JPH037326A - 表皮材を有する発泡成形品の製造方法 - Google Patents
表皮材を有する発泡成形品の製造方法Info
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- JPH037326A JPH037326A JP14148389A JP14148389A JPH037326A JP H037326 A JPH037326 A JP H037326A JP 14148389 A JP14148389 A JP 14148389A JP 14148389 A JP14148389 A JP 14148389A JP H037326 A JPH037326 A JP H037326A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
本発明は表皮材と発泡体からなる基材の間に溶融性フィ
ルムを介装し、このフィルムを外部から溶融させること
により表皮材と基材とを一体化する発泡成形品の製造方
法に関する。
ルムを介装し、このフィルムを外部から溶融させること
により表皮材と基材とを一体化する発泡成形品の製造方
法に関する。
[従来の技術]
最近、自動車に対する高級化指向が著しい。
例えば、インストルメントパネルにおいて、冷暖気用ダ
クト、空調機取付用のケース等をインモールド成形によ
り取り付け、これにしぼ模様が付された表皮シートを貼
着し、視覚的に一体感を持たせる工夫はその好例と謂え
よう。特に、インストルメントパネルではその屈曲部分
または湾曲部分を形成する表皮材の所定部位に縫い目を
つけ、あたかも皮材を寄せ縫いしてステッチを付与した
ような質感を呈するよう構成したものも普及しつつある
。
クト、空調機取付用のケース等をインモールド成形によ
り取り付け、これにしぼ模様が付された表皮シートを貼
着し、視覚的に一体感を持たせる工夫はその好例と謂え
よう。特に、インストルメントパネルではその屈曲部分
または湾曲部分を形成する表皮材の所定部位に縫い目を
つけ、あたかも皮材を寄せ縫いしてステッチを付与した
ような質感を呈するよう構成したものも普及しつつある
。
このような構造のインストルメントパネルの製造に際し
て、表面に所定模様(皮しぼ模様)を有する表皮シート
を縫い合わせ、この縫合された表皮シートを雄型と雌型
とからなる成形型に挟持した上で発泡成形を行い基材を
形成することが考えられる。この場合、発泡工程におい
て、縫合個所から発泡性樹脂が漏出する虞があり、これ
を回避するために縫合個所をシールテープ等でシールし
なければならない。一方、縫合された表皮シートはイン
ストルメントパネルの外形に倣わせるために複雑な形状
を有し、且つ縫合個所が凹凸を呈するために、発泡工程
において、しわ、ふくらみの生ずる問題がある。
て、表面に所定模様(皮しぼ模様)を有する表皮シート
を縫い合わせ、この縫合された表皮シートを雄型と雌型
とからなる成形型に挟持した上で発泡成形を行い基材を
形成することが考えられる。この場合、発泡工程におい
て、縫合個所から発泡性樹脂が漏出する虞があり、これ
を回避するために縫合個所をシールテープ等でシールし
なければならない。一方、縫合された表皮シートはイン
ストルメントパネルの外形に倣わせるために複雑な形状
を有し、且つ縫合個所が凹凸を呈するために、発泡工程
において、しわ、ふくらみの生ずる問題がある。
この種の不都合を回避するために、表皮シートと基材を
貼り合わせて一体化することも当然に考えられる。
貼り合わせて一体化することも当然に考えられる。
[発明が解決しようとする課題]
然しなから、基材にウレタン等の硬質発泡性樹脂材料を
使用すると、金型から発泡性樹脂からなる基材を容易に
剥離させるための離型剤を塗布する工程、発泡成形工程
終了後において表皮シートとの接着性を良くするために
その離型剤を溶剤あるいはサンドブラスト等によって発
泡成形品から除去する工程、さらには離型剤の除去後、
表皮材と発泡成形品である基材とを一体化するために接
着剤を塗布する工程があるため、生産効率の向上を図る
上で大きな障害となってしまう。
使用すると、金型から発泡性樹脂からなる基材を容易に
剥離させるための離型剤を塗布する工程、発泡成形工程
終了後において表皮シートとの接着性を良くするために
その離型剤を溶剤あるいはサンドブラスト等によって発
泡成形品から除去する工程、さらには離型剤の除去後、
表皮材と発泡成形品である基材とを一体化するために接
着剤を塗布する工程があるため、生産効率の向上を図る
上で大きな障害となってしまう。
本発明は前記の不都合を克服するためになされたもので
あって、発泡成形品である基材側に予めその形状に則し
た溶融性フィルムを係着し、これによって離型剤を不要
とすると共に、表皮材と基材とを一体化する際には両者
を接合するための接着剤を不要とし、これによって成形
品の生産効率を高め且つ煩雑な工程を必要としない表皮
材を有する発泡成形品の製造方法を提供することを目的
とする。
あって、発泡成形品である基材側に予めその形状に則し
た溶融性フィルムを係着し、これによって離型剤を不要
とすると共に、表皮材と基材とを一体化する際には両者
を接合するための接着剤を不要とし、これによって成形
品の生産効率を高め且つ煩雑な工程を必要としない表皮
材を有する発泡成形品の製造方法を提供することを目的
とする。
[課題を達成するための手段]
前記の課題を達成するために、本発明は表皮材と発泡性
樹脂からなる基材との間に介装されたフィルムを溶融さ
せることにより、当該表皮材と基材とを一体化すること
を特徴とする。
樹脂からなる基材との間に介装されたフィルムを溶融さ
せることにより、当該表皮材と基材とを一体化すること
を特徴とする。
[作用]
本発明によれば、発泡成形された基材表面に溶融性フィ
ルムを装着した状態で表皮材に対し配置し、次いで、こ
のフィルムを、例えば、加熱手段により外部から溶融し
て両者を一体化する。そのため、発泡性基材の成形の際
、少なくともその一面に離型剤を塗布する必要がなく、
従って、離型剤の除去工程が必要とされない。
ルムを装着した状態で表皮材に対し配置し、次いで、こ
のフィルムを、例えば、加熱手段により外部から溶融し
て両者を一体化する。そのため、発泡性基材の成形の際
、少なくともその一面に離型剤を塗布する必要がなく、
従って、離型剤の除去工程が必要とされない。
さらに、基材と表皮材とを一体化するために、フィルム
を溶融するので、特に、接着剤を塗布することもない。
を溶融するので、特に、接着剤を塗布することもない。
[実施例]
次に、本発明に係る表皮材を有する発泡成形品の製造方
法に関して好適な実施例を挙げ、添付の図面を参照しな
がら以下詳細に説明する。
法に関して好適な実施例を挙げ、添付の図面を参照しな
がら以下詳細に説明する。
第1図において、参照符号10は表皮材を有する発泡成
形品、例えば、自動車用インストルメントパネルを示し
、当該インストルメントパネル10は皮しぼの如き凹凸
模様が付された塩化ビニール等の表皮材と弾性を有する
ポリウレタン等の発泡性樹脂を貼り合わせた複合シート
12と、ウレタン等の硬質発泡性樹脂からなる基材14
とから構成される。前記インストルメントパネル10に
は、図から容易に諒解されるように、物品等を収納する
ためのグローブボックス形成部18と、車載用ステレオ
やエアコン用摸作パネル並びにシフトレバ−、サイドブ
レーキレバー等が装着されるコンソール部20と、ステ
アリングホイール軸が挿通され且つスピードメータ等が
配設される開口部22が形成されている。
形品、例えば、自動車用インストルメントパネルを示し
、当該インストルメントパネル10は皮しぼの如き凹凸
模様が付された塩化ビニール等の表皮材と弾性を有する
ポリウレタン等の発泡性樹脂を貼り合わせた複合シート
12と、ウレタン等の硬質発泡性樹脂からなる基材14
とから構成される。前記インストルメントパネル10に
は、図から容易に諒解されるように、物品等を収納する
ためのグローブボックス形成部18と、車載用ステレオ
やエアコン用摸作パネル並びにシフトレバ−、サイドブ
レーキレバー等が装着されるコンソール部20と、ステ
アリングホイール軸が挿通され且つスピードメータ等が
配設される開口部22が形成されている。
ここで、インストルメントパネル10を構成す)る複合
シート12と基材14は第2図に示すような結合構造を
有する。すなわち、前記複合シート12は予め複数の型
紙形状にカットされた部分を互いに縫合して縫い目を露
呈させた縫合部16とし、この縫合部1Gは、前記基材
14の表面を包被する形状としている。
シート12と基材14は第2図に示すような結合構造を
有する。すなわち、前記複合シート12は予め複数の型
紙形状にカットされた部分を互いに縫合して縫い目を露
呈させた縫合部16とし、この縫合部1Gは、前記基材
14の表面を包被する形状としている。
前記縫合部16を第3図に詳細に示すユこの図から容易
に諒解されるように、当該縫合部16は塩化ビニールシ
ート24と、弾性を有するポリウレタン等の発泡性樹脂
層26とを積層して構成された二つの複合シート28a
、28bを互いに端部を折り曲げて当接させ、その当接
部位に裏当材30を配設し縫合糸32a、32bで一体
的となるように縫い合わせている。
に諒解されるように、当該縫合部16は塩化ビニールシ
ート24と、弾性を有するポリウレタン等の発泡性樹脂
層26とを積層して構成された二つの複合シート28a
、28bを互いに端部を折り曲げて当接させ、その当接
部位に裏当材30を配設し縫合糸32a、32bで一体
的となるように縫い合わせている。
一方、前記基材14は本体34と、コンソール用部材3
6と、スピードメータ等のためのバイザー部38とから
分割形成されている。前記グローブボックス形成部18
とコンソール部20と開口部22にはグローブボックス
、車載用ステレオやエアコンのW(’F−パネノベスピ
ードメータ等を嵌装スるためのブラケット(図示せず)
が内装される。
6と、スピードメータ等のためのバイザー部38とから
分割形成されている。前記グローブボックス形成部18
とコンソール部20と開口部22にはグローブボックス
、車載用ステレオやエアコンのW(’F−パネノベスピ
ードメータ等を嵌装スるためのブラケット(図示せず)
が内装される。
本発明に係る表皮材を有する発泡成形品の製造方法が適
用されるインストルメントパネル10は基本的には以上
のように構成されるものであり、次にその製造工程並び
に効果について説明する。
用されるインストルメントパネル10は基本的には以上
のように構成されるものであり、次にその製造工程並び
に効果について説明する。
当該インストルメントパネル10の製造工程は表皮材で
ある複合シート12の製造工程と、基材14の製造工程
とからなる。
ある複合シート12の製造工程と、基材14の製造工程
とからなる。
先ず、表皮材である複合シート12の製造工程を説明す
る。皮しぼ等の模様を有する塩化ビニールシート24に
弾性を有するポリウレタン等の発泡性樹脂層を所定の接
着剤を用いて貼り合わせる。そして、第4図に示すよう
に、本体34、コンソール用部材36およびバイデ一部
38の形状に合わせて前記複合シート12を切断した後
、第3図および第5図に示すように、縫合糸31a、3
1bで接合した後、短手側を拡開して別異の縫合糸32
a、32bで裏当材30を用いて縫合し、インストルメ
ントパネル10の表皮として形成される。
る。皮しぼ等の模様を有する塩化ビニールシート24に
弾性を有するポリウレタン等の発泡性樹脂層を所定の接
着剤を用いて貼り合わせる。そして、第4図に示すよう
に、本体34、コンソール用部材36およびバイデ一部
38の形状に合わせて前記複合シート12を切断した後
、第3図および第5図に示すように、縫合糸31a、3
1bで接合した後、短手側を拡開して別異の縫合糸32
a、32bで裏当材30を用いて縫合し、インストルメ
ントパネル10の表皮として形成される。
次に、基材14の製造工程について説明する。
なお、当該基材14を構成する本体34と、コンソール
用部材36とバイザ一部38とは夫々同様の工程によっ
て製造される。従って、ここでは最も形状が複雑な本体
34について説明する。この工程は基材14に表皮材で
ある複合シート12を接合一体化させるためのフィルム
Fを真空成形型により成形する工程と、成形されたフィ
ルムFを発泡用成形型にブラケットと共に位置決め固定
し、次いで型締めをした後発泡する工程とからなる。以
下に、この工程を説明する。
用部材36とバイザ一部38とは夫々同様の工程によっ
て製造される。従って、ここでは最も形状が複雑な本体
34について説明する。この工程は基材14に表皮材で
ある複合シート12を接合一体化させるためのフィルム
Fを真空成形型により成形する工程と、成形されたフィ
ルムFを発泡用成形型にブラケットと共に位置決め固定
し、次いで型締めをした後発泡する工程とからなる。以
下に、この工程を説明する。
第6図aに真空成形型40を示す。当該真空成形型40
はインストルメントパネル10を構成する本体34の外
形に倣う形状を有しており、成形を施すための溶融性フ
ィルムFを当該真空成形型40に吸引して密着させるた
めの複数個の吸引口を有する。当該吸引口は図示しない
真空吸引手段に接続される。この場合、フィルムFは常
温状態においては溶融することなく、加熱することで溶
融し、接着性を帯びるものである。
はインストルメントパネル10を構成する本体34の外
形に倣う形状を有しており、成形を施すための溶融性フ
ィルムFを当該真空成形型40に吸引して密着させるた
めの複数個の吸引口を有する。当該吸引口は図示しない
真空吸引手段に接続される。この場合、フィルムFは常
温状態においては溶融することなく、加熱することで溶
融し、接着性を帯びるものである。
そこで、真空成形型40上に枠体44に張設されたフィ
ルムFを配設する。その際、フィルムFを図示しないヒ
ート手段により予め全面的に加熱(略80℃)してもよ
く、また、前記真空成形型40にヒート手段を配設して
もよい。その場合には、フィルムFを下降させ加熱され
た真空成形型40に当接すればよい。これによってフィ
ルムFは軟化し、真空成形型40が有する所定形状に倣
い易い状態となる。この際、真空成形型40に接続され
る吸引手段を駆動して吸引口42aを介してフィルムF
が真空成形型40に密着される(第6図す参照)。
ルムFを配設する。その際、フィルムFを図示しないヒ
ート手段により予め全面的に加熱(略80℃)してもよ
く、また、前記真空成形型40にヒート手段を配設して
もよい。その場合には、フィルムFを下降させ加熱され
た真空成形型40に当接すればよい。これによってフィ
ルムFは軟化し、真空成形型40が有する所定形状に倣
い易い状態となる。この際、真空成形型40に接続され
る吸引手段を駆動して吸引口42aを介してフィルムF
が真空成形型40に密着される(第6図す参照)。
また、真空成形型40にヒート手段がある場合には、フ
ィルムFが軟化した後、その減勢を行い、所定時間経過
後、吸引手段を駆動停止させる。次いで、冷却硬化した
フィルムFを真空成形型40から取り出す(第6図C参
照)。
ィルムFが軟化した後、その減勢を行い、所定時間経過
後、吸引手段を駆動停止させる。次いで、冷却硬化した
フィルムFを真空成形型40から取り出す(第6図C参
照)。
次に、以上のように成形されたフィルムFを発泡成形型
50にセットする(第6図C参照)。
50にセットする(第6図C参照)。
この場合、発泡成形型50は下型52と上型54を有す
る。前記下型52は前記真空成形型40により成形され
たフィルムFがそのまま適合する形状を有すると共に、
下型52と上型54には発泡成型時において発生する発
泡熱を吸収してフィルムFの受熱によるべたつき等を抑
えるべ(冷却パイプ53a、53bが所定の間隔をおい
て配設される。
る。前記下型52は前記真空成形型40により成形され
たフィルムFがそのまま適合する形状を有すると共に、
下型52と上型54には発泡成型時において発生する発
泡熱を吸収してフィルムFの受熱によるべたつき等を抑
えるべ(冷却パイプ53a、53bが所定の間隔をおい
て配設される。
一方、上型54は発泡性樹脂材注入手段(図示せず)に
よって発泡性樹脂材を注入する注入口56を有する。な
お、フィルムFを発泡成形型50にセットする際、グロ
ーブボックス、車載用ステレオやエアコンの操作パネル
、スピードメータ等を嵌装するためのブラケット58を
発泡成形型50上に載置しておいてもよい。この場合、
上型54の型面には塗布手段60により離型剤を塗布し
ておく。
よって発泡性樹脂材を注入する注入口56を有する。な
お、フィルムFを発泡成形型50にセットする際、グロ
ーブボックス、車載用ステレオやエアコンの操作パネル
、スピードメータ等を嵌装するためのブラケット58を
発泡成形型50上に載置しておいてもよい。この場合、
上型54の型面には塗布手段60により離型剤を塗布し
ておく。
次に、第7図すに示すように、下型52に対し上型54
を下降させ二つの型を型締めする。これによって下型5
2と上型54間にキャビティ62が画成される。次いで
、当該キャビティ62に発泡性樹脂材注入手段から注入
口56を介して発泡性樹脂材が注入され、これによっ・
て発泡性樹脂層64が形成される。この時、発泡性樹脂
層64とフィルムFとは一体化された状態となる。次い
で、所定時間キニアリングを行った後、第7図Cに示す
ように、離型を行う。すなわち、上型54を退勤させる
ことにより型開きを行い、ブラケット58を埋設した発
泡性樹脂層64が取り出される。
を下降させ二つの型を型締めする。これによって下型5
2と上型54間にキャビティ62が画成される。次いで
、当該キャビティ62に発泡性樹脂材注入手段から注入
口56を介して発泡性樹脂材が注入され、これによっ・
て発泡性樹脂層64が形成される。この時、発泡性樹脂
層64とフィルムFとは一体化された状態となる。次い
で、所定時間キニアリングを行った後、第7図Cに示す
ように、離型を行う。すなわち、上型54を退勤させる
ことにより型開きを行い、ブラケット58を埋設した発
泡性樹脂層64が取り出される。
この場合、上型54には既に塗布手段60により離型剤
が塗布されているために、発泡性樹脂層64は容易に上
型54から離脱し、一方、フィルムFによって、下型5
2からも容易に発泡性樹脂層64を離脱させることが出
来る。なお、フィルムFを積層した発泡性樹脂層64は
必要に応じてその不要部分がトリミングされる(第7図
d参照)。
が塗布されているために、発泡性樹脂層64は容易に上
型54から離脱し、一方、フィルムFによって、下型5
2からも容易に発泡性樹脂層64を離脱させることが出
来る。なお、フィルムFを積層した発泡性樹脂層64は
必要に応じてその不要部分がトリミングされる(第7図
d参照)。
このようにして成形された発泡性樹脂層64が、第2図
に示すように、基材14を構成する本体34とコンソー
ル部20とスピードメータのバイザー部38とを夫々接
合してインストルメントパネル10の基材14として形
成される。
に示すように、基材14を構成する本体34とコンソー
ル部20とスピードメータのバイザー部38とを夫々接
合してインストルメントパネル10の基材14として形
成される。
次に、前記基材14のフィルムFが密着された面を加熱
手段により加熱する。すなわち、第8図aに示すように
、加熱手段として複数のパネルヒータ66a乃至66c
が使用される。当該パネルヒータ66a乃至66cはヒ
ータ支持部材68によって支持されており、前記基材1
4はパネルヒータ66a乃至66cから所定距離離間し
た位置に載置される。この場合、前記パネルヒータ66
a乃至66CはフィルムFが密着した面に輻射熱が万遍
なく行き渡るように所定距離離間して配置される。この
ようにして、フィルムFは、例えば、略150℃になる
まで加熱され、これによって溶融して接着性を帯びるこ
とになる。次いで、第8図すに示すように、前記基材1
4の溶融したフィルムF側に複合シート12が貼り合わ
される。
手段により加熱する。すなわち、第8図aに示すように
、加熱手段として複数のパネルヒータ66a乃至66c
が使用される。当該パネルヒータ66a乃至66cはヒ
ータ支持部材68によって支持されており、前記基材1
4はパネルヒータ66a乃至66cから所定距離離間し
た位置に載置される。この場合、前記パネルヒータ66
a乃至66CはフィルムFが密着した面に輻射熱が万遍
なく行き渡るように所定距離離間して配置される。この
ようにして、フィルムFは、例えば、略150℃になる
まで加熱され、これによって溶融して接着性を帯びるこ
とになる。次いで、第8図すに示すように、前記基材1
4の溶融したフィルムF側に複合シート12が貼り合わ
される。
この時、溶融するフィルムFは、例えば、発泡性樹脂層
64並びに複合シート12を構成する弾性に富む発泡性
樹脂に浸透し、アンカー効果を発揮する。所定時間経過
後に、フィルムFは固化しこれによってインストルメン
トパネル10の成形体が完成する。
64並びに複合シート12を構成する弾性に富む発泡性
樹脂に浸透し、アンカー効果を発揮する。所定時間経過
後に、フィルムFは固化しこれによってインストルメン
トパネル10の成形体が完成する。
このように、本実施例によれば、複合シート12と発泡
成形品からなる基材14とを貼り合わせるために基材1
4に接着剤を塗布する工程が不要となる。また、フィル
ムFを用いるために一方の金型に離型剤を塗布する必要
がなく、また、当然のことながら、離型剤による接着不
良が生じることはない。このように離型剤の塗布並びに
成形品からの離型剤の除去工程が必要とされないので製
造工程が短縮化されることとなる。
成形品からなる基材14とを貼り合わせるために基材1
4に接着剤を塗布する工程が不要となる。また、フィル
ムFを用いるために一方の金型に離型剤を塗布する必要
がなく、また、当然のことながら、離型剤による接着不
良が生じることはない。このように離型剤の塗布並びに
成形品からの離型剤の除去工程が必要とされないので製
造工程が短縮化されることとなる。
なお、以上の実施例にふいて、フィルムFを基材側の発
泡性樹脂と一体化した後、表皮材との間で溶融している
が、例えば、予め表皮材にフィルムFを積層し、次いで
、基材側の発泡性樹脂と一体化してもよい。
泡性樹脂と一体化した後、表皮材との間で溶融している
が、例えば、予め表皮材にフィルムFを積層し、次いで
、基材側の発泡性樹脂と一体化してもよい。
[発明の効果]
以上のように、本発明によれば、表皮材と発泡体シート
が貼り合わされ且つ所定の型形状に切断された複数の複
合シートを所定の部位に縫目が位置するように縫合され
た表皮体と、発泡体からなる基材とを溶融性フィルムを
介して接合するようにしている。このため、接着剤を塗
布する工程が省略され、しかも、離型剤による接着不良
の生ずることがない。従って、製造工程が短縮化される
効果が得られる。また、接着剤を塗布する工程を必要と
しないため、生産効率が向上すると共に品質に優れた製
品を得ることが出来る。しかも生産コヌトを抑制するこ
とが可能となる効果が得られる。
が貼り合わされ且つ所定の型形状に切断された複数の複
合シートを所定の部位に縫目が位置するように縫合され
た表皮体と、発泡体からなる基材とを溶融性フィルムを
介して接合するようにしている。このため、接着剤を塗
布する工程が省略され、しかも、離型剤による接着不良
の生ずることがない。従って、製造工程が短縮化される
効果が得られる。また、接着剤を塗布する工程を必要と
しないため、生産効率が向上すると共に品質に優れた製
品を得ることが出来る。しかも生産コヌトを抑制するこ
とが可能となる効果が得られる。
第1図は本発明に係る表皮材を有する発泡成形品の製造
方法が適用されるインストルメントパネルの斜視説明図
、 第2図は第1図に示すインストルメントパネルの分解斜
視図、 第3図は第1図に示すインストルメントパネルの縫合部
の一部省略拡大斜視図、 第4図は第1図に示すインストルメントパネルを構成す
る表皮材の分断説明図、 第5図は第4図に示すインストルメントパネルの分断部
分を縫合した状態の説明図、第6図a乃至Cはフィルム
の真空成形工程説明図、 第7図a乃至dは第1図に示すインストルメントパネル
の基材の発泡成形工程の説明図、第8図aは基材に付着
されたフィルムの加熱工程の説明図、 第8図すは第2図に示す基材と第5図に示す表皮材を接
合し一体化する工程を説明する図である。 i0・・・インストルメントパネル 12・・・複合シート14・・・基材 16・・・縫合部 32a、32b・・・縫
合糸34・・・本体 38・・・バイザ一
部40・・・真空成形型 50・・・発泡成形型
52・・・下型 54・・・上型58・・
・ブラケット64・・・発泡性樹脂層66a〜66C・
・・バネルヒータ 0.8
方法が適用されるインストルメントパネルの斜視説明図
、 第2図は第1図に示すインストルメントパネルの分解斜
視図、 第3図は第1図に示すインストルメントパネルの縫合部
の一部省略拡大斜視図、 第4図は第1図に示すインストルメントパネルを構成す
る表皮材の分断説明図、 第5図は第4図に示すインストルメントパネルの分断部
分を縫合した状態の説明図、第6図a乃至Cはフィルム
の真空成形工程説明図、 第7図a乃至dは第1図に示すインストルメントパネル
の基材の発泡成形工程の説明図、第8図aは基材に付着
されたフィルムの加熱工程の説明図、 第8図すは第2図に示す基材と第5図に示す表皮材を接
合し一体化する工程を説明する図である。 i0・・・インストルメントパネル 12・・・複合シート14・・・基材 16・・・縫合部 32a、32b・・・縫
合糸34・・・本体 38・・・バイザ一
部40・・・真空成形型 50・・・発泡成形型
52・・・下型 54・・・上型58・・
・ブラケット64・・・発泡性樹脂層66a〜66C・
・・バネルヒータ 0.8
Claims (3)
- (1)表皮材と発泡性樹脂からなる基材との間に介装さ
れたフィルムを溶融させることにより、当該表皮材と基
材とを一体化することを特徴とする表皮材を有する発泡
成形品の製造方法。 - (2)請求項1記載の方法において、フィルムは予め基
材と一体化され、次いで、このフィルムを表皮材に当接
させ、当該表皮材と基材とを一体化することを特徴とす
る表皮材を有する発泡成形品の製造方法。 - (3)請求項2記載の方法において、フィルムは予め基
材の形状に対応する形状に成形されることを特徴とする
表皮材を有する発泡成形品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14148389A JPH037326A (ja) | 1989-06-03 | 1989-06-03 | 表皮材を有する発泡成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14148389A JPH037326A (ja) | 1989-06-03 | 1989-06-03 | 表皮材を有する発泡成形品の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH037326A true JPH037326A (ja) | 1991-01-14 |
Family
ID=15292954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14148389A Pending JPH037326A (ja) | 1989-06-03 | 1989-06-03 | 表皮材を有する発泡成形品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH037326A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014193595A (ja) * | 2013-02-27 | 2014-10-09 | Calsonic Kansei Corp | 多層部品構造 |
-
1989
- 1989-06-03 JP JP14148389A patent/JPH037326A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014193595A (ja) * | 2013-02-27 | 2014-10-09 | Calsonic Kansei Corp | 多層部品構造 |
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