JPS585336B2 - フクサクグラブバケツトノ ユアツソウサホウホウ オヨビソウチ - Google Patents

フクサクグラブバケツトノ ユアツソウサホウホウ オヨビソウチ

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JPS585336B2
JPS585336B2 JP7505973A JP7505973A JPS585336B2 JP S585336 B2 JPS585336 B2 JP S585336B2 JP 7505973 A JP7505973 A JP 7505973A JP 7505973 A JP7505973 A JP 7505973A JP S585336 B2 JPS585336 B2 JP S585336B2
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pipe
opening
motor
closing
packet
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駒月保隆
桑原紘一郎
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IHI Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
現在クラブパケット等による掘削埋め立て等、国土の総
合開発計画が押し進められており、本発明はこれらを含
めクラブパケットを使用している総ての産業界の省力化
及び作業の簡素化を推進することを目的とし、複索式パ
ケットの操作の総てを完全に油圧方式にて行い機械的な
メカニズム例えば遊星歯車機構、ブレーキ、クラッチな
どの助けをかりずに非常にコンパクトでしかもシンプル
な構造となり運転操作の簡単化メインテナンスを極めて
有利にする複索クラブパケットの油圧操作方法及び装置
に関する。 従来方式の複索クラブパケットは第1図に示す如く支持
ドラム、開閉ドラムともにクラッチブレーキの切換えに
て行われてきた。 以下従来方式の作動を第1図について説明する。 まず動力源(a)で発生した動力を減速機(b)より軸
(C)に伝達する。 この軸(c)は歯車(d)と連結されているため歯車(
d)が回転し該−事(d)と噛合っている歯車(e)(
f)(g)が回転する。 ここで歯車(e)(g)は夫々軸(h)(i)およびク
ラッチドラム(j)(k)に連結されているためクラッ
チドラム(j)(k)まで回転する。 従って単に動力源(a)で発生した動力は常にクラッチ
ドラム(j)(k)まで伝達されて回転している。 (イ)パケットの閉じ動作 前記状態において支持支持ドラム−のブレーキドラム(
o)とクラッチドラム(k)をクラッチ板(S)でパケ
ット (y)が持ち上らない程度に連結(半クラッチ)
する。 次に開閉ドラム(1)のブレーキドラム<nJとクラッ
チドラム(j)をクラッチ板(q)で完全に接続すると
ブレーキドラム(n)とクラッチドラム(j)は一体と
なって回転するため開閉ドラム(1)が回転する。 パケット (2)のシェル(v)(w)の先端が接する
までは開閉ドラム(1)のみが回転し、開閉索(x)を
巻込むためパケット(2)が閉じる。 前記パケット(2)が閉じ終り、パケット(2)のシェ
ル(v)(ロ)の先端が接すると、パケット(2)付シ
ープ(t)(u)間距離“L”が縮まらなくなり(最小
となる)、開閉索(x)によってパケット(z)を持ち
上げた時支持索(y)にたるみを生じないよう、支持ド
ラム(m)が開閉ドラム(1)に追従して自動的に支持
索(y)を巻取ることになる。 尚支持ドラム(m)は支持索(y)にたるみを生ずる〔
パケット(z)が開閉索(x)により巻上げられる〕ま
で回転しないものとする。 (ロ)パケットの閉じ上げ動作 パケット (2)が閉じ終るとパケット(2)が持ち上
るため支持索いに弛みを生じようとするが、支持ドラム
(−は前記パケットの閉じ動作でのべたようにクラッチ
板(S)により支持ブレーキドラム(k)と半クラッチ
にて結合されているため、支持ドラム(m)が支持索(
y)のたるみを吸収して回転するため支持索(y)、開
閉索(x)は同期して巻上げられる。 (ハ)パケットの開き下げ動作 パケット (2)を開いたままで巻下げる場合には、開
閉ドラム(1)はブレーキ(p)、クラッチ板(q)共
開放し、開閉索(x)にパケット(z)のシェル(v)
(w)の自重によるワイヤー張力が作用すれば自由に逆
回転できる状態にしておく。 そして支持ドラム−のブレーキ(r)を徐々に開放して
やると、支持ドラム(m)はパケット(z)の自重に引
張られて逆回転しだす。 従ってパケット(z)が巻下げられれば開閉索()()
にはパケット (z)のシェル(v)(w)の自重によ
るワイヤー張力が作用し、開閉ドラム(1)もパケット
(z)のシェル(v)(w)に引張られて逆回転を始め
、支持索(y)、開閉索(x)は同期して巻下げられる
ことになる。 に)パケットの閉じ下げ動作 パケット (z)を閉じて巻下げる場合には、支持ドラ
ム(m)とクラッチドラム(k)は半クラツチ状態のま
まにしておき、開閉ドラム(1)は最初クラッチ板(q
)を開放してブレーキ(p)で固定しておき、ブレーキ
(p)を徐々に開放していくと、パケット(2)の自重
に引張られて開閉ドラム(1)は逆回転する。 この場合、支持ドラム(ハ)は半クラツチ状態のため単
独ではパケット(z)の自重を支えきれないためパケッ
ト(z)に引張られて逆回転する。 従って支持索(y)と開閉索(x)は同期して巻下げら
れる。 従って上記までの一連の動作においては常に支持ドラム
(m)はクラッチドラム(k)と半クラツチ状態のまま
使用されていることになる。 (ホ)パケットの開き動作 パケット(z)を開く場合には支持ブレーキドラム(o
)をブレーキ(r)で固定しておき、開閉ブレーキドラ
ム(n)とクラッチドラム(j)を開放してやると、開
閉索(x)にはパケット(z)のシェル(v)(w)の
自重及び掴み物の重量によるワイヤー張力が作用してい
るため、開閉ドラム(1)は開閉索(x)に引張られて
逆回転し、パケット(z)を開くことができる。 (へ)パケットの開き上げ動作 パケット (z)を開いたままで、持ち上げる場合には
、開閉ドラム(1)をクラッチ板(q)でクラッチドラ
ム(j)にパケット(z)のシェル(v)(w)の自重
によって開閉索(x)が開閉ドラム(1)に巻取られな
い程度の半クラツチ状態につないでおき、その状態のま
ま支持ドラム(ハ)をクラッチ板(S)にてクラッチド
ラム(k)と完全に結合してやると、パケット(z)は
支持索(y)にて巻上げられるがパケット(z)が巻上
がると開閉索(x)が弛みを生ずるため開閉索(x)の
たるみを吸収するように開閉ドラム(1)が回転する。 従ってパケット(z)を開いたままで持ち上げることが
できる。 上述した如く複索グラブバケットの基本動作としては一
般に、(イ)パケットの閉じ、(ロ)パケットの閉じ上
げ、(ハ)パケットの開き下げ、に)パケットの閉じ下
げ、(ホ)パケットの開き、(へ)パケットの開き上げ
、の6動作がある。 本発明における油圧装置においては前記6動作の他に次
の2動作即ち、(ト)パケット開き動作中におけるワイ
ヤ繰出し防止動作、(チ)パケット接地後のワイヤ繰出
し動作、を可能とするもので、更に前記従来方式に無い
次の特徴、即ちパケット閉じ状態における巻上げ及び巻
下げ動作時に生ずる支持索、開閉索のたるみ自動修正回
路、及び複数個の油圧モーターを同時に停止させる接地
自動停止回路が加味されているもので、パケット閉じ状
態における巻上げ巻下げ時において、支持用モーターの
複数個のチャンバーのうちの任意のチャンバーを開閉用
モーターと並列に作用せしめて支持索と開閉索に発生す
る張力の比率が前記夫々のモーターへ作用するチャンバ
ー数に比例するようにすることを特徴とし、パケット開
き状態における巻下げ時において、開閉用モーターを強
制逆転とスリップ方式を採用せしめることにより開閉用
モーターを支持用モーターに追従させ、常に開閉索が支
持索に対して弛みを生ずることがなく又、パケットが閉
じることがないようにすることを特徴とし、且つパケッ
ト開き動作中において、開閉索の繰出し速度を自動修正
せしめて開閉索に弛みを生じさせないようにすることを
特徴とする複索グラブバケットの油圧操作方法及び装置
に関するものである。 以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。 第2図において72は複索パケット本体、74は同パケ
ットに付いている固定滑車、75はアーム73に付いて
いる移動滑車を示す。 ここでパケットを開閉させるには滑車74.75間の距
離りを変化させればよい。 そのためには支持索71でパケット本体72を吊り下げ
、開閉索70を繰出し又は繰込むことによりLを変化さ
せ開閉させることができる。 又パケット本体72を開き又は閉じ状態のまま巻上げ、
巻下げする場合には、支持索71、開閉索70の速度は
同一でなければならない。 以上の条件を満足する油圧回路として、01は開閉索7
0用の油圧モーター、02は支持索71用の油圧モータ
ーで該油圧モーターは複数個のチャンバーをもっている
ものである。 03は油圧モーター01,02を駆動する油圧ポンプ、
04は油圧モーター01,02の回転制動を行う油圧ブ
レーキシリンダー68.69を作動させる油圧ポンプ、
05,06はそれぞれモーター01,02の停止、正転
・逆転及び速度制御のための手動切換弁、07,08,
09,10,12.49はそれぞれ補助回路制御用の切
換弁、11は両端の圧力差で動作する切換弁で、両端の
圧力差のない場合にはスプリング45にて位置41にあ
るものである。 13.14はバルブ両端のパイロット圧力の差によって
作動する圧力制御弁、15.17はパイロット圧の作用
していない時は両方向自由に流れパイロット圧を作用さ
せることにより一方向の流れを停止することのできる逆
止弁、20,23゜24は逆止弁、21.22は回路の
安全弁である。 60.61は開閉索70、支持索71の巻取り用ドラム
、62.63はモーター01,02とドラムロ0.61
及びブレーキドラム64.65を連結するための軸、6
5.67はブレーキで、ブレーキシリンダー68.69
に圧力が作用していないときはブレーキシリンダー内の
スプリングでブレーキドラム64.65を制動している
ものとする。 以下各動作における油圧回路について説明する1ポンプ
03,04を駆動したときの主回路及び補助回路として
次の2系統の油の流れができる。 即ち、 A)主回路 タンク47→管101→ポンプ03→管1.02=切換
弁05の位置26→管106→切換弁06の位置29→
管107→タンク47 B)補助回路 タンク48→管140→ポンプ04→管143→管14
2→安全弁22→管141→管140管143から管1
47→切換弁08の位置34゜管145→切換弁10の
位置31、管149→切換弁09の位置38.切換弁4
9の位置44゜管154→切換弁11の位置41→管1
70→逆止弁15 上記系統に示すように補助回路には油の流通はなく、安
全弁22によりリリーフさせて常に一定圧力が各切換弁
に作用するようになっており、逆止弁15にはパイロッ
ト圧力が作用するため一方向の流れは阻止されている。 〔1〕パケツトの閉じ動作 前記系統において、切換弁49を位置43にすると、ポ
ンプ04より吐出された油は、タンク48→管140→
ポンプ04→管143→切換弁49の位置43→管15
2→ブレーキシリンダー68 となり、ブレーキシリンダー68に圧力が作用するため
ブレーキ66が開放されモーター01が自由に回転でき
る状態となる。 この状態において切換弁05を位置25に切換えるとポ
ンプ03より送られた油は次の系統に従って流れる。 タンク47→管101→ポング03→管102→切換弁
05の位置25→管108→モーター01→管109→
切換弁05の位置25一管106→切換弁06の位置2
9→管107→タンク47、モーター01→管115→
管106従ってモーター01のみが正回転し、ドラム6
0で開閉索70を巻取るためパケットの固定滑車74と
移動滑車75の間の距離りは縮められてパケットを閉じ
ることができる。 〔2〕パケット閉じ状態における巻上げ動作前記〔1〕
の状態のまま切換弁09を位置37に、切換弁12を位
置40に切換える。 すると、ポンプ04より吐出された油は 管143→切換弁49の位置43→管152→ブレーキ
シリンダー68、管154→リレー弁11の位置41→
管170→逆止弁15、管149→切換弁09の位置3
7→管151→ブレーキシリンダー69 となり、ブレーキ67が開放される。 故にモーター02は切換弁12が位置40となっている
ため下記の油の系統により回転する。 タンク47→管101→ポンプ03→管102→切換弁
05の位置25→管108→モーター01→管109→
切換弁05の位置25→管106→管119→チエツク
弁19→管120→管121→モーター02→管130
→管107→タンク47、モーター01→管115→管
106、管106→切換弁06の位置29→管107→
タンク47、管108→管113→切換弁12の位置4
0→管124→管122→モーター02→管132→管
126→チエツク弁17→管128→管130→管10
7→タンク7 この場合モーター02は2系統の流れを生ずるが、モー
ター02を回転させる油圧系統は1系統で、残りの1系
統は循環回路となり、単にモーター02が真空状態にな
るのを防止する目的のものである。 従ってモーター01,02が同じ特性をもち複数個のチ
ャンバーを有していればモーター01は全トルクを有効
に使用し、モーター02は圧力を作用させるチャンバー
数に比例したトルクを発生させることになる。 つまり上記条件においてドラム60.61の径D1.D
2をD1=D2とするとモーター01゜02のトルクの
関係は01>02となり、モーター02に作用させるチ
ャンバー数を任意に選択することにより、2つのモータ
ー01,02で同時にパケット72を巻上げる場合索7
0゜71にはモーター01,02の発生トルクに比例し
た張力が作用するため、モーター01の索70にて大部
分の荷重を受けもち、モーター02の索71は索70の
速度に追従してわずかな荷重を受けもち、索70.71
は同期してパケット72を巻上げる事ができる。 又、巻上中何らかの原因(ドラム上に於けるロープの乱
れ巻等)により索70,71の荷重分布が変化した場合
でも、モーター01,02は並列回路となっており荷重
分布の大きくなったモーターの有効圧力が高くなり、相
対的に荷重分布の小さくなったモーターの有効圧力が低
くなるため、モーター01と02の高圧側ポートに差圧
が生じ、この差圧をなくするようモーター01からモー
ター02又はモーター02からモーター01へ切換弁1
2の位置40を通じて次の系統による油の流れが生ずる
。 モーター01→管108→管113→切換弁12の位置
40→管124→モーター02、モーター02→管12
4→切換弁12の位置40→管113→管108→モー
ター01 注1=この場合の実際の油の流れは索70.71が同期
している場合にはモーター01からモーター02へ該モ
ーター02のチャンバー容積に比例した量の油が流れる
が、荷重分布が変化するとモーター01から02へ流れ
る油量が増減する。 つまり同期している場合のモーター01かも02への油
の流れる量をOと考えるとモーター01と02の間には
次のようなモーター01■モーター02の流れが生ずる
ことになる。 従って常にモーター01,02の有効圧力を等しくする
ように油の流れが変化するため、パケット72は常に索
70.71の一定の荷重割合にて巻上げられる。 〔3〕パケット閉じ状態における巻下げ動作前記〔2〕
と同様切換弁49を位置43、切換弁09を位置37、
切換弁12を位置40に切換え、ブレーキ66.67を
開放しておく。 この時切換弁09を位置37に切換えたことにより圧力
制御弁14は管17′7が次の回路にてタンク48につ
ながるため、パイロット回路179の圧力に関係なく管
131と127との圧力差によってアンロードする。 管177→切換弁09の位置37→管150→切換弁0
8の位置34→管148→管144→タンク48 従って切換弁12が位置40、切換弁05が位置27に
切換えられることにより次の油の流れが生ずる。 注2:管131より管127方向への油の流れは、圧力
制御弁14のパイロット管177がドレンに落ちている
場合には、圧力制御弁14の支えスプリングに打ちかつ
だけの差圧が生じた場合にのみ自由に流れる。 タンク47→管101→ポンプ03→管102一切換弁
05の位置27→管109−モーター01→管108→
管114→圧力制御弁13→管116→管115一管1
06→切換弁06の位置29→管107−タンク47、
管115−モーター01→管108→管114→圧力制
御弁13→管116→管115.管107→管130→
管128→チェック弁17→管126→管132→モー
ター02→管122→管124→切換弁12の位置40
→管113→管108、管130→モーター02→管1
21→管131→圧力制御弁14→管127→管130 この場合圧力制御弁13のパイロット回路180は切換
弁11の位置41でブロックされているため、パイロッ
ト回路178が一定の圧力以上にならなければ管114
と管116はアンロード(連通)しない。 従ってモーター01はポンプ03より吐出される油量に
よって決まる一定の回転数以上にはならず、常に圧力制
御弁13で圧力制御(回転制御)されながら回転する。 またこの動作における油圧ブロック回路としては、モー
ター01は全チャンバー、モーター02は管124■切
換弁12の位置40■管113にてモーター01のブロ
ックされた管108と連通されている管122と通ずる
チャンバーしかないし開管121は管131→圧力制御
弁14→管127→管130→モーター02→管121
と短絡回路となり油圧ブロックしない)。 従って前記〔2〕の場合と同様索70.71の荷重分布
は一定の割合となり、パケットは開くことなく常に一定
の割合の張力を保ちながら巻下げられることになる。 尚この場合も前記〔2〕の場合と同様に索70.71の
荷重分布の割合が変化しても常に自動修正を行い、索7
0.71の張力の割合は一定となる。 又、この動作においては、前記の油の系統にて説明して
いるようにモーター01はポンプ03より吐出された油
量によって決まる回転数を出すが、モーター02はモー
ター01が逆回転することによりパケットが巻下げられ
パケット72に引張られて回転することになる。 従って巻下げ時のモーター01020回転数は巻上時に
モーター01,02の高圧側各チャンバーに作用した作
動チャンバー数の総和と、巻下時にモーター01の低圧
側チャンバーに作用した作動チャンバー数の総和に反比
例する。 故にモーター01の逆転側(管109)ポートを任意に
選択することにより(本説明図では巻上側2ポートに対
して逆転側は管109の1ポートを選択している。 よって巻下速度は巻上の2倍でることになる。 )、巻上速度に比べて大きな巻下速度を得ることができ
る。 〔4〕パケット開き状態における巻上げ動作切換弁49
を位置43、切換弁08を位置簡に切換えることにより
、次の油の系統ができる。 タンク48→管140→ポンプ04→管143→管14
7→切換弁08の位置33→管150→切換弁09の位
置38→管151→ブレーキシリンダー69、管150
→チェック弁17、管154→切換弁11の位置41→
管170→チエツク弁15、切換弁49の位置43→管
152→ブレーキシリンダー68 従ってチェック弁15.17が閉じ、切換弁12を位置
39とするとモーター01,02の直列回路ができ、し
かもブレーキ66.67も開いているためモーター01
,02は自由に回転できる状態となる。 この状態において切換弁05を位置25、切換弁06を
位置28に切換えると次の油の系統ができる。 タンク47→管101→ポンプ03一管102→切換弁
05の位置25→管108→モーター01→管109→
切換弁05の位置25→管106−切換弁06の位置2
8→管123→チエツク弁20→管122→モーター0
2→管132→切換弁06の位置28→管107→タン
ク47、モーター01→管115→管106、管123
→管121→モーター02→管130→管107 ここでモーター01,02を同一容量のもの、ドラム6
0.61の径D1.D2をD1=D2とすると、モータ
ー01,02の回転数は同じとなり、パケットは最初巻
上げられる前に開いた状態にセットしておけばその状態
のまま索70゜71によって同期して巻上げられること
になる。 〔5〕パケット開き状態における巻下げ動作前記〔4〕
と同様切換弁08,49をそれぞれ位置33.43に切
換えておき、切換弁05を位置27、切換弁06を位置
30、切換弁07を位置35に切換える。 パケット72は全開又は半開の状態となっているため、
索71はパケットの大部分の荷重を受けもち、索70は
パケットの開こうとする力を支える力F1しか受けもた
ない。 この時パケットの開きを支える腕73の力F1は、第3
図からパケットの自重をW、アーム73の中央支点に作
用する力をWlとすると次のようになる。 この場合支持索71の支え力をF2、開閉索70の支え
力をFl(厳密には索70の張力は滑車73と74との
間のロープ条数により決定するが説明を簡単にするため
張力=F1とする)とするとFlとF2の関係はFl<
F2となり、12の腕73の張出しが長く、しかもθ≦
90゜となればFM<F2となる。 この条件を想定してパケットを開いた状態のまま巻下げ
ると、前記のように切換弁08、49、05、06.D
7はそれぞれ位置33,43,27,30,35となっ
ているため、索71の荷重によるモーター02の油圧ブ
ロック(油圧による支え力)は管121,122にて行
われ、索70の荷重によるモーター01の油圧ブロック
は管108にて行われる。 この時管121,122のブロック圧をPl、管108
のブロック圧をF2 とすると、前記索70.71の支
持力F1<F2の関係よりpl>F2となるため、切換
弁11の両端の圧力は管174,153を通じてモータ
ー02の管121より加えられる圧力P1と管181を
通じてモーター01の管108より加えられるF2であ
りこの圧力の関係はPl>F2であるため、切換弁11
のスプリング45に打勝って位置42となる。 従ってポンプ04より送られた油の系統は次のようにな
る。 タンク48→管140→ポンプ04→管143→管14
2→安全弁22→管141→管140゜管143から管
147→切換弁08の位置33→管150→切換弁09
の位置38→管151→ブレーキシリンダー69、管1
50→チェック弁17、管149→切換弁09の位置3
8、管145→切換弁10の位置31、管154→切換
弁11の位置42、切換弁49の位置43→管152→
ブレーキシリンダー68 又、切換弁11が位置42に切換ったことにより、チェ
ック弁15、圧力制御弁13は次の回路によりタンク4
8と連通ずる。 圧力制御弁13の管180→切換弁11の位置42→管
155→管144→タンク48、チェック弁15の管1
70→管180→切換弁11従ってチェック弁15はス
プリング力によって開き両方向に自由に流れることがで
きるようになり、又圧力制御弁13は管180がタンク
48につながったことにより管178のパイロット圧に
関係なく、管114と管116の圧力差が少しでも生ず
ると管114から管116へ自由にアンロードするよう
になる。 又、チェック弁18は上記系統に従って管172を通し
て次の系統により管121の圧力P1が作用するため、
管105の圧力P3と管108より管110を通して作
用する圧力P2の間にF3>F2の関係が生じても管1
05より管110方向への流れは停止される。 管121→管153→切換弁11の位置42→管156
→切換弁10の位置31→管172→チエツク弁18 従って主回路の油の流れは次のようになる。 タンク47→管101→ポンプ03→管102→切換弁
05の位置27→管109→モーター01→管108→
管114→圧力制御弁13→管116→管115→管1
06→切換弁06の位置30→管132→モーター02
→管122→管125→切換弁07の位置35→管12
9→管131→圧力制御弁14→管127→管130→
管107→タンク47、管109→管112→チェック
弁15→管117→管115管115→モーター01→
管108、管130→モーター02→管121→管13
1 上記系統よりわかるように、モーター01゜02は直列
回路となる。 さらにモーター01は分岐(バイパス)回路(管109
−チェック弁15→管117→管115→管106)を
もっている。 その結果ポンプ03から吐出された油は1部が前記バイ
パス回路からバイパス(分流)され、モーター01の回
転数が減少される。 バイパス量はチェック弁15のリフト量を調整すること
により調整できる。 モーター01.02のの容量を同一とすると、ポンプ0
3の吐出量によって決まるモーター01.02の定格回
転数をそれぞれN1.N2とすると、モーター01に分
岐回路がない場合にはN1=N2、モーター01に分岐
回路が設けられたことによりモーター01の回転数はN
1’となり、N1’とN1の間にはN1≧N1’の関係
になりまたN1’≦N2となる。 従って索70.71の繰出し速度もモーター01に分岐
回路がない場合には70=71となり、モーター01に
分岐回路が設けられたことにより70<71となるため
、パケット72の固定滑車74と移動滑車75の距離り
が小さくなり、パケット72が閉じることになる。 しかしこの時圧力制御弁13のパイロット管180は前
記回路にてタンク48に連通しており、圧力制御弁13
はパイロット管178の圧力に関係なく管114と11
6の間にわずかでも差圧(114>116)が発生すれ
ば自由にアンロードできる状態となっているため、前記
索70の腕73の支え力F1が、モーター01の抵抗ト
ルクとドラム及び滑車における機械損失の総和F0との
間にF1>Foなるように設計しておけば、パケットが
全開のときはF1=0となるためFo>F1となるが、
パケット72が閉じようとすると索70の張力が増加し
ていき、Fo>F1の関係がF0=F1となり次にF。 <F1の関係が生じてくる。 Fo<F1になるとモーター01は索70の張力に引張
られて、前記Fo>Flの状態の時のモーター01の回
転数N1’がN1となり、モーター02の定格回転数N
2 と等しくなって索70.71は同期してパケット7
2は全開のまま閉じることなく巻下げられることになる
。 この場合モーター01に分岐(バイパス回路を組み込む
ことは、モーター02はポンプ03より吐出される油量
によって決まる定格回転をするが、モーター01には分
岐回路が設けられているためポンプ03より送られた油
の一部pトター01を回転9打顎絡してしまいモーター
02に比べて回転数が少くなる。 この少くなった回転数(N1−N1’)とモーター02
の回転数(N2)との差を一定の割合に設定すれば、モ
ーター01の回転数N1は強制的に設定が行なわれ(強
制逆転)、モーター020回転数との差N2−N1’に
より索70の速度が遅くなり、索70はピンと張り索7
0の張力によってモーター01を引張って回す(スリッ
プさせる)ため、モーター01,02の特性の相異や、
切換弁05,06の特性の相異はすべてこの強制逆転プ
ラススリップ回転にて吸収できる。 従って索70が索71に比べて早くなったり、また索7
0が索71に比べておそくなることはなく、パケットの
低速巻下げから、理論的にはパケットの自由落下附近ま
で、パケットを全開のまま索70.71の速度を同一に
して巻下げることができる。 〔6〕パケツトの接地自動停止 上記〔5〕の状態のままパケット72を巻下げていく時
は、パケット72の自重の大部分はモーター02で受け
もち、管121,122で油圧ブロックして管153,
174を通じて切換弁11を位置42にし、チェック弁
18の管172に管121,122の圧力を作用させて
チェック弁の流れを阻止していたが、パケットが接地す
るとモーター02の管121,122はパケット自重に
よるブロック油圧はなくなり。 また同時にモーター01の管108もパケット72の腕
73の支え力F1がなくなるためブロック油圧がなくな
り、管108.181を通じて切換弁11に作用してい
た圧力もなくなる。 従って、切換弁11は両端のパイロット圧(管181.
174による)がなくなるためスプリング45によって
、今まで位置42にあったものが位置41に切換わる。 切換弁11が位置41となると今まで圧力制御弁13の
管180とチェック弁15の管17002本のパイロッ
ト管がタンク48に連通していたものが、管180は切
換弁11の位置41にてブロックされ、又管170はポ
ンプ04より送られた油により一方向ブロックされる。 又、チェック弁18は今までモーター02の管121よ
り 管121→管153→切換弁11の位置42→管156
→切換弁10の位置31→管172→チエツク弁18と
連通して、モーター02のパケット72の自重によるブ
ロック圧により、管105から管110への流れをブロ
ックしていたが、切換弁11が位置41になったことに
より管172はタンク48と連通し、管105から管1
10へ自由に流れられる状態となる。 又チェック弁19は今までモーター02の管121より
管120を通じて管119より管120への油の流れは
なかったが、パケットが接地したことにより管121,
120のブロック圧がなくなるため、管119より管1
20へ自由に油が流れるようになる。 又この時には切換弁11が位置41になったことにより
圧力制御弁13の管180はブロックされ、圧力制御弁
13は管178に一定の圧力が作用しなければ管114
から管116へは流れず、そしてチェック弁15は管1
70にポンプ04よすの圧力油が作用して管112から
管117への流れがなくなる。 従ってパケット72が接地した場合の油の流れは次のよ
うになる。 タンク47→管101→ポンプ03→管102→管10
5→チエツク弁18→管110→管108→管114→
圧力制御弁13(ポンプ03からの油の流れはふさがれ
管109、管178に圧力が発生し弁13のスプリング
に打ち勝ち弁13を開口するため弁13を油は通過でき
る)→管116→管115→管106→管119→チェ
ック弁19→管120→管123→チェック弁20→管
122→管125→切換弁07の位置35→管129→
管131→圧力制御弁14→管127→管130→タン
ク47、管120→管121→管131この場合モータ
ー01゜02の正転側(高圧側)と逆転側(低圧側)と
の圧力バランスはモーター01,02共それぞれ圧力制
御弁13.14のアンロード圧が正回転側には全チャン
バーに作用し逆回転側にはそれぞれ切換弁05,06を
位置27.30にしたときにつながったチャンバーのみ
にしか作用しないため、モーター01.02はそれぞれ
切換弁O5,06が逆回転側の位置27.30となって
いるにもかかわらす正転トルクが作用して索70.71
を繰込む方向に回転する。 従ってモーター01,02の損失トルクをそれぞれF3
F4とし、圧力制御弁13.14のアンロード圧によっ
てもモーター01,02に生ずる正転トルクをそれぞれ
F5.F6とすると、モーター01,02の抵抗トルク
と正転トルクの関係をそれぞれF3≦F5.F4≦F6
となるように設計すれば、パケット72が接地後モータ
ー01.02の慣性力により索70.71を繰出しすぎ
たものを、正転トルクによって索70゜71を巻込んで
たるみを自動修正することができる。 〔7〕パケツト接地後の索70.71の繰出し動作前記
〔6〕のままで切換弁10を位置32とするとポンプ0
4より送られた油は次のようになる。 タンク48→管140→ポンプ04→管143→管14
5→切換弁10の位置32→管173→チエツク弁19
.管172→チェック弁18(他の切換弁省略)となり
、チェック弁18゜19をそれぞれ管105から管11
0へ及び管119から管120への流れをブロックする
ため次のような油の流れができる。 タンク47→管101→ポンプ03→W102→切換弁
05の位置27→管109→モーター01→管108→
管114→圧力制御弁13→管116→管115→管1
06→切換弁06の位置30→管132→モーター02
→管122→管125→切換弁07の位置35→管12
9→管131→圧力制御弁14→管127→管130→
管107→タンク47、管115→モーター01→管1
08.管130→モーター02一管121→管131 従ってモーター01,02とも強制逆転により索70.
71の繰出しが可能である。 なお上記の系統はモーター01,02間時に逆回転させ
る場合についてのみのべたが、切換弁05,06を適宜
切換えることによりそれぞれ単独で逆回転させることも
可能である。 〔8〕パケツトの開き動作 前記〔1〕と同様切換弁49を位置43にすると、ブレ
ーキ66が開放されモーター01は自由に回転できる状
態となる。 又、この時切換弁11は位置41となっているためチェ
ック弁15が閉じ一方白油の流れが阻止される。 この状態においてチェック弁18のパイロット管172
は、 チェック弁18のパイロット管172→切換弁10の位
置31→管156→切換弁11の位置41→管155→
管144→タンク48となり、チェック弁18は管10
5から管110へは管105の圧力>管110の圧力条
件において自由に流れることができるようになる。 「パケットの開き動作」においては、前記〔5〕の「パ
ケット開き状態における巻下げ動作」の項でのべたよう
に、パケットを宙吊りの状態においては、モーター01
の管108の油圧ブロックの圧力は、パケット72の腕
73を支える索70の支え力F1がドラム60を通じて
発生する。 従ってパケットが全開していないかぎり必ずFlという
索70の張力が発生するため。 油圧モーター01のブロック圧力が管108、管110
を通じてチェック弁18をブロックするため、管105
より管110への流れは生じない。 この状態において切換弁05を位置27にすると油の流
れは次の系統となる。 タンク47→管101→ポンプ03→管102→切換弁
05の位置27→管109→モ一ター0ト→管108→
管114→圧力匍脚弁13→管116→管115→管1
06→切換弁06の位置29→管107→タンク47→
またモーター01の循環回路は管115→モーター01
→管108→管114→圧力制御弁13→管116→管
115となる。 従って、この場合モーター02は回転しないため索71
は停止しており、モーター01のみ逆回転するため索7
0のみが繰出され、パケット72の滑車74.75間の
距離りが大きくなるため、パケットを開くことができる
〔9〕パケット開き時におけるワイヤ繰出し防止前記〔
8〕項のままパケットを開いていく過程において、モー
ター01の回転が速く索70の繰出し量がパケット72
の開き速度より速い(パケット72は慣性をもっている
ため初期の開き速度はおそい)場合には索70にたるみ
を生ずる。 この索70にたるみを生ずることはパケット72の腕7
3の支え力F1が索70に伝わらないためモーター01
の管108にブロック圧が発生しない。 従ってチェック弁18の管110のブロック圧がなくな
るため切換弁O−S 。 管109,108の通過抵抗及びモーター01の機械損
失によって発生する損失圧力の総和がチェック弁18、
管105,110,108の通過抵抗の総和と同等又は
それより大きくなり、管105より管110へ自由に油
が流れるようになる。 従って次の系統にのべるようにモーター01へ入る油が
有効にモーター01を回転させるものと、モーター01
を回転させずチェック弁18から短絡するものが生ずる
。 つまりモーター01とチェック弁18の2系統の流れに
よる並列回路が出来て、モーター01の回転数をパケッ
ト72の開き速度と同期させるようになる。 この場合の系統としては次のようになるモーター01の
駆動回路としてタンク47→管101→ポンプ03→管
102→切換弁05の位置27→管109→モーター0
1→管108→管114→圧力制御弁13→管116→
管115→管106→切換弁06の位置29→管107
→タンク47、チェック弁18からのバイパス回路とし
て管102→管105→チェック弁18→管110→管
108→管114→圧力制御弁13→管116→管11
5、モーター01の循環回路としてモーター01→管1
08→管114→圧力制御弁13→管116→管115
→モーター01の流れとなる。 従ってパケットを開いていく過程において索70の繰出
しが早くて、索70に弛みが生じないように自動修正を
行なう。 次にパケット72が開き終り、索70にパケット72の
腕73の支え力F1が作用しなくなると、モーター01
の管108の支え圧力(ブロック圧力)が発生しなくな
り、前記〔6〕項の[パケット接地自動停止]と同様の
油の流れを生じモーター01の回転は自動的に停止する
。 この場合にもモーター01は自動停止すると正転トルク
が生じ、索70の弛みを自動修正する。 この場合の油の流れは次の系統となる。 タンク47→管101→ポンプ03→管102→管10
5→チエツク弁18→管110→管108→管114→
圧力制御弁13→管116→管115→管106→切換
弁06の位置29→管107→タンク47 以上の説明ではパイロット圧用油圧源としてポンプ04
を設けているが、このパイロット圧用油圧源としてはポ
ンプ03から吐出した油をそのままもしくは減圧して使
用することも可能であり、このようにした場合には前記
ポンプ04は不用となるのである。 本文においては15.17.18,19.20にチェッ
ク弁を使用しているがチェック弁15゜17を切換弁ま
たは電磁切換弁に、又チェック弁18.19を切換弁に
、チェック弁20を電磁切換弁に置き換えることが可能
である。 本文中において各切換弁は手動切換弁を使用しているが
切換弁05,06及び12のみ手動又は電磁切換弁を使
用すれば、残りの切換弁07゜08.09,10,49
は前記切換弁05、0612に連動又は切換弁および電
磁切換弁として操作ができる。 また、つかみからつかみ上げを連続して行なうためには
前記切換弁12をパケット72の閉じ終った時(または
閉じる少し前でもよい)にパケットの状態(開または閉
)を検出するリミット装置等により自動的に切換わるよ
うにすれば、操作する切換弁は05.06のみでよいこ
とになる。 尚本発明は上記実施例にのみ限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加
え得ることは勿論である。 本発明は、従来方式に比し次に列記するような優れた効
果を発揮し得る。 (i)クラッチブレーキ操作を感にたよる機械式に比べ
、クラッチは全てなくブレーキの開閉はすべて操縦ハン
ドルおよびパケット開閉状態検出のリミット装置と連動
させることができるため、操作が簡単である。 (ii)パケットを閉じて巻上げ、巻下げする場合、機
械式においてはクラッチの強さを常時調整(支持索のみ
半クラッチにする。 )しなければパケットが開くことがあるが、本発明にお
いては常に支持索、開閉索に一定の割合で荷重が作用す
るためパケットが開くことはない。 (iii)開いて巻上げ、巻下げ時、機械式においては
上=aH)項の場合上同様、クラッチの強さの常時調整
(開閉索のみ)が必要であるが、本発明においては同じ
特性の油圧モーターを使用すれば巻上げ、巻下げ特性が
同一でパケットが閉じることはない。 (IV)パケット接地自動停止、及びパケット開き時ワ
イヤ繰出し防止の採用により、機械式においても巻下げ
は強制逆転でないため自動停止をするが、慣性力のため
ワイヤーロープを繰出しすぎるが、本発明においてはワ
イヤーロープの弛みを自動修正する。 (V)機械式においては強制逆転の機能がないため荷重
がない(例、接地した後)場合ワイヤーロープを繰出す
には人が引張ってドラムを回してやらなければならない
が、本発明においては接地後も強制逆転にてワイヤーロ
ープな繰出せる。 (Vi)機械式においては半クラッチ、半ブレーキを使
用するためライニングの摩耗が多く、常時ライニングの
調整、取替えが必要となるが、本発明においては油圧ブ
ロックの後ブレーキをかけるためブレーキライニングの
摩耗がほとんどない。 (vii)のパケットを閉じる(つかむ時)時、機械式
においては前記(iii)項と関連して、半クラッチ(
支持索の)の強さを調整しないと空把みになることがあ
るが、本発明においては支持索と開閉索の荷重割合は一
定のため空杷みになることはない。 (viii)従来の機械式で件かなり精密な歯車装置が
必要であったが、本発明においては大トルク油圧モータ
ーを使用することにより歯車装置は全て不要となり機構
的に極めてシンプルとなる。 (ix)消耗部品でしかも常に調整を必要としたブレー
キ、クラッチのライニングが不要となりメンテナンスが
非常にらくになる。 (x)従来では特殊運転技術を必要としていたが本油圧
方式ではだれでもらくに運転ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は機械式による従来方式の説明図、第2図は本発
明の実施例の回路説明図、第3図はパケットの開閉にお
ける力関係を示す説明図である。 01は開閉用モーター、02は支持用モーター、03は
油圧ポンプ、05,06は切換弁、60゜61は開閉索
70及び支持索71の巻取り用ドラム、72はパケット

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数個のチャンバーをもつ支持用油圧モーターと開
    閉用油圧モーターの駆動により支持索と開閉索を操作し
    てパケットの作動を油圧により行う方法において、パケ
    ット閉じ状態における巻上げ巻下げ時、支持用油圧モー
    ターの複数個のチャンバーのうちの任意のチャンバーを
    開閉用油圧モーターと並列に作用させて駆動し、前記夫
    々のモーターへ作用するチャンバー数に比例する張力比
    率で前記支持索と開閉索を操作することを特徴とする複
    索グラブバケットの油圧操作方法。 2 複数個のチャンバーをもつ支持用油圧モーターと開
    閉用油圧モーターの駆動により支持索と開閉索を操作し
    てパケットの作動を油圧により行う方法において、パケ
    ット開き状態における巻下げ時、開閉用油圧モーターへ
    の圧油の一部を短絡せしめ開閉用油圧モーターの回転数
    を低下させて支持用油圧モーターの回転数との差を設定
    することにより開閉用油圧モーターを強制逆転させると
    共に、開閉索の張力により開閉用油圧モーターをスリッ
    プ回転させ、またパケット開き状態における巻上げ時、
    開閉用油圧モーターと支持用油圧モーターとを直列に駆
    動させて、常に開閉索を支持索に対して弛ませることな
    く、且つパケットを常に開き状態に保持することを特徴
    とする複索グラブバケットの油圧操作方法。 3 複数個のチャンバーをもつ支持用油圧モーターと開
    閉用油圧モーターの駆動により支持索と開閉索を操作し
    てパケットの作動を油圧により行う方法において、パケ
    ット開き時、開閉用油圧モーターを開閉索繰出し方向(
    逆転側)に回転して行くときに開閉索に弛みが生じると
    、開閉用油圧モーターの正転側のブロック圧がなくなる
    ことを利用して開閉用油圧モーターの正転側に圧油を供
    給し、前記ブロック圧を常時維持することにより開閉索
    に所要の張力を常時保持させてその弛みを防止し、且つ
    パケット開き終了時、前記ブロック圧がなくなることに
    より開閉用油圧モーターを自動停止させ、しかも前記開
    閉用油圧モーターの正転側への圧油の供給により開閉索
    の弛みを自動的に吸収することを特徴とする複索グラブ
    バケットの油圧操作方法。 4 夫々が複数のチャンバーを有するパケット開閉用ロ
    ープドラムの駆動モーター及びパケット支持用ロープド
    ラムの駆動モーターを設け、該夫々のモーターへ圧油を
    送る油圧源を設け、前記モーターと油圧源との連結部の
    夫々に方向切換弁を設け、パケット開閉用ロープドラム
    の駆動モーター側の方向切換弁の中立時のみ前記両モー
    ターが並列作動し他は直列作動するよう接続し、前記夫
    々のモーターの正転側回路と逆転側回路との間に圧力制
    御弁を設けると共に、夫々のモーターの正転側油圧回路
    を途中切換弁を有するバイパス回路にて連結せしめ、更
    に前記夫々のモーターの逆転側回路に逆上弁又は切換弁
    を設け、且つ前記バケツト支持用ロープドラムの駆動モ
    ーターの圧力制御弁と該モーターの正転側回路との間に
    切換弁を設け、前記パケット開閉用ロープドラムの駆動
    モーターと該モーターの油圧源との間に設けた方向切換
    弁の油圧源側とモーター側とを逆止弁又は切換弁を介し
    て連結したことを特徴とする複索グラブバケットの油圧
    操作装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0296716U (ja) * 1989-01-20 1990-08-01
US11664693B2 (en) 2017-12-28 2023-05-30 Denso Corporation Rotating electrical machine
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