JPH0366816A - 透過型鋼製砂防ダム - Google Patents

透過型鋼製砂防ダム

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JPH0366816A
JPH0366816A JP1200188A JP20018889A JPH0366816A JP H0366816 A JPH0366816 A JP H0366816A JP 1200188 A JP1200188 A JP 1200188A JP 20018889 A JP20018889 A JP 20018889A JP H0366816 A JPH0366816 A JP H0366816A
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JP
Japan
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fence
gaps
sand
fences
main
Prior art date
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Pending
Application number
JP1200188A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuaki Sakaki
榊 信昭
Masanori Kakee
掛江 正紀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
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Publication of JPH0366816A publication Critical patent/JPH0366816A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、山岳地の渓流、沢等の斜面に発生する土石流
を減勢、分離、捕捉するための透過型鋼製砂防ダムに関
するものである。
〔従来の技術〕
山岳地の渓流や沢等の斜面に発生する土石流を規制する
鋼製砂防ダムは、平常時における流出土石に対する貯留
又は透過の観点から、機能的に不透過型砂防ダムと透過
型砂防ダムとに分類される。
不透過型砂防ダムは、透水性のあるものもあるが平時の
出水で貯砂空間が減少するため、土石流の発生時に充分
な貯砂空間を確保することが困難である。
一方、透過型砂防ダムは、土石流の減勢、水と土砂の分
離及び貯留をはかる設備として用いられているもので、
平時の出水では土砂はほとんど貯留されず、大洪水時ま
で貯砂空間を保持することができる。このため、開口部
の寸法は中小洪水時の砂礫では閉鎖されない幅とするこ
とにより、通常流下する細かい砂礫は通過させ、大洪水
時に流下する巨礫を捕捉して土石の流れを抑止するよう
にしている。
このような透過型鋼製砂防ダムとしては、例えば鋼管製
の主材と控材を大型に組合せた構造体を、土石流の流下
方向と平行にかつ流下方向と直交して所定の間隔で河川
床に複数個設置するもの(実開昭51−58536号、
特開昭57−29717号、実開昭61−1、8863
3号公報等)、あるいはジャングルジムの如き立体フレ
ームを構成した構造体を、土石流の流下方向と直交して
所定の間隔で河川床に複数台設置したもの(特開昭54
−115520号公報等)、さらには鋼製アーチ材とタ
イ材とを複数段設けて主柱に結合した構造物を、アーチ
材を上流側に向けかつ巨礫のみを阻止する間隔で河川床
に固定したもの(特開平1.−94104号公報)等、
数多く提案され、その一部は実施化されている。
〔発明が解決しようとする課題] 上記のような従来の透過型鋼製砂防ダムは、水と土石と
の分離機能及び土石の貯留(捕捉)機能は備えているが
、構造体はいずれも土石流が流下する河川床等に立設さ
れているため、大きな運動エネルギーの土石流が減勢さ
れることなく直接構造体に衝突することになる。また、
これら各構造体は正面からの土石流に対する耐力は高い
が、横方向又は斜め方向からの土石流に対する耐力は比
較的低いため、前述のような土石流の大きな運動エネル
ギーによって破損したり倒壊したりすることがあるなど
、種々の問題があった。
本発明は、上記の課題を解決すべくなされたもので、構
造が簡単で土石流の減勢、分離、捕捉の3つの機能を充
分に備え、その上製作費、設備費が低置な透過型鋼製砂
防ダムを得ることを目的としたものである。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る透過型鋼製砂防ダムは、桁上にこれと直交
して複数の主材をほぼ等間隔に固定したフェンスを備え
、河川床等に立設した支柱に、前記フェンスを主材の長
さ方向が土石流の流下方向とほぼ平行になるように設置
したもの、主材の間隔が異なる複数のフェンスを備え、
主材間の間隔の狭いフェンスを上流側に、該フェンスよ
り主材間の間隔の広いフェンスを下流側に設置したもの
、及び 前記フェンスを下流側が上流側より高くなるように傾斜
して設置したものである。
〔作 用] 平時及び中小洪水時には土砂流はフェンスから落下して
堆積せず、フェンス上に充分な貯留空間を確保する。
また、大洪水時には土砂流はフェンスから落下するが巨
石はフェンス上に貯留され、時間の経過と共に水は落下
するが砂礫は構造物上に堆積して貯留されるので、大量
の土砂流を貯留することができる。このため透過型鋼製
砂防ダムの目的である平常時の貯留空間の確保、大洪水
時の土砂と水との分離、土石流の減勢及び土砂留の貯留
の機能を充分に果すことができる。
[実施例] 第1図は本発明の実施例を模式的に示したもので、(a
)は側面図、(b)は正面図、(c)は平面図である。
図において、1は例えばH型鋼からなる複数の桁材3の
上に、これと直交して例えば鋼管からなる主材4を固定
してなるすのこ状の構造物である。この構造物1は複数
のフェンス(図には3つのフェンス2a、2b、2cを
使用した場合が示しである)からなり、主材4間の間隔
g1〜g3は上流側(図の左方)のフェンス2aは狭く
、下流側のフェンス2a、2bの主材4間の間隔は順次
上流側のフェンスより広くなるように構成されている。
5は河川床IOに、コンクリート基礎、杭基礎等により
立設置した例えばg14からなる複数本の支柱で、支柱
5上には構造物1がその上流側の端部が河川床10に固
定又は埋設され、かつ、主材4の長さ方向が土石流の流
下方向とほぼ平行になるように、そして下流側が上流側
より高くなるように傾斜して取付けられている。
実施例では、主材4を構成する鋼管の径は800mIn
、肉厚6 mm又はそれ以上のものを使用し、各鋼管の
間隔g  −g3を、第1のフェンス2aは298mm
、第2のフェンス2bは818mn+、第3のフエンス
2Cは1687 mmとした。そして、構造物1の各フ
ェンス2a〜2Cの長さり、L、L3は2 それぞれ10m1幅WはlOmであった。
上記のように構成した本発明の透過式鋼製砂防ダムにお
いては、平時及び中小洪水時は、流下した土石流の大部
分は構造物1の第1のフェンス2aの主材4間のすき間
から落下し、このすき間より大きい砂礫は第2のフェン
ス2bの主材4間のすき間から落下するので、構造物1
上には砂礫は堆積せず、充分な貯留空間が確保される。
大洪水により土石流れが流下すると、前記と同様に土石
流は構造物1の主材4のすき間から落下するが、第3の
フェンス2Cのすき間より大きい巨石11は落下できな
いので、構造物1上に貯留され、時間の経過と共に構造
物1の下流側(第3のフェンス2C側)から、主材4の
すきまから落下できない大きさの砂礫が順次堆積し、構
造物1上に貯留される。なお、この間、水や細かい砂礫
は巨石の間を通って落下する。
このようにして、水と砂礫とを分離すると共に、砂礫(
ことに巨石)の運動エネルギーを位置エネルギーに変え
て減勢し、構造物上に貯留(捕捉)する。
第2図〜第4図は本発明の別の実施例を示す模式図であ
る。第2図の実施例は、下流側のフェンス2Cの先端部
に堰堤6を設けたもので、土石の捕捉効果をさらに向上
させたものである。
また、第3図の実施例は、第2のフェンス2bを第1の
フェンス2aに連続しかつ下方に設置して階段状に構成
したもの、第4図の実施例は第1のフェンス2aと第2
のフェンス2bとを分離し、第2のフェンス2bを第1
のフェンス2aの下流側に設置したものである。
上記の実施例では、各フェンス28〜2Cを構成する主
材4に鋼管を使用した場合を示したが、他の鋼材を使用
してもよく、あるいは鋼管に砂礫やコンクリートなどを
充填してもよい。また、主材間の間隔の狭いフェンスを
上流側に、間隔の広いフェンスを下流側に設置する場合
を示したが、主材間が同じ間隔のフェンスを2基以上設
置してもよい。さらに2基又は3基のフェンスを使用し
た場合を示したが、2基以上設置したものであればよく
、また、構造物は下流側を上流側より高くして設置した
場合を示したが、設置場所の状況等に応じてほぼ水平に
設置し、又は下流側を上流側より低くしてもよい。
[発明の効果コ 以上の説明から明らかなように、本発明は桁上にこれと
直交して複数の主材をほぼ等間隔に固定したフェンスを
、主材の長さ方向が土石流の流下方向とほぼ平行になる
ように設置して砂防ダムを構成したので、平時及び中小
洪水時は土石流はフェンスから落下して堆積せず、フェ
ンス上に充分な貯留空間を確保することができる。
また、大洪水時には小さい土石流はフェンスから落下す
るが、巨石はフェンス上に貯留され、時間の経過と共に
水は落下するが砂礫は構造物上に堆積して貯留されるの
で、大量の土石流を貯留することができる。このため透
過型鋼製砂防ダムの目的である平常時の貯留空間の確保
、大洪水の土砂と水との分離、土石流の減勢及び土石流
の貯留の機能を充分に果すことができる。
また、構造が簡単で鋼材の使用量が少なくて済み、現場
への輸送、河川床への設置も容易なのでコストを低減で
きる等、実施による効果大である。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明実施例を模式的に示した側面図、
(b)は正面図、(e)は平面図、第2図〜第4図はそ
れぞれ本発明の別の実施例の側面図である。 1:構造物、2a、2b、2C:フzンス、3:桁、4
:主材、5:支柱。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)桁上にこれと直交して複数の主材をほぼ等間隔に
    固定したフェンスを備え、 河川床等に立設した支柱に、前記フェンスを主材の長さ
    方向が土石流の流下方向とほぼ平行になるように設置し
    たことを特徴とする透過型鋼製砂防ダム。
  2. (2)主材の間隔が異なる複数のフェンスを備え、主材
    間の間隔の狭いフェンスを上流側に、該フェンスより主
    材間の間隔の広いフェンスを下流側に設置したことを特
    徴とする請求項(1)記載の透過型鋼製砂防ダム。
  3. (3)前記フェンスを下流側が上流側より高くなるよう
    に傾斜して設置したことを特徴とする請求項(1)又は
    (2)記載の透過型鋼製砂防ダム。
JP1200188A 1989-08-03 1989-08-03 透過型鋼製砂防ダム Pending JPH0366816A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007277842A (ja) * 2006-04-04 2007-10-25 Yamaguchi Univ 土石流の停止堆積構造物及び土石流堆積物の除去方法
JP2009024364A (ja) * 2007-07-18 2009-02-05 Jfe Metal Products & Engineering Inc 透過型砂防ダム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007277842A (ja) * 2006-04-04 2007-10-25 Yamaguchi Univ 土石流の停止堆積構造物及び土石流堆積物の除去方法
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