JPS59130060A - 水銀蒸気放電灯 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は２例えば螢光ランプのような水銀蒸気放電灯
の放電路を屈曲させ、外観形状を小形にし白熱電球に代
替可能なようにした水銀蒸気放電灯に関するものである
。

現在一般照明用光源としては螢光ランプがその効率の良
さ２面発光に近いグレアの少なさ、光色の選択の広さな
どから数多く使用されている。しかしながら、効率が螢
光ランプの１／３〜１１５和度の白熱電球もまだかなり
使用されており、省エネルギー化が強く叫ばれる現在で
は問題がある。

この現象は白熱電球が螢光ランプにない小形・高輝度で
片口金の形状を有しているため照明器具の設計の自由度
が大きいこと２点光源に近いため陰影を混じえたアクセ
ント照明やムード照明を行ないやすい点などがあるため
である。

螢光ランプにこの白熱電球の長所を持たせるため、螢光
ランプの小形化の試みが従来から考えられ、一部は実用
化もされている。例えば、螢光ランプをＵ字形に曲げ従
来の螢光ランプの約１／２の長さにし２片側に口金部を
寄せだランプ（実公昭３６−３９７２号、実公昭３６−
２７４７３号）が提案されている。しかしながら、Ｕ字
形螢光ランプは一般の直管ランプの約１／２の長さに小
形化されるが、電球のように小さくすると明るさと効率
が低下してしまう欠点がある。これを解決するために、
Ｕ字形の螢光ランプを更に二つ折り（ダブルＵ字形）に
しランプ長を大きく保ちつつ全体の形状を小形化し、こ
のランプを外管グローブ内に点灯装置と一体にしておさ
め、Ｅ型口金を付ける電球代替用のランプ（実開昭５６
−８０５８号、実開昭５８−５２８５０号）が提案され
、また類似構造のものが実用化されている。このランプ
はダブルＵ字形の螢光ランプ単体としては高効率である
が、外管グローブ内に点灯装置と一体にして電球代替用
とした場合２点灯するとグローブ内の温度が上り。

ランプ内の水銀蒸気圧が大幅に上昇し効率が低下してし
まう欠点があった。そこで、ランプ長を大きく保ちつつ
、水銀蒸気圧の上昇を抑制するため。

水銀と希ガスを封入した密閉外管内に、一端が開口し他
端が電極を有し、外管パルプの底面に気密に封着された
Ｕ字形の２本の内管より構成されたラングが提案されて
いる（特開昭５４−４４３７０号。

特開昭５７−４４９５７号）。

このランプは、効率を左右する水銀蒸気圧を決めるラン
プの最冷点が外管壁に出来るだめ点灯しても水銀蒸気圧
があまり過昇せず、上記ダブルＵ形ランプを内蔵した電
球代替ランプより効率が改善される。しかし、このラン
プも電球代替ランプとして密閉あるいは半密閉形の照明
器具に取付は使用する場合、外管壁の温度が上り、効率
の低下をきたす欠点があった。

また、このランプは外管壁にランプの最冷温度ができる
ため水銀がガラス壁に付着し外観上汚れて見苦しく商品
性を損なう欠点があった。

この発明は上記の欠点を改良したものであり。

密閉器具など高周囲温度で使用されても高効率であり、
しかも外管壁に水銀が付着しない良好な外観を有する小
形の水銀蒸気放電灯を提供するものであシ、その構成は
、水銀と希ガスを封入した密閉外管内に、一端が開口し
他端が電極とともに外管パルプの底面に気密状に溶着し
た複数の内管を設けた構造のランプに於て、外管パルプ
の底面に一端が開口した保持チューブをこの開口面が外
管パルプ内にあるよう凸出させて設け、このチューブ内
にランプの水銀と作用してアマルガムを形成する金属を
設置することを特徴とするものである。

以下この発明の詳細を図面を用いて説明する。

第１図はこの発明の一実施例である小形螢光ランプであ
り、第２図はこの実施例のランプを電流制限器及び始動
器と一体にし、Ｅ型口金を取付けて電球ソケットに直接
捩じ込んで使用可能とする電球代替用ランプとした例で
ある。

第１図において、光透過性の外管パルプ（２）と外管パ
ルプ底面（３）とは気密に溶着され、内部に水銀と希ガ
スが封入されている。外管パルプ（２）の中は。

一端に開口部（４）を有し、他端が電極（５）を設置し
。

外管パルプ底面（３）に電極（５）を内部に通すように
溶着されたＵ字形の２本のガラスチューブ（６）を有し
ている。この２本のガラスチューブ（６）で内管を形成
している。外管パルプ底面（３）には一端が閉塞し他端
が開口したガ２；ζ製の保持チューブ（７）が開口面を
外管内に向け２本のガラスチューブ（６）の間に突出し
て設けられており、このチューブ（７）内には水銀と作
用してアマルガムを形成するアマルガム形成金属（８）
が設置されている。

ガラスチューブ（６）の内壁には螢光体層が被着されて
いる。

以上のように小形螢光ランプ（１）は構成されている。

第２図は電流制限器（９）と始動器００ヲ点灯容器咀内
に収納し、この点灯容器αυにＥ型口金住りを取付け、
この点灯容器αυと小形螢光ランプ（１）とを一体に形
成して電球代替螢光ランプ（ソ）としたものであり、第
３図にその接続回路を示す。

ランプの点灯は第３図に示すごとく、電源ソケットにＥ
型口金αのを捩じ込み、電源が投入されると始動器００
）１例えばグローランプを使用した場合、グロー放電が
起こり、バイメタル電極が短絡状態となり２個の電極（
５）に予熱電流が流れ電極は十分熱せられ熱電子が放出
される。その後、グローランプは冷却されバイメタルが
開放されるが、このとき電流制限器（９）によって高い
インダクションキック電圧がランプの両端の電極（５）
、　（５）間に発生し、ランプは内管の一点鎖線のよう
に放電アークがつながり点灯する。ランプに封入された
水銀は内部に設置されたアマルガム形成金属（８）と作
用し。

チューブ（７）内でアマルガム（８ａ）となっているた
め。

外管管壁が最冷温度であっても外管管壁には水銀の付着
は起らず外観的に良好なものとなる。また。

高い周囲温度に於ても、アマルガムによって水銀蒸気圧
が決捷るためアマルガムの組成とチューブ（７）の設置
位置、すなわちアマルガムの温度を任意に選択できるた
め、使用環境に合せ常に高い効率を得ることができる。

この方式でランプを製作した。

〈実施例１．〉 ランプは第１図の形状で外管バルブは径７０ｍ、。

高さ＋００ｍｍ１　内管は径７６　ｍＴＬ＋長さ１８０
ｍｍのＵ字形状ガラスチューブを２本対向させ、封入ガ
スとしてアルゴンを３ｔｏｒｒ、　水銀を４０１ｎ９封
入し。

使用螢光体としては通常のアルテモン付加ノ・ロリン酸
カルシウム螢光体を使用して製作した。１だアマルガム
を設けたランプは外管ノくルプ底面に径５　ｍｍのガラ
ス製の保持チューブをランプ内に凸出させ、−４：の内
部にアマルガム形成金属としてインジウム金属１５０７
１１９’！ｉ７設置したランプとした。これらランプの
光出力と外管ノ（ルブへの水銀の付着有無をみた。光出
力はランプ電流３２０ｍＡ一定とし。

周囲温度２５°Ｃ１３０℃、３５℃、４０℃と変化させ
測定した。結果勿第１表に示す。

第　　１　　表 アマルガムのないランプは外管バルブの最冷部に水銀が
付着し外管が汚れ見苦しさを示すとともに周囲温度が上
ると明るさが大きく低下してし１う。一方、アマルガム
を設置したランプは外管バルブに水銀の付着が無く、外
管の商品性を低下させることもなく、壕だ周囲温度が高
くなっても水銀）蒸気圧がアマルガムによって制御され
ているため明るさの低下が小さい利点が得られた。

〈実施例２〉 他の実施例として、アマルガムの温度・組成を変化させ
たランプを製作した。

ランプの外管・内管および使用螢光体は、実施例１．と
同一寸法であり、アマルガムを設置するガラス製保持チ
ューブの長さを変化させアマルガムの温度を高・低２部
分に変えた。寸だ、アマルガム組成はインジウム金属＋
５０Ｍｐに対し、水銀封入ｉ２５Ｉｎ９．　４０Ｉｎ９
と変化させた。これらランプを＋５Ｗ商用安定器に接続
し、入力電圧１００ｖ一定して周囲温度を変化させ光出
力および外管への水銀付着状態を観察した。第２表に結
果を示す。

アマルガム・ランプは外管に水銀が被着しないとともに
、アマルガムの組成・温度を適当に選ぶことによシ、高
周凹温度でも高い明るさを得ることができた。従って、
照明器具に囲まれ、高周囲温度の点灯条件になる６０Ｗ
の電球に直接板じ込んで代替して点灯が可能な、高効率
な電球代替の小形螢光ランプが得られた。

±記実施例では２外管パルプ底面よりランプ内に突出さ
せるアマルガム保持チューブを２本の内管ガラスチュー
ブの間に設けたが、これに限定されるものではなく、外
管パルプの底面のどこに設けてもよい。

才だ、アマルガム保持チューブは、実施例に示したガラ
スに限定されるものでなく、外管底面と気密封着が可能
なものならば、金属管、セラミック管なども用いられる
ことは言うまでもない。

この発明は以上説明したとおり、螢光ランプのような水
銀と希ガスを封入したランプで、その構造が密閉外管内
に一端が開口し、他端が電極とともに外管パルプの底面
に気密状に溶着した複数のガラスチューブからなる内管
を設けたものに於て。

外管パルプの底面に一端が開口した保持チューブを外管
パルプ内に凸出させるように設け、この保持チューブ内
にランプ内の封入水銀と作用して。

アマルガムを形成する金属を設置することを特徴として
おり、外管に水銀が付着し外観性能を損うことを防止す
るとともに、高い周囲温度でも高効率を得ることができ
るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例を示す小形螢光ランプの
組立体を示す斜視図、第２図は第１図のランプと点灯容
器とを一体にした電球代替形ランプの斜視図、第３図は
、第２図の電球代替形ランプの電気的な回路例を示した
図である。 図に於て、（ｙ）は小形螢光ランプ、（２）は外管パル
プ、（３）は外管パルプ底面、（４）は開口部、（５）
は電極。 （６）はガラスチューブ、（７）は保持チューブ、（８
）はアマルガム形成金属、（９）は電流制限器、鵠は始
動器。 １１）は点灯容器、ａつはＥ型口金、（す）は電球代替
螢光ランプである。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。 代理人　葛野信− 第１図 ７ 第２図 第３図 も１士許庁長官殿 １、事件の表示　　　　特願昭５８−５６３８号２、　
Ｋ　明（７）　名４ｊＦ　　　　水銀蒸気放７屯灯３、
補正をする者 事件との関係　　　特許出願人 住　所　　　　　東京都千代１１１区丸の内−田川１２
市３号名　称（６０１）　　　王菱電機株式会社代表者
片山仁八部 ４、代理人 住　所　　　　　東京都千代［」」置火の内二丁１」２
番３２゜補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄。 ６、補正の内容 明細書をつぎのとおシ訂正する。 頁 １〔 以上 手続補正書（自発〕 ５８１２２３ 昭和　　年　　月　　日 特許庁長官殿 １、事件の表示　　　特願昭５８−５６３８号２、発明
の名称 水銀蒸気放電灯 ３、補正をする者 代表者片山仁へ部 ５、　補正の対象 昭和５８年γ月１９日付提出の手続袖正書の補正の内容
の欄 ６　柑ｊ正の内容 上記手続補正書の第２頁５行から第１行の１０頁第８〜
９行訂正前「入力電圧１００■一定して」訂正袋「入力
電圧ｙ１ｏｏｖ−にして」とあるの全下記の７１１ｉり
補正する。 ［輿１０貞８行から９行の「入力電圧１００一定して」
とあるのを「入力電圧４１ｏｏｖ一定にして」と補正す
る。 以上

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）内部に水銀と希ガスを封入し２密閉された光透過
   性の外管バルブと、この外管パルプ内に配設され、内面
   に螢光体層を有し、一端は開口し。 他端は上記外管バルブの底面に気密封着されるとともに
   内部に電極が設けられた複数本のガラスチューブよシな
   る内管とを備えた水銀蒸気放電灯において、上記外管バ
   ルブの底面に一端が開口し。 この開口面が外管パルプ内にあるよう設けられた保持チ
   ューブと、この保持チューブ内に設置され外管内の水銀
   と作用してアマルガムを形成する金属とを有することを
   特徴とする水銀蒸気放電灯。
2. （２）複数本のガラスチューブの開口端の一部を互いに
   ガラスで溶封接続したことを特徴とする特許請求の範囲
   第１項記載の水銀蒸気放電灯。
3. （３）　　内部に水銀と希ガスを封入し、密閉された光
   透過性の外管バルブと、この外管パルプ内に配設され、
   内面に螢光体層を有し、一端は開口、他端は上記外管バ
   ルブの底面に気密封着されるとともに、内部に電極が設
   けられた複数本のガラスチューブよりなる内管と、上記
   外管バルブの底面に。 外管内の水銀と作用してアマルガムを形成する金属を内
   部に有し、一端が開口し、この開口面が外管パルプ内に
   あるよう設けられた保持チューブとを備えた放電灯を、
   電流制限器と始動器を収納した点灯容器と一体に形成し
   、この点灯容器にＥ型口金を取付けてなる水銀蒸気放電
   灯。