JPH0368561A - ネマチック液晶化合物及びその組成物 - Google Patents

ネマチック液晶化合物及びその組成物

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JPH0368561A
JPH0368561A JP26566789A JP26566789A JPH0368561A JP H0368561 A JPH0368561 A JP H0368561A JP 26566789 A JP26566789 A JP 26566789A JP 26566789 A JP26566789 A JP 26566789A JP H0368561 A JPH0368561 A JP H0368561A
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liquid crystal
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mol
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JP26566789A
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Takeshi Obikawa
剛 帯川
Shiyuuji Ikukawa
幾川 修司
Saneko Nakayama
中山 実子
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は液晶表示装置に用いられるネマチック液晶組成
物の成分として有用な新規ネマチック液晶化合物及びそ
の組成物に関するものである。
〔発明の概要〕
本発明は一般式 (上式中、Rは炭素原子数が1〜10の直鎖アルキル基
又は直鎖アルlコキシ基、XΣ]はトランス−1,4−
シクロヘキシレン基又は1,4−フェニレン基を示す。
)で表わされる新規なピリミジン誘導体でありネマチッ
ク液晶を有する。また、本発明の液晶化合物は、 (1)ネマチック−等方性液体相転移温度(N−■点)
が高い。
(2)誘電異方性(△ε)が正で大きい。
(3)弾性定数の非に33/Kll (K11およびに
3゜はそれぞれスプレィおよびベンドの弾性定数を示す
)が小さい。
等の特徴を有する。
したがって、本発明のネマチック液晶化合物と他の複数
のネマチック液晶組成物又は類似化合物を混合して得ら
れるネマチック液晶組成物を用いることにより実用温度
範囲の上限が高く、駆動電圧が低く、かつ電圧−輝度特
性の急峻性(γ)が良好であるので高時分割駆動に適し
た液晶表示装置を提供することができる。
〔従来の技術〕
ネマチック液晶は液晶表示装置に最も広く使用されてお
り、その表示方式には動的散乱型(DSM)、ゲスト−
ホスト型(G−II) 、捩れネマチック型(TN) 
、スーパーツィステッド・ネマチック型(STN)、ス
ーパーツィステッド複屈折型(S B E)などがある
。また液晶表示装置は他の表示装置と比較して、 (1)、小型、薄型化ができる。
(2)、駆動電圧が低く、かつ消費電力が小さい。
(3)、受光素子であるため長時間使用しても目が疲れ
ない。
等の優れた特徴を有する。そこで、これらの特徴を生か
して、特にTN型の表示方式を用いた液晶表示装置がウ
ォッチ、電卓、オーディオ機器、各種計測器、自動車の
ダツシュボード、電話器、カメラ等の表示に広く応用さ
れている。また、最近では高時分割駆動表示が可能なS
TN型の液晶表示方式やTN型でアクティブ・マトリッ
クス駆動方式を用いた表示装置が実用化されパーソナル
・コンピューター、ワードプロセッサー、液晶テレビ等
の画素数がたいへん多い表示にも応用されつつあり、将
来CRTに代る表示装置として注目を集めている。
今後もさらに液晶表示装置の応用分野ならびに全表示装
置にしめる割合は拡大してゆくと思われる。それに従っ
て液晶材料に求められる特性もより高度になって行くで
あろうが、以下に示した緒特性は基本的なものであり全
ての液晶表示装置にとって必要不可欠である。
(1)着色がなく、熱、光、電気的、化学的に安定であ
ること。
(2)ネマチック液晶温度範囲ができるだけ広いこと。
(3)電圧−輝度特性のしきい値電圧(Vlh)が低く
、かつその温度依存性が小さいこと。
(4)電圧−輝度特性の急峻性(γ)が良いこと。
(5)電圧−輝度特性の視角依存性が小さいこと。
(6)電圧−輝度特性の応答性が良いこと。
〔発明が解決しようとする課題〕
(1)の特性を満足する化合物は多数知られているが、
(2)以下の特性を単一成分で満足する化合物は知られ
ていない。そこで、これらの特性を充たすためには複数
のネマチック液晶化合物又はその類似化合物を混合した
液晶組成物を用いる。
また、液晶組成物の基本的な構成としてはネマチック液
晶温度範囲の下限をできるだけ下げる(−膜内には一3
0℃以下)ために共融混合物組成とする。共融組成物は
次の式を用いて求めることができる。
ここで、XKはTにおけるモル分率、TKは融点、△H
KはTKにおけるモル融解熱である。また上限を高くす
るにはネマチック−等方性液体相転移点(N−I点)が
150〜2oo℃以上あるCN(同 234℃)等が用
いられている。次に、しきい値電圧は次式で表わされる
ここで、kは比例定数、△εは誘電率異方性を示す。ま
たkは次式で表わされる。
k−KH+ (R33−2に22)/4したがって、V
lhを下げるためには誘電率異方性(△ε)が大きく弾
性定数Kが小さい化合物、at+−□ΣCN、Cs a
−×Gバ亘ンcN等の化合物が用いられている。そして
、voの温度依存性は前述のN−1点が高い化合物を混
合することにより小さくすることが可能である。急峻性
(γ)はしきい値電圧(vlb)と飽和電圧(V、、、
)とにより次式で定義される。
■、。
急峻性はK s 3 / K nに関係があり、この比
が小さいほど小さくなることが知られており、例えばピ
リミジン骨格を有する化合物のK 3 s/ K tI
が小トに起因しており、屈折率異方性(△n)が小ささ
れる。ここでて7、τ0はそれぞれ立上り、および立下
がりの応答速度を示す。
τR−ηd2/(ε0Δε(V−vlh)2−にπ2) τD−ηd2/にπ2 また、ηは粘度、dはセル厚、■は印加電圧、K−KH
+ (Ki3−2に22)/4を表わす。
この式より粘度が小さいほど応答速度は速くなる。した
がって、応答速度を早くするためには例えばR<E六亘
ンR′、R〈已べすパbンR′等(ここで、R1および
R1は直鎖アルキル基又は直鎖アルコキシ基を示す。) の減粘剤を使用する。
次に、時分割駆動とこれらの緒特性の関係を調べてみる
と、 (1)しきい値電圧の温度依存性が小さいこと。
(2)急峻性が良好なこと。
(3)視角依存性が小さいこと。
の3点がより高時分割駆動を可能にする要因であること
がわかる。ところで、しきい値の温度依存性はN−1点
が高い化合物、例えば −@)−CNを混合することにより改善されるが、これ
らの化合物を混合すると△εは大きいが、Kも大きいの
で組成物のVlhが上昇する欠点がある。
さらに、これらの物質はに33/にガの値が大きいため
急峻性が悪くなる欠点を有する。したがって、従来低電
圧で、しかも高時分割駆動が可能な液晶組成物は得にく
かった。
そこで、本発明の目的はN−I点が高いネマチック液晶
化合物であるにもかかわらず、△εが非常に大きく、か
つに33/に11の値の小さなネマチック液晶化合物を
提供することにある。さらに本発明の他の目的は実用温
度範囲が室温付近で広く、低電圧で高時分割駆動が可能
な液晶組成物を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は一般式 (上式中、Rは炭素原子数が1〜10の直鎖アルキル基
又は直鎖アルlコキシ基、()はトランス−1,4−シ
クロヘキシレン基又は1,4−フェニレン基を示す。)
で表わされるネマチック液晶化合物である。
本発明においてはN−1点が高く、しかもΔεが大きく
てKsJK□の小さな液晶化合物を得ることを目的とし
て開発を進めた。分子構造を決定するに当ってはK 3
3 / K 11の値が小さいと思われるピリミジン骨
格を有する化合物が有望であるとが相容性が悪〈従来の
液晶組成物に混合できる割合は約10重量%以下という
欠点を有しているので、これを改良する方法としてフッ
ソ原子の置換を考えることにより(1)式の化合物に到
達した。
そこで、本発明の化合物に関する文献調査を行ったとこ
ろ、U、S、Pat、4,812,258号に本発明の
化合物の化学式の記載があったが、合成例は全く記載さ
れていなかったので合成したところ本発明の目的に非常
に近い特性を有することが確認できた。
本発明の化合物を従来の液晶化合物又はその類似化合と
混合した液晶組成物は応用例に示したように実用温度範
囲が広く、9及び10頁で述べた高時分割駆動が可能な
な要件の大半を満足し、しかも、低電圧駆動が可能なた
め高時分割にした場合の駆動電圧の上昇をおさえること
ができる特徴を有するので、高時分割駆動用の液晶材料
として非常に有望である。
また、本発明の化合物の従来の液晶組成物に混合できる
割合は1〜50重量%であるが、さらに好ましくは5〜
30%の範囲である。
次に、本発明の化合物は応用例に述べたタイプの液晶化
合物以外にもビフェニル系、安息香酸のフェニルエステ
ル系、ジオキサン系、ピリミジン系、シクロヘキシルシ
クロヘキサン系、ターフェニル系、等従来の全ての液晶
材料と良好な相容性を示し、本発明の目的を達成できる
4−フェニレン基のものについては、例えば次の方法 (上式中、Rは炭素原子数が1〜10の直鎖アルキル基
、又は直鎖アルコキシ基を示す。)により(上式中、R
は炭素原子数が1〜10の直鎖アルキル基または直鎖ア
ルコキシ基を示す。)ステップ1 水素化ビス−(メト
キシエトキシ)アルミニウムナトリウムを、トルエンに
溶角qさせ、化合物(20を少しずつ加え、加え終った
ら還流して化合物(3)を得る。また、カルボン酸を直
接アルコールに還元するよりも酸クロライドとしてから
上記いずれかの還元剤で還元したほうが収率が良い。
ステップ2 化合物(3)を塩化チオニルと共に還流し
て塩素化して化合物(4)を得る。塩素化試薬としては
塩化チオニル以外にPOC,1?3、S02 Cil 
2 、HCff /ZnCf12等が使用できる。
ステップ3 化合物(4)をジメチルスルホキシド(D
MSO)溶媒中でシアン化ナトリウムと共に140℃に
加熱してシアノ化し化合物(5)を得る。ステップ4化
合物(5)をエタノール中で水と水産化ナトリウムと共
に還流して加水分解し化合物(6)を得る。反応溶媒と
してはエタノール以外にエトキシエタノール、エチレン
グリコール、ジエチレングリコール等が用いられ、水酸
化ナトリウムの代りに水酸化カリウム、水酸化バリウム
等を用いても良い。
ステップ5 オキシ塩化りんとN、 N−ジメチルホル
ムアミドよりフィルス・マイヤー試薬を調整し、化合物
(6)を少しずつ加える。次に水冷下に水、つづいて過
塩素酸ナトリウム水溶液を滴下して化合物(7)を得る
。ステップ6化合物(8)をN−メチル−2−ビe−ノ
ジノン(NMP)溶媒中シアン化第−銅でシアノ化し、
生成した銅錯体を塩化第二鉄で酸化分解して化合物(9
)を得る。
ステップ7 化合物(9)を酢酸中で亜硝酸ナトリウム
と濃硫酸により調整した硫酸水素二トロシルによりジア
ゾニウム塩とし、次に臭化第一銅の臭化水素酸溶液で臭
素化して化合物(10)を得る。化合物(9)のアニリ
ンはオルトとバラ位に強い電子吸引基を持つため塩基性
が弱く通常の方法ではジアゾ化しにくいので上記の方法
によった。
ステップ84−ブロモ−3−フルオロベンゾニトリル(
10)を無水エタノールを乾燥した塩化水素ガスを吹き
こんで反応させ化合物(11)を得る。
ステップ9 化合物(10)を無水エタノールに溶解し
乾燥したアンモニアガスを吸収させた無水エタノールを
加えて化合物(12)を得る。ステップ8.9は置換基
を持たないアミジン合成に一般に用いられているピンチ
ー法を用いている。
ステップ10 化合物(7)と化合物(12)をナトリ
ウムメトキシドを含むメタノール溶媒中で反応させて化
合物(13)を得る。
ステップ11 化合物(13)をステップ6と同様にN
MP中でCuCNと反応させ本発明の化合物(1−a)
を得る。
次に本発明の化合物で()−がトランス−1゜4−シク
ロヘキシレン基のものは、例えば次の製(上式中、Rは
炭素原子数が1〜10の直鎖アルキル基、×jトはトラ
ンス−1,4−シクロヘキシレン基を示す。) 遣方法により得ることができる。
R替COOH(2) ステップ1 ↓ SOCg2 ステップ4 ↓ NaCN/DMSO R替CH,C0OH ステップ6 ↓ 5OCN2 (7) R@CH2CH20H (9) (上式中、Rは炭素原子数が1〜10の直鎖アルキル基
、×Eンはトランス−1,4−シクロヘキシレン基を示
す。) ステップ1 トランス−4−アルキルシクロへ午サンカ
ルボン酸(2)を塩化チオニル中で還流して塩素化し、
トランス−4−アルキルシクロへ牛サンカルボニルクロ
ライド(3)を得る。
ステップ2 化合物(3)をトルエン溶媒中で水素化ビ
ス−(メトキシエトキシ)アルミニウムナトリウムで還
元してトランス−4−アルキルシクロへキシルメタノー
ル(4)を得る。
ステップ3 化合物(4)をピリジン存在下に塩化チオ
ニルで塩素化してトランス−4−アルキルシクロヘキシ
ルメチルクロライド(5)を得る。
ステップ4 化合物(5)をジメチルスルホキシド中で
シアン化ナトリウムを用いてシアノ化してトランス−4
−アルキルシクロヘキシルメチルシアナイド(6)を得
る。
ステップ5 化合物(6)をエタノール中で水と水酸化
ナトリウムを用いて加水分解してトランス=4−アルキ
ルシクロへキシル酢酸(7)を得る。
ステップ6 化合物(7)を塩化チオニルで塩素化して
トランス−4−アルキルシクロへキシルアセチルクロラ
イド(8)を得る。
ステップ7、化合物(8)をトルエン中水素化ビス−(
メトキシエトキシ)アルミニウムナトリウムで還元した
2−(トランス−4−アルキルシクロへキシル)−1−
ヒドロキシエタン(9)を得る。
ステップ8 化合物(9)をピリジン中p−)ルエンス
ルオニルクロライドと反応させ2−(トランス−4−ア
ルキルシクロへキシル)エチルトシレート(10)を得
る。
ステップ9 化合物(10)を炭酸水素ナトリウム存在
下にジメチルスホキシドで酸化してトランス−4−アル
キシルシクロへキシルアセトアルデヒド(11)を得る
ステップ10 化合物(11)を酸触媒を用いオルト蟻
酸メチル存在下にメタノールと反応させトランス−4−
アルキルシクロへキシルアセタール(12)を得る。
ステップ11 化合物(12)をリン酸とピリジンを触
媒として脱メタノール化し2−(トランス−4−アルキ
ルシクロヘキシル)−1−メトキシエチレン(13)を
得る。
ステップ12 化合物(13)を三フッ化ホウ素エーテ
ラート触媒下にオルト蟻酸メチルと反応させて2−(ト
ランス−4−アルキルシクロへキシル)マロンアルデヒ
ドテトラメチルアセターツ(14)を得る。
ステップ13 化合物(14)をp−1ルエンスルホン
酸触媒下に水と反応させ1−(トランス−4−アルキル
シクロヘキシル)−2−メトキシアクロレイン(15)
を得る。
ステップ14〜17 本発明の化合物(1−a)のステ
ップ6−9と同一の方法で化合物(20)を得る。
ステップ18 化合物(15)と化合物(20)をナト
リウムエトキシド存在下にエタノール中で反応させて化
合物(21)を得る。
ステップ1つ 化合物(21)をN−メチル−2−ピロ
リジノン中でシアン化鋼(1)を用いてシアノ化して本
発明の化合物(1−b)を得る。
〔実 施 例〕
以下、実施例と応用例により本発明をさらに詳しく説明
する。
実施例1 2−(4’ −シアノ−3′−フルオロフェ
ニル−5−(4’−ブチルフェニル)ピリミド ステップ1 水素化ビス−(メトキシエトキシ)アルミ
ニウムナトリウム(N a Al) H2(OC2H4
0CHt )2 )73cm’  (0,25mo 1
)をトルン100cm’に溶解し、4−ブチル安息香酸
18.7g (0,1mol)を少しずつ加えた。その
後、3時間還流してから室温まで冷却し、過剰なNaA
11 H2(OC2H40CH3)2を水を加えて竹屑
した。溶媒を減圧下に留去してから残渣に10%塩酸1
50cm3を加え、エーテル50cm’で3回抽出し、
10%塩酸と水で洗滌した。エーテル溶液をNa2SO
4で乾燥後、エーテルを留去した。残渣を減圧蒸溜(1
05℃/2.  OsmHg) して4−ブチルベンジ
ルアルコール13.9g (0,085mo 1)を得
た(収率85%)。
ステップ24−ブチルベンジルアルコール13゜9gと
塩化チオニル(SOCj! 2 )31g (0゜26
mo l)を1時間還流してから過剰な5OCI2を減
圧下に留去し、残渣を減圧蒸溜(95℃/1.  On
+Hg) L、て4−ブチルベンジルクロライド13.
5g (0,074mo l)を得た(収率87%)。
ステップ3 ジメチルスルホキシド(DMSO)14.
8m3にシアン化ナトリウム4.4g (0゜090m
o l)と4−ブチルベンジルクロライド13.5gを
加え、撹拌しながらゆっくり140℃まで加熱して室温
まで冷却した。反応物に水4゜5cm3を加え、エーテ
ル30cm’で3回抽出し、水で洗浄してからNa2 
SO4で乾燥した。
エーテルを留去後、残渣を減圧蒸溜(105℃/1、 
0msl1g) L、、て4−ブチルフェニルアセトニ
トリル12.2g (0,071mo 1)を得た(収
率96%)。
ステップ44−ブチルフェニルアセトニトリル12.2
gをエタノール71cm’に溶解し、水酸化ナトリウム
8.4g (0,21nol)を水6.4cm’にとか
した液を加えフェノールフタレイン試験紙を用いてアン
モニアガスの発生がやむまで(約10時間)還流した。
溶媒を留去してから、残渣に10%塩酸100crn3
を加え充分撹拌した。結晶を濾過し、水で洗浄後、メタ
ノールから再結晶して4−ブチルフェニル酢酸11゜9
g (0,062mo l)を得た(収率87%)。
ステップ5N、N−ジメチルホルムアミド(DMF)2
2.7g (0,31nol)にオキシ塩化リンCPO
CR! ) 29g (0,19no l)を冷却撹拌
下にゆっくり滴下した。この溶液を一10℃以下に冷却
し、4−ブチルフェニル酢酸11.9gを少しずつ加え
た。反応物を室温で1時間と80℃で5時間撹拌した。
溶媒を湯浴上減圧下に留去し、残渣を水30cm’中に
注ぎ、−10℃以下に冷却してから70%過塩素酸ナト
リウム(NaCN<)溶液10m1を加えた。析出した
結晶を濾過し、メタノールから再結晶して1−ジメチル
アミノ−3−ジメチルイミノ−2〜(4′−ブチルフェ
ニル)−1−プロペン過塩素酸塩14.Og (0,0
39mo l)を得た(収率63%)。
ステップ64−ブロモ−2−フルオロアニリン100g
 (0,53no I)とシアン化銅(1)70、8g
 (0,79no I)をN−メチル−2=ピロリジノ
ン5000m3中で撹拌下に7時間還流した。反応物を
氷水冷却撹拌下に無水エチレンジアミン160cm3を
滴下した。水1000cm3を加えてからクロロホルム
で300 c m 34回抽出し、水で洗浄した。クロ
ロホルムを留去してから残渣を減圧蒸溜(165℃/ 
23 miHg)して4−アミノ−3−フルオロベンゾ
ニトリル55.3g (0,41nol)を得た(収率
77%)。
ステップ7 硫酸244cm3を撹拌しながら粉細した
亜硝酸ナトリウム30.8g (0,45no l)を
40℃以下で加えた。氷水冷却撹拌下に酢酸400cm
’を35℃以下で加えた。4−アミノ−3−フルオロベ
ンゾニトリル56.3gを20〜25℃を保つ速度で加
え、その後この温度で1時間撹拌してジアゾニウム塩を
調整した。
臭化鋼(1)87.4g (0,61no 1)を臭化
水素酸350cm3にとかした溶液を氷水冷却撹拌下に
ジアゾニウム塩をゆっくり滴下した。その後、室温で1
晩撹拌した。生成した結晶を濾過し、メタノールから再
結晶して4−ブロモ−3−フルオロベンゾニトリル61
.7g (0,31no 1)を得た(収率76%)。
ステップ94−ブロモ−3−フルオロベンゾニトリル6
1.3gをエタノール62cm’とベンゼン780m3
に溶解し、氷冷却下に濃硫酸で乾燥した塩化水素ガスを
飽和させた。その後、5℃以下で2昼夜放置した。湯浴
上減圧下に溶媒を約半分留去し、−20℃に冷却して析
出した結晶を濾過した。濾液をさらに半分濃縮してから
一20℃に冷却し析出した結晶を濾過し、結晶を合して
4−ブロモ−3−フルオロベンズイミダート塩酸塩81
.9g (0,29no 1)を得たく収率93%)。
ステップ94−ブロモ−3−フルオロベンズイミダート
塩酸塩81.9gにアンモニアガスを飽和させたエタノ
ール300crn’を加え室温で1晩撹拌した。湯浴上
で反応液を約半分に濃縮し一20℃に冷却して析出した
結晶を濾過した。同様にして濃縮冷却をくり返して4−
ブロモ−3−フルオロベンズアミジン塩酸塩66g (
0,26no 1)を得た(収率90%)。
ステップ10m   無水メタノール100cm’にナ
トリウム2.8g (0,12nol)を溶解し、ステ
ップ5で得た過塩素酸塩14.2g (0゜04no 
l)と4−ブロモ−3−フルオロベンズアミジン塩酸塩
15.4g (0,060mo l)を加え3時間還流
した。メタノールを留去してから残渣に水を加え濾過し
た。結晶をアセトンとりロロホルムの混合溶媒から再結
晶して2−(4’−プロモー3′−フルオロフェニル)
−5−(4′−ブチルフェニル)ピリミジン14.7g
(0,038mo l)を得た(収率95%)。
ステップ11 2−(4’ 〜プロモー3′フルオロフ
ェニル)−5−(4’−ブチルフェニル)ピリミジン1
4.7gとシアン化銅(1)4.6g(0,050mo
l)をN−メチル−2−ピロリジノン(NMP)80c
m3中で3時間還流した。
反応液を60〜70℃まで冷却して塩化鉄(m)溶液(
0,080mo I)を加え、60℃で1時間放置した
。水100cm’を加え結晶を濾過した。結晶をクロロ
ホルムに溶解しそれをシリカゲルカラムで、クロロホル
ムを溶媒として処理し、活性炭処理後、アセトンとメタ
ノールの混合溶媒から再結晶して2−(4’ −シアノ
−3′−フルオロフェニル)−5−(4’ −ブチルフ
ェニル)ピリミジ711.Og (0,033mo l
)を得た(収率87%)。この化合物の相転移温度は以
下のとおりであった。
ここで、Cは結晶、Nはネマチック相、■は等方性液体
を示す。
実施例1と同様な製造方法により以下の化合物を得た。
また、それらの相転移温度を併記した。
2− (4’ −シアノ−3′−フルオロフェニル)5
−(4’−メチルフェニル)ピリミジン2−(4’ −
シアノ−3′−フルオロフェニル)−5−(4’ −エ
チルフェニル)ピリミジン2−(4’ −シアノ−3′
−フルオロフェニル)−5−(4’−プロピルフェニル
)ピリミジン2− (4’ −シアノ−3′ −フルオ
ロフェニル)−5−(4’−ペンチルフェニル)ピリミ
ジン2− (4’ −シアノ−3′−フルオロフェニル
)−5−(4’−へキシルフェニル)ピリミジン2−(
4’ −シアノ−3′ −フルオロフェニル)−5−(
4’−へブチルフェニル)ピリミジン2− (4’ −
シアノ−3′−フルオロフェニル)−5−(4’−オク
チルフェニル)ピリミジンここで、S、およびS2はス
メクチック相を示す。
2− (4’ −シアノ−3′−フルオロフェニル)−
5−(4’−ノニルフェニル)ピリミジン2−(4’ 
 −シアノ−3′ −フルオロフェニル)−5−(4’
−デシルフェニル)ピリミジン実施例22−(4’ −
シアノ−3′−フルオロフェニル)−5−(4’ −へ
プチルオキシフエニの製造方法。
ステップI  NiAl3 H2(OC2H4QCH3
)273cm3 (0,25mo 1)をトルエン10
0cm3に溶解し、4−へブチルオキシ安息香酸クロラ
イド51g (0,20mol)を滴下し、滴下後3時
間還流した。反応液を室温に冷却し、水を滴下して過剰
なN a A fl H2(OC2H40CH3)2を
分解した。次に10%塩酸150cm3を加え、クロロ
ホルムで抽出し、10%塩酸と水で洗浄した。クロロホ
ルムを留去し、残渣をヘキサンから再結晶して4−へブ
チルオキシベンジルアルコール41g (0,18mo
+)を得た(収率92%)。
ステップ24−へブチルオキシベンジルアルコール41
gと5OCff 233g (0,28mo 1)を1
時間還流し、過剰な5OCI2を減圧下に留去し、残渣
を減圧蒸溜(137℃/ 3 avllg) して4−
へブチルオキシベンジルクロライド42g(0,17m
ol)を得た(収率95%)。
ステップ3  DMS044cm3にNaCN10゜3
g (0,21mol)と4−へブチルオキシベンジル
クロライド42gを加え、撹拌しながら140℃まで加
熱してから室温に冷却した。反応物に水170cm’を
加え、エーテルで抽出し、水で洗浄してからNa25O
*で乾燥した。エーテルを留去後、残渣を減圧蒸溜(1
55℃/3+uf1g) して4−へブチルオキシフェ
ニルアセトニトリル37g (0,16mol)を得た
(収率92%)。
ステップ44−へブチルオキシフェニルアセトニトリル
37gとKOH42g (0,64mo 1)と水11
cm’をエタノール150cm3に溶解し、10時間還
流した。エタノールを留去し、残渣を水120cm’に
溶解し、10%塩酸100cm’を加えて結晶を析出さ
せた。結晶を濾過し、水で洗浄後、メタノールから再結
晶して4−へブチルオキシフェニル酢酸37. 9g 
(0,15mo 1)を得た(収率94%)。
ステップ5  DMF55.6g (0゜15mo I
)にPOCII s 69g (0,76mo 1)を
冷却撹拌下にゆっくり滴下し、4−へブチルオキシフェ
ニル酢酸37.9gを少しずつ加えた。反応物を室温で
1時間、80℃で5時間撹拌した。過剰なりMFを湯浴
上で減圧下に留去し、残渣を水60Cm’に注いだ。反
応液に70%NaCf1Oa溶液40cm’を加え、析
出した結晶を濾過し、水で洗浄してからメタノールから
再結晶して1−ジメチルアミノ−3−ジメチルイミノ−
2−(4’−へブチルオキシフェニル)−1−プロペン
NaCN o、塩41g (0,1mol)を得た(収
率65%)。
ステップ6〜9 実施例1のステップ6〜っで得たアミ
ジン塩酸塩を用いた。
ステップ10 無水メタノール50cm’にナトリウム
1.04g (0,045mo +)を溶解し、ステッ
プ5で得た過塩素酸塩6.3g (0,015mo 1
)とステップって得たアミジン塩酸塩5゜8g (0,
023mo 1)を加え、3時間還流した。メタノール
を留去し、残渣に水を加え、結晶を濾過した。結晶をア
セトンとクロロホルムの混合溶媒から再結晶して2− 
(4’ −ブロモ−3′−フルオロフェニル)−5−(
4’ −へブチルオキシフェニル)ピリミジン5.7g
 (0,012ry+o 1)を得た(収率85%)。
ステップ11 2−(4’ −プロモー3′フルオロフ
エニル)−5−(4’ −へブチルオキシフェニル)ピ
リミジン5.7gとシアン化銅(1)1゜7g (0,
02mol)をNMP50cm’中で3時間還流した。
反応液を60〜70℃に冷却し、塩化鉄(m)溶液を加
え、60℃で1時間放置した。水50cm3を加え析出
した結晶を濾過した。
結晶をクロロホルムに溶解しシリカゲルカラムを用いて
クロロホルム溶媒で処理し、クロロホルムを留去し、残
渣をアセトンとメタノールの混合溶媒から再結晶して2
−4′−シアノ−3′−フルオロフェニル)−5−(4
’ −へブチルオキシフェニル)ピリミジン4.0g 
(0,1mol)を得た(収率80%)。この化合物の
相転移温度は以下の通りであった。
以下、実施例2と同様な製造方法により次の化合物を製
造した。
2− (4’ −シアノ−3′−フルオロフェニル)−
5−(4’−メトキシフェニル)ピリミジン2− (4
’ −シアノ−3′−フルオロフェニル)−5−(4’
 −エトキシフェニル)ビリミジン−5−(4’−ノニ
ルオキシフェニル)ピリミジ2− 5− 5− 一 5− ジン (4′ (4′ (4′ (4′ (4′ (4′ 一シアノー3′−フルオロフェニル) −プロポキシフェニル)ピリミジン −シアノ−3′−フルオロフェニル) −ブトキシフェニル)ピリミジン 一シアノー3′−フルオロフェニル) −ベンチルオキシフェニル)ピリミ 2−  (4’ −5−(4’ 2−  (4’ −5−(4’ ジン 2− (4’ 一シアノー3′−フルオロフェニル〉 −へキシルフェニル)ピリミジン 一シアノー3′−フルオロフェニル) −オクチルオキシフェニル)ピリミ ーシアノ−3′−フルオロフェニル) ン 2−(4’ −シアノ−3′−フルオロフェニル)−5
−(4’−デシルオキシフェニル)ピリミジン 実施例3 2− (4’ −シアノ−3′−フルオロフェニル)−
5−()ランス−4′ −プロピルシクロヘキシルピリ
ミジンの製造。
ステップ1 トランス−4−プロピルシクロヘキサンカ
ルボン酸170g (1,0モル)と塩化チオニル11
0cm3 (1,5モル)を3時間還流した。過剰な塩
化チオニルを減圧下に留去してから残渣を減圧蒸溜(1
06℃/ 15wm1g) してトランス−4−プロピ
ルシクロヘキサンカルボニルクロライド181g (0
,96モル)を得た(収率96%)。
ステップ270%水素化ビス=(メトキシエトキシ)ア
ルミニウムナトリウムのトルエン溶液330cm’  
(1,15モル)とトルエン190cm’を撹拌しなが
らトランス−4−プロピルシクロヘキサンカルボニルク
ロライド181g(0゜96モル)をおだやかに還流す
るような速度で滴下した。その後80〜90℃で5時間
撹拌した。
室温まで冷却してから濃塩酸300cm’と水1000
cm’を加え錯体を分解した。トルエン層を分離してか
ら水層をトルエン200cm3で3回抽出し、最初のト
ルエン溶酸と合して10%塩酸と水で洗浄した。トルエ
ンをロータリーエバポレータで留去後、残渣を減圧蒸溜
(92−3℃/2,5開11g) L、てトランス−4
−プロピルシクロヘキシルメタノール145g (0,
93モル)を得た(収率97%)。
ステップ3 トランス−4−一プロビルシクロヘキシル
メタノール145g (0,93モル)と脱水ピリジン
110g (1,4モル)を室温で撹拌しながら塩化チ
オニル221g (1,86モル)を滴下した。滴下終
了後、115〜120℃で6時間撹拌した。反応液を室
温に冷却し、濃塩酸200cm’と氷500g中に注ぎ
油層を分離してから水層をクロロホルムで抽出して油層
に合し、10%塩酸と水で洗浄した。クロロホルムを留
去してから残渣を減圧蒸溜(76℃/ 3 、 5 a
+IIHg)してトランス−4−プロピルシクロヘキシ
ルメチルクロライド145g (0,83モル)を得た
(収率89%)。
ステップ4 トランス−4−プロピルシクロヘキシルメ
チルクロライド145g (0,83モル)とシアン化
ナトリウム49g (1,0モル)とジメチルスルホキ
シド207cm3を撹拌しながら130〜140℃に3
時間加熱した。冷却後、水400cm’を加えクロロホ
ルムで抽出し水で洗浄した。クロロホルムを留去してか
ら残渣を減圧蒸溜(119−21℃/ 9 mmmm1
l シてトランス−4−プロピルシクロヘキシルアセト
ニトリル132g (0,8モル)を得た(収率96%
)。ステップ5 トランス−4−プロピルシクロへキシ
ルアセトニトリル132g (0,8モル)と水酸化ナ
トリウム128g (3,2モル)と水72g(4,0
モル)とエタノール400cm’を10時間各撹拌しな
がら還流した(アンモニアの発生が止まるまで)。反応
液中のエタノールをロータリーエバポレーターで留去し
た。残渣に濃塩酸500cm’を加えて撹拌してから結
晶を濾過して水で洗浄した。結晶をメタノールから再結
晶してトランス−4−プロピルシクロヘキシル酢酸13
8g (0,75モル)を得た(収率93%)。
ステップ6 トランス−4−プロピルシクロヘキシル酢
酸138g (0,75モル)と塩化チオニル179g
 (1,5モル)を湯浴上で3時間還流した。過剰な塩
化チオニルを減圧下に留去し、トルエン100cm’を
加えて減圧下に留去してから残渣を減圧蒸#(106−
8℃78問Pg) してトランス−4−プロピルシクロ
ヘキシルアセチルクロライド148g (0,73モル
)を得た(収率97%)a ステップ7 水素化ビス−(メトキシエトキシ)アルミ
ニウムナトリウムの70%トルエン溶液275cm3 
(0,95モル)とトルエン150cm3を75cm3
 (0,95モル)とトルエン150cm’を撹拌しな
がらトランス−4−プロピルシクロヘキシルアセチルク
ロライド148g(0,73モル)をゆっくり還流する
速度で滴下した。その後、80〜90℃で5時間撹拌し
た。
室温まで冷却してから濃塩酸300cm’と水500c
m’を加え、トルエン層を分離してから水層をトルエン
で抽出し、合したトルエン層を10%塩酸と水で洗浄し
た。トルエンを留去したから残渣を減圧蒸溜(107℃
/2. 5+aml1g) L、て2−トランス−4′
 −プロピルシクロへキシル)1−ヒドロキシエタン1
18g(0,69モル)を得た。(収率94%) ステップ82−トランス−4′−プロピルシクロヘキシ
ル)−1−ヒドロキシエタン118g(0,69モル)
とp−トルエンスルホニルクロライド144g (0,
76モル)をNaCl2−水浴上で一5℃以下に冷却し
、はげしく撹拌しながら脱水ピリジン109g (1,
38モル)を滴下した。その後、−5℃以下で2時間撹
拌した。室温にもどしてから水300cm’を加え撹拌
後、部層を分離し、水層をクロロホルムで抽出した。
油層とクロロホルム層を合して水、10%硫酸、水の順
序で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで一晩乾燥してから
クロロホルムを留去して2−(トランス−4′−プロピ
ルシクロヘキシル)エチルトシレート201g (0,
62モル)を得た(収率90%)。
ステップ9 トランス−4−プロピルシクロヘキシルエ
チルトシレート201g (0,62モル)と炭酸水素
ナトリウム58.5g (0,75モル)とジメチルス
ルホキシド521g (6,2モルを撹拌しながら14
0℃まで加熱し、この温度で30分間撹拌した。反応液
を室温まで冷却し、氷500g中へあけ、クロロホルム
で抽出し、合せたクロロホルム層を水で洗浄した。クロ
ロホルムを留去し、残渣を減圧蒸溜(102℃/3.0
−0−−1lしてトランス−4−プロピルシクロヘキシ
ルアセトアルデヒド67.3 (0,40モル)を得た
(収率65%)。
ステップ10 トランス−4−プロピルシクロヘキシル
アセトアルデヒド67.3 (0,40モル)とオルト
蟻酸メチル46.6g (0,44モル)とメタノール
400cm3とイオン交換樹脂(強酸性H+型)2.0
gを10時間還流した。イオン交換樹脂を濾過してから
反応液中の溶媒を減圧下に留去した。残渣を減圧蒸溜(
135℃/1゜OwiHg) してトランス−4−プロ
ピルシクロへ午ジルアセトアルデヒドジメチルアセター
ル75゜0g (0,35モル)を得た(収率80%)
ステップ11 トランス−4−プロピルシクロヘキシル
アセトアルデヒドジメチルアセタール75゜0g (0
,35モル)と85%りん酸0.7gとピリジン1.4
gを蒸溜しながら200℃まで加熱した。残渣を減圧蒸
溜(96−8℃15.0ml1+Hg) L、て1−(
トランス−47−プロピルシクロヘキシル)−2−メト
キシエチレン49.2g(0,27モル)を得た(収率
77%)。
ステップ12 1−()ランス−4′−ブロビルシクロ
ヘキシル)−2−メトキシエチレン49゜2g (0,
27モル)とオルト蟻酸メチル286g(2,7モル)
を室温で撹拌下に三ふっ化はう素・エーテラート42.
6g (0,30モル)を滴下した。その後、−昼夜撹
拌した。炭酸ナトリウム45g (0,5モル)を加え
室温で3時間撹拌した。結晶を濾過し、濾液中のオルト
蟻酸メチル減圧下に留去した。残渣を減圧蒸溜(125
℃10、 311m1g) してトランス−4−プロピ
ルシクロヘキシルマロンアルデヒドテトラメチルアセタ
ール57.7g (0,20モル)を得た(収率74%
)。
ステップ13 トランス−4−プロピルシクロヘキシル
マロンアルデヒドテトラメチルアセタール57.7g 
(0,20モル)と水4,7gとp−トルエンスルホン
酸・−水和物0.2gを湯浴上で80℃に2時間加熱撹
拌した。反応物をエーテル200cm’に溶解し、2%
水酸化ナトリウム溶液と水で洗浄した。エーテル層を無
水硫酸ナトリウムで乾燥した。エーテルを留去して、1
(トランス−4′−プロピルシクロヘキシル)=2−メ
トキシアクロレイン37.8g (0,18モル)を得
た(収率90%)。得られたクロレインはただちにステ
ップ18に使用した。
ステップ14〜17 実施例1のステップ6〜9で得た
アミジン塩酸塩を用いた。
2−メトキシアクロレイン37.8g (0,18モル
)を得た(収率90%)。得られたクロレインはただち
にステップ18に使用した。
ステップ14〜17 実施例1のステップ6〜っで得た
アミジン塩酸塩を用いた。
ステップ18 エタノール100cm3にナトリウム2
.3g (0,10モル)を溶解し、ステップ13で製
造した1−(トランス−4′−プロピルシクロヘキシル
)−2−メトキシアクロレイン8.0g (0,036
モル)と4−ブロモ−3−フルオロベンズアミジン塩酸
塩9. 2g (0,036モル)を加え5時間還流し
た。溶媒を留去し、残渣に水を加えて濾過し、水洗した
。結晶をアセトンとメタノールの混合溶媒から再結晶し
て2(4′−ブロモ−3′−フルオロフェール)5−(
トランス−4′−プロピルシクロヘキシル)ピリミジン
6.1g (0,016モル)を得た。
ステップ19 2−(4’ −ブロモ−3′−フルオロ
フェニル)−5−(トランス−4′−プロピルシクロヘ
キシル)ピリミジン6.1g(0,016モル)とシア
ン化鋼(1) 2. 2g (0,025モル)をN−
メチル−2−ピロリジノン32cm3中で3時間還流し
た。反応液を50〜60℃に冷却し、塩化鉄(■)6水
和物8.7gと塩酸2.9cm’と水13cm’より成
る溶液を加え撹拌後、60℃に1時間放置した。水10
0cm’を加え析出した結晶を濾過した。結晶をシリカ
ゲルカラムでクロロホルムを溶媒に用いて処理し、溶媒
を留去した。残渣をアセトンとメタノールの混合溶媒か
ら再結晶し2−(4’ −シアノ−3′−フルオロフェ
ニル)−5−()ランス−41−プロピルシクロヘキシ
ル)ピリミジン4゜4g (0,014モル)を得た。
この化合物の相転移温度は以下のとおりであった。
/ 8  82.0℃ (ここで、Cは結晶、Nはネマチック相、Sはスメクチ
ック相、■は等方性液体を示す。)以下、同様な製造方
法により下記の化合物を合成した。
2− (4’ −シアノ−3′−フルオロフェニル)−
5−()ランス−4′−メチルシクロヘキシル)ピリミ
ジン 2− (4’ −シアノ−3′−フルオロフェニル)−
5−()ランス−41−エチルシクロヘキシル)ピリミ
ジン 2− (4’ −シアノ−3′−フルオロフェニル)−
5−()ランス−4′−ブチルシクロヘキシル)ビリミ
ジン 2−(4’ −シアノ−3′−フルオロフェニル)−5
−(トランス−4′−ペンチルシクロヘキシル)ピリミ
ジン 2−(4’ −シアノ−3′−フルオロフェニル)−5
−()ランス−4′−へキシルシクロヘキシル)ピリミ
ジン ル)ピリミジン 2− (4’ −シアノ−3′−フルオロフェニル)5
−(トランス−4′−ノニルシクロヘキシル)ピリミジ
ン 2−(4’ −シアノ−3′−フルオロフェニル)−5
−()ランス−4′−デシルシクロへキシル)ピリミジ
ン 実施例1〜3の相転移温度の測定結果を第1表にまとめ
た。ここで、Cは結晶、SlおよびS2はスメクチック
相、Nはネマチック相、■は等方性液体を示す。
2− (4’ −シアノ−3′−フルオロフェニル)−
5−()ランス−4′−へブチルシクロヘキシル)ピリ
ミジン 2− (4’ −シアノ−3′−フルオロフェニル)−
5−()ランス−4′−オクチルシクロヘキシ第 表 (単位℃) 物の相転移温度を第2表に示した。尚、本発明以外の化
合物の相転移温度のデータはり、 Des+us an
dtl、 Zaschke、  Plussige K
r1stalle in Tabllen■(1984
)によった。
第 2 表  (単位℃) 比較するため、c5a、、4Σ$cN (A) 、Cs H++  @べ巨ト色ンCN (B)
、この表より、 C−N点は3位にF置換すること により下がって従来の液晶化合物との相容性が高まり、
N−1点は比較した液晶化合物より多少低いが、従来の
液晶組成物に数10%程度混合した場合にはあまり気に
ならない。したがって、3位をF置換した本発明のピリ
ミジン化合物はCN基のみを有するピリミジン化合物(
C)、CD)、(E)の欠点であった相容性の悪さを改
善し、しかもN−I点がさほど下がらない特徴を有する
さらに、後で応用例で説明するように△εは(A)〜(
E)のいずれよりも大きく、液晶組成物のしきい値電圧
を大巾に下げる効果も合せ持っている。
応用例1 市販の液晶組成物ZLI−15658 (メルク社製)
に本発明の化合物2−(4’ −シアノ−3′−フルオ
ロフェニル)−5−(4’ −ブチルフェニル)ピリミ
ジンおよび2− (4’ −シアノ−3′−フルオロフ
ェニル)−5−()ランス−4′−ブチルシクロヘキシ
ル)ピリミジンを各々5.10.15.20.25.3
0重量%混合した液晶組成物を作り一30℃に200時
間放置して液晶の析出の有無を調べた。その結果を第3
表に示した。ここで、○は析出なし、×は析出ありを示
す。
第   3   表 この結果より本発明の化合物の従来の液晶組成物に対す
る混合割合は5〜30重量%の範囲が好ましいことがわ
かる。なお、本応用例以外の液晶組成物に混合した場合
には多少数値が上下するが、はぼこの混合割合は確保で
きることを確認している。
応用例2 市販の液晶組成物ZLI−1565に実施例1の2−(
4’ −シアノ−3′−フルオロフェニル)−5−(4
’−ブチルフェニル)ピリミジンおよび実施例3の2−
(4’ −シアノ−3′−フルオロフェニル)−5−(
トランス−4′−ブチルシクロヘキシル)ピリミジンを
各々5.10.15.20、重量%混合した液晶組成物
を作りN−1点を測定した。次にこれらの組成物をセル
厚9μmのTN型セルに封入して、20℃においてVo
、γ値および電圧マージンMを測定した。なお、電圧マ
ージンMは次式で定義した。
第 表 第 表 ここで、■、およびvl、はそれぞれ輝度10%および
50%のときの電圧、Tは測定温度、φは視角(正面を
O@とする)を示す。また、比較のためzL■−156
5のみ、オヨびC3HIICNをそれぞれ10重量%混
合した液晶組成物を作り、同様な方法でN−1点、■9
5、γ値、Mを測定した。これらの結果を第4表、第5
表および第6表に示した。
第 6 表 応用例3 次に示した組成の液晶組成物 [A] を作った。
液晶組成物 [Aコ この組成物 [A] に本発明の化合物 および、 比較例として をそれぞれ10重量%混合した液晶組成物を作り、実施
例2と同様にしてN−1点、  lhs γ、 Mを 応用例4 測定した結果を第7表に示した。
次に示した組成の液晶組成物 [B] を作った。
第 表 液晶組成物 [B] 3 H7(×□CN 11.1 この組成物 CH3 に応用例3と同じ化合物をそ れぞれ10重量%混合した液晶組成物をつくり、応用例
2と同様にしてN−1点、 V l h s ハ Mを 測定した結果を第8表に示した。
応用例5 次に示した組成の液晶組成物[C] 液晶組成物CC] を作った。
C+Hq+0O−C)−CN  Ll、、f〃この組成
物[C]に応用例3と同じ化合物をそれぞれ10重量%
混合した液晶組成物を作り、応用例2と同様にしてN−
I点、Vlh、γ、Mを測定した結果を第9表に示した
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明のネマチック液晶化合物は高い
N−I点(>180℃)と非常に大きい正の誘電率異方
性を有すことが明らかとなった。
また、本発明の化合物は従来のあらゆる液晶組成物と混
ぜた場合に相容性が良好であり、得られた液晶組成物は
実用温度範囲が広く、しきい値電圧が低く、かつ高時分
割駆動が可能であることが確認できた。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (上式中、Rは炭素原子数が1〜10の直鎖アルキル基
    又は直鎖アルコキシ基、▲数式、化学式、表等がありま
    す▼はトランス−1,4−シクロヘキシレン基又は1,
    4−フェニレン基を示す。) で表わされるネマチック液晶化合物。 2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (上式中、R^1は炭素原子数が1〜10の直鎖アルキ
    ル基を示す。) で表わされることを特徴とする請求項1記載のネマチッ
    ク液晶化合物。 3)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (上式中、R^2は炭素原子数が1〜10の直鎖アルキ
    ル基を示す。) で表わされることを特徴とする請求項1記載のネマチッ
    ク液晶化合物。 4)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (上式中、R^3は炭素原子数が1〜10の直鎖アルキ
    ル基を示す。) で表わされることを特徴とする請求項1記載のネマチッ
    ク液晶化合物。 5)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (上式中、Rは炭素原子数が1〜10の直鎖アルキル基
    又は直鎖アルコキシ基、▲数式、化学式、表等がありま
    す▼はトランス−1,4−シクロヘキシレン基又は1,
    4−フェニレン基を示す。) で表わされるネマチック液晶化合物を少なくとも一成分
    含有することを特徴とするネマチック液晶組成物。 6)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (上式中、Rは炭素原子数が1〜10の直鎖アルキル基
    又は直鎖アルコキシ基、▲数式、化学式、表等がありま
    す▼はトランス−1,4−シクロヘキシレン基又は1,
    4−フェニレン基を示す。) で表わされるネマチック液晶化合物を5〜30重量%含
    有することを特徴とする請求項5項記載のネマチック液
    晶組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997042273A1 (fr) * 1996-05-08 1997-11-13 Chisso Corporation Composition de cristaux liquides et dispositif d'affichage a cristaux liquides

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62501509A (ja) * 1985-01-12 1987-06-18 メルク・パテント・ゲゼルシャフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 液晶相

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