JPH0366167A - 電界効果型半導体装置 - Google Patents

電界効果型半導体装置

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JPH0366167A
JPH0366167A JP20127989A JP20127989A JPH0366167A JP H0366167 A JPH0366167 A JP H0366167A JP 20127989 A JP20127989 A JP 20127989A JP 20127989 A JP20127989 A JP 20127989A JP H0366167 A JPH0366167 A JP H0366167A
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drain
conductivity type
region
type
active layer
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JP20127989A
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Yasuhisa Omura
泰久 大村
Katsutoshi Izumi
泉 勝俊
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高速動作と高耐圧動作とを実現可能にする電
界効果型半導体装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の電界効果型半導体装置の一例を第6図に 1− 2 示して説明する。第6図(−)はこの半導体装置の断面
図であり11は単結晶半導体基板、2は第1導電形例え
ばp形の能動層3と半導体基板1とを電気的に絶縁する
ための絶縁膜、4はゲート絶縁膜、5は第2導電形例え
ばn形のソース領域、6は第2導電形例えばn 形のド
レイン領域、7はゲト電極、8は配線間を電気的に絶縁
するための絶縁膜、9はソース電極、10はドレイン電
極である。
この種の半導体装置においては、ゲート電極7側から広
がりうる空乏層の厚さが能動層3の厚さtsl、l:D
も厚くなるように能動層3の不純物濃度を設計し、半導
体装置の動作時に能動層3の全領域が空乏化するように
構成する。このように構成する理由は、(1)  能動
層内の実効的な電界強度を低減することによるゲート絶
縁膜直下の反転層キャリアの移動度劣化の抑制とこれに
よるドレイン電流の増大と、(2)能動層内の空乏層の
電荷量の減少に対応する反転層キャリアの増大によるド
レイン電流の増大とを実現できるからである。また、こ
の構成の半導体装置では、能動層内がゲート電界によシ
空乏化されているため、ドレイン接合から能動層へのド
レイン電界の侵入を抑制でき、閾値電圧の短チヤネル効
果を抑制できる。従って、この種の半導体装置は寸法の
微細化による半導体装置の高集積化と高速動作の双方を
期待でき、近年その将来性が注目されている。
しかしながら、この種の半導体装置ではドレイン・ソー
ス間耐圧が通常期待される値よシも低いことが最近明か
になっている。第6図(b)はゲート長0.5μmのこ
の種の半導体装置のドレイン電圧・ドレイン電流特性の
一例を示したものである。従来の半導体装置では、ゲー
ト長0.5μmの場合ドレイン・ソース間耐圧は5ない
し6■程度である。
これに対しこの種の半導体装置においては3■程度の耐
圧しか得られない。
この原因は、構造に由来する寄生バイポーラ効果にある
と考えられる。これを第7図を用いて説明する。第7図
はnチャネル型の半導体装置の一例である。この種の半
導体装置は、通常、半導体基板1とソース電極9を接地
し、ゲート電極7とドレイン電極10に正の電圧を印加
して動作させる。ドレイン電圧vDが高くなると、ドレ
イン接合近傍で弱いアバランシェ現象による電子・正孔
対Oが発生しはじめる。このうち電子■はドレインにそ
の筐ま流れ込むが、正孔■は正孔から見て能動層内で最
もポテンシャルの低い能動層3と下部絶縁膜2の界面近
傍に移動する。正孔はここに集まった後、ドレイン電界
によってソース接合内に注入される。これに対応してソ
ース領域5から多量の電子が能動層3内に逆注入される
その量は、 〔注入した正孔の量〕×〔ソースの不純物濃度〕/〔能
動層の不純物濃度〕 程度に及ぶ。逆注入された電子の一部はドレイン接合近
傍で新たなアバランシェ現象を誘起しつクドレイン接合
内に流れ込む。これは正帰還現象であるために、急激に
ドレイン電流が増大する結果となシ、ドレイン・ノース
間耐圧が低下することとなる。
〔発明が解決しようとする課題〕
このように、この種の電界効果型半導体装置は、寸法の
微細化による半導体装置の高集積化や高速動作等の大き
な特長を持ちながら、も、同時に上記のようなドレイン
・ソース間耐圧が低下するという問題点を持つためにま
だ実用化されるに至っていない。
本発明は以上の点に鑑みてなされたもので、その目的は
、従来の半導体装置において問題となっていたドレイン
・ノース間の耐圧低下を飛躍的に改善し、高い電源電圧
のもとて高速動作を行い得る電界効果型半導体装置を提
供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本発明に係る電界効果型
半導体装置は、ソース領域の一部或はこれに隣接して第
1の導電形の能動層と同じ導電形の高不純物濃度領域を
設け、これと第2の導電形のソース領域とを同電位にす
べく配線するとともに、ドレイン領域の一部或はこれに
隣接して第15− 6− の導電形の能動層と同じ導電形の高不純物濃度領域を設
け、これと第2の導電形のドレイン領域とを同電位にす
べく配線することを主要な特徴とするものである。
甘た、本発明の別の発明に係る電界効果型半導体装置は
、ソース領域に隣接した第1の導電形の能動層の領域を
第2導電形のソース領域と同電位にすべく、両領域に跨
って電極を配線するとともに、ドレイン領域に隣接した
第1の導電形の能動層の領域を第2導電形のドレイン領
域と同電位にすべく、両領域に跨って電極を配線するこ
とを主要な特徴とするものである。
〔作用〕
したがって、本発明に釦いては、ドレイン接合近傍で発
生した電子・正孔対のうち第1導電形を担うキャリアの
ほとんど全てがドレイン側の第1導電形の高不純物濃度
領域に吸収されるため、寄生バイポーラ効果を除去でき
、動作特性の向上が図れる。
また、本発明の別の発明においても、ドレイン接合近傍
で発生した電子・正孔対のうち第1導電形を担うキャリ
アのほとんど全てがドレイン側の第1導電形の能動層を
経てドレ・fン電極に吸収されるため、上述と同様に寄
生バイポーラ効果を除去でき、動作特性の向上が図れる
〔実施例」 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳述する。
第1図は本発明の一実施例によるnチャネル電界効果型
半導体装置の断面図を示したものである。
図において、11は単結晶シリコンの半導体基板、12
は第1導電形例えばp形の能動層13ど半導体基板11
とを電気的に絶縁するための絶縁物層としての絶縁膜、
14はゲート絶縁膜、15はゲート電極、16は第2導
電形例えばn+形のソース領域、17は第1導電形例え
ばp+形のソース領域、18は第2導電形例えばn+形
のドレイン領域、19は第1導電形例えばp 形のドレ
イン領域、20は配線間を電気的に絶縁するための絶縁
膜、21はn+形ンソー領域16とp+形ンソー領域1
7とに接したソース電極、22はn+形トドレイン領域
18p 形トレイン領域19に接したドレイン電極であ
る。ただし、第1図において、能動層13の厚さts2
はゲート絶縁膜14直下から広がりうる空乏層の厚さよ
り薄く設計する。
すなわち、この実施例のnチャネル型半導体装置は、絶
縁膜12の上部に形成される能動層13上にゲート絶縁
膜14を介してゲート電極15が形成される絶縁ゲート
構造において、前記能動層として、ゲート絶縁膜14の
直下に広がbうる空乏層の厚さよりも薄いp形の能動層
13を設け、そのゲート電極15によって仕切られた該
能動層13の一力にn+形ンソー領域16とp+形ソス
領域17を配置するとともに、他方にn+形トドレイン
領域18p 形トレイン領域19をそれぞれ配置する。
そして、これらn 形ソース領域16とp 形ソース領
域17とをソース電極21によう相互に接続し、さらに
n+形トドレイン領域18p+形イドレイン領域19を
ドレイン電極22にて相互に接続するようにしたもので
ある。
次に、第1図に示した本発明の電界効果型半導体装置の
実施例の動作を第2図を用いて説明する。
本実施例の装置においては、半導体基板11とソース電
極21とを接地し、ゲート電極15とドレイン電極22
とに適当な正の電圧を印加する。ただし、この半導体装
置では、ゲート電圧がOvの時にゲート直下の能動層1
3がゲート直下から下部絶縁膜12に至るまで空乏化す
るべく予め能動層の不純物濃度等を設計して釦く。なお
第2図中、能動層13にかける斜線部分は空乏領域を表
わす。
しかして、ドレイン電圧VDが高くなると、従来の半導
体装置と同様にドレイン接合近傍で弱いアバランシェ現
象による電子・正孔対Oが発生しはじめる。このうち電
子○はドレインにそのまま流れ込む。他方で、n 形ド
レイン領域18十 とp 形ドレイン領域19とが同電位で並列している本
発明の半導体装置では、n″−形ドレイン領域18近傍
の電界強度の増大がp+形イドレイン領域19存在によ
って抑制される。すなわち、n−19− 0 形ドレイン領域18とp ドレイン領域19とが同電位
であるため、n 形ドレイン領域18から半導体能動層
13に向かって広がる空乏層の厚さが、著しく抑制され
る。従って、ドレイン接合の空乏層内の電界強度が著し
く低下する。
また、上記アバランシェ現象によって発生した正札■の
発生時の運動の方向は確率的に等方向であるが、エネル
ギーは3〜5eVと極めて高い。このため、発生した正
孔が、電位的にはやや高いが距離的に近接しているp−
1形ドレイン領域19に捕獲される確率が高くなる。そ
の結果、能動層13と下部絶縁膜12の界面近傍を経由
してソース側に移動する正孔の量が著しく減少する。′
1fC,たとえソース側に一部の正孔が移動した場合で
も、これらの正孔はp+形ンソー領域17に捕獲される
ため、n+形ンソー領域16に注入される正孔の量は極
めて少なくなる。従って、寄生バイポーラ効果によるド
レイン・ソース間耐圧の劣化を効果的に解消することが
できる。
さらに、従来この種の半導体装置で問題となっていたド
レイン・ソース間リーク電流の大部分はドレイン近傍か
らソースに向かって流れる上記の正孔電流であった。本
発明の装置ではこれらの正孔の大部分がp+形ドレイン
領域19に流れるため、発生後分離してn+形ドレイン
領域18に流れた電子の電流と相殺する。結果としてソ
ースに流れる正孔電流が減少するため、ドレイン・ソー
ス間リーク電流の低減にも効果がある。
なか、第2図において、p+形ドレイン領域19或はp
+形ンソー領域17の低部は下部絶縁膜12に接してい
ても構わない。さらに、これらソース領域17とドレイ
ン領域19の不純物濃度は、いずれか一方が第1導電形
の能動層13の不純物濃度よシも高くても構わない。ま
た、n 形トレイン領域18の下部の能動層131の不
純物濃度を高めてこの領域に広がる空乏層が下部絶縁膜
12に到達することのないように設計し、非空乏化領域
がn+形ドレイン領域18の下部13!に存在するよう
に構成することによって、ドレイン領域での正孔の捕獲
効率をあげることも可能である。
また、第2図においてゲート電圧VGがOv。
時には、ゲート直下の半導体能動層13が空乏化されて
いるので、第1導電形のソース領域17と第1導電形の
ドレイン領域19との間には殆ど電流は流れない。これ
を裏付けるために実際の半導体装置を用いてドレイン電
流特性を測定した結果を第3図(a)に示す。測定に用
いた半導体装置の断面構造は、第3図中)に示したよう
に半導体能動層13の導電形とソース・ドレイン領域1
7.19の導電形とが同じである。n形半導体能動層1
3の厚さは90nmである。ゲート電極材料にp形半導
体を用いているので、Vo==QVにおいて既に空乏層
が全能動層を覆っているのがこの構造の特徴である。た
だし、この時の半導体装置のゲート長は1.5μm、ゲ
ート幅は20μmで1、半導体基板11としてシリコン
基板、下部絶縁膜12としてシリコン酸化膜を用いた。
第3図(、)において、ゲート電圧がOvの時のドレイ
ン・ノース間漏れ電流が十分少ないことが分かる。第3
図ではソースとドレイン及び能動層が全てn形の半導体
装置の場合を示したが、各々が全てp形の半導体であっ
ても現象と効果は同一である。
また、n 形ドレイン領域18から広がる空乏層が下部
絶縁膜12に到達すべく半導体装置を設計してかけば、
ドレイン電圧が0.6v以上になっても、p+形ドレイ
ン領域19の正孔から見たn+形ドレイン領域18直下
の空乏層のポテンシャルが高いために、p+形ドレイン
領域19とn+形ンソー領域16との間でpm接合の順
方向電流が流れることはなく、通常の電界効果半導体装
置と全く同じ動作を実現できる。
第4図は本発明の別の実施例によるnチャネル電界効果
型半導体装置の断面図を示した・ものである。図4C1
?いて、31は単結晶シリコンの半導体基板、32は第
1導電形としてのp形の能動層33と半導体基板31と
を電気的に絶縁するための絶縁膜、34はゲート絶縁膜
、35はゲート電極、36は第2導電形としてのn+形
のソース領域、38は第2導電形としてのn+形のドレ
イン領域、40は配線間を電気的に絶縁するための絶縁
膜、−13= IL− 41はn 形ソース領域36とそれに隣接する能動層3
3の一部333とに接したソース電極、42はn+形ド
レイン領域38とそれに隣接する能動層33の一部33
Dとに接したドレイン電極である。ただし、第4図にお
いて、能動層33の厚さts2はゲート絶縁膜直下から
広がりうる空乏層の厚さよう薄く設計する。
すなわち、この実施例のnチャネル型半導体装置が第1
図に示したものと異なる点は、ゲート絶縁膜34の直下
に広がりうる空乏層の厚さよりも薄いp形の能動層33
を設け、ゲート電極35によって仕切られた該能動層3
3の一方にn+形ンソー領域36を配置するとともに、
他方にn″−形ドレイン領域38を配置する。そして、
このソース領域36に隣接した能動層33の領域33.
を該ソース領域36と同電位にすべく周領域に跨ってソ
ース電極41を配線し、さらにドレイン領域38に隣接
した能動層33の領域33Dを該ドレイン領域38と同
電位にすべく周領域に跨ってドレイ/電極42を配線す
るようにしたことである。
次に、第4図に示した本発明の半導体装置の実施例の動
作を第5図を用いて説明する。本実施例の装置にかいて
は、半導体基板31とソース電極41とを接地し、ゲー
ト電極35とドレイン電極42とに適当な正の電圧を印
加する。ただし、この半導体装置では、ゲート電圧がO
vの時にゲート直下の半導体能動層33がゲート直下か
ら絶縁膜32りtb下部絶縁物層32に至るまで空乏化
するべく予め半導体能動層の不純物濃度等を設計してお
く。な訃第5図中、能動層33における斜線部分は空乏
領域を表わす。しかして、ドレイン電圧VDが高くなる
と、従来の半導体装置と同様にドレイン接合近傍で弱い
アバランシェ現象による電子・正孔対Oが発生しはじめ
る。このうち電子Oはn 形ドレイン領域38にそのま
ま流れ込む。他方で、n+形ドレイン領域38とp形能
動層33とが同電位で並列している本実施例の半導体装
置では、n+形ドレイン領域38近傍の電界強度の増大
がp形能動層33の存在によって抑制される。すなわち
、n+形ドレイン領域38とp形能動層33の領域33
Dとが同電位であるため、n+形ドレイン領域38から
p形能動層33に向かって広がる空乏層の厚さが、著し
く抑制される。従って、ドレイン接合の空乏層内の電界
強度が著しく低下する。
また、上記アバランシェ現象によって発生した正孔の発
生時の運動の方向は確率的に等方向であるが、エネルギ
ーは3〜5evと極めて高い。このため、発生した正孔
■が、電位的にはやや高いが距離的に近接しているp形
能動層33の領域33Dに捕獲される確率が高くなる。
その結果、能動層33と下部絶縁膜32の界面近傍を経
由してソース側に移動する正孔の量が著しく減少する。
また、たとえソース側に一部の正孔が移動した場合でも
、これらの正孔はp形能動層33を経てソース電極41
に捕獲されるため、n+形ンソー領域36に注入される
正孔の量は極めて少なくなる。従って、上記実施例と同
様に寄生バイポーラ効果によるドレイン・ソース間耐圧
の劣化を効果的に解消することができる。
さらに、従来この種の半導体装置で問題となっていたド
レイン・ソース間リーク電流の大部分はドレイン近傍か
らソースに向かつて流れる上記の正孔電流であった。本
実施例の装置ではこれらの正孔の大部分がp形能動層3
3を経てドレイン電極42に流れるため、発生後分離し
てn+形ドレイン領域3Bに流れた電子の電流と相殺す
る。結果としてソースに流れる正孔電流が減少するため
、ドレイン・ソース間リーク電流の低減にも効果がある
なお、第5図にかいて、n+形ドレイン領域38の下部
の能動層331の不純物濃度を高めてこの領域に広がる
空乏層が下部絶縁物層32に到達することのないように
設計し、非空乏化領域がn+形ドレイン領域38の下部
331に存在するように構成することによって、ドレイ
ン領域での正孔の捕獲効率をあげることも可能である。
また、第5図においてゲート電圧がOvの時には、ゲー
ト直下の半導体能動層33が空乏化されているので、ソ
ース電極41とドレイン電極4217− 18− とが共に第1導電形の半導体層33に接していても、こ
れらの間には殆んど電流は流れない。これを裏付けるた
めに実際の半導体装置を用いてドレイン電流特性を測定
した結果、上述した第3図と同様に、ゲート電圧がOv
の時のドレイン・ソース間漏れ電流が十分少ないことが
確認された。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の電界効果型半導体装置に
よれば、以下の効果を得ることができる。
(1)  ドレイン接合に隣接して能動層と同じ導電形
の高不純物濃度層を設けて、それにドレイン電圧を印加
するか、或はドレイン接合に隣接した能動層の一部の表
面をドレイン領域と同じ電位にするようにしたので、ド
レイン接合近傍で発生した電子・正孔対のうち多数キャ
リアをほとんど全て吸収でき、ソース側への多数キャリ
アの流れを効果的に抑制できる。
(H)  ソース接合に隣接して能動層と同じ導電形の
高不純物濃度層を設けて、それにソース電圧を印加する
か、あるいはソース接合に隣接した能動層の一部の表面
をソース領域と同じ電位にするようにしたので、ドレイ
ン接合近傍で発生した電子・正孔対のうちソース側へ流
れてきた少量の多数キャリアを全て捕獲し、ソース接合
への直接注入を防止できる。
(Ill)  (+)に述べた効果により、寄生バイポ
ーラ効果が発生する契機となる多数キャリアのソース接
合への注入量を飛躍的に抑制でき、ドレイン・ソース間
耐圧を大幅に改善することができる。
GV)  (1)に述べた効果によシ、半導体装置の非
動作状態においてドレイン・ソース間に流れる漏れ電流
を飛躍的に低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるnチャネル電界効果型
半導体装置の断面図、第2図は第1図の実施例の動作を
示す概念図、第3図(&)及びΦ)は第1図の実施例に
おける半導体能動層と同じ導電形のソース・ドレイン領
域を有する半導体装置9ドレイン電流特性を示した特性
図及びその構成図、第4図は本発明の別の実施例による
nチャネル電界効果型半導体装置の断面図、第5図は第
4図の実施例の動作を示す概念図、第6図(IL)及び
(6)は従来の一例を示す半導体装置の断面図及びその
半導体装置において得られる動作骨性図、第7図は第6
図(1)に示した半導体装置において現れる寄生バイポ
ーラ効果を説明するための概念図である。 11.31・・・・単結晶半導体基板、12゜32・・
・・絶縁膜(絶縁物層)、13,33・・・・第1導電
形の能動層、14,34・・・・ゲート絶縁膜、15,
35・・・・ゲート電極、16.36・・・・第2導電
形のソース領域、17・・・・第1導電形のソース領域
、18.38・・・・第2導電形のドレイン領域、19
・・・・第1導電形のドレイン領域、20・・・・絶縁
膜、21.41・・・・ソース電極、22.42・・・
・ドレイン領域、338・・・・ソース接合に隣接する
能動層33の一部領域、33D・・・・ドレイン接合に
隣接する能動層33の一部領域。 21− 1く憑/門、i

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)絶縁物層の上部に形成される第1導電形の半導体
    能動層上にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成して
    成る絶縁ゲート構造の電界効果型半導体装置において、
    少なくとも前記ゲート絶縁膜直下に広がりうる空乏層の
    厚さよりも薄い第1導電形の半導体能動層と、ゲート電
    極によって仕切られた該半導体能動層の一方に配置した
    第1導電形のソース領域及び第2導電型のソース領域と
    、他方に配置した第1導電形のドレイン領域及び第2導
    電形のドレイン領域と、前記第2導電形のソース領域と
    第1導電型のソース領域とを相互に接続したソース電極
    と、前記第2導電形のドレイン領域と第1導電形のドレ
    イン領域とを相互に接続したドレイン電極とを有するこ
    とを特徴とする電界効果型半導体装置。
  2. (2)絶縁物層の上部に形成される第1導電形の半導体
    能動層上にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成して
    成る絶縁ゲート構造の電界効果型半導体装置において、
    少なくとも前記ゲート絶縁膜直下に広がりうる空乏層の
    厚さよりも薄い第1導電形の半導体能動層と、ゲート電
    極によって仕切られた該半導体能動層の一方に第2導電
    形のソース領域を有し、他方に第2導電形のドレイン領
    域を有し、前記第2導電形のソース領域と該第2導電形
    のソース領域の近傍の第1導電形の半導体能動層とを相
    互に接続するソース電極と、前記第2導電形のドレイン
    領域と該第2導電形のドレイン領域の近傍の第1導電形
    の半導体能動層とを相互に接続するドレイン電極とを有
    することを特徴とする電界効果量半導体装置。
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