JPH0369686A - 撚線製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は撚線の製造方法に関する。

（従来の技術〉 撚線がたとえば１×２の撚り本数のものである場合、従
来は次の方法により製造している。

■　０ＬＩＴ−ＩＮパンチャーで撚合わせする（第５図
）。

＠　　ＩＮ−０ＵＴパンチヤーで撚合わせする（第６図
）。

■　スキップ型撚線機で撚合わせする（第７図）。

（発明が解決しようとする問題点〉 ところが前記した■〜Ｏの製造方法では夫々に次の問題
を抱えている。

■の製造方法では、撚線の巻取りボビンがパンチャー内
部に設置されるため、巻取量が制限され、装置の連続運
転が短くて生産性が低い。又、撚線の品質調整のための
作業性が悪いという欠点がある。

■では、パンチャー内部に撚り本数相当すなわち２個の
供給ボビンを設置するため、供給ボビンの大きさは小さ
いものに制限されて生産能率が低い。

■では、撚線機内に１個の供給ボビンを設置すればよい
ので、同ボビンを大きいものとすることができるが、撚
り合わせが１度であって能率が低い欠点がある。又、撚
線機の外に他の供給ボビンが配置されるため、装置全体
の大形化を避けられない問題がある。

本発明はこのような事情に鑑みてなされたちので、複数
本の撚り本数の撚り線を能率良く生産でき、しかも素線
のサプライテンションの調整が容易で、安定した撚り状
態のものに生産することのできる製造方法を提案しよう
とするものである。

く問題点を解決するための手段） 本発明の撚線製造方法では、撚り本数分の素線数が平行
巻きされている単数の供給ボビンをセットしたＩＮ−０
ＵＴパンチヤーにより、その供給ボビンから各素線を同
時に引出して撚り合わせすることを特徴とするものであ
る。

又、本発明において、供給ボビンに巻回される素線数は
撚り本数相当が巻回され、例えば、撚線が１×２であれ
ば２本の素線が平行巻きされ、１×３であれば３本の素
線が平行巻きされる。そして、一つのボビンに複数本平
行巻きする場合の方法は、複数本を同時に伸線する所謂
マルチ伸線した線を即ボビンに巻付けても良く、或いは
別々に巻付けるようにして複数本を別工程で巻付けても
良い。

（作用） 一つの供給ボビンから撚り本数相当の素線数が同時に引
出され、回転フライヤで２度撚りされて撚合わせされた
後、引取キャプスタンに引取られ、次いで巻取りボビン
に巻取られる。

そして、供給ボビンが空になったら、新たな供給ボビン
を入れ換えして連続的に製造する。

（実施例） 以下図面を参照して本発明の実施の一例を詳細に説明す
る。

図中（Ａ）は撚線！ｌｌｌ装造であり、この撚線製造装
置（Ａ）はＩ　Ｎ　−ＯＬＪ　Ｔの撚り合わせシステム
のもので、パンチャー（１）と、このパンチャー（１）
に隣接して撚線引出し側に順次配置されたＯＴローラ（
２）と引取キャプスタン（３〉と巻取ボビン（４）とで
構成されている。

そして、パンチャー（１）は、基台（５〉前後に回転フ
ライヤ（６）を駆動回転自在に横架し、この回転フライ
ヤ（６〉前後には案内ローラ（７〉（８）をそのローラ
溝（７ａ＞　　（８ａ）が回転フライヤ（６）の回転軸
線に接するように軸支している。

又、回転フライヤ（６）にはクレードル（９〉が同軸線
状を揺動自在に設けられていて、クレードル（９）には
撚り本数相当の素線（ａ）数を平行巻きした供給ボビン
（１０〉が軸支され、且つこの供給ボビン（１０）から
案内ローラ（７〉との間に送出しローラ（１１）、並列
状の誘導ローラ（１２）（１２）および並列状の誘導ロ
ーラ（１３）　　（１３）　。

目板（１４）　、ボイス（１５）が夫々配設されていて
、供給ボビン（１０）から引出された各素線（ａ）が送
出しローラ（１１）そして誘導ローラ（１２）　　（１
２）（１３）　　（１３）　、目板（１４）　、ボイス
（１５）を経て案内ローラ（７）に集束状に至るように
している。

送出しローラ（１１）は供給ボビン（１０〉と同幅状の
もので、クレードル（９）における揺動杆（１６〉上端
に軸支されていて、供給ボビン（１０〉と平行状を保ち
ながら同ボビン（１０）に対して接離動作自在にしてい
る。

揺動杆（１６）下端にはバネ（１７〉が接続していて、
このバネ力を受けて送出しローラ（１１）が各素線（ａ
）に引取キャプスタン（３〉の引取リカと均衡するテン
ションを等しく付加した状態で送り出しするようにして
いる。

次に、前記の製造装置（Ａ）による１×２の撚線（Ｂ）
の製造例を説明する。

供給ボビン（１０〉から２本の素線（ａ）を同時に引出
し、同素線（ａ）は送出しローラ（１１）、誘導ローラ
（１２）　　（１２）　　（１３）　　（１３）　、目
板（１４）　、ボイス（１５）を経て集束された後、案
内ローラ（７）（８）に進み、同案内ローラ（７）（８
）で二度撚りされて撚合わされた後にＯＴローラ（２）
に続いて引取キャプスタン（３）に弓取られ、次いで巻
取りボビン（４）に巻取られる。

そして、撚り線中のあいだ、送り出しローラ（１１〉が
素線（ａ）のテンションを微調整するため、素線（ａ）
の解き過ぎがなく、解き過ぎによる素１’ｊｌ（ａ）同
士の絡み合いもなく製造上良好である。

（発明の効果） したがって本発明によれば次の利点がある。

■　撚線を能率良く二度撚りして生産することができる
と共にザプライテンシ」ンの調整が容易であり、そして
、一つのボビンから撚り本数の各素線を同時に引出しす
るのでテンションバランスが良く、安定した撚り状態の
ものに製造できる。

■　供給ボビンの入れ換えを、一つ交換するだけで行な
えて、作業性が良く生産性が良い。

■　装置を小形化でき、その据付はスペースを小さくす
ることが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の撚線製造方法を実施するのに採用した
装置の一実施例を示す概略図。第２図は要部の拡大断面
図。第３図は部分拡大平面図。第４図は前記装置により
製造した撚線の拡大図。第５〜７図は従来例を示す概略
図である。 図中 （ａ）は素線 （１）はパンチャー （２）は引取キャプスタン 特 （３） 〈４〉 （５） （６） （８） （９） は巻取ボビン は基台 は回転フライヤ （７）は案内ローラ は浮枠 は供給ボビン 許 出 願 人 興国鋼線索株式会社 第 図 第 図 第 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 撚り本数分の素線数が平行巻きされている単数の供給ボ
   ビンをセットしたＩＮ−ＯＵＴバンチャーにより、その
   供給ボビンから各素線を同時に引出して撚り合わせする
   ことを特徴とする撚線製造方法。