JPH0371549A

JPH0371549A - 二重管形放電灯

Info

Publication number: JPH0371549A
Application number: JP20570089A
Authority: JP
Inventors: Hiromichi Kawashima; 弘道川島; Kazuo Honda; 本田　和雄; Shinji Inukai; 伸治犬飼
Original assignee: Toshiba Lighting and Technology Corp
Current assignee: Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority date: 1989-08-10
Filing date: 1989-08-10
Publication date: 1991-03-27

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的コ（産業上の利用分野）本発明は、発光管を外管に収容して二重管形とした放電
灯に関する。

（従来の技術〉従来、屋外照明や工場照明等に使用されていた高輝度放
電灯、すなわち高圧金属蒸気放電灯（ＨＩＤ）を最近に
おいて店吉市等の屋内照明などに使用するケースが多く
なってきた。

特に、メタルハライドランプは高効率および高演色性の
利点を有するので陳列商品の照明に好適し、その普及が
進んでいる。

このような屋内で使用する照明設備においては、ランプ
の寸法を小さくし、器具も含めた全体の小形化が必要と
なる。

このため、この種の小形メタルハライドランプは、その
発光管の側のみに圧潰封止部を形威し、この片側封止部
に一対の電極を集中して封着した、いわゆる片封止形の
構造を採用している。

このようにすると、封止部が１個であるから両端封止形
のバルブに比較して熱損失が小さくなり、したがって発
光効率の向上が可能になるとともに、底形に手間を要さ
ず、かつ放電空間の大きさに比較して相対的に大きな形
状となり勝ちな封止部が１個になるから全体を小形化で
きるなどの利点がある。

ところで、このような片封止形の小形メタルハライドラ
ンプは、発光効率を高めるためランプ負荷の高い状態で
点灯され、例えば入力電力をＷＬ（ワット）、発光管の
内表面積を５（ｃｄ）としたとき、ＷＬ／Ｓの値が２０
〜７０程度の高い負曲で点灯されることが多い。このた
め、ランプは苛晶な状況の下で使用され、すなわち、入
力電力をＷＬ　　（ワット）、発光管の内表面積を５（
部４）としたとき、ＷＬ／Ｓの値が２０〜７０程度の高
い負荷で点灯されることが多い。

このような苛酷な状況で点灯すると、点灯中の発光管内
の蒸気圧は２０気圧以上にも達し、このため、発光管が
破損することが心配され、万が−に備えて上記発光管を
石英ガラスからなる外管に収容しである。

このような外管も、小形化のため片側端部だけを圧潰封
止した構造とし、この圧潰封止部にセラミック等の耐熱
性絶縁体からなる口金を被着部７である。

（発明が解決しようとする課題）しか１７ながら、上記のような二重管構造に１２でも外
管が破損することは皆無ではなく、万が一外管が破裂す
るとガラスが飛散する心配がある。

このため、従来においては万が−のことを配慮して、上
記二重管形メタルハライドランプを収容するランプ器具
の投光開口部を前面ガラスなどで覆う構造が採用されて
いた。

しかしながら、このようなランプ器具の構造は部品点数
が多くなり、組み立てに手間を要し、器具が重くなった
り、前面の投光開口部がガラスで塞がれるため、内部に
熱がこもるなどの不具合を発生させる。

本発明は上記の事情にもとづきなされたもので、万が一
外管が破損するようなことがあってもランプ自身で、外
管の破片の落下を防止し、安全性が向」ニする二重管形
放電灯を提供しようとするものである。

［発明の構成コ（課題を解決するための手段）本発明の１番目は、外管に耐熱性を有し透光性の防爆用
被覆、例えば網体を被せたこεを特徴とする。

また、本発明の２番目は、一端に圧潰封止部を有すると
ともにこの圧潰封止部に一対の電極を封着しこれら電極
を放電空間内で互いに対向させてなる片封止形発光管内
を外管に収容してこの外管も片封ＩＬ形とした二重管形
放電灯においては、上記外管の封止部に突起を形成し、
この外管の外面に耐熱性かつ透光性の防爆用被覆を被せ
、この防爆用被覆を上記突起に係止したことを特徴とす
る。

（作用）本発明の１番目によれば、外管を耐熱性を有し透光性の
防爆用被覆、例えば網体で覆ったので、万が一外管が破
損するようなことがあっても破片の落下を防止する。

また、本発明の２番目によれば、外管に被せた防爆用被
覆を封止部に形威した突起に係止したので防爆用被覆の
取り付けが容易であり、防爆用被覆が不用意に落下する
心配がない。

（実施例）以下本発明について、図面に示す一実施例にもとづき説
明する。

図面はランプ入力電力１５０Ｗの二重管形メタルハライ
ドランプを示し、１は石英ガラスからなる外管であり、
この外管１は一端のみに圧潰封止部２゜部２を形威しで
ある。この圧潰封止部２にはＭ。

などからなる金属箔導体３，３を封着しである。

これら金属箔導体３，３には外部リード線４，４が接続
されているとともに、サポート兼用の内部リード線５，
５が接続されている。なお、これら内部リード線５．５
は後述する発光管１０の外部リード線も兼ねている。

上記外管１の圧潰封止部２には、圧潰偏平面と交差する
他の側面にそれぞれ突起部６．６が形成されている。

また、上記外管１の圧潰封止部２には口金７が接着され
る。口金７は、セラミックなどのような耐熱性絶縁体か
らなり端部に口金ビン８．８を突設しである。この口金
７はセメント９を介して］１紀外管１の圧潰封止部２に
接合されており、この圧潰封止部２から導出された外部
リード！１４．４は口金ピン８．８に接続されている。

このような外管〕内には発光管１０が収容されている。

発光管１０は上記外管１と同様に片封止形をなしており
、石英ガラスにて形成されている。この発光管〕０は内
容積が０．５ｃｃとなるほぼ楕円球形の放電空間を有し
、このような楕円球形の放電空間は長軸方向がバルブ軸
となり、このバルブ軸と直交する短軸方向の一端に圧潰
封止部１１形成されている。

上記発光管１０内には、バルブ軸方向に離間対向して一
対の電極１２．１２が配置されており、これら電極１２
．１２は共に上記片側の圧潰封止部１１に封着されたＭ
ｏなどのような金属箔導体１３．１３にそれぞれ接続さ
れている。前記外管１のサポート兼用の内部リード線５
，５が上記金属箔導体１３．１３にそれぞれ接続されて
いるものである。

上記電極１２、］２は、電極軸部１４とこれに巻付けら
れた電極コイル部１５とで構成されており、電極軸部１
４は純レニウムまたはレニウム−タングステン合金線に
より形成され、もしくはタングステン線に純レニウムま
たはレニウム−タングステン合金を被覆して形成されて
おり、また電極コイル部１５はタングステンまたはトリ
エーテッドタングステンをコイル形に巻回して形成され
ている。

このような発光管１０内には始動用希ガスと、所定量の
水銀および５ｎ１２、Ｎａ１ＳＴｆｌ　Ｉ、Ｉｎｌ、Ｎ
ａＢｒ５ＬｉＢｒなどの金属ハロゲン化物が封入されて
いる。

そして、このような片封止形メタルハライドランプにお
いては、安定点灯時のランプ電流工が１．８Ａで、この
峙のランプ人力電力Ｗは１５０Ｗとなるように設定され
ている。

また、発光管の内表面積Ｓは３．５ｃ４であり、発光管
Ｑｉ位表面積当りのランプ負荷は約４３Ｗ／ｄとなって
いる。

このような構成の二重管形メタルノ＼ライドランプにお
いては、その外管１の外面に耐熱性を有した透光性の防
爆用被覆、例えば金網２０が被せられている。金網２０
は外管１の外面壱ｊ状に応じた袋形をなし、外管１の外
面全体に密接して被覆されている。この袋形をなした金
網２０の開口部は、外管１の圧潰封止部２においてこの
圧潰封止部２に形成した突起部６．６に引っ掛けられて
いる。このため金網２０が外管１から外れ落ちないよう
に係止されている。また、この金網２０の開口部は、上
記口金７を外管１の圧潰封止部２に接着したセメント９
にも接合しており、したがって金網２０の離脱が阻止さ
れている。

なお、圧潰封止部２に突起部６．６を形成する場合は、
圧潰封止作業時に同時に成形することができる。すなわ
ち、外管１の端部を圧潰封止する場合は端部を加熱して
軟化させ、この軟化端部を第２図に示す圧潰治具として
のピンチャ３０．３０で押圧する。このため上記軟化端
部は押し潰され、第３図に示すように偏平になる。この
偏平な圧潰封止部２は、これを平面側から見ると第４図
に示すように外管１の外径よりもはみ出す端部３１．３
１を有している。したがって、これら両端部を成形用ピ
ンチャ３２．３２で押圧する。この場合、はみ出し端部
全体の高さ中よりも成形相ピンチャ３２．３２の高さｈ
を小さくしておいて、押圧しない部分を形成すれば、こ
れが外管１の外径よりもはみ出した前記突起部６．６と
なる。

なお、上記圧潰封止の時、外管１内に発光管マウントを
収容保持していることはもちろんである。

このような構成の小形メタルハライドランプについて作
用を説明する。

上記の構成の小形メタルハライドランプは、発光効率を
高めるためランプ負荷Ｗ＋、／Ｓが、例えば２０〜７０
程度の高い値で点灯され、このため点灯中に発光管内の
蒸気圧は２０気圧以上にも達することがある。

このような状態では、不慮の原因で発光管１０または発
光管１０を収容した外管１が破損することが心配される
。

しかしながら、外管１には金網２０が被せられているか
ら、万が一外管１が破裂しても金網２０がガラスの飛散
を防止し、ガラス破片の落下を防止する。したがって、
安全性が向上する。

そして、本実施例においては金網２０を外管１の圧潰封
止部２に形成した突起部６．６に引っ掛けであるととも
に、口金７を外管１の圧潰封止部２に接着するセメンｈ
　９に接合しであるから、金網２０の離脱が阻止される
。

したがって、ガラスが飛散しようとしても金網２０が確
実に受けるのでガラスの飛散を良好に防止することがで
きる。

しかも、金網２０は外管１の圧潰封止部２に形成した突
起部６．６に引っ掛けるのみで固定されるから、格別な
固定具は不要であり、取りｆζｊけ作業も容易である。

なお、本発明は金網２０に制約されるものではなく、耐
熱性を有した透光性の防爆用被覆であれば使用ｊ可能で
ある。

また、第１の発明は、耐熱性を有する透光性の防爆用被
覆を外管１、に固定する場合に種々の固定手段で実施可
能であり、例えばバンドで締結する、接着剤で取り付け
るなどの手段でも可能である。

さらに、第１の発明は、片側端部だけを圧潰封止した外
管および発光管には制約されない。

［発明の効果］以上説明したように本発明の１番目によれば、外管が耐
熱性を有し透光性の防爆用被覆、例えば網体で覆われて
いるので、万が一外管が破損するようなことがあっても
破片の落下が防止される。

また、本発明の２番目によれば、外管に被せた防爆用被
覆を封止部に形成した突起に係止したので防爆用被覆の
固定が確実であり、防爆用被覆が不用意に落下する心配
がなく、またその取り付けも容易である。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図は二重管形小形
メタルハライドランプの正面図、第２図ないし第５図は
圧潰封止部に突起を形成する方法を順を追って示す説明
図である。１・・・外管、２・・・圧潰封Ｏｘ部、６・・・突起部
、７・・・口金、８・・・口金ピン、９・・・セメント
、１０・・・発光管、１１・・・圧潰封止部、１２・・
・電極、２０・・・金網。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）発光管を外管に収容して二重管形とした放電灯に
おいて、上記外管の外面に耐熱性かつ透光性の防爆用被
覆を被せたことを特徴とする二重管形放電灯。
（２）一端に圧潰封止部を有するとともに、この圧潰封
止部に一対の電極を封着し、これら電極を放電空間内で
互いに対向させてなる片封止形発光管内を外管に収容し
、この外管も片封止形とした二重管形放電灯において、上記外管の封止部に突起を形成し、この外管の外面に耐
熱性かつ透光性の防爆用被覆を被せ、この防爆用被覆を
上記突起に係止したことを特徴とする二重管形放電灯。