JPH037655Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、ガス栓取着装置に関するものであ
る。

（従来技術と課題） ガス栓は、支持力のある配管自体に固定する場
合には、固定に関して問題は生じないが、配管が
やわらかい材質の場合には、ガス栓を壁体等に取
着けなければならない課題がある。本考案は、か
かる場合、特に、室内側からのみの作業でガス栓
を取着けるようにしたガス栓取着装置に係るもの
である。

（課題を解決するための手段） 室内プレート枠の左右両側に長ビスを装置し、
該左右長ビスの各先端には、左右各独立させた屋
内プレートを取付け、前記室内プレート枠には、
ガス栓取着孔を設けて、ガス栓を前記室内プレー
ト枠に対して取着自在とした構成である。

（作用） 左右の長ビススの先端に、各独立した壁内プレ
ートが装置されているので、壁内プレート同士を
内側に寄せることができ、その結果、室内プレー
ト枠よりも小さい壁穴を介して壁体の内側に壁内
プレートを装入することができる。装入後は長ビ
スを締め付けることによつて室内プレートを壁体
に固定することができる。固定後は、ガス栓取着
孔によつて室内プレートにガス栓を取着けること
ができる。かくして、室内側の一方向からだけで
室内プレート枠及びガス栓を壁体に取着けること
ができる。

（実施例） 符号１は室内プレート枠であつて、このプレー
ト枠１の左右両側に長ビス２を設け、該左右の長
ビス２の先端には、左右各独立させた壁内プレー
ト３を取着け、前記室内プレート枠１には、ガス
栓取着孔８を設け、室内プレート１に対してガス
栓６を取着自在の構成とする。

（作用） かかる構成のものを壁体４に固定する場合、先
ず壁体４に所定の大きさの壁穴５をあける。そし
て壁内プレート３を壁体４の内側に装入するので
あるが、左右両側の壁内プレート３は各独立した
長ビス２の先端に取着けられているので、壁穴５
が室内プレート枠１よりも小さくても、図中矢印
の通り、壁内プレート３をその内側に寄せること
によつて、容易に壁体４の内側に装入することが
できる。壁内プレート３を、壁体４の内側に装入
した後、ビス２を締め付けることによつて、室内
プレート枠１と壁内プレート３が壁体４を挟持
し、室内プレートを壁体４にしつかりと固定する
ことができる。配管７を接続した後、ガス栓取着
孔８等によつて室内プレート１にガス栓６を固定
することができる。かくして、ガス栓６を室内側
からのみの作業で容易に取着けることができる。

（考案の効果） 本考案は以上の通り、室内側からのみの作業で
室内プレート枠を壁体に容易に取付けることがで
きるように構成したので、室内プレート枠へのガ
ス栓の固定及び栓と配管の接続が容易となり、作
業性を一段と向上することができる上に、配管は
やわらかい材質のものでよいから、配管の付設作
業も容易となる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図Ａ全体の説明図同Ｂは平面図、第２図
Ａ，Ｂは壁に取着ける前の説明図、第３図Ａ，Ｂ
は壁に取付けた後の説明図である。 符号１……室内プレート枠、２……ビス、３…
…壁内プレート、４……壁体、５……壁穴、６…
…ガス栓、７……配管、８……ビス孔。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 室内プレート枠の左右両側に長ビスを装置し、
   該左右長ビスの先端には、左右各独立させた壁内
   プレートを取付け、前記室内プレート枠には、ガ
   ス栓取着孔を設けてガス栓を前記室内プレート枠
   に対して取着自在としたガス栓取着装置。