JPH0368764B2 - - Google Patents

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JPH0368764B2
JPH0368764B2 JP60178315A JP17831585A JPH0368764B2 JP H0368764 B2 JPH0368764 B2 JP H0368764B2 JP 60178315 A JP60178315 A JP 60178315A JP 17831585 A JP17831585 A JP 17831585A JP H0368764 B2 JPH0368764 B2 JP H0368764B2
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Japan
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rake
receiving groove
steel bars
groove
receiving
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JP60178315A
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JPS6238717A (ja
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Shugo Takigawa
Masaru Idei
Yasuo Ko
Tatsumi Horii
Hideki Matsushita
Tsuguo Hayashida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Takigawa Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Takigawa Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、棒鋼材の積載ピツチ縮小装置に関す
る。
(従来の技術) 棒鋼材圧延設備においては、通常、生産可能な
棒鋼材の直径範囲は12〜100mmとされており、圧
延設備の切断工程では、処理能力と切断能力との
関係から、直径の小さい棒鋼材は積載ピツチを小
さくして切断本数を多くするようにし、又、直径
の大きい棒鋼材は積載ピツチを大きくして切断本
数を少なくするようにしている。
ところで、切断工程の後に、二次冷却床等の棒
鋼材の積載ピツチを小さくしたい設備が続く場合
において、直径の大きい棒鋼材を圧延設備に流し
た時には、切断工程においては、上記のように積
載ピツチが大とされているので、切断工程と、二
次冷却床等の設備との間に、棒鋼材の積載ピツチ
を縮小できる搬送装置を備える必要がある。
この種、積載ピツチ縮小装置として、例えば、
特開昭49−67379号公報や特開昭58−61217号公報
に記載のものが公知である。この従来の装置は、
前側レイクと後側レイクの送りピツチを変えるこ
とにより積載ピツチを縮小するものであつた。
前記従来の装置を用いて棒溝材を移送する場
合、棒鋼材移送用のレイク上面に、棒鋼を整列さ
せるための受溝が形成される(例えば、特開昭47
−12919号公報参照)。
(発明が解決しようとする課題) ところで、前記従来の装置を用いて、例えば、
前側レイクに棒鋼材を2ピツチづつ載置し、それ
を、後側レイクにおいて1ピツチづつになるよう
積載ピツチを縮小する場合、前側レイクにおい
て、積載ミスにより、部分的に3ピツチになつた
り、1ピツチになつたりする場合がある。
この様に積載ミスが生じると、前側レイクと後
側レイクの隣接部において、同時に2本の棒鋼材
が同じ受溝に入つたり、または、空きが生じたり
して、正しく積載ピツチの縮小が行なわれないと
いう問題があつた。
そこで、本発明、前側レイクにおいて積載ミス
が部分的に生じても、後側レイクにおいて正しい
積載ピツチに修正することができる棒鋼材の積載
ピツチ縮小装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するため、本発明は、次の手段
を講じた。即ち、本発明の特徴とする処は、レイ
ク装置の全長にわたつて配置され、かつ棒鋼材多
載用の周回運動を鉛直面内で行う第1レイクと、 前記第1レイクの前部の側方に並列に配置さ
れ、かつ、前記第1レイクの周回運動と位相を
180度ずらして棒鋼材多載用の周回運動を鉛直面
内で行う第2レイクと、 前記第1レイクの後部の側方に並列に、かつ、
前端部が前記第2レイクの後端部に隣接して配置
されると共に、前後方向には移動せず、前記第2
レイクと同期して上下方向に移動する第3レイク
とを備え、 前記第1乃至第3レイクの上面には、棒鋼材を
受け入れる受溝が搬送方向に同一ピツチで並設さ
れ、 前記第1レイクの上面に形成された受溝は、前
記第2レイクに対応する前部受溝と、前記第3レ
イクに対応する後部受溝からなり、前記前部受講
と後部受溝の隣接部の第1レイクの上面には、受
溝の山部よりも上方に突出する突起部が受溝2ピ
ツチ幅にわたつて設けられている点にある。
(作用) 本発明によれば、第1レイクと第2レイクの前
部側に供給された棒鋼は、第1レイクと第2レイ
クが、相互に位相が180度ずれた棒鋼材移載用の
周回運動を行うことで、順次後方側へ搬送され、
第1レイク後部と第3レイク上へ移載される。
第1レイク後部と第3レイク上へ移載された棒
鋼材は、第1レイクの棒鋼材移載用の周回運動に
より、順次後方側へ搬送される。
上記の場合において、第1レイク後部と第3レ
イクとによる棒鋼材の搬送速度は、第1レイク前
部と第2レイクとによる棒鋼材の搬送速度の半分
であるので、第1レイク前部と第2レイクから、
第1レイク後部と第3レイクへの棒鋼材の移載時
に、棒鋼材の移載ピツチが半分に縮小される。
また、第3レイクが第2レイクと同期して上下
動しているので、第2レイク後端部と第3レイク
前端部間に位置する棒鋼材が、第3レイクに受け
渡される時、円滑な受け渡しが行われる。
即ち、第8図のK〜Qにおいて、もし、第3レ
イク14が、上下中間位置で固定されていたら
の棒鋼材6は、第2レイク13と第3レイク14
の接続部で、前後に移動し、傷が付くおそれがあ
るが、第3レイク14が第2レイク13と同じに
上下動しているので、の棒鋼材が円滑に移載さ
れていることが判る。
即ち、第1乃至第3レイクの上面に所定ピツチ
で棒鋼材を受け入れる受溝を設けているので、棒
鋼材を安定して移載することができる。しかし、
受溝を設けているため、各レイク間の受渡しを正
確に行わないと、受溝に棒鋼材を受け入れること
ができなくなるが、本発明では、第3レイクを第
2レイクと同期して上下動させているので、円滑
な受渡しができる。
更に、本発明では、第1レイクの上面に形成さ
れた前部受溝と後部受溝の隣接部に、受溝の山部
よりも上方に突出する突起部が、受溝2ピツチ幅
にわたつて設けられているので、例えば、本来、
2ピツチごとに棒鋼材が積載されなければならな
いのに、第8図Aに示す如く、3ピツチや1ピツ
チごとに積載された場合(積載ミス)でも、同図
D〜E,K〜L,O〜Pに示す如く、前記突起部
により、1ピツチづつに積載されるように修正さ
れる。
(実施例) 以下、本発明を棒鋼材圧延設備に適用した一実
施例第1図乃至第12図の図面に基づき説明すれ
ば、第1図及び第2図において、1はラインロー
ラテーブル、2は搬送装置、3は二次冷却床であ
る。
ラインローラテーブル1には、ローラ5が搬送
方向に多数並設され、該ローラ5には、棒鋼材6
を受ける32溝の受溝7が軸心方向に並設されてい
る。受溝7は断面V型状とされている。
ラインローラテーブル1の搬送方向中途部のロ
ーラ5間には、棒鋼材6を多数本同時切断するコ
ールドシヤが備えられている。
搬送装置2は、ラインローラテーブル1の後部
側に直交状に配設されて、両者の搬送方向は直交
せしめられている。搬送装置2は、取込トラバー
サ装置8と、レイク装置9とを上記の順で搬送方
向に並設することで構成されている。
取込トラバーサ装置8は、ラインローラテーブ
ル1上の棒鋼材6を掬い取つて、レイク装置9前
部上へ移載するもので、上下及び前後方向に駆動
されるアーム10を有する。
アーム10は、ラインローラテーブル1におけ
る隣接するローラ5間の下方に位置するもので、
その上端縁部には、棒鋼材6を受けるV型状受溝
11が搬送方向に32溝並設されている。
第3図乃至第7図にも示すように、レイク装置
9は、取込トラバーサ装置8から受取つた棒鋼材
6を二次冷却床3へ移載するもので、第1〜第3
レイク12,13,14と、第1〜第3フレーム
23,24,25と、ガイド輪27,46と、
前・後駆動軸28,29と、電動モータ30と、
減速機31と、前・後第1偏心輪32,33と、
前・後第2偏心輪34,35と、前・後第1車輪
41,43と、前・後第2車輪42,44と、ガ
イド部材45等から成る。
各レイク12,13,14は搬送方向に沿つて
配設されるもので、第1レイク12がレイク装置
9の全長にわたつて配設され、第2レイク13が
第1レイク12の前部の側方に並設され、第3レ
イク14が第1レイク12の後部の側方に配設さ
れることで、一個宛の第1〜第3レイク12,1
3,14により、レイク群15が構成され、この
レイク群15が搬送方向と直交する方向に数群並
設されている。
各レイク群15の第1レイク12と、第2レイ
ク13間にはアーム10が進入可能とされてい
る。
又、第1レイク12の上端縁部の前部は前部溝
部16とされ、後部は後部溝部17とされ、両溝
部16,17間には、上方に突出する突起部18
が形成されている。
第1レイク12の両溝部16,17と、第2レ
イク13及び第3レイク14の上端縁部には、棒
鋼材6を受けるV型状の受溝19〜22が搬送方
向に多数並設されている。第1レイク12の前部
溝部16と第2レイク13の受溝19,21の溝
数は32溝とされ、第1レイク12の後部溝部17
と第3レイク14の受溝20,22の溝数は35溝
とされている。
各第1レイク12、各第2レイク13、各第3
レイク14は、夫々単一とされた対応する第1フ
レーム23、第2フレーム24、第3フレーム2
5に、夫々、備えられている。
第2フレーム24の後部にガイド輪27が回転
自在に枢着され、第3フレーム25の下部には前
記ガイド輪27を前後方向に移動自在とするガイ
ド溝26が形成されている。
前・後駆動軸28,29は、レイク装置9の
前・後部に、夫々、搬送方向と直交する方向に配
設され、第1〜第3フレーム23,24,25の
下方に位置する。前・後各駆動軸28,29は、
単一の電動モータ30により、減速機31を介し
て回転駆動される。
前・後各駆動軸28,29の長手方向両端部と
略中央部には、夫々、前・後第1偏心輪32,3
3と、前・後第2偏心輪34,35とが偏心状に
備えられて、その偏心量がαとされている。尚・
前・後第1偏心輪32,33と、前・後第2偏心
輪34,35の位相は、180度ずらされている。
そして、電動モータ30、減速機31、前・後
第1偏心輪32,33及び前・後第2偏心輪3
4,35等により第1〜第3フレーム23,2
4,25を駆動する単一の駆動装置36が構成さ
れている。
又、第1フレーム23の前・後第1偏心輪3
2,33と対応する個所には、前・後第1ブラケ
ツト37,38が下設状に備えられ、更に、第2
フレーム24の前・後第2偏心輪34,35と対
応する個所には、前・後第2ブラケツト39,4
0が下設状に備えられている。
各前第1・第2ブラケツト37,39には、前
第1・第2偏心輪32,34の外周面の上端部上
を転動する前第1・第2車輪41,42が備えら
れている。
又、各後第1・第2ブラケツト38,40に
は、後第1、第2偏心輪33,35の外周面を
夫々前後から挾持状とし、且つ該外周面上を転動
する後第1・第2車輪43,44が、夫々、前後
一対宛配設されている。
ガイド部材45は第3フレーム25前部の左右
両側部に下設状に備えられ、これら各ガイド部材
45を前後から挾持状としてガイド部材45上を
転動するガイド輪46が備えられている。
二次冷却床3は棒鋼材6を冷却するもので、そ
の全長にわたつて固定レイク48が配設されてい
る。又、二次冷却床3は、各固定レイク48間
に、可動ビーム49を夫々有し、この可動ビーム
49の前部は、レイク装置9の全長にわたつて配
設されて、各レイク群15の側方に隣接してい
る。
可動ビーム49は駆動装置50により駆動され
て、側面視において矩形運動を行うものである
が、可動ビーム49上面には、同一長さの可動レ
イク51が搬送方向に並設されている。
可動レイク51は可動ビーム49上に搬送方向
の支軸52により回動自在に備えられ、可動レイ
ク51と可動ビーム49間に配設された油圧シリ
ンダ53により回動自在とされ、可動レイク51
は第3図の実線で示す立設姿勢と、該図の仮想線
で示す伏臥姿勢とに姿勢変更自在とされている。
最も前側の可動レイク51はレイク装置9の前
部に配設され、その次の可動レイク51がレイク
装置9の後部側に配設されている。
各レイク48,51の上縁部には、棒鋼材6を
受けるV型状の受溝54,55が搬送方向に並設
され、可動レイク51の受溝55の溝数は35溝と
されている。
上記のように構成した実施例によれば、直径の
大きい太物の棒鋼材6をラインローラテーブル1
上に流す際には、直径の大きさに応じて、ライン
ローラテーブル1のローラ5を受溝7に、例え
ば、1溝置きや3溝置きに棒鋼材6を載置して、
2溝や4溝に1本と云う様に棒鋼材6を搬送す
る。
そして、上記状態で、棒鋼材6をラインローラ
テーブル1上を搬送して、コールドシヤにより、
適当な長さに切断する。
次に、この切断した棒鋼材6を搬送装置2によ
り二次冷却床3へ搬送して、冷却するのである
が、ラインローラテーブル1上の棒鋼材6の積載
ピツチは、上記のように大きいので、これを下記
のようにして縮小する。
即ち、この場合には、二次冷却床3の最も前側
とその次の可動レイク51を、第3図の仮想線で
示すように、伏臥姿勢にしておき、レイク装置9
による棒鋼材6の搬送に支障がないようにしてお
く。
そして、レイク装置9を停止させておき、棒鋼
材6がラインローラテーブル1の後部上に搬送さ
れてきた際に、取込トラバーサ装置8のアーム1
0の受溝11により、ラインローラテーブル1後
部上の棒鋼材6を掬い取り、レイク装置9の第1
レイク12前部溝部16の受溝19と第2レイク
13の受溝21へ移載した後、アーム10を待機
位置に戻す。
この状態で、電動モータ30により、前・後両
駆動軸28,29を回転駆動して、前・後第1偏
心輪32,33、前・後第2偏心輪34,35を
回転駆動する。
すると、前・後第1車輪41,43が、前・後
第1偏心輪32,33上を転動し、又、前・後第
2車輪42,44が前・後第2偏心輪34,35
上を転動して、第1・第2レイク12,13が駆
動される。
これにより、第1レイク12の前・後部溝部1
6,17の各受溝19,20と、第2レイク13
の受溝21が、棒鋼材移載用の一方向の円運動を
鉛直面上で行い、第1レイク12の前部溝部16
と第2レイク13の対応する受溝19,21は同
一軌跡上を円運動する。
この場合において、各偏心輪32〜35の偏心
量αが、第1・第2レイク12,13の受溝1
9,20,21のピツチβの1/2であることから、
第1・第2レイク12,13の受溝19,20,
21の円運動の軌跡の直径は、受溝19,20,
21のピツチβと同一となる。
又、前・後第1偏心輪32,33と、前・後第
2偏心輪34,35の位相が180度ずれているこ
とから、第1レイク12の受溝19,20の円運
動の位相と、第2レイク13の受溝21の円運動
の位相も180度ずれたものとなる。
これにより、円運動軌跡の上側半円上を第1レ
イク12の前部溝部16の受溝19と第2レイク
13の受溝21が運動することで、受溝19,2
1は、受溝21又は受溝19上にある棒鋼材6を
掬い取つて、1ピツチβ宛前方側へ搬送するので
あり、第1・第2レイク12,13の1サイクル
の運動によつて、棒鋼材6は2ピツチβ宛前方側
へ搬送される。
そして、上記搬送により、第1レイク12の前
部溝部16の受溝19と第2レイク13の受溝2
1上にある棒鋼材6は順次第1レイク12の後部
溝部17の受溝20と第3レイク14の受溝22
上へ移載されていく。
この場合において、第3フレーム25のガイド
溝26内には、第2フレーム24の後部に備えら
れたガイド輪27が前後方向にのみ転動自在に備
えられると共に、第3フレーム25のガイド部材
45が、ガイド部材45上を転動するガイド輪4
6により前後から挾持状とされていることから、
ガイド輪27がガイド溝26内を前後方向に転動
し乍ら、第3フレーム25を駆動する。
これにより、第3フレーム25の第3レイク1
4は第2レイク13と同調した状態で駆動され、
第3レイク14の受溝22は、前後方向に関して
一定位置を維持し乍ら、上下動し、第2レイク1
3の受溝21の円運動における上昇過程で第3レ
イク14の受溝22が上昇し、上記円運動におけ
る下降過程で第3レイク14の受溝22が下降す
る。
そして、第1レイク12の後部溝部17の受溝
20が、円運動軌跡の上側半円上を運動すること
により、第3レイク14の受溝22上にある棒鋼
材6を掬い取り、1ピツチβ宛前方側へ搬送し
て、第3レイク14の受溝22上へ移載していく
のであり、第1レイク12と第3レイク14の1
サイクルの運動により、棒鋼材6は1ピツチβ宛
前方側へ搬送される。
この場合において、上記のように、第3レイク
14は第2レイク13と同調して駆動されている
ため、第1レイク12の後部溝部17の受溝20
の円運動における上昇過程で、第3レイク14の
受溝22が下降し、上記円運動における下降過程
で、第3レイク14の受溝22が上昇する。
従つて、第1レイク12の後部溝部17の受溝
20と第3レイク14の受溝22とにより、棒鋼
材6が良好に搬送されるのであり、例え、受溝2
0の棒鋼材移載用の円運動軌跡の大きさが受溝2
0間の山部の高さよりもあまり大きくない場合で
も第1レイク12の後部溝部17の受溝20によ
る棒鋼材6の移載時に、棒鋼材6が第3レイク1
4の受溝22間の山部に干渉したりする惧れは全
くなく、第3レイク14を固定いている場合より
も、棒鋼材6の移載を安全且つ確実に行える。
又、第1レイク12の前部溝部16の受溝19
による棒鋼材6の第3レイク14の受溝22への
移載も、同様に、安全且つ確実に行える。
ところで、第1レイク12の前部溝部16の受
溝19と第2レイク13の受溝21の1サイクル
の運動により、棒鋼材6が2ピツチβ宛前方側へ
搬送され、第1レイク12の後部溝部17の受溝
20と第3レイク14の受溝22の1サイクルの
運動により、棒鋼材6が1ピツチβ宛前方側へ搬
送されることから、受溝19,21から受溝2
0,22への棒鋼材6の移載時に、棒鋼材6の積
載ピツチは半分に縮小される。
そして、第1レイク12の前部溝部16と第2
レイク13上の棒鋼材6が、第1レイク12の後
部溝部17と第3レイク14上に全部移載される
と、第1〜第3レイク12,13,14を全て停
止させ、二次冷却床3の前側から2番目の可動レ
イク51を立設姿勢とし、可動ビーム49を駆動
装置50により矩形運動をさせ、上記2番目の可
動レイク51により、第1レイク12の後部溝部
17と第3レイク14上の棒鋼材6を掬い取つ
て、二次冷却床3の固定レイク48上へ移載し、
その後、二次冷却床3の可動・固定レイク51,
48により、棒鋼材6を搬送し乍ら冷却する。
次に、第1レイク12の前部溝部16の受溝1
9と第2レイク13の受溝21上に、2溝に1本
の割合で、棒鋼材6が載置された際に、棒鋼材6
の積載ピツチが縮小される状況について第8図に
基づき説明する。
尚、上記のように、棒鋼材6が載置されるの
は、一般に、棒鋼材6の直径が33〜42mmの場合で
ある。
ところで、棒鋼材6の積載ピツチの縮小状況を
説明するに当に、第1レイク12の前部溝部16
の受溝19群、第1レイク12の後部溝部17の
受溝20群、第2レイク13の受溝21群及び第
3レイク14の受溝22群には、夫々、後端から
前端に向つて1、2、3……と云う様に番号を付
けると共に、第1レイク12の前部溝部16と第
2レイク13の受溝19,21上にある棒鋼材6
に、先頭のものから順に1、2、3……と云う様
に番号を付けて説明する。
第8図のAは第1〜第3レイク12,13,1
4のホームポジシヨンを示すもので、各レイク1
2,13,14の対応する受溝19〜22が上下
方向に関して一致しており、上記状態から、第1
レイク12の受溝19,20は円運動軌跡の下側
半円上を運動し、第2レイク13の受溝21は円
運動軌跡の上側半円上を運動し、第3レイク14
の受溝22は、上記状態、即ち、上昇過程の上下
方向中央部位置から更に上昇する。
尚、第8図のAでは、各レイク12,13,1
4の各受溝19,20,21は各円運動軌跡の0
度の位置に夫々位置し、受溝22は運動軌跡の上
下方向中央位置に位置するものとする。
ところで、第1〜第16各棒鋼材6は、第1レイ
ク12の前部溝部16と第2レイク13の第1受
溝19,21から1溝置きに載置されているので
あるが、第8図のAは、上記状態から棒鋼材6の
搬送が少し行われた状態を示している。
即ち、Aでは、第1棒溝鋼材6が、第1レイク
12の後部溝部17と第3レイク14の第35受溝
20,22に載置され、第3棒鋼材6が第1レイ
ク12の前部溝部16と第2レイク13の受溝1
9,21に載置されている。
又、第2、第4棒鋼材6は、本来、上記状態で
は、第1レイク12の前部溝部16と第2レイク
13の第1、第5各受溝19,21にあるべきも
のであるが、何かの事情、例えば、移載ミス等に
より、第2、第4各受溝19,21上にあり、第
2〜第4棒鋼材6は第2〜第4受溝19,21上
に連続して載置されている。
そして、上記Aの状態から棒鋼材6が前方側に
順次搬送されるのであり、この状況を、各受溝1
9,20,21の45度に位置移動毎に示したもの
が、B〜Yに示す図である。
即ち、第1レイク12の前部溝部16と第2レ
イク13とにより、棒鋼材6は、1サイクルで2
ピツチβ宛前方側へ搬送され、又、第1レイク1
2の後部溝部17と第3レイク14とにより、棒
鋼材6は、1サイクルで1ピツチ宛前方側へ搬送
される。
ところで、DからEに移る過程では、第2棒鋼
材6は突起部18の後側斜面上を転動して、第1
レイク12の後部溝部17の第35受溝20と、第
2レイク13の第1受溝21上へ移載される。
又、Kでは、第2レイク13の第1受溝21上
にある第4棒鋼材6は、第1レイク12の突起部
18の後側斜面により押上げられて、第3棒鋼材
6と接当した状態となり、L、Mでは、上記状態
が維持される。
そして、MからNに移る過程で、第4棒鋼材6
は、第2・第3両レイク13,14の対向端部間
に載置されて、この状態がOでも維持される。
而して、OからPに移る過程で、第4棒鋼材6
は、第2レイク13の第1受溝21上へ戻され
る。
このような搬送により、第2〜第4棒鋼材6が
第1レイク12の前部溝部16と第2レイク13
の第2〜第4受溝19,21上に連続してあつた
にもかかわらず、第1レイク12の前部溝部16
と第2レイク13上の棒鋼材6は、第1レイク1
2の後部溝部17と第3レイク14上へ積載ピツ
チが1ピツチβとされて良好に移載される。
もし、この場合、第3レイク14が固定されて
いたら、第4棒鋼材6は前述のように円滑に移載
されずに、前後方向にゴロゴロ移動し、傷が付く
おそれがある。しかし、本実施例では第3レイク
14が、第2レイク13と同期して上下動してい
るので、円滑な移載となる。
第9図乃至第12図の各図は、棒鋼材6の2切
断群を、第1レイク12の前部溝部16と第2レ
イク13上から第1レイク12の後部溝部17と
第3レイク14上へ移載する状況を示す説明図で
あつて、この場合には、まず、レイク装置9を停
止した状態で、第1切断群の棒鋼材6を第1レイ
ク12の前部溝部16と第2レイク13上に取込
トラバーサ装置8により移載した後、レイク装置
9を駆動して、第1切断群の棒鋼材6を第1レイ
ク12の後部溝部17と第3レイク14上へ移載
する。
次に、レイク装置9を停止して、第2切断群の
棒鋼材6を、取込トラバーサ装置8により、第1
レイク12の前部溝部16と第2レイク13上に
移載して、レイク装置9を駆動し、第2切断群の
棒鋼材6も、第1レイク12の後部溝部17と第
3レイク14上へ移載して、第1レイク12の後
部溝部17と第3レイク14上に棒鋼材6の2切
断群を載置する。
ところで、第9図及び第10図は、棒鋼材6の
直径が33〜42mmであつて、1切断群の棒鋼材6の
本数を16本として、取込トラバーサ装置8によ
り、1切断群の棒鋼材6を、第1レイク12の前
部溝部16と第2レイク13の受溝19,21上
に2溝に1本の割合で載置する場合であり、第9
図では、棒鋼材6を奇数番の受溝19,21上に
載置し、第10図では、棒鋼材6を偶数番の受溝
19,21上に載置している。
そして、第1切断群の棒鋼材6の移載時に、各
受溝19〜22が17回の円運動又は直線往復運動
をし、第2切断群の棒鋼材6の移載に、各受溝1
9〜22が18回の円運動又は直線往復運動をし
て、移載完了までに、各受溝19〜22は35回の
円運動又は直線運動を行う。
そして、移載完了後の棒鋼材6の切断群の間隔
は2ピツチβであり、各切断群の棒鋼材6の積載
ピツチは1ピツチβである。
更に、第11図及び第12図は、棒鋼材6の直
径が64〜65mmであつて、1切断群の棒鋼材6の本
数を8本とし、取込トラバーサ装置8により、1
切断群の棒鋼材6を、第1レイク12の前部溝部
16と第2レイク13の受溝19,21上に4溝
に1本の割合で載置する場合であり、第11図で
は、棒鋼材6が奇数本の受溝19,21上に載置
され、第12図では、棒鋼材6が偶数番の受溝1
9,21に載置される。
そして、第1切断群の棒鋼材6の移載時に、各
受溝19〜22が17回の円運動又は直線往復運動
をし、第2切断群の棒鋼材6の移載時に、第9図
の場合には、各受溝19〜22が17回の円運動又
は直線往復運動をし、第12図の場合には、各受
溝19〜22が18回の円運動又は直線往復運動を
し、2切断群の棒鋼材6の移載完了までに、第1
1図の場合では、各受溝19〜22が34回の円運
動又は直線往復運動を行い、第12図の場合に
は、各受溝19〜22が35回の円運動又は直線往
復運動を行う。
又、移載後の棒鋼材6の各切断群間の間隔は、
3ピツチβであり、各切断群の棒鋼材6の積載ピ
ツチは2ピツチβである。
ところで、作業時において、直径の細い細物の
32本の棒鋼材6をコールドシヤで同時切断する場
合には、ラインローラテーブル1のローラ5の各
受溝7上に棒鋼材6を載置する。
上記状態で、棒鋼材6を搬送すれば、コールド
シヤで棒鋼材6が切断されて、二次冷却床3へ搬
送されるのであるが、この際の状況について次に
説明する。
即ち、上記の場合には、レイク装置9を停止さ
せておくと共に、二次冷却床3の可動レイク51
を立設姿勢としておく。
この状態で、ラインローラテーブル1の後部上
に搬送されてきた棒鋼材6を取込トラバーサ装置
8のアーム10の受溝11により掬い取つて、第
1レイク12の前部溝部16と第2レイク13受
溝19,21上へ移載する。
次に、可動ビーム49を駆動装置50により矩
形運動させて、最も前側の可動レイク51の受溝
55により棒鋼材6を掬い取つて、第1レイク1
2の後部溝部17と第2レイク13の受溝20,
22上へ移載する。
そして、更に、可動ビーム49を駆動装置50
により連続的に矩形運動させて、前側から2番目
の可動レイク51の受溝55により上記棒鋼材6
を掬い取つて、二次冷却床3の固定レイク48上
へ移載し、その後、二次冷却床3の可動・固定レ
イク51,48により、棒鋼材6を搬送し乍ら冷
却する。
尚、第1・第2レイク12,13の受溝19,
21の円運動の回数は、例えば、毎秒、1〜10回
とされる。
(発明の効果) 本発明によれば、レイク装置の全長にわたつて
配置され、かつ棒鋼材移載用の周回運動を鉛直面
内で行う第1レイクと、 前記第1レイクの前部の側方に並列に配置さ
れ、かつ、前記第1レイクの周回運動と位相を
180度ずらして棒鋼材移載用の周回運動を鉛直面
内で行う第2レイクと、 前記第1レイクの後部の側方に並列に、かつ、
前端部が前記第2レイクの後端部に隣接して配置
されると共に、前後方向には移動せず、前記第2
レイクと同期して上下方向に移動する第3レイク
とを備え、 前記第1乃至第3レイクの上面には、棒鋼材を
受け入れる受溝が搬送方向に並設されているの
で、棒鋼材の積載ピツチを半分に縮小することが
でき、しかも、第2レイクと第3レイクとの接続
部における移載が円滑になり、棒鋼材を傷付ける
ことがない等、格別顕著な効果を奏するものであ
る。
更に、第1クレームの上面の前部受溝と後部受
溝の連接部に、受溝の山部よりも上方に突出する
突起部を受溝の2ピツチ幅にわたつて設けている
ので第2レイクと第3レイクの接続部、すなわ
ち、ピツチ縮小部において、円滑な移載が可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は要部
の側面図、第2図は棒鋼材の圧延設備の一部平面
図、第3図は第1図の−線矢視断面図、第4
図はレイクの駆動装置を示す簡略平面図、第5図
及び第6図の各図は第4図の−線、第−
線各矢視断面図、第7図は第3図の一部簡略図、
第8図()()は棒鋼材の積載ピツチの縮小
状況を説明するための説明図、第9図乃至第12
図の各図は棒鋼材の搬送状況を説明するための説
明図である。 6……棒鋼材、9……レイク装置、12,1
3,14……第1・第2・第3レイク、18……
突起部、19〜22……受溝、36……駆動装
置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 レイク装置の全長にわたつて配置され、かつ
    棒鋼材移載用の周回運動を鉛直面内で行う第1レ
    イクと、 前記第1レイクの前部の側方に並列に配置さ
    れ、かつ、前記第1レイクの周回運動と位相を
    180度ずらして棒鋼材移載用の周回運動を鉛直面
    内で行う第2レイクと、 前記第1レイクの後部の側方に並列に、かつ、
    前端部が前記第2レイクの後端部に隣接して配置
    されると共に、前後方向には移動せず、前記第2
    レイクと同期して上下方向に移動する第3レイク
    とを備え、 前記第1乃至第3レイクの上面には、棒鋼材を
    受け入れる受溝が搬送方向に同一ピツチで並設さ
    れ、 前記第1レイクの上面に形成された受溝は、前
    記第2レイクに対応する前部受溝と、前記第3レ
    イクに対応する後部受溝からなり、前記前部受溝
    と後部受溝の隣接部の第1レイクの上面には、受
    溝の山部よりも上方に突出する突起部が受溝2ピ
    ツチ幅にわたつて設けられていることを特徴とす
    る棒鋼材の積載ピツチ縮小装置。
JP17831585A 1985-08-13 1985-08-13 棒鋼材の積載ピツチ縮小装置 Granted JPS6238717A (ja)

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