JPH0375342B2 - - Google Patents

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JPH0375342B2
JPH0375342B2 JP59049745A JP4974584A JPH0375342B2 JP H0375342 B2 JPH0375342 B2 JP H0375342B2 JP 59049745 A JP59049745 A JP 59049745A JP 4974584 A JP4974584 A JP 4974584A JP H0375342 B2 JPH0375342 B2 JP H0375342B2
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synthetic resin
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metal
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Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は無機質の不織布又はクロス状織布を芯
材とした合成樹脂層の表裏両面に金属板が積層一
体化されたサンドイツチ構造を有する金属プラス
チツク複合材の製造方法に関するものである。
[背景技術] 従来より、薄い金属板間にポリプロピレンフイ
ルム、ポリエチレンフイルムなどのプラスチツク
フイルムをサンドイツチして積層した金属プラス
チツク複合材が軽量でかつ加工し易いなどのため
に自動車や建築分野などの材料として使用されて
いる。また、ゴム系や酢酸ビニル系などの合成樹
脂あるいはこれらの樹脂に無機質の充填材を添加
した粘着性があり制振効果のあるホツトメルト型
フイルムを2枚の金属板の間に挟んだサンドイツ
チ構造の制振鋼板や、2枚の金属板にゴム系や酢
酸ビニル系などの樹脂やこれらの樹脂に無機質の
充填材を添加したものを塗布焼付し、その後加温
圧着して製造した制振鋼板が自動車部品、機会部
品、船舶や建築物の制振防音壁などに多用されて
いる。ところで、この金属プラスチツク複合材を
製造するにあたつては従来では第1図及び第2図
のようにして製造していた。まず、長尺の金属板
1の表面に接着剤塗布装置6より接着剤を塗布し
て焼付炉7で焼付け乾燥した後、プラスチツクフ
イルム4がコイル状に巻取られたフイルムコイル
8からプラスチツクフイルム4を巻外しながらこ
のプラスチツクフイルム4を上記金属板1の接着
面に重ねて圧着ロール5,5間に通すことにより
プラスチツクフイルム4と金属板1とを積層し、
その後この積層板9を積層板用コイル10に巻取
る。次に、第2図に示すように上記と同様にして
表面に接着剤が塗布・乾燥された金属板1を再び
積層板用コイル10から巻外された積層板9のプ
ラスチツクフイルム4側に重ねて圧着ロール5,
5間に通し、プラスチツクフイルム4とこの金属
板1とを積層して両金属板1,1の間にプラスチ
ツクフイルム4がサンドイツチして積層一体化さ
れた金属プラスチツク複合材Aを得るものであ
る。しかしながら、この製造法ではプラスチツク
フイルム4の片面に金属板1積層して巻取つた
後、再びこの積層板9の片面に金属板1を圧着し
て積層する必要があるためにプラスチツクフイル
ム4と金属板1を二度圧着する必要があつて製造
工程が長くなるという欠点があり、またこの積層
板9の保管や移動が煩わしいうえに連続して生産
できないという欠点があつた。しかも、得られた
金属プラスチツク複合材Aが制振鋼板として使用
された場合には、制振エネルギーが熱エネルギー
に変換されるためにプラスチツクフイルム4の高
温特性が低下するという問題があり、耐熱性が悪
いものであつた。
[発明の目的] 本発明はこのような点に鑑み為されたものであ
つて、その目的とするところは無機質の不織布又
はクロス状織布を芯材にした合成樹脂層を圧着ロ
ール設備に一回通すだけでよく、また積層板用コ
イルを保管したり移動したりする必要がなく、連
続して生産することができ、また耐熱性に優れた
制振鋼板として使用することのできる金属プラス
チツク複合材の製造方法を提供するにある。
[発明の開示] すなわち、本発明の金属プラスチツク複合材の
製造方法は、長尺の金属板1が巻回された一対の
金属板コイル2を圧着ロール5の両側に配設し、
各金属板コイル2,2から巻外された金属板1,
1上に制振性にすぐれた合成樹脂液を塗布して加
熱・乾燥させると共に加熱された両金属板1,1
の間に無機質の不織布又はクロス状織布3を芯材
として供給し、圧着ロール5,5により加熱溶融
状態で合成樹脂層4と無機質の不織布又はクロス
状織布3とを両金属板1,1間に積層一体化せし
めることを特徴とするもので、一対の金属板1,
1間に無機質に不織布又はクロス状織布3を芯材
とした合成樹脂層4が形成されるように圧着ロー
ル5,5間にて金属板1,1と無機質の不織布又
はクロス状織布3を芯材とした合成樹脂層4とを
同時に接着させるようにして上記目的を達成した
ものである。
以下本発明を第3図以下に示す実施例に基づい
て説明する。図中2は長尺の金属板1が巻回され
た金属板コイルで、圧着ロール5の両側に一対が
対称に配置してある。この金属板コイル2から金
属板1を巻外しつつ金属板1をブラシロール1
1、脱脂装置12及び乾燥装置13に順次通して
金属板1の表面を清浄活性化処理し、次いでロー
ル式化成処理塗布装置14にて金属板1の表面に
クロム酸系化成処理液のような化成処理液を塗布
した後、乾燥装置15に通して乾燥し、その後冷
却装置16にて冷却する。次に、ロール式塗布装
置やナイフカーテン式塗布装置などの合成樹脂塗
布装置6で金属板1の表面に合成樹脂液を塗布
し、続いて焼付炉7に通して制振性にすぐれた合
成樹脂層4を加熱・乾燥する。次いで、グラスワ
ールや炭素繊維で形成された無機質不織布又はク
ロス状織布3をコイル8から巻外しながら合成樹
脂層4が塗布・加熱乾燥された金属板1上に重
ね、合成樹脂層4が塗布されて加熱乾燥された両
金属板1,1で無機質の不織布又はクロス状織布
3を挟むようにして無機質の不織布又はクロス状
織布3を金属板1と共に圧着ロール5,5間に供
給して圧着するのである。ここで、無機質の不織
布又はクロス状織布3と金属板1上に塗布・加熱
された合成樹脂層4は圧着ロール5の加圧により
溶融含浸され、金属板1,1と接着性良く積層一
体化することができるものである。次に、このよ
うにして製造された積層体30を冷却装置17、
ブライドルロール18に通した後、巻取機19で
巻取るのである。ここで、冷却装置17,14は
水冷却で冷却温度が調節可能としてある。なお、
図中20はピンチロール、21剪断機である。
しかして、金属板コイル2から金属板1を巻外
しながら金属板1の表面に合成樹脂液を塗布し、
加熱して合成樹脂層4を金属板1上に形成し、コ
イル8から巻戻された無機質の不織布又はクロス
状織布3をこの一対の金属板1,1の間に供給し
て重ね、加熱された状態で圧着ロール5,5間に
通すことにより、合成樹脂層4と無機質の不織布
又はクロス状織布3とを溶融含浸させて合成樹脂
層4の両面に金属板1,1を同時に接着させるこ
とができ、両金属板1,1間に無機質の不織布又
はクロス状織布3芯材とした合成樹脂層4が一体
化した金属プラスチツク複合材Aを一度の圧着で
連続して生産することができるものである。ここ
で、合成樹脂液としては次の1〜3配合のものを
使用することができる。
合成樹脂液の調製 (1) メチルメタアクリレート20〜30重量%、ブチ
ルアクリレート50〜60重量部%、エチルアクリ
レート5〜10重量%の共重合体樹脂25〜50重量
部に無機質充填材としてそれぞれカツプリング
処理された二酸化ケイ素、グラフアイトまたは
超微粉炭酸カルシウムのいずれか一つの充填材
を40重量部〜60重量部及び若干の酸化防止剤を
キシレンなどの有機溶剤に溶解させた樹脂液。
(2) ブチルゴムを20〜30重量部、ポリオレフイン
系炭化水素を15〜20重量部、カツプリング処理
された超微粉炭酸カルシウムを40〜60重量部及
び酸化防止剤を若干混練した後、キシレンなど
の有機溶剤に溶解させた樹脂液。
(3) ニトリルゴムとフエノール樹脂を混練し、有
機溶剤に溶解させた樹脂液。
これら制振性に優れた樹脂液を使用することに
より、金属プラスチツク複合材Aの制振効果を高
めることができるものである。特に、制振エネル
ギーは熱エネルギーに変換されて合成樹脂層4の
高温時の制振効果が低下し易いものであるが、合
成樹脂層4に芯材として無機質の不織布やクロス
状織布3を積層することにより合成樹脂層4の耐
熱性を上げることができ、合成樹脂層4が軟化し
たり、制振効果が低下するのを防ぐことができる
ものである。また、第5図に示すように両金属板
1,1間に合成樹脂層4と無機質の不織布または
クロス状織布3の複合層がサンドイツチされた積
層体30を再び加熱炉22に通して再加熱し、そ
の後圧着ロール23,23に通して圧着し、次い
で冷却装置24,24に通して冷却し、その後巻
取機19で巻取るようにしても良い。このように
すれば合成樹脂層4を再び加熱溶融して合成樹脂
層4と無機質の不織布またはクロス状織布3との
接着力及び金属板1との密着力をさらに向上する
ことができるものである。
また、金属板1としては限定するものではない
が、亜鉛メツキ鋼板や冷間圧延鋼板、クロムメツ
キ鋼板、アルミ亜鉛合金メツキ鋼板、着色亜鉛鉄
板などを使用することができ、亜鉛メツキ鋼板を
金属板1として使用した場合の金属プラスチツク
複合材Aの断面図を第6図に示す。図中25は金
属板1の表面に形成されているメツキ層、26は
化成処理層である。
[発明の効果] 上記のように本発明は、長尺の金属板が巻回さ
れた一対の金属板コイルが圧着ロールの両側に配
設し、各金属板コイルから巻外された金属板上に
制振性にすぐれた合成樹脂液を塗布、加熱乾燥し
た後重ねて圧着ロール間に供給すると共に両金属
板の間に無機質の不織布又はクロス状織布を供給
し、圧着ロールにより金属板が加熱された状態で
合成樹脂層と溶融一体化して両金属板と合成樹脂
層と不織布又はクロス状織布とを圧着せしめるよ
うにしたので、圧着ロール間に一回通すだけて両
金属板を接着させることができ、従来のようにプ
ラスチツクフイルムや、芯材に無機質の不織布や
クロス状織布を複合化したフイルムの片側にだけ
金属板が積層された積層板などを保管、移動する
必要もなく、金属合成樹脂複合材を連続して生産
することができるものである。しかも、制振性に
すぐれた合成樹脂層の芯材に無機質不織布又はク
ロス状織布を積層したので、制振性にすぐれた合
成樹脂と不織布又はクロス織布とによる制振効果
が期待できるだけでなく、不織布又はクロス織布
により制振性にすぐれた合成樹脂層の強度や制振
性、耐熱性を上げることができ、制振効果に優れ
た制振鋼板として自動車分野、建築分野をはじめ
多方面に利用することができるものであり、また
両金属板の間に制振性にすぐれた合成樹脂層の芯
材に無機質不織布又はクロス状織布を積層した制
振鋼板を製造するに当たつて、上記のように合成
樹脂層を形成するのにプラスチツクフイルムを積
層するのではなく、合成樹脂液を塗布して簡単に
形成できるようにしたにもかかわらず、金属板の
上に合成樹脂を加熱・乾燥させると共に加熱され
た両金属板の間に無機質の不織布又はクロス状織
布を芯材として供給し、圧着ロール間により両金
属板と合成樹脂及び無機質の不織布又はクロス状
織布とを積層一体化するので、合成樹脂液を加
熱・乾燥することにより合成樹脂層が均一な状態
となつており、この均一な状態の合成樹脂層に無
機質不織布又はクロス状織布を積層することにな
るので、積層時に合成樹脂が不均一に流動したり
せずに無機質不織布又はクロス状織布に均一に積
層一体化され、制振効果も均一になるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来例の製造法を示す概略
説明図、第3図は本発明一実施例の製造工程を示
す概略説明図、第4図は同上の合成樹脂層と無機
質不織布又はクロス状織布の積層物の一部拡大断
面図、第5図は同上の他の実施例の製造工程を示
す概略説明図、第6図は同上により得られた金属
プラスチツク複合材の一部切欠断面図である。 1は金属板、2は金属板ロール、3は無機質不
織布又はクロス状織布、4は合成樹脂層、5は圧
着ロールである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 長尺の金属板が巻回された一対の金属板コイ
    ルを圧着ロールの両側に配設し、各金属板コイル
    から巻外された金属板上に制振性にすぐれた合成
    樹脂液を塗布した後この合成樹脂液を加熱・乾燥
    させると共に加熱された両金属板の間に無機質の
    不織布又はクロス状織布を芯材として供給し、圧
    着ロール間により両金属板と合成樹脂層及び無機
    質の不織布又はクロス状識布とを積層一体化する
    ことを特徴とする金属プラスチツク複合材の製造
    方法。
JP59049745A 1984-03-14 1984-03-14 金属プラスチツク複合材の製造方法 Granted JPS60192625A (ja)

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JP59049745A JPS60192625A (ja) 1984-03-14 1984-03-14 金属プラスチツク複合材の製造方法

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JPS60192625A JPS60192625A (ja) 1985-10-01
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS508749A (ja) * 1973-05-29 1975-01-29

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS508749A (ja) * 1973-05-29 1975-01-29

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