JPH037773Y2 - - Google Patents

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JPH037773Y2
JPH037773Y2 JP13384084U JP13384084U JPH037773Y2 JP H037773 Y2 JPH037773 Y2 JP H037773Y2 JP 13384084 U JP13384084 U JP 13384084U JP 13384084 U JP13384084 U JP 13384084U JP H037773 Y2 JPH037773 Y2 JP H037773Y2
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  • Measurement Of Optical Distance (AREA)
  • Focusing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、カメラの距離測定装置に関するもの
であり、詳しくはカメラの前面に配された投光手
段により被写体に投光された光を同じくカメラ前
面に配された受光手段により受光し、その受光の
角度に基づいて3角測距法によりカメラから被写
体までの距離を測定する距離測定装置に関するも
のである。
(従来技術) 3角測距法を利用した、オートフオーカスのた
めの距離測定装置には、特定波長域の光を被写体
に投光し、被写体により反射された光を受光し
て、投光と受光の角度から距離を測定するものが
知られている。このような距離測定装置は、複数
個の受光素子(多くの場合アレイ)を使用するた
め、製造コストが高くなるという問題があり、安
価かつ測距精度の高い距離測定装置の出現が望ま
れていた。
(考案の目的) 本考案は上記事情に鑑み、製造コストが安く、
測距精度の高いカメラ用の距離測定装置を提供す
ることを目的とするものである。
(考案の構成) 本考案の距離測定装置は、被写体に向けて投光
された光を受光する2つの受光素子のいずれか一
方の素子の前面に濃度勾配フイルタを配し、この
2つの受光素子からの出力を比較して被写体まで
の距離を判別する距離判別回路を備えてなるもの
である。被写体に光を投光する投光手段はカメラ
のフアインダ側面に配され、また、受光素子はこ
の投光手段に対し、撮影光軸を挾んで反対側に配
されている。また濃度勾配フイルタはその勾配方
向が投光手段と受光手段を結ぶ直線方向となるよ
うに配されている。なお、投光手段と受光手段
を、撮影用レンズを挾んでカメラ前面の対角方向
の位置に配することによりこの2つの手段の距
離、すなわち3角測距の基線長を長くとることが
望ましい。
(考案の効果) 本考案の距離測定装置によれば、一方の受光素
子の前面に濃度勾配フイルタが配され、このフイ
ルタの勾配が投光手段と受光手段を結ぶ直線の方
向に設定されており、カメラから被写体までの距
離に応じて被写体像がこの受光素子上で濃度勾配
の形成されている方向に移動するから、この受光
素子の出力値はカメラから被写体までの距離の関
数として得られる。
さらに、距離判別回路によりこの受光素子から
の出力を、参照信号の役目を果たす他方の受光素
子(濃度勾配フイルタを配していない素子)から
の出力と比較するようにしているから、被写体ま
での距離の変化や被写体の形状の変化によつて被
写体からカメラに到達する反射光量が変化しても
被写体までの距離を正確に測定することができ
る。
さらに、投光手段と受光素子が撮影光軸を挾ん
で配されているので視差が極めて小さい。また投
光手段と受光素子が撮影レンズを挾んで配される
ことになり、基線長を大きくとることができるか
ら精度の高い距離測定を行なうことができる。
また、一般的に受光素子がカメラ前面の下方右
隅あるいは下方左隅の鏡筒に近い部分に配される
ことになるからカメラ内部のスペースを有効利用
することができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面を用いて説明す
る。
第1図は、本考案の実施例を使用したカメラの
前面を示すものである。
カメラ前面の中央部には撮影レンズ1が配さ
れ、このレンズ1の上方にはフアインダ2および
投光レンズ3が配され、この投光レンズ3に対し
て撮影レンズ1を挾んで対向する位置に受光部4
が配されている。また、できるだけ投光レンズ3
と受光部4の距離を大きくとることができるよう
にこのレンズ3と受光部4はこの前面の対角方向
に配されている。
受光部4は、第2図に示すように2つの対物レ
ンズ5a、5bと、この対物レンズ5a、5bの
それぞれの背面に配された受光素子6a、6bと
受光素子6bの前面に近接して配された濃度勾配
フイルタ7からなつている。この濃度勾配フイル
タ7の勾配の方向はこの受光部4と投光レンズ3
を結ぶ直線方向に設定されている。また、受光素
子6a、6bの連なる方向は上述した受光部4と
投光レンズ3を結ぶ直線方向に対して略直交する
ようにかつ撮影レンズ1の近傍に配されている。
さらに、投光レンズ3の背面にはこの投光レン
ズ3を通して被写体を照射する光ビームを発する
投光素子8が配されている。
次に、2つの受光素子6a、6bからの出力を
比較して距離を判別する距離判別回路を第3図に
示す。この回路は、受光素子6a,6bからの電
流を電圧に変換するI−V変換器9a,9bと、
この−V変換器9a,9bからの電圧を増幅す
る電圧増幅器10a,10bと、電圧増幅器10
aからの電圧を分圧するタツプ付抵抗器11と、
この抵抗器11により分圧された電圧と電圧増幅
器10bからの電圧を比較してその結果をパルス
信号として出力する複数の比較器12a,12
b,12c,12dからなつている。
以下、本実施例の原理および動作を第3図、第
4図および第5図を用いて説明する。
投光素子から出力された光は、スリツト13お
よび投光レンズ3により光ビームとされ、目標と
する被写体14に照射される。この被写体からの
反射光は対物レンズ5a,5bにより受光素子6
a,6b上に結像される。例えば、被写体14が
至近距離にあるとすれば被写体14の光点像は投
光素子8から遠い位置15a,15bに形成さ
れ、また被写体14が遠距離にあるとすれば被写
体14の光点像は投光素子8に近い位置16a,
16bに形成される。受光素子6bの前面には、
投光素子8から遠くなるに従つて濃度が大きくな
るように濃度勾配フイルタ7が配されているか
ら、被写体14までの距離が近くなる程受光素子
6bからの出力が小さくなる。対物レンズ5a,
5bに入射する光量は被写体14までの距離や被
写体14の形状により変化するが、2つの対物レ
ンズ5a,5bに入射する光量は略等しいので2
つの受光素子6a,6bからの出力の比を計算し
てやれば被写体14の光点像が形成される受光素
子6b上の位置がわかる。すなわち、この計算に
よりカメラから被写体14までの距離がわかるの
である。この被写体14までの距離tと2つの受
光素子6a,6bの出力の比p(受光素子6aの
出力/受光素子6bの出力)との関係を表わした
のが第6図である。
次に、この距離を判別する距離判別回路につい
て説明する。
受光素子6a上に形成された光点像は、受光素
子6aによつて光点像の光量に応じた電流に変換
され、この後I−V変換器9aによりこの電流に
比例した電圧に変換される。この電圧は増幅器1
0aにより増幅されて電圧V1が増幅器10aの
出力端子に発生する。したがつて、抵抗器11を
構成する各抵抗部17a,17b,17c,17
d,17eが同一抵抗値であるとすれば、抵抗器
11の各タツプ18a,18b,18c,18d
における電圧はそれぞれ4/5V1,3/5V1,2/5V1
1/5V1となり、これらの電圧がそれぞれ比較器1
2a,12b,12c,12dの入力端子19
a,19b,19c,19dに入力される。
一方、受光素子6b上に形成された光点像は、
通過したフイルタ7の位置に応じてその光量が異
なり、受光素子6bによつてその光量に応じた電
流に変換される。この後、I−V変換器9bによ
りこの変換器9bに入力された電流に比例した電
圧に変換され、増幅器10bにより電圧増幅され
てこの増幅器10bの出力端子に電圧V2が発生
する。したがつて比較器12a,12b,12
c,12dの入力端子20a,20b,20c,
20dには電圧V2が入力される。比較器12a,
12b,12c,12dにおいては、各々入力さ
れた電圧が比較され、抵抗器11により分圧され
た電圧値よりもV2の電圧値が大きいと判定され
れば、その比較器の出力端子21a,21b,2
1c,21dから正のパルス信号が出力される。
なお、出力されたパルス信号はオートフオーカス
の駆動回路に入力させるようにしてもよいし、表
示回路に入力させて人間の目に感知させるように
してもよい。
本実施例によれば、第1図に示すように投光レ
ンズ3と受光部4をカメラ前面の対角に配してい
るので3角測距における基線長を最大にとること
ができ、したがつて被写体14までの距離の変化
量に対する受光素子6b上での光点像の位置の変
化量の割合を大きくとることができ精度の高い距
離測定を行なうことができる。さらに、2つの対
物レンズ5a,5bが近接して配されているか
ら、この2つの対物レンズ5a,5bに入射する
反射光量に差はなく測定精度を上げることができ
る。さらに、受光部4を撮影レンズ1の近傍に配
すると共に、受光素子5a,5bを、投光レンズ
3と受光部4を結ぶ直線方向に対して略直交する
方向すなわち、鏡筒に接する方向に配しているの
でカメラ内部のスペースを有効に利用することが
でき、カメラ全体をコンパクトに設計することが
できる。
ところで、この受光素子6a,6bを第7図に
示すように、フイルタ7の濃度勾配方向と直交す
る方向に分割して同じ程度の大きさの受光部を複
数個形成し、2つの受光素子6a,6bにおいて
対応する受光部(22aと23a,22bと23
b,22cと23c,22dと23d)の出力を
比較することによりパターン認識を行なうことが
できる。すなわち、例えば第7図に示す割算器2
4a,24b,24c,24dから得られた出力
をそれぞれS1,S2,S3,S4とし、これらの値によ
つて第8図に示すようなグラフを形成すれば、描
かれた曲線から被写体14の凹凸形状を推測する
ことができる。
なお、前述した実施例においては、2つの受光
素子6a,6bの連なる方向が、投光レンズ3と
受光部4とを結ぶ直線方向に対し略直交する方向
に設定されているが、必ずしもこの方向に限られ
るものではなく、カメラ内部に空間的余裕のある
鏡筒付近において設計上好ましい方向に設定すれ
ばよい。
なお、距離判別回路としては必ずしも第3図に
示す回路に限られるものではなく、例えば抵抗器
11のタツプ18a,18b,18c,18dの
数および抵抗器12a,12b,12c,12d
の数を増やして、より細分された距離判別を行な
うようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を使用したカメラの前
面を示す概略図、第2図は第1図の一部を拡大し
て示す斜視図、第3図は第2図に示す受光素子か
らの出力により被写体までの距離を判別する距離
判別回路を示す回路図、第4図、第5図および第
6図は第1図の実施例の原理を説明するための
図、第7図および第8図は分割された受光素子の
一例を説明するための図である。 1……撮影レンズ、2……フアインダ、3……
投光レンズ、4……受光部、5a,5b……対物
レンズ、6a,6b……受光素子、7……濃度勾
配フイルタ、8……投光素子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 カメラのフアインダ側面に設けられ、被写体に
    特定波長域の光を投光する投光手段、 撮影光軸を挾んで前記投光手段と反対側に配設
    され、前記特定波長域の光に感度域を有し、被写
    体に反射された前記投光手段からの光を受光する
    2つの受光素子と、この2つの受光素子のうち一
    方の受光素子の前面に配された、該受光素子と前
    記投光手段を結ぶ直線方向に濃度勾配を有する濃
    度勾配フイルタとからなる受光手段、および 前記2つの受光素子からの出力を比較して被写
    体までの距離を判別する回路を備えてなることを
    特徴とする距離測定装置。
JP13384084U 1984-09-03 1984-09-03 Expired JPH037773Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13384084U JPH037773Y2 (ja) 1984-09-03 1984-09-03

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JP13384084U JPH037773Y2 (ja) 1984-09-03 1984-09-03

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Publication Number Publication Date
JPS6148307U JPS6148307U (ja) 1986-04-01
JPH037773Y2 true JPH037773Y2 (ja) 1991-02-26

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