JPH0370678A - 電動式パワーステアリング装置 - Google Patents

電動式パワーステアリング装置

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JPH0370678A
JPH0370678A JP1206674A JP20667489A JPH0370678A JP H0370678 A JPH0370678 A JP H0370678A JP 1206674 A JP1206674 A JP 1206674A JP 20667489 A JP20667489 A JP 20667489A JP H0370678 A JPH0370678 A JP H0370678A
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JP
Japan
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worm
worm wheel
gear
steering
worm gear
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JP1206674A
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English (en)
Inventor
Kenji Kanayama
金山 健二
Masanori Sugiura
正典 杉浦
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 未発ill (土自動車等車輌のステアリング装置にお
いて、運転者のかじ取り操作力を軽減するため。
ステアリング機構の途中に電動機のトルクを付加するよ
うにした電動式パワーステアリング装置に係るものであ
る。
〔従来の技術〕
電動式パワーステアリング装置においては、車輌の操向
輪にかじ取り運動を与えるステアリングギヤ装置の入力
軸と操向用ハンドルとを連結する操向シャフトを、前記
ステアリングギヤ装置の入力軸に連結する剛性の大なる
第1の操向シャフトと、操向用ハンドルに連結する弾性
を有するトーションバーとして形成された第2の操向シ
ャフトに分割して相互に連結するとともに、前記第1の
操向シャフトにウオームホイールを固定的に設け、主と
して前記第2の操向シャフトを躍うコラムハウジングに
電動機を固定して、該ffi動機の出力軸に固定したウ
オームギヤを前記ウオームホイールに噛合せしめ、操向
用ハンドルによるかじ取り操作時に前記第2の操向シャ
フトに作用するトルクを検出して、該検出値に基づく出
力件号により電動機を作動させ、その出力軸に固定した
ウオームギヤと前記第1の操向シャフトに固定的に設け
たウオームホイールとの噛合を介して電動機の回転速度
を減速するとともに、その駆動トルクを増幅せしめて前
記第1の横向シャフトに付加し、運転者のかじ取り操作
力を軽減している。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記ウオームギヤとウオームホイールとの噛合による減
速機構は、前記ギヤとホイールの回転軸が相互に直交し
、かつ噛合部の螺条のねじれ角に基づいて螺条の接触部
の歯面に所定のリード角を有し、このため動力伝達時に
、前記ウオームホイールはその接触部の歯面にほぼ垂直
方向の力を受ける。この力はウオームホイールの回転中
心軸を中心とする周方向に向かう分力と回転中心軸に平
行な分力とを有し、該回転中心軸に平行な分力はウオー
ムホイールをその回転中心軸に平行に移動せしめる方向
に作用し、ウオームホイール軸および操向シャフトにス
ラスト荷重を生じさせる。このためステアリング装置の
かじ取り操作力が大になればなるほどウオームホイール
軸および操向シャフトに生ずるスラスト荷重は大となり
、ウオームホイールの軸を支承する軸受の回転損失を増
大させ、軸受寿命を縮めるという問題点を生ずる。
本発明は、電動式パワーステアリング装置において、前
記のウオームホイール軸または操向シャフトに生ずるウ
オームホイールの回転軸に平行なスラスト荷重を軽減ま
たは消失させることを主たる目的とする。
また本発明は、電動式パワーステアリング装置における
。電動機の出力軸に固定されたウオームギヤと操向シャ
フト側に固定的に設けたウオームホイールとの噛合によ
る電動機の駆動トルクの伝達機構のトルク伝達効率を低
下せしめることなく。
かつ該伝達機構の軸受寿命、特に前記ウオームホイール
の軸受寿命を低下せしめない装置を提供することを他の
目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成する手段として1本発明においては、車
輌の操向輪にかじ取り運動を与えるステアリングギヤ装
置の入力軸と操向用ハンドルとを連結する操向シャフト
に同軸的にウオームホイール(以下これを第1のウオー
ムホイールと称する)を固定的に設け、該第1のウオー
ムホイールに駆動的に噛合するウオームギヤ(以下これ
を第1のウオームギヤと称する)を電動機の出力軸に駆
動的に連結せしめて、電動機の駆動トルクを第Iのウオ
ームギヤと第1のウオームホイールの噛合を介して前記
ステアリングギヤ装置の入力軸に付加するようにした電
動式パワーステアリング装置において、前記第1のウオ
ームギヤより第1のウオームホイールへの動力伝達時に
第1のウオームホイールに発生する回転方向以外の分力
に対抗する力を前記第1のウオームホイールに固定的に
設けた操向シャフトに付与し、前記回転方向以外の分力
を相殺せしめることを基本的な思想とする。
そこで本発明においては、前記第1のウオームホイール
の軸に同軸的に第2のウオームホイールを前記操向シャ
フトに固定的に設け、回転中心軸を前記第1のウオーム
ギヤの回転中心軸と平行せしめて支承した第2のウオー
ムギヤを前記第2のウオームホイールに駆動的に噛合せ
しめるとともに、前記第2のウオームホイールと第2の
ウオームギヤの螺条を、それぞれ前記第1のウオームホ
イールおよび第1のウオームギヤの螺条のねじれ角と逆
のねじれ角を有する螺条とし、前記第1のウオームギヤ
および第2のウオームギヤにはそれぞれギヤを固定して
該ギヤを相互に噛合させ、第2のウオームホイールが第
2のウオームギヤに噛合して回転する回転速度を第Iの
ウオームホイールが第1のウオームギヤに噛合して回転
する回転速度と同一速度とするように、第1および第2
のウオームギヤを互いに反対の回転方向に回転せしめる
ことを特徴とするものである。
〔発明の作用および効果〕
本発明によるときは、電動機に電流を通じて出力軸を回
転せしめると、電動機の出力軸に駆動的に連結した第1
のウオームギヤは第1のウオームホイールを一方向に減
速して回転せしめるとともに、第1および第2のウオー
ムギヤにそれぞれ固定されて相互に噛合するギヤを介し
て第2のウオームギヤを第1のウオームギヤの回転方向
と反対方向に回転させる。第2のウオームギヤとこれに
噛合する第2のウオームホイールの螺条は、第1のウオ
ームギヤと第1のウオームホイールの螺条のねじれ方向
と逆のねじれ方向を有する螺条に形成されており、前記
相互に噛合するギヤにより、第2のウオームホイールの
回転速度が第(のウオームホイールの回転速度と同一速
度となるように回転せしめられるから、前記第1のウオ
ームホイールと第(のウオームギヤとの噛合により第I
のウオームホイールの螺条の歯面に作用する電動機の駆
動トルクと、前記第2のウオームホイールと第2のウオ
ームギヤとの噛合により第2のウオームホイールの螺条
の歯面に作用する電動機の駆動トルクとは、ともに第1
および第2のウオームホイールの周方向には同一方向に
向かうベクトルを有する分力と、前記ウオームホイール
の共通の回転中心軸方向にはそれぞれ逆方向に向かうベ
クトルを有する分力とを有することとなり、前記第1お
よび第2のウオームホイールの周方向に作用し、かつ同
一方向に向かうベクトルを有する分力が。
共にステアリングギヤ装置の入力軸に電動機の開動トル
クを付加して運転者のかじ取り操作力を軽減する効果を
生じ、前記第1および第2のウオームホイールの回転中
心軸方向に向かうベクトルを有する分力は、第1のウオ
ームホイールに作用する分力と第2のウオームホイール
に作用する分力とが相殺され、この結果第1および第2
のウオームホイールの回転中心軸方向に作用するウオー
ムホイール軸および操向シャフトに生ずるスラスト荷重
を著しく軽減させることとなるから、ウオームホイール
軸または操向シャフトの軸受の回転損失を著しく軽減し
、軸受寿命を延長し、ひいては電動式パワーステアリン
グ装置における電動機トルクの伝達機構の寿命を延長す
るという効果を奏する。
本発明において、第1のウオームギヤおよび第2のウオ
ームギヤの螺条はそれぞれ同一ピッチでねじれ角を等し
くシ、かつねじれ方向を相互に逆方向に形成するととも
に、前記第Iのウオームギヤに噛合する第1のウオーム
ホイールおよび前記第2のウオームギヤに噛合する第2
のウオームホイールの螺条も、それぞれ同一のピッチで
ねじれ角を等しくし、かつねじれ方向を相互に逆方向に
形威し、さらに前記第1のウオームギヤおよび第2のウ
オームギヤに同軸的に固定されて相互に噛合するギヤを
、前記第2のウオームホイールが第2のウオームギヤに
噛合して回転する回転速度が、前記第1のウオームホイ
ールが第1のウオームギヤに噛合して回転する回転速度
と同一速度とする噛合関係とすれば、前記スラスト荷重
の発生を実質的になくすことができる。
〔実施例〕
第3図は本発明の電動式パワーステアリング装置を実施
する自動車用かじ取り装置の概要を示した斜面図であっ
て、1,1はかじ取りされる操向車輪、2,2はタイロ
ッドエンド、3はステアリングギヤを収納するギヤボッ
クス、4はステアリングギヤの入力軸、5は電動式パワ
ーステアリング装置のケーシング、6は電動機ケーシン
グ、7は電動式パワーステアリング装置の出力軸とステ
アリングギヤの入力軸4とを連結する中間軸、8は電動
式パワーステアリング装置のケーシング5とともに自動
車車体に固定されるコラム、9は前記コラムの上端に回
転自在に支承される操向用ハンドルをそれぞれ示す。
第1図は本発明の電動式パワーステアリング装置の一実
施例の一部欠截正面図を示す。電動式パワーステアリン
グ装置のケーシング5は、電動機ケーシング6を固定す
るスリーブ51を突設し、該スリーブ51に固定した電
動機ケーシング6から突出する電動機出力軸61を貫通
する通孔を形成した第1のケーシング52と、後述する
駆動ギヤおよび被動ギヤを覆う第2のケーシング53と
より筒形に形成され、電動機出力軸61に平行する前記
第1のケーシング52の端壁54には、貫通孔を形成し
て、その周縁に形成した段部に主軸受11のアウタレー
スを係合するとともに、前記貫通孔に同軸的に前記コラ
ム8の端部が第2のケーシング53の一部にわたって固
定され、主軸受11を固定する。前記第1のケーシング
52の前記主軸受11を取付ける端壁54と対向せしめ
て。
前記第1のケーシング52に第3のケーシング55がボ
ルトにより固着される。該第3のケーシング55には、
前記端壁54に形成した主軸受11取付用の貫通孔と同
心的にスリーブ56を形成し、該スリーブ56の内壁に
主軸受12のアウタレースを固定した環状部材57を固
定する。
前記主軸受11と該軸受11に同軸的に固定された主軸
受12との間には、ウオームホイール基部21が後述す
るように回転自在に支承される。
前記主軸受11には前記コラム8の内部に延在して一端
を前記操向用ハンドル9に固着されるハンドル軸である
操向シャフト23の他端が回転自在に支承される。該操
向シャフト23の端部は前記ウオームホイール基部21
の回転中心軸に沿って形成された軸孔24に同軸的に嵌
挿され、該軸孔24の内表面に軸方向に刻設したキー溝
と前記操向シャフト23の端部周面部に軸方向に刻設し
たキー溝とにキー25(第2図参照)を嵌合せしめて、
一体内に回転せしめられる。前記ウオームホイール基部
2工の軸孔24を貫通して延在する操向シャフト23の
自由端は、主軸受12の外側でユニバーサルジヨイント
71により前記中間i?1!17に連結され、かつ前記
主軸受12に回転自在に支承されているジョイント軸2
2に軸方向に嵌挿され、ピン72で固着される。
電動機ケーシング6から突出する電動機出力軸61には
、該軸61が貫通する第1のケーシング52に形成した
通孔の部分に配置された軸受13と、第2のケーシング
53に配設された軸受14との間に、前記軸61に同軸
的に第1のウオームギヤ26と駆動ギヤ27とが固定さ
れ、前記ウオームホイール基部21には該基部21に同
軸的に第1のウオームギヤ26に噛合する第1のウオー
ムホイール28が一体的に形成される。一方、前記軸受
13.14に並列にそれぞれ第1および第2のケーシン
グ52,53にそれぞれ配設した軸受15,16の間に
被動ギヤ31を同軸的に設けた第2のウオームギヤ32
が回転自在にかつ該第2のウオームギヤ32の回転中心
軸を前記第1のウオームギヤ26の回転中心軸に平行せ
しめて軸支され、前記被動ギヤ31は駆動ギヤ27に噛
合せしめられるとともに、前記ウオームホイール基部2
↓には、該基部21に同軸的に前記第2のウオームギヤ
32に噛合する第2のウオームホイール33が一体的に
形成される。
ここで、本実施例においては、第1のウオームギヤ26
および第2のウオームギヤ32の螺条は、それぞれ同一
ピッチでねじれ角を等しくし、かつねじれ方向を逆方向
に形成するとともに、前記第1のウオームギヤ26に噛
合する第1のウオームホイール28および第2のウオー
ムギヤ32に噛合する第2のウオームホイール33の螺
条も、それぞれ同一ピッチでねじれ角を等しくシ、かつ
ねじれ方向を逆方向に形成する。さらに駆動ギヤ27お
よびこれに噛合する被動ギヤ31は互いに等しい回転速
度で噛合するギヤに形成し、第2のウオームホイールが
第2のウオームギヤに噛合して回転する回転速度を、第
1のウオームホイールが第1のウオームギヤに噛合して
回転する回転速度と同一になるようにする。
第1図および第2図から明らかなように、電動式パワー
ステアリング装置のケーシング5の第工のケーシング5
2は、第1および第2のウオームホイール28.33を
形成したウオームホイール基部2工および第1および第
2のウオームギヤ26.32を収容し、第2のケーシン
グ53は軸受14,16を取付けるとともに、駆動ギヤ
27および被動ギヤ31の主要部を覆う大きさに分割さ
れ、相互にボルトにより結合される。また操向シャフト
23のウオームホイール基部21に嵌装される端部には
同軸的にスリーブ35がはめこまれ、該スリーブ35が
その一面で主軸受11のインナレースに当接するととも
に他面でウオームホイール基部21の端面に当接し、ま
たユニバーサルジヨイント71に連結したジョイント軸
22に形成した段部36が主軸受12のインナレースに
当接し、さらに前記ジョイント軸22の軸端部78とウ
オームホイール基部21との間には、操向シャフト23
の外周にスリーブ80を嵌装して、該スリーブ80の両
端をそれぞれ前記軸端部78とウオームホイール基部2
1とに当接せしめて。
ウオームホイール基部21の軸方向の位置決めをしてい
る。
また図示していないが、操向用ハンドル9と操向シャフ
ト23とにトーションバーの両端が固定されている。前
記操向用ハンドル9の中心部に同軸的に形成したスリー
ブ91内には、前記トーションバーの弾性に基づいて生
ずるトルクまたは前記スリーブ91とコラム8との間の
相対回転を検出するセンサを設け、該センサの出力信号
により制御装置10を作動させ、電動機を正逆に回転す
る電流を供給する。駆動ギヤ27および被動ギヤ31は
、それぞれ第1および第2のウオームギヤ26.32に
ピン等で取付けられる。
本実施例においては、自動車車体に固定されたコラム8
内に同軸的に収容されて一端をトーションバーを介して
操向用ハンドル9に固定された操向シャフト23と、ケ
ーシング5内に支承されて前記操向シャフト23の他端
を嵌挿し、かつキー25で操向シャフト23と一体的に
回転すべくされているウオームホイール基部21と、該
基部21とユニバーサルジヨイント71で連結されてい
る中間軸7が、ギヤボックス3内に収容されているステ
アリングギヤの入力軸4と操向用ハンドル9とを連結す
る操向シャフトを構成し、前記ウオームホイール基部2
1に同軸的に形成された第1のウオームホイール28に
噛合せしめた第1のウオームギヤ26には、電動機ケー
シング6内に収容した電動機出力軸61を連結して、電
動機に正または逆の直流電流を付与したとき、電動機ケ
ーシング6のクラッチケーシング62内に内蔵せしめた
クラッチを係合せしめて電動機の回転軸を電動機出力軸
61に連結し、電動機の駆動トルクを操向用ハンドル9
の回転方向に付加する電動式パワーステアリング装置を
構成するとともに、前記ウオームホイール基部21には
前記第1のウオームホイール28と同軸的に第2のウオ
ームホイール33を一体的に形成し、該第2のウオーム
ホイール33には回転中心軸を第1のウオームギヤ26
と平行するように前記ケーシング5に支承せしめた第2
のウオームギヤ32を噛合させ、かつ第1のウオームギ
ヤ26に同軸的に配設した駆動ギヤ27と第2のウオー
ムギヤ32に同軸的に配設した被動ギヤ31とを相互に
噛合させたものである。
そして前記第2のウオームギヤ32および第2のウオー
ムホイール33の螺条をそれぞれ前記第1のウオームギ
ヤ26および第1のウオームホイール28の螺条のピッ
チおよびねじれ角と同一のピッチおよびねじれ角を有し
、かつねじれ方向をそれぞれ逆の螺条に形成するととも
に、駆動ギヤ27と被動ギヤ31は互いに等しい回転速
度で噛合するギヤに構成したから、第2のウオームギヤ
32は第Iのウオームギヤ26と等しい速度で逆方向に
回転せしめられて第2のウオームホイール33と噛合し
、電動機の出力トルクは2分割されて、一方は第1のウ
オームギヤ26と第1のウオームホイール28との噛合
を介し、他方は第2のウオームギヤ32と第2のウオー
ムホイール33との噛合を介して、それぞれウオームホ
イール基部21と連結されたジョイント軸22に伝達さ
れる。
このときの第1および第2のウオームギヤ26゜32お
よび第1および第2のウオームホイール28.33によ
る動力伝達機構内に発生する力の関係を第4図にあられ
す。操向用ハンドル9および操向シャフト23の回転方
向が矢印40に示す方向で電動機出力軸61の回転方向
が矢印41で示す方向である場合、駆動ギヤ27と被動
ギヤ31の噛合により第2のウオームギヤ32の回転方
向は矢印42で示すように電動機出力軸61の回転方向
と反対方向であり、第1のウオームギヤ26と第1のウ
オームホイール28との噛合により第1のウオームホイ
ール28の螺条の歯面に作用する力43は、第1のウオ
ームホイール26の回転方向に向かうベクトル44を有
する分力と、ウオームホイール基部21の回転中心軸方
向に向かうベクトル45を有する分力とに分解して考え
ることができる。一方策2のウオームギヤ32と第2の
ウオームホイール33との噛合により第2のウオームホ
イール33の螺条の歯面に作用する力46は、第2のウ
オームホイール33の回転方向に向かうベクトル47を
有する分力と、ウオームホイール基部21の回転中心軸
方向に向かうベクトル48とに分解して考えることがで
きる。ここに力43のベクトル44を有する分力と、力
46のベクトル47を有する分力とは、ともにウオーム
ホイール基部2工を矢印40で示す操向用ハンドル9の
回転方向に回転させる分力であるが、力43のベクトル
45を有する分力と、力46のベクトル48を有する分
力とはウオームホイール基部21を回転中心軸方向に向
かうスラスト荷重を生じさせる力であり、主軸受の回転
損失を生じさせ、軸受寿命を縮めようとする分力である
前記実施例においては、第1のウオームホイール28と
第2のウオームホイール33の螺条は、そのねじれ方向
が互いに逆方向であるから、第1のウオームホイール2
8に作用する力43のベクトル45と第2のウオームホ
イール33に作用する力46のベクトル48とはウオー
ムホイール基部21の回転中心軸上で反対方向を向いて
おり、力43のベクトル45を有する分力と力46のベ
クトル48を有する分力とは相殺される方向を有する。
その上前記実施例における第1のウオームギヤ26およ
び第2のウオームギヤ32の螺条は、それぞれ同一のピ
ッチでねじれ角を等しくし、かつねじれ方向を逆方向に
形成され、第1のウオームホイール28と第2のウオー
ムホイール33の螺条も、それぞれ同一ピッチでねじれ
角を等しくし、かつねじれ方向を逆方向に形成されてお
り、駆動ギヤ27と被動ギヤ31はそれぞれ第1のウオ
ームギヤ26および第2のウオームギヤ32を等しい回
転速度で互いに反対方向に回転させるように噛合してい
るから、第1のウオームホイール28に作用する力43
のベクトル45を有する分力と第2のウオームホイール
33に作用する力46のベクトル48を有する分力はほ
ぼ等しく、これらのウオームホイール基部21の回転中
心軸方向に作用してスラスト荷重を生じさせる力を実質
的に相殺させることができる。
なお以上の説明から理解できるように、第1のウオーム
ホイール28および第2のウオームホイール33の螺条
のねじれ方向が逆方向であれば、ウオームホイール基部
21の回転中心軸方向に作用する分力が相殺されること
が明らかであるから、第1のウオームホイール28の螺
条と第2のウオームホイール33の螺条のねじれ角が異
なっていても、電動機出力軸61に具備せしめたウオー
ムギヤ26とウオームホイール28の噛合のみを伝達機
構とする従来の電動式パワーステアリング装置に比して
、スラスト荷重を減らし、従って軸受の回転損失を減少
させ、軸受寿命を延長する構成であることは明らかであ
る。この場合第1のウオームホイール28と第2のウオ
ームホイール33が同軸的に固定的に設けられるから、
駆動ギヤ27と被動ギヤ28は、第2のウオームホイー
ルが第2のウオームギヤに噛合して回転する速度を。
第1のウオームホイールが第1のウオームギヤに噛合し
て回転する回転速度と同一速度とする噛合関係にあるも
のでなくてはならない。
また本実施例では第1のウオームホイール28と第2の
ウオームホイール33とを同一のウオームホイール基部
21上に形成して一体のものとしたが、第1および第2
のウオームホイール28゜33をそれぞれ別のウオーム
ホイール基部上に形成して、それぞれ操向シャフトにキ
ー止めしてもよいことが明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の一部欠截正面図。 第2図は第1図■−■線に沿う一部欠截断面側面図、第
3図は前記実施例の電動式パワーステアリング装置を実
施する自動車用かじ取り装置の概要を示す斜面図、第4
図は前記実施例において発生する力を説明する説明図で
ある。 なお図中1次の符号はそれぞれ次の部分を示す。 4ニステアリングギヤの入力軸、 5:ケーシング。 6:電動機ケーシング、 11.12,13,14,15.te:軸受、21:ウ
オームホイール基部、 23:操向シャフト、 26:第1のウオームギヤ、 27:駆動ギヤ、 28:第1のウオームホイール、 3工:被動ギヤ。 32:第2のウオームギヤ、 33:第2のウオームホイール

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 車輌の操向輪にかじ取り運動を与えるステアリングギヤ
    装置の入力軸と操向用ハンドルとを連結する操向シャフ
    トに電動機の駆動トルクを付加する電動式パワーステア
    リング装置において、前記ステアリングギヤ装置の入力
    軸に連結される操向シャフトに同軸的に第1のウォーム
    ホィールを固定的に設け、該第1のウォームホィールに
    駆動的に噛合せしめた第1のウォームギヤを電動機の出
    力軸に駆動的に連結せしめ、 前記第1のウォームホィールに同軸的に第2のウォーム
    ホィールを前記操向シャフトに固定的に設け、該第2の
    ウォームホィールにはその回転中心軸を前記第1のウォ
    ームギヤと平行とするように支承された第2のウォーム
    ギヤを駆動的に噛合せしめるとともに、前記第2のウォ
    ームホィールと第2のウォームギヤの螺糸を、それぞれ
    前記第1のウォームホィールおよび第1のウォームギヤ
    の螺糸のねじれ方向と逆のねじれ方向を有する螺糸に形
    成し、 前記第1のウォームギヤおよび第2のウォームギヤには
    相互に噛合するギヤをそれぞれ固定して、第2のウォー
    ムホィールが第2のウォームギヤに噛合して回転する回
    転速度を、第1のウォームホィールが第1のウォームギ
    ヤに噛合して回転する回転速度と同一速度となるように
    、第1および第2のウォームギヤを互いに反対の回転方
    向に回転せしめることを特徴とする電動式パワーステア
    リング装置。
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