JPH08300467A - 複合管及びその連続製造方法 - Google Patents

複合管及びその連続製造方法

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JPH08300467A
JPH08300467A JP10513495A JP10513495A JPH08300467A JP H08300467 A JPH08300467 A JP H08300467A JP 10513495 A JP10513495 A JP 10513495A JP 10513495 A JP10513495 A JP 10513495A JP H08300467 A JPH08300467 A JP H08300467A
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sheet
resin
composite pipe
composite
reinforced
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JP10513495A
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English (en)
Inventor
Koshiro Motai
浩司郎 茂田井
Misao Masuda
操 益田
Yasuhiro Shibata
康広 柴田
Hiroaki Tomimoto
裕昭 冨本
Motoyasu Yasui
基泰 安井
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一方向に連続な繊維で強化された熱可塑性樹
脂シートからなる強化シートと、強化シートの線膨張係
数より大きい熱可塑性樹脂シートからなる樹脂シートが
接合一体化されており、かつ強化シートの繊維方向が管
軸方向と直交するよう配置されている複合管およびその
連続製造方法。 【効果】 本発明のよれば、管軸方向に直角となる繊維
を有する強化シートを最外層に含む樹脂管を、シートを
丸めながら連続的に成形するので、管軸方向に幾重にも
巻き上げることが可能であり、内圧に対抗する管強度を
有する管を連続的に製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一方向に連続な繊維で補
強された熱可塑性樹脂シートと熱可塑性樹脂シートとか
ら成る複合管及びその連続製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】繊維で強化された樹脂層と樹脂層単体か
らなる複合管は、例えば円管であれば断面形状におい
て、同心円状に層状を形成しており、一般にこれらの管
は熱可塑性樹脂を押出機で押出し円管を形成し、その上
に繊維で強化された樹脂層を被覆一体化する方法により
複合管が製造されている。又、熱硬化性樹脂を用いた場
合では、例えば、不飽和ポリエステルとガラス繊維から
なる複合管をプルトルジョン法で引抜き成形し、その内
側又は外側に樹脂層をライニングするなどの方法により
複合管が連続的に製造されている。
【0003】繊維を含む複合管は、一般に管体が管の軸
方向に成形製造されるので強化繊維が連続的である場
合、管軸と平行に配置される。内圧のかかる管では一般
に管軸に対して、連続繊維を含むテープ状部材を管の周
囲に巻きつけるテープワインディング法がとられるか、
製品の長さより長い棒状の中子に巻きつけて複合管を形
成し残中子を取り除く等の方法によって断続的に製造さ
れている。
【0004】この他、複合管は数十mm以下の短繊維を
樹脂に含浸させ、その複合体を押出機等で管状に形成す
るなどの方法もある。これらの複合管にあっては、管壁
断面形状において繊維強化部位と樹脂単体部からなる層
を、繰り返し多層化された管を形成することは困難であ
り、また、管軸と直交する方向が繊維を配し、繊維が管
断面の平面上を同心円上に幾重にも周回する管を連続的
に製造することが困難であった。特に、管軸に直交する
連続繊維を含む強化シートは加熱され、管成形のための
部材と接触することにより繊維の乱れが生じてしまう。
【0005】また、繊維で補強された樹脂管として、自
己カール性を利用したものが知られている(特開平3−
150135号公報)。これは、一方向に連続な繊維補
強シートを複数層、その繊維方向を順に変えて積層し、
自己カール性により管とするものである。しかしなが
ら、この場合は、積層体の表層又は裏層の何れの方向に
もカールするため、製造時、カール方向の固定化が難し
く、連続生産性に欠けていた。これを解決するため、繊
維密度の異なる繊維補強シートを用いたり、熱膨張率の
異なる補強繊維を用いた繊維補強シートを用いる方法が
検討されているが、いずれも複数の繊維補強シートを使
用する必要があり、複雑な積層工程を必要とし、連続生
産性に欠けていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、管軸
に直交する強化繊維を同方向に幾重にも配設された内圧
に対抗する高強度な複合管を連続的に製造する方法を提
供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者達は上記目的を
達成するため、鋭意検討を重ねた結果、本発明を完成す
るに至ったものである。即ち、本発明は、少なくとも一
方向に連続な繊維で強化された熱可塑性樹脂シートから
なる強化シートと、該強化シートの線膨張係数より大き
い線膨張係数を有する熱可塑性樹脂からなる樹脂シート
が接合一体化されて管体を形成しており、かつ該強化シ
ートの少なくとも一つの繊維方向が該管体の管軸方向と
ほぼ直交するよう配置されていることを特徴とする複合
管であり、また、該複合管の外表面側から強化シート
層、樹脂シート層の順に交互に複数層積層されている複
合管であり、また、複数の強化シートのそれぞれの繊維
が直交するように積層された繊維強化シートの繊維方向
が管軸と平行な強化シートが、繊維方向が管軸と直交す
る強化シートと樹脂シートの間に配置された複合管であ
り、また、強化シートと樹脂シートとが熱融着で一体化
された複合管であり、また、強化シートの熱可塑性樹脂
/樹脂シート熱可塑性樹脂/繊維の組み合わせが、ポリ
プロピレン系樹脂/ポリプロピレン系樹脂/ガラス繊
維、ポリエチレン系樹脂/ポリエチレン系樹脂/ガラス
繊維、ポリスチレン系樹脂/ポリスチレン系樹脂/ガラ
ス繊維、又は、ポリ塩化ビニル系樹脂/ポリ塩化ビニル
系樹脂/ガラス繊維から選択されるものである複合管で
あり、また、強化シートと樹脂シートとが接着剤又は接
合部材で一体化された複合管であり、また、接合部材が
不織布からなる複合管であり、また、強化シートの繊維
含有率が容積含有率で30%以上80%以下である複合
管であり、また、樹脂シートに短繊維又は充填剤が含有
されている複合管であり、また、強化シートに不織布が
接合されている複合管であり、また、最外表面に熱可塑
性収縮フィルムからなる外皮層をさらに有してなる複合
管である。
【0008】また、本発明は、少なくとも一方向に連続
な繊維で強化された熱可塑性樹脂シートからなる強化シ
ートと、該強化シートの線膨張係数より大きい線膨張係
数を有する熱可塑性樹脂からなる樹脂シートが接合一体
化されて管体を形成しており、かつ該強化シートの少な
くとも一つの繊維方向が該管体の管軸方向とほぼ直交す
るよう配置されている複合管の製造方法であって、該強
化シートを連続的に供給する工程と、該強化シートを加
熱する工程と、平行して該熱可塑性樹脂からなる樹脂シ
ートを連続的に供給する工程と、当該シートを加熱する
工程とが設置され、該強化シートと該樹脂シートとが前
記工程を経たのち、該強化シートと該樹脂シートとを接
合一体化させて複合シートを製造するラミネート工程
と、該形成された複合シートを冷却しカールせしめて断
面形状でロール巻き状態にする冷却工程と、該ロール巻
き状態を更に巻きしめる工程と、該ロール状態のまま複
合シートを加熱する工程と、加熱された複合シートを断
面形状で層状に加圧一体して複合管に成形する工程と、
成形された複合管を冷却固化する工程と、硬化された複
合管を引き取る工程と、複合管を所定の長さに切断する
工程とを順次に経て形成される複合管の連続製造方法で
あり、また、ロール状態のまま複合シートを加熱する工
程の前に、管軸と直交する方向に熱可塑性収縮フィルム
をロール状態で巻きつけ、次の加熱工程でこれを収縮せ
しめ、ロール状態の複合シートの外周に密着させて該皮
層とする工程をさらに含む複合管の連続製造方法であ
り、また、複数枚の強化シートのそれぞれの繊維が並行
になるように積層された積層強化シートの管軸と平行な
強化シートが、管軸と直交する強化シートと熱可塑性樹
脂シートとの間に配置された複合管の連続製造方法であ
り、また、強化シートと樹脂シートとが熱溶着で一体化
された複合管の連続製造方法であり、また、強化シート
の熱可塑性樹脂/樹脂シート/繊維の組合せがポリプロ
ピレン系樹脂/ポリプロピレン系樹脂/ガラス繊維、ポ
リエチレン系樹脂/ポリエチレン系樹脂/ガラス繊維、
又はポリスチレン系樹脂/ポリスチレン系樹脂/ガラス
繊維、又はポリ塩化ビニル系樹脂/ポリ塩化ビニル系樹
脂/ガラス繊維からなる複合管の連続製造方法であり、
また、強化シートと樹脂シートとが接着剤又は接合部材
で一体化された複合管の連続製造方法であり、また、加
熱が高周波誘導加熱である複合管の連続製造方法であ
り、また、強化シート、樹脂シート、又はその両シート
に誘電加熱で励起される物質を含む複合管の連続製造方
法であり、また、接合部材が不織布からなる複合管の連
続製造方法であり、また、強化シートの繊維含有率が、
容積含有率で30〜80%である複合管の連続製造方法
であり、また、熱可塑性樹脂シートに短繊維又は充填剤
が含有されている複合管の連続製造方法であり、また、
強化シートに不織布が接合されている複合管の連続製造
方法であり、また、熱可塑性収縮フィルムがポリエステ
ル系フィルム、ポリプロピレン系フィルム又はポリスチ
レン系フィルムである複合管の連続製造方法である。
【0009】以下、添付図面を参照しながら、本発明に
ついて説明する。まず、添付図面について簡単に説明す
るに、図1は本発明に用いる強化シート1と熱可塑性樹
脂シート2とが一体化された積層シートの状態を示す外
観斜視図であり、図1において、(a)は熱可塑性樹脂
シート2が加熱一体化された直後のAA’矢視図、
(b)は熱可塑性樹脂シートが冷却し、強化シート1と
熱可塑性樹脂シート2の積層シートがガイドによってカ
ール又は自己カールした状態を示すBB’矢視図、
(c)は積層シートが周回して重なり合う部位Sを有す
る状態を示し、かつラミされた直後の積層シートが周回
するまでの全体を示す外観斜視図である。
【0010】図2は積層シートが1回転半自己カールし
たのち、積層シートがオーバーラップする部分Sを接合
して得られた本発明に係る複合管の外観斜視図であり、
図3は複数の強化シートが直交するよう積層された積層
強化シートと熱可塑性樹脂シート2が一体化され、自己
カールしている状態を示す断面図であり、図4は(a)
が強化シート1と樹脂シート2とが接着剤3を介して、
結合一体化され自己カールしている状態を示す断面図で
あり、(b)は強化シート1と樹脂シート2とが接合部
材4を介して、結合一体化され自己カールしている状態
を示す断面図である。図5は本発明に係る複合管の連続
製造方法を示す概念図であり、図において(イ)は積層
直前の強化シート1、熱可塑性樹脂シート2の状態図、
(ロ)および(ハ)はガイドロールでカールさせている
状態図、(ニ)は巻き締め装置で巻き締めている状態の
概念図を示す。また、図6は強化シート1と熱可塑性樹
脂シート2とを複合部材4又は接着剤3を用いて接合す
る製造方法の1部を示す概念図であり、図7は 熱可塑
性樹脂シート2が押し出し機によってシート化され、そ
の後接合Sラップロールを用いる強化シート1と一体化
してなる製造方法の一部を示す概念図であり、図8は熱
可塑性の収縮フィルムを使用する場合を示す説明図であ
る。なお、図において、1は管軸と直交する繊維を有す
る強化シート、1’は管軸と平行な繊維を有する強化シ
ート、2は樹脂シート、3は接着剤、4は接合部材、5
は熱可塑性収縮フィルム、10は強化シートの繰り出し
機、11は樹脂シートの繰り出し機、12、13は加熱
機14ラミネーション機(ラミ機)、15は冷却装置、
16は加熱装置、17は型、18は冷却装置、19は引
取りロール、20はカッター、21、22熱圧着ロー
ル、23はベルト、24は加圧機、25は接着剤塗工
機、26は熱シール装置、27は繰出し機、28は接着
剤塗工機、29押出し機、30ダイ、31Sラップロー
ル、32Sラップロール、33は乱又は板ガイド、3
3’は回転板ガイド、36は巻き締め装置、37は熱可
塑性収縮フィルムの巻き込み装置、38は冷却装置、S
は積層シートが周回して積層シート同志が重り合う部品
の空間、Hは収縮フィルム5のオーバーラップ、ヒート
シール部、Dは自己カールまたは周回する方向を示す。
【0011】本発明で用いる強化シートは、少なくとも
一方向に連続な繊維で強化された熱可塑性樹脂シートか
らなる強化シートである。好ましくは、容積含有率で3
0%〜80%の連続繊維を骨材とし、これに熱可塑性樹
脂を含浸させたものであり、また、その骨材たる繊維が
少なくとも一方向に連続な長繊維からなるものであるこ
とが推奨される。この強化シートは、骨材繊維と熱可塑
性樹脂の密着性に優れ、繊維含有率も容積含有率で好ま
しくは30〜80重量%と要求に応じて変えることがで
きる。骨材繊維の含有率があまり小さく、例えば30%
より大幅に低い場合は、繊維量が少ないので強度が低
く、また80%を大幅に越えると、骨材繊維に対して樹
脂量が少なく繊維と樹脂の密着性が低下し強度が低くな
るので好ましくない。
【0012】強化シートに用いられる骨材繊維として
は、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維(登録商標
「ケプラー」等)の合成樹脂繊維、炭化ケイ素繊維等の
無機繊維、チタン繊維、ボロン繊維、ステンレス等の金
属繊維があげられるが、必ずしもこれらに限られるもの
ではない。
【0013】一方、上記骨材繊維間に含浸せしめられる
熱可塑性樹脂としては、ポリプロピレン系樹脂、ポリエ
チレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系
樹脂等があげられる。ポリプロピレン系樹脂としては、
プロピレンの単独重合体、プロピレンとエチレン、ブテ
ン等のα−オレフィンとの共重合体等があげられ、ま
た、繊維とポリプロピレン系樹脂との密着性を向上させ
るために、ポリプロピレン系樹脂に炭化水素溶媒中有機
過酸化物触媒により無水マレイン酸等のラジカル重合性
不飽和化合物をグラフト重合させたグラフト化ポリプロ
ピレン樹脂等も含まれる。ポリエチレン系樹脂として
は、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、エチレ
ンとプロピレン、ブテン等のα−オレフィンとの共重合
体等があげられ、また、繊維とポリエチレン系樹脂との
密着性を向上させるために、ポリエチレン系樹脂に炭化
水素溶媒中有機過酸化物触媒により無水マレイン酸等の
ラジカル重合性不飽和化合物をグラフト重合させたグラ
フト化ポリエチレン樹脂等も含まれる。ポリスチレン系
樹脂としては、スチレン、メチルスチレン等の単独重合
体や共重合体、これらとエチレン、プロピレン、ブテン
等のα−オレフェンとの共重合体等、スチレンとアクリ
ロニトリルとの共重合体(AS樹脂)、ブタジエン、ス
チレン及びアクリロニトリルの重合体(ABS樹脂)、
アクリロニトリル、スチレン及びアクリル酸エステルの
共重合体(ASA樹脂)等があげられ、また、ガラス繊
維との密着性を向上させるために、ポリスチレン系樹脂
に炭化水素溶媒中有機過酸化物触媒により無水マレイン
酸等のラジカル重合性不飽和化合物をグラフト重合させ
たグラフト化ポリスチレン樹脂等も含まれる。ポリ塩化
ビニル系樹脂としては、塩化ビニルの単独重合体や、こ
れとエチレン、プロピレン、スチレン、ブテン等のα−
オレフィンの共重合体等があげられる。これらの樹脂の
他に、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレ
フタレート等のポリアルキレンテレフタレート樹脂、ポ
リエーテルサルフォン、ポリサルフォン等のポリサルフ
ォン樹脂、ポリカーボネート、ポリイミド、ポリエーテ
ルイミド(登録商標「ULTEM」等)、ポリエーテル
ケトン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフェニレン
サルファイド、ポリメチルメタクリレート、ナイロン、
ポリアセタール、ポリフェニレンオキシド、フッ素樹
脂、ポリアリレート等があげられるが必ずしもこれらに
限定されるものではない。
【0014】本発明において、強化シートと接合一体化
される樹脂シートに用いられる熱可塑性樹脂としては、
ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリスチ
レン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂等があげられる。ポ
リプロピレン系樹脂としては、プロピレンの単独重合
体、プロピレンとエチレン、ブテン等のα−オレフィン
との共重合体等があげられ、また、繊維とポリプロピレ
ン系樹脂との密着性を向上させるために、ポリプロピレ
ン系樹脂に炭化水素溶媒中有機過酸化物触媒により無水
マレイン酸等のラジカル重合性不飽和化合物をグラフト
重合させたグラフト化ポリプロピレン樹脂等も含まれ
る。ポリエチレン系樹脂としては、高密度ポリエチレ
ン、低密度ポリエチレン、エチレンとプロピレン、ブテ
ン等のα−オレフィンとの共重合体等があげられ、ま
た、繊維とポリエチレン系樹脂との密着性を向上させる
ために、ポリエチレン系樹脂に炭化水素溶媒中有機過酸
化物触媒により無水マレイン酸等のラジカル重合性不飽
和化合物をグラフト重合させたグラフト化ポリエチレン
樹脂等も含まれる。ポリスチレン系樹脂としては、スチ
レン、メチルスチレン等の単独重合体や共重合体、これ
らとエチレン、プロピレン、ブテン等のα−オレフェン
との共重合体等、スチレンとアクリロニトリルとの共重
合体(AS樹脂)、ブタジエン、スチレン及びアクリロ
ニトリルの重合体(ABS樹脂)、アクリロニトリル、
スチレン及びアクリル酸エステルの共重合体(ASA樹
脂)等があげられ、また、ガラス繊維との密着性を向上
させるために、ポリスチレン系樹脂に炭化水素溶媒中有
機過酸化物触媒により無水マレイン酸等のラジカル重合
性不飽和化合物をグラフト重合させたグラフト化ポリス
チレン樹脂等も含まれる。ポリ塩化ビニル系樹脂として
は、塩化ビニルの単独重合体や、これとエチレン、プロ
ピレン、スチレン、ブテン等のα−オレフィンの共重合
体等があげられる。これらの樹脂の他に、ポリブチレン
テレフタレート、ポリエチレンテレフタレート等のポリ
アルキレンテレフタレート樹脂、ポリエーテルサルフォ
ン、ポリサルフォン等のポリサルフォン樹脂、ポリカー
ボネート、ポリイミド、ポリエーテルイミド(登録商標
「ULTEM」等)、ポリエーテルケトン、ポリエーテ
ルエーテルケトン、ポリフェニレンサルファイド、ポリ
メチルメタクリレート、ナイロン、ポリアセタール、ポ
リフェニレンオキシド、フッ素樹脂、ポリアリレート等
があげられるが必ずしもこれらに限定されるものではな
い。また、樹脂シートに用いられる熱可塑性樹脂は、強
化シートに用いられる熱可塑性樹脂と異なるものを用い
てもよいが、同系の樹脂であればより好ましい。
【0015】しかして、本発明の最も特徴とするところ
は、強化シートを単独で用いるのではなく、これを積極
的にカールせしめる周回性の熱可塑性樹脂シートを使用
する点にある。すなわち、図1に示すように、強化シー
トとこれより大なる線膨張係数を有する樹脂シートとを
積層しこれに熱を加えることにより、カールを開始せし
める。この際、かかる樹脂シートを用いた場合、強化シ
ートに依存することなく、例えば該樹脂シートの厚さや
種類を変更することによりこのカールの強さを容易に制
御することができるのである。すなわち、様々な管径の
複合管を容易に形成することができるのである。
【0016】以上の強化シートおよび樹脂シートから本
発明の複合管が製造されるが、好ましい製造方法の一例
を図5に示した。すなわち、本発明の複合管は強化シー
ト1と樹脂シート2が一体化されその熱収縮差を利用し
てロール状態にし、そのロール状態を巻き締める装置に
よって、シートを管軸まわりに周回させ、その後積層シ
ート同志を一体化させる方法によって得られる。従っ
て、図5に示す如く、強化シート1が連続的に繰り出す
繰り出し機10に設置され、一方、熱可塑性樹脂シート
2はこれも連続的に繰り出す繰り出し機11に設置さ
れ、これら2つのシートは制御されラミネート機(以下
ラミ機と称す)14へ送られる。この間、強化シート
1、熱可塑性樹脂シート2はそれぞれ加熱機12、13
で加温される。これらの加温は次のラミ機で接合一体化
されるに充分な熱量が与えられることが必要である。
【0017】強化シート1の加熱機12は、一般に強化
シートの樹脂の軟化温度以上に加熱できる能力を持った
加熱機がよく、望ましくは当該樹脂を融点以上にするこ
とが良い。そのための加熱機として、非接触型の加熱機
の遠赤外ヒーターや高周波誘導加熱装置を用いることが
できるが、特にこれに限定されるものではない。加熱さ
れた当該強化シートが溶融している状態では、繰り出し
機10とラミ機14の間に張力が発生しないため連続化
できなくなる。従って、この場合は、強化シートに予め
不織布等の接合部材を積層したものや、製造ラインに平
行な繊維、すなわち図3に示すような、管軸と平行な繊
維が配置された強化シート(当該方向に配置された当該
繊維を、F0 と称する。)を有する3層構造や複数層構
造の強化シートを用いることが好ましい。
【0018】一方、樹脂シート2は、強化シート1に与
えられた熱により、次のラミ機14の熱圧着ロール2
1,22で圧着されるときに十分接合しえるので、加熱
機13により樹脂シート2に与える熱は、繰り出し機1
1とラミ機14との間で連続供給が可能な張力を維持で
きる程度の熱量であれば良い。
【0019】ラミ機14は熱圧着ロール21、22で図
5(イ)のように一体化される。これらには連続ベルト
23ではさみ込み一体化しても良い。又、連続ベルトで
ない場合は21を加熱ロール、22をゴムロールを用い
て均一に圧着するのも良い。又、熱ラミ機は、熱圧着ロ
ール21、22又はその両方に加熱装置を取付け、樹脂
を軟化又は溶融させてダブルベルト内で一体化する方法
を用いてもよい。しかし、この場合、ベルト内で樹脂が
流動し、管軸と直交する繊維が乱れないように、ベルト
の速度、圧力をコントロールする必要がある。
【0020】次に、冷却装置15で積層されたシートを
冷却する際、図5(ロ)、(ハ)に示すようにガイド3
3、33’を用いたり、又、管の内側に相当する部分を
積極的に冷却する装置38をつけるとより良い。更に
又、図5(ニ)に示すようにロール巻状態を更に巻き締
める装置36を用いた巻き締め工程を加えてもよい。一
般的に、ガイドは図5(ロ)、(ハ)に示すように、爪
のような板状33のものやロール状33’のものが用い
られるが、これに限定されるものではない。また、巻き
締める装置は、円筒のようなもので、一方向に巻しめる
ことができればよい。また、積極的に冷却するには、冷
風を吹きつけたり、冷液と接触させる方法をとることが
できる。
【0021】少なくとも一方向に連続な繊維を含有する
熱可塑性樹脂からなる強化シート1の線膨張係数が、熱
可塑性樹脂シート2との線膨張係数より小さく設定され
ている時、両方を加熱溶着させ冷却させると、熱可塑性
樹脂シート2が強化シート1より大きく縮むことにより
図1の(D)の方向に周回力が発生しカールする。すな
わち、管軸とほぼ直交するように繊維が配置された強化
シート1(当該方向に配置された当該繊維を、F90と称
する。)を樹脂シート2に積層することにより、管軸線
上周回した積層シートを形成し得るのである。反りが大
きい場合、図2に示す如く断面形状でロール状に何回も
周回する。又、図5に示すように冷却する工程でのガイ
ド33、33’を用い巻き上げをしやすくするとライン
の短縮化をすることができる。
【0022】一般に強化シート1の熱可塑性樹脂と樹脂
シート2との熱可塑性樹脂が同一である場合、例えば熱
可塑性樹脂にポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエチ
レンなどを用い、繊維にガラス繊維を用いると強化シー
ト1の線膨張係数は10-6台となり、一方、樹脂シート
は10-5台となる。その上樹脂が同一であれば熱溶着が
行いやすく、溶着後冷却工程に入ると溶着積層されたシ
ートはただちに熱可塑性樹脂シート側にカールしてく
る。この状態では管軸線に周回した積層シート同志は図
1(c)に示す如く、Sの部分は接合していないので、
この部分を接合一体化して容易に本発明の複合管を得る
ことが出来る。
【0023】一般に強化シート1と樹脂シート2で接合
された積層シートの周回はそれぞれのシートの線膨張率
の差及びシートの厚さ及び積層シートの加熱温度と冷却
温度との差によって制御される。
【0024】又、強化シート1の線膨張係数は用いられ
る繊維の材質、繊維径、及び繊維含有率等によって定め
られる。従って、求める複合管に要求される性能、耐圧
度合、直管として剛性、管径等によってこれらの材質及
び構成を任意に定めれば良く、特に規定されるものでは
ない。又、強化シートの厚さは、複合管ができる程度の
カールが生じるようにすることが必要で、それを満たせ
ば特に限定はされないが、好ましくは、強化シートが8
0〜2000μmがよく、80〜500μmが好まし
い。強化シートの線膨張係数は1.0×10-5〜9.0
×10-5がよく、1.5×10-5〜5.0×10-5が好
ましい。一方、樹脂シートの線膨張係数は、使用されて
いる熱可塑性樹脂によって定まるが、一般的に1.0×
10-6〜1.0×10-5である。
【0025】樹脂シートには、複合管ができる程度のカ
ールが生じる範囲で、樹脂シートの強度を高めるため、
単繊維や充填剤を含有させることができる。単繊維とし
ては、例えばポリオレフィン系樹脂繊維、ポリエステル
系樹脂繊維、ガラス繊維等があげられるがこの限りでな
い。また、充填剤としては、例えば、タルク、炭酸カル
シウム、カーボンブラック等があげられる。樹脂シート
の強度を高めることにより、複合管の強度も高めること
もできる。
【0026】本願発明の複合管を形成するシートは、強
化シートと樹脂シートの複合シートであるから、複合管
の要求される性能を付与するために、強化シートをあら
かじめ複数枚積層させることが出来る。例えば、図3に
示す様に2枚の強化シート(1、1’)をそれぞれの繊
維が直交するよう積層したものと、樹脂シート2と接合
することにより図1と同様に複合管を形成することが出
来る。この場合、図3に示す如くF0 を有する強化シー
ト1’が、F90を有する強化シート1と樹脂シート2の
間に配置されると、強化シート1’内のF0 は周方向に
拘束力をもたないので樹脂シート2と同様に強化シート
1を強く周回させることになる。逆に強化シート1’と
熱可塑性樹脂シート2との間に強化シート1を配置する
と周回力は前者より弱くなる。
【0027】複合シートは上記以外にも各種の構造をと
ることができる。単純な構造としては、図1に示したよ
うなF90を有する強化シートと樹脂シートの2層構造
や、図3に示したようなF90を有する強化シートと樹脂
シートの間にF0 を有する強化シートを積層する3層構
造があげられる。また、その他、本発明の複合管の強度
等の要求される性能を付与するために、図3の3層構造
を有する複合シートのF 90を有する強化シートとF0
有する強化シートの間に、F90に対して繊維の方向が0
〜90゜の範囲の任意の方向で、繊維方向を揃えた複数
の強化シートを積層する複数層構造をとることができ
る。この複数層構造のうち、好ましい態様は、周方向の
拘束力が最も小さくなることから、間に入れる強化シー
トが、F0 を有する強化シートやF90を有する強化シー
トの場合である。間に入れる強化シートの積層枚数は目
的の強度や周回数に応じて特に限定されないが、1〜1
00枚がより好ましい。3層構造や、複数層構造をとる
場合も、周回力は最外層の骨材繊維方向に支配されるの
で、周回方向は、最外層のF90を有する強化シートによ
り、図1記載の方向に周回・カールする。
【0028】周回した強化シート1と熱可塑性樹脂シー
ト2とは、図1(c)に示す如く重なり合う部分Sを有
する。これらの部分を熱溶着法又は接着剤や接着部材で
一体化し図2に示すような複合管として形成するのであ
る。前述の如く熱溶着以外の接着剤及び接着部材は複合
管に要求される性能に応じて選定される。
【0029】周回した積層シートの重なり部分を熱溶着
させる場合は、加熱装置16で加熱し型17で図1
(c)のS部を溶着一体化させる。この際加圧機24で
内圧をかけ、外側にある型に圧着固化させると均一な接
合と形状を得ることが出来る。一般に、加熱方式は熱風
方式、遠赤外方式等がとられる。しかしながら、これら
の方式では、接着しようとする図1(c)のS部に外側
から加熱することになり、その時、S部は空隙であるの
で断熱層となってしまい、ロール状の管の内側までを軟
化又は溶融させるのに時間がかかるので、幾層にもなる
管には不適当である。そこで、好ましくは、高周波によ
る誘導加熱を行なうことにより、管の外側から内面まで
同時に加熱することができるので、同時に一体化するこ
とができ、生産速度を向上させることができる。更に、
強化シート1、樹脂シート2又はその両シートに誘導加
熱で励起される金属系粉末等の物質、例えば、金属酸化
物などに入れておくことにより加熱効果を高めることが
できる。具体的な例として、ポリエチレンに酸化チタ
ン、酸化鉄、酸化スズ、カーボン等を用いることができ
るのである。
【0030】強化シート1と樹脂シート2とは一般的に
同一樹脂を用いる場合が好ましいが、異なる樹脂を用い
ることもできる。この場合は、それぞれの樹脂をもつ性
能を有効に発揮させるため、一本の複合管として形成さ
れることが要求される。本発明の複合管にあってはこの
場合、熱可塑性樹脂シート2と強化シート1の間に図4
(a)、(b)に示す如く、接着剤層3又は接合部材4
を介在させ接合することにより、一本の複合管として形
成することがでる。
【0031】接着剤3は一般に使用される樹脂の材質に
よって決定される通気性のあるシートであれば溶剤型接
着剤を用いることも出来る。通気性のないシートでは反
応硬化型接着剤を選定できる。これら接着剤は複合管の
用いられる環境要求性能によって選定される。
【0032】接合部材4としては、特に限定されない
が、不織布、織布等が好ましい。不織布はポリエチレン
テレフタレート不織布、ポリプロピレン不織布、ガラス
繊維不織布及びこれらの混毛等各種あるが、これらは、
強化シート1の熱可塑性樹脂に接合部材の繊維素により
アンカー効果で固定され、一方、熱可塑性樹脂シート2
とも接合部材の繊維素によるアンカー効果で固定される
のである。例えば強化シート1の熱可塑性樹脂がポリス
チレン系樹脂で熱可塑性樹脂シート2がポリプロピレン
系樹脂である場合、ポリエチレンテレフタレート不織布
を用いると強化シート1、熱可塑性樹脂シート2を溶融
状態にしてポリエチレンテレフタレート不織布をそれぞ
れの樹脂層に固定することが出来る。織布についても同
様のことが行える。従ってこれらの接合部材に関しても
強化シート1と熱可塑性樹脂シートとが接合され、複合
管の使用される状況に応じた性能を保持するよう接合部
材4を選定することが出来る。
【0033】接合部材を積層する方法は、強化シートと
樹脂シートを積層する際に、同時に積層する方法や、先
に、強化シートに積層しておき、それを樹脂シートと積
層する方法があるが、その目的に応じ、適した方法をと
ることができる。
【0034】接着剤を用いる場合は、冷却装置15に配
置された接着剤塗付機25によってラミ接合され、1回
転周回する前に接着剤を塗付する。そののち固化に加熱
が必要なものは加熱装置16で加熱、溶剤を脱気するも
のは装置16で脱気し、次に型17で加圧一体化し複合
管が形成される。加熱装置16で加熱されたロールは次
の型17で一体化される。この場合、内側から圧力を発
生する装置24を用いて型17ある型に圧着すると所定
の管が得られる。装置24では、管は軟化又は融着状態
にあり、強化繊維が動くような、特に最外層の強化シー
ト1の樹脂が流動する状態にあるときは初めは、型17
又は装置24と接触させないようにし、管の内表面又は
外表面が流動しない、又は、最外層のF90の流動が少な
くなった状態で17に接するようにすることが必要であ
る。
【0035】最外層にある繊維F90の乱れを防止するた
めに、冷却装置15と加熱機16との間で図8に示すよ
うな熱可塑性の収縮フィルム5をロール状になっている
管に巻きつかせ、その収縮フィルム5の両端のH部を管
軸方向に連続にシールさせる。このようにする事によっ
て、次の加熱機16でこのフィルム5が収縮し、管の外
表面に密着する。従って、一般に用いられる強化シート
1の樹脂の融点より高い温度の融点を有するフィルムが
選択的に用いられる。収縮フィルム5の延伸方向は軸方
向に直角に収縮し、軸方向には収縮しないものが好まし
い。軸と直角又は軸と同一方向の両方に収縮する2軸延
伸フィルムは、軸方向の収縮率より軸直角方向の収縮率
が大きいほうが好ましい。
【0036】強化シートの最外層に熱可塑性の収縮フィ
ルムが取り付けられることにより、強化シート1の樹脂
が溶融した状態でも、型17に接触した場合でも繊維の
乱れを防ぐことができ、又収縮したフィルム5が管に密
着し、内圧をかける装置24で加圧したときに型17を
用いず冷却固化できる。
【0037】また、かかる熱可塑性の収縮フィルムを複
合管の最外表面の外皮層として形成せしめることによ
り、該管の擦れ、割れ等の機械的損傷を防止し、且つ耐
薬品性や耐候性を付与することができる。さらに、該収
縮フィルムに色彩や柄を有する美麗なものを使用するこ
ににより複合管の美観を顕著に向上させることができ、
商品価値を顕著に高めることができるのである。かくし
てその後、冷却装置18、ピンチローラ19を経て所定
の長さに切断機20で切断する。又、強化シート1の最
外表面層に、本溶着後加圧、固化する際に繊維F90の乱
れを少なくし、かつ1回以上、周回するよう樹脂の層を
形成してもよい。
【0038】図6は強化シート1と樹脂シート2との接
合を、接着剤3又は接合部材4を熱可塑性樹脂シート2
に接合して一体化する場合の製造方法で、いずれもラミ
ロールの前段にこれらを配置し、ラミ装置14で一体化
する。
【0039】図7は図5に示した例とは異なる積層方法
で、樹脂シート2を押出し機29を用いてダイ30でシ
ート化するとともに、ただちに強化シート1と接合Sラ
ップロール31、32内で一体化し、冷却装置15を経
て複合管を製造する方法を示す。次に、実施例により本
発明をより具体的に説明する。
【0040】
【実施例】
[製造例]本実施例で使用する強化シートは、巾650
mmのものを特公平02−042168号公報に開示さ
れている方法で製造した。すなわち、ガラス繊維の場合
は太さ17μのモノフィラメントの表面をγ−メタクリ
ロキシ−プロピルトリメトキシシランで処理し、それを
1800本集束して撚りのないヤーンとし、そのヤーン
を80本を均一な張力で引張ながら一方向に整列させ
て、樹脂をヤーンに絡ませて、その樹脂を熱ロールでし
ごきながら、ヤーンに含浸させてプリプレグを製造し
た。炭素繊維の場合は、太さ17μのモノフィラメント
を集束剤を使用せずに12000本集めたトウを80本
を均一な張力で引張ながら一方向に整列させて、樹脂を
ヤーンに絡ませて、その樹脂を熱ロールでしごきなが
ら、ヤーンに含浸させて強化シートを製造した。
【0041】[実施例1] 強化シート 熱可塑性樹脂:ポリプロピレン樹脂 容積含有率50% 繊維 :ガラス繊維17μ 容積含有率50% シートの厚さ:200μ 熱可塑性樹脂シート :ポリプロピレン樹脂 厚さ1000μ 強化シートと熱可塑性樹脂シートの構成:強化シートにポリエステル系不織布 15g/m2 をラミしたものを図1記載のように構成(強化シート1層) 強化シートと熱可塑性樹脂シート間の接着剤:なし 製造条件 製造方法 図5記載の方法 生産速度 2m/分 強化シートの加熱法 遠赤外法 強化シートの温度 180℃ 樹脂シートの加熱法 遠赤外法 熱可塑性樹脂の温度 80℃ ラミ機の熱ロール21の温度 160℃ ラミ機14のロール22の材質 ゴム 冷却装置15の冷却法 空冷 加熱装置16の加熱法 遠赤外法 複合管体の温度 約140℃ 接合装置17の内圧 1Kg/cm2 冷却装置18の冷却法 水冷 製造結果 管外径 35mmφ 周 回 1.5回 上記の複合管が得られた。
【0042】[実施例2] 強化シート 熱可塑性樹脂:ポリプロピレン樹脂 容積含有率50% 繊維 :ガラス繊維17μ 容積含有率50% 厚さ :300μ 熱可塑性樹脂シート :ポリプロピレン樹脂 厚さ200μ 強化シートと熱可塑性樹脂シートの構成:図3記載の構成(強化シート2層) 強化シートと熱可塑性樹脂シートの接着剤:なし 製造条件 製造方法 図5記載の方法 生産速度 2m/分 強化シートの加熱法 遠赤外法 強化シートの温度 180℃ 樹脂シートの加熱法 遠赤外法 熱可塑性樹脂の温度 80℃ ラミ機の熱ロール21の温度 160℃ ラミ機14のロール22の材質 ゴム 冷却装置15の冷却法 空冷 加熱装置16の加熱法 遠赤外法 複合管体の温度 約140℃ 接合装置17の内圧 1Kg/cm2 冷却装置18の冷却法 水冷 製造結果 管外径 40mmφ 周 回 2回 上記の複合管が得られた。
【0043】[実施例3] 強化シート 熱可塑性樹脂:ポリプロピレン樹脂 容積含有率50% 繊維 :ガラス繊維17μ 容積含有率50% 厚さ :200μ 熱可塑性樹脂シート :ポリプロピレン樹脂 厚さ2000μ 強化シートと熱可塑性樹脂シートの構成:図3記載の構成(強化シート2層) 強化シートと熱可塑性樹脂シートの接着剤:なし 製造条件 製造方法 図7記載の方法 生産速度 2m/分 強化シートの加熱法 遠赤外法 強化シートの温度 60℃ 熱可塑性樹脂の温度 200℃ Sラップロール31の温度 80℃ Sラップロール32の温度 60℃ 冷却装置15の冷却法 空冷 加熱装置16の加熱法 遠赤外法 複合管体の温度 約140℃ 接合装置17の内圧 1Kg/cm2 冷却装置18の冷却法 水冷 製造結果 管外径 230mmφ 周 回 2.5回
【0044】[実施例4] 強化シート 熱可塑性樹脂:ポリプロピレン樹脂 容積含有率50% 繊維 :ガラス繊維17μ 容積含有率50% 厚さ :400μ 強化シート2層(F0 を含む) 熱可塑性樹脂シート :ポリスチレン樹脂 厚さ800μ 強化シートと熱可塑性樹脂シートの構成:図−4の(b)の構成 強化シートと熱可塑性樹脂シートの接着部材:ポリエステル系不織布 製造条件 製造方法 図6記載の方法 生産速度 2m/分 強化シートの加熱法 遠赤外法 強化シートの温度 220℃ 樹脂シートの加熱法 遠赤外法 熱可塑性樹脂の温度 60℃ ラミ機の熱ロール21の温度 165℃ ダブルベルト方式 ラミ機14のロール22の材質 金属 冷却装置15の冷却法 水冷 加熱装置16の加熱法 遠赤外法 S部の接合 接着材としてポリエステル系不 織布を介在し 複合管体の温度 約165℃ 接合装置17の内圧 1Kg/cm2 冷却装置18の冷却法 水冷 積層面の接着 ポリエステル系不織布のアンカ ー効果による接合 製造結果 管外径 35mmgφ 周 回 1.5回 上記の複合管が得られた。ポリプロピレン系樹脂で耐薬
品性を賦与し、ポリスチレン系樹脂で剛性難燃化を賦与
した。
【0045】〔実施例5〕実施例1の方法で当該発明製
造法に以下の収縮フィルムを取り付けた。 収縮フィルム 熱収縮性ポリエステルフィルム 厚さ 60μ 収縮率(管軸方向/管直交方向)(0/70)温度9
0〜95℃ 製造方法 図8の方法によりH図をヒートシール後、
次工程の加熱温度を165℃とした。結果 収縮フィル
ムは管に密着し、且つ繊維F90の乱は少なくなかった。
【0046】
【発明の効果】本発明のよれば、管軸方向に直角となる
繊維を有する強化シートを最外層に含む樹脂管を連続で
製造することができる。シートを丸めながら連続的に成
形するので、管軸方向に幾重にも巻き上げることが可能
であるので、内圧に対抗する求められる管強度を有する
管を得ることができる。更に、成形にあたってはマンド
レルを用いることなく成形が可能で、誘導加熱法を用い
ることにより、断面で層状になったロールを瞬時に加熱
することができ、又、表面に保護フィルムを施すことに
より、管として成形するときに繊維を乱すことなく所定
の高強度の管を連続的に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる強化シートと熱可塑性樹脂シー
トとが一体化された積層シートの状態を示す外観斜視図
【図2】積層シートが1回転半自己カールしたのち、積
層シートがオーバーラップする部分Sを接合して得られ
た本発明に係る複合管の外観斜視図
【図3】複数の強化シートが直交するよう積層された積
層強化シートと熱可塑性樹脂シートが一体化され、自己
カールしている状態を示す断面図
【図4】強化シートと樹脂シートとが接着剤または結合
部材を介して、結合一体化され自己カールしている状態
を示す断面図
【図5】本発明に係る複合管の連続製造方法を示す概念
【図6】強化シートと熱可塑性樹脂シートとを複合部材
又は接着剤を用いて接合する製造方法の1部を示す概念
【図7】熱可塑性樹脂シートが押し出し機によってシー
ト化され、その後接合Sラップロールを用いる強化シー
トと一体化してなる製造方法の一部を示す概念図
【図8】熱可塑性の収縮フィルムを使用する場合を示す
説明図
【符号の説明】
1 管軸と直交する繊維を有する強化シート 1’ 管軸と平行な繊維を有する強化シート 2 樹脂シート 3 接着剤 4 接合部材 5 熱可塑性収縮フィルム 10 強化シートの繰り出し機 11 樹脂シートの繰り出し機 12 加熱機 13 加熱機 14 ラミ機 15 冷却装置 16 加熱装置 17 型 18 冷却装置 19 引取りロール 20 カッター 21 熱圧着ロール 22 熱圧着ロール 23 ベルト 24 加圧機 25 接着剤塗工機 26 熱シール装置 27 繰出し機 28 接着剤塗工機 29 押出し機 30 ダイ 31 Sラップロール 32 Sラップロール 33 乱又は板ガイド 33’回転板ガイド 36 巻き締め装置 37 熱可塑性収縮フィルムの巻き込み装置 38 冷却装置 S 積層シートが周回して積層シート同志が重り合う
部品の空間 H 収縮フィルム5のオーバーラップ、ヒートシール
部 D 自己カールまたは周回する方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 冨本 裕昭 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内 (72)発明者 安井 基泰 愛知県名古屋市南区丹後通2番1号 三井 東圧化学株式会社内

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方向に連続な繊維で強化さ
    れた熱可塑性樹脂シートからなる強化シートと、該強化
    シートの線膨張係数より大きい線膨張係数を有する熱可
    塑性樹脂からなる樹脂シートが接合一体化されて管体を
    形成しており、かつ該強化シートの少なくとも一つの繊
    維方向が該管体の管軸方向とほぼ直交するよう配置され
    ていることを特徴とする複合管。
  2. 【請求項2】 複合管の外表面側から強化シート層、樹
    脂シート層の順に交互に複数層積層されている請求項1
    の複合管。
  3. 【請求項3】 複数の強化シートのそれぞれの繊維が直
    交するように積層された繊維強化シートの繊維方向が管
    軸と平行な強化シートが、繊維方向が管軸と直交する強
    化シートと樹脂シートの間に配置された請求項1記載の
    複合管。
  4. 【請求項4】 強化シートと樹脂シートとが熱融着で一
    体化された請求項1〜3の何れかに記載の複合管。
  5. 【請求項5】 強化シートの熱可塑性樹脂/樹脂シート
    熱可塑性樹脂/繊維の組み合わせが、ポリプロピレン系
    樹脂/ポリプロピレン系樹脂/ガラス繊維、ポリエチレ
    ン系樹脂/ポリエチレン系樹脂/ガラス繊維、ポリスチ
    レン系樹脂/ポリスチレン系樹脂/ガラス繊維、又は、
    ポリ塩化ビニル系樹脂/ポリ塩化ビニル系樹脂/ガラス
    繊維から選択されるものである請求項1〜4の何れかに
    記載の複合管。
  6. 【請求項6】 強化シートと樹脂シートとが接着剤又は
    接合部材で一体化された請求項1又は2に記載の複合
    管。
  7. 【請求項7】 接合部材が不織布からなる請求項6に記
    載の複合管。
  8. 【請求項8】 強化シートの繊維含有率が容積含有率で
    30%以上80%以下である請求項1〜3の何れかに記
    載の複合管。
  9. 【請求項9】 樹脂シートに短繊維又は充填剤が含有さ
    れている請求項1〜8の何れかに記載の複合管。
  10. 【請求項10】 強化シートに不織布が接合されている
    請求項1〜6及び8の何れかに記載の複合管。
  11. 【請求項11】 最外表面に熱可塑性収縮フィルムから
    なる外皮層をさらに有してなる請求項1〜10の何れか
    に記載の複合管。
  12. 【請求項12】 少なくとも一方向に連続な繊維で強化
    された熱可塑性樹脂シートからなる強化シートと、該強
    化シートの線膨張係数より大きい線膨張係数を有する熱
    可塑性樹脂からなる樹脂シートが接合一体化されて管体
    を形成しており、かつ該強化シートの少なくとも一つの
    繊維方向が該管体の管軸方向とほぼ直交するよう配置さ
    れている複合管の製造方法であって、該強化シートを連
    続的に供給する工程と、該強化シートを加熱する工程
    と、平行して該熱可塑性樹脂からなる樹脂シートを連続
    的に供給する工程と、当該シートを加熱する工程とが設
    置され、該強化シートと該樹脂シートとが前記工程を経
    たのち、該強化シートと該樹脂シートとを接合一体化さ
    せて複合シートを製造するラミネート工程と、該形成さ
    れた複合シートを冷却しカールせしめて断面形状でロー
    ル巻き状態にする冷却工程と、該ロール巻き状態を更に
    巻きしめる工程と、該ロール状態のまま複合シートを加
    熱する工程と、加熱された複合シートを断面形状で層状
    に加圧一体して複合管に成形する工程と、成形された複
    合管を冷却固化する工程と、硬化された複合管を引き取
    る工程と、複合管を所定の長さに切断する工程とを順次
    に経て形成される複合管の連続製造方法。
  13. 【請求項13】 ロール状態のまま複合シートを加熱す
    る工程の前に、管軸と直交する方向に熱可塑性収縮フィ
    ルムをロール状態で巻きつけ、次の加熱工程でこれを収
    縮せしめ、ロール状態の複合シートの外周に密着させて
    該皮層とする工程をさらに含む請求項12記載の複合管
    の連続製造方法。
  14. 【請求項14】 複数枚の強化シートのそれぞれの繊維
    が並行になるように積層された積層強化シートの管軸と
    平行な強化シートが、管軸と直交する強化シートと熱可
    塑性樹脂シートとの間に配置された請求項12又は13
    記載の複合管の連続製造方法。
  15. 【請求項15】 強化シートと樹脂シートとが熱溶着で
    一体化された請求項12〜14のいずれかに記載の複合
    管の連続製造方法。
  16. 【請求項16】 強化シートの熱可塑性樹脂/樹脂シー
    ト/繊維の組合せがポリプロピレン系樹脂/ポリプロピ
    レン系樹脂/ガラス繊維、ポリエチレン系樹脂/ポリエ
    チレン系樹脂/ガラス繊維、又はポリスチレン系樹脂/
    ポリスチレン系樹脂/ガラス繊維、又はポリ塩化ビニル
    系樹脂/ポリ塩化ビニル系樹脂/ガラス繊維からなる請
    求項12〜15のいずれかに記載の複合管の連続製造方
    法。
  17. 【請求項17】 強化シートと樹脂シートとが接着剤又
    は接合部材で一体化された請求項12〜15のいずれか
    に記載の複合管の連続製造方法。
  18. 【請求項18】 加熱が高周波誘導加熱である請求項1
    2又は13記載の複合管の連続製造方法。
  19. 【請求項19】 強化シート、樹脂シート、又はその両
    シートに誘電加熱で励起される物質を含む請求項18記
    載の複合管の連続製造方法。
  20. 【請求項20】 接合部材が不織布からなる請求項17
    に記載の複合管の連続製造方法。
  21. 【請求項21】 強化シートの繊維含有率が、容積含有
    率で30〜80%である請求項12〜20のいずれかに
    記載の複合管の連続製造方法。
  22. 【請求項22】 熱可塑性樹脂シートに短繊維又は充填
    剤が含有されている請求項12〜21のいずれかに記載
    の複合管の連続製造方法。
  23. 【請求項23】 強化シートに不織布が接合されている
    請求項12〜20のいずれかに記載の複合管の連続製造
    方法。
  24. 【請求項24】 熱可塑性収縮フィルムがポリエステル
    系フィルム、ポリプロピレン系フィルム又はポリスチレ
    ン系フィルムである請求項13記載の複合管の連続製造
    方法。
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