JPH037599B2 - - Google Patents

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JPH037599B2
JPH037599B2 JP18420587A JP18420587A JPH037599B2 JP H037599 B2 JPH037599 B2 JP H037599B2 JP 18420587 A JP18420587 A JP 18420587A JP 18420587 A JP18420587 A JP 18420587A JP H037599 B2 JPH037599 B2 JP H037599B2
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valve
pressure
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low speed
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Yoshimi Saotome
Kensuke Ioku
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Kobe Steel Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ウインチドラム駆動用二速度形油圧
モータを備えた油圧ウインチの制御装置に関する
ものである。
(従来技術) 油圧モータによりウインチドラムを駆動して吊
荷の巻上げ、巻下げを行うクレーンにおいて、作
業能率の向上等を目的として、たとえば実公昭57
−57114号公報に示されるように、油圧モータの
押しのけ容量を大容量、小容量に切替えて低速、
高速の二速度に選択できる二速度形油圧モータを
使用したものが知られている。
この装置は、手動切替弁により高速運転するか
低速運転するかを選択し、巻上げ時において、モ
ータが小容量で高速巻上げを行つている際に、モ
ータの巻上げ用圧油供給側の圧力すなわちモータ
負荷圧力がメインリリーフ弁の設定圧力を越えよ
うとすると、その圧力で容量切替弁が切替えられ
てモータが大容量となり、低速巻上げに切替えら
れるようにし、また、通常の高速巻上げ時におい
て、巻上げの上限で自動停止させる際に、モータ
を早目に自動的に高速から低速に切替えた後、自
動停止させるようにしたものである。
しかしこの装置では、巻下げ時において、モー
タが小容量の高速巻下げを行つている際に、方向
制御弁を中立側に操作して減速または停止させる
場合、その過渡期にモータの負荷圧力(オーバー
ロードリリーフ弁の一次側のブレーキ圧力)が急
上昇してモータの許容圧力よりも高くなり、モー
タが破損する場合がある。
すなわち、モータを高速巻下げから減速、停止
する場合、その当初はモータが小容量、高速運転
で運動エネルギーが大きいため、上記減速、停止
のためにモータ出口側のカウンタバランス弁が絞
られるとモータの負荷圧力が急上昇する。この場
合、上記モータ負荷圧力が容量切替弁の切替設定
圧力を越えると、その圧力で容量切替弁が切替え
られてモータが大容量に切替えられるが、この種
のモータの容量切替えはハンチング防止のために
徐々に切替えるようにしているため、上記容量切
替弁が切替えられた後にモータが上記小容量から
大容量に切替えられるまでにある程度の時間がか
かり、その間に上記モータ負荷圧力が急上昇して
モータの許容圧力よりも高くなり、モータを破損
することになる。
何故ならば、上記モータ負荷圧力がリリーフ設
定圧力を越えると、オーバーロードリリーフ弁が
作動してモータ入口側の管路にリリーフされる
が、従来ではオーバーロードリリーフ弁に、その
ドレンポートを二次側に連通させた内部ドレン形
のリリーフ弁を用いているため、この巻下げの減
速時にはモータ入口側の巻下げ指令圧力がオーバ
ーロードリリーフ弁の二次側に背圧として作用
し、オーバーロードリリーフ弁のリリーフ圧力が
その初期設定圧力より高くなつている。このため
減速開始からオーバーロードリリーフ弁が作動す
るまで、および上記容量切替弁が切替えられてモ
ータが大容量になるまでの過渡期に、モータの負
荷圧力が急上昇してモータ許容圧力よりも高くな
り、これに起因してモータが破損することにな
る。
このために従来ではオーバーロードリリーフ弁
の初期設定圧力を上記高速巻下げ時の背圧を見込
んで低く設定する必要があり、また、容量切替弁
の切替設定圧力も低く設定しなければならず、こ
のように容量切替弁の切替設定圧力を低くすれ
ば、巻上げ時の高速の範囲が小さくなり、クレー
ンの能力が低下するという問題がある。
(発明の目的) 本発明は、このような問題を解消するためにな
されたものであり、高速巻下げから減速および停
止する際にモータ負荷圧力がモータ許容圧力より
も上昇することを確実に防止して、モータが破損
することを防止するとともに、巻上げ時の高速運
転範囲を大きくしてクレーン能力を向上できる油
圧ウインチの制御装置を提供するものである。
(発明の構成) 本発明は、油圧ポンプの吐出油を方向制御弁と
カウンタバランス弁を介してウインチドラム駆動
用二速度形油圧モータに供給するように構成した
油圧ウインチの制御装置において、上記モータと
カウンタバランス弁との間に外部ドレン形のオー
バーロードリリーフ弁が設けられ、カウンタバラ
ンス弁の下流に、外部指令により高速位置と低速
位置とに切替えられる高低速選択弁と、容量切替
弁とが直列配置で設けられ、容量切替弁は、高低
速選択弁が高速位置で上記モータの負荷圧力が所
定圧力以下の時にモータ負荷圧力を上記モータに
付設されたレギユレータの小容量用油室に導くと
ともに大容量用油室をタンクに連通させる高速位
置と、高低速選択弁が高速位置でモータ負荷圧力
が所定圧力を越えた時および高低速選択弁が低速
位置の時にモータ負荷圧力を上記大容量用油室に
導くとともに小容量用油室をタンクに連通させる
低速位置とに切替自在に設けられ、上記オーバー
ロードリリーフ弁の設定圧力がモータの許容圧力
より低圧で、容量切替弁の切替設定圧力より高圧
に設定されているものである。
この構成により、高低速選択弁を低速位置に切
替えておけば、低速での巻上げおよび巻下げが行
われる。また、高低速選択弁を高速位置に切替え
ておけば、巻上げ時にモータの負荷圧力が小さい
軽荷重の時は自動的に高速低トルク巻上げとな
り、負荷圧力が大きい重荷重の時は自動的に低速
高トルク巻上げとなり、かつ、巻下げ時は負荷の
軽重に関係なく高速低トルク巻下げが行われる。
しかも、上記高速巻下げから減速、停止する場合
に、モータの負荷圧力の上昇に伴つて容量切替弁
が切替えられ、モータが自動的に大容量に切替え
られるとともに、その大容量への切替え過渡期
に、オーバーロードリリーフ弁がモータ許容圧力
より低圧で作動し、上記モータ負荷圧力がモータ
許容圧力を越えることが確実に防止され、モータ
の破損が防止され、しかも、このモータ破損防止
のためにオーバーロードリリーフ弁の初期設定圧
力および容量切替弁の切替設定圧力を下げる必要
はなく、それらの設定圧力を最大限に大きく設定
することが可能となり、クレーン能力の向上が図
れる。
(実施例) 第1図において、1は油圧ポンプ、2はメイン
リリーフ弁、3は方向制御弁、4はカウンタバラ
ンス弁、5はウインチドラム駆動用油圧モータ、
6は同モータ5のレギユレータ、7はオーバーロ
ードリリーフ弁、8は高低速選択弁、9は容量切
替弁である。
上記モータ5は可変容量形油圧モータの一種
で、レギユレータ6によりモータ押しのけ容量が
大容量と小容量に切替えられて高低二速度に切替
えられる二速度形油圧モータであり、レギユレー
タ6の大容量用油室6aに圧力が導かれた時にモ
ータ5の傾転が小さく、押しのけ容量が小容量と
なり、モータ5が高速回転され、逆に小容量用油
室6bに圧力が導かれた時にモータ5の傾転が大
きく、大容量となり、モータ5が低速回転され
る。
オーバーロードリリーフ弁7はそのドレン通路
12がタンク13に連通された外部ドレン方式の
絶対圧力形リリーフ弁であり、カウンタバランス
弁4の下流で上記モータ5の巻上げ用圧油供給管
路10と、巻下げ用圧油供給管路11との間に設
けられている。
高低速選択弁8はスイツチ(図示省略)からの
電気信号(外部指令)により低速位置cと高速位
置dとに切替えられる電磁切替弁であり、カウン
タバランス弁4の下流にあつて、その低速位置c
で、モータ巻上げ用圧油供給管路10に接続され
た負荷圧力取出し用パイロツト管路14を第1管
路16に連通させるとともに、第2管路17をタ
ンク13への排出管路15に連通させ、高速位置
dで、上記パイロツト管路14を第2管路17に
連通させるとともに、第1管路16を上記排出管
路15に連通させるようになつている。
容器切替弁9は上記高低速選択弁8とレギユレ
ータ6との間に直列配置で設けられ、上記第1管
路16をレギユレータ6の大容量用油室6aに連
通させるとともに第2管路17を小容量用油室6
bに連通させるe位置と、第1管路16を小容量
用油室6bに連通させるとともに第2管路17を
大容量用油室6aに連通させるf位置とに切替自
在となつており、常態でばね19によりe位置に
保持されている。18は容量切替弁のスプールの
一端に設けられた切替用パイロツトシリンダで、
そのヘツド側油室18aは第2管路17に連通さ
れ、ロツド側油室18bは上記レギユレータ6の
小容量用油室6bに連通されている。なお、この
容量切替弁9も絶対圧形で、そのドレン管路20
が外部ドレン方式でタンク13に連通されてい
る。
また、上記オーバーロードリリーフ弁7の設定
圧力をP1、容量切替弁9の切替設定圧力をP2
モータ5の許容圧力をP3とすると、 P3>P1>P2 に設定されている。なお、メインリリーフ弁2の
設定圧力P4はオーバーロードリリーフ弁7の設
定圧力P1より低圧(P1>P4)に設定されている
のが通例である。
次に、作用について説明する。
まず、方向制御弁3を巻上げ位置aに切替える
と、ポンプ1の吐出油がカウンタバランス弁4お
よび巻上げ用圧油供給管路10を経てモータ5に
供給され、モータ5が巻上げ方向に回転され、こ
のモータ5からの排出油が管路11を経てタンク
13に戻される。
この巻上げ運転時において、高低速選択弁8を
低速位置cに保持しておけば、パイロツト管路1
4が第1管路16に連通されるとともに、第2管
路17およびパイロツトシリンダ18のヘツド側
油室18aがタンク13に連通され、容量切替弁
9がばね19により図示のe位置に保持されてい
る。このため上記管路10の圧力すなわちモータ
5の負荷圧力P0がパイロツト管路14から第1
管路16を経てレギユレータ6の大容量用油室6
aに導かれ、モータ5が大容量となり、低速高ト
ルクで吊荷の巻上げ運転が行われる。
一方、上記巻上げ運転時に、高低速選択弁8を
高速位置dに切替えると、上記パイロツト管路1
4が第2管路17および上記ヘツド側油室18a
に連通されるとともに、第1管路16がタンク1
3に連通される。このとき吊荷が軽荷重で、モー
タ5の負荷圧力P0が容量切替弁9の切替設定圧
力P2以下であれば、容量切替弁9が図示のe位
置に保持され、上記大容量用油室6aがタンク1
3に連通されるとともに、モータ負荷圧力P0
レギユレータ6の小容量用油室6bに導かれ、モ
ータ5が小容量となり、高速低トルクで吊荷の巻
上げ運転が行われる。
また、上記巻上げ運転時で高低速選択弁8を高
速位置dに切替えた状態において、吊荷が重荷重
でモータ5の負荷圧力P0が容量切替弁9の切替
設定圧力P2を越えると、その圧力P0で容量切替
弁9が自動的にf位置に切替えられる。このた
め、上記小容量用油室6bがタンク13に連通さ
れるとともに、モータ負荷圧力P0が第2管路1
7から大容量用油室6aに導かれ、モータ5が大
容量となり、低速高トルクで吊荷の巻上げ運転が
行われる。
すなわち高低速選択弁8を高速位置dに切替え
た状態で巻上げ運転を行えば、吊荷が軽荷重の時
は高速低トルク運転、重荷重の時は低速高トルク
運転に自動的に切替えられ、荷重に応じて最適な
状態で効率のよい作業が行われる。
なお、上記容量切替弁9の切替え時において、
e位置からf位置へ切替える時は、切替用パイロ
ツトシリンダ18のヘツド側油室18aとロツド
側油室18bの双方に負荷圧力P0が導かれるた
め、その切替えのための有効受圧面積は両油室1
8a,18bの面積差に相当する分だけで小さく
なつている。これに対し、容量切替弁9がf位置
に切替えられた後は、ロツド側油室18bがタン
ク13に連通されるので、ヘツド側油室18aの
受圧面積がそのまま切替えのための有効受圧面積
となり、その有効受圧面積が上記e位置からf位
置へ切替える場合に比べて大きくなる。このた
め、上記容量切替弁9がf位置に切替えられた後
は、モータ5が大容量になるに伴つて負荷圧力
P0が低下するが、このように負荷圧力P0が下が
つても容量切替弁9がばね19によつてe位置に
戻されることはなく、f位置に保持されたままで
あり、モータ5が大容量のままで低速高トルク運
転が遂行される。
次に、方向制御弁3を巻下げ位置bに切替える
と、ポンプ1の吐出油が管路11を経てモータ5
に供給され、モータ5が巻下げ方向に回転され
る。このとき上記管路11の圧力(巻下げ指令圧
力)によりカウンタバランス弁4が開かれ、モー
タ5の排出油が管路10からカウンタバランス弁
4を経てタンク13に戻され、このカウンタバラ
ンス弁4とオーバーロードリリーフ弁7によりモ
ータ5が制動されながら巻下げ方向に回転され
る。
この巻下げ運転時に、高低速選択弁8が低速位
置cにあれば、上記低速巻上げ時と同様に、容量
切替弁9がe位置にあつて、管路10のモータ負
荷圧力P0がレギユレータ6の大容量用油室18
aに導かれ、モータ5が大容量となり、低速高ト
ルクで吊荷の巻下げ運転が行われる。
一方、上記巻下げ運転時に、高低速選択弁8を
高速位置dに切替えておけば、上記高速巻上げ時
と同様に、管路10のモータ負荷圧力P0がパイ
ロツト管路14から第2管路17を経て小容量用
油室18bに導かれ、モータ5が小容量となり、
高速低トルク巻下げが行われる。
この場合、上記管路10のモータ負荷圧力P0
がパイロツトシリンダ18のヘツド側油室18a
に導かれるが、この管路10はモータ出口側であ
るため、この巻下げ運転中は重荷重であつても管
路10内のモータ負荷圧力P0が容量切替弁9の
切替え設定圧力P2より低圧であり、容量切替弁
9がf位置に切替えられることはなく、e位置に
保持されたままであり、従つて、高低速選択弁8
が高速位置dにある限り、負荷の軽重に関係なく
高速低トルク巻下げが行われる。
次に、上記高速巻下げ時において、方向制御弁
3を巻下げ位置bから中立位置に戻して減速、停
止する場合、管路11からモータ5への供給流量
が次第に少なくなるとともに、管路11内の巻下
げ加速圧力が次第に低下し、これに伴つてカウン
タバランス弁4が次第に絞られ、モータ5から管
路10およびカウンタバランス弁4を経てタンク
13に流出される流量が次第に絞られ、モータ5
が減速、停止される。
このとき上記カウンタバランス弁4が絞られる
に伴つて、モータ出口側管路10のモータ負荷圧
力P0が次第に上昇し、その圧力P0が容量切替弁
9の切替設定圧力P2を越えると、容量切替弁9
がf位置に切替えられ、上記負荷圧力P0がレギ
ユレータ6の大容量用油室6aに導かれ、モータ
5が大容量に切替えられる。ただしこの場合、モ
ータ5はハンチング防止のために小容量から大容
量に徐々に切替えられる。このためモータ5が大
容量に切替え終るまでにモータ出口側管路10の
負荷圧力P0が引続いて上昇しようとする。
しかし、このように負荷圧力P0が上昇しても、
その圧力P0がオーバーロードリリーフ弁7の設
定圧力P1を越えようとすると、オーバーロード
リリーフ弁7が作動し、上記モータ出口側管路1
0の負荷圧力P0がモータ入口側の管路11にリ
リーフされる。このときモータ入口側の巻下げ指
令圧力も上昇しているが、オーバーロードリリー
フ弁4が外部ドレン方式の絶対圧形リリーフ弁で
あるので、このリリーフ弁4に上記巻下げ指令圧
力が背圧として作用することはなく、オーバーロ
ードリリーフ弁4はその初期設定圧力P1通りで
作動する。しかも、このオーバーロードリリーフ
弁4の設定圧力P1がモータ5の許容圧力P3より
低圧に設定されているので、上記負荷圧力P0
モータ許容圧力P3を越えることはなく、モータ
5が破損するおそれはない。
また、上記モータ5が大容量に切替えられるま
でにモータ出口側の管路10の負荷圧力P0が上
昇しても、かつ、モータ入口側の管路11の巻下
げ指令圧力が上昇しても、オーバーロードリリー
フ弁4が上記巻下げ指令圧力に影響されることな
く、常に確実に初期設定圧力P1で作動するので、
このリリーフ弁4の設定圧力P2を上記モータ5
の許容圧力P3以下の範囲で最大限に大きく設定
でき、これに伴つて容量切替弁9の切替設定圧力
P2も大きく設定でき、巻上げ時の高速運転範囲
を大きくでき、クレーン能力を向上できることに
なる。
上記実施例において、方向制御弁3は手動切替
弁に限らず、リモコン弁からのパイロツト圧によ
つて切替えるパイロツト式方向制御弁を用いても
よく、高低速選択弁8は手動切替弁でもよい。
(発明の効果) 以上のように本発明は、高低速選択弁を低速位
置に切替えることにより、モータを大容量にして
低速での巻上げおよび巻下げを行うことができ
る。また、高低速選択弁を高速位置に切替えてお
けば、巻上げ時にモータの負荷圧力が小さい軽荷
重の時はモータが自動的に小容量となり、高速低
トルク巻上げを行うことができ、負荷圧力が大き
い重荷重の時はモータが自動的に大容量となり、
低速高トルク巻上げを行うことができ、さらに、
巻下げ時は負荷の軽重に関係なくモータが小容量
となり高速低トルク巻下げを行うことができる。
また、とくに上記高速巻下げから減速、停止す
る場合、モータの負荷圧力の上昇に伴つて容量切
替弁が切替えられ、モータが自動的に大容量に切
替えられるとともに、そのの大容量への切替え過
渡期に、オーバーロードリリーフ弁がモータ許容
圧力より低圧で作動するので、上記モータ負荷圧
力がモータ許容圧力を越えることを確実に防止で
き、モータの破損を確実に防止でき、機械寿命を
向上できる。
しかも、上記モータ破損防止のために従来のよ
うにオーバーロードリリーフ弁の初期設定圧力お
よび容量切替弁の切替設定圧力を下げる必要はな
く、それらの設定圧力を最大限に大きく設定する
ことができ、従来に比べて巻上げ時の高速運転範
囲を大きくでき、クレーン能力を大幅に向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施例を示す油圧回路図である。 1……油圧ポンプ、3……方向制御弁、4……
カウンタバランス弁、5……ウインチドラム駆動
用二速度形油圧モータ、6……レギユレータ、6
a……大容量用油室、6b……小容量用油室、7
……オーバーロードリリーフ弁、8……高低速選
択弁、9……容量切替弁、10,11……管路、
12……オーバーロードリリーフ弁のドレン通
路、13……タンク、14……モータ負荷圧力取
出し用パイロツト管路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 油圧ポンプの吐出油を方向制御弁とカウンタ
    バランス弁を介してウインチドラム駆動用二速度
    形油圧モータに供給するように構成した油圧ウイ
    ンチの制御装置において、上記モータとカウンタ
    バランス弁との間に外部ドレン形のオーバーロー
    ドリリーフ弁が設けられ、カウンタバランス弁の
    下流に、外部指令により高速位置と低速位置とに
    切替えられる高低速選択弁と、容量切替弁とが直
    列配置で設けられ、容量切替弁は、高低速選択弁
    が高速位置で上記モータの負荷圧力が所定圧力以
    下の時にモータ負荷圧力を上記モータに付設され
    たレギユレータの小容量用油室に導くとともに大
    容量用油室をタンクに連通させる高速位置と、高
    低速選択弁が高速位置でモータ負荷圧力が所定圧
    力を越えた時および高低速選択弁が低速位置の時
    にモータ負荷圧力を上記大容量用油室に導くとと
    もに小容量用油室をタンクに連通させる低速位置
    とに切替自在に設けられ、上記オーバーロードリ
    リーフ弁の設定圧力がモータの許容圧力より低圧
    で、容量切替弁の切替設定圧力より高圧に設定さ
    れていることを特徴とする油圧ウインチの制御装
    置。
JP18420587A 1987-07-22 1987-07-22 Controller for hydraulic winch Granted JPS6428200A (en)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996028377A1 (fr) * 1995-03-10 1996-09-19 Komatsu Ltd. Procede et systeme pour controler la vitesse d'un treuil

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4527860B2 (ja) * 2000-08-30 2010-08-18 株式会社タダノ クレーンの油圧ウインチの速度制御方法および同装置

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