンダーまたは他の標準的
な装置中で単に混合して、濃縮した混合物を得、次いで、水または増粘剤の添加
によって最終の濃度または粘度に調整し、可能な緩衝液でpHをコントロールし
、またはさらなる溶質で張性をコントロールしてもよい。
【0056】 医師による使用では、該組成物は、本発明のある量の化合物、例えば、選択さ
れたレベルでの治療効果を得るために単回または多回投与において有効であろう
化合物を含有する投与単位形態で提供されるであろう。インスリン抵抗性と関連
した高血糖症を含めた高血糖症のコントロールに使用される治療上有効量の本発
明の化合物は、食後グルコース濃度の曲線下面積を比較することによって測定で
きるごとき、コントロールに関して食後グルコースレベルをかなり低下させるも
のである。当業者によって認識されるように、有効量の治療剤は、患者の年齢お
よび体重、患者の身体的状態、得るべき作用および他の因子を含めた多くの因子
で異なるであろう。
【0057】 有効な単回の、分割したまたは連続投与の化合物は、典型的には、約0.1μ
g/kg/日ないし約1000μg/kg/日、好ましくは約1.0μg/kg
/日ないし約100μg/kg/日の範囲で、単回または多回用量で投与される
であろう。 当業者によって認識されるように、有効量の治療剤は、患者の年齢および体重
、患者の身体的状態、得るべき作用および他の因子を含めた多くの因子で異なる
であろう。経口的に活性な化合物は、経口で摂取され、しかしながら、用量は、
5−10倍増加し、または前記の比で増加させる(または減少させる)べきであ
る。
【0058】 本発明を理解するのを助けるために、いくつかの実験結果を記載する以下の実
施例を含む。本発明に関連する実験は、もちろん、何ら公知のまたは後に開発さ
れた発明および発明のかかる変形を限定するように構成されるものではなく、そ
れは当業者の視野内にあり、本明細書に記載され、後記の特許請求された本発明
の範囲内にあると考えるべきである。
【0059】実施例 実施例1 以下の配列を有する、モノ−ジスルフィド架橋しアミド化したペプチドの調製:
Lys Cy Asn Thr Ala Thr Cys Ala Thr Ala Arg Leu Ala Ala Phe Leu Ala Arg S
er Ser Gly Tyr−NH (配列番号1)。 上記ペプチドは、Fmoc−保護アミノ酸(Applied Biosystems社製)を用い
て、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmocアミノメチルフェノキシ
アセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabiochem、0.55ミリモル/g)
上で組立てた。一般に、合成中シングルカップリングサイクルを用い、溶媒とし
てN−メチルピロリジンを用いるジイソプロピルエチルアミンの存在下のHAT
U化学(O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラ
メチルウロニウム ヘキサフルオロホスフェート)を使用した。しかしながら、
同一位置にて、カップリングは、期待されたほど有効ではなく、二重カップリン
グが必要であった。伸長するペプチド鎖の脱保護(Fmoc基の除去)は、ピペ
リジンを用いて達成した。N末端を最終カップリングサイクルにおいて、(ビス
−tBoc)−リジンを用いて比較した。完了したペプチド樹脂の最終的脱保護
は、標準的方法(切断技術の導入、Applied Biosystems社)によるトリエチルシ
ラン(0.2ml)、エタンジチオール(0.2ml)、アニソール(0.2ml
)、水(0.2ml)およびトリフルオロ酢酸(15ml)の混合物を用いて達
成した。該ペプチドは、エーテル/水(50ml)で沈殿させ遠心した。沈殿は
、氷酢酸に復元し、凍結乾燥し、得られた粗ペプチドを水に再溶解させ、トリス
−カルボエトキシホスフィンで軽く処理し、遊離チオールの完全な生成を保証し
た。pH6.5のフェリシアン化カリウムへの曝露は、モノ−ジスルフィド架橋
したペプチドに環化をもたらした。酸性化およびBiorad AG4X4アニオン交換樹
脂での処理は、いずれの残留するFe2+およびFe3+イオンも取り除いた。
凍結乾燥法は、粗ペプチドを与えた。粗純度は約75%であった。
【0060】 精製工程および分析に用いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒
B(CHCN中0.1%TFA)であった。 ペプチドを含有する溶液を分取用C−18カラムに適用し、精製した(40分
間にわたる溶媒A中の10%ないし40%の溶媒B)。画分の純度は、C−18
分析用カラムを用いてアイソクラティック的に決定した。純粋な画分をプールし
て、上記のペプチドを供給した。凍結乾燥したペプチドの分析用RP−HPLC
(30分間にわたる溶媒A中の5%ないし95%溶媒Bの勾配)は、12.96
分間の観察した保持時間を有する生成物ペプチドを与えた。電子スプレー質量分
析(M):計算値 2272.12;実測値 2273.76(M+H)。
【0061】実施例2 以下の配列を有する、モノ−ジスルフィド架橋しアミド化したペプチドの調製:
Lys Cys Asn Val Ala Thr Cys Ala Thr Gln Arg Leu Ala Asn Phe Leu Val Arg
Ser Ser Gly Tyr−NH(配列番号2)。 上記ペプチドは、実施例1と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、環化させ、
精製した。分析に用いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B(C
CN中0.1%TFA)であった。凍結乾燥したペプチドの分析用RP−H
PLC(30分間にわたる溶媒A中の20%ないし60%溶媒Bの勾配)は、1
8.48分間の観察した保持時間を有する生成物ペプチドを与えた。電子スプレ
ー質量分析(M):2398.2;実測値 2399.9(M+H)。
【0062】実施例3 以下の配列を有する、モノ−ジスルフィド架橋しアミド化したペプチドの調製:
Cys Asn Thr Ala Thr Cys Ala Thr Ala Arg Leu Ala Ala Phe Leu Ala Arg Ser −NH(配列番号3)。 上記ペプチドは、実施例1と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、環化させ、
精製した。該配列は、第二の保護システイン残基の付加後に完成した。分析に用
いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B(CHCN中0.1%T
FA)であった。凍結乾燥したペプチドの分析用RP−HPLC(30分間にわ
たる溶媒A中の20%ないし50%溶媒Bの勾配)は、16.93分間の観察し
た保持時間を有する生成物ペプチドを与えた。電子スプレー質量分析(M):1
836.91;実測値 1838.9(M+H)。
【0063】実施例4 以下の配列を有するアミド化したペプチドの調製: イソカプロイル−Leu Ser Thr Ala Ala Thr Ala Arg Leu Ala Ala Phe Leu Ala
Arg Ser−NH (配列番号4)。 上記ペプチドは、Fmoc−保護アミノ酸(Applied Biosystems社製)を用い
て、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmocアミノメチルフェノキシ
アセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabiochem、0.55ミリモル/g)
上で組立てた。一般に、合成中シングルカップリングサイクルを用い、溶媒とし
てN−メチルピロリジンを用いるジイソプロピルエチルアミンの存在下のHAT
U化学(O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラ
メチルウロニウム ヘキサフルオロホスフェート)を使用した。しかしながら、
同一位置にて、カップリングは、期待されたほど有効ではなく、二重カップリン
グが必要であった。伸長するペプチド鎖の脱保護(Fmoc基の除去)は、ピペ
リジンを用いて達成した。N末端を最終的カップリングサイクルにおいて、イソ
カプロイル−ロイシンを用いて完成した。完了したペプチド樹脂の最終的脱保護
は、標準的方法(切断技術の導入、Applied Biosystems社)によるトリエチルシ
ラン(0.2ml)、エタンジチオール(0.2ml)、アニソール(0.2ml
)、水(0.2ml)およびトリフルオロ酢酸(15ml)の混合物を用いて達
成した。該ペプチドは、エーテル/水(50ml)で沈殿させ遠心した。沈殿は
、氷酢酸に復元し、凍結乾燥し、得られた粗ペプチドを水に再溶解させた。凍結
乾燥は、粗ペプチドを与えた。粗純度は約75%であった。
【0064】 精製工程および分析に用いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒
B(CHCN中0.1%TFA)であった。 ペプチドを含有する溶液を分取用C−18カラムに適用し、精製した(40分
間にわたる溶媒A中の10%ないし40%の溶媒B)。画分の純度は、C−18
分析用カラムを用いてアイソクラティック的に決定した。純粋な画分をプールし
て、上記のペプチドを供給した。凍結乾燥したペプチドの分析用RP−HPLC
(30分間にわたる溶媒A中の20%ないし50%溶媒Bの勾配)は、29.1
7分間の観察した保持時間を有する生成物ペプチドを与えた。電子スプレー質量
分析(M):計算値 1716.00;実測値 1716.85(M+H)。
【0065】実施例5 以下の配列を有する、モノ−ジスルフィド架橋しアミド化したペプチドの調製:
Lys Cys Asn Thr Ala Thr Cys Ala Thr Ala Arg Leu Ala Asn Phe Leu Val Arg
Ser Ser Gly Tyr−NH(配列番号5)。 上記ペプチドは、実施例1と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、環化させ、
精製した。分析に用いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B(C
CN中0.1%TFA)であった。凍結乾燥したペプチドの分析用RP−H
PLC(30分間にわたる溶媒A中の20%ないし50%溶媒Bの勾配)は、2
0.57分間の観察した保持時間を有する生成物ペプチドを与えた。電子スプレ
ー質量分析(M):2343.16;実測値 2344.24(M+H)。
【0066】実施例6 以下の配列を有するアミド化したペプチドの調製: Leu Ser Thr Ala Ala Thr Ala Arg Leu Ala Ala Phe Leu Ala Arg Ser−NH
配列番号6)。 上記ペプチドは、Fmoc−保護アミノ酸(Applied Biosystems社製)を用い
て、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmocアミノメチルフェノキシ
アセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabiochem、0.55ミリモル/g)
上で組立てた。一般に、合成中シングルカップリングサイクルを用い、溶媒とし
てN−メチルピロリジンを用いるジイソプロピルエチルアミンの存在下のHAT
U化学(O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラ
メチルウロニウム ヘキサフルオロホスフェート)を使用した。しかしながら、
同一位置にて、カップリングは、期待されたほど有効ではなく、二重カップリン
グが必要であった。伸長するペプチド鎖の脱保護(Fmoc基の除去)は、ピペ
リジンを用いて達成した。完了したペプチド樹脂の最終的脱保護は、標準的方法
(切断技術の導入、Applied Biosystems社)によるトリエチルシラン(0.2m
l)、エタンジチオール(0.2ml)、アニソール(0.2ml)、水(0.2
ml)およびトリフルオロ酢酸(15ml)の混合物を用いて達成した。該ペプ
チドは、エーテル/水(50ml)で沈殿させ遠心した。沈殿は、氷酢酸に復元
し、凍結乾燥し、得られた粗ペプチドを水に再溶解させた。凍結乾燥は、粗ペプ
チドを与えた。粗純度は約75%であった。
【0067】 精製工程および分析に用いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒
B(CHCN中0.1%TFA)であった。 ペプチドを含有する溶液を分取用C−18カラムに適用し、精製した(40分
間にわたる溶媒A中の10%ないし40%の溶媒B)。画分の純度は、C−18
分析用カラムを用いてアイソクラティック的に決定した。純粋な画分をプールし
て、上記のペプチドを供給した。凍結乾燥したペプチドの分析用RP−HPLC
(30分間にわたる溶媒A中の30%ないし50%溶媒Bの勾配)は、16.9
6分間の観察した保持時間を有する生成物ペプチドを与えた。電子スプレー質量
分析(M):計算値 1617.93;実測値 1618.73(M+H)。
【0068】実施例7 以下の配列を有する、モノ−ジスルフィド架橋しアミド化したペプチドの調製:
Cys Asn Thr Ala Thr Cys Ala Thr Ala Arg Leu Ala Ala Phe Leu Ala Arg−NH
(配列番号7)。 上記ペプチドは、実施例1と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、環化させ、
精製した。該配列は、第二の保護システイン残基の付加後に完成した。分析に用
いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B(CHCN中0.1%T
FA)であった。凍結乾燥したペプチドの分析用RP−HPLC(30分間にわ
たる溶媒A中の35%ないし65%溶媒Bの勾配)は、8.63分間の観察した
保持時間を有する生成物ペプチドを与えた。電子スプレー質量分析(M):計算
値 1749.88;実測値 1750.96(M+H)。
【0069】実施例8 以下の配列を有する、モノ−ジスルフィド架橋しアミド化したペプチドの調製:
Lys Cys Asn Thr Ala Thr Cys Ala Thr Gln Arg Leu Ala Ala Phe Leu Val Arg
Ser Ser Gly Tyr−NH(配列番号8)。 上記ペプチドは、実施例1と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、環化させ、
精製した。分析に用いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B(C
CN中0.1%TFA)であった。凍結乾燥したペプチドの分析用RP−H
PLC(30分間にわたる溶媒A中の20%ないし50%溶媒Bの勾配)は、2
0.76分間の観察した保持時間を有する生成物ペプチドを与えた。電子スプレ
ー質量分析(M):計算値 2357.17;実測値 2357.6(M+H)。
【0070】実施例9 以下の配列を有する、モノ−ジスルフィド架橋しアミド化したペプチドの調製:
Lys Cys Asn Thr Ala Thr Cys Ala Thr Gln Arg Leu Ala Asn Phe Leu Val Arg
Ser Gly Tyr−NH(配列番号9)。 上記ペプチドは、実施例1と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、環化させ、
精製した。分析に用いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B(C
CN中0.1%TFA)であった。凍結乾燥したペプチドの分析用RP−H
PLC(30分間にわたる溶媒A中の20%ないし50%溶媒Bの勾配)は、1
9.66分間の観察した保持時間を有する生成物ペプチドを与えた。電子スプレ
ー質量分析(M):計算値 2313.15;実測値 2314.77(M+H)。
【0071】実施例10 以下の配列を有する、モノ−ジスルフィド架橋しアミド化したペプチドの調製:
Lys Cys Asn Thr Ala Thr Cys Ala Thr Gln Arg Leu Ala Asn Phe Leu Val Arg
Ala Ser Gly Tyr−NH (配列番号10)。 上記ペプチドは、実施例1と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、環化させ、
精製した。分析に用いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B(C
CN中0.1%TFA)であった。凍結乾燥したペプチドの分析用RP−H
PLC(30分間にわたる溶媒A中の20%ないし50%溶媒Bの勾配)は、1
7.35分間の観察した保持時間を有する生成物ペプチドを与えた。電子スプレ
ー質量分析(M):計算値 2384.18;実測値 2385.63(M+H)。
【0072】実施例11 以下の配列を有する、モノ−ジスルフィド架橋しアミド化したペプチドの調製:
Lys Cys Asn Thr Ala Thr Cys Ala Thr Gln Arg Leu Ala Asn Phe Leu Val His
Ser Ser Gly Tyr−NH(配列番号11)。 上記ペプチドは、実施例1と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、環化させ、
精製した。分析に用いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B(C
CN中0.1%TFA)であった。凍結乾燥したペプチドの分析用RP−H
PLC(30分間にわたる溶媒A中の20%ないし50%溶媒Bの勾配)は、2
1.06分間の観察した保持時間を有する生成物ペプチドを与えた。電子スプレ
ー質量分析(M):計算値 2381.14;実測値 2382.30(M+H)。
【0073】実施例12 以下の配列を有する、モノ−ジスルフィド架橋しアミド化したペプチドの調製:
Lys Cys Asn Thr Ala Thr Cys Ala Thr Gln Arg Leu Ala Asn Phe Leu Val Ala
Ser Ser Gly Tyr−NH (配列番号12)。 上記ペプチドは、実施例1と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、環化させ、
精製した。分析に用いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B(C
CN中0.1%TFA)であった。凍結乾燥したペプチドの分析用RP−H
PLC(30分間にわたる溶媒A中の20%ないし50%溶媒Bの勾配)は、1
6.19分間の観察した保持時間を有する生成物ペプチドを与えた。電子スプレ
ー質量分析(M):計算値 2315.12;実測値 2315.94(M+H)。
【0074】実施例13 以下の配列を有する、モノ−ジスルフィド架橋しアミド化したペプチドの調製:
Cys Asn Thr Ala Thr Cys Ala Thr Gln Arg Leu Ala Asn Phe Leu Val Arg Ser
Ser Gly Tyr−NH(配列番号13)。 上記ペプチドは、実施例1と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、環化させ、
精製した。分析に用いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B(C
CN中0.1%TFA)であった。凍結乾燥したペプチドの分析用RP−H
PLC(30分間にわたる溶媒A中の20%ないし50%溶媒Bの勾配)は、2
1.02分間の観察した保持時間を有する生成物ペプチドを与えた。電子スプレ
ー質量分析(M):計算値 2272.08;実測値 2272.9(M+H)。
【0075】実施例14 以下の配列を有する、モノ−ジスルフィド架橋しアミド化したペプチドの調製:
Lys Cys Asn Thr Ala Thr Cys Ala Thr Gln Arg Leu Ala Asn Phe Leu Val Arg
Ser Ser Gly Tyr−NH(配列番号14)。 上記ペプチドは、実施例1と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、環化させ、
精製した。分析に用いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B(C
CN中0.1%TFA)であった。凍結乾燥したペプチドの分析用RP−H
PLC(30分間にわたる溶媒A中の20%ないし50%溶媒Bの勾配)は、1
6.76分間の観察した保持時間を有する生成物ペプチドを与えた。電子スプレ
ー質量分析(M):計算値 2400.18;実測値 2400.13。
【0076】実施例15 以下の配列を有する、モノ−ジスルフィド架橋しアミド化したペプチドの調製:
Lys Cys Asn Thr Ala Thr Cys Ala Thr Gln Arg Leu Ala Asn Phe Leu Val Arg
Ser Ala Gly Tyr−NH (配列番号15)。 上記ペプチドは、実施例1と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、環化させ、
精製した。分析に用いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B(C
CN中0.1%TFA)であった。凍結乾燥したペプチドの分析用RP−H
PLC(30分間にわたる溶媒A中の20%ないし50%溶媒Bの勾配)は、1
8.70分間の観察した保持時間を有する生成物ペプチドを与えた。電子スプレ
ー質量分析(M):計算値 2384.18;実測値 2385.04(M+H)。
【0077】実施例16 以下の配列を有する、モノ−ジスルフィド架橋しアミド化したペプチドの調製:
Lys Cys Asn Thr Ala Thr Cys Ala Thr Gln Arg Leu Ala Asn Phe Leu Ala Arg
Ser Ser Gly Tyr−NH (配列番号16)。 上記ペプチドは、実施例1と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、環化させ、
精製した。分析に用いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B(C
CN中0.1%TFA)であった。凍結乾燥したペプチドの分析用RP−H
PLC(30分間にわたる溶媒A中の20%ないし50%溶媒Bの勾配)は、1
8.85分間の観察した保持時間を有する生成物ペプチドを与えた。電子スプレ
ー質量分析(M):計算値 2372.15;実測値 2372.97(M+H)。
【0078】実施例17 以下の配列を有する、モノ−ジスルフィド架橋しアミド化したペプチドの調製:
Lys Cys Asn Val Ala Thr Cys Ala Thr Ala Arg Leu Ala Ala Phe Leu Ala Arg
Ser Ser Gly Tyr−NH (配列番号17)。 上記ペプチドは、実施例1と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、環化させ、
精製した。分析に用いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B(C
CN中0.1%TFA)であった。次いで、凍結乾燥したペプチドの分析用
RP−HPLC(30分間にわたる溶媒A中の20%ないし50%溶媒Bの勾配
)を行い、生成物ペプチドの保持時間を測定する。電子スプレー質量分析(M)
:計算値 2270.14。
【0079】実施例18 以下の配列を有する、モノ−ジスルフィド架橋しアミド化したペプチドの調製:
Lys Cys Asn Val Ala Thr Cys Ala Thr Ala Arg Leu Ala Ala Phe Leu Ala His
Ser Ser Gly Tyr−NH (配列番号18)。 上記ペプチドは、実施例1と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、環化させ、
精製した。分析に用いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B(C
CN中0.1%TFA)であった。次いで、凍結乾燥したペプチドの分析用
RP−HPLC(30分間にわたる溶媒A中の20%ないし50%溶媒Bの勾配
)を行い、生成物ペプチドの保持時間を測定する。電子スプレー質量分析(M)
:計算値 2251.10。
【0080】実施例19 以下の配列を有する、モノ−ジスルフィド架橋しアミド化したペプチドの調製:
Lys Cys Asn Leu Ala Thr Cys Ala Thr Ala Arg Leu Ala Ala Phe Leu Ala Arg
Ser Ser Gly Tyr−NH)(配列番号19)。 上記ペプチドは、実施例1と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、環化させ、
精製した。分析に用いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B(C
CN中0.1%TFA)であった。次いで、凍結乾燥したペプチドの分析用
RP−HPLC(30分間にわたる溶媒A中の20%ないし50%溶媒Bの勾配
)を行い、生成物ペプチドの保持時間を測定する。電子スプレー質量分析(M)
:計算値 2284.16。
【0081】実施例20 以下の配列を有する、モノ−ジスルフィド架橋しアミド化したペプチドの調製:
Lys Cys Asn Leu Ala Thr Cys Ala Thr Ala Arg Leu Ala Ala Phe Leu Ala His
Ser Ser Gly Tyr−NH(配列番号20)。 上記ペプチドは、実施例1と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、環化させ、
精製した。分析に用いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B(C
CN中0.1%TFA)であった。次いで、凍結乾燥したペプチドの分析用
RP−HPLC(30分間にわたる溶媒A中の20%ないし50%溶媒Bの勾配
)を行い、生成物ペプチドの保持時間を測定する。電子スプレー質量分析(M)
:計算値 2265.11。
【0082】実施例21 以下の配列を有する、モノ−ジスルフィド架橋しアミド化したペプチドの調製:
Lys Cys Asn Met Ala Thr Cys Ala Thr Ala Arg Leu Ala Ala Phe Leu Ala Arg
Ser Ser Gly Tyr−NH (配列番号21)。 上記ペプチドは、実施例1と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、環化させ、
精製した。分析に用いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B(C
CN中0.1%TFA)であった。次いで、凍結乾燥したペプチドの分析用
RP−HPLC(30分間にわたる溶媒A中の20%ないし50%溶媒Bの勾配
)を行い、生成物ペプチドの保持時間を測定する。電子スプレー質量分析(M)
:計算値 2302.11。
【0083】実施例22 以下の配列を有する、モノ−ジスルフィド架橋しアミド化したペプチドの調製:
Lys Cys Asn Met Ala Thr Cys Ala Thr Ala Arg Leu Ala Ala Phe Leu Ala His
Ser Ser Gly Tyr−NH(配列番号22)。 上記ペプチドは、実施例1と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、環化させ、
精製した。分析に用いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B(C
CN中0.1%TFA)であった。次いで、凍結乾燥したペプチドの分析用
RP−HPLC(30分間にわたる溶媒A中の20%ないし50%溶媒Bの勾配
)を行い、生成物ペプチドの保持時間を測定する。電子スプレー質量分析(M)
:計算値 2283.07。
【0084】実施例23 以下の配列を有する、モノ−ジスルフィド架橋しアミド化したペプチドの調製:
Lys Cys Asn Leu Ala Thr Cys Ala Thr Gln Arg Leu Ala Asn Phe Leu Val Arg
Ser Ser Gly Tyr−NH (配列番号23)。 上記ペプチドは、実施例1と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、環化させ、
精製した。分析に用いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B(C
CN中0.1%TFA)であった。次いで、凍結乾燥したペプチドの分析用
RP−HPLC(30分間にわたる溶媒A中の20%ないし50%溶媒Bの勾配
)を行い、生成物ペプチドの保持時間を測定する。電子スプレー質量分析(M)
:計算値 2412.22。
【0085】実施例24 以下の配列を有する、モノ−ジスルフィド架橋しアミド化したペプチドの調製:
Lys Cys Asn Leu Ala Thr Cys Ala Thr Gln Arg Leu Ala Asn Phe Leu Val His
Ser Ser Gly Tyr−NH (配列番号24)。 上記ペプチドは、実施例1と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、環化させ、
精製した。分析に用いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B(C
CN中0.1%TFA)であった。次いで、凍結乾燥したペプチドの分析用
RP−HPLC(30分間にわたる溶媒A中の20%ないし50%溶媒Bの勾配
)を行い、生成物ペプチドの保持時間を測定する。電子スプレー質量分析(M)
:計算値 2393.17。
【0086】実施例25 以下の配列を有する、モノ−ジスルフィド架橋しアミド化したペプチドの調製:
Lys Cys Asn Val Ala Thr Cys Ala Thr Ala Arg Leu Ala Asn Phe Leu Val Arg
Ser Ser Gly Tyr−NH (配列番号25)。 上記ペプチドは、実施例1と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、環化させ、
精製した。分析に用いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B(C
CN中0.1%TFA)であった。次いで、凍結乾燥したペプチドの分析用
RP−HPLC(30分間にわたる溶媒A中の20%ないし50%溶媒Bの勾配
)を行い、生成物ペプチドの保持時間を測定する。電子スプレー質量分析(M)
:計算値 2341.18。
【0087】実施例26 以下の配列を有する、モノ−ジスルフィド架橋しアミド化したペプチドの調製:
Lys Cys Asn Val Ala Thr Cys Ala Thr Ala Arg Leu Ala Asn Phe Leu Val His
Ser Ser Gly Tyr−NH(配列番号26)。 上記ペプチドは、実施例1と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、環化させ、
精製した。分析に用いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B(C
CN中0.1%TFA)であった。次いで、凍結乾燥したペプチドの分析用
RP−HPLC(30分間にわたる溶媒A中の20%ないし50%溶媒Bの勾配
)を行い、生成物ペプチドの保持時間を測定する。電子スプレー質量分析(M)
:計算値 2322.13。
【0088】実施例27 以下の配列を有する、モノ−ジスルフィド架橋しアミド化したペプチドの調製:
Cys Asn Val Ala Thr Cys Ala Thr Ala Arg Leu Ala Ala Phe Leu Ala Arg Ser
Ser Gly Tyr−NH(配列番号27)。 上記ペプチドは、実施例1と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、環化させ、
精製した。該配列は、第二の保護システイン残基の付加後に完成した。分析に用
いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B(CHCN中0.1%T
FA)であった。次いで、凍結乾燥したペプチドの分析用RP−HPLC(30
分間にわたる溶媒A中の20%ないし50%溶媒Bの勾配)を行い、生成物ペプ
チドの保持時間を測定する。電子スプレー質量分析(M):計算値 2142.0
5。
【0089】実施例28 以下の配列を有する、モノ−ジスルフィド架橋しアミド化したペプチドの調製:
Cys Asn Val Ala Thr Cys Ala Thr Ala Arg Leu Ala Ala Phe Leu Ala His Ser
Ser Gly Tyr−NH(配列番号28)。 上記ペプチドは、実施例1と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、環化させ、
精製した。該配列は、第二の保護システイン残基の付加後に完成した。分析に用
いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B(CHCN中0.1%T
FA)であった。次いで、凍結乾燥したペプチドの分析用RP−HPLC(30
分間にわたる溶媒A中の20%ないし50%溶媒Bの勾配)を行い、生成物ペプ
チドの保持時間を測定する。電子スプレー質量分析(M):計算値 2123.0
0。
【0090】実施例29 以下の配列を有する、モノ−ジスルフィド架橋しアミド化したペプチドの調製:
Cys Asn Leu Ala Thr Cys Ala Thr Ala Arg Leu Ala Ala Phe Leu Ala Arg Ser
Ser Gly Tyr−NH (配列番号29)。 上記ペプチドは、実施例1と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、環化させ、
精製した。該配列は、第二の保護システイン残基の付加後に完成した。分析に用
いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B(CHCN中0.1%T
FA)であった。次いで、凍結乾燥したペプチドの分析用RP−HPLC(30
分間にわたる溶媒A中の20%ないし50%溶媒Bの勾配)を行い、生成物ペプ
チドの保持時間を測定する。電子スプレー質量分析(M):計算値 2156.0
6。
【0091】実施例30 以下の配列を有する、モノ−ジスルフィド架橋しアミド化したペプチドの調製:
Cys Asn Leu Ala Thr Cys Ala Thr Ala Arg Leu Ala Ala Phe Leu Ala His Ser
Ser Gly Tyr−NH(配列番号30)。 上記ペプチドは、実施例1と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、環化させ、
精製した。該配列は、第二の保護システイン残基の付加後に完成した。分析に用
いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B(CHCN中0.1%T
FA)であった。次いで、凍結乾燥したペプチドの分析用RP−HPLC(30
分間にわたる溶媒A中の20%ないし50%溶媒Bの勾配)を行い、生成物ペプ
チドの保持時間を測定する。電子スプレー質量分析(M):計算値 2137.0
2。
【0092】実施例31 以下の配列を有する、モノ−ジスルフィド架橋しアミド化したペプチドの調製:
Cys Asn Met Ala Thr Cys Ala Thr Ala Arg Leu Ala Ala Phe Leu Ala Arg Ser
Ser Gly Tyr−NH(配列番号31)。 上記ペプチドは、実施例1と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、環化させ、
精製した。該配列は、第二の保護システイン残基の付加後に完成した。分析に用
いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B(CHCN中0.1%T
FA)であった。次いで、凍結乾燥したペプチドの分析用RP−HPLC(30
分間にわたる溶媒A中の20%ないし50%溶媒Bの勾配)を行い、生成物ペプ
チドの保持時間を測定する。電子スプレー質量分析(M):計算値 2174.0
2。
【0093】実施例32 以下の配列を有する、モノ−ジスルフィド架橋しアミド化したペプチドの調製:
Cys Asn Met Ala Thr Cys Ala Thr Ala Arg Leu Ala Ala Phe Leu Ala His Ser
Ser Gly Tyr−NH(配列番号32)。 上記ペプチドは、実施例1と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、環化させ、
精製した。該配列は、第二の保護システイン残基の付加後に完成した。分析に用
いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B(CHCN中0.1%T
FA)であった。次いで、凍結乾燥したペプチドの分析用RP−HPLC(30
分間にわたる溶媒A中の20%ないし50%溶媒Bの勾配)を行い、生成物ペプ
チドの保持時間を測定する。電子スプレー質量分析(M):計算値 2154.9
8。
【0094】実施例33 以下の配列を有する、モノ−ジスルフィド架橋しアミド化したペプチドの調製:
Cys Asn Leu Ala Thr Cys Ala Thr Gln Arg Leu Ala Asn Phe Leu Val Arg Ser
Ser Gly Tyr−NH(配列番号33)。 上記ペプチドは、実施例1と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、環化させ、
精製した。該配列は、第二の保護システイン残基の付加後に完成した。分析に用
いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B(CHCN中0.1%T
FA)であった。次いで、凍結乾燥したペプチドの分析用RP−HPLC(30
分間にわたる溶媒A中の20%ないし50%溶媒Bの勾配)を行い、生成物ペプ
チドの保持時間を測定する。電子スプレー質量分析(M):計算値 2284.1
2。
【0095】実施例34 以下の配列を有する、モノ−ジスルフィド架橋しアミド化したペプチドの調製:
Cys Asn Leu Ala Thr Cys Ala Thr Gln Arg Leu Ala Asn Phe Leu Val His Ser
Ser Gly Tyr−NH(配列番号34)。 上記ペプチドは、実施例1と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、環化させ、
精製した。該配列は、第二の保護システイン残基の付加後に完成した。分析に用
いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B(CHCN中0.1%T
FA)であった。次いで、凍結乾燥したペプチドの分析用RP−HPLC(30
分間にわたる溶媒A中の20%ないし50%溶媒Bの勾配)を行い、生成物ペプ
チドの保持時間を測定する。電子スプレー質量分析(M):計算値 2265.0
8。
【0096】実施例35 以下の配列を有する、モノ−ジスルフィド架橋しアミド化したペプチドの調製:
Cys Asn Val Ala Thr Cys Ala Thr Ala Arg Leu Ala Asn Phe Leu Val Arg Ser
Ser Gly Tyr−NH(配列番号35)。 上記ペプチドは、実施例1と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、環化させ、
精製した。該配列は、第二の保護システイン残基の付加後に完成した。分析に用
いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B(CHCN中0.1%T
FA)であった。次いで、凍結乾燥したペプチドの分析用RP−HPLC(30
分間にわたる溶媒A中の20%ないし50%溶媒Bの勾配)を行い、生成物ペプ
チドの保持時間を測定する。電子スプレー質量分析(M):計算値 2213.0
8。
【0097】実施例36 以下の配列を有する、モノ−ジスルフィド架橋しアミド化したペプチドの調製:
Cys Asn Val Ala Thr Cys Ala Thr Ala Arg Leu Ala Asn Phe Leu Val His Ser
Ser Gly Tyr−NH(配列番号36)。 上記ペプチドは、実施例1と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、環化させ、
精製した。該配列は、第二の保護システイン残基の付加後に完成した。分析に用
いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B(CHCN中0.1%T
FA)であった。次いで、凍結乾燥したペプチドの分析用RP−HPLC(30
分間にわたる溶媒A中の20%ないし50%溶媒Bの勾配)を行い、生成物ペプ
チドの保持時間を測定する。電子スプレー質量分析(M):計算値 2194.0
3。
【0098】実施例37 以下の配列を有するアミド化したペプチドの調製: イソカプロイル−Leu Ser Thr Ala Ala Thr Ala Arg Leu Ala Ala Phe Leu Ala
His Ser−NH (配列番号37)。 上記ペプチドは、実施例4と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、精製した。
N末端は、最終的カップリングサイクルにおいてイソカプロイル−ロイシンを用
いて完成した。分析に用いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B
(CHCN中0.1%TFA)であった。次いで、凍結乾燥したペプチドの分
析用RP−HPLC(30分間にわたる溶媒A中の20%ないし50%溶媒Bの
勾配)を行い、生成物ペプチドの保持時間を測定する。電子スプレー質量分析(
M):計算値 1695.96。
【0099】実施例38 以下の配列を有するアミド化したペプチドの調製: イソカプロイル−Val Ser Thr Ala Ala Thr Ala Arg Leu Ala Ala Phe Leu Ala
Arg Ser−NH (配列番号38)。 上記ペプチドは、実施例4と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、精製した。
N末端は、最終的カップリングサイクルにおいてイソカプロイル−ロイシンを用
いて完成した。分析に用いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B
(CHCN中0.1%TFA)であった。次いで、凍結乾燥したペプチドの分
析用RP−HPLC(30分間にわたる溶媒A中の20%ないし50%溶媒Bの
勾配)を行い、生成物ペプチドの保持時間を測定する。電子スプレー質量分析(
M):計算値 1700.98。
【0100】実施例39 以下の配列を有するアミド化したペプチドの調製: イソカプロイル−Val Ser Thr Ala Ala Thr Ala Arg Leu Ala Ala Phe Leu Ala
His Ser−NH(配列番号39)。 上記ペプチドは、実施例4と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、精製した。
N末端は、最終的カップリングサイクルにおいてイソカプロイル−ロイシンを用
いて完成した。分析に用いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B
(CHCN中0.1%TFA)であった。次いで、凍結乾燥したペプチドの分
析用RP−HPLC(30分間にわたる溶媒A中の20%ないし50%溶媒Bの
勾配)を行い、生成物ペプチドの保持時間を測定する。電子スプレー質量分析(
M):計算値 1681.94。
【0101】実施例40 以下の配列を有するアミド化したペプチドの調製: イソカプロイル−Met Ser Thr Ala Ala Thr Ala Arg Leu Ala Ala Phe Leu Ala
Arg Ser−NH (配列番号40)。 上記ペプチドは、実施例4と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、精製した。
N末端は、最終的カップリングサイクルにおいてイソカプロイル−ロイシンを用
いて完成した。分析に用いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B
(CHCN中0.1%TFA)であった。次いで、凍結乾燥したペプチドの分
析用RP−HPLC(30分間にわたる溶媒A中の20%ないし50%溶媒Bの
勾配)を行い、生成物ペプチドの保持時間を測定する。電子スプレー質量分析(
M):計算値 1732.95。
【0102】実施例41 以下の配列を有するアミド化したペプチドの調製: イソカプロイル−Met Ser Thr Ala Ala Thr Ala Arg Leu Ala Ala Phe Leu Ala
His Ser−NH(配列番号41)。 上記ペプチドは、実施例4と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、精製した。
N末端は、最終的カップリングサイクルにおいてイソカプロイル−ロイシンを用
いて完成した。分析に用いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B
(CHCN中0.1%TFA)であった。次いで、凍結乾燥したペプチドの分
析用RP−HPLC(30分間にわたる溶媒A中の20%ないし50%溶媒Bの
勾配)を行い、生成物ペプチドの保持時間を測定する。電子スプレー質量分析(
M):計算値 1713.91。
【0103】実施例42 以下の配列を有するアミド化したペプチドの調製: Leu Ser Thr Ala Ala Thr Ala Arg Leu Ala Ala Phe Leu Ala His Ser−NH
配列番号42)。 上記ペプチドは、実施例6と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、精製した。
分析に用いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B(CHCN中
0.1%TFA)であった。次いで、凍結乾燥したペプチドの分析用RP−HP
LC(30分間にわたる溶媒A中の20%ないし50%溶媒Bの勾配)を行い、
生成物ペプチドの保持時間を測定する。電子スプレー質量分析(M):計算値
1598.89。
【0104】実施例43 以下の配列を有するアミド化したペプチドの調製: Val Ser Thr Ala Ala Thr Ala Arg Leu Ala Ala Phe Leu Ala Arg Ser−NH
配列番号43)。 上記ペプチドは、実施例6と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、精製した。
分析に用いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B(CHCN中
0.1%TFA)であった。次いで、凍結乾燥したペプチドの分析用RP−HP
LC(30分間にわたる溶媒A中の20%ないし50%溶媒Bの勾配)を行い、
生成物ペプチドの保持時間を測定する。電子スプレー質量分析(M):計算値
1603.92。
【0105】実施例44 以下の配列を有するアミド化したペプチドの調製: Val Ser Thr Ala Ala Thr Ala Arg Leu Ala Ala Phe Leu Ala His Ser−NH
配列番号44)。 上記ペプチドは、実施例6と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、精製した。
分析に用いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B(CHCN中
0.1%TFA)であった。次いで、凍結乾燥したペプチドの分析用RP−HP
LC(30分間にわたる溶媒A中の20%ないし50%溶媒Bの勾配)を行い、
生成物ペプチドの保持時間を測定する。電子スプレー質量分析(M):計算値
1584.87。
【0106】実施例45 以下の配列を有するアミド化したペプチドの調製: Met Ser Thr Ala Ala Thr Ala Arg Leu Ala Ala Phe Leu Ala Arg Ser−NH
配列番号45)。 上記ペプチドは、実施例6と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、精製した。
分析に用いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B(CHCN中
0.1%TFA)であった。次いで、凍結乾燥したペプチドの分析用RP−HP
LC(30分間にわたる溶媒A中の20%ないし50%溶媒Bの勾配)を行い、
生成物ペプチドの保持時間を測定する。電子スプレー質量分析(M):計算値
1635.89。
【0107】実施例46 以下の配列を有するアミド化したペプチドの調製: Met Ser Thr Ala Ala Thr Ala Arg Leu Ala Ala Phe Leu Ala His Ser−NH
配列番号46)。 上記ペプチドは、実施例6と同様の方法で、Fmoc−保護アミノ酸(Applie
d Biosystems社製)を用いて、4−(2'−4'−ジメトキシフェニル)−Fmo
cアミノメチルフェノキシアセトアミドノルロイシンMBHA樹脂(Novabioche
m、0.55ミリモル/g)上で組立て、樹脂から切断し、脱保護し、精製した。
分析に用いたのは、溶媒A(水中0.1%TFA)および溶媒B(CHCN中
0.1%TFA)であった。次いで、凍結乾燥したペプチドの分析用RP−HP
LC(30分間にわたる溶媒A中の20%ないし50%溶媒Bの勾配)を行い、
生成物ペプチドの保持時間を測定する。電子スプレー質量分析(M):計算値
1616.85。
【0108】実施例A ラット側坐核膜(アミリン受容体)への結合 アミリン受容体への化合物の結合の評価は、以下の通り行った。125I−B
H−ラットアミリンは、Amersham Corporation(Arlington Heights、IL)から
購入した。使用した時点での特異活性は、1950ないし2000Ci/ミリモ
ルの範囲にあった。非標識参照ペプチドは、BACHEM Inc.(Torrance、CA)およ
びPeninsula Laboratories(Belmont、CA)から得た。 雄性Sprague Dawleyラット(200ないし250グラム)を断頭により犠牲に
した。脳は冷リン酸緩衝生理食塩水(PBS)に移した。切断は、腹側表面から
、嗅索と側面で接し、これらの索から内側に45度の角度にて伸ばした視床下部
の吻側に行った。側坐核および周囲領域を含む前脳基底組織を重量測定し、氷冷
の20mM HPETS緩衝液(20mM HEPES酸、23℃にてNaOHで
pHを7.4に調整)中でホモジナイズした。膜は、48000×gにて15分
間の遠心によって新たな緩衝液で3回洗浄した。最終的な膜ペレットを0.2m
Mフェニルメチルスルホニルフルオリド(PMSF)を含有した20mM HP
ETS緩衝液に懸濁した。
【0109】 125I−アミリン結合を測定するために、4mgのオリジナルの湿重量の組
織からの膜を、0.5mg/mlバシトラシン、0.5mg/mlウシ血清アルブ
ミンおよび0.2mM PMSFを含有する20mM HPETS緩衝液中で12
ないし16pMの125I−アミリンとインキュベートした。溶液を23℃にて
60分間インキュベートした。インキュベーションは、放射性標識したペプチド
の特異的結合を低下させるために、0.3%ポリエチレンイミン中で4時間予め
浸漬させたGF/Bガラスファイバーフィルター(Whatman Inc.、Clifton、NJ
)を通しての濾過によって終了した。フィルターを濾過直前に5ml冷PBSで
、次いで濾過直後に15ml冷PBSで洗浄した。フィルターを取り出し、77
%のカウント効率にてガンマカウンターで放射活性を調べた。IC50として報
告した結果を表Iに示す。
【0110】実施例B 35S]−GTPγS C1aアゴニスト試験 化合物−対−C1a受容体のアゴニスト活性の評価は、以下の通り行った: これらの試験に用いた参照ペプチドは、Bachem(Torrance、CA)から購入した
。他のすべての化学薬品は最高級の市販等級であった。[35S]−GTPγS
は、NEN Life Science Products社、Pittsburgh、PAから購入した。[125
]−ヒトカルシトニンは、Amersham Pharmacia Biotech社、Piscataway、NJから
購入した。
【0111】 Cla pcDNA構築およびトランスフェクションのための方法は、従前に
記載されている(Albrandtら、1993、FEBS Letters、325:225−23
2)。ラットCla型カルシトニン受容体(Cla/293)またはヒトCla
型カルシトニン受容体(1154/293)を安定して発現するHEK293細
胞系は、G418耐性および限界希釈培養法によって選択した。
【0112】 密集細胞をPBS中の5mM EDTAでのインキュベーションによって組織
培養フラスコから分離した。細胞は、氷冷のpH7.4の20mM HEPES中
でPolytronホモジナイザーでホモジナイズした。原形質膜は、新たな緩衝液で洗
浄し、48,000×gで15分間遠心する3サイクルを用いて集めた。最終的
な膜ペレットは、0.2mM フェニルメチルスルゴニルフルオリド(PMSF)
を含有する20mM HEPES緩衝剤に再懸濁し、−70℃にて貯蔵した。
【0113】 アッセイ緩衝液は、pH7.4の1μM GDP、1mM EDTA、5mM M
gCl、20mM Hepesおよび150mM NaClを含有した。膜(7
.5μg膜蛋白質/ウェル)、[35S]−GTPγS(200pM)およびペ
プチドは、96ウェルのマイクロタイタープレート中の200μlの緩衝液と合
わせた。室温にて75分間のインキュベーションの後、ウェル内容物は、Tomtec
Mach IIプレートハーベスター(Hamden、CT)を用いて、GF/Bガラスファ
イバーパッド上に採取した。乾燥したパッドは、シンチラントと合わせ、Wallac
LKB Beta Plateシンチレーションカウンターでカウントした。濃度応答曲線で
は、試料は、10−6または10−7Mにて出発する6log濃度にわたって二
連にて行われた。最大アゴニスト特異的結合を1μMヒトカルシトニンの存在下
にて測定し、緩衝液単独の存在下にて構成的結合を測定した。
【0114】 ペプチドの能力(競合的結合についてのIC50、および濃度‐反応曲線につ
いてのEC50)は、Prism(バージョン2.01、GraphPAD Software、San Die
go、CA)を用いて、非線形回帰により計算した。 ED50として報告した結果を表Iに示す。
【0115】実施例C Cla/293競合的結合試験: 化合物をC1a受容体への結合における競合につき以下のごとく調べた: これらの試験に用いた参照ペプチドは、Bachem(Torrance、CA)から購入した
。他のすべての化学薬品は最高級の市販等級であった。[35S]−GTPγS
はNEN Life Science Products社、Pittsburgh、PAから購入した。[125I]
−ヒトカルシトニンは、Amersham Pharmacia Biotech社、Piscataway、NJから購
入した。 Cla pcDNA構築およびトランスフェクションのための方法は従前に記
載されている(Albrandtら、1993)。ラットCla型カルシトニン受容体(
Cla/293)またはヒトCla型カルシトニン受容体(1154/293)
を安定して発現するHEK293細胞系は、G418耐性および限界希釈培養法
によって選択した。 密集細胞は、PBS中の5mM EDTAでのインキュベーションによりイン
キュベーションによって組織培養フラスコから分離した。細胞は、Polytronホモ
ジナイザーでpH7.4の氷冷20mM HEPES中でホモジナイズした。原形
質膜は、新たな緩衝液中で洗浄し、48,000×gにて15分間遠心する3サ
イクルを用いて集めた。最終的な膜ペレットは、0.2mM フェニルメチルスル
ゴニルフルオリド(PMSF)を含有する20mM HEPES緩衝剤に再懸濁
し、−70℃にて貯蔵した。
【0116】 アッセイ緩衝液は、pH7.4の、5μg/mlベスタチン、1μg/mlフ
ォスフォラミドン、1mg/mlのウシ血清アルブミン(フラクションV)、1
mg/mlのバシトラシン、1mM MgClおよび20mM HEPESを含
有した。膜(2−5μg膜蛋白質/ウェル)、[125I]−ヒトカルシトニン
(20pM)およびペプチドを96ウェルのマイクロタイタープレート中の20
0μlの緩衝液と合わせた。室温にて60分間のインキュベーションの後、ウェ
ル内容物は、Tomtec Mach IIプレートハーベスター(Hamden、CT)を用いて、
GF/Bガラスファイバーパッド上に採取した。乾燥したパッドは、シンチラン
トと合わせ、Wallac LKB Beta Plateシンチレーションカウンター(Gaithersbur
g、MD)でカウントした。濃度応答曲線では、試料は、10−6または10−7
Mにて出発する6log濃度にわたって二連にて行った。非特異的結合を100
nMヒトカルシトニンの存在下にて測定した。 IC50として報告した結果を表Iに示す。
【0117】
【表1】
【0118】実施例D フェノールレッド胃内容排出アッセイ: 胃内容排出は、Scarpignatoらのオリジナルの方法(Arch. Int. Pharmacodyn.
Ther. 246:286−295(1980))の修飾(Plourdeら、Life Sci.
53:857−862(1993))を用いて測定した。覚醒ラットは、ガバー
ジによって、1.5% メチルセルロース(M−0262、Sigma Chemical Co、St
. Louis、MO)および0.05% フェノールレッド指示薬を含有する1.5mlの
無カロリーゲルを受けた。ガバージの20分後、ラットを5%ハロタンを用いて
麻酔し、胃を開け、動脈鉗子を用いて幽門および下部食道括約筋にてクランプし
、取り出し、固定容量まで作成したアルカリ溶液中へ開けた。胃内容量は、56
0nmの波長での吸光度によって測定されたアルカリ溶液中のフェノールレッド
の強度から得た。大部分の実験において、胃内容物は透明であった。他の実験に
おいて、粒状の胃内容物を遠心して、吸光度測定のために溶液を澄明とした。希
釈された胃内容物が濁ったままである場合、フェノールレッドによる分光学的吸
光度をアルカリ性希釈液−対−酸性化した希釈液中に存在するものの間の差とし
て導いた。
【0119】 7匹のラットに対する別々の実験において、胃および小腸を摘出し、アルカリ
溶液に開けた。ガバージの29分以内に上部胃腸管から回収できたフェノールレ
ッドの量は89±4%であり;腸管腔表面に回収しがたく結合したらしい染料は
残りを説明できる。この小さな損失を補正するために、20分後に残留している
胃内容量のパーセントを同一実験におけるガバージ直後に犠牲にした対照ラット
から回収した胃内容量の分数として表した。パーセント胃内容残量=(20分で
の吸光度)/(0分での吸光度)。ED50データを示すそれらの化合物では、
胃内容排出についての用量反応曲線は、最小二乗反復ルーチン(ALLFIT、v2.7
、NIH、MD)を用いる4変数ロジスティックモデルにフィットさせて、EC50
を導いた。EC50は対数−正規分布であるので、対数の±標準誤差で表す。ペ
アでの比較は、分散の片側分析およびStudent−Newman−Keulsの多重比較検定(
Instat v2.0、GraphPad Software、San Diego、CA)を用いて、有意レベルと
してP<0.05を用い行った。
【0120】 用量反応試験についての参照点として、0.15M生理食塩水に溶解したラッ
トアミリン(Bachem、Torrance、CA)を、20時間絶食したHarlan Sprague Daw
leyラット(非糖尿病)および6時間絶食した糖尿病BBラットにガバージの5
分前にて、0、0.01、0.1、10または100μgの用量で0.1mlの皮
下ボーラスとして投与した。皮下アミリン注射をフェノールレッド指示薬でのガ
バージの5分前に与えた場合、用量依存的な抑制の胃内容排出であった(データ
は示さず)。胃内容排出の抑制を1μgのアミリンを投与した正常なHSDラッ
トにおいて、および10μgを投与した糖尿病ラットにおいて完了した(P=0
.22、0.14)。正常ラットにおける胃内容排出の阻害のED50は、0.4
3μg(0.60ナノモル/kg)±0.19 log単位であり、糖尿病ラット
では2.2μg(2.3ナノモル/kg)±0.18 log単位であった。
【0121】 (ラットまたはヒト)アミリンおよび単離されたヒラメ筋におけるアミリン様
作用を示す(サケカルシトニン、CGRPおよびラットカルシトニンを含めた)
化合物が、本覚醒ラットモデルにおいて胃内容排出を用量依存的に阻害すること
を観察した。CGRPアゴニストとして作用するが、アミリンまたはカルシトニ
ン・アゴニストとして作用しないことが観察されているアドレノメデュリンは、
このモデルで用いた最大用量(100μg)にて胃内容排出を阻害しない(この
モデルの胃内容排出の阻害がCGRP受容体によって媒介することがありそうも
ないことを示す)。 結果を表IIに示す。
【0122】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CR, CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G D,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN ,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC, LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,M K,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO ,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ, TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,Z A,ZW (72)発明者 キャスリン・エス・プリケット アメリカ合衆国92126カリフォルニア州サ ンディエゴ、トレイルブラッシュ・テラス 7612番 Fターム(参考) 4C084 AA02 AA07 BA01 BA02 BA18 CA59 DB31 DB33 NA14 ZA66 ZC35 4H045 AA10 AA30 BA17 DA30 EA27 FA34 FA58 FA61 FA81 GA25 HA03

Claims (82)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式: X−Xaa−X−Xaa−X−Xaa−X−Xaa−X−Xaa−X−NH
    [式中、Xは、Lys、Argまたは不存在であり; Xは、XaaXaaXaaXaa(配列番号47)またはZ−Xaa10SerThrであ
    り、但し、XがZ−Xaa10Ser−Thrであるならば、XおよびXaaは共に不存
    在であり; Xは、AlaThr、AlaSer、SerMet、GluThrまたはValThrであり; Xは、ArgLeuAla、HisLeuAla、ArgIleAla、LysIleAla、ArgMetAla、HisMetAl
    a、LysMetAlaまたはArgLeuThrであり; Xは、PheLeu、PheIle、PheMet、TyrLeu、TyrIle、TyrMet、TrpMet、TrpIle
    またはTrpMetであり; Xは、ArgSerSerGlyTyr(配列番号48)、LysSerSerGlyTyr(配列番号49
    )、HisSerSerGlyTyr(配列番号50)、ProSerSerGlyTyr(配列番号51)、Ar
    gSerArgGlyTyr(配列番号52)、ArgThrSerGlyTyr(配列番号53)、ArgAlaSe
    rGlyTyr(配列番号54)、AlaSerSerGlyTyr(配列番号55)、ArgSerAlaGlyTy
    r(配列番号56)、HisSerAlaGlyTyr(配列番号57)、ArgSerGlyTyr(配列番
    号58)、ArgSer、LysSer、HisSer、ArgThr、ProSerまたはArgであり; Xaaは、Cysまたは不存在であり; Xaaは、CysまたはAlaであり; Xaaは、Gln、AlaまたはAsnであり; Xaaは、Asn、AlaまたはGlnであり; Xaaは、Val、Ala、Ile、Met、Leu、ペンチルGly、またはt−ブチルGlyであ
    り; Xaaは、Asn、GlnまたはAspであり; Xaaは、Thr、Ser、Met、Val、LeuまたはIleであり; Xaaは、AlaまたはValであり; Xaaは、ThrまたはSerであり; Xaa10は、Leu、Val、MetまたはIleであり;および Zは、約1ないし8個の炭素原子のアルカノイル基または不存在である] で表される化合物またはその医薬上許容される塩。
  2. 【請求項2】 XがAlaThrである請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】 XがArgLeuAlaである請求項2記載の化合物。
  4. 【請求項4】 XがPheLeuである請求項3記載の化合物。
  5. 【請求項5】 XがArgSerSerGlyTyr(配列番号48)、HisSerSer GlyTyr(配列番号50)、ArgSerまたはHisSerである請求項4記載の化合物。
  6. 【請求項6】 Xが、ArgSerSerGlyTyr(配列番号48)またはArgSerであ
    る請求項5記載の化合物。
  7. 【請求項7】 Xが、ArgSerSerGlyTyr(配列番号48)またはHis SerSerGlyTyr(配列番号50)である請求項5記載の化合物。
  8. 【請求項8】 XaaがCysである請求項7記載の化合物。
  9. 【請求項9】 XaaがCysである請求項8記載の化合物。
  10. 【請求項10】 XaaおよびXaaが、ジスルフィド架橋を形成する請求項
    9記載の化合物。
  11. 【請求項11】 Xが、AsnThrAlaThr(配列番号59)、AsnValAlaThr(
    配列番号60)、AsnLeuAlaThr(配列番号61)またはAsnMetAlaThr(配列番号
    62)である請求項9記載の化合物。
  12. 【請求項12】 XaaがAlaまたはGlnである請求項11記載の化合物。
  13. 【請求項13】 XaaがAlaまたはAsnである請求項12記載の化合物。
  14. 【請求項14】 XaaがAlaまたはValである請求項13記載の化合物。
  15. 【請求項15】 Xが、AsnThrAlaThr(配列番号59)またはAsnVal AlaThr(配列番号60)である請求項14記載の化合物。
  16. 【請求項16】 XaaおよびXaaが、ジスルフィド架橋を形成する請求項
    15記載の化合物。
  17. 【請求項17】 XがArgSerSerGlyTyr(配列番号48)である請求項15
    記載の化合物。
  18. 【請求項18】 XがAsnThrAlaThr(配列番号59)である請求項17記
    載の化合物。
  19. 【請求項19】 XがLysである請求項18記載の化合物。
  20. 【請求項20】 XaaがAlaである請求項19記載の化合物。
  21. 【請求項21】 XaaがAlaである請求項20記載の化合物。
  22. 【請求項22】 XaaがAlaである請求項21記載の化合物。
  23. 【請求項23】 XaaおよびXaaが、ジスルフィド架橋を形成する請求項
    22記載の化合物。
  24. 【請求項24】 XがAsnValAlaThr(配列番号60)である請求項12記
    載の化合物。
  25. 【請求項25】 XaaがGlnである請求項24記載の化合物。
  26. 【請求項26】 XaaがAsnである請求項25記載の化合物。
  27. 【請求項27】 XaaがValである請求項26記載の化合物。
  28. 【請求項28】 Xが不存在である請求項27記載の化合物。
  29. 【請求項29】 XaaおよびXaaが、ジスルフィド架橋を形成する請求項
    28記載の化合物。
  30. 【請求項30】 Xが、ArgSerまたはHisSerである請求項5記載の化合物
  31. 【請求項31】 XaaがCysである請求項30記載の化合物。
  32. 【請求項32】 XaaがCysである請求項31記載の化合物。
  33. 【請求項33】 XaaおよびXaaが、ジスルフィド架橋を形成する請求項
    32記載の化合物。
  34. 【請求項34】 Xが、AsnThrAlaThr(配列番号59)またはAsnVal AlaThr(配列番号60)である請求項32記載の化合物。
  35. 【請求項35】 XがArgSerである請求項34記載の化合物。
  36. 【請求項36】 XがAsnThrAlaThr(配列番号59)である請求項35記
    載の化合物。
  37. 【請求項37】 XaaがAlaである請求項36記載の化合物。
  38. 【請求項38】 XaaがAlaである請求項37記載の化合物。
  39. 【請求項39】 XaaがAlaである請求項38記載の化合物。
  40. 【請求項40】 XaaおよびXaaが、ジスルフィド架橋を形成する請求項
    39記載の化合物。
  41. 【請求項41】 Xが不存在である請求項5記載の化合物。
  42. 【請求項42】 Xaaが不存在である請求項41記載の化合物。
  43. 【請求項43】 Xが、ArgSerまたはHisSerである請求項42記載の化合
    物。
  44. 【請求項44】 XがZ−Xaa10SerThrである請求項43記載の化合物。
  45. 【請求項45】 Xaa10が、Leu、ValまたはMetである請求項44記載の化
    合物。
  46. 【請求項46】 XaaがAlaである請求項45記載の化合物。
  47. 【請求項47】 XaaがAlaである請求項46記載の化合物。
  48. 【請求項48】 XaaがAlaである請求項47記載の化合物。
  49. 【請求項49】 XがArgSerである請求項48記載の化合物。
  50. 【請求項50】 Xaa10がLeuである請求項49記載の化合物。
  51. 【請求項51】 Xが不存在である請求項1記載の化合物。
  52. 【請求項52】 Xaaが不存在である請求項51記載の化合物。
  53. 【請求項53】 XがZ−Xaa10SerThrである請求項52記載の化合物。
  54. 【請求項54】 XがXaaXaaXaaXaa(配列番号47)である請求
    項1記載の化合物。
  55. 【請求項55】 XaaがAsnであり、XaaがAlaであって、XaaがThrであ
    る請求項54記載の化合物。
  56. 【請求項56】 配列番号1ないし46から選択されるアミノ酸配列を有す
    る請求項1記載の化合物。
  57. 【請求項57】 配列番号1ないし16から選択されるアミノ酸配列を有す
    る請求項56記載の化合物。
  58. 【請求項58】 配列番号1ないし6から選択されるアミノ酸配列を有する
    請求項57記載の化合物。
  59. 【請求項59】 XaaがAlaまたはGlnであり、XaaがAlaまたはAsnであっ
    て、XaaがAlaまたはValである請求項1記載の化合物。
  60. 【請求項60】 XaaがAlaである請求項59記載の化合物。
  61. 【請求項61】 XaaがAlaである請求項60記載の化合物。
  62. 【請求項62】 XaaがAlaである請求項61記載の化合物。
  63. 【請求項63】 XaaがGlnである請求項59記載の化合物。
  64. 【請求項64】 XaaがValである請求項63記載の化合物。
  65. 【請求項65】 XaaがAsnである請求項64記載の化合物。
  66. 【請求項66】 XがArgLeuAlaである請求項1記載の化合物。
  67. 【請求項67】 XがPheLeuである請求項1記載の化合物。
  68. 【請求項68】 Xが、ArgSerSerGlyTyr(配列番号48)、HisSer SerGlyTyr(配列番号50)、ArgSerまたはHisSerである請求項1記載の化合物
  69. 【請求項69】 Xが、AsnThrAlaThr(配列番号59)、AsnValAlaThr(
    配列番号60)、AsnLeuAlaThr(配列番号61)またはAsnMetAlaThr(配列番号
    62)である請求項1記載の化合物。
  70. 【請求項70】 Xが、AsnThrAlaThr(配列番号59)またはAsnVal AlaThr(配列番号60)である請求項69記載の化合物。
  71. 【請求項71】 XaaがCysである請求項1記載の化合物。
  72. 【請求項72】 XaaがCysである請求項72記載の化合物。
  73. 【請求項73】 XaaおよびXaaが、ジスルフィド架橋を形成する請求項
    73記載の化合物。
  74. 【請求項74】 Xが不存在である請求項1記載の化合物。
  75. 【請求項75】 Xaaが不存在である請求項74記載の化合物。
  76. 【請求項76】 XaaがAlaである請求項75記載の化合物。
  77. 【請求項77】 請求項1、56、57および58のうちいずれか1記載の
    化合物および医薬上許容される担体を含むことを特徴とする医薬組成物。
  78. 【請求項78】 治療を必要とする対象における糖尿病を治療する方法であ
    って、請求項1、56、57または58のうちいずれか1記載の化合物の治療上
    有効量を該対象に投与することを含むことを特徴とする該方法。
  79. 【請求項79】 該糖尿病がI型糖尿病である請求項78記載の方法。
  80. 【請求項80】 該糖尿病がII型糖尿病である請求項78記載の方法。
  81. 【請求項81】 対象における胃腸運動を有利に調節する方法であって、請
    求項1、56、57または58のうちいずれか1記載の化合物の治療上有効量を
    該対象に投与することを含むことを特徴とする該方法。
  82. 【請求項82】 胃腸運動の該有利な調節が胃内排出を遅延させることを含
    むことを特徴とする請求項81記載の方法。
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