JPH0376670A - プリンタ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、記録紙に文字や画像等を印画するプリンタ
装置に関するものである。

〔従来の技術〕

第６図〜第９図は従来のこの種プリンタ装置を示す図で
、図において、１は情報を印画するための記録紙、２は
記録紙１を供給するための給紙ローラ、３は記録紙ｌを
排出するための排紙ローラ、４はベーパガイド、５は記
録紙１を巻取るプラテンローラ、６はプラテンローラ５
に設けられた突起５１が嵌合する長穴６１を有し、記録
紙１をプラテンローラ５に押圧して保持するためのクラ
ンパ、７はクランパ６と点Ｐで結合されプラテンローラ
５の回転軸を中心に回動可能に取付けられたＬ字部材、
８は１字部材７の他端に設けられたビン、９はクランパ
６と１字部材７との間に張架されクランパ６をプラテン
ローラ５に押圧するためのひねりばね、１０はビン８に
係合するフック、ｌｌは記録紙１に印画するためのヘッ
ド、１２はヘッド３が発する熱によって昇華させ記録紙
１に付着させるインクを透明なフィルムに塗布して形成
したインクシート、１３はインクシート１２を供給する
インクシート供給リール、１４はインクシート１２を巻
取るための巻取りリールである。

この従来のものでは、第７図に示すように、まずプラテ
ンローラ５が点線矢印方向に回転してビン８がフック１
０に当接する。プラテンローラ５がさらに同方向に回転
することにより１字部材７が０点を中心に回動し、クラ
ンパ６をプラテンローラ５から持ち上げる。

次に給紙ローラ２が実線矢印方向に回転して記録紙１を
送り、クランパ６とプラテンローラ５の間に挿入する。

次にプラテンローラ５が矢印方向に回転することにより
、クランパ６が下がり、記録紙１をクランプし、そのま
ま第８図に示すようにプラテンローラ５に巻き付ける。

第８図は印画の態様を表しており、ヘッド１１によりイ
ンクシート１２が記録紙１に押圧されると共に熱せられ
る。一方プラテンローラ５が実線矢印方向に回転するこ
とにより、ヘッド１１の熱で昇華したインクシート１２
のインクが記録紙１に付着する。これをイエロー、マゼ
ンタ、シアンの３色について順次３回行うことによりカ
ラーの印画ができる。なおりランバ６がヘッド１１の位
置を通過するとき、ヘッド１１はクランパ６に当接しな
いよう一時的に上方に退避する。またフック１０はプラ
テンローラ５が正転、つまり実線矢印方向に回転すると
きは、図示しない駆動機構により、ビン８の回転軌道よ
りも外側に退避し、ビン８とは当接しないよう構成され
ている。

第９図は排紙の状態を表しており、３色印画後プラテン
ローラ５が点線矢印方向に逆転し、記録紙１がガイド４
により導かれ、排紙ローラ３が実線矢印方向に回転し記
録紙１を送り出す、またプラテンローラ５が逆転するこ
とによりビン８がフック１０に当接し、クランパ６が持
ち上がり、記録紙１のクランプが解除され、記録紙１は
引き続き排紙ローラ３によって送られ排出される。

〔発明が解決しようとする課題〕

この従来のプリンタ装置は、以上のように構成されてい
るので、記録紙を給紙または排紙するためにはプラテン
ローラを逆転させる必要があり、シーケンスが複雑とな
り、また給紙と排紙のポイントが同じであるため自由な
紙パスの設定ができないなどの問題点があった。

この発明は、このような課題を解消するためになされた
もので、プラテンローラが正転のみの簡単なシーケンス
を持ち、かつ、自由な紙バスの設定ができるプリンタ装
置を得ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係るプリンタ装置は、所定方向に回転するプ
ラテンローラに記録紙を押付けて保持するクランパを移
動自在に取付けて、第１の位置で記録紙を保持させ、第
２の位置で記録紙の保持を解除するようにしたものであ
る。

〔作用〕

この発明におけるプラテンローラは、所定方向にのみ回
転させるようにしたので、シーケンスが簡単になるのみ
ならず、給紙と排紙のポジションを別にしたので、紙パ
スの自由な設定が可能となる。

〔実施例〕

以下この発明の実施例を第１図〜第５図にもとづいて説
明する。

即ち、第１図〜第５図において、１５は記録紙１をプラ
テンローラ５に押圧し保持するためのクランパ、１６は
クランパ１５の側面より突出したクランパビン、１７は
先端にＶ字形の渭１７１を持つ回動アーム、１８は左右
の回動アームの同期をとるための同期シャフト、１９は
同期シャフト１８に動力を伝達するためのつオームホイ
ール、２０は正逆回転可能なモータ２１によって駆動さ
れウオームホイール１９に噛合するつオームギアである
。

ここでモータ２１の回転方向を変えることにより回動ア
ーム１７の回動方向が変わる。

また回動アーム！７は途中でクランク状に折れ曲がり回
転するクランパピン１６を避ける構造となっている。

なおその他の構成は第６図〜第９図に示す従来のものと
同様であるので説明を省略する。

このように構成されたものでは、給紙状態を示す第３図
のように、まずプラテンローラ５が実線矢印方向に回転
して、クランパ５が給紙ポイントである第１のポジショ
ンＡ点まで移動する０次に回動アーム１７がモータ２１
．ウオームギア２０およびウオームホイール１９等の駆
動機構により実線矢印方向に回動され、クランパピン１
６をすくうことにより、クランパ１５が持ち上げられる
。そこへ給紙ローラ２によって送られた記録紙１がクラ
ンパ１５とプラテンローラ５との間に挿入され、回動ア
ーム１７が点線矢印方向に回動することにより、記録紙
１がクランプされる０次いでプラテンローラ５が回転し
、記録紙１を巻き付ける。

しかる後、印画の状態を示す第４図のようにヘッド１１
が下がり、インクシート１２を記録紙１に押圧する。そ
の状態でヘッド１１に通電すると、ヘッド１１が発熱し
、インクシート１２のインクが昇華し、インクが記録紙
１に付着する。さらにプラテンローラ５を回転させて、
イエロー、マゼンタ、シアンの３色について３回繰返す
ことにより、カラー印画をする。なおりランバ１５がヘ
ッド１１の位置を通過するとき、ヘッド１１はクランパ
１５と当接しないよう一時上方に退避する。また回動ア
ーム１７は印画時にはクランパビン１６に当接しないよ
う中立位置に待機している。

次に排紙の状態を示す第５図のように、印画終了後、プ
ラテンローラ５が実線矢印方向に回転し、クランパ１５
が排紙ポイントである第２のポジシッフ８点に移動する
。

さらに回動アーム１７が駆動機構により、点線矢印方向
に回動され、クランパビン１６をすくうことにより、ク
ランパ１５が持ち上げられ、クランプが解除され、ヘッ
ド１１の押圧によって記録紙１は排紙ローラ３まで送ら
れる。排紙ローラ３は実線矢印方向に回転しており、記
録紙１をつかむとヘッド１１は上がり、第５図の状態と
なり、あとは排紙ローラ３のみによって排出される。

〔発明の効果〕

上記のようにこの発明によるプリンタ装置は、プラテン
ローラを所定方向のみに回転するように構成したので、
シーケンスが簡単になり、また給紙と排紙のポジション
が別になるため紙バスを自由に設定できる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第５図はいずれもこの発明の一実施例を示す図
で、第１図は概略側面図、第２図は上面図、第３図〜第
５図は動作説明用の要部側面図、第６図〜第７図はいず
れも従来のこの種プリンタ装置を示す図で、第６図は概
略側面図、第７図〜第９図は動作説明用の要部側面図で
ある。 図中、■は記録紙、２は給紙ローラ、３は排紙ローラ、
５はプラテンローラ、１１はヘッド、１２はインクシー
ト、１５はクランパ、１６はクランパビン１７は回動ア
ーム、１７１はＶ字形の溝である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　所定方向に回転されるプラテンローラ、このプラテン
   ローラに移動自在に設けられ、第１の位置で記録紙をプ
   ラテンローラに押付けて保持すると共に、第２の位置で
   記録紙の保持を解除するクランパを備えたプリンタ装置
   。