JPH0373574B2 - - Google Patents

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JPH0373574B2
JPH0373574B2 JP58009426A JP942683A JPH0373574B2 JP H0373574 B2 JPH0373574 B2 JP H0373574B2 JP 58009426 A JP58009426 A JP 58009426A JP 942683 A JP942683 A JP 942683A JP H0373574 B2 JPH0373574 B2 JP H0373574B2
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mol
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Hayashi Kurosawa
Kunio Matsuki
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Showa Denko KK
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G73/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule, not provided for in groups C08G12/00 - C08G71/00
    • C08G73/06Polycondensates having nitrogen-containing heterocyclic rings in the main chain of the macromolecule
    • C08G73/10Polyimides; Polyester-imides; Polyamide-imides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
    • C08G73/1067Wholly aromatic polyimides, i.e. having both tetracarboxylic and diamino moieties aromatically bound
    • C08G73/1071Wholly aromatic polyimides containing oxygen in the form of ether bonds in the main chain
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G73/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule, not provided for in groups C08G12/00 - C08G71/00
    • C08G73/06Polycondensates having nitrogen-containing heterocyclic rings in the main chain of the macromolecule
    • C08G73/10Polyimides; Polyester-imides; Polyamide-imides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
    • C08G73/1057Polyimides containing other atoms than carbon, hydrogen, nitrogen or oxygen in the main chain
    • C08G73/1064Polyimides containing other atoms than carbon, hydrogen, nitrogen or oxygen in the main chain containing sulfur
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G75/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing sulfur with or without nitrogen, oxygen, or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G75/20Polysulfones
    • C08G75/23Polyethersulfones

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、アリーレンエーテルスルホン結合及
びアリーレンエーテルスルホンイミド結合の両者
からなり、すぐれた機械強度、耐熱性及び耐熱老
化特性と良好な加工性とを有するポリエーテルス
ルホンイミド共重合体に関するものである。 ポリアリーレンエーテル樹脂は、その製造法が
特公昭46−21458号公報やポリマー(Polymer)、
18巻、359ページ(1977年発行)に記載されてい
る。これらの重合体は、すでに市販され、各種産
業分野でも使用に供されていることは周知の通り
である。しかしながら、電気・電子分野に於ける
技術の進歩とともに、プラスチツク材料に対する
要求特性はますます厳しくなり、耐熱性、強度、
溶剤環境下での強度の保持等の多様なニーズがあ
り、それらの要求を満した材料の出現が待望され
ている。 本発明者は、原材料が入手し易く、かつ、比較
的容易な手段で製造しうる脂肪族基を含有しない
新規なポリエーテルスルホンイミド共重合体(以
下共重合体を重合体と略称する)が、すぐれた機
械強度、耐熱性及び良好な耐熱老化特性と良好な
加工性とを有する重合体であることを見出し本発
明を完成した。 本発明に係る重合体は、式()及び式()
の構造単位からなり、単位()と単位()の
比率がモル比で95:5〜40:60であり、30℃のN
−メチルピロリドン中で測定した対数粘度が少な
くとも0.4の値を有する式(P)で表わされる共
重合体である。 但し Ar1
【式】
【式】
【式】 Ar2
【式】又は
【式】 Ar3
【式】
【式】
【式】 mは1〜30の正の数もしくは0〜30の間の一定
の分布をもつ数値の平均値である。()の含量
が、5モル%未満では、耐熱性や耐溶剤性がかな
らずしも良好でなく、60モル%を越えると、成形
加工性が乏しくなり実用的でなくなる。 本発明の好ましい重合体は、式()の単位と
して、 式() の単位を有する重合体であり、更に好ましい重合
体は、式()の単位として、式()の単位を
有し、かつ、式()の単位として、式() の単位を有する重合体である。 一般に単位()の比率がふえると、重合体の
溶媒に対する溶解性が低下する。例えば単位
()、()を含む重合体では、単位()の比
率を大きくすると(例えば50モル%)30℃のN−
メチルピロリドンに溶解しなくなるが、温度を高
くすれば溶解する。 本発明に係る重合体は30℃のN−メチルピロリ
ドンに溶解するものについては、30℃における下
記対数粘度が少なくとも0.4の値を有する事が好
ましい。 又、30℃のN−メチルピロリドンに溶解しない
ものについては、150℃の同溶媒中における対数
粘度が少なくとも0.3の値を有する事が好ましい。 対数粘度=ln(t/to)/C 但し to:粘度計中の溶媒の流出時間 t:粘度計中のポリマー溶液の流出時間 C:ポリマー溶液の濃度0.5g/dl 本発明の重合体は、対応するポリエーテルスル
ホン樹脂と比較すると、熱変形温度が高くなつて
いるばかりでなく、ある程度の極性を有する溶剤
に対する対ストレスクラツク性が向上している。 耐熱性がすぐれていることがすでに知られてい
る下式 を有するポリイミドは、耐熱性は良好な反面、成
形加工性に乏しく、溶媒に不溶な為、ポリイミド
の前駆体でフイルム化し、その後、熱処理を加
え、ポリイミドとする等の複雑な工程が必要であ
る。また、溶融成形は不可能な為、複雑な形状に
できない等の難点を有している。これに対し、本
発明の重合体は、耐熱性と高極性溶剤に対する溶
解性、溶融成形性とが適度にバランスのとれた材
料である。例えばフイルム化に際しても、イミド
構造を含有するにもかかわらず、高極性溶剤の溶
液からのフイルム化あるいは、溶融押出成形によ
るフイルム化等適宜選択をすることができる。 本発明に係る重合体の製造方法の一例を示せば
式()及び式()に示される単量体を反応さ
せることによつて製造される。 式中、Ar1、Ar2、Ar3はさきに定義した通りで
ありmは30以下の正の数を表わす。式()で示
されるエーテルスルホンジアミンは、一般には重
合度の分布をもつており、mはその平均値として
表示される。 式()で示されるエーテルスルホンジアミン
は、二価フエノール、アミノフエノール及びP,
P′−ジクロルジフエニルスルホンを、 アルカリ金属化合物(例えば、水酸化アルカ
リ、炭酸アルカリ、重炭酸アルカリ)の存在下、
高極性溶剤中で反応せしめることにより、得るこ
とができ、その反応は下式によつて示される 式中、Ar1、Ar2、mは前記した通りエーテル
スルホンジアミンは、上記の反応式に示す如き反
応で得られた反応溶液をそのまま、次の重合反応
に用いることができるが、エーテルスルホンジア
ミンを反応液から分離したものを使つてもよい。 好ましいエーテルスルホンジアミンの例として
は、下式() で示されるものである。 式()で示される芳香族テトラカルボン酸無
水物の例としては、無水ピロメツト酸、3,3′,
4,4′−ジフエニルテトラカルボン酸無水物、
3,3′,4,4′−ベンゾフエノンテトラカルボン
酸無水物があげられる。 本発明の重合体は式()及び式()で夫々
示される二種類の単量体(夫々「単量体」及び
「単量体」と略称する)を反応させることによ
つて得られるが、その反応は、次の二つのステツ
プに分けて実施される。 (1) 実質上当モル量の単量体と単量体とを付
加反応させてポリエーテルスルホンアミド酸を
製造する。 (2) ポリエーテルスルホンアミド酸を脱水閉環反
応させて、ポリエーテルスルホンイミドとす
る。 以下、上記の夫々のステツプについて詳細に説
明をする。 ポリエーテルスルホンアミド酸製造 不活性の高極性溶剤中で実質上当モル量の単量
体と単量体とを付加反応せしめる。 不活性の高極性溶剤としては、単量体、お
よび生成するポリエーテルスルホンアミド酸に対
して不活性であることが必要である。これらの溶
剤は、単量体、単量体を溶解することが好ま
しく、更に生成するポリエーテルスルホンアミド
酸をも溶解するものが好適である。 このような溶剤としては、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリド
ン、スルホラン、クレゾール等があげられる。 これらの中でも、ジメチルアセトアミド、N−
メチルピロリドン、スルホランは、単量体の合
成の溶剤としても、次のステツプのイミド化の溶
剤としても共通的に使うことができること等から
好ましい。 付加反応の温度は、0〜50℃であり、5〜40℃
が好ましい。反応時間は1〜10時間が一般的であ
る。 分子量調節や末端安定化の目的でアニリンや無
水フタル酸の如き末端停止剤の存在下で反応を行
なうことができる。 得られるポリエーテルスルホンアミド酸を次の
ポリエーテルスルホンイミド合成に用いるに当つ
て反応溶液をそのまま用いてもよいし、反応溶液
から回収してから用いてもよい。 ポリエーテルスルホンイミドの製造 上記の方法で付加反応せしめて得られたポリエ
ーテルスルホンアミド酸を脱水閉環させることに
よつて、本発明のポリエーテルスルホンイミドと
することができる。脱水閉環させるに当つては、
熱的な方法および、化学的な方法のいずれの方法
でも採用できる。 以下に、脱水閉環の方法について述べる。 ポリエーテルスルホンアミド酸を溶剤の存在
下又は不存在下で、120〜380℃の温度に加熱し
脱水閉環によつて生成する水を減圧下、もしく
は常圧下で除去しつつポリエーテルスルホンイ
ミドとすることができる。 溶剤不存在下で実施する場合には、150〜380
℃の温度が使用されることが好ましく、生成水
を効率よく除去する為には、減圧下で除去する
ことが好ましい。 用いることができる溶剤は、ポリエーテルス
ルホンアミド酸およびポリエーテルスルホンイ
ミドに対して不活性の溶剤である。 好ましい溶剤は、ジメチルアセトアミド、N
−メチルピロリドン、スルホランであり、重合
体をこれらの溶剤に溶解せしめて、均一の溶液
とし、減圧下もしくは、常圧下、120〜200℃の
温度で生成水を除去することが望ましい。生成
水の除去の為に水と共沸混合物を形成する不活
性な溶剤を用いることができる。このような共
沸溶剤としては、たとえば、トルエン、クロル
ベンゼンキシレン等があげられる。 以上示した熱的に脱水閉環せしめる方法の具
体的な実施の態様としては、例えば以下の方法
がある。 −1:粉末状ポリエーテルスルホンアミド酸を
150℃〜重合体のガラス転移点未満の温度で
真空下で加熱せしめる。 −2:300〜400℃の温度下、ベント付押出機を
用いて、溶融状態で脱水閉環せしめる。 −3:フイルムもしくは塗膜とした後、150〜
380℃の温度に加熱し脱水閉環せしめる。 −4:スルホランの如き、溶剤中にポリエーテ
ルスルホンアミド酸を溶解せしめ、共沸溶剤
を添加して、加熱し、生成水を共沸留去する
ことによつて、脱水閉環せしめる。 目的に応じ上記方法を適宜使い分けることがで
きる。 ポリエーテルスルホンアミド酸を不活性な高
極性溶剤に溶解させ、0〜50℃の温度で、脱水
剤を作用させることによつて、ポリエーテルス
ルホンイミドとすることができる。 不活性な高極性溶剤としては、ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロ
リドン、スルホラン等があげられるが、ジメチル
アセトアミド、N−メチルピロリドン、スルホラ
ンが好ましい。 脱水剤としては、無水酢酸が好ましい。脱水剤
の添加量は、イミド化が達成された時点で系に存
在すると推定される水の量に対して少なくとも等
モル以上であり、理論量の1.2倍モル以上が好ま
しい。 尚、脱水反応に際しては、脱水剤とともに、ピ
リジンを添加することにより反応を促進させるこ
とができる。 第一ステツプおよび第二ステツプで得られるポ
リエーテルスルホンアミド酸およびポリエーテル
スルホンイミドは、反応混合物を重合体の非溶剤
に注ぐことによつて容易に回収される。 非溶剤としては水、脂肪族アルコール(メチル
アルコールが好ましい)、脂肪族ケトン(アセト
ン、メチルエチルケトンが好ましい)、炭化水素
(トルエンが好ましい)等が挙げられる。 本発明のポリエーテルスルホンイミド重合体
は、溶融成形もしくは溶剤を用いた成形手段によ
つて、種々の形状に成形することができる。その
すぐれた機械強度や高い熱変形温度を利用して、
電気電子部品、自動車電装品、航空機部品、精密
部品等の各種産業分野の材料として使用すること
ができる。 以下、本発明の実施の態様を実施例によつて具
体的に説明するが、これら実施例は、本発明の範
囲をなんら限定するものではない。 実施例 1 エーテルスルホンジアミンの合成 撹拌器、N2導入口、コンデンサー、温度計を
装着した2のフラスコに、P−アミノフエノー
ル21.8g(0.20モル)、4,4′−ビフエノール
167.6g(0.90モル)、4,4′−ジクロルジフエニ
ルスルホン287.2g(1.00モル)、無水炭酸カリウ
ム145.1g(1.05モル)およびスルホラン1200g
を加えた。 混合物をN2気流下、充分撹拌しながら、180〜
200℃で5時間反応を行なつた。反応生成物を水
に注ぎ回収して、60℃/20時間乾燥して、エーテ
ルスルホンジアミン(A)398.2g(収率98.6%)を
得た。過塩素酸−酢酸1/100N液による滴定で
決定したジアミンの平均分子量は4366(理論分子
量4036)であつた。得られた化合物は下記の構造
でmは平均値で9.8であることを示す。 ポリエーテルスルホンイミドの合成 撹拌器、N2導入口、温度計を装着した、2
のフラスコに上で合成したエーテルスルホンジア
ミン87.32g(0.02モル)及びジメチルアセトア
ミド750gを加え、N2雰囲気下で撹拌し、均一溶
液とした。溶液を冷却し、5〜10℃に保ち、無水
ピロメリツト酸4.36g(0.0198モル)を内温が上
昇しないような速度で添加した。2.5時間撹拌を
続けた後、0.6g(0.004モル)の無水フタル酸を
追加し、更に1時間反応を続けた。得られた反応
液に、無水酢酸51.0g(0.50モル)およびピリジ
ン4gを加え、20〜30℃で8時間撹拌を続けた。 得られた反応液を10倍量のメタノールに注ぎ、
重合体を析出させた後、更に2のメタノールを
用いて、充分に粉砕した重合体の洗浄を繰り返し
た。170℃で15時間真空乾燥し、90.4gの黄色重
合体を得た。〔重合体A〕とする。 N−メチルピロリドン中で測定した対数粘度
は、0.60(温度30℃、濃度0.5g/dl、以下の実施
例も同じ)であつた。 示差走査熱量計(パーキンエルマー社製)で測
定したガラス転移温度(Tg)は240℃であつた。 370℃でプレス成形をし、1mm厚及び3mm厚の
試験片を作成し、物性を測定した。 降伏強度 695Kg/cm2 破断強度 604Kg/cm2 破断伸び 68% アイゾツト衝撃強度(ノツチ付)63.3Kg−cm/
cm重合体Aの赤外吸収スペクトルを図面に示し
た。得られた重合体A及び()式の繰り返し単
位だけからなる重合体(ポリフエニレンスルホン
と略称する)の溶剤に対する抵抗性を調べた結果
を表1にまとめた。 同様の処法でサンプルを製造しこの重合体Aの
耐熱老化性を測定した。測定結果を表2に比較材
料とともに示した。高温でも高い耐衝撃性を維持
することがわかる。 本実施例で得られた重合体Aの繰り返し単位
は、次のような構造である。
【表】
【表】
【表】 実施例 2 撹拌器、N2導入口、コンデンサーを先端に付
した水分捕集器、温度計を装着した1のフラス
コに、P−アミノフエノール2.18g(0.02モル)、
4,4′−ビフエノール16.76g(0.09モル)、4,
4′−ジクロルジフエニルスルホン28.72g(0.10モ
ル)、49wt%水酸化ナトリウム水溶液16.33g
(0.20モル)、スルホラン120g及びトルエン150ml
を加えた。 N2をバブリングしながら、徐々に昇温し、内
温110〜120℃でトルエン〜水の共沸混合物を溜出
させ、水分捕集器に水を溜め、トルエンを系に還
流せしめた。水分溜出量が、11.5mlになつた時点
で、溜出トルエンを反応系に還流するのをやめ、
反応混合物中のトルエンを溜出させるとともに
徐々に、温度を上げ0.5時間で、内温を180℃にし
た。 180℃で、5時間反応を実施し、エーテルスル
ホンジアミンの合成を終了した。 反応混合物を100℃に冷却後、スルホラン240g
を添加し、充分撹拌して均一溶液とした。 希釈した反応液を40℃に冷却後、無水ピロメリ
ツト酸2.11g(0.0096モル)を徐々に添加し、こ
の温度で2時間反応させると、粘稠な溶液が得ら
れた。 この溶液に、無水フタル酸0.6g(0.004モル)
を添加し、更に1時間反応させて、末端キヤツピ
ングしたポリエーテルスルホンアミド酸溶液を得
た。 この溶液に無水酢酸51.0g(0.50モル)および
ピリジン4gを加え、40℃で6時間撹拌を続けて
反応を終了した。 得られた反応液をスルホラン100mlで希釈し、
析出している塩化ナトリウムを口別した後、口液
を10倍量の水に注いだ。 析出した重合体を口別後、ミキサーを用いて、
粉砕した後、更に水を用いて洗浄を繰り返した。
充分水切りをし、500mlのメタノールで洗浄した
後、口別し180℃で20時間真空乾燥し、39.7gの
黄色粉末を得た。 N−メチルピロリドン中で測定した対数粘度は
0.56であつた。ガラス転移温度は240.5℃であつ
た。 得られた重合体の赤外吸収スペクトルは、実施
例1に於いて得られた重合体Aのそれと実質的に
同一であつた。 実施例 3 実施例1において、エーテルスルホンジアミン
を合成するために用いたP−アミノフエノールを
65.4g(0.60モル)とし、4,4′−ビフエノール
を130.3g(0.70モル)としたほかは、実施例1
と同様に反応を行ない、エーテルスルホンジアミ
ン320.3g(収率99.1%)を得た。 滴定によつて求めたジアミンの平均分子量は、
3475(理論分子量3232)であつた。これは、式
()におけるmは平均値で7.6であることを示
す。 得られたエーテルスルホンジアミン69.5g
(0.02モル)と無水ピロメリツト酸4.33g(0.0197
モル)とを実施例1と同様の方法で反応せしめ、
更に無水フタル酸0.75g(0.005モル)でキヤツ
ピング反応せしめた後、無水酢酸−ピリジンで脱
水イミド化を実施し、ポリマーを回収した。180
℃/15時間の真空乾燥後、72.7gの黄色粉末を得
た。 N−メチルピロリドン中で測定した対数粘度は
0.54であつた。 Tg=253℃ 降伏強度 711Kg/cm2 破断強度 580Kg/cm2 破断伸び 50% アイゾツト衝撃強度 30.7 本実施例で得られた重合体は、次のような構造
である 重合体の耐溶剤性を表1に示した。 実施例 4〜7 実施例1と同様の方法で、アミノフエノール、
二価フエノールを表3に示した種類及び量を用い
て種々のエーテルスルホンジアミンを合成した。
結果を表3にまとめた。表3に記載のない条件は
実施例1のエーテルスルホンジアミンAの合成条
件と同じにした。
【表】 実施例1で得られたエーテルスルホンジアミン
A、上記で得られたエーテルスルホンジアミン
B、C及びDを表4に示した量、無水テトラカル
ボン酸の種類と量を表4に示した如く用いたほか
は実施例1と同様にしてポリエーテルスルホンイ
ミドを合成した。結果を表4にまとめた。
【表】
【表】 実施例4〜7で得られた重合体は、実質的に次
の構造である。 実施例 8 実施例2と同様に反応を行なつて、ポリエーテ
ルスルホンアミド酸のスルホラン溶液を得た。 この反応液の温度を120℃迄上げ、撹拌しなが
らトルエン60mlを加えた。徐々に昇温し、トルエ
ンが溜出する温度で、トルエンと水を共沸溜去
し、溜出トルエンに見合つたトルエンを反応系に
連続的に追加した。120〜150℃で3時間、トルエ
ン〜水の共沸蒸留を行ないイミド化を行なつた後
徐々に昇温し、180℃/30分加熱し、トルエンを
溜去した。 得られた反応液を冷却し、100mlのスルホラン
で希釈し、析出している塩化ナトリウムを口別し
た後、口液を10倍量の水に注いだ。析出した重合
体をミキサーを用いて、粉砕しつつ、水で洗浄す
る操作を2回実施した後、180℃で20時間真空乾
燥し、対数粘度0.55の黄色重合体38.9gを得た。
得られた重合体の赤外吸収スペクトルは、実施例
1で得られた重合体Aのそれと実質的に同一であ
つた。
【図面の簡単な説明】
図面は実施例1で得られた重合体Aの赤外吸収
スペクトルである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式()及び式()の構造単位からなり、
    単位()と単位()の比率がモル比で95:5
    〜40:60であり、30℃のN−メチルピロリドン中
    で測定した対数粘度が少なくとも0.4の値を有す
    る式(P)で表わされる共重合体 但し Ar1:【式】【式】 【式】 Ar2:【式】又は【式】 Ar3:【式】 【式】 【式】 mは1〜30の正の数もしくは0〜30の間の一定
    の分布をもつ数値の平均値である。 2 式()で示されるエーテルスルホンジアミ
    ンと実質的に等モルの式()で示される芳香族
    テトラカルボン酸無水物とを反応せしめた後、脱
    水閉環反応せしめる事を特徴とする式()及び
    式()の構造単位からなり、単位()と単位
    ()の比率がモル比で95:5〜40:60であり、
    30℃のN−メチルピロリドン中で測定した対数粘
    度が少なくとも0.4の値を有する式(P)で表わ
    される共重合体の製造方法。 式() 但し Ar1:【式】【式】 【式】 Ar2:【式】【式】 mは30以下の正の数を表わす。 式()【式】 但し、Ar3:【式】 【式】 【式】 である。 但し Ar1:【式】【式】 【式】 Ar2:【式】又は【式】 Ar3:【式】 【式】 【式】 mは1〜30の正の数もしくは0〜30の間の一定
    の分布をもつ数値の平均値である。
JP58009426A 1983-01-25 1983-01-25 共重合体及びその製造方法 Granted JPS59136327A (ja)

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