JPH09235018A - 物品把持機構における整列状態変換装置 - Google Patents

物品把持機構における整列状態変換装置

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JPH09235018A
JPH09235018A JP7106196A JP7106196A JPH09235018A JP H09235018 A JPH09235018 A JP H09235018A JP 7106196 A JP7106196 A JP 7106196A JP 7106196 A JP7106196 A JP 7106196A JP H09235018 A JPH09235018 A JP H09235018A
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満洋 寺田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】1列から、あるいは1列に整列数を変換する際
に物品相互間の縦横の間隔を拡縮でき、1列状態の搬送
における物品相互間に間隔をあける場合に対応可能な整
列状態変換装置を提供する。 【解決手段】物品を把持する複数の把持手段5〜13を
備えた複数の把持ユニット2〜4相互間の間隔を拡縮す
る第1拡縮機構と、その把持ユニット相互間の拡縮動作
と並行してそれぞれの把持ユニット自体を回転させる回
転機構と、該各把持ユニットの回転動作と並行して前記
各把持手段相互間の間隔を拡縮する第2拡縮機構とを具
備し、前記回転機構によるそれぞれの把持ユニットの回
転動作により整列数を変換するとともに、前記第1拡縮
機構及び第2拡縮機構による拡縮動作により物品相互間
の縦横の間隔を変換する。さらに、前記回転動作を利用
して物品相互間の拡縮動作を行うように構成することも
可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーサやアンケー
サ等において物品を移しながら整列状態を変換する場合
に用いられる物品把持機構における整列状態変換装置に
関する。より詳しくは、1列から複数列あるいは複数列
から1列に整列状態を変換するとともに物品相互間の間
隔を拡縮して所定の整列状態に変換する場合に好適な物
品把持機構における整列状態変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の整列状態の変換装置とし
て物品の整列数を変換する列数変換装置が知られている
(特公平1−51404号公報、特開昭57−1144
13号公報)。しかしながら、これらの従来技術におい
ては、ユニット化された複数の把持手段相互間の間隔を
拡縮する機能は備えていなかったため、間隔のあいたピ
ッチで搬送される1列の物品を複数列に変換して箱詰め
する際に物品相互間のピッチをつめて箱詰めしたり、逆
に複数列の箱詰め状態から1列に変換して搬送ラインに
移送する場合に物品相互間の搬送ピッチを調整して供給
したりすることはできなかった。したがって、1列の搬
送ラインから、あるいは1列の搬送ラインに対して物品
を取出したり供給する際の搬送ピッチに関する選択の自
由度はなく適応範囲が限定されていた。このため、前後
の作業工程との関連などから物品相互間に間隔をあけて
搬送する場合には対応が困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の事情に鑑みてなされたもので、1列から、あるい
は1列に整列数を変換する際に物品相互間の縦横の間隔
を拡縮でき、1列状態の搬送における物品相互間に所定
の搬送間隔をあける場合に対応可能な整列状態変換装置
を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、前記把持ユニット相互間の間隔を拡縮する
第1拡縮機構に加えて、その第1拡縮機構による各把持
ユニット相互間の拡縮動作と並行して各把持ユニット自
体を回転させる回転機構と、該回転機構による各把持ユ
ニットの回転動作と並行してそれぞれの把持ユニットに
配設された前記各把持手段相互間の間隔を拡縮する第2
拡縮機構とを具備し、前記回転機構によるそれぞれの把
持ユニットの回転動作により整列数を変換するととも
に、前記第1拡縮機構及び第2拡縮機構による拡縮動作
により物品相互間の縦横の間隔を変換することを特徴と
する。なお、前記回転機構が前記第1拡縮機構による拡
縮動作を前後動作に変換するカム機構及びその前後動作
を回転動作に変換するラックピニオン機構を介して連動
するように連係することができる。また、前記各把持ユ
ニットに移動可能に配設された把持手段をその把持ユニ
ットを回転可能に支持した固定支持部側に連係すること
により、前記回転機構による各把持ユニット自体の回転
に基づく前記固定支持部側との相対的な変位を利用して
各把持手段相互間の間隔を拡縮することができる。その
場合、前記固定支持部側に設けられたピニオン及び該ピ
ニオンに噛合うラック手段を介して連係することができ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明における前記各把持ユニッ
トは、それぞれボトル等の物品の上部を把持する公知の
把持手段を複数備えたユニットととして構成されてい
る。この場合、把持ユニットの設置数及び一つの把持ユ
ニットに備えられる把持手段の設置数は箱詰め等におけ
る縦横の整列数との関係から決定される。把持ユニット
は把持ヘッド本体に対して往復移動可能に支持され、把
持ユニットを相対的に移動することにより各把持ユニッ
ト相互間の間隔を拡縮し得るように構成されており、こ
れによって前記第1拡縮機構が構成されている。なお、
この場合、把持ユニットの設置数が奇数個の場合には、
中央の把持ユニットを中心に拡縮するように構成するこ
とにより、中央部の把持ユニットは把持ヘッド本体に対
する位置を固定することができる。また、全ての把持ユ
ニットは、把持ヘッド本体に対して回転可能に支持され
ており、把持ユニットを90度回転させることにより整
列数を変換するように構成されている。すなわち、各把
持ユニットのそれぞれの把持手段に物品を把持した状態
で90度回転させることにより、1列状態と複数列状態
との間において整列状態を変換できるように構成されて
いる。
【0006】把持ユニットの拡縮動作と並行してそれぞ
れの把持ユニット自体を回転させる回転機構は、サーボ
モータ等の駆動手段により回転駆動するように構成して
も、把持ユニットの拡縮動作に伴う往復移動を利用して
回転させるように構成してもよい。例えば、把持ユニッ
トの拡縮動作をカム機構によりラックの前後動作に変換
し、更にピニオンを介して回転動作に変換して各把持ユ
ニットへ伝達することにより各把持ユニットを同時に回
転させるように構成することができる。なお、両動作を
並行させるタイミングに関しては自由な設定が可能であ
ることはいうまでもない。
【0007】各把持ユニットに備えられた各把持手段は
往復移動可能に配設され、前記把持ユニットの回転動作
に並行して各把持手段相互間の間隔を拡縮し得るように
前記第2拡縮機構が構成されている。この場合、この第
2拡縮機構の駆動力、すなわち前記各把持手段の往復移
動のための駆動力は、エアシリンダ等の駆動手段から得
てもよいし、前記各把持ユニットに移動可能に配設され
た把持手段をその把持ユニットを回転可能に支持した固
定支持部側に連係させることにより、前記回転機構によ
る各把持ユニット自体の回転に基づく前記固定支持部側
との相対的な変位を利用して各把持手段相互間の間隔を
拡縮するように構成してもよい。例えば、前記各把持ユ
ニットの固定支持部側にピニオンを設け、そのピニオン
に噛合うラックを前記把持手段側に連係し、前記ラック
が把持ユニットの回転に伴って固定状態にあるピニオン
のまわりを噛合しながら回転する際に生じる相対的な変
位を利用して各把持手段を移動させることによって前記
拡縮動作を行わせるように構成することができる。な
お、この場合においても、両動作を並行させるタイミン
グに関しては自由な設定が可能であることはいうまでも
ない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例に関して説明する。図
1〜図3は本発明の一実施例としてロボットハンドの物
品把持ヘッドに適用した場合の要部を例示したもので、
図1は正面図、図2は平面図、図3はA−A断面図であ
る。図中、1は把持ヘッド本体で、その裏面等の適所に
は図示しない作業用ロボットのアーム先端部が連結さ
れ、ロボットハンドの物品把持ヘッドとして機能する。
本実施例においては、把持ヘッド本体1には3組の把持
ユニット2〜4が設けられており、それぞれ、把持ユニ
ット2には3個の把持手段5〜7、把持ユニット3には
3個の把持手段8〜10、把持ユニット4には3個の把
持手段11〜13が備えられている。すなわち、本実施
例は、その一例として、1列に配列した9個の物品を把
持して縦横共3列の整列状態に変換したり、逆に縦横共
3列の整列状態から9個の1列の整列状態に変換する場
合を例示したものである。
【0009】中央の把持ユニット3は、固定支持体14
を介して把持ヘッド本体1側に固定されている。他方、
両側の把持ユニット2,4はガイド軸15,16に摺動
自在に嵌合したスライド支持体17,18を介して左右
方向に往復移動可能に構成されている。本実施例におい
ては、把持ユニット2,4を移動させるための駆動手段
として、1個のエアシリンダ19が設けられている。そ
のエアシリンダ19の作動軸20はスライド支持体18
側に連結され、把持ユニット2を駆動するように構成さ
れている。そして、この把持ユニット2の動作は、図2
に示すように、把持ヘッド本体1側に設けられたプーリ
ー21,22間に張設されたタイミングベルト23を介
して把持ユニット4側へ伝動され、同時に駆動されるよ
うに構成されている。すなわち、把持ユニット2はスラ
イド支持体17を介してタイミングベルト23の一側、
本実施例では図中上側の固定部24に連結され、他方、
把持ユニット4はスライド支持体18を介して同タイミ
ングベルト23の他側である下側の固定部25に連結さ
れており、これによって両把持ユニット2,4は前記把
持ユニット3を挟んで互いに逆方向に動作することにな
る。
【0010】しかして、エアシリンダ19が作動される
と、把持ユニット2が駆動され一方に移動すると同時に
把持ユニット4がタイミングベルト23を介して逆方向
に移動して把持ユニット3を中心に拡縮動作が行われる
ことになる。以上のように、本実施例においては、各把
持ユニット2,4を支持した、ガイド軸15,16に摺
動可能に嵌合されたスライド支持体17,18、一方の
スライド支持体17を駆動するためのエアシリンダ19
及びそのスライド支持体17の動作を他方のスライド支
持体18に伝動して逆方向に移動させるためのタイミン
グベルト23等により、第1拡縮機構が構成されること
になる。
【0011】それぞれの把持ユニット2〜4は、固定支
持体14あるいはスライド支持体17,18に対して、
図3に示すように、円筒状の回転軸部26を介してベア
リング等の軸受を介して回転のみ可能に支持されてい
る。各回転軸部26の上部には、それぞれ図1中のB−
B断面を示した図4に示すように、ピニオン27〜29
が固着されており、それらのピニオン27〜29に噛合
うラック30〜32の前後動により、各把持ユニット2
〜4が回転されるように構成されている。前記把持ヘッ
ド本体1には固定カム板33が設けられており、その対
称形に形成されたカム溝34,35にラック30,32
に設けられたカムフォロア36,37が係合されてい
る。また、図2に示したように、把持ユニット2を回転
可能に支持したスライド体17には可動カム板38が設
けられており、そのカム溝39にラック31に設けられ
たカムフォロア40が係合されている。
【0012】しかして、前記第1拡縮機構を介して両側
のスライド支持体17,18が互いに逆方向に作動する
と、ラック30,32がカムフォロア36,37を介し
てカム溝34,35に沿って前後動するので、ピニオン
27,29を介して両側の把持ユニット2,4が同時に
同方向に回転される。他方、中央の把持ユニット3は左
右方向には不動であるが、前記可動カム板38側がスラ
イド支持体17によって移動し、ラック31がカムフォ
ロア40を介してカム溝39に沿って前後動するので、
ピニオン28を介して同時に同方向に回転される。この
場合、本実施例においては、カム溝34,35,39に
おける傾斜部を把持ユニット2〜4相互間の間隔の大き
い拡開状態側に偏って形成したので、把持ユニット2〜
4の回転動作は拡開状態の近傍において行われることに
なる。また、その傾斜部の前後方向の行程差、すなわち
ラック30〜32の行程は、把持ユニット2〜4を90
度回転させる長さに設定されている。以上のように、本
実施例においては、把持ユニット2〜4の各回転軸体2
6に設けられたピニオン27〜29及びそれらのピニオ
ン27〜29に噛合うラック30〜32、さらにラック
30〜32に設けられたカムフォロア36,37,40
に係合するカム溝34,35,39等により把持ユニッ
ト2〜4の回転機構が構成されることになる。なお、図
中、41は可動カム板38の両側に設けられた一対から
なる案内用ローラである。
【0013】さらに、各把持ユニット2〜4を回転可能
に支持する前記各回転軸体26側の下部には、図3に示
すようにコ字状の支持体42が固着されており、各把持
ユニット2〜4の中央部の把持手段6,9,12を支持
しているとともに、図1に示すように前記支持体42に
取着されたガイド軸43,44に摺動可能に嵌合したス
ライド支持体45,46を介して両側の把持手段5,
7,8,10,11,13がそれぞれ往復移動可能に支
持されている。他方、同各把持ユニット2〜4を回転可
能に支持している前記固定支持体14及びスライド支持
体17,18側の下部には、それぞれ2個ずつのピニオ
ン47,48が固定されている。これらのピニオン4
7,48は軽量化の観点からそれぞれ略半円状に形成さ
れ、かつ一体的に形成されている。そして、図5に示し
たように、ピニオン47にはラック軸体49のラック部
50が噛合い、またピニオン48にはラック軸体51の
ラック部52が噛合っている。
【0014】前記ラック軸体49,51は矩形状の断面
を有し、その一部に形成されたラック部50,52は他
の部分より大きく形成され、図5に示すように、前記ラ
ック軸体49の両側の小形部分がスライド支持体45,
46を貫通して摺動自在に支持されている。また、スラ
イド支持体45とラック軸体49の外端部との間及びス
ライド支持体46とラック軸体51の外端部との間には
スプリング53、54が弾設されており、それぞれのス
ライド支持体45,46をラック部50,52の外側端
部側に押圧している。さらに、図3に示すように、コ字
状の支持体42の背面側に形成された引掛け部55には
ストッパ部材56が物品に応じて交換可能に設置されて
いる。このストッパ部材56の両端には必要に応じて当
接部材が付設され、スライド支持体45,46の縮小動
作時に当接して、縮小間隔を物品に適応した整列間隔に
設定する機能を有する。なお、図中、57は圧力エアの
供給管で前記回転軸体26内を通して配管され、分岐部
58で分岐されて各把持手段5〜13の把持部に作動用
として供給されるように構成されている。
【0015】しかして、前述の回転機構を介して各把持
ユニット2〜4が回転されると、前記回転軸体26の下
部に固着されたコ字状の支持体42及びガイド軸43,
44を介して、両側のスライド支持体45,46に支持
された各把持手段5,7,8,10,11,13がそれ
ぞれ中央部の把持手段6,9,12を中心に回転する。
この回転に伴い、図5及び図6に示すように、前記ラッ
ク軸体49,51は、ピニオン47,48の周りを、ラ
ック部50,52を噛合しながら回転する結果、それぞ
れ中央部の把持手段6,9,12との間の間隔を拡縮す
ることになる。例えば、各把持ユニット2〜4が図5の
状態から右に90度回転をして図6の状態に移行した場
合には、ラック軸体49,51はピニオン47,48と
の噛合いによりそれぞれ矢印の方向に相対的に移動する
ため、各把持手段相互間の間隔は縮小されることにな
る。この場合、前述のように、その縮小動作において、
スライド支持体45,46が前記ストッパ部材56に当
接した場合にはそれ以上の移動が停止され、それ以後は
スプリング53,54を更に圧縮しながらラック軸体4
9,51のみが相対的に移動することになる。以上のよ
うに、本実施例においては、前記スライド支持体45,
46、ピニオン47,48及びそのピニオン47,48
に噛合したラック軸体49,51等により第2拡縮機構
が構成されることになる。
【0016】図7は本発明を適用した場合における物品
の整列状態の変換過程を示したものである。前述の実施
例を用いて、(イ)に示すように一定の間隔Yaのピッ
チで1列状態で搬送される物品59を(ニ)のように縦
横共3列の整列状態に変換して箱詰めするケーサの場合
を例に説明する。物品59が(イ)のように1列状態で
搬送されたら、先ず前記把持手段5〜13により9個の
物品を同時に把持する。次に前記エアシリンダ19を作
動して、両側の把持ユニット2,4を支持するスライド
支持体17,18を内側へ移動させ、中央の固定支持体
14との間隔、すなわち各把持ユニット2〜4相互間の
間隔Xaを縮小する。
【0017】(ロ)はそのスライド支持体17,18と
固定支持体14との間隔XaがXbに縮小した状態を示
したものである。この場合には、前記回転機構を介して
各把持ユニット2〜4が回転されると同時に、前記第2
拡縮機構を介して各物品59相互間の間隔がYbに縮小
される。そして、更にスライド支持体17,18と固定
支持体14との間隔が縮小され、各把持ユニット2〜4
相互間の間隔が縮小してXcに達すると、前述のように
各ラック30〜32に設けられたカムフォロア36,3
7,40がカム溝34,35,39の傾斜部を通過する
ので、回転動作が完了し、(ハ)の状態に至る。この状
態では、前記第2拡縮機構による縮小動作も完了するの
で、図示のように物品59相互間の間隔は目標のYcと
なる。
【0018】さらに、前記第1拡縮機構によりスライド
支持体17,18と固定支持体14との間隔を縮小する
と、今度はY方向の間隔はYcのまま、各把持ユニット
2〜4相互間の間隔が縮小される。そして、目標値のX
dに達すると、目標の整列状態(ニ)が得られ、整列状
態の変換動作が終了することになる。
【0019】なお、以上の実施例の説明においては、把
持ユニット相互間を拡縮する第1拡縮機構の駆動手段と
してエアシリンダを用いた例を示したが、サーボモータ
などの他の駆動構成も可能である。また、前記カム板に
形成するカム溝の形状の選定において、前記第1拡縮機
構の縮小動作方向からみて、そのカム溝に形成される傾
斜部に至る手前に直線部を形成して、その直線部におい
て各把持ユニット相互間の拡開時の間隔を調整するよう
に構成すれば、1列状態における物品相互間の間隔を調
整することができる。なお、1列状態おける所定ピッチ
での搬送手段としてはスクリュウ搬送手段などが好適で
ある。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、1列か
ら、あるいは1列に整列数を変換する際に物品相互間の
縦横の間隔を拡縮でき、しかも1列状態における搬送に
おいて物品相互間に間隔をあける場合に対応することが
可能である。また、各変換動作が並行して実行されるの
で、整列状態の変換が効率的に行われ、作業の高速化が
図れる。さらに、整列数を変換するための回転動作を利
用して物品相互間の拡縮動作を行うことも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の要部を示した正面図であ
る。
【図2】 同平面図である。
【図3】 図1中のA−A拡大断面図である。
【図4】 図1中のB−B断面図である。
【図5】 第2拡縮機構の動作説明図である。
【図6】 第2拡縮機構の動作説明図である。
【図7】 整列状態の変換過程を示した動作説明図であ
る。
【符号の説明】
1…把持ヘッド本体、2〜4…把持ユニット、5〜13
…把持手段、14…固定支持体、17,18…スライド
支持体、19…エアシリンダ、23…タイミングベル
ト、26…回転軸部、27〜29…ピニオン、30〜3
2…ラック、33…固定カム板、38…可動カム板、4
5,46…スライド支持体、47,48…ピニオン、4
9,51…ラック軸体、56…ストッパ部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ物品を把持する複数の把持手段
    を備えた複数の把持ユニットと、それらの把持ユニット
    相互間の間隔を拡縮する第1拡縮機構と、該第1拡縮機
    構による各把持ユニット相互間の拡縮動作と並行して各
    把持ユニット自体を回転させる回転機構と、該回転機構
    による各把持ユニットの回転動作と並行してそれぞれの
    把持ユニットに配設された前記各把持手段相互間の間隔
    を拡縮する第2拡縮機構とを具備し、前記回転機構によ
    るそれぞれの把持ユニットの回転動作により整列数を変
    換するとともに、前記第1拡縮機構及び第2拡縮機構に
    よる拡縮動作により物品相互間の縦横の間隔を変換する
    ことを特徴とする物品把持機構における整列状態変換装
    置。
  2. 【請求項2】 前記回転機構が前記第1拡縮機構による
    拡縮動作を前後動作に変換するカム機構及びその前後動
    作を回転動作に変換するラックピニオン機構を介して連
    動するように連係されたことを特徴とする請求項1記載
    の物品把持機構における整列状態変換装置。
  3. 【請求項3】 前記各把持ユニットに移動可能に配設さ
    れた把持手段をその把持ユニットを回転可能に支持した
    固定支持部側に連係することにより、前記回転機構によ
    る各把持ユニット自体の回転に基づく前記固定支持部側
    との相対的な変位を利用して各把持手段相互間の間隔を
    拡縮するように構成したことを特徴とする請求項1又は
    2記載の物品把持機構における整列状態変換装置。
  4. 【請求項4】 前記各把持ユニットに移動可能に配設さ
    れた各把持手段をその把持ユニットを回転可能に支持し
    た前記固定支持部側に設けられたピニオン及び該ピニオ
    ンに噛合うラック手段を介して前記固定支持部側に連係
    したことを特徴とする請求項3記載の物品把持機構にお
    ける整列状態変換装置。
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