JPH037299Y2 - - Google Patents

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JPH037299Y2
JPH037299Y2 JP6711782U JP6711782U JPH037299Y2 JP H037299 Y2 JPH037299 Y2 JP H037299Y2 JP 6711782 U JP6711782 U JP 6711782U JP 6711782 U JP6711782 U JP 6711782U JP H037299 Y2 JPH037299 Y2 JP H037299Y2
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JP
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lid
peripheral wall
tray
wire
metal
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JP6711782U
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JPS58169030U (ja
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  • Closures For Containers (AREA)
  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は日用品や文房具等の小物を収納、携帯
するのに便利な金属製容器の改良に関する。
(従来の技術) 従来公知の金属製容器は種々雑多であり、それ
ぞれ機能的な特徴を有するものが多数提案され、
たとえば実公昭56−53017号、実開昭56−25525号
には、蝶番付きの金属製容器の考案が開示されて
いる。
また、実開昭55−79223号にも同様の蝶番付容
器であつて、本体内に合成樹脂製の内皿を潜入係
止した容器が開示されている。
(考案が解決しようとする問題点) 前記した蝶番付容器は、いずれも本体と蓋体が
金属製であるため、施蓋に際しては、金属同志の
係止となり、施蓋の頻度が増加するに従つて本体
正面側の係止部分に施された印刷や保護層等が摩
擦により剥がれ落ちたり、摩耗により係止機能が
低下してしまう問題が生じる。
また、本体開口周縁が蓋体の天板内面側に当接
して施蓋されるため、施蓋時に金属同志の衝突音
が発生してしまう。
さらに、開閉蓋を頻繁に繰り返すと、蝶番部に
挿通されていた針金が次第に軸方向に移動してし
まい、枢軸機能を阻害してしまう。この針金の軸
方向移動を防止するため、針金両側端部の本体背
面側に移動防止用のエンボス突起や別部材を設け
る必要があり、構造が複雑となり、コスト高とな
る。
かかる点を改善すべく本考案者は金属本体の内
部に加工性に優れ、しかも比較的騒音性の少ない
プラスチツク材を組み込んだ構造のもの等を開発
し、種々研究を試みたが組み立て作業性の点で若
干問題があり実用化には至らなかつた。
(問題点を解決するための手段) そこでさらに研究を重ねた結果、上記剛性に優
れた金属性容器と加工性に優れた合成樹脂材との
結合化に成功したものであつて、具体的には周壁
の開口周縁を内カールさせ、しかも該内カールを
相互に対向させるとともに、背面側に蝶番機構を
有して開閉自在とした上蓋と下蓋からなる一対の
金属蓋体と、蓋体の下蓋内面側に嵌合される合成
樹脂製トレーとからなり、合成樹脂製トレーには
その周壁下方部に下蓋の内カールに係止しうる突
起を、また正面側の周壁中央部には上蓋の内カー
ルに係合しうる係合突起をそれぞれ有するととも
に、これを下蓋の内面側に嵌合係止し、かつ上蓋
の内カール部をトレーの周壁上方部に有する係合
突起に係合させて施蓋するようにしたことを特徴
とする金属製容器をもつて要旨とするものであ
る。
(実施例) 以下において図示の一実施例をもとに本考案の
具体的な内容を説明すると、1は下蓋、5は上
蓋、10はトレーを示す。下蓋1の周壁はその開
口周縁を内カールさせた連続する周壁部2からな
り、とくに背面側の周壁部には該周壁部2をさら
に上方に延長した部分2aを有し、さらにその上
端縁は間欠的個所をさらに延長し、これを内カー
ル3させて蝶番の片側を構成している。
4は上記蝶番用の内カール3を施した部分に沿
つてプレス加工により内もしくは外側方向に凸出
させた突条を示す。
なお、前記した下蓋1はトレー10を嵌合係止
した後には、トレーと共に容器本体を構成するも
のである。
上蓋5の周壁は上記下蓋1と同様に、その開口
周縁を内カールさせた連続する周壁部6からな
り、背面側の周壁部の前記下蓋のカール3と非対
称となる間欠的個所をさらに延長し、これを同じ
く内カール7させて蝶番のもう一方を構成してい
る。
さらに8は上記蝶番用の内カール7を施した部
分に沿つてプレス加工により内もしくは外側方向
に凸出させた突条を示す。
前記した下蓋1と上蓋5はそれぞれ金属板を成
形して得たものであり、両者の内カールされた部
分を相互に突き合わせてその背面側の蝶番部を形
成するカール3,7に針金9を挿通させることに
よつて開閉自在な上下一対の金属蓋体を構成する
とともに、その正面側の周壁部2,6の合計した
突き合わせ高さよりも蝶番部の合わせ高さの方が
大きく構成してある。
これは後述するように下蓋内面側にトレーを嵌
合係止した際、該トレーの周壁中央部および上方
部が下蓋の開口周縁から凸出する構成となつてい
るためである。
トレー10は成形性ならびに加工性に優れた合
成樹脂製を以て構成し、底壁に連続する周壁を有
し周壁部11には前記下蓋1の内面に一体的に嵌
着させるための突起12を周壁下方部に有し、該
突起12は楔形状に成形され、上記下蓋1の内カ
ール下面に係止しうるようになつている。
さらに13はトレー10の背面側に設けられた
突き当て片を示し、上記した上下一対の金属蓋体
の組み合わされた蝶番部の長さ分、すなわち、該
蝶番部に挿通される針金9の長さと略等しい距離
をおいて針金の左右両端縁部に臨ませて凸出さ
せ、トレー10が下蓋1に嵌合係止された状態に
おいて上記突き当て片13は金属下蓋1および上
蓋5の相互の繰り返し開閉動作に伴いそれぞれの
カール3,7により形成される蝶番部に挿通され
た針金9がその軸方向へ移動するのを規制するよ
うになつている。
尚14は上蓋5の施蓋時における係合突起を示
す。しかして下蓋1と上蓋5とをその内面を相互
に対向させた状態に突き合わせた後、背面側の蝶
番部を構成するカール3,7に針金9をを挿通さ
せて両者開閉自在に構成し、しかる後にその下蓋
1の内面側にトレー10を図示の状態にて圧入嵌
合し、トレーの周壁下方部に有する突起12によ
り係止させる。嵌合係止したトレー10は、その
周壁下方部に有する楔状の突起12が楔形状に成
形されていると、嵌着は容易であるばかりでな
く、該楔形状の突起12が下蓋1の内カールの下
面に係止されて強固にかつ一体的に保持されるの
で不用意に外れるようなことはない。
さらに嵌合されていないトレーの周壁中央部お
よび上方部のうち、該上方部に上蓋5を施蓋する
場合には、該上蓋5の正面側の周壁にある内カー
ルがトレー10の正面側の周壁にある係合突起1
4に係合させることによつて、容易に閉蓋の状態
を持続することができ、しかも不用意に外れるこ
とがない。
(考案の効果) 本考案は上記した構成からなるものであるため
に、第1に内カールを有する金属製下蓋に合成樹
脂製トレーの周壁下方部を嵌合係止させ、トレー
の周壁上方部に金属製の上蓋が施蓋され、かつト
レーの周壁中央部の係合突起と金属製上蓋の内カ
ールが係合するので、金属同志の本体と蓋体の施
蓋時に生ずる従来の問題点が改善される。すなわ
ち、係合摩擦による本体係合部の擦傷や摩耗が防
止でき係止効果を維持でき、また適度のパツキン
グ効果も期待できるため開閉蓋時の金属騒音も低
下させることができる。
第2に、トレーの周壁下方部にはそれぞれ楔形
状をした突起を有するために、下蓋への嵌合は軽
く押し込むだけで容易に嵌め込むことができるば
かりでなく、嵌合後においては該楔形状の突起が
下蓋の内カール下面に係止されて強固に、かつ一
体的に保持されるので不用意に外れるようなこと
がなくなるとともに、トレーの背面側の周壁に蝶
番部に挿通された針金の軸方向移動を規制すべく
その左右両端縁部に臨ませて一対の突き当て片を
突設するならばこのトレーの嵌合と同時に前記し
た蝶番部の針金軸方向の移動を防止する機構も完
成されることとなる。
第3に、施蓋時には上蓋と下蓋の正面側には一
定の間隔が形成されるため、この一段陥没した個
所に指を差し込むことにより容易に上蓋の開蓋が
できる。
第4に上蓋および下蓋の背面部には、その蝶番
を形成するカールさせた部分に沿つてプレス作業
により内もしくは外側に凸出する突条をそれぞれ
有せしめれば、とかく軟弱になりがちなカール部
分の強度を向上させることができる。
第5に組み立てが簡単でしかも蝶番部の針金の
軸方向移動を規制できる。すなわち従来の金属ケ
ースの場合には、その蝶番形成部に針金を挿通す
るが困難で熟練を要するが、本考案の場合にあつ
ては下蓋にトレーを嵌合する以前の段階において
針金を容易にカール内に挿通させることができ
る。またトレーにはその背面側に上・下蓋の両内
カールにより形成される蝶番部に挿通される針金
の左右両側端縁部に位置する一対の突き当て片を
突設させたために上・下蓋を相互に繰り返し開閉
させた場合にも針金がその軸方向へ移動するのを
規制される。
第6に、機能美を著しく向上させることができ
る。
すなわち、上下一対の金属蓋体は蝶番部を除い
た合わせ高さを、蝶番部のそれよりも小さくした
ために、第1図のように容器を閉じた際に周側縁
の中間部に一段陥没して帯状のトレーが露見さ
れ、また上蓋および下蓋の周壁側縁部および蝶番
部のそれぞれがすべて内側にカールされているの
で成形端縁が露見されることもないので商品性が
著しく向上する。等々をはじめとし、種々の有益
な効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であるところの金属
製容器の全体をあらわした斜視図、第2図はその
背面図、第3図はその背面側からみた分解斜視図
である。 1……下蓋、4……長溝、5……上蓋、8……
突条、9……針金、10……トレー、12……楔
状突起、13……突き当て片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 周壁の開口周縁を内カールさせ、しかも該内
    カールを相互に対向させるとともに、背面側に
    蝶番機構を有して開閉自在とした上蓋と下蓋か
    らなる一対の金属蓋体と、蓋体の下蓋内面側に
    嵌合される合成樹脂製のトレーとからなり、合
    成樹脂製トレーにはその周壁下方部に下蓋の内
    カールに係止しうる突起を、また正面側の周壁
    中央部には上蓋の内カールに係合しうる係合突
    起をそれぞれ有するとともに、これを下蓋の内
    面側に嵌合係止し、かつ上蓋の内カール部をト
    レーの周壁上方部に有する係合突起に係合させ
    て施蓋するようにしたことを特徴とする金属製
    容器。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項に記載の金属
    製容器において、合成樹脂製トレーの背面側に
    おける周壁中央部には、下蓋および上蓋の内カ
    ールにより形成される蝶番部に挿通された針金
    の軸方向移動を規制すべくその左右両端部に臨
    ませて突き当て片を突設させたことを特徴とす
    る金属製容器。
JP6711782U 1982-05-08 1982-05-08 金属製容器 Granted JPS58169030U (ja)

Priority Applications (1)

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JP6711782U JPS58169030U (ja) 1982-05-08 1982-05-08 金属製容器

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JP6711782U JPS58169030U (ja) 1982-05-08 1982-05-08 金属製容器

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Publication Number Publication Date
JPS58169030U JPS58169030U (ja) 1983-11-11
JPH037299Y2 true JPH037299Y2 (ja) 1991-02-22

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ID=30076957

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JP6711782U Granted JPS58169030U (ja) 1982-05-08 1982-05-08 金属製容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS598622U (ja) * 1982-07-12 1984-01-20 大師堂金属印刷有限会社 蓋付き容器のロツク機構

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JPS58169030U (ja) 1983-11-11

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