JPH0371913B2

JPH0371913B2 -

Info

Publication number: JPH0371913B2
Application number: JP59271362A
Authority: JP
Inventors: Yoshiro Sato
Original assignee: Daikoku Denki Co Ltd
Current assignee: Daikoku Denki Co Ltd
Priority date: 1984-12-22
Filing date: 1984-12-22
Publication date: 1991-11-14
Also published as: JPS61149184A

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は２台のパチンコゲーム台間に設置され
て投入口に硬貨が投入されることによりパチンコ
玉若しくはゲーム用メダルを放出するパチンコホ
ールの台間貸出機に関する。

〔従来技術〕

この種従来の台間貸出機たる台間玉貸機は、隣
接する２台のパチンコゲーム台の遊技客がその席
に座つたままパチンコ玉を借り出すことができて
便利なものである。ところが、このような台間玉
貸機においては、隣接する左、右のパチンコゲー
ム台の遊技客による総売上げは判るものの、各パ
チンコゲーム台毎の売上げは判明せず、経営上の
データ不足となつている。

〔発明の目的〕

本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的は、左右に隣接する２台のパチンコゲーム
台の売上げを個々に知ることができるパチンコホ
ールの台間貸出機を提供するにある。

〔発明の要約〕

本発明は、中央部の仕切部を存して左側及び右
側に夫々投入口を形成し、その左側及び右側投入
口に硬貨が投入されたことを夫々検出する左側及
び右側硬貨投入センサを設けるとともに、前記硬
貨投入によるパチンコ玉若しくはゲーム用メダル
の放出を検出する貸出作動センサを設け、この貸
出作動センサの検出信号の出力を条件に前記左側
及び右側硬貨投入センサの検出信号を左側及び右
側カウンタに夫々カウントさせるようにしたこと
に特徴を有し、仕切部の存在により左側及び右側
のパチンコゲーム台の遊技客が夫々対応する左側
及び右側投入口にしか硬貨を投入し得ないように
せんとするものである。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図乃至第４図に
基づいて説明する。

先ず、第１図及び第２図を参照する。１は一例
に並設されたパチンコゲーム台であり、各パチン
コゲーム台１間には２台のパチンコゲーム台１に
ついて１台の台間貸出機たる台間玉貸機２が配設
されている。３は図示しない玉供給源からのパチ
ンコ玉が流通する樋であり、この樋３から各パチ
ンコゲーム台１が有するタンク１ａ及び台間玉貸
機２に対し分岐管３ａを介してパチンコ玉が供給
される。そして、台間玉貸機２においては、後述
する投入口部４を介して所定の硬貨例えば百円硬
貨が１枚投入される毎に放出機構５を駆動して設
定量たる例えば25個ずつのパチンコ玉を樋３から
該放出機構５及び放出管６を介して放出するよう
に構成されている。而して、前記台間玉貸機２に
おいて、投入口部４は頂部が前方に突出して仕切
部たる仕切突条部４ａをなす三角柱状をなし、左
側及び右側の傾斜面部には夫々縦長な左側投入口
４ｂ及び右側投入口４ｃが形成されている。尚、
この台間玉貸機２においては、左側投入口４ｂ若
しくは右側投入口４ｃから投入された硬貨が不適
当な場合には放出機構５を駆動せずにその硬貨を
返却口（図示せず）から返却するようになつてい
る。

さて、第３図を参照して電気的機構について述
べる。７_L及び７_Rは前記台間玉貸機２の投入口部
４内に配設された左側及び右側硬貨投入センサで
あり、左側硬貨投入センサ７_Lは左側投入口４ｂ
に硬貨が投入されるとパルス状の検出信号Saを
出力し、右側硬貨投入センサ７_Rは右側投入口４
ｃに硬貨が投入されるとパルス状の検出信号Sb
を出力するようになつている。８は前記台間玉貸
機２内の放出機構５の近傍に配設された貸出作動
センサであり、これは該放出機構５が駆動される
とパルス状の検出信号Scを出力するようになつ
ている。９_R及び９_Lは前記台間玉貸機２内の投入
口部４近傍に配設された右側及び左側電磁石であ
り、右側電磁石９_Rは、駆動信号が与えられると
その与えられている間だけ図示しない阻止部材を
駆動して右側投入口４ｃに内方から対応させ、以
て、右側投入口４ｃに対する硬貨投入を不能状態
にし、左側電磁石９_Lは、駆動信号が与えられる
とその与えられている間だけ図示しない阻止部材
を駆動して左側投入口４ｂに内方から対応させ、
以て、左側投入口４ｂに対する硬貨投入を不能状
態にするようになつている。而して、前記検出信
号Sa，Sb及びScはパチンコホールの集中管理用
コンピユータ１０の入力端子Ia，Ib及びIcに与え
られるようになつており、該コンピユータ１０は
後述するように動作するとともにに出力端子Oa
及びObから駆動信号Sb及びSeを選択的に出力し
て前記右側及び左側電磁石９_R及び９_Lに与えるよ
うになつている。

次に、本実施例の作用につき第４図のフローチ
ヤートを参照しながら説明するに、第４図には本
発明の要旨に直接関係を有する１台の台間玉貸機
２に係るルーチンのみが示されている。

今、台間玉貸機２の左側及び右側投入口４ｂ及
び４ｃのいずれにも硬貨が投入されない通常時に
おいては、コンピユータ１０は、前段のルーチン
を実行した後「検出信号Sa有か？」の判断行程
(イ)及び「検出信号Sb有か？」の判断行程(ロ)でと
もに「NO」と判断して後段のルーチンに移行
し、更に前段のルーチンの所定行程に戻ることを
繰返す。

そこで、今、台間玉貸機２の左側のパチンコゲ
ーム台１即ち１_Lの遊技客が左側投入口４ｂに硬
貨を投入したとすると、これを左側硬貨投入セン
サ７_Lが検出して検出信号Saを出力するので、コ
ンピユータ１０は、「検出信号Sa有か？」の判断
行程(イ)で「YES」と判断として次の「タイマー
セツト」の処理行程(ハ)に移行し、図示しないタ
イマーをセツトして計時作動を開始させる。更
に、コンピユータ１０は、次の「検出信号Sc有
か？」の判断行程(ニ)に移行し、ここで例えば
「NO」と判断して「タイマーの計時時間がTa
秒（例えば３〜４秒）になつたか？」の判断行程
(ホ)に移行し、そして、この判断行程(ホ)で「NO」
と判断した時には前記判断行程(ニ)に戻るようにな
る。而して、左側投入口４ｂに硬貨が投入（検出
信号Saが出力）された時には、正常であれば、
Ta秒（例えば３〜４秒）経過以前に放出機構５
が駆動されてパチンコ玉の放出が開始され、これ
にともなつて貸出し作動センサ８が検出信号Sc
を出力するので、コンピユータ１０は、判断行程
(ニ)及び(ホ)を繰返し行なつているうちに判断行程(ニ)
において、「YES」と判断するようになり、次の
「左側カウンタのカウント」の処理行程(ヘ)へ移行
する。コンピユータ１０は、処理行程(ヘ)に移行す
ると図示しない左側カウンタにカウント動作を行
なわせるようになり、該左側カウンタは「１」だ
けカウントアツプすることになる。次いで、コン
ピユータ１０は、「タイマーセツト」の処理行
程(ト)に移行して図示しないタイマーをセツトす
ることによりそのタイマーに計時作動を開始さ
せ、更に、「駆動信号Sdの出力」の出力行程(チ)に
移行して出力端子Oaから駆動信号Sdを出力させ
る。ことにより、右側電磁石９_Rが駆動されて阻
止部材を右側投入口４ｃに対応させ、以て、右側
投入口４ｃに硬貨を投入できないようにする。そ
の後、コンピユータ１０は、「タイマーの計時
時間がTb秒（例えば５〜10秒）になつたか？」
の判断行程(リ)に移行し、ここで例えば「NO」と
判断して再び判断行程(リ)に戻ることを繰返す。そ
して、タイマーの計時時間がTb秒になると、
コンピユータ１０は、判断行程(リ)で「YES」と
判断して次の「駆動信号Sdの出力停止」の処理
行程(ヌ)に移行、駆動信号Sdの出力を停止させる。
従つて、右側電磁石９_Rの駆動が停止され、右側
投入口４ｃへの硬貨の投入が可能になる。即ち、
下記Tb秒（例えば５〜10秒）は、放出機構５が
駆動されてパチンコ玉が放出管６に放出され、そ
の後に左側パチンコゲーム台１_L側の遊技客が該
放出管６からその放出されたパチンコ玉を取出し
完了するまでに要する時間を充分に見込んだ時間
に設定されるものであり、その間は右側投入口４
ｃに対する硬貨の投入は阻止されるものである。
その後、コンピユータ１０は、次の「タイマー
、のリセツト」の処理行程（ル）に移行し
て、タイマー、をリセツトさせるようにな
り、そして、後段のルーチンへの移行することに
なる。一方、左側投入口４ｂに硬貨が投入されて
検出信号Saが出力されても、その硬貨が不適当
で排出機構５が駆動されずに該硬貨が返却口に戻
された場合には、コンピユータ１０が前述したよ
うな判断行程(ニ)及び(ホ)を繰返し行なつても貸出作
動センサ８が検出信号Scを出力することはない
ので、遂には検出信号Saの出力後Ta秒（例えば
３〜４秒）経過するようになり、従つて、コンピ
ユータ１０は、「タイマーの計時時間がTa秒に
なつたか？」の判断行程(ホ)で「YES」と判断し
て「タイマーのリセツト」の処理行程（オ）に
移行し、タイマーをリセツトさせた後、後段の
ルーチンに移行するようなる。即ち、硬貨が返却
口に返却された場合には「左側カウンタのカウン
ト」の処理行程(ヘ)には移行しないものであり、左
側カウンタがカウント動作することはない。

以上は、左側のパチンコゲーム台１_L側の遊技
客が左側投入口４ｂに硬貨を投入した場合である
が、右側のパチンコゲーム台１即ち１_R側の遊技
客が右側投入口４ｃに硬貨を投入した場合にも前
記行程(ハ)乃至（オ）と同様の行程（ハ′）乃至
（オ′）により同様の動作が行なわれるようになる
ものである。但し、この場合には、右側カウンタ
がカウント動作するとともに、駆動信号Seが出
力されて左側電磁石９_Rが駆動され右側投入口４
ｂに対する硬貨の投入を阻止することになる。

尚、左側カウンタ及び右側カウンタのカウント
値は集中管理用コンピユータ１０側に設けられた
読出しスイツチを操作することによりCRTに映
し出し或いはプリンタによりプリントし得るよう
になつている。

このような本実施例によれば、次のような効果
を得ることができる。即ち、台間玉貸機２の投入
口部４に仕切突条部４ａを中央部に存して左側及
び右側投入口４ｂ及び４ｃを形成するようにした
ので、左側パチンコゲーム台１_L及び右側パチン
コゲーム台１_Rの遊技客は席に座つた状態では左
側投入口４ｂ及び右側投入口４ｃにのみ夫々硬貨
を投入し得るようになり、そして、これらの左側
投入口４ｂ及び右側投入口４ｃに投入された硬貨
をコンピユータ１０により左側カウンタ及び右側
カウンタに夫々カウントさせるうにしたので、各
パチンコゲーム台１_L及び１_R毎の売上げデータを
得ることができるものであり、パチンコホールの
経営上極めて便利である。更に、左側投入口４ｂ
及び右側投入口４ｃに対する硬貨の投入のカウン
トは放出機構５の駆動即ちパチンコ玉の放出を条
件に行なわれるようにしているので、硬貨が返却
口に返却された場合に誤カウントすることはな
く、正確なデータを得ることができる。しかも、
左側投入口４ｂ及び右側投入口４ｃの一方側の硬
貨投入によるパチンコ玉の放出中は他方側への硬
貨投入を阻止するようにしたので、パチンコゲー
ム台１_L，１_Rのどちらの側の遊技客が硬貨を投入
したか否かの判定にともなうトラブルの発生を防
止することができる。

第５図及び第６図は本発明の他の実施例であ
り、前記実施例と同一部分には同一符号を付して
示し、以下異なる部分についてのみ説明する。

即ち、この実施例では、台間玉貸機２に投入口
部４の代りに投入口部１１が設けられたものであ
り、そして、この投入口部１１は、中央部の案内
部材兼用の仕切部たる仕切壁部１１ａの左、右両
側にこれと平行となるようにして縦長な左、右側
投入口１１ｂ，１１ｃを形成した構成である。

従つて、この実施例においても、左側パチンコ
ゲーム台１_L及び右側パチンコゲーム台１_R（いず
れも第１図参照）の遊技客は席に座つた状態では
左側投入口１１ｂ及び右側投入口１１ｃにのみ
夫々硬貨を投入し得るようになり、前記実施例同
様の効果を奏するものである。

尚、上記実施例は本発明を台間玉貸機に適用し
た場合について述べたものであるが、これに限ら
ず例えばゲーム用メダルを貸出す台間メダル貸機
に適用することもできる。

その他、本発明は上記し且つ図面に示す実施例
にのみ限定されるものではなく、例えば左側及び
右側カウンタは台間貸出機側に設けてもよい等、
要旨を逸脱しない範囲内で適宜変形して実施し得
ることは勿論である。

〔発明の効果〕

本発明のパチンコホールの台間貸出機は以上説
明したように、左側及び右側投入口に投入された
硬貨をパチンコ玉若しくはゲーム用メダルの放出
を条件に夫々左側及び右側カウンタにカウントさ
せるようにしたので、左、右側のパチンコゲーム
台の売上げデータを個々に得ることができて経営
上極めて便利であるという優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は本発明の一実施例を示し、
第１図は設置状態の正面図、第２図は要部の斜視
図、第３図は電気的構成図、第４図は作用説明用
のフローチヤートであり、第５図及び第６図は本
発明の他の実施例を示す要部の斜視図及び正面図
である。図面中、１_L及び１_Rは左側及び右側パチンコゲ
ーム台、２は台間玉貸機（台間貸出機）、４は投
入口部、４ａは仕切突条部（仕切部）、４ｂは左
側投入口、４ｃは右側投入口、５は放出機構、７
_Ｌは左側硬貨投入センサ、７_Rは右側硬貨投入セン
サ、８は貸出作動センサ、９_Rは右側電磁石、９_L
は左側電磁石、１０はコンピユータ、１１は投入
口部、１１ａは仕切壁部（仕切部）、１１ｂは左
側投入口、１１ｃは右側投入口を示す。

Claims

【特許請求の範囲】１２台のパチンコゲーム台間に設置され投入口
に硬貨が投入されることによりパチンコ玉若しく
はゲーム用メダルを放出するようにした台間貸出
機において、中央部の仕切部を存して左側及び右
側に夫々投入口を形成し、その左側及び右側投入
口に硬貨が投入されたことを夫々検出する左側及
び右側硬貨投入センサを設け、前記硬貨投入によ
るパチンコ玉若しくはゲーム用メダルの放出を検
出する貸出作動センサを設けてなり、前記貸出作
動センサの検出信号の出力を条件に前記左側及び
右側硬貨投入センサの検出信号を左側及び右側カ
ウンタにより夫々カウントさせるようにしたこと
を特徴とするパチンコホールの台間貸出機。２左側及び右側投入口は、一方側への硬貨投入
によるパチンコ玉若しくはゲーム用メダルの放出
中に他方側が硬貨投入不能状態にされるようにな
つていることを特徴とする特許請求の範囲第１項
に記載のパチンコホールの台間貸出機。