JPH036695Y2 - - Google Patents

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JPH036695Y2
JPH036695Y2 JP1984194166U JP19416684U JPH036695Y2 JP H036695 Y2 JPH036695 Y2 JP H036695Y2 JP 1984194166 U JP1984194166 U JP 1984194166U JP 19416684 U JP19416684 U JP 19416684U JP H036695 Y2 JPH036695 Y2 JP H036695Y2
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drain pipe
gasket
discharge port
orifice
water
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JP1984194166U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、サイホン作用を利用して汚物を洗浄
水とともに排出する水洗便器と排水管との接続を
行うパツキンに関する。
〔従来の技術〕
従来、サイホンまたはサイホンジエツト式の水
洗便器では、洗浄水を便器のトラツプ部及び排水
路を満水させ、排水路の形状によりこれを一挙に
排出可能な構成となつている。
このサイホン作用を利用する水洗便器において
は、排出後に再び排水路内を満水とするためにか
なり多量の洗浄水が必要で、節水のために排水路
の流路面積を絞る等の構成としなければならな
い。
しかし、便器本体の排水路の形状は型製作上の
制限があつて節水効果に乏しいという問題があ
り、近来ではこれに代わるものとして、実公昭58
−20709号公報に記載されているように、便器の
排出口と排水管とを接続するパツキンにサイホン
作用を促進させる機能を持たせたものがある。
これは第4図に示すように便器本体50の排出
口51と排水管52との間に接続用のパツキン5
3を配置し、このパツキン53内周に開閉自在な
舌片54を複数枚設けたもので、トラツプ部分か
ら流下する洗浄水をこの舌片54が流路抵抗とし
て作用可能としたものである。
この舌片54により洗浄水は一時的に便器本体
50内の排水流路55に滞留してトラツプ部内水
位が上昇し、そのヘツド上昇分を利用してサイホ
ン作用の促進を図る構成となつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、洗浄水圧に対する流路開閉の微妙な動
作がサイホン作用の励起に影響を及ぼすので、舌
片54のように可動部材とすると、極めて設計が
困難でしかも製作が面倒である。
また、パツキン53の経時変化によりその素材
が劣化すると、舌片54が脱落したり変形してサ
イホン促進機能を損ねてしまう恐れがあり、さら
に舌片54の開閉動作が鈍くなると汚物が堆積し
て排水流路が閉塞するという問題もある。
本考案の目的は、便器の排出口と排水管とを接
続するパツキンにおいて、製作が簡単で汚物の堆
積を生じることなくサイホン作用を促進でき、し
かも確実にシールした状態での接続を可能とする
ことにある。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本考案は、サイホン作用により洗浄水を排出す
る水洗便器の排出口を排水管に接続するパツキン
を、排出口外周を嵌合する排出口シール部と、排
水管内に嵌入しかつ排出口径に略等しい内径の排
水管シール部とを有した円筒状に形成し、排水管
シール部の外周に外方へ突出する環状の突部を及
び内部に流路を絞る平板状のオリフイスをそれぞ
れ設ける構成としたものである。
パツキンの外周に設けた環状の突部は排水管の
内周に線接触して高いシール圧でシールし、洗浄
水の漏れを防ぐ。また、オリフイスは排水管への
流路を絞るので、洗浄水の流れを便器の排水路側
へ滞留させるようにして水位を上げ、この上昇分
のヘツドを利用してサイホン作用を促進させる。
そして、このオリフイスは平板状なので、排水
の流路軸にほぼ直交した姿勢として配置すれば流
路抵抗が大きくなつて排水の滞留が確実になる。
また、、オリフイスを舌片状とする場合に比べる
と、経時的な劣化がが防止されるほかサイホン促
進の確実性も向上する。
〔実施例〕
以下、図面に示す実施例に基づいて本考案を説
明する。
第1図は本考案に係る排水管用パツキンによる
接続構造を分解して示す断面図、第2図は便器と
排水管の接続を示す断面図である。
図において、1はパツキン、2は便器本体3の
下部に開口する円筒状の排出口、4は床面中に配
管し下水または浄化槽に連通する排水管である。
パツキン1は弾性ゴムまたは合成樹脂等を素材
とした上部側径が大きい異径の円筒状で、上部側
に排出口2を嵌合する排出口シール部10、下部
側に排水管4内に嵌入しかつ排出口2内径と略等
しい内径の排水管シール部11をそれぞれ形成
し、その中途に環状の段部12を設けている。
排水管シール部11の外周面にはパツキン1の
軸と直交する方向に伸延する環状の突部13を三
段、及び内周下端には流路面積を縮小させるオリ
フイス14をそれぞれ形成している。
このオリフイス14は排水管シール部11の内
側に向けてパツキン1軸と直交するような平板状
の環状体とし、中央のオリフイス孔15はパツキ
ン1軸と同軸上の円形開口断面として形成してい
る。尚、排水管シール部11とオリフイス孔15
の流路面積比は本実施例では略2:1である。
便器本体3は、ボール部20と排出口2との間
に屈曲した排水路21及びトラツプ部22を形成
してボール部20内に洗浄水を貯溜する構成のサ
イホン式の水洗便器である。
この便器本体3の排出口2と排水管4との接続
は、まずパツキン1の排出管シール部10を排出
口2に挿入して締めつけベルト30(第3図参
照)により強固に連結固定し、次いで便器本体3
を据付位置にセツトしてパツキン1の排水管シー
ル部11を排水管4内に嵌入することにより行
う。
この接続において、洗浄水はボール部20から
排水路21を通過して排出口2に流下し、オリフ
イス14による流路の縮小及び拡大による流路抵
抗を受ける。従つて、便器本体3の流路形状に基
づくサイホン作用によつて急激に流下する洗浄水
は、オリフイス14の流路抵抗により排出口2内
でよどみ点を生じて一時的に滞留する。
この流路内における滞留現象により、後続する
洗浄水はその流路閉塞によつて流下できず、洗浄
水源からの洗浄水によつてボール部20内の水位
が上昇し、オリフイス14位置を基準とするこの
ヘツドの増加分がサイホン作用の促進力として機
能する。
以上のように、パツキン1にオリフイス14を
設けたことによつてサイホン作用の促進がが可能
なので、洗浄水は僅かな量だけ排出されてボール
部20内は即時に満水状態となり、サイホン作用
を励起するために排出しなければならない洗浄水
量を節減できる。
また、排水管シール部11の周面に形成した環
状の突部13は排水管4の内周面に線接触状態と
なるので、シール圧を高く保て、汚水の漏れを生
じることなく接続できる。
〔考案の効果〕
本考案では、環状の突部を周面に設けてこれを
排水管の内周に密着させるので高いシール圧が得
られるのに加え、平板状のオリフイスを設けてて
排水流路を絞つているので、排水を一時的に便器
側の排水路に滞留させることができる。そして、
オリフイスを平板状とすることで、従来のような
舌片状のものに比べると、劣化し難くて耐久性が
向上する。また、オリフイスは常に開いた流路を
持つているので汚物が堆積することもなく、サイ
ホン作用の障害になることがなく、排水を速やか
に汚物とともに排出できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るパツキンによる便器排出
口と排水管との接続構造を分解して示す断面図、
第2図は便器本体と排水管との接続を示す断面
図、第3図は締めつけベルトの斜視図、第4図は
従来の接続構造の断面図である。 1…パツキン、2…排出口、3…便器本体、4
…排水管、10…排出口シール部、11…排水管
シール部、13…突部、14…オリフイス、15
…オリフイス孔、20…ボール部、21…排水
路、22…トラツプ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. サイホン作用により洗浄水を排出する構成とし
    た水洗便器の排出口を排水管に接続するパツキン
    であつて、同パツキンは前記排出口外周を嵌合す
    る排出口シール部と、排水管内に嵌入しかつ排出
    口径に略等しい内径の排水管シール部とを有した
    円筒状をなし、さらに前記排水管シール部の外周
    に外方へ突出する環状の突部を及び内部に流路を
    絞る平板状のオリフイスをそれぞれ形成したこと
    を特徴とする水洗便器の排水管接続用パツキン。
JP1984194166U 1984-12-20 1984-12-20 Expired JPH036695Y2 (ja)

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JPS61106588U JPS61106588U (ja) 1986-07-07
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ID=30751605

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JPH078627Y2 (ja) * 1989-05-02 1995-03-01 株式会社イナックス サイホン式洋風便器と排水ソケットとの接続部
JP4682679B2 (ja) * 2005-04-19 2011-05-11 Toto株式会社 管路接続構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5923819U (ja) * 1982-08-05 1984-02-14 日本電気株式会社 作業ベンチとデイスプレイステ−シヨンの配列

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