JPS59148257A - 水銀蒸気放電灯 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は１例えば螢光ランプのような水銀蒸気放電灯
の放電路を屈曲させ、外観形状を小形にし白熱電球に代
替可能なようにした水銀蒸気放電灯に関するものである
。

現在一般照明用光源としては螢光ランプがその効率の良
さ２面発光に近いグレアの少なさ、光色の選択の広さな
どから数多く使用されている。しかしながら、効率が螢
光ランプの１／３〜１１５程度の白熱電球もまだかなり
使用されており、省エネルギー化が強く叫ばれる現在で
は問題がある。

この現象は白熱電球が螢光ランプにない小形・高輝度で
片口金の形状を有しているため照明器具の設計の自由度
が大きいこと２点光源に近いため陰影を混じえたアクセ
ント照明やムード陣門を行ないやすい点などがあるため
である。

螢光ランプにこの白熱電球の長所を持たせるため、螢光
ランプの小形化の試みが従来から考えられ、一部は実用
化もされている。例えば、螢光ランプをＵ字形に曲げ従
来の螢光ランプの約１／２の長さにし２片側に口金部を
寄せたランプ（実公昭３６−３９７２号、実公昭３６−
２７４７３号）が提案されている。しかしながら、Ｕ字
形螢光ランプは一般の直管ランプの約１／２の長さに小
形化されるが、電球のように小さくすると明るさと効率
が低下してしまう欠点がある。これを解決するために、
Ｕ字形の螢光ランプを更に二つ折り（ダブルＵ字形）に
しランプ長を大きく保ちつつ全体の形状を小形化し、こ
のランプを外管グローブ内に点灯装置と一体にしておさ
め、に型口金を付ける電球代替用のランプ（実開昭５６
−８０５８号、実開昭５８−５２８５０号）が提案され
、また類似構造のものが実用化されている。このランプ
はダブルＵ字形の螢光ランプ単体としては高効率である
が、外管グローブ内に点灯装置と一体にして電球代替用
とした場合２点灯するとグローブ内の温度が上り。

ランプ内の水銀蒸気圧が大幅に上昇し効率が低下してし
まう欠点があった。そこで、ランプ長を大きく保ちつつ
、水銀蒸気圧の上昇を抑制するため。

水銀と希ガスを封入した密閉外管内に、一端が開口し他
端が電極を有し、外管パルプの底面に気密に封着された
Ｕ字形の２本の内管より構成されたランプが提案されて
いる（特開昭５４−４４３７０号。

特開昭５７−４４９５７号）。

このランプは、効率を左右する水銀蒸気圧を決めるラン
プの最冷点が外管壁に出来るため点灯しても水銀蒸気圧
があ捷り過昇せず、上記ダブルＵ形ランプを内蔵した電
球代替ランプよし効率が改善される。しかし、このラン
グも電球代替ランプとして密閉あるいは半密閉形の照明
器具に取付け使用する場合、外管壁の温度が上り、効率
の低下をきたす欠点があった。

また、このランプは外管壁にランプの最冷温度ができる
ため水銀がガラス壁に付着し外観上滑れて見苦しく商品
性を損なう欠点があった。

この欠点を改良するために水銀と希ガスを封入した密閉
外管内に、一端が開口し他端が電極とともに外管バルブ
の底面に気密状に溶着した複数の内管を設けた構造のラ
ンプに於て、外管バルブの底面に一端が開口した保持チ
ューブをこの開口面が外管パルプ内にあるよう凸出させ
て設け、このチューブ内にランプの水銀と作用してアマ
ルガムを形成する金属を設置する構造のものが提案され
ている。この構成のランプは、密閉照明器具など高周囲
温度で使用されても高効率であり、しかも外管壁に水銀
が付着しない良好な外観を有するランプを得ることがで
きる。

しかしながら、上記構造のランプは点灯安定時の特性は
優れたものがあるが１点灯して定常状態に安定する１で
の過渡的な初期の明るさが、安定に達する１での時間が
長いと言う新らたな欠点が生じた。この欠点は電球に代
替して使用することを目的に作られたこのランプにとっ
て大きなものであり、その使用用途を大きくせばめるも
のである。

この発明は上記の欠点を改良したものであり。

密閉器具など高周囲温度で使用されても高効率であり、
しかも点灯初期の明るさとその安定時間も十分満足でき
、更に、外管壁に水銀が付着しない良好な外観を有する
小形の水銀蒸気放電灯を提供せんとするものである。

それを実現するため、水銀と希ガスを封入した密閉外管
内に、一端が開口し他端が電極とともに外管バルブの底
面に気密状に溶着した複数の内管を設けた構造のランプ
に於て、外管バルブの底面に一端が開口した保持チュー
ブをこの開口面が外管パルプ内にあるように凸出させて
設け、このチューブ内にランプの水銀と作用してアマル
ガムを形成する金属を高温部と低温部の２ケ所に分割し
て配置し、その量は高温側は少なく低温側に多くなるよ
うに設置したことを特徴とするものである。

更に、この発明の他の特徴は、水銀と希ガスを封入した
密閉外管内に、一端が開口し他端が電極とともに外管バ
ルブの底面に気密状に溶着した複数の内管を設けた構造
のランプに於て、外管バルブの底面に一端が開口した保
持チューブをこの開口面が外管パルプ内にあるように凸
出させて設け。

このチューブ内にランプの水銀と作用してアマルガムを
形成する金属を高温部と低温部の２ケ所に分割して配置
し、その量は高温側は少なく低温側に多くなるように設
置するとともに高温１則アマルガムを電源線の一部と電
気的に接続し電極と電位を持たせたことにある。

以下この発明の詳細を図面を用いて説明する。

第１図はこの発明の第１の実施例である小形螢光ランプ
を示す図であり、第２図はこの実施例のランプを電流制
限器及び始動器と一体にし、Ｅ型口金な堆付けて電球ソ
ケットに直接板じ込んで使用可能とする電球代替用ラン
プとした例である。

第１図において、光透過性の外管バルブ（２）と外（９
） 管バルブ底面（３）とは気密に溶着され、内部に水銀と
希ガスが封入されている。外管バルブ（２）の中は。

一端に開口部（４）を有し、他端が電極（５）を設置し
。

外管パルプ底面（３）に電極（５）を内部に通すように
溶着されたＵ字形の２本のガラスチューブ（６）を有し
ている。この２本のガラスチューブ（６）で内管を形成
している。外管バルブ底面（３）には一端が閉塞し他端
が開口したガラス製の保持チューブ（７）が開口面を外
管内に向け２本のガラスチューブ（６）の間に突出して
設けられており、このチューブ（７）内には水銀と作用
してアマルガムを形成するアマルガム形成金属（８ａ、
８ｂ）が金網などの保持体上に高温側（８ａ）と低温側
（８ｂ）に分割され、その量は高温側は少なく低温側に
多く設置されている。

ガラスチューブ（６）の内壁には螢光体層が被着されて
いる。

以上のように小形螢光ランプ（１）は構成されている。

第２図は電流制限器（９）と始動器α〔を点灯容器σ１
）内に収納し、この点灯容器ａυにＥ型ロ金０２ヲ取付
（１０） け、この点灯容器０υと小形螢光ランプ（１１とを一体
に形成して電球代替螢光ランプ（１３としたものであり
、第３図にその接続回路を示す。

ランプの点灯は第３図に示すごとく、電源ソケットにＥ
型口金０′ｉＪを捩じ込み、電源が投入されると始動器
０１２例えばグローランプを使用した場合。

グロー放電が起こり、バイメタル電極が短絡状態となり
２個の電極（５）に予熱電流が流れ電極は十分熱せられ
熱電子が放出される。その後、グローランプは冷却され
バイメタルが開放されるが、このとき電流制限器（９）
によって高いインダクションキック電圧がランプの両端
の電極（５１，＋５１間に発生し。

ランプは内管の一点鎖線のように放電アークがつながり
点灯する。ランプに封入された水銀は内部に設置された
アマルガム形成金属（８ａ）　、　（ｓｂ）と作用し、
チューブ（７）内でそれぞれアマルガム（８Ａ）。

（８Ｂ）となっているため、外管管壁が最冷温度であっ
ても外管管壁には水銀の付着は起らず外観的に良好なも
のとなる。寸だ、ランプが点灯し安定状態になる筐での
アマルガムの水銀の蒸発状態は。

（１１） 最初少量のアマルガム（８Ａ）の温度上昇が速いため。

少量のアマルガム（８Ａ）からの水銀蒸気によりランプ
内の蒸気圧はほとんど決定される。しかし点灯時間がた
つとともに多量アマルガム（８Ｂ）の温度も上昇し、そ
こからの蒸発量も多くなる。アマルガム（８Ａ）　、　
（８Ｂ）の温度が各々一定になる安定状態ではアマルガ
ムの温度が高いアマルガム（８Ａ）とそれよす低いアマ
ルガム（８Ｂ）とでは各々のアマルガムの蒸気圧が異な
るが、アマルガム（８Ｂ）の方がアマルガム（８Ａ）よ
多量が多く設置されているため、ランプ安定時の水銀蒸
気圧はほとんどアマルガム（８Ｂ）で決定され制御され
る。この高低２ケ所の温度部分にアマルガムを設置する
ことによシ、低温側１ケ所のものより点灯初期の水銀蒸
気圧が高く、高い明るさが得られる効果がある。

この方式は更に高い周囲温度に於ても、アマルガムによ
って水銀蒸気圧が決まるだめ、アマルガムの組成とチュ
ーブ（７）の設置位置の変更選択、すなわち低温側アマ
ルガム（８Ｂ）の温度を任意に選択できるため、使用環
境に合せ常に高い効率を得る（１２） ことができる。

このような本発明にもとついてランプを製作した具体例
を以下示す。

〈実施具体例１．〉 ランプは第１図の形状で外管バルブは径７０間。

高さ１００朋、内管は径１６朋、長さ１８０間のＵ字形
状ガラスチューブを２本対向させ、封入ガスとしてアル
ゴンを３ｔｏｒｒ、水銀を４０１ＴＴ９封入し。

使用螢光体としては通常のアルチモン付加ハロリン酸カ
ルシウム螢光体を使用して製作した。才だアマルガムを
設けたランプは外管バルブ底面に径５１１１１！のガラ
ス製の保持チューブをランプ内に凸出させ、その内部に
アマルガム形成金属としてインジウム金属を低温側だけ
１５０■設置したランプと。

高温側に１０■、低温側に１５０　ｍ９を設置したラン
プとを用意した。これらのランプの光出力と外管バルブ
への水銀の付着有無をみた。光出力はランプ電流３２０
ｍＬ定とし１周囲温度２５℃、３０℃。

３５℃、４０℃と変化させ測定した。結果を第１表に示
す。

（１３） 第　　　　１　　　　表 − （ Ｊ アマルガムのないランプは外管パルプの最冷部に水銀が
付着し外管が汚れ見苦しさを示すとともに周囲温度が上
ると明るさが大きく低下してしまう。一方、アマルガム
を設置したランプは外管バルブに水銀の付層が無く、外
管の商品性を低下させることもなく、また周囲温度が高
くなっても水銀の蒸気圧がアマルガムによって制御され
ているため明るさの低下が小さい利点が得られた。

また、このランプの点灯後安定するまでの相対（１４） 光束値と点灯時間の関係を周囲温度２５℃に於て測定し
た。その結果を第４図に示す。アマルガムを低温側１ケ
所だけに設置したランプ（曲線Ｉ）は点灯後アマルガム
の温度が上る捷で水銀蒸気圧が低いため光束値が低いが
、アマルガムを高低２ケ所に設置したランプ（曲線■）
は少量の高温側アマルガムが速く温度上昇するため、ア
マルガムの無いランプ（曲線■）に近い高い初期光束値
が得られた。

〈実施具体例２〉 他の実施例として高温側アマルガムの設置方法をかえて
ランプを製作した。ランプは実施具体例１、と同一とし
、少量の高温側アマルガムを放電アーク中に突出させて
設置したものと（第５図）。

同アマルガムをガラスより熱の良伝導体であるニッケル
金網に保持し、その金網の一端を放電アーク中に突出さ
せたもの（第６図）を製作した。このランプの点灯初期
の初期光束変動を実施例１．と同じように測定した。結
果を第７図に示す。

高温アマルガムを放電アーク中に突出設置した（１５） ランプ（曲線■）はアークの熱を直接受け、また熱の良
伝導材で高温アマルガムを保持し、その一端を放電アー
ク中に突出させたランプ（曲線Ｖ）は放電アークの熱を
保持材よシ伝導で受け、いずれも高温側アマルガムの温
度が急上昇し点灯直後の明るさが改善された。

次に、この発明の他の概念の詳細を図面を用いて説明す
る。

第８図はこのもうひとつの発明の一実施例である小形螢
光ランプであり、第９図はこの実施例のランプを電流制
限器及び始動器と一体にし、Ｅ型口金を取付けて電球ソ
ケットに直接板じ込んで使用可能とする電球代替用ラン
プとした例である。

第８〜９図において、第１〜２図と同じ符号の部分は、
同−又は相当部分を示しているので説明は省略する。

上記第１の発明（第１〜７図）のものとの相違は高温側
のアマルガム形成金属（８ａ）の保持金網がチューブ内
に導入された導入線と電気的に接続されていることであ
り、その他の点は上記第１の発（１６） 明の実施例と同じである。

ランプの点灯は第１０図に示すごとく、を源ソケットに
Ｅ型口金０’Ａ’ｚ捩じ込み、電源が投入されると始動
器０［Ｉｌ例えばグローランプを使用した場合、グロー
放電が起こり、バイメタル電極が短絡状態となり２個の
電極（５ａ）　、　（５ｂ）に予熱電流が流れ電極は十
分熱せられ熱電子が放出される。その後、グローランプ
は冷却されバイメタルが開放されるが、このとき電流制
限器（９）によって高いインダクションキック電圧がラ
ンプの両端の電極（５ａ）。

（５ｂ）間および電極（５ａ）と高温側アマルガム（８
Ａ）間に発生するが、高温側アマルガム（８Ａ）と電気
的に接続している導入線Ｇ４１ｄ高インピ一ダンス部材
Ｑす例えば１０にΩ以上のコンデンサーや抵抗などを介
して電極（５ｂ）側と接続しているためここにアーク放
電を持続できる電流は流れず、ランプは内管の一点鎖線
のように放電アークがつながり点灯する。ランプに封入
された水銀は内部に設置されたアマルガム形成金属（８
ａ）、（８ｂ）と作用し、チューブ（７）内でそれぞれ
アマルガム（８Ａ）　、　（８Ｂ）となって（１７） いるため、外管管壁が最冷温度であっても外管管壁には
水銀の付着は起らず外観的に良好なものとなる。

１だ、ランプが点灯し安定状態になる才でのアマルガム
の水銀の蒸発状態は、最初電気的に接続された少量のア
マルガム（８Ａ）がイオン衝撃と速い温度上昇により水
銀を急速に蒸発させるだめ、この少量アマルガム（８Ａ
）からの水銀蒸気によりランプ内の蒸気圧にはとんと決
定され２点灯直後よシ高い明るさを得ることが出来る。

特に電気的な接続によりイオン衝撃を受け、これが急速
な蒸気圧上昇に効果を持つものである。

しかし２点灯時間がたつとともに多量アマルガム（８Ｂ
）の温度も上昇し、そこからの蒸発量も多くなる。アマ
ルガム（８Ａ）　、　（ａＢ）の温度が各々一定になる
安定状態ではアマルガムの温度が高いアマルガム（８Ａ
）とそれより低いアマルガム（８Ｂ）とでは各々のアマ
ルガムの蒸気圧が異なるが、アマルガム（８Ｂ）の方が
アマルガム（８Ａ）より量が多く設置されているため、
ランプの安定時の水銀蒸気圧は（１日） ？−’にとんどアマルガム（８Ｂ）で決定され、アマル
ガム（８Ａ）はその蒸気圧を示すアマルガム組成で平衡
し制御される。この高低２ケ所の温度部分にアマルガム
を設置し、高温側を電気的に接続し電極に対し電位を持
たせることにより低温側１ケ所のもの、あるいは高低２
ケ所に設置したものより点灯初期の水銀蒸気圧が高く、
高い明るさが得られる効果がある。

次に、この第２の発明にもとすいてランプを製作した具
体例につき説明する。

〈実施具体例３〉 ランプは第８図の形状で外管パルプは径７０朋。

高さ１００１１＋　内管は径１６龍、長さ１８０朋のＵ
字形状ガラスチューブを２本対向させ、封入ガスとして
アルゴンを３　ｔｏｒｒ、水銀を４０１ｎ９封入し。

使用螢光体としては通常のアルチモン付加ハロリン酸カ
ルシウム螢光体を使用して製作した。捷だアマルガムを
設けたランプは外管パルプ底面に径５１ｍｌのガラス製
の保持チューブをランプ内に凸出させ、その内部にアマ
ルガム形成金属としてイン（１９） ジウ入金属を低温側だけ１５０ｍｇを設置したランプと
高温側に１０■、低温側に１５０りを設置したランプお
よび高温側１０■、低温側１５０１ｖを設置し高温側の
み導入線で電気的に接続したランプとした。これらラン
プの光出力と外管パルプへの水銀の付着有無をみた。光
出力はランプ電流３２０ｍＡ一定とし２周囲温度２５℃
、３０℃、３５℃、４０℃と変化させ測定した。結果を
第２表に示す。

第　　　　２　　　　表 （２０） アマルガムのないランプは外管パルプの最冷部に水銀が
付着し外管が汚れ見苦しさを示すとともに周囲温度が上
ると明るさが太きく低下してしまう。一方、アマルガム
を設置したランプは外管パルプに水銀の付着が無く、外
管の商品性を低下させることもなく、また周囲温度が高
くなっても水銀の蒸気圧がアマルガムによって制御され
ているため明るさの低下が小さい利点が得られた。

まだ、このランプの点灯後安定になるまでの相対光束値
と点灯時間の関係を入力電圧一定で周囲温度２５℃の条
件で測定した。結果を第１１図に示す。アマルガムが低
温側１ケ所だけ設置したランプ（曲線■）は２点灯後ア
マルガムの温度が上るまで水銀蒸気圧が低く、そのため
明るさが低いが、アマルガムを高低温部２ケ所に設置し
たランプ（曲線■）および高低２ケ所に設置し高温側を
電気的に接続したランプ（曲線■）は、少量の高温側ア
マルガムが速く温度上昇するため、アマルガムのないラ
ンプ（曲線■）に近い高い初期光束値が得られた。特に
電気的な接続をした曲線■の（２１） ランプは点灯直後からイオン衝撃によって急激な水銀の
蒸発が起こるため最も初期明るさが高く。

アマルガムのないランプ以上の効果が得られた。

上記各実施例では、外管バルブ底面よりランプ内に突出
させるアマルガム保持チューブを２本の内管ガラスチュ
ーブの間に設けたが、これに限定されるものではなく、
外管パルプの底面例えば。

内管チューブ内などのどこに設けてもよい。

また、第２の実施例（第８図〜第１１図）において、高
温側の電気的に接続したアマルガムの位置は、イオン衝
撃によって水銀の蒸発を促す作用を利用しているととか
ら、放電アークの近傍ないしは放電アーク中に突出させ
るのがよく、設置方法としてはチューブ内あるいは低温
側アマルガムをチューブ内に設置し高温側アマルガムを
チューブ内から突出させた保持体に設置（第１２図）し
てもよく、更に、アマルガムと導入線の電気的接続は高
温側だけでなく、高低内アマルガムを接続しても効果が
あり、いずれも本発明に含１れるものである。

（２２） 筐だ、アマルガム保持チューブは、各実施例に示したガ
ラスに限定されるものでなく、外管底面と気密封着が可
能なものならば、金楓管、セラミック管なども用いられ
ることは言う筐でもない。

この発明は以上説明したとおり、螢光ランプのような水
銀と希ガスを封入したランプで、その構造が密閉外管内
に一端が開口し、他端が電極とともに外管パルプの底面
に気密状に溶着した複数のガラスチューブからなる内管
を設けたものに於て。

外管バルブの底面に一端が開口した保持チューブを外管
パルプ内に凸出させるように設け、この保持チューブ内
にランプ内の封入水銀と作用して。

アマルガムを形成する金属を高温部と低温部の２ケ所に
分割配置し、その量は高温側に少々く、低温側に多くな
るように設置することを特徴としており、外管に水銀が
付着し外観性能を損うことを防止するとともに、高い周
囲温度でも高効率を得ることができ、萱だアマルガムを
設置したランプの欠点である点灯初期の光束立上りの悪
さを改善したランプを得ろことができる。

（２３） 壕だ、この発明は、螢光ランプのような水銀と希ガスを
封入したランプで、その構造が密閉外管内に一端が開口
し、他端が電極とともに外管バルブの底面に気密状に溶
着した複数のガラスチューブからなる内管を設けたもの
に於て、外管バルブの底面に一端が開口した保持チュー
ブを外管パルプ内に凸出させるように設け、この保持チ
ューブ内にランプ内の封入水銀と作用してアマルガムを
形成する金属を高温部と低温部の２ケ所に分割配置し、
その量は高温側に少なく低温側に多くなるように設置す
るとともに、高温側アマルガムを外部と電気的に接続し
電極と電位を持たせたことを特徴とするものであり、上
述の水銀付着の問題解決、高い周囲温度での高効率化達
成に加え、アマルガムを設置したランプの欠点である点
灯初期の光束立上りの悪さをアマルガムを用いないラン
プ以上に改善したランプを得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例を示す小形螢光ランプの
組立体を示す斜視図、第２図は第１図の（２４） ランプと点灯容器とを一体にした電球代替形ランプの斜
初、図、第３図は、第２図の電球代替形ランプの電気的
な回路例を示した図、第４図は本発明ランプの光束立上
り特性を示した図、第５図と第６図はアマルガムの設置
の状態を示したランプの部分斜視図、第７図は第５図と
第６図のランプの光束立上り特性を示した図、第８図は
、この発明の他の実施例を示す小形螢光ランプの組立体
を示す斜視図、第９図は第８図のランプと点灯容器とを
一体にした電球代替形ランプの斜ネ片図、第１０図は、
第９図の電球代替形ランプの電気的な回路例を示した図
、第１１図は本発明ランプの光束立上り特性を示した図
、第１２図はアマルガムの設置の状態を示したランプの
部分斜視図である。 図において、（１）は小形螢光ランプ、（２）は外管バ
ルブ、（３）は外管バルブ底面、（４１ｔ；ｉ開口部、
（５ａ）。 （５ｂ）は電極、（６）は内管、（７）はチューブ、　
　（８ａ）は高温側アマルガム形成金属、　（ｓｂ）は
低温側アマルガム形成金属＋　（８Ａ）は高温側アマル
ガム、　（８Ｂ）は低温側アマルガム、（９）は電流制
限器、　ＱＩＶｉ始動器。 （２５） ０４は導入線、　ａ！１９は高インピーダンス部材、Ｈ
は保持体、ａηは放電アークである。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。 代理人　葛野信− （２６） 第１図 ！ 第２図 笛　　Ｑ　　Ｍ 第４図 、！、　大王　１１　間　（・分〕 飼う　　ＤＩ２！１１ 第６図

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. （１）内部に水銀と希ガスを封入し、密閉された光透過
   性の外管パルプと；この外管バルブ内に配設され、内向
   に螢光体層を有し、一端は開口し。 他端は上記外管パルプの底面に気密封着されるとともに
   内部の電極が設けられた複数本のガラスチューブよりな
   る内管と：を備えた水銀蒸気放電灯において、上記外管
   パルプの底面に、一端が開口しこの開口面が外管バルブ
   内にあるよう保持チューブを配設し、この保持チューブ
   内に外管内の水銀と作用してアマルガムを形成する金属
   を大小２分して配置し、かつ少量側を高温部に、多量側
   をそれより低温部に設置したことを特徴とする水銀蒸気
   放電灯。
2. （２）　　高温側アマルガムを熱の良伝導材で保持し。 その良伝導材の一部を放電アーク中に突出させることを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載の水銀蒸気放電灯
   。
3. （３）高温（ｔｉ１１アマルガムを放電アーク中に設置
   したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の水銀
   蒸気放電灯。
4. （４）複数本のガラスチューブの開口端の一部を互いに
   ガラスで溶封接続したことを特徴とする特許請求の範囲
   第１項記載の水銀蒸気放電灯。
5. （５）内部に水銀と希ガスを封入し、密閉された光透過
   性の外管パルプと；この外管バルブ内に配設され、内面
   に螢光体層を有し、一端は開口、他端は上記外管パルプ
   の底面に気密封着されるとともに、内部に電極が設けら
   れた複数本のガラスチューブよりなる内管と：上記外管
   バルブの底面に。 外管内の水銀と作用してアマルガムを形成する金属を、
   高温部に少なく、それより低温部に多く分割して内部に
   配設し、一端が開口し、この開口面が外管バルブ内にあ
   るよう設けられた保持チューブ；とを備えた放電灯を、
   電流制限器と始動器を収納した点灯容器と一体に形成し
   、この点灯容器にＥ型口金を取付けてなる水銀蒸気放電
   灯。
6. （６）内部に水銀と希ガスを封入し、密閉された光透過
   性の外管パルプと；この外管パルプ内に配設され、内面
   に螢光体層を有し、一端は開口し。 他端は上記外管パルプの底面に気密封着されるとともに
   内部に電極が設けられた複数本のガラスチューブよりな
   る内管；とを備えた水銀蒸気放電灯において、上記外管
   パルプの底面に、一端が開口しこの開口面が外管パルプ
   内にあるよう保持チューブを配設し、この保持チューブ
   内に、外管内の水銀と作用してアマルガムを形成する金
   属を大小２分して配置し、かつその少量側を高温部に、
   多量側をそれより低温部に設置するとともに少なくとも
   高温側アマルガムを電源線の一部と電気的に接続し、ラ
   ンプの電極と電位を持たせたことを特徴とする水銀蒸気
   放電灯。
7. （７）内部に水銀と希ガスを封入し、密閉された光透過
   性の外管パルプと；この外管パルプ内に配設され、内面
   に螢光体層を有し、一端は開口し。 他端は上記外管パルプの底面に気密封着されるとともに
   内部に電極が設けられた複数本のガラスチューブよりな
   る内管；とを備えた水銀蒸気放電灯において、上記外管
   パルプの底面に、一端が開口しこの開口面が外管パルプ
   内にあるように設けられた保持チューブを配設し、この
   保持チューブ内に、外管内の水銀と作用してアマルガム
   を形成する金属を大小２分して配置し、かつその少量側
   を高温部に、多量側をそれより低温部に配置するととも
   に少なくとも高温側アマルガムを、高インピーダンス部
   材を介して電極側の一端と電気的に接続したことを特徴
   とする水銀蒸気放電灯。