JPH0372557A - 樹脂組成物および印刷インキ組成物 - Google Patents

樹脂組成物および印刷インキ組成物

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JPH0372557A
JPH0372557A JP1208554A JP20855489A JPH0372557A JP H0372557 A JPH0372557 A JP H0372557A JP 1208554 A JP1208554 A JP 1208554A JP 20855489 A JP20855489 A JP 20855489A JP H0372557 A JPH0372557 A JP H0372557A
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JP
Japan
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resin
acid
resin composition
printing ink
parts
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JP1208554A
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English (en)
Inventor
Koji Sato
孝二 佐藤
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Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は印刷インキ組成物に有用な樹脂組成物に関する
(従来の技術) 印刷インキのバインダーとしては、特にロジン変性フェ
ノール・ホルムアルデヒド樹脂が使用されており、湿し
水を使用するオフセット印刷インキとして比較的良好な
品質を有している。しかし、フェノール性水酸基を含有
していることにより、少し過酷な印刷条件、すなわち湿
し水の供給が適正でない場合などには種々のトラブルを
生ずる。具体的には湿し水が多過ぎるとインキの転移不
良となり、少な過ぎると汚れの原因となるという問題点
があり、湿し水の供給および印刷濃度の制御に手間がか
かり、かつ整線を要している。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、上記のような問題がなく、安定に印刷できる
印刷インキを開発しようとするものである。
〔発明の構威〕
(課題を解決するための手段) 本発明は、フェノール系樹脂のフェノール性とアルキレ
ンオキサイドを反応させ、生じたアルコール性水酸基に
一個カルボン酸をエステル化せしめてなる樹脂組酸物を
提供するものである。
本発明において、フェノール系樹脂としては、フェノー
ルとホルムアルデヒドとを付加縮合して得られる化合物
であり、ノボラック型フェノール樹脂およびレゾール型
フェノール樹脂があり、さらに本発明ではこのレゾール
型フェノール樹脂に更にロジンもしくはその誘導体を反
応せしめた樹脂が有利に用いられる。
フェノールとしては、フェノール、クレゾール。
ブチルフェノール、アミルフェノール、t−シクロヘキ
シルフェノール、オクチルフェノール、ノニルフェノー
ル、フェニルフェノール、クミルフェノール。
カテコール、レゾルシン、ハイドロキノン、ビスフェノ
ールA、ビスフェノールFなどを挙げることができる。
しかし、印刷インキとして使用する場合には、溶剤への
溶解性、相溶性および顔料分散性などの観点から、ブチ
ルフェノール、アミルフェノール、t−シクロヘキシル
フェノール、オクチルフェノール、ノニルフェノールな
どのアルキルフェノールを使用することが好ましい。
ロジンもしくはその誘導体としては、各種天然ロジンの
他ガムロジン、ウッドロジン、トール油ロジン、不均化
ロジン、またはこれらの重合物があり。
さらにマレイン酸、イタコン酸、クロトン酸等の不飽和
カルボン酸を付加したロジン誘導体を挙げることができ
る。これらとフェノール樹脂との反応は常法によって行
うことができる。
印刷インキ用としては上記ロジン変性レゾール型フェノ
ール樹脂が使用されるが、この樹脂としては。
軟化点が120〜200℃、好ましくは160〜180
℃であり9重量平均分子量が8000〜30000程度
のものが好ましい。
これらのフェノール系樹脂はフェノール性水酸基を有す
るために、これをオフセット印刷インキとして使用する
場合に前記したような問題点が生じる。
本発明ではこれらのフェノール系樹脂とアルキレンオキ
サイドとを反応させ、生じたアルコール性水酸基に一個
カルボン酸をエステル化し、水酸基の影響を少なくする
ものである。
この反応において、フェノール類に対するアルキレンオ
キサイドの付加は、オートクレーブ中にフェノール類と
、触媒としての水酸化ナトリウム約0.5重量%(アル
キレンオキサイドを含めた全仕込み量に対して)を仕込
み、150〜200℃、  5kg/ai以下で反応さ
せ、ゲージ圧0.1kg/d以下となった時点で終点と
する。アルキレンオキサイドの付加モル数はフェノール
の水酸基1個に対し通常1〜5モルが適当である。アル
キレンオキサイドとしてはエチレンオキサイド、プロピ
レンオキサイド、ブチレンオキサイド等がある。
一個カルボン酸としては、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、
酪酸、バレリアン酸、トリメチル酢酸、カプロン酸、n
−へブタン酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、メトキシ酢
酸、ヤシ油脂肪酸、パルミチン酸。
ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リルン酸等の
脂肪族カルボン酸、安息香酸、アルキル安息香酸、アル
キルアよノ安息香酸、フェニル酢酸、ハロゲン化安息香
酸、アニス酸、ベンゾイル安息香酸。
ナフトエ酸等の芳香族カルボン酸、ロジン、水添加ロジ
ン等がある。さらには前述の二価カルボン酸と一個アル
コールまたは一個のアルコール性水酸基を残したエステ
ル化物とのエステル化物であって分子中に1個のカルボ
ン酸基を有するもの、並びにアクリル酸およびメタクリ
ル酸がある。
上記エステル化反応は常法によるが、アクリル酸および
メタクリル酸を用いる場合には、80〜120℃の温度
で空気または不活性ガスの存在下に、ハイドロキノンな
どの重合禁止剤、硫酸、P−トルエンスルホン酸などの
酸性触媒を用いて行われる。酸価は20以下とする。
本発明に係る樹脂組酸物を用いて印刷インキ用組成物と
するには9本発明の樹脂組成物100部を溶剤および/
または乾性油(重合油を含む)を0〜100部に溶解す
る0時には、オクチル酸アルミニウム、ステアリン酸ア
ルξニウム、オクチル酸ジルコニウム、アルミニウムト
リイソプロポキサイド、アル逅ニウムジブロポキサイド
モノアセチルアセトナート等によるゲル化剤を利用して
ゲルワニスとすることもある。この時は水酸基含有のフ
ェノール樹脂とゲル化剤の反応の後、またはこれらの樹
脂と乾性油およびまたは溶剤で溶解しゲル化剤と反応後
にアルキレンオキサイドを付加し、生じた水酸基とm個
カルボン酸を反応させてもよい。
本発明に係る印刷インキ組成物は、上記変性された樹脂
組成物に、黄色、紅色、藍色、または墨色などの所望の
顔料を常法によって分散し、必要に応じて耐摩擦向上剤
、インキドライヤー、乾燥抑制剤等のコンパウンドなど
の各種添加剤を添加し、適切な粘度となるよう調整する
ことで枚葉オフセットインキ、オフ輪インキ、金属イン
キ等のオフセットインキとなり、このオフセットインキ
は湿し水を使用する通常の印刷インキとしても、−また
湿し水を使用しないドライオグラフィ用の印刷インキと
しても使用することができる。また、新聞インキあるい
は凸版インキとしても使用できる。更に本発明の樹脂を
用いてグラビアまたはフレキソインキ用ワニスとするに
は1本発明の樹脂組成物100部に対し、常圧における
沸点が140℃以下の脂肪族および脂環族炭化水素を1
00〜200部で溶解すればよい。
また9本発明に係る樹脂組成物は、アクリル酸もしくは
メタクリル酸をエステル化した場合には活性エネルギー
線硬化型であり、紫外線もしくは電子線の照射によって
硬化するモノマー、プレポリマーあるいはオリゴマー等
と併用することによって活性エネルギー線硬化型樹脂組
成物もしくは印刷インキとして使用することができる。
またアクリル酸もしくはメタクリル酸以外のm個カルボ
ン酸を用いて得た樹脂組成物であっても1通常のフェノ
ール横脚はフェノール性水酸基がラジカル重合抑制剤と
して働くのに対し9本発明に係る樹脂組成物では重合抑
制作用のない点で活性エネルギー線硬化型樹脂組成物に
添加すると使い易い樹脂である。この場合は常温固体の
ものを使用するとよい。硬化性モノマー、プレポリマー
、オリゴマー、並びに重合開始剤、増感剤等は自体公知
のものを使用することができる。
次に具体例により本発明を説明する0例中部とは重量部
を示す。
製造例(ゲルワニスaの製造法) ダマノル359(荒用化学製ロジン変性レゾール型フェ
ノール樹脂、水酸基価120.商品名)470部、OO
号重合油94部および3号ソルベント(日本石油化学製
溶剤、商品名)235部を四・ンロフラスコに仕込み、
180℃まで昇温し30分間撹拌して溶解し、ここでA
nICH(用研ファインケミカル製ゲル化剤、商品名)
14部を添加し、更に180′Cで2時間撹拌してゲル
ワニスaを製造した。
製造実施例−1(ゲルワニスミー1の変性)ゲルワニス
a940部、エチレンオキサイド66部および水酸化ナ
トリウム5部をオートクレーブ中に仕込み160℃、5
kg/cd以下で反応させ、ゲージ圧0.1kg/d以
下になったら終点とする。生じた付加体1006部、ロ
ジン300部を四ツ目フラスコに仕込み、窒素ガスを吹
き込みながら180℃〜200℃で6時間反応させ酸価
が5以下とした。これをゲルワニスミー1とする。
製造実施例−2(変性樹脂組成物の製造)ダマノル35
2(荒用化学製ロジン変性レゾール型フェノール樹脂、
水酸基価120.商品名)460部、トルエン25部、
プロピレンオキサイド88部および水酸基ナトリウム3
部をオートクレーブ中に仕込み160℃、5kg/ci
i以下で反応させ、ゲージ圧0.1kg/cd以下にな
ったら終点とする。生じた付加体573部、アマニ油脂
肪酸250部を四ツ目フラスコに仕込み、窒素ガスを吹
き込みながら200℃で5時間反応させ酸価4.8とし
た。これを樹脂組成物すとする。
製造実施例−3(変性樹脂組成物の製造)タマノルPA
(荒用化学製ノボラック型フェノール樹脂、水酸基価1
00.商品名)560部、トルエン30部ブチレンオキ
サイド100部および水酸化ナトリウム3部をオートク
レーブ中に仕込み160℃、5kg/cd以下で反応さ
せ、ゲージ圧0.1kg/d以下になったら終点とする
。生じた付加体690部、シクロヘキサン30部、アク
リル酸64部、p−トルエンスルホン酸3部およびハイ
ドロキノン0゜6部を四ツ目フラスコに仕込み、空気を
吹き込みなから100℃で6時間反応させ酸価を9.8
とした。
これを樹脂組成物Cとする。
実施例および比較例 上記樹脂組成物を用いて表1に示す処方にて印刷インキ
を常法によって調整した。
なお9表1中の商品名あるいは略語の意味は以下のとお
りである。
ナフチゾールHT:日本石油化学製溶剤、商品名ABP
E−4:紫外線硬化性モノマー(新中村化学製、商品名
) E K/B P 74.4’−ビスジエチルアミノベン
ゾフェノン/ベンゾフェノンの215(重量 比)混合物 〔印刷評価〕 三菱重工型L−500オフ輪印刷機で印刷し、印刷汚れ
発生枚数および水中を測定し、この結果を表2に示す、
この印刷機は湿し水の量を変えることができ、−2〜+
2(特に単位はない)の数値である。
−2は水がない状態、Oは通常の印刷時の水の量。
+2は過剰の量である。本発明の汚れ発生枚数の試験は
優位性の差がわかるように少し過酷な条件の水の量−0
,5で行なった。また、試験は下限の数字は水の量を少
なくしていった時の汚れ発生した水の量。
上限の数字は水の量を多くしていった場合にインキが乳
化して転移不良になった水の量を表わし、この範囲)が
大きい程優位性が良好であることを表わす。
この結果を表2に示す。
〔乾燥性の評価試験〕
比較例1および2.実施例1および2については。
排紙直後の印刷物のベタツキのない状態を乾燥と判断し
、その時点でのドライヤー出口の紙面温度で表示した。
また、比較例3および実施例3については印刷後120
W/CIの強度を有する高圧水銀灯1灯のした1001
のところをコンベアに載せて印刷物のベタツキのない状
態を乾燥と判断し、その時のコンベアスピードを表示し
た。この結果を表3に示す。
〔発明の効果〕
本発明の樹脂組成物および印刷インキ組成物は従来から
知られているそれらに比べ1表2に示されているように
印刷効果が良く、また活性エネルギー線硬化型インキと
した場合の硬化性が良く、印刷インキ組成物の適用範囲
を広めることができる。
以下余白 697−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、フェノール系樹脂のフェノール性水酸基とアルキレ
    ンオキサイドを反応させ、生じたアルコール性水酸基に
    一価カルボン酸をエステル化せしめてなる樹脂組成物。 2、フェノール系樹脂がロジン変性フェノール・ホルム
    アルデヒド樹脂である請求項1記載の樹脂組成物。 3、フェノール系樹脂とゲル化剤とを反応させた後、フ
    ェノール性水酸基とアルキレンオキサイドを反応させ、
    生じたアルコール性水酸基に一価カルボン酸をエステル
    化せしめてなるゲルワニス組成物。 4、請求項1ないし3記載の樹脂組成物およびエチレン
    性不飽和結合を有する化合物を含有することを特徴とす
    る樹脂組成物。 5、請求項1ないし4記載の樹脂組成物を含有すること
    を特徴とする印刷インキ組成物。
JP1208554A 1989-08-11 1989-08-11 樹脂組成物および印刷インキ組成物 Pending JPH0372557A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007091945A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Fujifilm Corp インク組成物、インクジェット記録方法、平版印刷版の製造方法、及び平版印刷版

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007091945A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Fujifilm Corp インク組成物、インクジェット記録方法、平版印刷版の製造方法、及び平版印刷版

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