JP2994628B1 - 撚線装置 - Google Patents
撚線装置Info
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- JP2994628B1 JP2994628B1 JP25475998A JP25475998A JP2994628B1 JP 2994628 B1 JP2994628 B1 JP 2994628B1 JP 25475998 A JP25475998 A JP 25475998A JP 25475998 A JP25475998 A JP 25475998A JP 2994628 B1 JP2994628 B1 JP 2994628B1
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- tension
- roller
- twisting
- twisting machine
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-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B3/00—General-purpose machines or apparatus for producing twisted ropes or cables from component strands of the same or different material
- D07B3/08—General-purpose machines or apparatus for producing twisted ropes or cables from component strands of the same or different material in which the take-up reel rotates about the axis of the rope or cable or in which a guide member rotates about the axis of the rope or cable to guide the rope or cable on the take-up reel in fixed position and the supply reels are fixed in position
- D07B3/10—General-purpose machines or apparatus for producing twisted ropes or cables from component strands of the same or different material in which the take-up reel rotates about the axis of the rope or cable or in which a guide member rotates about the axis of the rope or cable to guide the rope or cable on the take-up reel in fixed position and the supply reels are fixed in position with provision for imparting more than one complete twist to the ropes or cables for each revolution of the take-up reel or of the guide member
Landscapes
- Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)
- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
Abstract
【要約】
【課題】 撚線機から張力の異なる線材が供給されて
も、張力を一定にして撚合機に供給する。 【解決手段】 ２本の素線を対撚した線材Ｗを供給する
４台の撚線機１が線材Ｗの進行方向に沿って縦一列に並
べられたサプライスタンド２と、各撚線機１からの線材
Ｗをダイス６により集合させて１本の撚線に撚り合わす
撚合機３とを備え、撚線機１とダイス６との間に、撚線
機１から線材Ｗを送り出す供給ローラ１０と、線材Ｗの
張力を一定にするためのダンサーローラ１１とを各線材
Ｗ毎に設ける。線材Ｗの張力の変動に応じて供給ローラ
１０の駆動を制御して、線材Ｗの送り出しを変化させ、
ダンサーローラ１１により線材Ｗの張力を一定に維持す
る。
も、張力を一定にして撚合機に供給する。 【解決手段】 ２本の素線を対撚した線材Ｗを供給する
４台の撚線機１が線材Ｗの進行方向に沿って縦一列に並
べられたサプライスタンド２と、各撚線機１からの線材
Ｗをダイス６により集合させて１本の撚線に撚り合わす
撚合機３とを備え、撚線機１とダイス６との間に、撚線
機１から線材Ｗを送り出す供給ローラ１０と、線材Ｗの
張力を一定にするためのダンサーローラ１１とを各線材
Ｗ毎に設ける。線材Ｗの張力の変動に応じて供給ローラ
１０の駆動を制御して、線材Ｗの送り出しを変化させ、
ダンサーローラ１１により線材Ｗの張力を一定に維持す
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、異なるピッチで撚
られた複数の線材を撚り合わせて１本の撚線を製造する
撚線装置に関する。
られた複数の線材を撚り合わせて１本の撚線を製造する
撚線装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ＬＡＮケーブル等の通信用電線
は、通信時の雑音を防ぐため撚りピッチの異なる線材を
撚り合わせて製造されている。このような撚線を製造す
るための撚線装置を図６に示す。１本の撚られた線材Ｗ
あるいは２本の素線を対撚した線材Ｗを供給する撚線機
１が線材Ｗの進行方向に沿って縦一列に並べられたサプ
ライスタンド２および各線材Ｗを撚り合わせて巻き取る
撚合機３を備えている。
は、通信時の雑音を防ぐため撚りピッチの異なる線材を
撚り合わせて製造されている。このような撚線を製造す
るための撚線装置を図６に示す。１本の撚られた線材Ｗ
あるいは２本の素線を対撚した線材Ｗを供給する撚線機
１が線材Ｗの進行方向に沿って縦一列に並べられたサプ
ライスタンド２および各線材Ｗを撚り合わせて巻き取る
撚合機３を備えている。
【０００３】そして、各撚線機１内の弓が回転すること
によって撚りピッチの異なった線材Ｗが得られ、各線材
Ｗはガイドローラ４から引取装置５を介してダイス６で
集合され、撚合機３で撚り合わされて巻き取られる。
によって撚りピッチの異なった線材Ｗが得られ、各線材
Ｗはガイドローラ４から引取装置５を介してダイス６で
集合され、撚合機３で撚り合わされて巻き取られる。
【０００４】ここで、各撚線機１における弓の回転数は
それぞれ異なっているが、線速は同じである。しかし、
弓に回転変動が生じると、線材Ｗに対する抵抗が変化し
て線材Ｗの供給がスムーズに行われなくなり、各線材Ｗ
の張力がばらつき、線材Ｗに撚り癖がついたり、弓の摩
耗が激しくなる。
それぞれ異なっているが、線速は同じである。しかし、
弓に回転変動が生じると、線材Ｗに対する抵抗が変化し
て線材Ｗの供給がスムーズに行われなくなり、各線材Ｗ
の張力がばらつき、線材Ｗに撚り癖がついたり、弓の摩
耗が激しくなる。
【０００５】そこで、これを防ぐために、線材Ｗを引き
取り出すための引取装置５が、複数のガイドローラ７と
１つのドラム８とから構成され、ドラム８をパウダーク
ラッチを介してモータにより駆動している。パウダーク
ラッチによってドラム８のトルクを調整することによ
り、引取装置５の引取力が可変され、その結果、弓によ
る抵抗が減少して、撚合機３の撚口における各線材Ｗの
張力が一定となり、電気特性の優れた高品質な撚線を製
造することができる。
取り出すための引取装置５が、複数のガイドローラ７と
１つのドラム８とから構成され、ドラム８をパウダーク
ラッチを介してモータにより駆動している。パウダーク
ラッチによってドラム８のトルクを調整することによ
り、引取装置５の引取力が可変され、その結果、弓によ
る抵抗が減少して、撚合機３の撚口における各線材Ｗの
張力が一定となり、電気特性の優れた高品質な撚線を製
造することができる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上記のように電気特性
に優れた撚線を製造するためには、撚り合わすときに各
線材の張力を一定にしておかなければならない。そのた
め、従来では引取装置をトルク制御することにより、各
線材の張力を一定にしている。しかしながら、張力の異
なる複数の線材に対して１つの引取装置によって引き取
ると、引取装置を通過した線材の張力は通過前の各線材
の張力を平均化した値となり、所望の張力に調節するこ
とが困難である。しかも、各線材の張力は常に一定とは
限らないので、引取装置によって得られる張力も変動す
ることになり、ますます所望の張力が得られにくくな
る。
に優れた撚線を製造するためには、撚り合わすときに各
線材の張力を一定にしておかなければならない。そのた
め、従来では引取装置をトルク制御することにより、各
線材の張力を一定にしている。しかしながら、張力の異
なる複数の線材に対して１つの引取装置によって引き取
ると、引取装置を通過した線材の張力は通過前の各線材
の張力を平均化した値となり、所望の張力に調節するこ
とが困難である。しかも、各線材の張力は常に一定とは
限らないので、引取装置によって得られる張力も変動す
ることになり、ますます所望の張力が得られにくくな
る。
【０００７】本発明は、上記に鑑み、撚線機から張力の
異なる線材が供給されても、確実に張力を一定にして撚
合機に供給することができる撚線装置の提供を目的とす
る。
異なる線材が供給されても、確実に張力を一定にして撚
合機に供給することができる撚線装置の提供を目的とす
る。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、張力を与えながら線材をボビンから繰り出す繰出
部を有し弓の回転により線材を所定のピッチで撚りなが
ら供給する複数の撚線機と、各撚線機から供給された撚
りピッチの異なる線材を集合させて１本の線に撚り合わ
す撚合機とを備え、撚線機と撚合機との間に、撚線機か
ら線材を送り出す供給ローラと、線材に一定の張力を与
えるダンサーローラとが各線材毎に設けられ、弓の回転
変動によって生じる各線材の張力の変動に応じて供給ロ
ーラがそれぞれ駆動制御されるものである。
段は、張力を与えながら線材をボビンから繰り出す繰出
部を有し弓の回転により線材を所定のピッチで撚りなが
ら供給する複数の撚線機と、各撚線機から供給された撚
りピッチの異なる線材を集合させて１本の線に撚り合わ
す撚合機とを備え、撚線機と撚合機との間に、撚線機か
ら線材を送り出す供給ローラと、線材に一定の張力を与
えるダンサーローラとが各線材毎に設けられ、弓の回転
変動によって生じる各線材の張力の変動に応じて供給ロ
ーラがそれぞれ駆動制御されるものである。
【０００９】これによって、ある撚線機の弓の回転が変
動して、線材の張力が変動すると、供給ローラの駆動が
制御され、線材の送り出し量が変化する。そして、ダン
サーローラの働きにより線材の張力が元に戻り、各線材
の張力は一定に維持される。
動して、線材の張力が変動すると、供給ローラの駆動が
制御され、線材の送り出し量が変化する。そして、ダン
サーローラの働きにより線材の張力が元に戻り、各線材
の張力は一定に維持される。
【００１０】
【発明の実施の形態】本実施形態の撚線装置は、ＬＡＮ
ケーブル等の電線を製造するためのもので基本的な構造
は従来と同じであり、図１，２に示すように、２本の素
線を対撚した線材Ｗを供給する複数、ここでは４台の撚
線機１が線材Ｗの進行方向に沿って縦一列に並べられた
サプライスタンド２と、各撚線機１からの線材Ｗをダイ
ス６により集合させて１本の撚線に撚り合わす撚合機３
とを備えている。
ケーブル等の電線を製造するためのもので基本的な構造
は従来と同じであり、図１，２に示すように、２本の素
線を対撚した線材Ｗを供給する複数、ここでは４台の撚
線機１が線材Ｗの進行方向に沿って縦一列に並べられた
サプライスタンド２と、各撚線機１からの線材Ｗをダイ
ス６により集合させて１本の撚線に撚り合わす撚合機３
とを備えている。
【００１１】そして、撚線機１とダイス６との間に、撚
線機１から線材Ｗを送り出す供給ローラ１０と、線材Ｗ
の張力を一定にするためのダンサーローラ１１とが各線
材Ｗ毎に設けられている。なお、図中、１２ａ，１２
ｂ，１２ｃおよび１３はガイドローラ、１４は目板であ
り、供給ローラ１０とダンサーローラ１１との間に配置
されているガイドローラ１２ａ，１２ｂ，１２ｃは、線
材Ｗの本数に対応した複数のローラからなる。
線機１から線材Ｗを送り出す供給ローラ１０と、線材Ｗ
の張力を一定にするためのダンサーローラ１１とが各線
材Ｗ毎に設けられている。なお、図中、１２ａ，１２
ｂ，１２ｃおよび１３はガイドローラ、１４は目板であ
り、供給ローラ１０とダンサーローラ１１との間に配置
されているガイドローラ１２ａ，１２ｂ，１２ｃは、線
材Ｗの本数に対応した複数のローラからなる。
【００１２】撚線機１は、図３，４に示すように、上下
一対の縦軸２０ａ，２０ｂに取り付けられたフライヤ２
１と、フライヤ２１内に回転自在に設けられたクレード
ル２２と、線材Ｗが巻き付けられた複数のボビン２３
と、張力を与えながら線材Ｗを繰り出す繰出部Ａと、各
ボビン２３から繰り出された複数の線材Ｗを集める集合
部Ｂとを備えている。なお、ボビン２３は、本実施形態
では２個であるが、１個あるいは３個以上でもよい。ま
た、撚合機３は周知のものであるので、説明は省略す
る。
一対の縦軸２０ａ，２０ｂに取り付けられたフライヤ２
１と、フライヤ２１内に回転自在に設けられたクレード
ル２２と、線材Ｗが巻き付けられた複数のボビン２３
と、張力を与えながら線材Ｗを繰り出す繰出部Ａと、各
ボビン２３から繰り出された複数の線材Ｗを集める集合
部Ｂとを備えている。なお、ボビン２３は、本実施形態
では２個であるが、１個あるいは３個以上でもよい。ま
た、撚合機３は周知のものであるので、説明は省略す
る。
【００１３】フライヤ２１は、一対の弓２４を上下の支
持体２５に取り付けたもので、支持体２５に上，下ター
ンローラ２６，２７がそれぞれ回転自在に支持されてい
る。支持体２５は縦軸２０ａ，２０ｂに嵌合され、下側
の縦軸２０ａがモータ２８により回転駆動されることに
より、フライヤ２１は回転する。そして、下側の縦軸２
０ａの上端には、線材Ｗの入口となる撚口が形成され、
撚口から下ターンローラ２６に通じる中心孔が形成され
ている。上側の縦軸２０ｂには、上ターンローラ２７か
ら上端の出口２９に通じる中心孔が形成されている。
持体２５に取り付けたもので、支持体２５に上，下ター
ンローラ２６，２７がそれぞれ回転自在に支持されてい
る。支持体２５は縦軸２０ａ，２０ｂに嵌合され、下側
の縦軸２０ａがモータ２８により回転駆動されることに
より、フライヤ２１は回転する。そして、下側の縦軸２
０ａの上端には、線材Ｗの入口となる撚口が形成され、
撚口から下ターンローラ２６に通じる中心孔が形成され
ている。上側の縦軸２０ｂには、上ターンローラ２７か
ら上端の出口２９に通じる中心孔が形成されている。
【００１４】クレードル２２は、上下の縦軸２０ａ，２
０ｂに軸受を介して支持され、クレードル２２内の中心
よりやや下側寄りに２個のボビン２３が並設されてい
る。各ボビン２３は、中央の固定ピントル３０ａと両側
の移動自在な移動ピントル３０ｂによって着脱自在にそ
れぞれ支持され、固定ピントル３０ａを回転駆動する繰
り出しモータ３１が各ボビン２３に対してそれぞれ設け
られ、互いのボビン２３を独立に回転可能としている。
０ｂに軸受を介して支持され、クレードル２２内の中心
よりやや下側寄りに２個のボビン２３が並設されてい
る。各ボビン２３は、中央の固定ピントル３０ａと両側
の移動自在な移動ピントル３０ｂによって着脱自在にそ
れぞれ支持され、固定ピントル３０ａを回転駆動する繰
り出しモータ３１が各ボビン２３に対してそれぞれ設け
られ、互いのボビン２３を独立に回転可能としている。
【００１５】繰出部Ａは、ボビン２３の上方に配置され
ており、固定ローラ３２ａおよび移動ローラ３２ｂによ
って構成される繰出用ダンサーローラ３２と、ボビン２
３からの線材Ｗをダンサーローラ３２に案内する第１，
第２ガイドローラ３３，３４とからなり、各ローラは、
それぞれクレードル２２に回転自在に支持されている。
ており、固定ローラ３２ａおよび移動ローラ３２ｂによ
って構成される繰出用ダンサーローラ３２と、ボビン２
３からの線材Ｗをダンサーローラ３２に案内する第１，
第２ガイドローラ３３，３４とからなり、各ローラは、
それぞれクレードル２２に回転自在に支持されている。
【００１６】集合部Ｂは、ボビン２３の下側付近に配置
されており、目板およびダイスからなり、クレードル２
２に取り付けられている。集合部Ｂとダンサーローラ３
２との間には、両ボビン２３の間を線材Ｗが通り抜ける
ように案内筒３５が配されている。
されており、目板およびダイスからなり、クレードル２
２に取り付けられている。集合部Ｂとダンサーローラ３
２との間には、両ボビン２３の間を線材Ｗが通り抜ける
ように案内筒３５が配されている。
【００１７】そして、上側の縦軸２０ｂの上方に供給ロ
ーラ１０が配され、その支持軸４０がキャビネット４１
に回転自在に取り付けられている。供給ローラ１０は、
図５に示すように、周面が平坦なドラム状とされ、外周
上には一対のローラ４２ａ，４２ｂに掛巻されたベルト
４３が配置されている。一方のローラ４２ａを中心にし
て他方のローラ４２ｂが移動可能とされているので、ベ
ルト４３は供給ローラ１０に対して離接自在とされ、ベ
ルト４３を供給ローラ１０に押し付けて供給ローラ１０
を回転させることにより、線材Ｗが挟み付けられて送り
出される。
ーラ１０が配され、その支持軸４０がキャビネット４１
に回転自在に取り付けられている。供給ローラ１０は、
図５に示すように、周面が平坦なドラム状とされ、外周
上には一対のローラ４２ａ，４２ｂに掛巻されたベルト
４３が配置されている。一方のローラ４２ａを中心にし
て他方のローラ４２ｂが移動可能とされているので、ベ
ルト４３は供給ローラ１０に対して離接自在とされ、ベ
ルト４３を供給ローラ１０に押し付けて供給ローラ１０
を回転させることにより、線材Ｗが挟み付けられて送り
出される。
【００１８】供給ローラ１０の支持軸４０は、中間にパ
ウダークラッチ４４が介装されており、ベルト４５、プ
ーリ４６によりモータ４７に連結されている。モータ４
７の駆動によって回転する支持軸４０において、パウダ
ークラッチ４４によってそのトルクが調整される。
ウダークラッチ４４が介装されており、ベルト４５、プ
ーリ４６によりモータ４７に連結されている。モータ４
７の駆動によって回転する支持軸４０において、パウダ
ークラッチ４４によってそのトルクが調整される。
【００１９】ダンサーローラ１１は、供給ローラ１０よ
りも線材進行方向の下流側に配置され、定位置に回転自
在に支持された固定ローラ５０と、その下方に上下動自
在に支持された可動ローラ５１とからなり、可動ローラ
５１は、支点５２周りに揺動自在に支持されたアーム５
３の一端に回転自在に取り付けられている。アーム５３
の他端には重り５４が取り付けられており、これによっ
て線材Ｗの張力が設定される。なお、重り５４の代わり
にシリンダによって可動ローラ５１を下向きに付勢して
もよい。また、線材Ｗの張力の変動によって上下動する
可動ローラ５１の変位を検知するために、ポテンショメ
ータ等の位置検出器が設けられている。
りも線材進行方向の下流側に配置され、定位置に回転自
在に支持された固定ローラ５０と、その下方に上下動自
在に支持された可動ローラ５１とからなり、可動ローラ
５１は、支点５２周りに揺動自在に支持されたアーム５
３の一端に回転自在に取り付けられている。アーム５３
の他端には重り５４が取り付けられており、これによっ
て線材Ｗの張力が設定される。なお、重り５４の代わり
にシリンダによって可動ローラ５１を下向きに付勢して
もよい。また、線材Ｗの張力の変動によって上下動する
可動ローラ５１の変位を検知するために、ポテンショメ
ータ等の位置検出器が設けられている。
【００２０】そして、ダンサーローラ１１はそれぞれの
線材Ｗに対応して別々に設けられ、各位置検出器からの
出力信号がコントローラ等の制御装置に入力され、制御
装置によって変位量と線速に基づいて各供給ローラ１０
のモータ４７の駆動が個別に制御される。
線材Ｗに対応して別々に設けられ、各位置検出器からの
出力信号がコントローラ等の制御装置に入力され、制御
装置によって変位量と線速に基づいて各供給ローラ１０
のモータ４７の駆動が個別に制御される。
【００２１】上記構成において、所定のピッチで線材Ｗ
を撚るようにフライヤ２１の回転速度が設定され、フラ
イヤ２１が回転される。また、それに応じて繰出用ダン
サーローラ３２によって線材Ｗの張力が制御され、線材
Ｗの繰り出し速度が決まってボビン２３が回転駆動され
る。線材Ｗは、各ボビン２３から第１，第２ガイドロー
ラ３３，３４を経て繰り出され、ダンサーローラ３２に
よって所定の張力が付与される。そして、２本の線材Ｗ
が案内筒３５を通り抜けて集合部Ｂを通過する。ダイス
によって集合された線材Ｗは、撚口から下側の縦軸２０
ａ内に侵入し、下ターンローラ２６によって撚りが与え
られながら向きが変えられ、フライヤ２１の弓２４の内
面に沿って上方に向かい、上ターンローラ２７によって
２度目の撚りが与えられる。このように対撚された線材
Ｗは、上側の縦軸２０ｂ内を通り抜けて出口２９からキ
ャビネット４１の外部に出る。
を撚るようにフライヤ２１の回転速度が設定され、フラ
イヤ２１が回転される。また、それに応じて繰出用ダン
サーローラ３２によって線材Ｗの張力が制御され、線材
Ｗの繰り出し速度が決まってボビン２３が回転駆動され
る。線材Ｗは、各ボビン２３から第１，第２ガイドロー
ラ３３，３４を経て繰り出され、ダンサーローラ３２に
よって所定の張力が付与される。そして、２本の線材Ｗ
が案内筒３５を通り抜けて集合部Ｂを通過する。ダイス
によって集合された線材Ｗは、撚口から下側の縦軸２０
ａ内に侵入し、下ターンローラ２６によって撚りが与え
られながら向きが変えられ、フライヤ２１の弓２４の内
面に沿って上方に向かい、上ターンローラ２７によって
２度目の撚りが与えられる。このように対撚された線材
Ｗは、上側の縦軸２０ｂ内を通り抜けて出口２９からキ
ャビネット４１の外部に出る。
【００２２】そして、供給ローラ１０によって各撚線機
１から撚りピッチの異なる線材Ｗが送り出される。各線
材Ｗは、ガイドローラ１２ａ，１２ｂ，１２ｃを通り、
固定ローラ５０から可動ローラ５１を経て再び固定ロー
ラ５０を通ることにより一定の張力が与えられる。各線
材Ｗに対応したダンサーローラ１１によって張力が一定
とされた各線材Ｗは、ダイス６によって集合され、撚合
機３で撚り合わされてドラムに巻き取られる。
１から撚りピッチの異なる線材Ｗが送り出される。各線
材Ｗは、ガイドローラ１２ａ，１２ｂ，１２ｃを通り、
固定ローラ５０から可動ローラ５１を経て再び固定ロー
ラ５０を通ることにより一定の張力が与えられる。各線
材Ｗに対応したダンサーローラ１１によって張力が一定
とされた各線材Ｗは、ダイス６によって集合され、撚合
機３で撚り合わされてドラムに巻き取られる。
【００２３】ここで、ある撚線機１の弓２４の回転が変
動して、弓２４に対して線材Ｗが外側に撓んだり、内側
に寄ったりすると、線材Ｗの張力が変化する。これに応
じて可動ローラ５１が変位する。すなわち、線材Ｗの張
力が大きくなると、可動ローラ５１は上方に移動し、張
力が小さくなると、下方に移動する。
動して、弓２４に対して線材Ｗが外側に撓んだり、内側
に寄ったりすると、線材Ｗの張力が変化する。これに応
じて可動ローラ５１が変位する。すなわち、線材Ｗの張
力が大きくなると、可動ローラ５１は上方に移動し、張
力が小さくなると、下方に移動する。
【００２４】この変位を位置検出器によって検知する
と、この線材Ｗに対応する供給ローラ１０のモータ４７
の駆動が制御される。張力が大きくなった場合、モータ
４７の回転速度が高められ、線材Ｗの送り出し量が多く
なって、線材Ｗの張力が徐々に小さくなっていく。そし
て、設定された張力になると、可動ローラ５１が元の位
置に戻り、この状態が維持される。逆に張力が小さくな
った場合、モータ４７の回転速度が低くされ、線材Ｗの
送り出し量が少なくなって、線材Ｗの張力が徐々に大き
くなっていく。そして、設定された張力になると、可動
ローラ５１が元の位置に戻り、この状態が維持される。
と、この線材Ｗに対応する供給ローラ１０のモータ４７
の駆動が制御される。張力が大きくなった場合、モータ
４７の回転速度が高められ、線材Ｗの送り出し量が多く
なって、線材Ｗの張力が徐々に小さくなっていく。そし
て、設定された張力になると、可動ローラ５１が元の位
置に戻り、この状態が維持される。逆に張力が小さくな
った場合、モータ４７の回転速度が低くされ、線材Ｗの
送り出し量が少なくなって、線材Ｗの張力が徐々に大き
くなっていく。そして、設定された張力になると、可動
ローラ５１が元の位置に戻り、この状態が維持される。
【００２５】このように、個別に各線材Ｗの張力は一定
に保たれ、撚合機３に各線材Ｗを安定して供給すること
ができる。したがって、撚線の品質が向上して、高特性
な撚線が製造できる。
に保たれ、撚合機３に各線材Ｗを安定して供給すること
ができる。したがって、撚線の品質が向上して、高特性
な撚線が製造できる。
【００２６】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多く
の修正および変更を加え得ることは勿論である。例え
ば、供給ローラにおいて、パウダークラッチによってト
ルク制御を行う代わりに、モータによって支持軸を直接
駆動して、線速に応じてその駆動力を可変してもよい。
るものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多く
の修正および変更を加え得ることは勿論である。例え
ば、供給ローラにおいて、パウダークラッチによってト
ルク制御を行う代わりに、モータによって支持軸を直接
駆動して、線速に応じてその駆動力を可変してもよい。
【００２７】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、撚線機と撚合機との間に、撚線機から線材を送
り出す供給ローラと、線材の張力を一定にするためのダ
ンサーローラとが各線材毎に設けられ、各線材の張力の
変動に応じて供給ローラがそれぞれ駆動制御されるの
で、いずれかの線材の張力が変動しても容易にその線材
の張力を元に戻すことができ、各線材の張力を一定にす
ることができる。したがって、撚合機に張力の一定な複
数の線材を供給でき、高品質な撚線を製造できる。
よると、撚線機と撚合機との間に、撚線機から線材を送
り出す供給ローラと、線材の張力を一定にするためのダ
ンサーローラとが各線材毎に設けられ、各線材の張力の
変動に応じて供給ローラがそれぞれ駆動制御されるの
で、いずれかの線材の張力が変動しても容易にその線材
の張力を元に戻すことができ、各線材の張力を一定にす
ることができる。したがって、撚合機に張力の一定な複
数の線材を供給でき、高品質な撚線を製造できる。
【００２８】そして、張力の変動に対して供給ローラの
速度制御を行うことにより、パウダークラッチのトルク
制御を行う場合に比べて制御が簡単となる。また、それ
ぞれの線材に対して個別に張力の調節が行われるので、
他の線材や撚線機の影響を受けず、一定の張力に確実に
することができる。
速度制御を行うことにより、パウダークラッチのトルク
制御を行う場合に比べて制御が簡単となる。また、それ
ぞれの線材に対して個別に張力の調節が行われるので、
他の線材や撚線機の影響を受けず、一定の張力に確実に
することができる。
【図１】本発明の撚線装置の正面図
【図２】同じく平面図
【図３】撚線機の概略正面図
【図４】同じく概略側面図
【図５】供給ローラの平面図
【図６】従来の撚線装置の概略図
１ 撚線機 ２ サプライスタンド ３ 撚合機 ６ ダイス １０ 供給ローラ １１ ダンサーローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平１−150678（ＪＰ，Ａ) 実公 昭13−7803（ＪＰ，Ｙ１) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B65H 59/00 - 59/40 H01B 13/02
Claims (1)
- 【請求項１】 張力を与えながら線材をボビンから繰り
出す繰出部を有し弓の回転により線材を所定のピッチで
撚りながら供給する複数の撚線機と、各撚線機から供給
された撚りピッチの異なる線材を集合させて１本の線に
撚り合わす撚合機とを備えた撚線装置において、前記撚
線機と撚合機との間に、前記撚線機から線材を送り出す
供給ローラと、線材に一定の張力を与えるダンサーロー
ラとが各線材毎に設けられ、前記弓の回転変動によって
生じる各線材の張力の変動に応じて前記供給ローラがそ
れぞれ駆動制御されることを特徴とする撚線装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25475998A JP2994628B1 (ja) | 1998-09-09 | 1998-09-09 | 撚線装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25475998A JP2994628B1 (ja) | 1998-09-09 | 1998-09-09 | 撚線装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2994628B1 true JP2994628B1 (ja) | 1999-12-27 |
| JP2000086087A JP2000086087A (ja) | 2000-03-28 |
Family
ID=17269494
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25475998A Expired - Fee Related JP2994628B1 (ja) | 1998-09-09 | 1998-09-09 | 撚線装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2994628B1 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6400396B2 (ja) * | 2014-09-08 | 2018-10-03 | 住友電気工業株式会社 | 撚線の製造方法及び撚線の製造装置 |
| CN114530292B (zh) * | 2022-01-25 | 2022-09-16 | 广州市鸿辉电工机械有限公司 | 一种高速绞线机过线系统 |
-
1998
- 1998-09-09 JP JP25475998A patent/JP2994628B1/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000086087A (ja) | 2000-03-28 |
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