JPH0374793B2 - - Google Patents

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JPH0374793B2
JPH0374793B2 JP59012172A JP1217284A JPH0374793B2 JP H0374793 B2 JPH0374793 B2 JP H0374793B2 JP 59012172 A JP59012172 A JP 59012172A JP 1217284 A JP1217284 A JP 1217284A JP H0374793 B2 JPH0374793 B2 JP H0374793B2
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/72Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating magnetic variables
    • G01N27/82Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating magnetic variables for investigating the presence of flaws
    • G01N27/90Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating magnetic variables for investigating the presence of flaws using eddy currents
    • G01N27/904Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating magnetic variables for investigating the presence of flaws using eddy currents with two or more sensors
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/72Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating magnetic variables
    • G01N27/82Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating magnetic variables for investigating the presence of flaws
    • G01N27/90Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating magnetic variables for investigating the presence of flaws using eddy currents
    • G01N27/9013Arrangements for scanning
    • G01N27/9026Arrangements for scanning by moving the material
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/45Scale remover or preventor
    • Y10T29/4533Fluid impingement
    • Y10T29/4544Liquid jet

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は連続鋳造装置から送出されたスラブ
中のクラツクを検出するクラツク検出器に関す
る。
連続鋳造装置は多くの種類の鋼、中でも0.08%
〜0.2%の炭素を含む中炭素鋼を含む炭素鋼の製
造に用いられる。
中炭素鋼の連続鋳造に於ては、クラツクがしば
しば生ずるので、スラブに引抜きや圧延加工を施
す前に該クラツクを除かねばならない。
このような不都合を解消するために、すべての
スラブを処理することは多くの費用を必要とする
ので、連続鋳造装置から送出されるとき、スラブ
中のクラツクを検出できるセンサを開発する事が
強く要望されている。このようにクラツクを有す
るスラブを検出するのは、このように検出するこ
とによつて、クラツクのあるスラブだけを処理す
るために工程から取除くためである。
誘導コイルを使用し、これに交流電流を流し、
鋼の近傍に置く形成のクラツク検出器はすでに知
られている。この検出法は、交流磁界によつて鋼
の中に渦流が発生し、これがコイルに反応すると
いう現象を利用したものである。更に詳しく言え
ば、クラツクが存在するとコイルのインピーダン
ス及び渦流が変化し、コイルの励磁電圧が変化し
又コイルの励磁電圧と励磁電流間の位相に変化が
生ずる現象が利用されるのである。
コイルの励磁電圧を電子回路を用いて解析すれ
ば、クラツクが無い場合のバツクグラウンドノイ
ズに相当する電気信号とクラツクが有る場合の電
気信号を知ることができ、これらの信号から得ら
れる信号対雑音比はたとえば3以上にもなる。従
つて上記電気信号を用いてクラツク検出信号を得
ることができる。
最近まで、渦電流を利用するクラツク検出は、
比較的低温度の鉄および300℃以下の比較的平ら
でしかも余り粗でない面を有する鋼製品によく用
いられていた。
連続鋳造装置から送出されるスラブを選別する
ためには、300℃乃至600℃程度の温度で表面が余
り良くない状態のスラブに対してクラツク検出を
行なわねばならない。このようなスラブの表面は
余り平らでなく、極めて粗であるのが普通であ
る。それはスラブの表面にそれ以前の連続鋳造で
行なわれたときに装置に附着した鋼の粒が作業の
際スラブに溶着して、非常に鋭いエツジを形成す
るからである。
この発明の目的は、連続鋳造装置から送出され
た高温度のスラブの表面のクラツクを検出する装
置を提供することにある。上記のようなクラツク
の検出は、送出されたスラブを自動的に区分して
欠陥のあるスラブのクラツクを除去する工程に向
けて送るように制御するためである。
上記目的を達成するために、この発明の装置に
は渦電流を発生させる誘導コイルが設けられ、該
コイルの構造は、スラブがどのように変形されて
いても、又表面がどのように粗であつても、コイ
ルの端部がスラブの表面から4〜5mm程度の小さ
くほぼ一定の間隔をもつて配置されるようになつ
ている。それはセンサが短時間に損耗したり、裂
けたり擦りへつたりして連続鋳造作業の中止を来
たすような事故の発生を防止するためである。
上記の場合、コイルのコアの端部とスラブの表
面との間の間隔は極く小さく、相互誘導係数が小
さく、信号対雑音比が高く、しかも高い信頼性の
下に、すべての欠陥のあるスラブの検出が可能で
なければならない。
センサのコイルはスラブの表面と小間隙を有
し、その間隙に金属が存在して、コイルのコアと
スラブの間の磁界が乱される事がないように維持
されねばならない。又空隙の中は、スラブの表面
がどのような形や粗さを有している場合にも、検
査できるように、ほぼ一定に保たれる必要があ
る。それは極めて小さな空隙巾の変化も相互誘導
係数の変化を引き起こし、クラツクの有無による
電気信号の変化とほぼ同程度の振幅変化を出力信
号の中に発生させ、良品のスラブを除外するよう
な間違いを生ずるからである。コイルのコアとス
ラブの表面との間の間隔をほぼ一定に保つため
に、センサは移動可能な支持手段の上に、スラブ
の表面がどのように起伏していてもこの起伏に追
従するように、移動されねばならないし、又スラ
ブの表面に対するセンサの検出トラツクに鋭いエ
ツジをもつた粗部があつたとき一時的にセンサを
後退させる必要がある。このようにセンサを移動
させるためには、スラブの表面に対応してセンサ
を導く案内部材は非常に小さな力で移動できるも
のでなければならない。上記小さな力とは案内部
材が急速に摩耗させる摩擦を小さくするために、
1ニユートン程度でなえればならない。
又この発明の目的を達成するために解決するべ
き他の大きな困難は、コイルの端部がほぼ600℃
に達する高温度のスラブの表面から数ミリメート
ルの所にあるにかかわらず、センサのコアおよび
コイルを20℃程度のほぼ一定の低温度に保たねば
ならぬことである。
それは温度が20℃より高いと、コイルの巻線や
フエライトコアが損害を受け、又温度の変化があ
ると、センサから発生される電気信号に化を生ず
るからである。
この発明の目的を達成するように、スラブの走
行路の両側に2個のクラツク検出器が配置され、
各クラツク検出器には1個の垂直方向のセンサと
複数個の水平方向のセンサが設けられる。上記垂
直方向のセンサはスラブの上面のエツジに近い部
分の上方に設けられ、水平方向のセンサはスラブ
の側面の近くの種々異る高さの所に配置される。
各クラツク検出器は、垂直方向の軸を有するロ
ーラを備えたフレームを有し、上記フレームには
該フレームをスラブに対して横方向に移動して、
該ローラをスラブの側面に作用させ続ける手段が
更に設けられている。
上記移動可能なフレームは案内棒を有し、各検
出器には頭部が設けられ、該頭部は上記案内棒に
沿つて垂直方向に摺動する。又該頭部は上記セン
サとほぼ水平に横方向に向けたローラを有してお
り、該ローラは上記頭部の重量によつてスラブの
上面に作用するように維持せられている。又上記
検出器のおのおのは、更にサイクルの終端に於て
頭部を上昇させるための垂直方向の単動式ジヤツ
キを備えている。
上記各センサは、薄いセラミツク製の底部を有
し、移動可能な円筒状ケースの中に配置された誘
導コイルを具備する。該底部はコイルの端部とス
ラブの間に配置されている。又各センサは上記コ
イルと上記ケースの底部及び側壁との間に形成さ
れたクリヤランスを環流する冷却水によつて冷却
される。
移動可能な各センサのケースは、中空の円筒形
ケースすなわち金属体と該金属体の前端に取付け
られたキヤツプを具備し、該キヤツプにはローラ
が設けられている。上記ローラは、その軸をスラ
ブの長手方向軸に対してほぼ直角に向けて配置さ
れ、センサの軸に平行に摺動可能な支持手段に取
付けてある。
各センサを備えた上記移動可能なケースは、1
個又は複数個のボールブシユによつて軸方向に案
内され、軸方向孔の中で、クリヤランスを保ちつ
つ移動するピストンによつて、前方向に押し動か
される。上記ピストンを動かす力は、ピストンの
周囲の空気のリークに基づいて形成された圧力ロ
スによつて発生され、この力により上記ローラは
弱くてほぼ一定の力でスラブの表面に当接してい
る。
この発明の装置を用いれば、連続鋳造装置から
送出された鋼スラブ特に中炭素鋼スラブのクラツ
クを自動的に検出することができ、クラツクを検
出した信号は、欠陥のあるスラブを自動的に再処
理する装置に向けて送るために用いることができ
る。
横方向に移動可能な頭部を有するこの発明の装
置は、各検出器の4個のセンサのすべてを一緒
に、サイクルの初期にはスラブに接近させる方向
に前進させ、事故を生じたときは速やかに後退さ
せて、装置の故障を避けるようにすることができ
る。
頭部の横方向移動によつて、装置は種々異る巾
のスラブに対して用いることができる。
センサを備え、リークによる圧力差によつて移
動されるケースを有するために、各センサを個別
的に極めて小さな推力で、スラブに当接させ、各
センサが所定の一定間隔をスラブの表面に対して
保ちつつ忠実にスラブの形状に従つて、案内ロー
ラに著しい損耗を生ずることなしに、動くように
することができる。
又誘導コイルと移動可能なケースの間に冷却水
を環流させているので、この発明の装置に於て
は、コイルの前面とスラブとの間隔を4〜5mm程
度に保ちながら、コイルの温度を20℃程度に維持
することができる。
又移動可能なケースのセラミツク製の底部は、
1mm程度に非常に薄く形成されているので、コイ
ルとスラブの間にこの底部が存在しても、スラブ
と誘導コイル間の相互誘導係数の低下を生ずるこ
となく、クラツク検出の感度を非常に大きくする
ことができる。
次にこの発明の実施例について説明する。第1
図には連続鋳造装置から送出されるスラブの平面
図が示されている。上記スラブは矢印Fの方向に
移動されている。スラブはロールの上を移動す
る。スラブはほぼ長方形断面を有し、その上面及
び側面はほぼ開放された状態にある。厚板の厚さ
は、この実施例ではたとえばほぼ220mmでほぼ一
定であり、巾はたとえば800乃至1500mmの間に変
化できる。この発明の装置はフレームの種々の巾
に適合せねばならないし、更に上表面及び側面は
完全に平らでない場合にも使用可能でなくてはな
らない。
フレームは起伏を有し、横方向に寸法が変化し
ているので、ほぼ一定巾のフレームを得るために
は、上面及び側面は垂直方向および横方向に振幅
が10cm程度の移動をなす必要がある。
このとき解決するべき問題の1つは、センサを
進行するスラブの面からほぼ4mm程度の一定の距
離を、これらの面が動いたときにも維持すること
である。それは、上記センサが機械的に破損した
り、熱的に劣化したりすることがないようにする
ためである。
第1図に示すように、この発明の装置には、ス
ラブ移動の上流側に第1の検出器2が設けられて
いる。第1の検出器2は、近接して存在する金属
を検出できる装置で、この場合はスラブの存在を
検出する働きをする。鋳造工程の終端に於て、こ
の検出器は電気信号を発信し、この電気信号によ
つて検出器のスラブに対する位置が自動的に制御
される。
この発明の装置は又下流側に、上記第1の検出
器と同形式の第2の検出器3が設けられている。
鋳造が開始される第2の検出器3は、電気信号を
発信する。この信号はスラブが到着した事を示す
とともに、検出器の動作サイクルの開始を自動的
に定める。
この発明の装置は、2個の移動可能なクラツク
検出器4gおよび4dを、スラブの両側に設けら
れている。
又この発明の装置は、上記クラツク検出器の上
流側に2個のスケール除去・冷却器5g及び5d
を有している。
第1図には上記スケール除去・冷却器のうち4
gおよび5gのみが示されている。器具4dおよ
び5dは上記4gおよび5gとそれぞれ同型式で
スラブの長手方向軸y−y1に関して対象的に配設
されている。
上記スケール除去・冷却器は上記軸y−y1とほ
ぼ直角のx−x1軸に沿つて配置されてもよい。こ
のような移動は、スラブが到達する速度を制御す
る液圧制御器を含む複動式で急速復帰可能な空圧
ジヤツキ6によつて制御される。上記ジヤツキ6
は水を放出するノズルとパイプを支持する移動可
能なフレームを有している。
上記移動可能なフレームはスラブの流れの上流
側にスケール除去用のノズル7を備えている。該
ノズル7は水のジエツトすなわち噴流を高い圧力
でスラブの側面および上面のエツジの帯状部分に
対して放射する。このとき水はほぼ150バールに
加圧されている。上記ノズルは又平らに形成され
ているので、ノズルから放出される噴流は平たい
形をなし、この噴流によりスラブ表面の酸化物、
すなわちスケールの除去が行なわれる。
可動なフレームは更に平たい噴流を放出するノ
ズルを備えている。該ノズルは約5バールの高圧
の水を、厚板の側面および該スラブの稜線に沿つ
た上面のバンド状部に対して投射される。この投
射はスラブの表面を300℃乃至600℃間の温度に冷
却するためである。
可動フレームはパイプ7及び9を備え、又該可
動フレームには垂直軸を有するローラすなわち脚
輪6bが設けられ、該脚輪はスラブの側面に対し
て適用される。
可動フレームには、又空圧センサ6cが設けら
れている。該センサ6cはスラブの側面の存在を
検出したときジヤツキ6の動作を停止するように
動作する。このときジヤツキ6は空気ばねのよう
に働く。
スラブの横方向移動の他に、検出器がスラブの
側面に接触していないことを検出したとき、ジヤ
ツキ6に対する圧縮空気の流路が開らかれ、流路
の開放は上記接触が再び生ずるまで続く。
クラツク検出器のそれぞれは4個のクロツクセ
ンサを有している。その中の1個はスラブのエツ
ジ付近の上面に配置された垂直方向のセンサ10
であり、残りの3個は水平方向のセンサ111
112及び113である。該水平方向のセンサはス
ラブの側面に沿つて3つの異るレベルに配置され
ている。
4個のセンサ10,111,112,113から
組立てられたクラツク検出器はフレーム14に対
してほぼ直角に摺動可能な頭部12に取付けら
れ、該フレーム14は平行四辺形構造を形成する
2つのアーム131および132に支持されてい
る。上記アーム131および132はフレーム14
には軸すなわち関節141および142によつて結
合され、固定フレーム15に対しては関節151
および152に結合される。図の16は移動する
2方向に於て液圧式速度制御器を有する複動式空
圧ジヤツキであり、このジヤツキ16は上記平行
四辺形機構を変形させて、フレームをスラブの側
面に接触させるように働く。
第2図はクラツク検出器の拡大平面図を示す。
この図には垂直方向のセンサ10と2個の水平方
向のセンサ111,112を示す。もう1つの水平
方向のセンサ113はセンサ111の後に重なつて
おり、これら4個のセンサは頭部12に取付けら
れている。頭部12はボールブツシユを介して2
個の垂直の案内棒161および162に摺動可能に
取付けられており、該案内棒161,162は垂直
な支柱によつて結合された、たとえば2個の板に
よつて支えられている。
可動に形成された頭部12は軸を水平方向に向
けたローラ181および182を備えている。ロー
ラ181,182は軸をスラブの移動方向とほぼ直
角に配置され、頭部の重量によつてスラブの上面
に接触を保ちつつ該上面を転動する。
フレーム14にはほぼ鉛直方向に軸を向けたロ
ーラ191および192が設けられ、ローラ191
および192はジヤツキ16がアーム131に及ぼ
す推力によつてスラブの側面に接触を保ちつつ、
該側面上に転動する。
上述の平行四辺形機構によつてフレーム14は
横方向の軸x−x1に平行に動くことができる。し
かし、水平方向のセンサはスラブ側面の水平方向
の起伏に従つて動かなければならず、そのために
フレーム14は±5゜程度自由に回転可能でなけれ
ばならない。このような自由回転は、僅かに流さ
が変化できるアーム132に取付けられた望遠鏡
構造20により実現される。
上記望遠鏡構造20には、アーム132の長さ
の変化を検出できる空圧式の移動センサが設けら
れている。
フレーム14が軸141のめぐつて、たとえば
スラブの側面に存在する欠陥により最大許容角度
である±5゜を越えて回転すると、センサ21から
信号出力が発信され、クラツク検出器はこの信号
出力に基づいて自動的に後退するように制御され
る。
上記フレーム14にはほぼ鉛直方向に向かう単
動式の空圧式ジヤツキ27が設けられ、該ジヤツ
キ27は頭部12を上記センサがスラブの上方に
あるように上昇させることができる。ジヤツキ2
2は、たとえばセンサ21が異常回転を検出する
等の不都合を生じたとき、サイクルの終端又はサ
イクルの間動作を継続する。
すなわち、サイクルの始めには、ジヤツキ22
の空圧的駆動は停止され、頭部12は重力によつ
て降下する。液圧式制御器23は上記ジヤツキ2
2と協動して、頭部の上記降下速度を制御する。
上記説明はクラツク検出器の動作の大略を説明
するものであり、個々のセンサの動作については
引続いて説明される。
サイクルの始めに当つて、平行四辺形を形成す
るアーム131および132はジヤツキ16によつ
て後退され、頭部はジヤツキ22によつて上昇さ
れる。そのためにセンサはスラブの上方および側
面に接触させる。
センサ3がスラブの通過の開始を検出すると、
該センサ3は出力信号を発信し、この出力信号は
自動的にサイクルの開始を制御し、ジヤツキ6は
駆動されてスケール除去パイプおよびスプレーパ
イプを備えたフレームをスラブに近付ける。
又ジヤツキ16は駆動されて、ローラ191
よび192がスラブの側面に当接するまでアーム
131を押し進めるとともに、全サイクルの間ロ
ーラとスラブとの当接を続けるように維持され
る。
次にジヤツキ22の駆動は停止され、頭部12
は重力によつて、ローラ181および182がスラ
ブの上面に接触するまで、案内棒161,162
沿つて降下し、ローラ181,182とスラブとの
接触は頭部に作用する重力によつて維持される。
上記状態になつた後、センサを移動させる部材
が作用して、極めて小さな回転力と圧力を与える
だけで、センサがスラブの表面に従つて精密に移
動する、センサの第2の位置決め動作が行なわれ
る。従つてセンサはスラブの表面に忠実に従つ
て、慣性力の作用を受けることなしに、移動する
ことができる。
第3図はクラツクを検出するセンサ111,1
2又は113の1つの軸方向断面、およびセンサ
とスラブ1の側面との接触を維持する水平方向の
移動装置を示す。各センサは導線を巻回された、
たとえばフエライトコアのような強磁性体コアを
有する誘導コイル24を備えており、該誘導コイ
ル24は、たとえば99%のアルミナからなる極め
て純粋なアルミナのような耐火性セラミツクによ
つて製造されたコンテナ25の中に配置されてい
る。
コンテナ25は、厚板に近い前端が底部25a
によつて閉鎖され、内部に誘導コイル24を挿入
されたシリンダ形状をなしている。上記底部25
aは誘導コイル25aの前端とスラブの側面との
間に配置されている。又コンテナ25の円筒状側
壁と底部25aとは誘導コイル24との間に隙き
間が形成され、該隙き間には冷却水が流される。
上記壁の厚さおよびコンテナ25の底部25a
は薄く、上記壁の厚さは2mm程度、底部25aの
厚さは1mm程度に形成され、誘導コイル24とコ
ンテナ25はこれらを機械的に保護するケース2
6の中に入れられている。ケース26は、たとえ
ばアルミニウム合金製の中空円筒形の金属体26
aと、ステンレス鋼製のキヤツプ26bを具備
し、該キヤツプ26bはねじ27又はその他適宜
の取付手段によつて、上記金属体26aに取付け
られている。
キヤツプ26bは内部に孔を有し、外側の端部
には極めて薄い肩部28が設けられている。上記
の孔は金属体26aと同軸に形成されコンテナ2
5の外径より僅かに大きな直径を有しており、該
コンテナ25は上記孔の中に挿入されて、上記肩
部28およびケース26の肩部28aに当接して
いる。
第4図はキヤツプ26bの正面図を示す。図に
示すようにキヤツプ26bには、たとえば3個の
ローラ29が、3角形の頂点をなす位置に、軸を
スラブの移動方向y−y1とほぼ直角にして設けら
れている。各ローラ29の回転軸をなすピン5
は、円筒状支持体30に設けられたフオーク部に
取付けられており、該円筒状支持体30はキヤツ
プ26bにあけられた上記孔に挿入される。図の
31は固定用ねじで、該ねじ31は孔の中に挿入
された円筒状支持体30を固定したり、該固定を
解除するために用いられる。上記ねじを用いて、
ローラがキヤツプ26bの外に適切な寸法だけつ
き出るように調整して固定することができる。こ
の実施例では、円筒状支持体30は頭初はキヤツ
プ26bの外面が、厚板の側面から約2mmの所に
あるように固定されている。上記円筒状支持体3
0の上記調整により、ローラが摩耗したときに
も、上記キヤツプの外側表面とスラブの側面との
間の距離を適切な値にすることができる。第3図
および第4図に示すように、キヤツプ26bは前
方外周には、第3図に示すようにローラ29を越
えた部分まで半径方向に突出する45゜の円錐形を
形成する傾斜部32が設けられている。
スラブの表面は凹凸を有しており、その先端は
スラブの表面にほぼ直角に形成されている。たと
えば冷却された鋼材のグレーンは連続鋳造装置の
端部に残存し、この残存するグレーンは新しい鋳
造の際にスラブに付着する。このようなスラブの
エツジの1つがセンサのエツジに当接したとして
も上記センサに傾斜部32を設けられているの
で、該センサのケースに印加される力の軸方向分
力は著しく低くなり、センサを押しのける方向に
大きな力が加えられて、該センサが大きな損害を
受けるという不都合を生ずることはない。この作
用は上記傾斜部32によつて各センサが個々に後
退方に押圧されている間に、検出ヘツドを自動的
に後退させるように制御する移動検出センサ21
の作用を補足する働きをなしている。上記説明の
中で用いられたローラ29はその他のもの、たと
えば案内シユーを用いてもよい。
第3図には移動可能な頭部12の一部を形成す
る前板33と後板34が示されている。センサの
おのおのは、後に説明する摺動及び軸支装置の働
きによつて、頭部に対して軸x−x1とほぼ平行に
摺動可能に形成されている。
上記摺動及び軸支装置の説明をするにあたつ
て、先ず各コイルのコアの外側端すなわち第3図
の右端には円筒状の端部部材35が取付けられて
いる事を説明する。該端部部材35は金属体26
aにあけられた軸方向孔40の中に嵌め込まれて
おり、該端部部材35はねじ36によつて金属体
26aに固定されている。上記ねじをゆるめて端
部部材35を軸方向に動かした後再び該ねじ36
を螺合すれば、ケース26およびコンテナ25に
対するコイルの軸方向位置を所望の位置に調節す
ることができる。端部部材35にはその周囲をめ
ぐる周溝37が形成され、その中にはケース26
の端部部材35との間を封止するO−リング38
が嵌められ、ケース26を形成する金属体26a
には、軸方向孔40に開口し冷却水を受け入れる
チヤンネル39が設けられている。
端部部材35とコイルのコアは軸方向のチヤン
ネル41を有しており、該チヤンネル41は冷却
水をコイルのコアの外側端にまで導く。上記冷却
水はコイルとコンテナ25の間の自由空間を循環
し、金属体26aにあけられたチヤンネル42を
経て外部に排出される。勿論コイル巻線は樹脂の
中に埋め込まれることによつて水から防護されて
おり、コイルにはダクト43を通る導線を用いて
交流電圧が供給される。各センサのケース26
は、ねじ44又はねじ44と同等な手段によつ
て、ボールブツシユを介して支持された軸45に
取付けられている。
ボールブツシユ46はねじ48又はこれと同等
の手段によつて後板34に取付けられた円筒形の
部材47の中に装着され、又ボールブツシユはね
じ49によつて上記部材47の中に取付けられて
いる。上記ボールブツシユによれば、軸45の軸
方向移動は可能であるが、その回転は不可能とな
つている。上記の軸45はその外方端に軸方向に
延びるピストン50が取付けられ、該ピストン5
0はダクト52を介して流れ制御器に結合されて
いる孔51の中を該孔と隙き間を有する状態で軸
方向に移動することができる。(上記流れ制御器
は第3図および第4図には示されていないが、第
1図には符号521,522,523及び524によ
つて図式的に示されている。)上記ダクト52に
は約3バールの圧力の圧縮空気が供給され、上記
ピストン50とシリンダ51との間の空隙は0.1
mm程度の厚さに形成されている。又ダクト53は
上記部材47を通してあけられ、上記の孔51の
先端は外気に連通している。ダクト52を介して
孔51に入つた空気は、ピストンと孔との間に形
成されている隙き間を通して脱出しダクト53を
通つて外部に出てゆく。このような空気の脱出す
なわちリークに基づく圧力降下は空気の流れによ
つて変化し、ピストン50に軸方向の力を発生さ
せる。この力はケース26に伝えられ、ローラ2
9をスラブに押圧させる。上記流れ制御器を用い
て流量調節を行なうことによつて、ローラ29の
押圧力を0.3乃至1.5ニユートンという低い値に調
節することができる。上記押圧力すなわち推力を
低い値にすることによつて、印加される力が極め
て小さい場合にも、各センサは上記小さい力によ
つて直ちに軸方向に移動することができる。従つ
てローラ29に強い力を加えなくても、ローラ2
9はスラブの形状に忠実に従つた動きをなすこと
ができる。このことはローラ29の摩耗を減少さ
せるのに極めて有効である。
第5図は第3図と異る切断面による、センサの
軸方向の一部断面図である。第5図にはケース2
6と円筒状の部材47が描かれており、ケース2
6の後端には板部材54がたとえばねじ55によ
つて取付けられている。この板部材54はケース
26の外周を越える所まで延出し、延出端には切
欠き56又はほぼ楕円形状の長孔が設けられてい
る。
各センサは自動的にそれ自身を後退させる装置
を備えている。該装置は第5図の例に於ては小形
の単動作形の空圧ジヤツキ57を具備し、該ジヤ
ツキ57のシリンダ57aはカラー58又はこれ
と同等の部材を用いて、上記部材47に取付けら
れている。図に示すようにジヤツキ57のロツド
57bはセンサの軸x−x1に平行に配置され、上
記ノツチ56を通つて延出する。ロツド57bは
前端にナツト58aを螺入され、このナツト58
aはジヤツキが後退したとき、板部材54に当接
するストツパの役をなす。ジヤツキ57のシリン
ダ57aは、戻りばね59を有し、該戻りばね5
9は、圧縮空気による駆動と反対方向にピストン
に作用し、該ばね59はジヤツキのピストンを後
方に押すように働く。ジヤツキにはセンサのシリ
ンダに供給されるのと同じ圧縮空気が供給され
る。
更に上記実施例の作用を説明する。サイクルの
始めに於ては、圧縮空気の供給は断たれ、ジヤツ
キ57のピストンはばね59によつて後退位置に
ある。従つてストツパ58は、センサのケース2
6を後退位置にあるように位置決めする。この位
置ではセンサの前面は前板33の前面とほぼ同一
平面上にある。検出器の頭部が動作位置にあると
きは、圧縮空気はセンサに送り込まれ、ばね59
が圧縮され、従つてストツパ58に押し戻され
る。その結果ケース26は自由となり、ローラ2
9はピストン51の推力によつて厚板に押圧さ
れ、該ローラは厚板の形に従つて動くことにな
る。
補助ジヤツキ57及び軸方向ジヤツキ50,5
1に供給される圧縮空気が事故によつて遮断され
ると、補助ジヤツキはばね59によつて自動的に
後退し、センサは後退位置に移る。同じ作動はサ
イクルの終端に於ても発生する。
センサの自動的後退は、戻りばねを有する軸方
向ジヤツキ50および51を設けたことによつて
達成される。しかし、このときばね作動の全サイ
クルの間空気の推力と反対方向の力が該ばねに生
ずる。その結果センサが厚板を押圧する力は一定
ではなくなる。
ストツパすなわちカラー58を移動させる補助
ジヤツキ57を使用することによる解決は検出サ
イクルの全期間を通じてセンサを開放する事を可
能とした。そのため、スラブに極めて小さくて一
定の力を印加すればよいという結果を生じた。上
記のように小さくて一定の力を印加することは調
整が容易であつて、どのようなばねを使用するこ
ともできるので、このクラツク検出装置は極めて
信頼性の高いものとなるのである。
第1図はスラブの側面に水平方向のセンサのそ
れぞれに結合された軸方向ジヤツキ501,50
,503と、各水平方向のセンサの補助ジヤツキ
571,572,573及び各軸方向ジヤツキ空気
を送り込むための流れ制御器521,522,52
,524を示している。
第6図には各センサの頭部に設けられた垂直方
向のセンサ10を個別的移動させる装置の軸方向
断面を示す。
これらの部材の、第3図の部材と同様の機能を
もつものは、同じ参照番号が付されている。
この図第6図には、切欠き56とストツパ58
を取付けられた板部材54を示されている。板部
材54はケース26に固定されずに、ピン45に
直接結合されている。しかしその作用は同じであ
る。
垂直方向センサと水平方向センサとの相違は、
垂直方向センサには水平方向のピン61をめぐつ
て関節結合されたレバー60にバランス重錘69
が取付けられていることである。アームにと反対
側にあるレバーアームにはローラ62が取付けら
れており、該ローラ62はバランス重錘の作用に
よつて板部材54に作用し続けるようになつてい
る。又バランス重錘69はねじに取付けられ、セ
ンサの重量の平衡を正しくとるように、ピン61
をめぐつて移動される。従つて補助ジヤツキ57
が板部材54をゆるめると、垂直方向のセンサは
スラブの上面に対して、軸方向ジヤツキのピスト
ン50に加えられた圧力による一定推力を印加す
る。又空気の推力よりずつと大きいセンサの重力
は、低く一定でありかつ調節可能なセンサの軸受
力の中には存在しない。
各センサに冷却水および圧縮空気を供給するチ
ユーブは極めて柔軟な、たとえばシリコン製の細
いチユーブである。このチユーブはセンサの移動
に応じて小さな弾性的な力を発生するが、これは
軸方向ジヤツキに対して無視し得る程度の力を与
えるのにすぎない。
各センサクラツクの存在を検出する範囲はほぼ
円形をなし、その直径はほぼコイルの直径に等し
い。センサのケースの外径は80mm程度であり、ス
ラブの側面は約200mmの高さを有する。
3個の水平方向センサは3つの異るレベルに配
置され、これらセンサはスラブの両側面全高にわ
たるクラツクの存在を検出する。スラブの側面を
走査する水平方向の検出器の数は今3個と記した
が3個以外の数としてもよい。
一方錘直方向センサ10はエツジに沿つた約80
mm巾の帯状部分のクラツクを検出するのみであ
る。従つてスラブの表面と裏面の中央の部分は全
く走査されない。統計的研究の結果によれば、ク
ラツクを有するすべてのスラブに於てそのエツジ
近傍にクラツクが検出され、統計的に見て適当な
センサの配置を行なえば、重大なクラツクを含む
ほぼすべてのクラツクが検出される。
第3図には、誘導コイル24の端部が、厚板の
表面から冷却水の膜およびコンテナ25の約1mm
の厚さの底部を介して離れているのにすぎないこ
とが示されている。
コイルの端部はスラブから一定の距離e(距離
eは4〜5mmである)だけ離れるように維持され
ている。上記の短かい間隔は、コイルとスラブと
の間の相互誘導が大きくクラツク検出の感度が高
いように選ばれる間隔である。コイルは水冷され
ることによつて、約300℃の高温のスラブの近く
にあるにかかわらず、20℃程度の温度に保たれて
いる。
コイルとスラブとの間に配置された底部を有す
るセラミツク製のコンテナ25は大形の部材であ
り、底部25aは機械的ストレスおよび熱的スト
レスが加えられるにもかかわらず非常に薄く形成
されている。
コンテナを形成するセラミツクは非常に純粋な
99%アルミナ、又は軽くアルミナにドープして形
成される。このように形成されたセラミツクは熱
シヨツクに対して強い抵抗を示すものである。
各検出器は誘導コイル用冷却水の環流を検出す
る空圧式検出器を具備している。
水圧が降下すると、検出器は自動的に後退する
ように駆動される。同様に、各検出器は頭部の温
度を検出するセンサを備えており、温度が所定の
許容範囲を越えると検出器の後退が行なわれる。
又この装置はスラブの走行速度を検知するセン
サを具備する。このセンサは上記走行速度に比例
する電気信号を送出し、この電気信号は冷却水の
流量を制御するバルブを自動的に制御するのに用
いられる。その結果上記流量は上記速度に比例し
たものとなる。スラブの速度が0のときは、上記
電気信号は検出および冷却器を自動的に後退させ
るように働く。
第7図から第12図はこの発明の、他の実施例
を示す。第7図は平面図であり、同種の部材には
前記実施例と同じ参照番号が付されている。
この装置は第7図に示すように、スラブの長手
方向軸に対象に設けられた2個の同じユニツトを
具備する。但し第7図には一方のユニツトのみを
示してある。このユニツトはスケール除去及び冷
却ユニツト5および検出器4を具備し、これらは
共にスラブと直角な軸x−x1に沿つた横方向に動
く同じ走行部71状に取付けられている。上記走
行部71は液圧式速度制御器に制御された空圧式
複動ジヤツキによつて動かされる。
スケール除去・空冷器5はすでに前の実施例で
説明した如くであり、該スケール除去・空冷器5
は上記走行部71を動かすジヤツキの推力によつ
て垂直軸を有し、スラブの側面に作用するローラ
6bを備えている。上記ローラ6bがスラブに接
触するとジヤツキに供給される圧力は低下され
る。
後に詳細に説明される検出器4は垂直軸を有す
る関節によつて走行部71に結合された水平腕7
2に取付けられている。
振動する空圧式ジヤツキ74は、軸支された水
平腕72を駆動し、ピン73をめぐつて約95度回
転させる。水平腕72の動作時位置は実線で示さ
れ、休止時の位置は鎖線で示されている。検出器
4は、スケール除去・冷却器を担持する走行部7
1に関節的に接続されて回転する水平腕72に取
付けられており、スラブの巾が変化してもセンサ
と冷却器間の長手方向の移動はほぼ一定であると
いう効果を発揮する。従つてセンサの下のスラブ
の温度はほぼ一様になつており、精密な電子工学
的測定は改善されたものとなる。
水平腕72上に設けられた検出器は、自分がほ
ぼ90度回転することによつて、スラブから遠ざか
るように移動することができる。この移動は検出
器をスラブからの輻射にさらされる領域から離隔
させ、該検出器の保守作業を容易なものとする働
きをなす。
検出器は馬蹄形状をなす下板75を有する。該
下板75は垂直軸を有する2個のローラ191
よび192を有しており、該ローラは回転するジ
ヤツキ74によつて発生された回転力に基づい
て、スラブの側面に作用する。
フレーム14は3個の垂直柱77によつて互に
結合された下板75と上板76を具備する。
第8図には、3本の垂直柱の中の1個の軸77
が示されている。上記垂直柱は下板75および
上板76にしつかりと取付けられ又軸72の自由
端に下記装置を介して接続されている。上述の装
置は、フレーム14が平衡位置から、軸に関し
て、ほぼ±7.5度程度回転する自由度を形成する。
軸771は減耗(wear)する部材78が取付けら
れる平面部77aを具備する。水平腕72は軸線
y−y1を有する固定具79を備えている。該固定
具79は前端にローラ80を有している。固定具
79は、たとえば弾性材料を積重ねて形成された
り、ばねを用いて形成された弾性部材81により
前向に押される。固定具79の先端に設けられた
めねじ部83に螺入されるめねじを有するストツ
パ82を螺入、螺出することによつて弾性部材8
1に予め与える圧力を調整することができる。
上記実施例の動作は次の如くである。スラブの
側面が粗である場合、該側面はローラ191,1
2を押し、フレーム14が軸771をめぐつて回
転するトルクを生じ、固定具79は弾性部材81
が棒部83に当接するまで、押しのけられる。こ
のことによつて、回転方向の移動振幅は、平面部
77aが軸線y−y1に直角な平衡状態にある位置
からいずれの回転方向にもほぼ7.5゜に制限され
る。固定具上の弾性部材81に基づく推力は、ス
ラブの側面が再び平らになり軸線x−x1に直角に
なるやいなや軸771にフレーム14を平衡状態
に戻す方向のトルクを生ずる。
第8図に示した装置は第2図の望遠鏡作用と同
じ作用をなす。図に見るように装置はストローク
の終端で動作するスイツチ(end−of−
strokeswitch)を有している。このスイツチは頭
部14と水平腕72との間の相対角度が通常の許
容限度であるほぼ±7.5゜を越したとき閉じ、走行
部71の引出しと頭部の後退が行なわれるように
自動的に制御する。
第9図は頭部12とフレーム14間の結合部分
を示す。図には、2個の硬鋼製の柱によつて、上
板76に接続されたフレーム14の下板75を示
している。上記2個の硬鋼製の柱のうち一報すな
わち772のみが図示されている。上記の柱772
は摺動ブロツク86を案内する作用をなしてい
る。摺動ブロツク86の内側には、シリンダ87
が挿入され、その中には下板75に当接するピス
トン83が配置されている。
シリンダ87とピストン88は、単動式の液圧
ジヤツキを形成する。このジヤツキにはダクト8
9を介して作動油が供給される。
ジヤツキに対する作動油の供給は、水平腕72
に設けられた空油圧変換器によつて行なわれる。
シリンダの中に圧油が送られると、センサを取
付けられた頭部12は上昇される。クラツク検出
中には、頭部12を上昇させているジヤツキには
供給が行なわれず、厚板の上に載置されている頭
部は重力の作用を受けている。頭部12は、2個
のボール結合部90とねじ91を用いて摺動ブロ
ツク86に接続されている。
第10,11および12図はセンサを取付けら
れた頭部12を示す。第11図は第10図の実施
例のXI−XI線断面であり、第12図は、第11図
のXII−XII線断面を示す。
第10図には厚板1の側面の一部及び上部エツ
ジが示されている。
第11図には、スラブ上に載せられた垂直方向
軸を有するローラ191,192を取付けられた馬
蹄形の下板75の両端部を示す。第1〜6図の実
施例で説明されたように、頭部12は水平軸を有
する3個のクラツク用センサ111,112,11
を有している。3個の上記クラツク用センサは
三角形状に配置され、第10図にも1個の垂直軸
を有するセンサ10とともに示されている。
頭部組立体は第9図に示すように摺動ブロツク
86上に載置されており、従つて垂直方向に摺動
することができる。スラブは、該スラブに対し、
軸を水平および横方向に向けた2個のローラ18
および182を具備する。
ジヤツキ88が作動しないときは、これらのロ
ーラはスラブの上部で転動する。ローラ181
182はそれぞれ頭部の上に関節的に結合された
湾曲レバー921,922(第11図)に取付けら
れている。
上記2個のレバーは張力装置93を介して接続
され、該装置の働きによつて、レバーは回転可能
に形成され、ローラの高さは頭部に対して調整す
ることができる。垂直方向のセンサ10は横方向
ピン94に取付けられ、ピン94はねじ95によ
つて分岐された支持部材96に支持されている。
このような構造をとることにより、垂直方向セン
サの横方向位置は調整可能となつている。支持部
材96は傾斜部97を有し、該傾斜部97は3個
の水平方向センサを内蔵するケースに設けられた
部材98の傾斜した支持面に固く取付けられる。
支持部材96はほぼ楕円形の孔99とねじ100
を利用して、水平方向センサ組立ての、垂直方向
センサに対する高さを調整することができる。
第11図は水平方向センサの正面図であり、各
センサのキヤツプ26bが第4図の実施例のと同
様にローラ29を備えていることを示している。
第10図は水平方向センサの軸方向断面を示
し、この図にはアルミニウム合金製の円筒状ケー
ス、すなわち金属体26a及びキヤツプ26bが
描かれている。
上記金属体の前面は既述の実施例のコンテナ2
5と異つて薄いセラミツク円板101によつて閉
鎖されており、金属体26の中には渦電流を検出
するコイル24が板102を介して取付けられて
いる。上記のコイル24は絶縁用樹脂によつて被
覆され、コイルの外側壁及び底部は金属体26a
の壁およびセラミツク円板と、クリヤランスを介
して隔てられている。
コイルの後端は2個のO−リング103が取付
けられている。このO−リングは、冷却水の流入
口および水をコイル前面と円板101との間の空
間に導く流路105を連通する溝104の両側に
用いられる。図の106と107は冷水の流入口
及び水の流出口を示している。
3個の水平方向センサ111,112および11
は僅かに圧縮空気を注入されているチヤンバ1
08の内側に配置されている。上記チヤンバ10
8の前面は3個のリング109a(第12図)を
備えた板109によつて閉鎖されている。板10
9にはほぼ3角形の頂点をなす位置にそれぞれ貫
通孔109bがあけられ、各センサのキヤツプ2
6bは所定のクリヤランスをもつて上記貫通孔1
09bの中に挿入される。従つて、該クリヤラン
スを通して圧縮空気のリークが生じている。各セ
ンサのケースは可動であり、上記リークに基づい
て生ずる微小な圧力によつて発生する推力によつ
て移動するピストンとして働く。リークによつて
生ずる上記推力はローラ29がスラブに作用する
ように維持する。上記ローラ29が動作位置にあ
ると、コイル24の前面はスラブの側面から2〜
3mmの所に位置し、セラミツク円板101からは
水の薄膜を介して離隔されている。
第12図は各水平方向センサのケースが2個の
案内棒10a,10bおよび2個のボールブツシ
ユ11aおよび11bを用いて移動する機構を示
す。上記の構造を有するために、ケースの移動は
極く少い摩擦の下に行なわれる。案内棒10aは
チヤンバ108の仕切り112によつて支持され
ている。
又第12図は3個の水平方向センサを同時に駆
動する空圧式単動式ジヤツキ113を示す。
ジヤツキのピストン114は圧縮空気による推
力と反対方向すなわち後方に、ばね115によつ
て押圧され、上記ジヤツキのロツド116は先端
に停止板117を取付けられている。該停止板1
17はセンサのボールブツシユ111bに当接す
る。
図面の複雑化を避けるように、第12図には3
個の水平方向センサの中の1個のみが示されてい
る。
上記構造の中でジヤツキ113が3個のセンサ
のほぼ中心に配置されていること、および停止板
117が3個のセンサを案内するボールブツシユ
に当接していることは注意すべきである。
第12図はジヤツキに圧縮空気が供給されてい
ない場合、後退位置にある1個のセンサ112
示す。戻し用のばね115は、3個のボールブツ
シユが上記の仕切り112に当接し、頭部26b
がチヤンバ108の内側に戻るように維持するよ
うに働く。
ジヤツキ113に供給される圧縮空気は、チヤ
ンバ108内に送られる圧縮空気と同圧力のもの
である。
このようにして、圧縮空気供給源に事故が生じ
たとき、3個のセンサは同時にかつ自動的に後退
する。
第11図は垂直方向センサ10の軸方向断面を
示す。該センサ10は、内部に圧縮空気が注入さ
れている垂直の円筒状ケース118の内部に収め
られている。
上記ケース118は第10図に示すように、ね
じ119によつてカラー120に固着されてい
る。その結果センサの頭部に対する高さは自由に
調整することができる。
垂直方向のセンサは、水平方向のセンサと同様
に、円筒状ケースである金属体26aとキヤツプ
26bとセラミツク円板101を具備する可動な
ケースを有しており、その中には環流する水で冷
却されたコイルが配設されている。
ケース118の底部には、キヤツプ26bの直
径より僅かに大きい直径の円形のオリフイス12
1が設けられている。そのために、キヤツプの周
囲と固定されたケース118との間にはリークが
存在する。ケース26はボールブツシユによつ
て、この断面では見られない2本の垂直柱に沿つ
て、案内されるピストンとして働く。
垂直方向のセンサは戻りおよび上昇ジヤツキ1
22を具備する。このジヤツキ122はケース1
18の内部に対するのと同時に圧縮空気の供給を
受ける単動ジヤツキである。ジヤツキ122のロ
ツドの上端は、移動可能なケース26に固着され
た停止板123に当接している。ジヤツキ122
は圧縮空気の働きと反対方向に作用する戻しばね
を備えている。この場合、若し圧縮空気が印加さ
れないときは、ばねは停止板123を上方に押
し、垂直方向のセンサは第10図に示すように、
垂直方向のセンサは高位置に維持する。又ジヤツ
キ118に圧縮空気が印加されると、ばねは圧縮
され、移動可能なケース26は開放され、キヤツ
プのローラは空気圧と自分の重さによつて、スラ
ブの高い部分に作用するように維持される。
第6図の実施例では、垂直方向のセンサの可動
部材の重量は、平衡用錘によつて補償される。第
10、11、12図の実施例に於ては、垂直方向
のセンサは垂直空圧ロスジヤツキ124が設けら
れている。このジヤツキ124は固定されたケー
ス118と移動可能なケース26に固定された停
止板125に配置されている。ピストン断面とこ
のジヤツキの供給圧力は、センサの重量と平衡を
とる垂直方向の推力を得るように計算される。そ
の結果後者はスラブの高い所分に弱い垂直な推力
として与えられる。この弱い垂直推力はケース1
18の内側の余分の圧力の僅かなリークのみよつ
て得られる。従つて垂直方向のセンサは、厚板の
上表面に対して極めて忠実に追従することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のクラツク検出装置全体の概
略図、第2図はクラツク検出器の平面図、第3図
はクラツク用センサの軸方向断面図、第4図は第
3図のセンサを前から見た図、第5図は戻り機構
を備えたクラツク用センサの一部軸方向断面図、
第6図は垂直方向のセンサを移動させる機構の軸
方向断面図、第7図は、この発明の第2の実施例
全体の平面図、第8図は軸支された腕の端部と回
転を停止させる機構の部分水平断面図、第9図は
移動可能なフレームの検出月ヘツドを接続する摺
動ブロツクの部分の垂直断面図、第10図は検出
用頭部の側面図、正面図の一部断面図、第11図
は第10図の−線断面、第12図は第1
1図の−線断面図である。 2……第1の検出器、3……第2の検出器、4
……検出器、4d,4g……クラツク検出器、5
d,5g……スケール除去・冷却器、6……空圧
ジヤツキ、6b……ローラ脚輪、7……ノズル、
10,111,112,113……センサ、10a,
10b……案内棒、11a,11b……ボールブ
ツシユ、12……頭部、131,132……アー
ム、14……フレーム、141,142……軸、関
節、15……固定フレーム、151,152……
軸、関節、16……複動式空圧ジヤツキ、161
162……案内棒、181,182,191,192
…ローラ、21……センサ、22……ジヤツキ、
23……油圧式制御器、24……誘導コイル底
部、25a,26……ケース、26a……金属
体、円筒状ケース、26b……キヤツプ、29…
…ローラ、30……円筒状支持体、32……傾斜
板、33……前板、34……後板、46……ボー
ルブツシユ、50……ピストン、501,502
503……ジヤツキ、521,522,523,524
……流れ制御器、54……板部材、57……空圧
ジヤツキ、57a……シリンダ、57b……ロツ
ド、57,571,572……補助ジヤツキ、58
……カラー、58a……ナツト、59……ばね、
69……バランス重錘、71……走行部、72…
…水平腕、74……空圧ジヤツキ、75……下
板、76……上板、771……軸、77a……平
面部、80……ローラ、81……弾性部材、82
……ストツパ、83……棒体、86……摺動ブロ
ツク、88……ピストン、90……ボール結合
部、921,922……湾曲レバー、93……張力
装置、94……横方向ピン、97……傾斜部、1
01……セラミツク円板、106……流入口、1
07……流出口、108……チヤンバ、109b
……貫通孔、113……ジヤツキ、114……ピ
ストン、115……ばね、117……停止板、1
21……オリフイス、122……戻りおよび上昇
ジヤツキ、124……垂直空圧ロスジヤツキ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 交流電圧を供給される誘導コイルと、クラツ
    クの存在を示す交流電圧の変化を検出する渦電流
    利用のセンサ手段を用いて、連続鋳造装置から送
    出される鋼製スラブのクラツクを検出する装置で
    あつて、 上記スラブの走行路の両側に配置され、それぞ
    れスラブの上面の1個のエツジの近くの上方に支
    持される1個の垂直方向のセンサと、スラブの側
    面の近くの種々の異る高さの位置に配置された複
    数個の水平方向のセンサを備えた、2個のクラツ
    ク検出器を有して形成された鋼製スラブのクラツ
    ク検出装置。 2 上記クラツク検出器が、垂直方向に軸を向け
    られたローラを有する移動可能なフレームと、該
    フレームをスラブに対して横方向に移動させて上
    記ローラをスラブの側面に作用させる手段を有す
    る特許請求の範囲第1項に記載の鋼製スラブのク
    ラツク検出装置。 3 上記移動可能なフレームが、案内棒を有する
    とともに、各検出器が上設案内棒に沿つてほぼ垂
    直方向に摺動する検出用の頭部を備え、該頭部に
    は上記センサと水平かつ横方向に軸を向けたロー
    ラが取付けられ、該ローラが上記摺動する頭部の
    重量に基づいてスラブの上面に作用するように支
    持され、各検出器がサイクルの終端に於て、上記
    頭部を引き上げる垂直方向に向けられた単動ジヤ
    ツキを更に有するように形成された特許請求の範
    囲第2項に記載の鋼製スラブのクラツク検出装
    置。 4 上記検出用ヘツドは、三角形をなすように配
    置された3個のリングを取付けられるとともに一
    個の孔をあけられたほぼ垂直な前面を有するチヤ
    ンバを具備し、各センサは中空円筒状の部材と該
    金属体の前端に固着されたキヤツプを有する移動
    可能な金属体の中に、クリヤランスを介して配置
    された誘導コイルを挿入され、各垂直方向のセン
    サの先端は上記孔の1つにクリヤランスを介して
    結合され、上記チヤンバには低圧で上記クリヤラ
    ンスを通してリークする圧縮空気が供給されるよ
    うに形成された特許請求の範囲第3項に記載の鋼
    製スラブのクラツク検出装置。 5 上記検出用の頭部は、3個の水平方向のセン
    サの軸上に同軸に配置された単動式の空圧ジヤツ
    キを備え、該ジヤツキは空圧の働きと反対方向に
    作用するばねと、ジヤツキのロツドに取付けら
    れ、上記3個のセンサの移動可能のケースに当接
    する停止板を設けられ、その結果上記ジヤツキが
    3個の水平方向のセンサを作動位置から開放して
    後退させるように形成されている特許請求の範囲
    第4項に記載の鋼製スラブのクラツク検出装置。 6 上記移動可能なフレームは、該移動可能なフ
    レームに、垂直軸を有する関節結合され又固定フ
    レームにも垂直軸を有する関節結合され、関節結
    合された平行四辺形を形成する2本の平行アーム
    に支持され、該平行四辺形が1個のアームに作用
    する複動式ジヤツキによつて駆動され、スラブに
    対して横方向に移動可能に形成されている特許請
    求の範囲第2項に記載の鋼製スラブのクラツク検
    出装置。 7 上記平行四辺形を形成するアームの1個は、
    望遠鏡的構造と該アームの長さの変化を検出する
    移動センサを備え、上記アームの長さの僅かの変
    化および上記フレームの僅かの回転を可能とする
    とともに、アームの長さ変化の許容範囲以上の変
    化を検出し、自動的に上記ジヤツキを制御するよ
    うに形成された特許請求の範囲第6項に記載の鋼
    製スラブのクラツク検出装置。 8 上記センサのおのおのは、コイルの端部とス
    ラブの間に配置されたセラミツク製の薄い底部を
    有する移動可能な円筒状ケースの中に、クリヤラ
    ンスを介して配置された誘導コイルを有し、又コ
    イルとケースの側壁及びコイルと底部との間のク
    リヤランスに、冷却水を環流させる手段を有する
    特許請求の範囲第1項に記載の鋼製スラブのクラ
    ツク検出装置。 9 上記移動可能なケースは、中空円筒形の金属
    体と、上記金属体の前端に固定されたキヤツプ
    と、該キヤツプに取付けられスラブの長手方向軸
    に垂直な軸を有するローラを有し、上記センサの
    軸とほぼ平行に摺動可能である特許請求の範囲第
    8項に記載の鋼製スラブのクラツク検出装置。 10 上記移動可能なケースは、少くとも1個の
    ボールブツシユによつて軸方向に案内され、軸方
    向の孔の中で前方向に働く推力に基づいて、クリ
    ヤランスを介して動くピストンにより前方向に押
    されるように形成され、上記推力はピストンの周
    囲の空気のリークによつて生ずる圧力のロスに起
    因して得られ、この力は上記ローラをスラブの表
    面に一定の弱い力で押すように用いられる特許請
    求の範囲第9項に記載の鋼製のスラブのクラツク
    検出装置。 11 上記センサのおのおのは、空気の上記リー
    クと並列に供給される単動式の補助空圧ジヤツキ
    と;上記空気圧力と反対に作用するばねを有し、
    上記ジヤツキのロツドには、事故による空気のし
    や断又はサイクルの終端に於て該センサを後退位
    置に停止させるストツパが取付られている特許請
    求の範囲第10項に記載の鋼製のスラブのクラツ
    ク検出装置。 12 上記各検出器の垂直方向のセンサが、上記
    センサの移動可能な部分の重量とバランスをとる
    ための平衡用重錘を具備する特許請求の範囲第1
    0項に記載の鋼製のスラブのクラツク検出器。 13 上記検出器のおのおのの垂直方向のセンサ
    は、上記センサの可動部分の重量とバランスする
    働きをなす平衡ジヤツキを具備する特許請求の範
    囲第10項に記載の鋼製のスラブのクラツク検出
    器。 14 交流電圧を供給される誘導コイルと、クラ
    ツクの存在を示す交流電圧の変化を検出する渦電
    流利用センサ手段を用いて、連続鋳造装置から送
    出される鋼製のスラブのクラツクを検出する装置
    であつて、 上記スラブの走行路の両側に配置され、それぞ
    れのスラブの上面の1個のエツジの近くの上方に
    支持される1個の垂直方向のセンサと; スラブの側面の近くの種々の異る高さの位置に
    配置された複数個の水平方向のセンサを備えた2
    個のクラツク検出器と; スラブの走行路の両側でかつ上記検出器の上流
    側に設けられ、それぞれ1個のジヤツキによりス
    ラブの横方向に移動可能なフレームに取付けられ
    た2個のスケール除去・冷却器と; 上記フレームに取付けられ、スラブの側面に作
    用する少くとも1個の垂直軸を有するローラと、
    スラブの側面とスラブの上面のエツジのバンド
    に、水の噴流を150バール程度の高い圧力で投射
    するスケール除去用のノズルと、スラブの側面と
    スラブの上面のエツジにスプレーを施す冷却ノズ
    ルを具備する鋼製スラブのクラツク検出装置。 15 上記スラブの同じ側上に配置されたスケー
    ル除去器と検出器は、スラブの長手方向軸にほぼ
    垂直な軸に沿つて移動できる同じ走行部に取付け
    られている特許請求の範囲第14項に記載の鋼製
    スラブのクラツク検出装置。 16 上記クラツク検出部のそれぞれは、垂直な
    軸を有するローラを備え、垂直な軸を有する関節
    結合によつて接続された水平腕に取付けられ、上
    記関節結合は該水平腕を90度程度回転できる振動
    ジヤツキを有し、該クラツク検出部をスラブの側
    面に平行な動作位置と上記走行部の軸と平行な休
    止位置とに移動できる特許請求の範囲第15項に
    記載の鋼製スラブのクラツク検出装置。 17 上記移動可能なフレームは下板と上板と上
    記両板と結合する3個の案内棒を備え、上記水平
    腕に設けられた半径方向孔の中を弾性部材に押さ
    れて摺動する固定具の一端に配置されたローラに
    当接する平面部を有する3本の軸の中の1本に、
    上記水平腕によつて結合されるとともに、上記フ
    レームはめねじを有するストツパと、該ストツパ
    のねじ孔に螺入される先端が上記固定具に当接す
    るねじ棒を有し、上記ストツパと上記ねじ棒との
    螺合程度を加減することにより、上記弾性部材に
    与える予備ストレスを調節可能に形成された特許
    請求の範囲第16項に記載の鋼製スラブのクラツ
    ク検出装置。
JP59012172A 1983-01-28 1984-01-27 鋼製スラブのクラツク検出装置 Granted JPS59196457A (ja)

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FR8301511 1983-01-28

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