JPH1137321A - 切換弁並びに2速式油圧モータ制御方法及び制御回路 - Google Patents

切換弁並びに2速式油圧モータ制御方法及び制御回路

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JPH1137321A
JPH1137321A JP21126197A JP21126197A JPH1137321A JP H1137321 A JPH1137321 A JP H1137321A JP 21126197 A JP21126197 A JP 21126197A JP 21126197 A JP21126197 A JP 21126197A JP H1137321 A JPH1137321 A JP H1137321A
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JP
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pressure
pilot
hydraulic motor
speed
switching
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JP21126197A
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Susumu Miura
浦 進 三
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AINTETSUKU KK
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AINTETSUKU KK
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/38Control of exclusively fluid gearing
    • F16H61/40Control of exclusively fluid gearing hydrostatic
    • F16H61/42Control of exclusively fluid gearing hydrostatic involving adjustment of a pump or motor with adjustable output or capacity
    • F16H61/423Motor capacity control by fluid pressure control means

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  • Multiple-Way Valves (AREA)
  • Hydraulic Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2速式油圧モータの負荷時かつ逆転時にのみ
作用する過負荷危険を解消制御する過負荷セフティ機構
を提案する。 【解決手段】 3ポート2位置切換弁の切換スプールを
作動させる2つのパイロットポートと、一方のパイロッ
トポート側に切換圧を設定するバネと、他方のパイロッ
トポート側に配設した異径2段パイロットピストンとよ
り構成された切換弁を含む2速式制御回路構成におい
て、油圧モータ及びカウンタバランス弁間の圧力を他方
のパイロットポートに導いてパイロットピストン小径受
圧面に作用させ、油圧モータ逆転時のモータ出口の排出
油側圧力を一方のパイロットポートに導きパイロットピ
ストンの大径受圧面に作用させた構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陸用及び舶用ウインチ
に使用される2速型油圧モータを制御するために適用し
て好適な2速過負荷セフティ切換弁及び2速過負荷セフ
ティ制御回路並びに2速過負荷セフティ制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ウインチ等に採用されている油圧
モータは低速高トルク型が一般に採用され、更に2速タ
イプのものが操作上便宜のため利用されている。しかし
2速タイプの油圧モータは、しばしばウインチ荷重下に
おいて、巻き下げ時の落下事故を将来する場合がある。
これでは利用上危険であり、この油圧モータを含む油圧
回路に対し様々な改良がなされている。
【0003】図3において、2速タイプの油圧モータ2
を採用した油圧回路において、1速で低速・高トルク、
2速で高速・低トルクとなる切換式のモータを採用して
ウインチ用油圧回路を構成したものである。そして巻き
上げ・巻き戻しのため手動式の切換弁により操作が可能
に構成されている。この場合、負荷時かつ巻き戻し時更
に2速状態においては、油圧ポンプから供給された圧油
は、一旦油圧モータに供給されるが、重力が加わるの
で、いわゆる失速状態に陥るので、この油圧回路に2速
過負荷セフティ弁を設けることにより、対応をしてい
る。
【0004】2速過負荷セフティ弁は、油圧モータ・内
蔵カウンタバランス弁間の1速・2速切換の設定圧力を
200kgf/cm2とし、それ以上の圧力になると、自動的
に油圧モータ内蔵の1速2速切換弁を切換え作動させる
圧力を発生させる目的で使用される。したがって、ウイ
ンチに使用した場合、負荷2速下降時に200kgf/cm2
を超える圧力がモータ・カウンタバランス弁間に作用す
ると、自動的に2速から1速に切り替えることになる。
これにより、油圧モータ内部に発生する過大圧力・負圧
及びキャビテーションによる圧力波形の振幅が極端に小
さくなり安定した圧力波形を示し、2速タイプ油圧モー
タを採用したウインチの負荷2速下降時のアンバランス
状態を解消できることになる。
【0005】しかし実際には2速から1速に切り換える
際に内部圧力が大きいため、油圧モータには過度的圧力
が発生することがある。したがって、油圧モータ回転変
化による回転軸に接続された負荷が過度的に衝撃的な応
力を発生し、また急激な慣性変化により、甚だしいとき
は吊りワイヤが切断する虞れがあり、極めて危険であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる点に鑑
み、ウインチ等に使用したときの負荷下降時における衝
撃的な応力を未然に防止することを主たる目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1に、3ポ
ート2位置切換弁において、切換スプールを作動させる
2つのパイロットポートを形成し、一方のパイロットポ
ート側にはバネを配設して切換圧を設定し、他方のパイ
ロットポート側にはパイロットピストンを配設したもの
であり、切換スプールのみの切換弁を使用して高圧の油
圧回路中に組み込んだ場合に、ノーマル位置から切換位
置まで移動させるための線径の太さを大きくせざるを得
ない等の切換設定用バネの必然的大型化が避けられない
が、パイロットピストンを設けてパイロットを圧をこの
パイロットピストンに作用させるようにした間接切換構
成としたので、パイロットピストンを切換圧設定を低い
圧力でも調整できることになり、よって、自由な圧力で
切り換えが可能となって油圧回路に管路の耐圧を軽減で
きるものである。
【0008】本発明は、第2に、3ポート2位置切換弁
において、切換スプールを作動させる2つのパイロット
ポートを形成し、一方のパイロットポート側にはバネを
配設して切換圧を設定し、他方のパイロットポート側に
はパイロットピストンを配設し、パイロットピストンは
異径2段としたものであり、単なる柱状パイロットピス
トンの場合に生ずる2速形油圧モータのレンジ切り換え
の際のレンジ切換反復動作に伴う回転変動のムラ(ハン
チング現象)を防止するようにしたものである。
【0009】本発明は第3に、上記異径パイロットピス
トンの小径側をコニカルポペットシート状としたもので
あり、パイロットピストン小径部の着座時に圧油の漏れ
を未然に防止し得るものである。
【0010】本発明は第4に、3ポート2位置切換弁に
おいて、切換スプールを作動させる2つのパイロットポ
ートを形成し、一方のパイロットポート側にはバネを配
設して切換圧を設定し、他方のパイロットポート側には
パイロットピストンを配設し、パイロットピストンは異
径2段とし、他方のパイロットポートと異径2段パイロ
ットピストンの小径側との間にオリフィスを設けること
により、パイロットピストンの感圧反応時間を鈍化させ
て切換スプールの移動を遅くし、切換時のショックを解
消したものである。
【0011】本発明は第5に、上記切換スプールに対し
スプールスリット(三角溝)を設けることにより、スプ
ールの切り換わり始めに流入される流量が少なく移動に
伴って徐々に多くなるようにして切換弁をファインコン
トロール可能にしたものである。
【0012】本発明は第6に、更に他方のパイロットポ
ートからの圧力を直接受ける直動リリーフ弁をパイロッ
トピストンと並列に設け、このリリーフ弁の出口を異径
2段パイロットピストンの大径側に接続したことによ
り、危険域となる過大圧力発生時においてその圧力が直
動リリーフ弁に作用するため、パイロットピストンに連
動した切換スプールを瞬時に切り替え、油圧モータ内部
圧力の脈動を抑制して未然に自動的に危険域でのウイン
チの使用を不可能とし、使用の安全性を高め得るように
したものである。
【0013】本発明は第7に、2速式油圧モータ及びそ
の附属油圧部品とで構成されて1速間2速に随時切り換
えて使用する制御回路において、油圧モータの負荷時か
つ逆転時にのみ作用する過負荷危険を解消制御する過負
荷セフティ機構を設けた制御回路としたので、ウインチ
等に使用したときの負荷下降時における衝撃的な応力を
未然に防止し得るものである。
【0014】本発明は第8に、上記過負荷セフティ機構
は3ポート2位置切換弁の切換スプールを作動させる2
つのパイロットポートを形成し、一方のパイロットポー
ト側にはバネを配設して切換圧を設定し、他方のパイロ
ットポート側にはパイロットピストンを配設し、パイロ
ットピストンは異径2段とした切換弁を使用し、油圧モ
ータ及びカウンタバランス弁間の圧力を他方のパイロッ
トポートに導きパイロットピストン小径受圧面に作用さ
せ、油圧モータ逆転時のモータ出口の排出油側圧力を一
方のパイロットポートに導きパイロットピストンの大径
受圧面背面に作用させた油圧制御回路としたので、パイ
ロットピストンの1次及び2次側の圧力変動があっても
1次圧・2次圧両受圧面の差圧が油圧モータの正味負荷
圧として作用することにより、油圧モータ正転時一方及
び他方のパイロットポートが同圧になるため、パイロッ
トピストンはバネの作用によりシート面に確実に着座し
てモータレンジが1速(低速)から2速(高速)へ確実
に切り換え得るものである。
【0015】本発明は第9に、上記油圧回路において、
油圧戻り管路にブースト背圧発生弁、油圧モータの逆転
時入口ポートにチェック弁を設けることにより、双方の
弁によって油圧モータ逆転時に戻り管路からバイパスさ
せた油量が油圧モータの逆転時入口ポートに供給される
ことにより、過負荷に基づくキャビテーション現象を未
然に抑制・防止し得るものである。
【0016】本発明は第10に、上記過負荷セフティ機
構は2速かつ逆転時にのみ作動するリミットスイッチ
と、リミットスイッチのオン時に働く圧力スイッチと、
圧力スイッチのオンにより1・2速切換弁を操作するた
めの電磁弁と、1・2速切換弁の切り換えにより油圧モ
ータが1速レンジに切り換えられるようにした電気制御
回路としたので、ウインチ等に使用したときの負荷下降
時における衝撃的な応力を未然に防止し得ると共に、電
気的処理によるため、衝撃対策のための設定・調整及び
応答性が向上するものである。
【0017】本発明は第11に、上記電気制御回路にお
いて、油圧モータ逆転時の油圧モータ及びカウンタバラ
ンス弁間の背圧を検出する圧力スイッチと内蔵カウンタ
バランス弁モータ出口の排出側の出口圧力を検出する圧
力スイッチとを設け、双方の圧力信号の演算信号を得る
ようにしたので、正確な油圧モータの制御、換言すれ
ば、ウインチ2速負荷制御が可能となるものである。
【0018】本発明は第12に、上記過負荷セフティ機
構は、油圧戻り管路にブースト背圧発生逆止弁、油圧モ
ータの逆転時入口ポートに逆止弁を設けることにより、
双方の弁によって油圧モータ逆転時に戻り管路からバイ
パスさせた油量が油圧モータの逆転時入口ポートに供給
されることにより、過負荷に基づくキャビテーション現
象を未然に抑制・防止し得るものである。
【0019】
【実施例】以下本発明の一実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の一実施例を示す
過負荷セフティ切換弁の断面図である。
【0020】図1において、10は弁本体を示し、夫々
Aポート、Pポート、Tポートが形成された2位置3ポ
ート切換弁である。そして夫々流路に通じる切換スプー
ル11が収納され、円筒形スプール11は内蔵バネ12
によって図中左方向へ押圧されている。そしてこのスプ
ールの中央のランドには、図1,図2に示すように、三
角状の溝16が形成されている。溝16はスプール11
が切換えられてPポート又はTポートからの圧油がAポ
ートへ流入される際、最初は絞られ、徐々に流量が多く
なるように傾斜を設けたものである。
【0021】弁体右部10aには突子13を介してバネ
12の圧力を調整するネジ14が螺合され、弁体右部1
0aに設けたパイロットポートPP1からの圧油が切換
スプール11へ作用されるように構成されている。
【0022】弁体左部10bには切換スプール11と同
心位置にパイロットピストン20が設けられている。パ
イロットピストン20は更に異径とされ、切換スプール
11側が大径とされ、反対側は小径とされる。切換スプ
ール11のパイロットピストン20側すなわち左端側の
溝11aと貫通孔11bとによってパイロットポートP
P1からの圧力がパイロットピストン20の大径側に加
わる。このような間接切換式の弁により、単なる柱状パ
イロットピストンの場合に生ずる2速形油圧モータの切
換レンジの回転変動のムラ(ハンチング現象)を防止し
得ることになる。
【0023】更に、小径側20aはコニカルポペットシ
ート状に形成されている。これにより、パイロットピス
トン小径部20aのシート着座時に圧油の漏れを未然に
防止し得ることになる。パイロットピストン20の小径
側はパイロットポートPP2側と流路が通じている。
【0024】パイロットポートPP2にはパイロットピ
ストン20との流路途中にオリフィス21が形成されて
いる。これにより、パイロットピストンの移動時間を多
くしてパイロットピストンの感圧機能を鈍化させ、切換
スプール11の移動を遅くすることになる。
【0025】パイロットポートPP2には更にパイロッ
トピストン20の小径側に通じるバイパス流路22が形
成され。その間に直動形リリーフ弁25が設けられてい
る。これにより、危険域となる過大圧力発生時において
その圧力が直動リリーフ弁25に作用するため、パイロ
ットピストン20に連動した切換スプール11を瞬時に
切り替え、油圧モータ2の内部圧力の脈動を抑制して未
然に危険域でのウインチの使用を自動的に不可能とし、
安全性を高め得る
【0026】このような過負荷セフティ弁1は、図3に
示すような油圧回路に利用される。過負荷セフティ弁1
は高速低速回転を切り替え得る2速式油圧モータの駆動
に使用して好適なものである。
【0027】2は2速式油圧モータを示し、モータ2の
回転軸にはキャプスタンが取り付けられてウインチとし
て使用される。切換弁3により圧油が順方向へ流れてモ
ータ2が順方向回転され、巻き込み(巻き上げ)が可能
となる。この場合、モータ2は1速レンジ(低速高トル
ク)又は2速レンジ(高速低トルク)と切り換えられ
る。すなわち図3に示すように、油圧モータ2内蔵のカ
ウンタバランス弁4と内蔵チェックポペット5との前後
圧差はこのチェックポペット5のクラッキング(開き)
圧力0.5kg/cm2分だけチェックポペット5の開き入口
側が高く設定している。したがって、過負荷セフティ弁
1のパイロットポートPP1側の圧力がパイロットポー
トPP2側の圧力より0.5kg/cm2高く、かつ過負荷セ
フティ弁1の内蔵バネ12が作用しているため、過負荷
セフティ弁1はノーマル位置(図示)を保持するため、
過負荷セフティ弁1が作動することはない。
【0028】次に荷重時巻き戻し時かつ2速レンジにお
いては、しばしば圧油供給管路6内が負圧となりキャビ
テーションが発生することがある。そのため種々の派生
障害が生ずる。そのため、図4に示すように、巻き戻し
戻油排出管7側と過負荷セフティ弁1のパイロットポー
トPP1とを接続し、油圧モータ2及び内蔵カウンタバ
ランス弁4間の圧力をパイロットポートPP2に供給可
能に接続し、油圧モータ2に内蔵の1・2速切換弁8の
供給側と過負荷セフティ弁1のAポートとを接続し、P
ポート及びTポートは夫々1・2速切換のための圧油供
給源及びドレインに接続されるように構成している。
【0029】このような構成において、ウインチとして
使用した場合、荷重巻き戻し時に2速レンジにて使用す
るときは、予め過負荷セフティ弁1の調整ネジ14にて
設定圧力、直動形リリーフ弁25の設定圧力を夫々20
0kgf/cm2としておく。したがって、油圧モータ2の2
速レンジから1速レンジに切り替える場合はパイロット
ピストン20の小径側に作用する圧力は200kgf/cm2
に相当する圧力が加わることが必要となる。すなわち図
1に示すように、パイロットピストンの小径側の径をd
1とし、大径側の径をd2とした場合、
【0030】 受圧面口径 d1:d2 = 圧力受圧面積 S1:S2
【0031】となり、
【0032】 S1×リリーフ弁圧力200kgf/cm2/S2
【0033】に相当する圧力で、パイロットピストン2
0を2速レンジから1速レンジに切換えられるため、切
換スプール11が1速レンジにする切換位置に移動して
油圧モータ2が2速から1速に切り換えられることにな
る。
【0034】この場合、パイロットポートPP2側には
オリフィス21が形成されているため、2速(高速)か
ら1速(低速)に切り換える際に、急速にレンジ変換し
たときに発生する油圧モータ2に連結したウインチドラ
ム負荷の急激慣性変化に伴い吊り荷振れショックが解消
され、レンジの切り換えに相当の時間がかかるため、緩
やかにファインセーブコントロールが可能となる。また
切り換えスプール11に三角溝16が形成されているた
め、移動初期においては油圧モータ2の内蔵カウンタバ
ランス弁4への作用圧油の流量が少なく、徐々に増加す
るように作用するため、同様の作用が生ずる。したがっ
て、双方の機構により、相乗効果を奏することになる。
【0035】また荷重巻き戻し時において、急激に巻き
戻し管路の圧力が高くなり、直動形リリーフ弁25の設
定圧を超えたときは、直動形リリーフ弁25が作動し高
圧が直接パイロットピストン20の大径側に作用して、
瞬時に切換スプール11が移動して油圧モータ2の内蔵
切換弁8に瞬時に作用させるため、2速レンジから瞬時
に1速レンジに切り換えられることになる。直動形リリ
ーフ弁25の設定圧以上の圧力の発生はウインチの過負
荷によるものである。
【0036】よって以上の構成によれば、2速時の過負
荷の危険を回避して安全にするための切換弁として機能
することになる(2速過負荷セフティ機能)。また2速
(高速)から1速(低速)に切り換える際に瞬時でなく
徐々に切り換えられるので、切り換えの際のダンパ機能
も得られることになる(2速切換ダンパ機能)。
【0037】またパイロットピストンの小径側の口径又
は調整ネジ14にて設定圧力を変更することにより、設
定圧の比を変更できるため、ウインチの過負荷危険域よ
り大幅に低い圧力域でも2速(高速)から1速(低速)
に切り換え得るため、2速負荷での使用を自由に制限し
て荷役の安全性を徹底して図りうる(2速負荷制限機
能)。例えば設定圧を60kgf/cm2にした場合は0.5
トン以上の負荷では2速レンジ下降(繰り出し)操作が
できないことになり、大幅に安全性を確保できる。
【0038】更に、パイロットピストンの1次及び2次
側の圧力変動があっても1次圧・2次圧両受圧面の差圧
が油圧モータ2の正味負荷圧として作用することによ
り、油圧モータ正転時一方及び他方のパイロットポート
も同圧になるため、パイロットピストン20はバネの作
用によりシート面に確実に着座して油圧モータ2のレン
ジが1速(低速)から2速(高速)へ確実に切り換えら
れることになる。
【0039】尚、繰り出し操作時、操作者が誤って1速
レンジから2速レンジに切り換えようとしても、キャプ
スタン高速低速電磁切換弁9の出口ポートからの圧油は
過負荷セフティ弁1の入口Pポートで遮断されているた
め、この切換弁9の操作で切り換えの誤りを招来するこ
とはない。逆にウインチ巻き取り時においては、図3に
示すように、過負荷セフティ弁1自体が作用していない
ため、油圧モータの内蔵1速2速切換弁を切り換えられ
ることになる。
【0040】図4は本発明の他の実施例を示す油圧回路
図である。ポンプ50からの圧油は手動切換弁3を介し
て油圧モータ2の内蔵カウンタバランス弁4の供給側に
供給されている。油圧モータ2は1・2速切換式かつ自
己圧ブレーキ機構を内蔵したものである。過負荷セフテ
ィ弁1は2速過負荷の際の安全確保のために設けられて
いる。この場合、内蔵カウンタバランス弁4の通過容量
に対するカウンタバランス弁スプールのファインセーブ
ストロークが短いこと等の原因で、スプールの1次・2
次バランス圧力の変化(圧力振幅)が大きくなり、最悪
にはハンチング現象を来す虞れがある。特にウインチの
荷重巻き下げ(繰り出し)時においては負圧キャビテー
ション現象を誘発し易い環境となる。この圧力振幅を小
さくするために、油圧モータ2の逆転(ウインチドラム
繰り出し)時、排出ラインに圧力を加えるため背圧発生
弁を設けて所定の背圧を加え、その背圧に相当する圧油
を油圧モータ2の逆転供給口へ流入させる吸込弁を設け
たものである。すなわち手動切換弁3の戻り口及びタン
ク58間のメイン戻りラインにブースト背圧発生逆止弁
61を設けると共に、油圧モータ2の逆転時圧油供給口
B付近に背圧吸込逆止弁62を設けている。逆止弁61
のクラッキング圧力を大として戻り圧力を生成し、逆止
弁62のクラッキング圧力を小として抵抗を与えないよ
うに設定される。
【0041】したがって、油圧モータ2の逆転時、供給
油ラインの圧力が上昇し、内蔵カウンタバランス弁4の
スプールに加圧されるため、負荷外力による油圧モータ
内部の圧油供給不足による圧力脈動振幅を防ぎ、油圧モ
ータ内部のキャビテーションを防止し得ることになる。
【0042】図5は本発明の他の実施例を示す油圧回路
図である。電気制御により2速過負荷セフティ機能を実
現するものである。
【0043】図5において、巻取り時にウインチの2速
式油圧モータを1速(低速)から2速(高速)レンジへ
切り換えるため、図6,図7に示すように、選択スイッ
チ61を高速側に切り換えることにより、電気制御ボッ
クス62を介して高低速電磁切換弁63が作動して高速
レンジに切り換わる。リミットスイッチ65は、図6,
図7に示すように、油圧モータの逆転時にのみ作動し、
正転時(巻き揚げ時)及び停止時には常にオフに設定さ
れている。
【0044】次に選択スイッチ61を2速(高速)側に
切り換え、かつウインチ操作手動切換弁3のレバーにて
ウインチを逆転(下降)操作すると、ウインチ操作切換
弁3に連結しているリミットスイッチ65がオンとな
り、ウインチ逆転を選択応答して2速逆転運転となる。
そして油圧モータ2のモータ・カウンタバランス弁4間
の圧力検出ポートに圧力スイッチ用圧力検知管68が接
続され、高低速電磁切換弁9からのパイロット管路が油
圧モータの2速パイロットポートPに接続されているた
め、200kgf/cm2以上の異常高圧となったときは、設
定圧200kgf/cm2にした圧力スイッチ66が作動す
る。この場合、内蔵カウンタバランス弁4の出口に通じ
る管路に第2の圧力スイッチ67を設けることにより、
双方の圧力スイッチ66,67による出力信号にて電気
的演算回路を組み、油圧モータ負荷の正味圧力相当信号
として出力させることができ、したがって、正確なウイ
ンチ負荷コントロールが可能となるものである。
【0045】圧力スイッチ66,67よりの出力信号に
より、電磁切換弁9がオフとなり高低速切換弁が1速
(低速)位置に切り換わる。したがって、油圧パイロッ
ト管路からの圧油が油圧モータ内蔵の1・2速切換機構
が作用して1速レンジに切り換えられることになる。こ
の場合、2速から1速へ切り換わる際のショック緩和の
ため電磁切換弁9を電磁比例式切換弁とすることによ
り、2速切換ダンパ機能を実現し得ることになる。また
切換時の切換速度をゆっくりさせるため、増幅器を使用
することにより実現し得る。
【0046】尚、上記実施例(図4)と同様に、ウイン
チ手動切換弁3の戻り口及びタンク間のメイン戻りライ
ンにブースト背圧発生逆止弁61を設けると共に、油圧
モータ2の逆転時圧油供給口B付近に背圧吸込逆止弁6
2を設けているので、油圧モータ2の内蔵カウンタバラ
ンス弁4のスプールの1次・2次バランス圧力の変化
(圧力振幅)によるハンチング現象を来す虞れを解消で
きることになる。
【0047】以上の構成の本発明は、1つの油圧モータ
と油圧回路との組み合わせであるが、この組み合わせを
2つ並列に設けて、2つのウインチ操作を同時に可能に
するように構成することもでき、更に本発明はクレーン
ウインチ、送電線ウインチ、台車走行ウインチ、車輌走
行駆動モータ装置、船用巻き込みウインチ、荷役用ウイ
ンチ、ウインドラス(揚錨機)、揚網ウインチにも適用
し得る。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、3
ポート2位置切換弁において、切換スプールを作動させ
る2つのパイロットポートを形成し、一方のパイロット
ポート側にはバネを配設して切換圧を設定し、他方のパ
イロットポート側にはパイロットピストンを配設したも
のであり、切換スプールのみの切換弁を使用して高圧の
油圧回路中に組み込んだ場合に、ノーマル位置から切換
位置まで移動させるための線径の太さを大きくせざるを
得ない等の切換設定用バネの必然的大型化が避けられな
いが、パイロットピストンを設けてパイロット圧をこの
パイロットピストンに作用させるようにした間接切換構
成としたので、パイロットピストンを切換圧設定を低い
圧力でも調整できることになり、よって、自由な圧力で
切り換えが可能となって油圧回路に管路の耐圧を軽減で
きる。
【0049】また本発明によれば、3ポート2位置切換
弁において、切換スプールを作動させる2つのパイロッ
トポートを形成し、一方のパイロットポート側にはバネ
を配設して切換圧を設定し、他方のパイロットポート側
にはパイロットピストンを配設し、パイロットピストン
は異径2段としたものであり、従来の単なる柱状パイロ
ットピストンの場合に生ずる2速形油圧モータのレンジ
毎のモータ行程容積(2速レンジ時”1”、1速レンジ
時”2”)の違いから、このレンジ切り換えによりモー
タ・カウンタバランス弁間の作用圧力が2速時”2”、
1速時”1”の割合で変化するため、単なる柱状パイロ
ットピストンがレンジ切換反復動作を起こし、モータの
回転変動のムラ(ハンチング現象)が発生する。したが
って、上記の異径2段パイロットピストンによりレンジ
切換反復動作を無くし、モータのレンジ切換反復動作に
伴う回転変動のムラ(ハンチング現象)を防止すること
ができる。
【0050】また本発明によれば、上記異径パイロット
ピストンの小径側をコニカルポペットシート状としたも
のであり、パイロットピストン小径部の着座時に圧油の
漏れを未然に防止し得る。
【0051】更に本発明によれば、3ポート2位置切換
弁において、切換スプールを作動させる2つのパイロッ
トポートを形成し、一方のパイロットポート側にはバネ
を配設して切換圧を設定し、他方のパイロットポート側
にはパイロットピストンを配設し、パイロットピストン
は異径2段とし、他方のパイロットポートと異径2段パ
イロットピストンの小径側との間にオリフィスを設ける
ことにより、パイロットピストンの感圧反応時間を鈍化
させて切換スプールの移動を遅くし、切換時のショック
を解消し得る。
【0052】更に本発明によれば、上記切換スプールに
対しスプールスリット(三角溝)を設けることにより、
スプールの切り換わり始めに流入される流量が少なく移
動に伴って徐々に多くなるようにして切換弁をファイン
コントロール可能となる。
【0053】更に本発明によれば、更に他方のパイロッ
トポートからの圧力を直接受ける直動リリーフ弁をパイ
ロットピストンと並列に設け、このリリーフ弁の出口を
異径2段パイロットピストンの大径側に接続したことに
より、危険域となる過大圧力発生時においてその圧力が
直動リリーフ弁に作用するため、パイロットピストンに
連動した切換スプールを瞬時に切り替え、油圧モータ内
部圧力の脈動を抑制して未然に自動的に危険域でのウイ
ンチの使用を不可能とし、使用の安全性を高め得る。
【0054】更に本発明によれば、2速式油圧モータ及
びその附属油圧部品とで構成されて1速・2速に随時切
り換えて使用する制御回路において、油圧モータの負荷
時かつ逆転時にのみ作用する過負荷危険を解消制御する
過負荷セフティ機構を設けた制御回路としたので、ウイ
ンチ等に使用したときの負荷下降時における衝撃的な応
力を未然に防止し得る効果を有する。
【0055】更に本発明によれば、上記過負荷セフティ
機構は3ポート2位置切換弁の切換スプールを作動させ
る2つのパイロットポートを形成し、一方のパイロット
ポート側にはバネを配設して切換圧を設定し、他方のパ
イロットポート側にはパイロットピストンを配設し、パ
イロットピストンは異径2段とした切換弁を使用し、油
圧モータ及びカウンタバランス弁間の圧力を他方のパイ
ロットポートに導きパイロットピストン小径受圧面に作
用させ、油圧モータ逆転時のモータ出口の排出油側圧力
を一方のパイロットポートに導きパイロットピストンの
大径受圧面背面に作用させた油圧制御回路としたので、
パイロットピストンの1次及び2次側の圧力変動があっ
ても1次圧・2次圧両受圧面の差圧が油圧モータの正味
負荷圧として作用することにより、油圧モータ正転時一
方及び他方のパイロットポートが同圧になるため、パイ
ロットピストンはバネの作用によりシート面に確実に着
座してモータレンジが1速(低速)から2速(高速)へ
確実に切り換え得る。
【0056】更に本発明によれば、上記油圧回路におい
て、油圧戻り管路にブースト背圧発生弁、油圧モータの
逆転時入口ポートにチェック弁を設けることにより、双
方の弁によって油圧モータ逆転時に戻り管路からバイパ
スさせた油量が油圧モータの逆転時入口ポートに供給さ
れることにより、過負荷に基づくキャビテーション現象
を未然に抑制・防止し得る効果を有する。
【0057】更に本発明によれば、上記過負荷セフティ
機構は2速かつ逆転時にのみ作動するリミットスイッチ
と、リミットスイッチのオン時に働く圧力スイッチと、
圧力スイッチのオンにより1・2速切換弁を操作するた
めの電磁弁と、1・2速切換弁の切り換えにより油圧モ
ータが1速レンジに切り換えられるようにした電気制御
回路としたので、ウインチ等に使用したときの負荷下降
時における衝撃的な応力を未然に防止し得ると共に、電
気的処理によるため、衝撃対策のための設定・調整及び
応答性が向上する効果を有する。
【0058】更に本発明によれば、上記電気制御回路に
おいて、油圧モータ逆転時の油圧モータ及びカウンタバ
ランス弁間の背圧を検出する圧力スイッチと内蔵カウン
タバランス弁モータ出口の排出油側の出口圧力を検出す
る圧力スイッチとを設け、双方の圧力信号の演算信号を
得るように構成したので、正確なウインチ負荷制御が可
能となる。
【0059】更に本発明によれば、上記過負荷セフティ
機構は、油圧戻り管路にブースト背圧発生逆止弁、油圧
モータの逆転時入口ポートに逆止弁を設けることによ
り、双方の弁によって油圧モータ逆転時に戻り管路から
バイパスさせた油量が油圧モータの逆転時入口ポートに
供給されることにより、過負荷に基づくキャビテーショ
ン現象を未然に抑制・防止し得る効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す切換弁の断面図
【図2】 本発明の一実施例を示す図1中II−II線
断面図
【図3】 本発明の一実施例を示す油圧回路図
【図4】 本発明の一実施例の動作状況及び他の例を示
す油圧回路図
【図5】 本発明の他の実施例を示す回路図
【図6】 本発明の他の実施例を示すブロック図
【図7】 本発明の他の実施例を示す流れ図
【符号の説明】
1…過負荷セフティ弁、2…油圧モータ、9…1速2速
電磁切換弁、11…スプール、12…バネ、16…三角
溝、20…パイロットピストン、21…オリフィス、2
5…直動リリーフ弁、65…リミットスイッチ、66…
圧力スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F15B 11/00 F15B 11/00 W

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3ポート2位置切換弁において、切換スプ
    ールを作動させる2つのパイロットポートを形成し、一
    方のパイロットポート側にはバネを配設して切換圧を設
    定し、他方のパイロットポート側にはパイロットピスト
    ンを配設したことを特徴とする間接切換弁。
  2. 【請求項2】3ポート2位置切換弁において、切換スプ
    ールを作動させる2つのパイロットポートを形成し、一
    方のパイロットポート側にはバネを配設して切換圧を設
    定し、他方のパイロットポート側にはパイロットピスト
    ンを配設し、パイロットピストンは異径2段としたこと
    を特徴とする間接切換弁
  3. 【請求項3】上記異径パイロットピストンの小径側をコ
    ニカルポペットシート状とした請求項2記載の間接切換
    弁。
  4. 【請求項4】3ポート2位置切換弁において、切換スプ
    ールを作動させる2つのパイロットポートを形成し、一
    方のパイロットポート側にはバネを配設して切換圧を設
    定し、他方のパイロットポート側にはパイロットピスト
    ンを配設し、パイロットピストンは異径2段とし、他方
    のパイロットポートと異径2段パイロットピストンの小
    径側との間にオリフィスを設けたことを特徴とする間接
    切換弁。
  5. 【請求項5】上記切換スプールに対しスプールスリット
    (三角溝)を設けた請求項2記載の間接切換弁。
  6. 【請求項6】上記他方のパイロットポートからの圧力を
    直接受ける直動リリーフ弁を並列に設け、直動リリーフ
    弁の出口を異径2段パイロットピストンの大径側に接続
    した請求項2記載の間接切換弁。
  7. 【請求項7】2速式油圧モータ及びその附属油圧部品と
    で構成して1速・2速に随時切り換えて使用する制御方
    法において、油圧モータの負荷時かつ逆転時にのみ作用
    する過負荷危険を解消制御する過負荷セフティ機構を設
    けたことを特徴とする2速式油圧モータ制御方法。
  8. 【請求項8】2速式油圧モータ及びその附属油圧部品と
    で構成されて1速・2速に随時切り換えて使用する制御
    回路において、油圧モータの負荷時かつ逆転時にのみ作
    用する過負荷危険を解消制御する過負荷セフティ機構は
    3ポート2位置切換弁の切換スプールを作動させる2つ
    のパイロットポートを形成し、一方のパイロットポート
    側にはバネを配設して切換圧を設定し、他方のパイロッ
    トポート側にはパイロットピストンを配設し、パイロッ
    トピストンは異径2段とした切換弁を使用し、油圧モー
    タ及びカウンタバランス弁間の圧力を他方のパイロット
    ポートに導きパイロットピストン小径受圧面に作用さ
    せ、油圧モータ逆転時のモータ出口の排出油側圧力を一
    方のパイロットポートに導きパイロットピストンの大径
    受圧面背面に作用させたことを特徴とする2速式油圧モ
    ータ制御回路。
  9. 【請求項9】上記油圧回路において、油圧戻り管路にブ
    ースト背圧発生弁、油圧モータの逆転時入口ポートにチ
    ェック弁を設けることにより、双方の弁によって油圧モ
    ータ逆転時に戻り管路からバイパスさせた油量が油圧モ
    ータの逆転時入口ポートに供給されるように構成したこ
    とを特徴とする2速式油圧モータ制御回路。
  10. 【請求項10】2速式油圧モータ及びその附属油圧部品
    とで構成されて1速・2速に随時切り換えて使用する制
    御回路において、油圧モータの負荷時かつ逆転時にのみ
    作用する過負荷危険を解消制御する上記過負荷セフティ
    機構は2速かつ逆転時にのみ作動するリミットスイッチ
    と、リミットスイッチのオン時に働く圧力スイッチと、
    圧力スイッチのオンにより1・2速切換弁を操作するた
    めの電磁弁と、1・2速切換弁の切り換えにより油圧モ
    ータが1速レンジに切り換えられるようにした2速式油
    圧モータ電気制御回路。
  11. 【請求項11】上記電気制御回路において、油圧モータ
    逆転時の油圧モータ及び内蔵カウンタバランス弁間の背
    圧を検出する圧力スイッチと、内蔵カウンタバランス弁
    モータ出口の排出油側出口圧力を検出する圧力スイッチ
    とを設け、双方の圧力信号の演算信号を得るようにした
    ことを特徴とする2速式油圧モータ電気制御回路。
  12. 【請求項12】上記過負荷セフティ機構は、油圧戻り管
    路にブースト背圧発生逆止弁、油圧モータの逆転時入口
    ポートに逆止弁を設けたことを特徴とする2速式油圧モ
    ータ電気制御回路。
JP21126197A 1997-07-22 1997-07-22 切換弁並びに2速式油圧モータ制御方法及び制御回路 Pending JPH1137321A (ja)

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