JPH0367317B2 - - Google Patents
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- JPH0367317B2 JPH0367317B2 JP58098244A JP9824483A JPH0367317B2 JP H0367317 B2 JPH0367317 B2 JP H0367317B2 JP 58098244 A JP58098244 A JP 58098244A JP 9824483 A JP9824483 A JP 9824483A JP H0367317 B2 JPH0367317 B2 JP H0367317B2
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- Japan
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- core wire
- resistance
- ptc
- conductive flexible
- pair
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Resistance Heating (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、可撓性のある正の抵抗温度係数(以
下PTCと呼ぶ)をもつたヒータに関する。
下PTCと呼ぶ)をもつたヒータに関する。
従来例の構成とその問題点
従来のこの種のヒータは、例えば、特開昭57−
40891号公報に示されるように、第1図のような
構造になつていた。
40891号公報に示されるように、第1図のような
構造になつていた。
すなわち、導電性炭素1を含浸した非導電性の
可撓性糸の芯線2と芯線2に巻付けられた螺旋状
に位置する低抵抗材料の帯状部材3とからなる一
対の導体と、一対の前記導体を離れた位置に支持
したPTCを有する材料4と、前記PTC材料4の
囲りを覆つた絶縁被覆5とから成りたつていた。
この構成では、導電性炭素1を含浸してはいる
が、非導電性の可撓性糸の芯線2に低抵抗材料の
帯状部材3を巻きつけて導体としているために、
この導体とPTC材料の間の接触面積特に、ヒー
タ自身が可撓性を有するために、折り曲げ時の接
触面積が小さくなり、ヒータの特性が悪くなる問
題、そして、ヒータに温度分布が生じる問題が存
在した。
可撓性糸の芯線2と芯線2に巻付けられた螺旋状
に位置する低抵抗材料の帯状部材3とからなる一
対の導体と、一対の前記導体を離れた位置に支持
したPTCを有する材料4と、前記PTC材料4の
囲りを覆つた絶縁被覆5とから成りたつていた。
この構成では、導電性炭素1を含浸してはいる
が、非導電性の可撓性糸の芯線2に低抵抗材料の
帯状部材3を巻きつけて導体としているために、
この導体とPTC材料の間の接触面積特に、ヒー
タ自身が可撓性を有するために、折り曲げ時の接
触面積が小さくなり、ヒータの特性が悪くなる問
題、そして、ヒータに温度分布が生じる問題が存
在した。
一方、特開昭58−71586号公報のように、電極
に炭素繊維を用いたものもあるが、この種のヒー
タは、20m〜40mといつた長尺でもちいる場合が
多く、この場合、電極に炭素繊維等を用いると、
金属に比べ単位長さ当りの抵抗値が1000〜10000
倍となる。このため、最大発熱部と最小発熱部の
温度がそれぞれ60℃、40℃ほどに長さ方向に温度
分布が生じる課題も生じる。
に炭素繊維を用いたものもあるが、この種のヒー
タは、20m〜40mといつた長尺でもちいる場合が
多く、この場合、電極に炭素繊維等を用いると、
金属に比べ単位長さ当りの抵抗値が1000〜10000
倍となる。このため、最大発熱部と最小発熱部の
温度がそれぞれ60℃、40℃ほどに長さ方向に温度
分布が生じる課題も生じる。
発明の目的
本発明はかかる従来の課題を解消するもので、
導体と、PTC材料の間の接触面積を大きくし、
局部的な温度分布を生じる課題を解消し、なおか
つ、長尺の実用に耐えるヒータの構成にすること
を目的とする。
導体と、PTC材料の間の接触面積を大きくし、
局部的な温度分布を生じる課題を解消し、なおか
つ、長尺の実用に耐えるヒータの構成にすること
を目的とする。
発明の構成
この目的を達成するために、本発明は導電性の
可撓性糸と非導電性の可撓性糸の混成によつて構
成された芯線と、前記芯線に巻き付けられた螺旋
状の低抵抗材料の帯状部材とからなる一対の導体
と、一対の前記導体を離れた位置に支持した
PTCを有する材料と、前記PTC材料の囲りを覆
つた絶縁被覆から構成され、一対の導体は前記
PTC材料に埋没され、前記PTC材料に電気的に
接触して成るものである。この構成によつて、導
電性の可撓性糸を使用しているために、螺旋状の
低抵抗材料の帯状部材以外の導体部分においても
PTC材料と接触することが可能となり、導体と
PTC材料の間の接触面積を大きくする作用を有
する。
可撓性糸と非導電性の可撓性糸の混成によつて構
成された芯線と、前記芯線に巻き付けられた螺旋
状の低抵抗材料の帯状部材とからなる一対の導体
と、一対の前記導体を離れた位置に支持した
PTCを有する材料と、前記PTC材料の囲りを覆
つた絶縁被覆から構成され、一対の導体は前記
PTC材料に埋没され、前記PTC材料に電気的に
接触して成るものである。この構成によつて、導
電性の可撓性糸を使用しているために、螺旋状の
低抵抗材料の帯状部材以外の導体部分においても
PTC材料と接触することが可能となり、導体と
PTC材料の間の接触面積を大きくする作用を有
する。
実施例の説明
以下、本発明の一実施例を第2図により説明す
る。第2図において、カーボンフアイバーからな
る導電性の可撓性糸と、ポリエステル繊維からな
る非導電性の可撓性糸を混成した芯線6と前記芯
線6に巻き付けられた螺旋状の銅からなる低抵抗
材料の帯状部材3とからなる導体Aと、一対の前
記導体を離れた位置に支持したPTCを有する材
料4と、前記PTC材料4の囲りを覆つた絶縁被
覆5とから成り立つている。また、一対の導体A
はPTC材料4に埋没され、PTC材料4に電気的
に接触している。なお、第1図と同一部材には同
一番号を付している。
る。第2図において、カーボンフアイバーからな
る導電性の可撓性糸と、ポリエステル繊維からな
る非導電性の可撓性糸を混成した芯線6と前記芯
線6に巻き付けられた螺旋状の銅からなる低抵抗
材料の帯状部材3とからなる導体Aと、一対の前
記導体を離れた位置に支持したPTCを有する材
料4と、前記PTC材料4の囲りを覆つた絶縁被
覆5とから成り立つている。また、一対の導体A
はPTC材料4に埋没され、PTC材料4に電気的
に接触している。なお、第1図と同一部材には同
一番号を付している。
上記構成において、カーボンフアイバーを含む
芯線6自体が導電性であるために、帯状部材3の
電極だけでなく、芯線も補助電極の役目もはた
す。このために、PTC材料4と電極間の接触面
積を増加させることとなり、折り曲げ等による接
触面積の減少による温度むらをなくすという効果
がある。
芯線6自体が導電性であるために、帯状部材3の
電極だけでなく、芯線も補助電極の役目もはた
す。このために、PTC材料4と電極間の接触面
積を増加させることとなり、折り曲げ等による接
触面積の減少による温度むらをなくすという効果
がある。
また、カーボフアイバーとポリエステル繊維と
からなる芯線に、導電性炭素を含浸すれば、より
よい効果をもたらすのはいうまでもないことであ
る。
からなる芯線に、導電性炭素を含浸すれば、より
よい効果をもたらすのはいうまでもないことであ
る。
非導電性の可撓性糸は上記実施例ではポリエス
テル繊維を用いたが、グラスフアイバー、レーヨ
ン繊維等でも同様の結果を得ることが可能であ
り、折り曲げ等による導体の断線を防ぐ効果もあ
る。
テル繊維を用いたが、グラスフアイバー、レーヨ
ン繊維等でも同様の結果を得ることが可能であ
り、折り曲げ等による導体の断線を防ぐ効果もあ
る。
また、カーボンフアイバーを芯線として利用し
た場合、酸化被膜が生成しにくいために、PTC
材料とのなじみが良化されることとなる。このた
め折り曲げ時における電極である導体とPTC材
料の間の接着力が増加されることとなり、温度分
布が生じにくい。
た場合、酸化被膜が生成しにくいために、PTC
材料とのなじみが良化されることとなる。このた
め折り曲げ時における電極である導体とPTC材
料の間の接着力が増加されることとなり、温度分
布が生じにくい。
また、芯線であるカーボンフアイバーおよびポ
リエステル繊維自身を化学的方法等により表面処
理し、表面を粗にする方法、また、活性炭素繊維
を使用する方法等を用いることにより、PTC材
料と補助電極である芯線の接触を増加させること
は明らかなとである。
リエステル繊維自身を化学的方法等により表面処
理し、表面を粗にする方法、また、活性炭素繊維
を使用する方法等を用いることにより、PTC材
料と補助電極である芯線の接触を増加させること
は明らかなとである。
発明の効果
以上のように、本発明のヒータによれば、次の
効果が得られる。
効果が得られる。
(1) 非導電性の可撓性糸と導電性の可撓性糸とを
混成した芯線としているために、この芯線自体
が導電性を有し、補助電極の役目を果たして、
PTC材料と導体の接触面積を増加させ、温度
分布を減少させると共に、非導電性の可撓性糸
で強度を上げることができ、電極自体の折り曲
げ特性を良好にすることができる効果も合わせ
もつ。
混成した芯線としているために、この芯線自体
が導電性を有し、補助電極の役目を果たして、
PTC材料と導体の接触面積を増加させ、温度
分布を減少させると共に、非導電性の可撓性糸
で強度を上げることができ、電極自体の折り曲
げ特性を良好にすることができる効果も合わせ
もつ。
(2) 低抵抗材料の帯状部材と、導電性の可撓性糸
により、全体として、単位長さ当りの電極の抵
抗値が低くなり、ヒータの長さ方向の温度分布
がすくなくなる効果もある。
により、全体として、単位長さ当りの電極の抵
抗値が低くなり、ヒータの長さ方向の温度分布
がすくなくなる効果もある。
第1図は従来のヒータの一部切欠斜視図、第2
図は本発明の一実施例を示す一部切欠斜視図であ
る。 3……低抵抗材料からなる帯状部材、4……
PTC材料、5……絶縁材料、6……導電性の可
撓性糸と非導電性の可撓性糸との混成された芯
線。
図は本発明の一実施例を示す一部切欠斜視図であ
る。 3……低抵抗材料からなる帯状部材、4……
PTC材料、5……絶縁材料、6……導電性の可
撓性糸と非導電性の可撓性糸との混成された芯
線。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 導電性の可撓性糸と非導電可撓糸の混成によ
つて構成された芯線と前記芯線に巻付けられた螺
旋上の低抵抗材料の帯状部材とからなる一対の導
体と、前記一対の導体を離れた位置に支持した正
の抵抗温度係数を有する材料と、前記正の抵抗温
度係数を有する材料の回りを覆つた絶縁被覆から
成り、一対の導体は前記正の抵抗温度係数を有す
る材料に埋没され、前記正の抵抗温度係数を有す
る材料に電気的に接触して成るヒータ。 2 芯線を導電性炭素で含浸してなる特許請求の
範囲第1項記載のヒータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9824483A JPS59224091A (ja) | 1983-06-01 | 1983-06-01 | ヒ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9824483A JPS59224091A (ja) | 1983-06-01 | 1983-06-01 | ヒ−タ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59224091A JPS59224091A (ja) | 1984-12-15 |
JPH0367317B2 true JPH0367317B2 (ja) | 1991-10-22 |
Family
ID=14214542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9824483A Granted JPS59224091A (ja) | 1983-06-01 | 1983-06-01 | ヒ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59224091A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62147684A (ja) * | 1985-12-20 | 1987-07-01 | 松下電器産業株式会社 | 発熱体 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5740891A (en) * | 1980-06-24 | 1982-03-06 | Sunbeam Corp | Heating cable for electric carpet |
JPS5871586A (ja) * | 1981-07-20 | 1983-04-28 | 日立電線株式会社 | 自己温度制御性ヒ−タ |
-
1983
- 1983-06-01 JP JP9824483A patent/JPS59224091A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5740891A (en) * | 1980-06-24 | 1982-03-06 | Sunbeam Corp | Heating cable for electric carpet |
JPS5871586A (ja) * | 1981-07-20 | 1983-04-28 | 日立電線株式会社 | 自己温度制御性ヒ−タ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59224091A (ja) | 1984-12-15 |
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