JPH1179679A - 油圧駆動ウィンチの制御方法および同装置 - Google Patents
油圧駆動ウィンチの制御方法および同装置Info
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- JPH1179679A JPH1179679A JP24290197A JP24290197A JPH1179679A JP H1179679 A JPH1179679 A JP H1179679A JP 24290197 A JP24290197 A JP 24290197A JP 24290197 A JP24290197 A JP 24290197A JP H1179679 A JPH1179679 A JP H1179679A
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Abstract
ーキとその制御系を不要として装置構成の簡略化を図
る。 【解決手段】 ウィンチ用油圧モータ2の容量を大小制
御するシリンダ12を、フリーフォール弁15によりシ
リンダ制御弁13を通じて小容量側に作動させるととも
に、ポンプ圧切換弁19、ポンプ圧設定弁20を通じて
リリーフ弁18の設定圧(ポンプ圧)を低圧に設定し、
この状態でリモコン弁8を操作することにより、モータ
2を高速で巻下側に回転させてフリーフォール機能を得
るようにした油圧駆動ウィンチの制御方法および装置。
Description
れるウィンチドラムの回転を制御する油圧駆動ウィンチ
の制御方法および同装置に関するものである。
特公昭63−35555号公報に示されているように、
ウィンチドラムにクラッチとネガティブ、ポジティブ両
ブレーキとを設け、 ドラム駆動時は、ブレーキオフ、クラッチオンとし
て油圧モータ(ウィンチモータ)の回転力をドラムに伝
え、 ドラム停止時には、クラッチオフ、ネガティブブレ
ーキオンとしてドラムを停止状態に保持し、 吊荷を自由落下させるフリーフォール時には、クラ
ッチおよびネガティブブレーキをともにオフとしてウィ
ンチドラムをフリーとし、吊荷重量によりウィンチドラ
ムを回転させながら、ポジティブブレーキのペダル操作
によりドラム回転速度を調節するように構成されてい
る。
制御装置によると、フリーフォールのためにクラッチお
よびポジティブブレーキとこれらの制御系が必要となる
ため、装置構成が複雑となり、コストが高くなってい
た。
の速度調節を、摩擦ブレーキ(ポジティブブレーキ)に
よって行う構成であるため、ブレーキ設備が大形、大重
量となるとともに、摩擦部分の摩耗の管理が必要となる
等、メンテナンスが面倒となる等の欠点があった。
クラッチおよびブレーキを不要としうる油圧駆動ウィン
チのブレーキ装置を提供するものである。
法)は、ウィンチドラムと、このウィンチドラムを駆動
する可変容量型の油圧モータと、この油圧モータの油圧
源としての油圧ポンプと、上記油圧モータに対する圧油
の給排を制御するコントロールバルブと、上記油圧ポン
プの吐出圧を設定するポンプ圧設定手段とを備えた油圧
駆動ウィンチにおいて、上記油圧モータの容量を小容量
に設定した状態で上記コントロールバルブを巻下側に操
作することにより、上記ウィンチドラムを高速で巻下回
転させるものである。
て、モータ容量を小容量に設定するとともに、ポンプ吐
出圧を低圧に設定するものである。
て、ポンプ吐出圧を低圧域内で変化させるものである。
ドラムと、このウィンチドラムを駆動する可変容量型の
油圧モータと、この油圧モータの油圧源としての油圧ポ
ンプと、上記油圧モータに対する圧油の給排を制御する
コントロールバルブと、このコントロールバルブを切換
操作するコントロールバルブ操作手段と、上記油圧ポン
プの吐出圧を設定するポンプ圧設定手段とを備えた油圧
駆動ウィンチにおいて、上記油圧モータの容量を制御す
るモータ容量制御手段と、このモータ容量制御手段に小
モータ容量を指令するフリーフォール指令手段が設けら
れたものである。
て、ポンプ吐出圧を低圧に設定するようにポンプ圧設定
手段を制御するポンプ圧制御手段が設けられたものであ
る。
て、ポンプ圧制御手段が、フリーフォール指令手段から
の小モータ容量の指令に基づくモータ容量制御手段の作
動と連動してポンプ圧設定手段を制御するように構成さ
れたものである。
成において、ポンプ圧制御手段が、ポンプ圧設定手段を
通じてポンプ吐出圧を低圧域の一定範囲で変化させうる
ように構成されたものである。
れかの構成において、コントロールバルブ操作手段のう
ち、コントロールバルブを巻下側に操作する巻下側操作
手段として、通常巻下用の第1の巻下操作手段と、油圧
モータの流量がモータ容量最小値での許容流量を超えな
いようにコントロールバルブの通過流量を規制する第2
の巻下操作手段とを有し、かつ、この第2の巻下操作手
段によるコントロールバルブ操作時に上記モータ許容流
量を超える余剰流量をタンクに戻す流量制御弁が設けら
れたものである。
れかの構成において、油圧モータの巻上側管路の圧力を
検出する巻上側圧力検出手段を備え、モータ容量制御手
段が、この巻上側圧力検出手段によって検出される巻上
側管路圧力が高いほどモータ容量を増加させるように構
成されたものである。
成において、モータ容量制御手段として、油圧モータの
容量を変化させるモータ容量調整用アクチュエータと、
このアクチュエータを作動させるアクチュエータ制御弁
とが設けられ、フリーフォール指令手段として、上記ア
クチュエータ制御弁を通じて上記アクチュエータを大モ
ータ容量位置と小モータ容量位置との間で作動させるフ
リーフォール弁と、このフリーフォール弁を操作するフ
リーフォール操作手段とが設けられたものである。
おいて、コントロールバルブとして油圧パイロット式切
換弁、コントロールバルブ操作手段としてこの油圧パイ
ロット式切換弁にパイロット圧を供給する巻上側・巻下
側リモコン弁がそれぞれ用いられ、巻下側リモコン弁の
パイロット圧ラインにモータ容量切換ラインが分岐接続
され、このモータ容量切換ラインの分岐端がフリーフォ
ール弁を介してアクチュエータ制御弁に接続されたもの
である。
おいて、コントロールバルブとして油圧パイロット式切
換弁、コントロールバルブ操作手段としてこの油圧パイ
ロット式切換弁にパイロット圧を供給する巻上側・巻下
側リモコン弁がそれぞれ用いられ、巻下側リモコン弁の
パイロット圧ラインに高圧選択弁を介してモータ容量切
換ラインが分岐接続され、このモータ容量切換ラインに
フリーフォール弁が接続されたものである。
の回転速度は同一流量でもモータ容量(押しのけ容積)
に反比例し、モータ容量が小さいほど回転速度が高くな
るため、小モータ容量に設定した状態で巻下操作するこ
とにより、ウィンチドラムを高速で巻下回転させること
ができる。
停止は、コントロールバルブの開度を制御する等の油圧
制御によって任意に行うことができる。
同じ高速巻下運転(以下、フリーフォールという)を行
うことができる。
ルのためのクラッチおよびポジティブブレーキとこれら
の制御系が不要となる。
(吊荷重量)とポンプ圧とによって与えられる一方、ウ
ィンチドラムの回転抵抗や同ドラムでの巻上ロープの抵
抗がモータ回転抵抗として作用する。
力)>ドラム回転抵抗 の関係が成立すれば、ウィンチドラムが巻下回転してフ
リーフォール運転を行うことができる。
タ回転速度が高過ぎて、負荷によりモータを引っ張って
巻下回転させるという本来のフリーフォール運転に遠い
ものとなり、ロープの弛みや乱巻が生じるおそれがあ
る。
装置によると、モータ容量を小容量に設定すると同時に
ポンプ吐出圧を低圧域に設定するため、モータ回転速度
が高くなり過ぎず、ロープの弛みや乱巻が生じない本来
のフリーフォールに近い運転を行うことができる。
の装置によると、負荷の大小に応じてポンプ圧を適正に
制御できるため、上記フリーフォール運転がより確実に
行われる。
ポンプは、ウィンチ用油圧モータ専用ではなく、複数の
アクチュエータの油圧源として共用されるのが通例であ
る。
ータの負荷の合計によって変化し、このエンジン回転数
の変化によってポンプ流量が変化し、モータ流量が変化
する。
じコントロールバルブの位置でモータ流量が変化し、エ
ンジン回転数の上昇時にモータ流量が許容流量を超えて
モータの回転限界を超えたり、巻下速度が高くなり過ぎ
て乱巻を起こしたりするおそれがある。
巻下操作手段によってフリーフォール運転を行えば、モ
ータ流量が、コントロールバルブでの流量規制作用と流
量制御弁での余剰流量戻し作用とによってモータ容量最
小値での許容流量内に抑えられる。
ーフォール運転を安全に行うことができる。
ォール時に負荷が大きくてモータ巻上側の圧力が高いと
き、すなわち、モータ回転速度が高くなり過ぎる場合
に、この巻上側圧力を検出してモータ容量を増加させる
ため、モータ回転速度が自動的に低下する。
ロールバルブ操作手段としてのリモコン弁の操作量に応
じてモータ容量が決定されるため、フリーフォール速度
を任意に設定することができる。
フォール弁を操作するとモータ容量が小容量に設定され
ると同時にコントロールバルブが巻下側に切換えられ
る。すなわち、フリーフォール弁の操作のみによってフ
リーフォール運転が行われる。
の操作とモータ容量の切換えをリモコン弁とフリーフォ
ール弁で分けて行う場合と比較してフリーフォール操作
が単純となり、誤操作を防止することができる。
明する。
1aが可変容量型のウィンチ用油圧モータ2に直結また
は減速機を介して連結され、同モータ2によってウィン
チドラム1が回転駆動される。
上側および巻下側両管路3,4は、中立、巻上、巻下の
三位置イ,ロ,ハを備えた油圧パイロット切換式のコン
トロールバルブ5を介して油圧ポンプ6に接続され、こ
のコントロールバルブ5によってモータ2に対する圧油
の給排(駆動、停止、駆動時の回転方向と速度)が制御
される。
操作する巻上側操作手段としての巻上側リモコン弁、8
は動力巻下時に同バルブ5を巻下側に操作する巻下側操
作手段としての巻下側リモコン弁で、この両リモコン弁
7,8の操作量に応じたパイロット圧がパイロット圧ラ
イン9,10によってコントロールバルブ5の巻上側、
巻下側パイロットポート5a,5bに送られる。
圧ブレーキ力を発生させるブレーキ弁としてのカウンタ
バランス弁、Eは油圧ポンプ6を駆動するエンジンであ
る。
制御手段について説明する。
によってモータ容量を変化させるモータ容量調整用アク
チュエータとしてのシリンダ(以下、容量調整シリンダ
という)で、モータ2は、図示のように同シリンダ12
が縮小した状態で大容量に設定され、シリンダ伸長状態
で小容量にセットされる。
2aは、油圧パイロット切換式のシリンダ制御弁(アク
チュエータ制御弁)13を介して巻上側管路3に接続さ
れている。
小容量位置ロとを有し、大容量位置イで、シリンダ伸長
側油室12aがタンクTに連通して容量調整シリンダ1
2が縮小する(モータ2が大容量にセットされる)。
わると、巻上側管路3の油がシリンダ伸長側油室12a
に導入されることにより、シリンダ12が伸長する(モ
ータ2が小容量域にセットされる)。
ポート13aは、モータ容量切換ライン14を介して巻
下側リモコン弁8のパイロット圧ライン10に接続され
ている。
ォール指令手段としての電磁切換式のフリーフォール弁
15が設けられている。
(フリーフォール運転時以外)は図の非作用位置イにセ
ットされ、この状態では、シリンダ制御弁13の小容量
側パイロットポート13aがタンクTに連通するため、
同制御弁13は図の大容量位置イに保持される。
6の操作によってフリーフォール弁15が作用位置ロに
切換わり、かつ、この状態で巻下側リモコン弁8が巻下
操作されると、そのパイロット圧がシリンダ制御弁13
の小容量側パイロットポート13aに供給されて同制御
弁13が小容量位置ロに切換わる。
作動してモータ2が小容量にセットされる。
ロットポート13bは巻上側圧力検出ライン17によっ
て巻上側管路3に接続され、同管路3の圧力が高くなる
とシリンダ制御弁13が大容量位置イ側に作動してモー
タ容量が増加する。
小さく設定するためのポンプ圧制御手段についてを説明
する。
段としての可変リリーフ弁で、このリリーフ弁18のバ
ネ側圧力ポートに、閉じ位置イと開き位置との間で切換
わる油圧パイロット式のポンプ圧切換弁19と、ポンプ
圧設定弁20とが直列に接続されている。
9aにはポンプ圧制御ライン21が接続され、このポン
プ圧制御ライン21がフリーフォール弁15の出力ポー
トに接続されている。
作用位置ロにセットされたときに、巻下側リモコン弁8
のパイロット圧がポンプ圧切換弁19のパイロットポー
ト19aに供給されて同切換弁19が閉じ位置イから開
き位置ロに切換わる。
なわちポンプ圧が、ポンプ圧設定弁20の設定圧によっ
て決まる値に設定される。
ポンプ圧は、前記した、 ポンプ圧と吊荷重量による巻下回転力>ドラム回転抵抗 の関係が成立する値に設定される。
時にはフリーフォール弁15は非作用位置イにセットさ
れる。
プ圧は高圧に設定され、油圧モータ2が巻上側または巻
下側両リモコン弁7,8の操作量(コントロールバルブ
5のストローク)に応じた速度で回転して通常の巻上ま
たは巻下運転が行われる。
フリーフォールスイッチ16を操作してフリーフォール
弁15を作用位置ロに切換える。
と、モータ容量が小容量に、ポンプ圧が低圧にそれぞれ
設定されるため、油圧モータ2が高速で巻下回転し、フ
リーフォール運転が行われる。
応じてコントロールバルブ5の開度が変化し、モータ流
量が変化するため、リモコン弁8によってフリーフォー
ル速度を調節し、また停止させることができる。
ることにより、油圧モータ2を高速で巻下回転させてフ
リーフォール機能を得るようにしたから、フリーフォー
ルのためのクラッチおよびポジティブブレーキとこれら
の制御系が不要となる。
定するため、モータ回転速度が高くなり過ぎず、ロープ
の弛みや乱巻が生じない本来のフリーフォールに近い運
転を行うことができる。
って決まる一定値に設定するのに対し、第2実施形態で
は、ポンプ圧切換弁19の下流側に、ポンプ圧制御用リ
モコン弁22によって設定圧が制御される油圧パイロッ
ト式のポンプ圧設定弁23を設け、このポンプ圧設定弁
23の設定圧をポンプ圧制御用リモコン弁22の操作に
より、最小値0から変化させる構成としている。
き位置ロに切換わる開閉式のフリーフォール弁24を巻
下側リモコン弁8と並列に設け、このフリーフォール弁
24の出力ポートを、容量切換ライン14とポンプ圧制
御ライン21とに接続するとともに、シャトル弁(高圧
選択弁)25を介して巻下側パイロット圧ライン10に
接続している。
を開き位置ロにセットすると、シリンダ制御弁13が小
容量位置ロにセットされてモータ容量が小容量に設定さ
れると同時に、フリーフォール弁24の出力圧がコント
ロールバルブ5の巻下側パイロットポート5bに供給さ
れてコントロールバルブ5が巻下位置にセットされる。
但し、このときポンプ圧制御用リモコン弁23が操作さ
れなければリリーフ弁18の設定圧は0に近く、ポンプ
吐出油はアンロード状態となるため、モータ2は回転し
ない。
が操作されると、ポンプ圧が上昇してモータ2が巻下側
に駆動され、フリーフォール運転が開始される。
等に応じて可変制御できるため、たとえば負荷が大きい
ときに巻下回転速度が高くなり過ぎたり、逆に負荷が小
さいためにモータ2が巻下回転しなかったりせず、フリ
ーフォール運転をより確実に行うことができる。
よってモータ容量、ポンプ圧、コントロールバルブ5の
切換えが行われてフリーフォール運転が行われるため、
第1実施形態のようにフリーフォール弁24とリモコン
弁7の二つの弁の操作によってフリーフォール運転が行
われる場合と比較して操作が簡単となり、誤操作のおそ
れがなくなる。
ル運転時の減速・停止は、ポンプ圧制御用リモコン弁2
3によって行ってもよいし、カウンタバランス弁11の
ブレーキ作用によって行ってもよい。
式のフリーフォール弁24に代えてリモコン式のフリー
フォール弁26を巻下側リモコン弁8と並列に接続し、
リモコン弁8の操作時には通常の巻下運転が行われ、フ
リーフォール弁26の操作時にフリーフォール運転が行
われるように構成している。
フリーフォール弁26のみの操作によってフリーフォー
ル運転が行われるため、操作が簡単となる。
る。
の操作により、 モータ容量の切換え ポンプ圧の切換え コントロールバルブ5の切換え のすべてを行う構成としたのに対し、第4実施形態で
は、フリーフォール弁24の操作によってモータ容量と
ポンプの切換えを行い、コントロールバルブ5の切換え
は第2の巻下操作手段を兼ねるポンプ圧制御用リモコン
弁23によって行う構成としている。
ートをシリンダ制御弁13とポンプ圧切換弁19の各パ
イロットポート13a,19aに接続する一方、ポンプ
圧制御用リモコン弁23とポンプ圧設定弁22とを結ぶ
パイロット圧ライン27に分岐ライン28を接続し、こ
の分岐ライン28をシャトル弁29を介してコントロー
ルバルブ5の巻下側パイロットポート5bに接続してい
る。
ると、シリンダ制御弁13が小容量位置ロに切換わって
モータ容量が小容量に設定されると同時に、ポンプ圧切
換弁19が開き位置ロにセットされ、ポンプ圧制御用リ
モコン弁23の操作によりその操作量に応じたポンプ圧
に設定される。
のパイロット圧がコントロールバルブ5の巻下側パイロ
ットポート5bに供給されて同バルブ5が巻下位置ハに
セットされ、フリーフォール運転が行われる。
モータ2専用ではなく、図示しない他の一乃至複数のア
クチュエータの油圧源として共用される。
ュエータの負荷の合計によって変化し、このエンジン回
転数の変化によってポンプ流量が変化し、モータ流量が
変化する。
ントロールバルブ位置でモータ流量が変化し、エンジン
回転数の上昇時にモータ流量が許容流量を超えてモータ
2の回転限界を超えたり、巻下速度が高くなり過ぎて乱
巻が生じたりするおそれがある。
において、次の条件設定により、フリーフォール運転時
にエンジン回転数が変動してもモータ流量を許容流量を
超えない範囲に保つようにしている。
ロールバルブ5の制御とに兼用されるリモコン弁23の
フルストロークで出力されるパイロット圧Psが、巻上
側および巻下側リモコン弁7,8のフルストロークで出
力されるパイロット圧Pfよりも小さいパイロット圧P
Sしか出力されず、図6に示すように、このパイロット
Psによるコントロールバルブ5の巻下側へのストロー
クSsが、巻上側および巻下側両リモコン弁7,8のス
トロークSfよりも小さくなるように設定する。
弁23のフルストロークでのコントロールバルブ5の最
大通過流量(=最大モータ流量)Qsが、他のリモコン
弁7,8のフルストロークでの最大通過流量Qfよりも
小さく、小モータ容量時の許容回転数に対応する流量Q
s(以下、許容流量という)となるように設定する。
(最小値Nmin、最大値Nmax)とポンプ流量(最小値Q
min、最大値Nmax)との関係において、最小エンジン回
転数Nminよりも少し高い所定の低回転数Nsで上記許
容流量Qsが得られるように設定する。
数が上記低回転数Nsを超えてもモータ流量は許容流量
Qs以上には増加しない。
運転時に、低エンジン回転数域(Ns以下)ではポンプ
流量の全部がモータ2に送られるのに対し、Nsを超え
る高エンジン回転数域ではポンプ流量の一部である許容
流量Qsのみがモータ2に送られる。
に、図4に示すようにポンプラインに流量制御弁30を
設けている。
に関係なくモータ流量が許容流量Qs内に抑えられるた
め、エンジン回転数の増加によってモータ2が回転限界
を超えたり、巻下速度が高くなり過ぎて乱巻が生じたり
するおそれがなくなる。
た容量調整シリンダ12とシリンダ制御弁13に代え
て、電動機とこれを制御する電動機制御回路を用いても
よい。
実施形態で挙げた油圧パイロット式の切換弁に代えて、
電磁パイロット式または手動式の切換弁を用いてもよ
い。
電磁パイロット式切換弁を用いる場合は電気信号を出力
する電気回路となり、手動式切換弁を用いる場合はその
操作レバーとなる。
圧切換弁19についても、上記実施形態で挙げた油圧パ
イロット式のものに代えて電磁式または手動式の切換弁
を用いてもよい。
ンチ用油圧モータを小容量に設定することにより、モー
タを高速で巻下回転させてフリーフォール機能を得るよ
うにしたから、フリーフォールのためのクラッチおよび
ポジティブブレーキとこれらの制御系が不要となる。
トを安くすることができる。
置によると、モータを小容量に設定すると同時にポンプ
吐出圧を低圧に設定するため、モータ回転速度が高くな
り過ぎず、ロープの弛みや乱巻が生じない本来のフリー
フォールに近い運転を行うことができる。
の装置によると、負荷の大小に応じてポンプ圧を適正に
制御できるため、上記フリーフォール運転がより確実に
行われる。
流量を、コントロールバルブでの流量規制作用と流量制
御弁での余剰流量戻し作用とによってモータ容量最小値
での許容流量内に抑ることができる。
ーフォール運転を安全に行うことができる。
ォール時に負荷が大きくてモータ巻上側の圧力が高いと
き、すなわち、モータ回転が高すぎる場合に、この巻上
側圧力を検出してモータ容量を増加させるため、モータ
回転速度が自動的に低下する。
ロールバルブ操作手段としてのリモコン弁の操作量に応
じてモータ容量が決定されるため、フリーフォール速度
を任意に設定することができる。
フォール弁の操作のみによってフリーフォール運転を行
うことができる。
の操作とモータ容量の切換えをリモコン弁とフリーフォ
ール弁で分けて行う場合と比較してフリーフォール操作
が単純となり、誤操作を防止することができる。
ある。
ある。
ある。
ある。
量と、出力されるパイロット圧の関係を示す図である。
バルブのストロークの関係を示す図である。
ブ通過流量の関係を示す図である。
ある。
ある。
ン弁 8 同巻下側リモコン弁 10 巻下側リモコン弁のパイロット圧ライン E エンジン 12 モータ容量制御手段を構成するシリンダ 13 シリンダ制御弁 14 モータ容量切換ライン 15,24,26 フリーフォール指令手段としてのフ
リーフォール弁 16 フリーフォール操作手段としてのフリーフォール
スイッチ 17 巻上側圧力検出手段としての巻上側圧力検出ライ
ン 18 ポンプ圧設定手段としてのリリーフ弁 19 ポンプ圧制御手段を構成するポンプ圧切換弁 20,22 同ポンプ圧設定弁 23 同ポンプ圧制御用リモコン弁 25 高圧選択弁
Claims (12)
- 【請求項1】 ウィンチドラムと、このウィンチドラム
を駆動する可変容量型の油圧モータと、この油圧モータ
の油圧源としての油圧ポンプと、上記油圧モータに対す
る圧油の給排を制御するコントロールバルブと、上記油
圧ポンプの吐出圧を設定するポンプ圧設定手段とを備え
た油圧駆動ウィンチにおいて、上記油圧モータの容量を
小容量に設定した状態で上記コントロールバルブを巻下
側に操作することにより、上記ウィンチドラムを高速で
巻下回転させることを特徴とする油圧駆動ウィンチの制
御方法。 - 【請求項2】 モータ容量を小容量に設定するととも
に、ポンプ吐出圧を低圧に設定することを特徴とする請
求項1記載の油圧駆動ウィンチの制御方法。 - 【請求項3】 ポンプ吐出圧を低圧域内で変化させるこ
とを特徴とする請求項2記載の油圧駆動ウィンチの制御
方法。 - 【請求項4】 ウィンチドラムと、このウィンチドラム
を駆動する可変容量型の油圧モータと、この油圧モータ
の油圧源としての油圧ポンプと、上記油圧モータに対す
る圧油の給排を制御するコントロールバルブと、このコ
ントロールバルブを切換操作するコントロールバルブ操
作手段と、上記油圧ポンプの吐出圧を設定するポンプ圧
設定手段とを備えた油圧駆動ウィンチにおいて、上記油
圧モータの容量を制御するモータ容量制御手段と、この
モータ容量制御手段に小モータ容量を指令するフリーフ
ォール指令手段が設けられたことを特徴とする油圧駆動
ウィンチの制御装置。 - 【請求項5】 ポンプ吐出圧を低圧に設定するようにポ
ンプ圧設定手段を制御するポンプ圧制御手段が設けられ
たことを特徴とする請求項4記載の油圧駆動ウィンチの
制御装置。 - 【請求項6】 ポンプ圧制御手段が、フリーフォール指
令手段からの小モータ容量の指令に基づくモータ容量制
御手段の作動と連動してポンプ圧設定手段を制御するよ
うに構成されたことを特徴とする請求項5記載の油圧駆
動ウィンチの制御装置。 - 【請求項7】 ポンプ圧制御手段が、ポンプ圧設定手段
を通じてポンプ吐出圧を低圧域の一定範囲で変化させう
るように構成されたことを特徴とする請求項5または6
記載の油圧駆動ウィンチの制御装置。 - 【請求項8】 請求項4乃至7のいずれかに記載の油圧
駆動ウィンチの制御装置において、コントロールバルブ
操作手段のうち、コントロールバルブを巻下側に操作す
る巻下側操作手段として、通常巻下用の第1の巻下操作
手段と、油圧モータの流量がモータ容量最小値での許容
流量を超えないようにコントロールバルブの通過流量を
規制する第2の巻下操作手段とを有し、かつ、この第2
の巻下操作手段によるコントロールバルブ操作時に上記
モータ許容流量を超える余剰流量をタンクに戻す流量制
御弁が設けられたことを特徴とする油圧駆動ウィンチの
制御装置。 - 【請求項9】 請求項4乃至8のいずれかに記載の油圧
駆動ウィンチの制御装置において、油圧モータの巻上側
管路の圧力を検出する巻上側圧力検出手段を備え、モー
タ容量制御手段が、この巻上側圧力検出手段によって検
出される巻上側管路圧力が高いほどモータ容量を増加さ
せるように構成されたことを特徴とする油圧駆動ウィン
チの制御装置。 - 【請求項10】 請求項4乃至9のいずれかに記載の油
圧駆動ウィンチの制御装置において、モータ容量制御手
段として、油圧モータの容量を変化させるモータ容量調
整用アクチュエータと、このアクチュエータを作動させ
るアクチュエータ制御弁とが設けられ、フリーフォール
指令手段として、上記アクチュエータ制御弁を通じて上
記アクチュエータを大モータ容量位置と小モータ容量位
置との間で作動させるフリーフォール弁と、このフリー
フォール弁を操作するフリーフォール操作手段とが設け
られたことを特徴とする油圧駆動ウィンチの制御装置。 - 【請求項11】 請求項10記載の油圧駆動ウィンチの
制御装置において、コントロールバルブとして油圧パイ
ロット式切換弁、コントロールバルブ操作手段としてこ
の油圧パイロット式切換弁にパイロット圧を供給する巻
上側・巻下側リモコン弁がそれぞれ用いられ、巻下側リ
モコン弁のパイロット圧ラインにモータ容量切換ライン
が分岐接続され、このモータ容量切換ラインの分岐端が
フリーフォール弁を介してアクチュエータ制御弁に接続
されたことを特徴とする油圧駆動ウィンチの制御装置。 - 【請求項12】 請求項10記載の油圧駆動ウィンチの
制御装置において、コントロールバルブとして油圧パイ
ロット式切換弁、コントロールバルブ操作手段としてこ
の油圧パイロット式切換弁にパイロット圧を供給する巻
上側・巻下側リモコン弁がそれぞれ用いられ、巻下側リ
モコン弁のパイロット圧ラインに高圧選択弁を介してモ
ータ容量切換ラインが分岐接続され、このモータ容量切
換ラインにフリーフォール弁が接続されたことを特徴と
する油圧駆動ウィンチの制御装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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