JPH0373848A - 液体クロマトグラフィー用充填剤とその製造法 - Google Patents

液体クロマトグラフィー用充填剤とその製造法

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JPH0373848A
JPH0373848A JP2133673A JP13367390A JPH0373848A JP H0373848 A JPH0373848 A JP H0373848A JP 2133673 A JP2133673 A JP 2133673A JP 13367390 A JP13367390 A JP 13367390A JP H0373848 A JPH0373848 A JP H0373848A
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hydrophilic
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和之 大石
Kazutoshi Yamazaki
和俊 山崎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、クロマトグラフィー用充填剤、特に水系のゲ
ル浸透クロマトグラフィーまたはイオン交換クロマトグ
ラフィーに適した液体クロマトグラフィー用充填剤およ
びその製造法に関する。
(従来の技術) 各種物質の分離または検出に液体クロマトグラフィーが
使用され、生体試料からのタンパクの分離など、特に親
水性物質の分離には、水系のゲル浸透クロマトグラフィ
ー(以下、GPCとする)、イオン交換クロマトグラフ
ィー(以下、IECとする)などが利用されている。G
PC法は、充填剤内部の細孔に試料中の分子を拡散させ
ると、小さい分子は細孔内部に入り込むため溶離時間に
遅れを生じ、大きな分子から順に溶出されるという原理
に基づいて、分離を行う方法である。他方、IEC法は
イオン交換基を有する充填剤を用い、分離対象成分イオ
ンの充填剤に対するイオン交換吸着性の差違によって分
離する方法である。
親水性物質を分離するための水系GPCに良く用いられ
る充填剤としては、従来からデキストランゲル、アガロ
ースゲルなどの天然高分子ゲルがある。これらのゲルは
タンパクなどの非特異的吸着が少なく優れた充填剤であ
るが、ゲルが軟質なため、耐圧性に劣り、高速処理が不
可能である。
これらの天然高分子ゲルに比べ高速処理が可能な充填剤
としては、架橋重合体ゲルからなる合成高分子系充填剤
が挙げられる。架橋重合体ゲルの素材としては、ポリエ
チレングリコールジメタクリレート、ビニルアセテート
、ポリエチレングリコールジメタクリレートとヒドロキ
シエチルメタクリレートとの共重合体などがある。上記
素材でなり水系で用いられる合成高分子系充填剤は、通
常、特公昭58−45658号に開示された方法、つま
り架橋性単量体および親水性単量体に重合開始剤を加え
て懸濁重合することによって調製される。このとき、耐
圧性を向上させるには架橋度をあげる必要があるが、架
橋部分が疎水性なので、架橋度をあげるとゲルの疎水性
が増し、タンパクの非特異的吸着が生じる。このため架
橋剤量が制限され、十分な耐圧性を得ることが難しい。
さらに上記方法で得られた充填剤は、重合体粒子内の全
体に親水性単量体が分散して存在するため、水性溶媒中
では膨潤・収縮しやすく、このような理由からも耐圧性
が不充分である。
耐圧性に優れ、比較的高速処理が可能で分離能に優れた
充填剤として、多孔性シリカゲルの表面に化学処理がな
されたシリカ系充填剤がある。しかし、このゲルは表面
の残存シラノール基の影響によりタンパクなどの塩基性
基を有する物質を吸着する特性を有する。さらにシリカ
ゲルは酸およびアルカリで溶解するため、溶離液のpH
が3〜8に限定される。
IEC用充填剤として最もよく用いられているゲルには
、スチレン−ジビニルベンゼンの架橋共重合体粒子の表
面にイオン交換基を導入したゲルおよびスチレン、ジビ
ニルベンゼンとイオン交換基を有する単量体との架橋共
重合体ゲルがある。これらのゲルにおいても、上記GP
C用ゲルと同様、架橋度が不充分であるという理由で、
ある″いは、イオン交換基が粒子内部に存在するため膨
潤・収縮しやすいという理由で、耐圧性に劣る。さらに
、シリカ系の充填剤に比較して分離性能が劣る。シリカ
系IEC用充填剤は、シリカゲルの表面にイオン交換基
を化学結合させて得られる。この充填剤は、前記のよう
に、分離性能が良好であるが、骨格がシリカゲルである
ため上記GPC用ゲルと同様の欠点を有する。
さらに、上記水系GPCおよびIEC用充填剤に使用さ
れ得、比較的耐圧性に優れた充填剤を得る方法として、
特開昭59−18705号、特開昭62−63856号
および特開昭63−79064号に、いわゆるシード重
合法が開示されている。これは、架橋重合体粒子に重合
開始剤および単量体を含浸させて、これをさらに懸濁重
合に供し、二層構造の粒子を得ようとする方法である。
この方法において、架橋重合体粒子に含浸させる単量体
として親水性単量体を用いれば、親水性の充填剤が得ら
れる。しかし、得られる粒子内部に親水性基が存在する
ため、上記と同様の理由により、水系溶媒中で膨潤・収
縮しやすく、従って耐圧性はなお不充分である。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は上記従来の欠点を解決するものであり、その目
的とするところは、タンパクなどの親水性物質の分離に
適したクロマトグラフィー用充填剤であって、耐圧性が
高く、膨潤・収縮が少なく、かつタンパクなどの非特異
吸着が少ない充填剤およびその製造法を提供することに
ある。本発明の他の目的は、上記優れた性質を有し、特
にGPCおよびIECに好適な充填剤およびその製造法
を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明の液体クロマトグラフィー用充填剤は、疎水性架
橋重合体粒子の表面部分に親水性重合体の層が形成され
た被覆重合体粒子からなり、該親水性重合体の層の厚さ
が10〜300大であり、そのことにより上記目的が達
成される。
本発明の液体クロマトグラフィー用充填剤の製造法は、
重合開始剤を含浸させた疎水性架橋重合体粒子を調製す
る工程;および該疎水性架橋重合体粒子を分散させた水
性分散液に親水性単量体を添加し、該疎水性架橋重合体
粒子の表面部分で該親水性単量体を重合させ、該疎水性
架橋重合体粒子の表面部分に親水性重合体の層が形成さ
れた被覆重合体粒子を得る工程を包含し、そのことによ
り上記目的が遠戚される。
本発明に使用される疎水性架橋重合体粒子の素材として
は、1種の疎水性架橋性単量体を単独重合して得られる
疎水性架橋重合体、2種以上の疎水性架橋性単量体を共
重合して得られる疎水性架橋重合体、または1種以上の
疎水性架橋性単量体と1種以上の疎水性非架橋性単量体
との共重合体が用いられる。
上記疎水性架橋性単量体としては、例えばエチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、プロビレングリコールジ(
メタ)アクリレート、ボリブロビレングリコールジ(メ
タ)アクリレートなどのジ(メタ)アクリル酸エステル
;テトラメチロールメタントリ (メタ)アクリレート
、テトラメチロールメタンテトラ(メタ)アクリレート
などの多価アルコールのポリ(メタ)アクリル酸エステ
ル;ジビニルベンゼン、ジビニルトルエン、ジビニルキ
シレン、ジビニルナフタレンなどの2個以上のビニル基
を有する芳香族系化合物などが用いられる。上記疎水性
非架橋性単量体としては、疎水性の性質を有する非架橋
性の重合性単量体であれば、いずれもが使用され得る。
例えばメチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)ア
クリレート、プロピル(メタ)アクリレート、イソプロ
ピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレー
ト、t−ブチル(メタ)アクリレートなどの(メタ)ア
クリル酸エステル:酢酸ビニル;およびスチレン、メチ
ルスチレンなどのスチレン系単量体が用いられる。上記
架橋性および非架橋性の単量体を混合して用いる場合に
は、架橋性単量体が全単量体100重量部に対し10重
量部以上、好ましくは20重量部以上となるように使用
される。
本発明において、疎水性架橋重合体粒子を被覆する親水
性重合体に使用される親水性単量体は、水性分散媒中に
溶解可能な重合性単量体の中から、得られる充填剤の使
用目的に応じて選択される。
例えば陽イオン交換クロマトグラフィーに用いる充填剤
を調製する場合には、アクリル酸、メタクリル酸、また
は他のカルボキシル基を有する重合性単量体が用いられ
る。陰イオン交換クロマトグラフィーに用いる充填剤を
調製する場合には、ジメチルアミノエチル(メタ)アク
リレート、ジエチルアミノエチル(メタ)クリレート、
アリルアミン、メタクリレートハイドロオキシプロピル
トリメチルアンモニウムクロライド、メタクリレートジ
メチルアミノエチルトリメチルアンモニウムクロライド
などが用いられる。GPCに用いる充填剤を調製する場
合には、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、
グリセロールモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレン
グリコールモノ (メタ)アクリレートなどが用いられ
る。
上記親水性単量体は、必要に応じて二種以上が混合して
用いられ得る。親水性単量体の使用量は単1体の種類に
よって異なるが疎水性架橋重合体100重量部に対して
5〜50重量部の割合である。
本発明の方法により液体クロマトグラフィー用充填剤を
調製するには、まず、疎水性架橋重合体粒子が調製され
る。この疎水性架橋重合体粒子は既知の任意の水性懸濁
重合法により調製され得る。
例えば、上記疎水性架橋性単量体および必要に応じて疎
水性非架橋性単量体と重合開始剤とを希釈剤に溶解させ
る。単量体を希釈剤に溶解させると、得られる重合体粒
子中に希釈剤である有機溶媒が分散して存在するため、
重合終了後に有機溶媒を除去することにより、多孔性の
球状粒子が得られる。希釈剤として上記疎水性単量体混
合物と相溶性の異なる種々の有機溶媒を使用することに
より、多孔性重合体の細孔の大きさを任意に変化させる
ことが可能である。イオン交換クロマトグラフィー用充
填剤を調製する場合には、重合体粒子は多孔性である必
要はないので、必ずしも希釈剤を添加する必要はない。
この単量体の希釈液、または、単量体と重合開始剤とを
、ポリビニルアルコール、リン酸カルシウムなどの懸濁
安定剤を溶解させた水相に添加し、窒素置換後撹拌しな
がら40〜100°Cに加熱することにより懸濁重合を
行う。
ここで用いられる重合開始剤、および得られた疎水性架
橋重合体粒子(後述)に含浸させる重合開始剤は、ラジ
カルを発生する触媒であり、疎水性であれば特に限定さ
れない。例えばベンゾイルパーオキサイド、アセチルパ
ーオキサイド、クメンパーオキサイドなどの有機過酸化
物;アゾビスイソブチロニトリル、アゾビスイソブチロ
アミドなどのアゾ化合物など既知のラジカル発生触媒の
いずれもが使用され得る。
希釈剤としては、上記単量体を溶解させ、かつその重合
体を溶解しない有機溶媒のいずれもが使用可能である。
例えば、トルエン、キシレン、ジエチルベンゼン、ドデ
シルベンゼンなどの芳香族炭化水素類;ヘキサン、ヘプ
タン、オクタン、デカンなどの飽和炭化水素類;イソア
ミルアルコール、ヘキシルアルコール、オクチルアルコ
ールなどのアルコール類があげられる。その使用量は何
ら限定されないが上記単量体100重量部に対して15
〜200重量部の割合であることが好ましい。
次に、得られた疎水性架橋重合体粒子に重合開始剤を含
浸させる。重合開始剤を含浸させるには、該重合開始剤
を、低沸点で、かつ疎水性架橋重合体と親和性の良い溶
媒に溶解させ、これに上記疎水性架橋重合体粒子を浸漬
する。このことにより重合開始剤が粒子中に浸透する。
これを必要に応じて重合開始剤の分解点以下の温度で加
熱して、溶媒を留去すれば重合開始剤を疎水性架橋重合
体粒子中に含有する粒子が得られる。この重合開始剤含
有粒子を上記親水性単量体が溶解する水性分散媒中に分
散させ、あるいは、該粒子が分散する水性媒体中に親水
性単量体を添加し、溶解させて、窒素置換後撹拌下に加
熱して重合を行なう。水性分散媒には疎水性架橋重合体
の分散性を安定させるため、カルボキシメチルセルロー
ス、ポリビニルアルコールなどの分散安定剤を添加して
もよい。
重合の温度および時間は、反応させる親水性単量体の種
類と、重合開始剤の種類によっても異なるが、40〜1
00℃で0.5〜40時間程度である。
上記重合開始剤を含浸させた架橋重合体粒子を親水性単
量体の重合反応に供する方法の他、疎水性架橋重合体粒
子の調製に引き続いて親水性単量体を反応させる連続法
によっても上記二層構造の重合体粒子が調製され得る。
この方法においては、まず、上記架橋重合体粒子を調製
するための重合反応を開始させる。重合がある程度進行
し、かつ未反応の重合開始剤が残存しているときに上記
親水性単量体を反応系に加える。このような状態におい
ては、系内の油相および生成した疎水性架橋重合体粒子
内部に重合開始剤が存在するため、引き続いて親水性単
量体の重合が起こり、しかも該疎水性架橋重合体粒子の
表面部分を被覆する形で親水性重合体の層が形成される
上記各方法で得られた重合体粒子を熱水、有機溶媒など
で十分洗浄し、粒子に含有されている、あるいは付着し
ている懸濁安定剤、溶媒、残存単量体などを除去する。
さらに必要に応じて粒子を分級して、クロマトグラフィ
ー用の充填剤が得られる。
ただし、本発明の充填剤は上記の製造方法によって得ら
れるものに限定されるものではない。
本発明の充填剤は、疎水性架橋重合体を骨格とし、親水
性重合体で該疎水性架橋重合体の表面部分が被覆された
2層構造の重合体粒子である。そして、親水性重合体か
らなる被覆層の平均的な厚さは、10〜30OAである
。被覆層の厚さは、後述の実施例中に記載の「被覆層の
平均厚さの測定方法」に従って測定される。平均厚さが
10λより小さい場合は被覆が不完全であり、疎水性架
橋重合体粒子の表面が露出している部分が生じやすい。
このような露出部分があると、被分離物質(例えば、タ
ンパク)が充填剤に非特異的に吸着する可能性がある。
平均厚さが300Åを越える場合は、被覆層自身の膨潤
・収縮が無視できなくなり、分析中に、充填剤の分離能
が低下したり、圧力が上昇したりする。さらに、溶離液
との平衡化に時間がかかるようになるために分析時間が
長くなるか、あるいは、分離能が低下する。
本発明の充填剤は、骨格部分に架橋度の高い重合体を用
いているので、機械的強度が極めて大きく耐圧性に優れ
た液体クロマトグラフィー用充填剤を得ることができる
。さらに、この充填剤の骨格部分には親水性の基が存在
しないため、膨潤および収縮の度合が極めて低い。表面
は親水性の重合体で被覆されるためタンパクなどの非特
異的吸着がない。適当な親水性単量体を選択することに
より、粒子表面の親水性の度合、イオン交換能などが調
節できるので、分析あるいは分離を目的とする親水性物
質の種類に応じた所望のIECあるいはGPC用の充填
剤が得られう、る。この充填剤は広いpH範囲において
使用することが可能である。さらに、上記のように耐圧
性が大きく、膨潤・収縮の度合が極めて低いため、粒径
の微小化が図れ、その結果、高精度での分離が可能とな
る。高圧条件下での使用が可能なため、迅速分析がなさ
れ得る。
(実施例) 以下に本発明を実施例につき説明する。
以下の実施例および比較例において得られた充填剤の物
性測定および性能評価の方法は次の通りである。
「被覆層の平均厚さの測定方法」 充填剤に用いる被覆重合体粒子をエポキシ樹脂に包埋し
た後、Reichart−Jung社製ミクロトームU
LTRACUTEを用いて厚さ約900Aの切片を得る
。この切片を、カチオン交換型充填剤は硝酸銀溶液(容
量分析用、和光純薬工業■製)を用いて、アニオン交換
型充填剤またはGPC用充填剤ではオスミウム酸溶液(
11子顕微鏡用、和光純薬工業■製)を用いて、ラベル
または染色し、日本電子■型透過型電子顕微鏡JEM1
00Sにて観察および写真撮影を行い、親水性基の分布
状態および親水性重合体からなる被覆層の平均厚さを測
定した。
「充填剤の評価方法」 IEC用充填剤については、これを内径6mmおよび長
さ75mmのステンレス製カラムに充填し、耐圧性およ
び水に対する膨潤性を調べた。耐圧性はカラムに精製水
を流し、流速を変えて流速と圧力損失との関係より測定
した。膨潤性は、イオン強度の異なる液を流した時のカ
ラム圧の変化より求めた。
京都電子工業■製電位差自動滴定装置AT−310によ
り充填剤表面のイオン交換基を定量した。さらに、積木
化学工業■製液体クロマトグラフシステム5SLC−2
0を用いてタンパクの分離を行った。
陽イオン交換クロマトグラフィー用充填剤では、さらに
、■京都筒−科学製111−AUTOAt。でヒト血液
の分析を行い分離能などを従来品と比較した。
測定方法は次の通りである。ヒト血液検体として、同一
人(健常人)の血液を採取後直ちにヘパリンを添加した
ものを用いた。血液検体は、本装置付属の専用溶血液2
1L<ノニオン系界面活性剤を含むリン酸緩衝液)によ
って、 自動的に290倍に希釈・溶血される。溶離液
は本装置付属の専用試薬であるA液(pH5,9のリン
酸緩衝液)、 B液(pH7,2のリン酸緩衝液)およ
びC液(pH5,9のリン酸緩衝液)を使用した。
GPC用充填剤については、これを内径7.5mmおよ
び長さ500IImのステンレス製カラムに充填し、I
EC用充填剤と同様にして、耐圧性を評価した。膨潤性
については、乾燥状態と精製水に浸漬した状態の粒径の
違いを、遠心沈降式粒度分布測定装置5A−CF2 (
■島津製作所製)で測定することにより評価した。
さらに、分子量既知の標準サンプルを用いて較正曲線を
作成し排除限界分子量(以下M Liraと略す)を求
めた。GPCにおける較正曲線とは被分離物質の分子量
とクロマトグラムにおける溶出容量との関係を表わす曲
線であり、第1図に示すように縦軸に被分離物質(ポリ
マーまたはオリゴマー)の分子量(M)の対数を、横軸
に溶出容量(Ve)を目盛ったグラフ上にプロットして
得られる曲線である。第1図で傾斜した直線の延長と縦
軸に平行な線の延長が交わる点の縦軸の値が、排除限界
分子JIMLimである。較正曲線作成時の分析条件を
以下に示す。
相尤縄楽工果■製 本°リエチレンク゛す〕−ル  0.5%水溶液溶離液
   精製水 流速    i、o鰍/分 検出器   昭和電工■製 示差屈折計5E−51各実
施例のGPC用充填剤についてM Limを求めた。さ
らに、50n+Mリン酸緩衝液を溶離液として各種タン
パクのGPC分析を行い、較正曲線を描いた。
寛凰姓よ 疎水性架橋重合体粒子として積木化学工業■製ポリスチ
レン系ゲルHSG−50200gを用い、これをベンゾ
イルパーオキサイド(重合開始剤)0.5gが溶解して
いるアセトン1込に浸漬して該重合開始剤を含浸させた
。次に、アセトンを20℃において減圧下で留去した。
1%ポリビニルアルコール水溶液2.5込に上記の含浸
処理した疎水性架橋重合体を懸濁させ、撹拌しなからオ
クタエチレングリコールモノメタクリレート(親水性単
量体)SOgを添加し、窒素置換後80°Cで2時間重
合反応を行った。生成物を熱水およびアセトンで順次洗
浄し、乾燥した。得られた微小のポリマー粒子を日清エ
ンジニアリング■製空気分級機ターボクラシファイアT
C−15Nにより分級して粒径が8〜10μmの粒子を
集め、GPC用充填剤を得た。これを内径7.50およ
び長さ500mmのステンレス製カラムに充填した。
充填は精製水120胤に充填剤20gを取り10分間撹
拌した後、 2.Oma/分で定流量充填することによ
り行った。
上記の方法により耐圧性および膨潤性の評価を行った。
耐圧性評価においては、120kg/am2まで圧力損
失が流速と比例した。膨潤性試験を行ったところ、乾燥
状態と精製水に浸漬した状態での粒径の違いはなく、水
系溶媒中で膨潤しないことがわかった。
充填剤を上記の方法によりオスミウム酸で染色して、被
覆層の平均厚さを測定したところ、約50λであった。
さらに上記の評価方法に従って、較正曲線を作成した。
得られた較正曲線を第2図に示す。M Lfmは5.0
XI05であった。ここで、第2図および後述の第4r
XJ、第5図、第7図の較正曲線におけるプロット1〜
6はデキストランサンプルを用いて得られた結果であり
、デキストランの分子量は、それぞれ1が200000
0.2が500QOO13が100000.4が700
00.5が40000.モして6が10000である。
プロット7〜10はポリエチレングリコールサンプルを
用いて得られた結果であり、分子量はそれぞれ、7が1
0000.8が6000. 9が2000゜モして10
が600である。
種々のタンパク(Sig+aa社製)の分析を行った結
果、得られた較正曲線を第3図に示す。ここで、第3図
および後述の第6図、第8図におけるプロット11〜2
0はそれぞれ、11はチログロブリン(分子量6600
00、以下括弧内は分子量を示す)、12はγ−グロブ
リン(156000) 、13は牛血清アルブミン(6
7000)、14はオブアルブミン(43000)、1
5はベルオキシダーゼク40200)、16はβ−ラク
トグロブリン(35000)、17はミオグロビン(1
6900)、18はリボヌクレアーゼA (13700
)、19はチトクロームC(12400)、20はグリ
シン4量体(246)を用いて得られた結果である。
里狡園工 疎水性非架橋性単量体であるスチレン100g、疎水性
架橋性単量体であるジビニルベンゼン200g。
親水性単量体であるオクタエチレングリコールモノメタ
クリレート100gおよび重合開始剤であるベンゾイル
パーオキサイド1gをトルエン270 gに溶解し、4
%ポリビニルアルコール水溶液2.5JZに添加して、
撹拌しながら調粒した後、窒素雰囲気下で80°Cに加
熱し懸濁重合した。80℃で8時間重合した後、生成物
を実施例1と同様な操作により分級、充填し評価した。
耐圧性については60kg/cm2まで圧力損失が流速
と比例した。膨潤性試験を行ったところ、平均粒径が9
.2μlから12.5μlに変化し、充填剤の膨潤の度
合が高いことがわかった。オスミウム酸染色後上記の方
法により充填剤粒子の被覆層の厚さを測定しようとした
ところ、充填剤粒子の内部にも水酸基が一様に分布して
いた。
較正曲線を描いてM Limを求めようとしたところ、
ポリエチレングリコールは分子量が大きいほど溶離液へ
の溶解性が低くなり、充填剤の疎水性相互作用により、
分子量の大きいものが後に溶出される結果となった。得
られた較正曲線を第4図に示す。
及狂皿主 親水性単量体として2−ヒドロキシエチルメタクリレー
トを用いたこと以外は実施例1と同様にしてGPC用充
填剤の調製を行い、これを評価した。
耐圧性については120kg/am2まで圧力損失と流
速とが比例した。膨潤性試験を行ったところ乾燥状態と
精製水に浸漬した状態での粒径の違いはなかった。被覆
層の厚さは、約100 Aであった。MLimは、 1
.0X106であった。得られた較正曲線を第5図に、
そしてタンパクの分析結果を第6図に示す。
尖1駆−工 疎水性架橋性単量体であるジエチレングリコールジメタ
クリレートtso gおよびテトラメチロールメタンテ
トラアクリレートl50gと重合開始剤であるベンゾイ
ルパーオキサイド1gとを希釈剤であるトルエン200
gに溶解させた。これを4%ポリビニルアルコール水溶
液2.5I2.に添加して、撹拌しながら調粒した後、
窒素置換下で80°Cに加熱し懸濁重合を行った。80
 ’Cで8時間重合した後、生成物を熱水およびアセト
ンで順次洗浄し、乾燥して微小の疎水性架橋重合体粒子
を得た。この疎水性架橋重合体粒子200gを用い、親
水性単量体としてオクタエチレングリコールモノメタク
リレートを用いて、実施例1に準じて充填剤を調製し、
その評価を行った。
耐圧性については100kg / am2まで圧力損失
と流速とが比例した。膨潤性試験を行ったところ、乾燥
状態と精製水に浸漬した状態での粒径の違いはなかった
。被覆層の厚さは約100大であった。MLimは7.
0X105であった。得られた較正曲線を第7図に、そ
してタンパクの分析結果を第8図に示す。
奥Jll工 疎水性架橋性単量体であるジエチレングリコールジメタ
クリレート150gおよびテトラメチロールメタンテト
ラアクリレート150 g、 そして親水性単量体であ
るオクタエチレングリコールモノメタクリレート75g
を用いたこと以外は比較例1と同様にして微小のポリマ
ー粒子を得た。得られたポリマー粒子を実施例1と同様
に分級し、充填しようとしたところ、ゲルが軟質のため
充填液が流れず、充填ができなかった。充填剤粒子の被
覆層の厚さを測定しようとしたところ、充填剤粒子の内
部に一様に水酸基が観察された。
支血園土 疎水性架橋性単量体としてジエチレングリコールジメタ
クリレート300gを用い、実施例3に準じて疎水性架
橋重合体を調製した。親水性単量体として陰イオン交換
能を有するジエチルアミノエチルメタクリレート50g
を用い、実施例1と同様の操作でIEC用充填剤を調製
した。前記IEC用充填剤の評価方法に従い、充填剤の
評価を行った。
その結果、耐圧性については150kg/c+m2まで
圧力損失と流速とが比例した。膨潤性試験を行ったとこ
ろ、溶離液を精製水から0,5MのNaC1溶液ζこ変
えた場合、カラム圧力の上昇は認められなかった。
滴定により充填剤表面のイオン交換能を測定したところ
、0.05meq/gであった。充填剤粒子の被覆層の
厚さは、約50Aであった。さらに積木化学工業■製液
体クロマトグラフシステム5SLC−20を用い、数種
のタンパク(Sigma社製)の混合物の分析を行った
。溶離は、20mMピペラジン−塩酸緩衝液(pH6,
0、以下A液と表す);およびA液と0.5MNaC1
(pH6,0)との等量混合物(以下B液と表す)を用
い、A液100%からB液100%へのリニアグラジェ
ント法により行った。その結果得られたクロマトグラム
を第9図に示す。第9図において、ピーク21はコナル
ブミン、22はトランスフェリン、そして23はオブア
ルブミンに起因するピークである。
実10ti 疎水性重合性単量体として疎水性非架橋性単量体である
スチレン100gと疎水性架橋性単量体であるジビニル
ベンゼン200gを用い、実施例3に準じて疎水性架橋
重合体を調製した。さらに親水性単量体として陽イオン
交換能を有するアクリル酸50gを用い、実施例1と同
様に操作してIEC用充填剤を得、その評価を行った。
その結果、耐圧性については150kg/ am2まで
圧力損失と流速とが比例した。膨潤性試験を行ったとこ
ろ、溶離液を40mMのリン酸緩衝液から200mMの
リン酸緩衝液に変えた場合、カラム圧力の上昇は認めら
れなかった。滴定により充填剤表面のイオン交換能を定
量したところ0.08meq/gであった。
充填剤を硝酸銀溶液で処理して上記の方法にしたがって
被覆層の厚さを測定したところ、約8OAであった。さ
らに積木化学工業■製液体クロマトグラフシステム5S
LC−20を用い、数種のタンパク(Sigma社製)
の混合物の分析を行った。溶離は、50mMリン酸緩衝
液(pH7,0,以下A液と表す);およびA液とSO
hM NaC1(pH7,0)との等Jl−混合物(以
下B液と表す)を用い、Alloo%からB液100%
へのリニアグラジェント法により行った。その結果得ら
れたクロマトグラムを第10図に示す。
第10図および後述の第12図、第14図、第16図に
おいて、ピーク24はミオグロビン(ウマ骨格由来)、
25はα−キモトリプシノーゲン(ウシ膵臓由来)、2
6はリボヌクレアーゼA(ウシ膵臓由来)、モして27
はリゾチームにワトリ卵白由来)に起因するピークであ
る。さらに■京都第−科学製Hi−AUTOAlcでヒ
ト血液の分析を行った。その結果得られたクロマトグラ
ムを第11図に示す。第11図および後述の第13図、
第15図において、28はHbA tmおよびAlbs
  29は胎児性Hb (F)、30は不安定型HbA
t。、31は安定型HbA 1゜、 そして32はHb
Asに起因するピークである。
犬遊μを止 疎水性架橋性単量体としてジエチレングリコールジメタ
クリレート300 g、  そして希釈剤としてトルエ
ンに代えてイソアミルアルコール200 gを用い、実
施例3に準じて疎水性架橋重合体粒子を調製した。さら
に、親水性単量体として陽イオン交換能を有するメタク
リル酸50gを用い、実施例1と同様の操作法によりI
EC用充填剤を調製した。
実施例5と同様の評価を行った結果、耐圧性については
150kg/am2まで圧力損失と流速とが比例した。
膨潤性試験を行ったところ、溶離液を40mMのリン酸
緩衝液から20hMのリン酸緩衝液に変えた場合、カラ
ム圧力の上昇は認められなかった。
滴定により測定した充填剤表面のイオン交換能は、0.
05+meQ/gであった。充填剤粒子を硝酸銀溶液で
処理して測定された被覆層の厚さは、約100入であっ
た。さらに積木化学工業■製液体クロマトグラフ5SL
C−20を用いてタンパクの分離を行った。その結果得
られたクロマトグラムを第12図に示す。さらに■京都
第−科学製Hi−AUTOA+。でヒト血液の分析を行
った。その結果得られたクロマトグラムを第13図に示
す。
叉凰凱工 この実施例では、疎水性架橋重合体粒子の調製に続いて
親水性単量体を反応させる連続した重合法を採用した。
疎水性非架橋性単量体としてスチレンioog、疎水性
架橋性単量体としてジビニルベンゼン200gおよびベ
ンゾイルパーオキサイド1gをトルエン200gに溶解
し、4%ポリビニルアルコール水溶液2.5見に添加し
て、撹拌しながら調粒した後、窒素置換下で80℃に加
熱し懸濁重合を行った。80°Cで2時間重合した後、
アクリル酸50gを添加し、さらにg o ’cで2時
間重合し生成物を熱水およびアセトンで順次洗浄し、乾
燥し、分級した。得られた微小のポリマー粒子を実施例
5と同様の方法で評価した。
耐圧性については150kg/cm2まで圧力損失と流
速とが比例した。膨潤性試験を行ったところ、溶離液を
40mMのリン酸緩衝液から200mMのリン酸緩衝液
に変えた場合、カラム圧力の上昇は認められなかった。
滴定により充填剤表面のイオン交換能を測定したところ
、0.07seq/gであった。被覆層の厚さは、約8
0入であった。積木化学工業■製液体クロマトグラフ5
SLC−20を用いてタンパクの分離を行った。その結
果得られたクロマトグラムは第10図と同様であった。
さらに、■京都第−科学製Hi−AUTOA1゜でヒト
血液の分析を行った。その結果得られたクロマトグラム
は第11図と同様であった。
友嵯皿主 親水性単量体としてアクリル酸150gを用いたこと以
外は比較例1と同様の操作でIEC用充填剤を調製した
実施例5と同様の評価を行った結果、耐圧性については
80kg/cm2まで圧力損失と流速とが比例した。膨
潤性試験を行ったところ、溶離液を40mMのリン酸緩
衝液から200 mMのリン酸緩衝液に変えた場合、カ
ラム圧力が20 kg / an2上昇した。このよう
に実施例5の充填剤に比較して耐圧性および耐膨潤性が
劣ることが明らかである。硝酸銀溶液で処理して充填剤
粒子の被覆層の厚さを測定しようとしたところ、充填剤
粒子の内部にもカルボキシル基が存在していることがわ
かった。漬水化学工業■製液体クロマトグラフ5SLC
−20を用いてタンパクの分離を行った。その結果得ら
れたクロマトグラムを第14図に示す。さらに、■京都
第−科学製Hi−AUTOA+。でヒト血液の分析を行
った。その結果得られたクロマトグラムを第15図に示
す。第14図および第15図の結果を、第10図および
第11図と比較すると、明らかに充填剤のタンパクおよ
び糖化ヘモグロビンに対する保持力が弱く、分離能が劣
っていることが明らかである。
塩蝮園工 疎水性重合性単量体として疎水性非架橋性単量体である
スチレン100gと疎水性架橋性単量体であるジビニル
ベンゼン200gを用い、実施例3に準じて疎水性架橋
重合体を調製した。さらに親水性単量体として陽イオン
交換能を有するアクリル酸300gを用い、実施例1と
同様に重合したところ、反応中に凝集が起こり、軟質の
微小ポリマー粒子が得られた。このポリマー粒子を実施
例1と同様に分級し、充填しようとしたところ、粒子が
軟質なため充填液が流れず充填することができなかった
硝酸銀溶液で処理後充填剤粒子の被覆層の厚さは、約4
00Åあった。
え灸園工 疎水性重合性単量体として疎水性非架橋性単量体である
スチレンioo gと疎水性架橋性単量体であるジビニ
ルベンゼン200gを用い、実施例3に準じて疎水性架
橋重合体を調製した。さらに親水性単量体として陽イオ
ン交換能を有するアクリル酸1゜gを用い、実施例1と
同様に操作してIEC用充填剤を得、その評価を行った
その結果、耐圧性については150kg / am2ま
で圧力損失と流速とが比例した。膨潤性試験を行ったと
ころ、溶離液を40mMのリン酸緩衝液から200mM
のリン酸緩衝液に変えた場合、カラム圧力の上昇は認め
られなかった。滴定により充填剤表面のイオン交換能を
定量したところ0. O05meq/gであった。
充填剤を硝酸銀溶液で処理して上記の方法にしたがって
被覆層の厚さを測定したところ、約8Aであり、表面の
1部に被覆されていない箇所が観察された。
さらに漬水化学工業■製液体クロマトグラフ5SLC−
20を用い、数種のタンパク(Sigma社製)の混合
物の分析を行った。その結果得られたクロマトグラムを
第16図に示す。溶出の順序が第1O図と異なるのは、
非被覆層部分とタンパクとの間に疎水性相互作用が生じ
るためと考えられる。
(発明の効果) 本発明によれば、このように、耐圧性に優れ、かつ膨潤
・収縮が少なく、タンパクの非特異的吸着がない水系の
液体クロマトグラフィー用充填剤が得られる。このよう
な充填剤は、GPC用あるいはIEC用の充填剤として
各種親水性物質の単離もしくは分析に広範囲で利用され
得る。
4、   の、 な!H 第1図はゲル浸透クロマトグラフィーにおいて被分離物
質の分子量と溶離液の溶出容量との関係を表す較正曲線
である。
第2図、第4図、第5図および第7図はそれぞれ実施例
1、比較例1、実施例2および実施例3で得られた充填
剤をカラムに充填し、GPC分析を行ったときの較正曲
線を示す。
第3図、第6図および第8図はそれぞれ実施例1.2お
よび3で得られた充填剤をカラムに充填し、タンパクの
分離を行ったときの較正曲線を示す。
第9図は実施例4で得られた充填剤を充填したカラムを
用いてタンパクの分離を行ったときに得られたクロマト
グラムを示す。
第10図、第12図、第14図および第16図、は、そ
れぞれ実施例5、実施例6、比較例3および比較例5で
得られた充填剤を充填したカラムを用いてタンパクの分
析を行った時に得られたクロマトグラムを示す。
第11図、第13図および第15図は、それぞれ実施例
5、実施例6および比較例3で得られた充填剤を充填し
たカラムを用いて血液の分析を行った時に得られたクロ
マトグラムを示す。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、疎水性架橋重合体粒子の表面部分に親水性重合体の
    層が形成された被覆重合体粒子からなり、該親水性重合
    体の層の厚さが10〜300Åである、液体クロマトグ
    ラフィー用充填剤。 2、液体クロマトグラフィー用充填剤の製造法であって
    、 重合開始剤を含浸させた疎水性架橋重合体粒子を調製す
    る工程;および 該疎水性架橋重合体粒子を分散させた水性分散液に親水
    性単量体を添加し、該疎水性架橋重合体粒子の表面部分
    で該親水性単量体を重合させ、該疎水性架橋重合体粒子
    の表面部分に親水性重合体の層が形成された被覆重合体
    粒子を得る工程;を包含する液体クロマトグラフィー用
    充填剤の製造法。
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