JPH078627Y2 - サイホン式洋風便器と排水ソケットとの接続部 - Google Patents

サイホン式洋風便器と排水ソケットとの接続部

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JPH078627Y2
JPH078627Y2 JP1989052309U JP5230989U JPH078627Y2 JP H078627 Y2 JPH078627 Y2 JP H078627Y2 JP 1989052309 U JP1989052309 U JP 1989052309U JP 5230989 U JP5230989 U JP 5230989U JP H078627 Y2 JPH078627 Y2 JP H078627Y2
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JP
Japan
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siphon
style
drainage
drain
western
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JP1989052309U
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JPH02144083U (ja
Inventor
里広 鈴木
Original Assignee
株式会社イナックス
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はサイホン式洋風便器と排水ソケットとの接続部
に係り、特にサイホン起動を早期化することができるよ
う改良された該接続部に関する。
[従来の技術] 従来のサイホン式洋風便器の施工構造を、その手順と共
に第5〜10図を参照して説明する。
まず、標準施工図に従って給水管と排水管を取り出す。
次に、壁1、床面2の仕上げ完了後、第5図の如く床仕
上面より例えば約40mmの位置で排水塩ビ管(塩化ビニル
管)3を切断する。次いで、第6図の如く、排水塩ビ管
3の汚れ、湿気を取り、排水ゴムジョイント4を取り付
ける。次に、第7図の通り、排水ソケット5の排水口を
排水ゴムジョイント4に差し込み、固定用木ネジ6にて
ソケット5のフランジ部5aを床面2に固定する。次に、
第8図の如く、排水ソケット5の汚れ、湿気を取り、排
水ゴムジョイント7を取り付ける。次いで、第9図のよ
うに、サイホン式洋風便器8の排水口13(第3図参照)
を排水ゴムジョイント7に差し込み、固定用ナット9に
て便器を床に固定する。最後に、化粧キャップ10をナッ
トに被せる。第10図は施工完了後の斜視図である。符号
11は凹部、12はロータンクを示す。また、第3図は排水
ソケット5と排水口13との接続構造を示す縦断面図、第
4図は第3図のIV−IV線断面図である。
かかる構成において、便鉢14内に洗浄水を流し始める
と、便鉢14内からの水はトラップ部15の堰部16をオーバ
ーフローして排水ソケット5内に流れ込み始める。この
水はオリフィス部17に当って排水ソケット5内に次第に
充満し、逐には排水ソケット5内においてその上流側と
下流側との空気連通を遮断するようになり、サイホンが
効き始める。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来の構造においては、第4図の如く、オリフィス
部17と排水口13とが同心配置となっているので(第3図
のcは中心線を示す。)、堰部16をオーバーフローして
きた水がオリフィス部17の中央開口18に落下してしま
い、排水初期に排水ソケット5内になかなか水が充満せ
ず、サイホンの効きが遅いという問題があった。
特に、洋風便器は通常の場合、泥漿鋳込み法で製作され
た本体側に対し、固形鋳込み法で製作した排水口部分を
貼り合せ、その後、排水口の部分を切り取って排水口13
を開口させるようにしており、この際、排水口13の周囲
部分の強度を高めるために排水口部分の肉厚dを大きく
している。従って、出来上った洋風便器の排水口13にあ
っては、内周面に内方へ盛り上った周回段状部分13Aが
形成されている。このため、堰部16を超えて排水路内面
を伝わる如くして流れ落ちてきた初期オーバーフロー水
はこの段状部分13Aで中心側に集められる。このため、
排水口13からの流出水はオリフィス部17の中心開口18に
注ぎ込まれる如く落下し、オリフィス部17には当りにく
い。この結果、サイホンの始動が遅くなる傾向が助長さ
れる。
なお、オリフィス部17の開口18の直径を小さくするよう
に構成すれば、サイホンの始動性は向上する。しかしな
がら、便鉢14からの排水を速やかに行なわせるために
は、オリフィス開口径はある程度大きくとる必要があ
り、オリフィス開口径を小さくしてサイホン始動性を改
善することは実際的ではない。
[課題を解決するための手段] 本考案のサイホン式洋風便器と排水ソケットとの接続部
は、床面に固定され、排水管に接続された排水ソケット
に対し、サイホン式洋風便器の排水口が内嵌されてお
り、前記排水ソケットの内周面にはオリフィス部が設け
られているサイホン式洋風便器と排水ソケットとの接続
部において、前記オリフィス部の中心が前記排水口の中
心に対し、前記便器のトラップ部から遠い側に位置する
ように偏心配置されていることを特徴とするものであ
る。
[作用] かかる本考案の接続部においては、便鉢からの排水を開
始した際に堰部をオーバーフローして流れ落ちてきた初
期流出水がオリフィス部のうちトラップ部側の部分に当
って落下が一旦ストップされる。このため、流出量の少
ない洗浄初期の段階においても排水ソケット内に水が充
満され、サイホンが排水初期の段階から形成されるよう
になる。すなわち、サイホンの始動性が著しく向上する
ようになる。
[実施例] 以下、第1、2図を参照して実施例について説明する。
本実施例にあっては、オリフィス部17の開口18の中心
c′が排水口13の中心cに対しトラップ部15から遠い側
に位置するように偏心している。第1、2図のその他の
符号は第3、4図と同一部分を示している。
このように構成されたサイホン式洋風便器と排水ソケッ
トとの接続部においては、洗浄初期に堰部16をオーバー
フローして流れ落ちてきた水は、オリフィス部17のうち
トラップ部15側の幅の広い部分(第1、2図にAで示す
部分)に当たるようになる。従って、排水ソケット5内
が比較的早期に水で充満されるようになり、サイホンの
始動が早められる。
もちろん、オリフィス部17の開口径は従来と同様の大き
さとされているので、排水流量も十分に大きくとること
ができる。
なお、図示の通り、排水口13よりも下流側の流路は曲り
くねっておらず、直線的となっているから、排水の流れ
もきわめて円滑であり、排水流量が大きくなる。
[効果] 以上の通り、本考案によるとサイホンの始動性が著しく
高められる。本考案では、オリフィス部の開口径が十分
に大きくとられており、しかも排水路が直線的に形成さ
れるため、排水流量が多い。本考案では、オリフィス部
が偏心されるように排水ソケットを製造するだけで良
く、排水ソケットの製造も容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例を示す縦断面図、第2図は第1図のII−
II線断面図、第3図は従来例を示す縦断面図、第4図は
第3図のIV−IV線断面図である。第5図ないし第10図の
各図は従来の施工例を示す斜視図、第11図は縦断面図で
ある。 8…サイホン式洋風便器、14…便鉢、15…トラップ部、
16…堰部、17…オリフィス部、18…オリフィス部開口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】床面に固定され、排水管に接続された排水
    ソケットに対し、サイホン式洋風便器の排水口が内嵌さ
    れており、前記排水ソケットの内周面にはオリフィス部
    が設けられているサイホン式洋風便器と排水ソケットと
    の接続部において、前記オリフィス部の中心が前記排水
    口の中心に対し、前記便器のトラップ部から遠い側に位
    置するように偏心配置されていることを特徴とするサイ
    ホン式洋風便器と排水ソケットとの接続部。
JP1989052309U 1989-05-02 1989-05-02 サイホン式洋風便器と排水ソケットとの接続部 Expired - Lifetime JPH078627Y2 (ja)

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JPH02144083U JPH02144083U (ja) 1990-12-06
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JP1989052309U Expired - Lifetime JPH078627Y2 (ja) 1989-05-02 1989-05-02 サイホン式洋風便器と排水ソケットとの接続部

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH036695Y2 (ja) * 1984-12-20 1991-02-20
JPS6221180U (ja) * 1985-07-19 1987-02-07

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JPH02144083U (ja) 1990-12-06

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