JPH0368908B2 - - Google Patents

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JPH0368908B2
JPH0368908B2 JP20259882A JP20259882A JPH0368908B2 JP H0368908 B2 JPH0368908 B2 JP H0368908B2 JP 20259882 A JP20259882 A JP 20259882A JP 20259882 A JP20259882 A JP 20259882A JP H0368908 B2 JPH0368908 B2 JP H0368908B2
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JP
Japan
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group
phenoxyethyl
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alkyl group
dyeing
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JP20259882A
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JPS5991152A (ja
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Kyoyasu Hashimoto
Akira Takeshita
Toshio Nakamatsu
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GOSEI SENRYO GIJUTSU KENKYU KUMIAI
Original Assignee
GOSEI SENRYO GIJUTSU KENKYU KUMIAI
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明はモノアゾ化合物及びそれを用いる合成
繊維類の染色法に関するものである。より詳しく
は、本発明は水不溶性モノアゾ化合物及びそれを
用いてポリエステル繊維、ポリアミド繊維などの
合成繊維類を青色に染色又は捺染する方法に関す
るものである。 ニトロチアゾール系のアミン成分を有するモノ
アゾ染料としては、C・I・デイスパースブルー
106、C・I・デイスパースブルー341などが公知
であるが、これらの染料はいずれも染色時の分解
により色相等の再現性が不良という大きな欠点を
有している。この欠点のために、これらの染料は
浸染用としては殆んど使用できないという状況を
招いており、用途としては捺染用などの非常に限
られたところになつている。 本発明者らは、これらの欠点につき鋭意検討し
た結果、下記一般式〔〕で示されるモノアゾ化
合物が染着性、染浴安定性、PH安定性、ビルドア
ツプ性に優れ、十分な浸染適正を有するここと、
更に又、摩擦、水、洗濯、日光などの諸堅度に優
れることを見い出した。 すなわち本発明は、一般式() (式中、Xは水素原子または低級アルキル基、Y
は水素原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基
または低級アルコキシ低級アルコキシ基、Zは低
級アルキル基、アシルアミノ基、ベンゾイルアミ
ノ基または低級アルキルスルホニルアミノ基、R
は炭素数8以下のアルキリ基を表わす。) で示されるモノアゾ化合物及びそれを用いること
を特徴とする合成繊維類の染色法である。 本発明の一般式()で示されるモノアゾ化合
物は、たとえば下記の方法で製造することができ
る。 一般式() (式中、Xは前記の意味を表わす。) で示されるアミンを、たとえば、米国特許第
2659719号に記載された方法でジアゾ化し、一般
式() (式中、Y、Z、Rは前記の意味を表わす。) で示されるカツプリング成分とカツプリングさせ
ることにより得られる。 本発明のモノアゾ化合物は、具体的には、たと
えば次のようにして製造することができる。一般
式〔〕で示されるアミン化合物を、硫酸、塩酸
などの鉱酸、又は酢酸、プロピオン酸などの有機
酸、又はそれらの混合溶媒に溶解又は分散させ、
冷時好ましくは5℃以下でニトロシル硫酸を用い
てジアゾ化する。一方、一般式〔〕で示される
カツプリング成分を、硫酸、塩酸などの鉱酸、又
は酢酸、プロピオン酸などの有機酸、又はアルコ
ールなどの有機溶媒、又はそれらの混合溶媒に溶
解し、これに前記ジアゾニウム化合物を冷時好ま
しくは10℃以下で添加し、カツプリングさせる。
反応終了後、析出した結晶を別して、一般式
〔〕で示されるモノアゾ化合物が得られる。 前記一般式()で示されるアミンとしては、
具体的には、次のものがあげられる。 2−アミノ−5−ニトロチアゾール 2−アミノ−4−メチル−5−ニトロチアゾー
ル 2−アミノ−4−エチル−5−ニトロチアゾー
ル 前記一般式()で示されるカツプリング成分
としては、具体的には、次のものがあげられる。 N−メチル−N−2−フエノキシエチル−3−
トルイジン N−エチル−N−2−フエノキシエチル−3−
トルイジン N−プロピル−N−2−フエノキシエチル−3
−トルイジン N−ブチル−N−2−フエノキシエチル−3−
トルイジン N−ペンチル−N−2−フエノキシエチル−3
−トルイジン N−ヘキシル−N−2−フエノキシエチル−3
−トルイジン N−ヘプチル−N−2−フエノキシエチル−3
−トルイジン N−オクチル−N−2−フエノキシエチル−3
−トルイジン 3−(N−エチル−N−2−フエノキシエチル)
アミノアセトアニリド 3−(N−プロピル−N−2−フエノキシエチ
ル)アミノアセトアニリド 3−(N−ブチル−N−2−フエノキシエチル)
アミノアセトアニリド 3−(N−ペンチル−N−2−フエノキシエチ
ル)アミノアセトアニリド 3−(N−ヘキシル−N−2−フエノキシエチ
ル)アミノアセトアニリド 3−(N−エチル−N−2−フエノキシエチル)
アミノプロピオニルアニリド 3−(N−プロピル−N−2−フエノキシエチ
ル)アミノプロピオニルアニリド 3−(N−エチル−N−2−フエノキシエチル)
アミノブチリルアニリド 3−(N−ブチル−N−2−フエノキシエチル)
アミノブチリルアニリド 3−(N−エチル−N−2−フエノキシエチル)
アミノベンゾイルアニリド 3−(N−エチル−N−2−フエノキシエチル)
アミノメタンスルホニルアニリド 3−(N−エチル−N−2−フエノキシエチル)
アミノ−4−メトキシアセトアニリド 3−(N−ブチル−N−2−フエノキシエチル)
アミノ−4−メトキシエトキシアセトアニリド 3−(N−プロピル−N−2−フエノキシエチ
ル)アミノ−4−メチルプロピオニルアニリド 3−(N−エチル−N−2−フエノキシエチル)
アミノ−4−エトキシベンゾイルアニリド 一般式()で示される化合物において、有利
には、Xは水素原子、メチル基が好ましく、Yは
水素原子、メチル基、メトキシ基、メトキシエト
キシ基が好ましく、Zはメチル基、アセチルアミ
ノ基、プロピオニルアミノ基、ベンゾイルアミノ
基、メチルスルホニルアミノ基が好ましく、Rは
炭素数2〜6の直鎖アルキルが好ましい。 本発明における合成繊維類としては、ポリエス
テル系、ポリアミド系繊維、ポリオレフイン系繊
維、セルロースエステル系繊維又はこれらの繊維
の混紡品をあげることができる。 本発明の染色はたとえば次のようにして行うこ
とができる。 一般式〔〕で示されるモノアゾ化合物の一種
又は二種以上を適当な分散剤と共に水性媒体中で
微細な粒子に粉砕し、分散化する。分散化したモ
ノアゾ化合物は液状で使用するか、あるいはスプ
レー乾燥等によつて粉末状として用いられる。こ
のようにして得られた染料組成物を用いて疎水性
繊維を水性媒体中に浸漬して加圧下105℃以上、
好ましくは110〜140℃で染色する。又、O−フエ
ニルフエノールやトリクロルベンゼン等のキヤリ
ヤーの存在下で比較的高温、たとえば水の沸騰状
態で染色することもできる。又、染料分散液を布
にバツデイングし、150〜230℃で30〜90秒間の乾
熱処理をするいわゆるサーモゾル染色も可能であ
る。一方、捺染の場合は染料分散液を適当な湖剤
と共に練り合せ、これを布にパツデイングし、ス
チーミング又はサーモゾル処理して染色を行な
う。又、トリクロロエチレンやパークロロエチレ
ン等の有機溶剤を染色媒体とした溶剤染色法も可
能である。 本発明のモノアゾ化合物は、ポリエステル繊
維、ポリアミド繊維などの合成繊維用の分散染料
として種々の特性、例えば、染着性、染浴安定
性、PH安定性、ビルドアツプ性などが優れ、水、
洗濯、昇華、摩擦、日光などの諸堅牢度にも優れ
た性能を示す。 本発明のモノアゾ化合物は、特に染浴安定性、
PH安定性が良好なことから、染色時の分解もな
く、又、カバリング性、移染性が良好で均染性に
優れており、染色の再現性が極めて良好であり、
浸染用として十分に使用できるものである。 また、本発明のモノアゾ化合物は単独で使用し
ても十分すぐれた効果を発揮するが、2成分以上
の多成分系で使用した場合に更に相乗的にすぐれ
た効果を示す。 次の第1表に本発明のモノアゾ化合物の優れた
特徴を、公知化合物との比較によつて示す。
【表】 試験方法 分解性 PH5で140℃×30分間、ブランク処理した後、
通常の染色を実施し(PH5で130℃×60分間)、ブ
ランク処理を行なわずに通常の染色を実施したも
のと被染物の染色濃度を比較して判定する。 ○:染色濃度に差がない。即ち、ブランク処理の
間の分解が少ない。 △:ふつう ×:染色濃度に著しい差がある。即ち、ブランク
処理の間の分解が多い。 PH安定性 PH5とPH7で各々、通常の染色を実施し(130
℃×60分間)、被染物の染色濃度を比較して判定
する。 ○:染色濃度に差がない。即ち、PHの変動による
染色性への影響が小さいので安定性が良い。 △:ふつう。 ×:染色濃度に著しい差がある。即ち、PHの変動
による染色性への影響が大きいので安定性が悪
い。 染色再現性 以上の分解性とPH安定性とを総合的に判断した
ものであり、 ○:分解性、PH安定性各々の面で問題がなく、染
色の再現性が良好。 △:ふつう ×:分解性、PH安定性のいずれか、あるいは両方
で問題があり、染色の再現性が悪い。 次に本発明を実施例により更に詳細に説明する
が、本発明はそれらの実施例によつて限定される
ものではない。文中、部及び%は特記しない限り
それぞれ重量部、重量%を表わす。 実施例 1 プロピオン酸/酢酸(14/86容量比)100部に
43%ニトロシル硫酸35.4部を加え、0℃に冷却す
る。これに、2−アミノ−5−ニトロチアゾール
14.5部を0℃以下で徐々に加え、2時間同温度で
保温撹拌してジアゾ化する。一方、3−(N−エ
チル−N−2−フエノキシエチル)アミノアセト
アニリド29.8部をメタノール150部に溶解し、こ
れに前記ジアゾニウム液を氷で冷却しながら加え
る。この後、PHを2〜5に調整してカツプリング
を終了させる。析出した結晶を別、水洗、乾燥
して式(1)で示されるモノアゾ化合物31.8部を得
た。 λmax(90%DMF):604nm 実施例 2 式(1)のモノアゾ化合物1部をナフタレンスルホ
ン酸のホルマリン縮合物1部、リグニンスルホン
酸ソーダ1部と共に微粒化分散し、これと高級ア
ルコール硫酸エステル3部を水3000部に均一に分
散させて染浴を調製する。この染浴にポリエステ
ル加工糸織物100部を浸漬し、130℃で60分間染色
を行なつた後、染色物をカセイソーダ3部、ハイ
ドロサルフアイト3部、ベタイン型両性界面活性
剤3部と水3000部からなる処理液で、85℃で10分
間還元洗浄処理を行なつた。その後、水洗、乾燥
して濃度の高い鮮明な赤味青色の染色物が得られ
た。この染色物は、昇華、耐光、水、洗濯、摩擦
などの堅牢度に優れた性能を示した。 実施例 3 実施例1の3−(エチル−N−2−フエノキシ
エチル)アミノアセトアニリドの代わりに、N−
(n)−ペンチル−N−2−フエノキシエチル−3
−トルイジン29.7部を用い、実施例1と同様にし
て式(2)で示されるモノアゾ化合物32.6部を得た。 λmax(90%DMF):597nm 実施例 4 式(2)のモノアゾ化合物3部をナフタレンスルホ
ン酸のホルマリン縮合物3部と共に微粒化分散
し、水を加えて10部の染料組成物とする。この染
料組成物5部を下記組成の捺染元糊95部に加え、
良く練り合せて色糊を調製する。 捺染元糊 12%メイプロガムNP60(ローカストビーンガム)
63部 塩素酸ソーダ 0.6部 酒石酸 0.4部水 36部 100部 この色糊をポリエステル加工糸織物に印捺し、
乾燥後高圧スチーマー(略称HPS、温度130〜
135℃、ゲージ圧3〜4Kg/cm2)にて30分間スチ
ーミングした。この印捺物を水洗後、実施例2と
同様にして還元洗浄処理を行ない、水洗、乾燥し
て濃度の高い鮮明かつ堅牢の青色の染色物が得ら
れた。この染色物は、昇華、耐光、水、洗濯、摩
擦などの堅牢度に優れた性能を示した。 実施例 5〜33 以下、実施例1と同様にして第2表に示される
モノアゾ化合物を製造し、各々、実施例2と同様
にして染色を実施し、表に示す色調の染色物が得
られた。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中、Xは水素原子または低級アルキル基、Y
    は水素原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基
    または低級アルコキシ低級アルコキシ基、Zは低
    級アルキル基、アシルアミノ基、ベンゾイルアミ
    ノ基または低級アルキルスルホニルアミノ基、R
    は炭素数8以下のアルキル基を表わす。) で示されるモノアゾ化合物。 2 一般式 (式中、Xは水素原子または低級アルキル基、Y
    は水素原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基
    または低級アルコキシ低級アルコキシ基、Zは低
    級アルキル基、アシルアミノ基、ベンゾイルアミ
    ノ基または低級アルキルスルホニルアミノ基、R
    は炭素数8以下のアルキル基を表わす。) で示されるモノアゾ化合物を用いることを特徴と
    する合成繊維類の染色法。
JP20259882A 1982-11-17 1982-11-17 モノアゾ化合物及びそれを用いる染色法 Granted JPS5991152A (ja)

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JPS5991152A JPS5991152A (ja) 1984-05-25
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