JPH0365513B2 - - Google Patents

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JPH0365513B2
JPH0365513B2 JP55125009A JP12500980A JPH0365513B2 JP H0365513 B2 JPH0365513 B2 JP H0365513B2 JP 55125009 A JP55125009 A JP 55125009A JP 12500980 A JP12500980 A JP 12500980A JP H0365513 B2 JPH0365513 B2 JP H0365513B2
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R19/00Arrangements for measuring currents or voltages or for indicating presence or sign thereof
    • G01R19/145Indicating the presence of current or voltage
    • G01R19/155Indicating the presence of voltage
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R19/00Arrangements for measuring currents or voltages or for indicating presence or sign thereof
    • G01R19/25Arrangements for measuring currents or voltages or for indicating presence or sign thereof using digital measurement techniques
    • G01R19/255Arrangements for measuring currents or voltages or for indicating presence or sign thereof using digital measurement techniques using analogue/digital converters of the type with counting of pulses during a period of time proportional to voltage or current, delivered by a pulse generator with fixed frequency
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/12Analogue/digital converters

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
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  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアナログデイジタル変換器に関する。
更に詳しくは、帰還形パルス幅変調方式アナログ
デイジタル変換器の改良に関する。
従来より帰還形パルス幅変調(以下単にPWM
と略す)方式のアナログデイジタル変換器(以下
A/D変換器と略す)が知られている。第1図
は、このようなPWM方式A/D変換器の一実施
例を示す電気的接続図である。同図において、
TM1は入力アナログ信号Exの入力端子である。
該入力端子は、入力抵抗Rxを介して演算増幅器
1の負入力端子に接続されている。同じく該演算
増幅器の負入力端子には、スイツチSW1を介して
負の基準電圧−Esが、スイツチSW2を介して正
の基準電圧+Esが、キヤパシタC2と抵抗Rcを介
して変調信号がそれぞれ印加されている。ここ
で、スイツチSW1と負の基準電圧−Esとの間に
接続された抵抗R1及びスイツチSW2と正の基準
電圧+Esとの間に接続された抵抗R2は、それぞ
れ積分器(後述)に流入する電流を一定に保つた
めの基準抵抗である。ここでスイツチSW1及び
SW2としては例えばFETを用いた電子スイツチ
が用いられる。また、演算増幅器1の負入力端子
と出力端子間にはキヤパシタC1が接続されて帰
還回路を成している。演算増幅器1の正入力端子
は接地されている。上述した演算増幅器1と、こ
れに付属する入力回路及び帰還回路とで構成され
る回路は積分器を成している。
2は、積分器の出力をその負入力端子に受ける
比較器である。一方、その正入力端子は接地され
ている。従つて、比較器2は、積分器の出力を零
電位と比較することになる。この比較器2の出力
で前記スイツチSW1を、該比較器の出力を反転す
るインバータ3の出力で前記スイツチSW2のオン
オフをそれぞれ制御するようになつている。前記
インバータ3の出力は、続くゲート6の一方の入
力に入る。他方の入力にはクロツクパルス発生器
4の出力が印加されている。該ゲート6の出力
VoがA/D変換器の出力となる。TM2は出力端
子である。5は、クロツクパルス発生器4の出力
を分周して前述した変調信号を発生する分周器で
ある。変調信号パルスのデユテイ比は50である。
該分周器の出力は前記抵抗Rcの一端に接続され
ている。該変調信号は更にキヤパシタC2を介し
て積分器に入力される。C2は必要に応じて付加
されるもので無くてもよい。このように構成され
たPWM方式A/D変換器の動作を以下に概説す
る。
入力端子TM1から被測定アナログ電圧Exが入
力されると、積分器は変調信号電圧±Ec、基準
電圧±Esの他に入力電圧Exも含めて積分動作を
行う。Exが印加されない状態では、パルス幅変
調出力(比較器2又はインバータ3の出力)は1
周期に対して丁度デユーテイ比50で系は平衡して
いる(この状態は入力ゼロの状態である)。この
状態でExが印加されると、系は1周期あたりの
積分器に流入する電流の平均値が零になるように
動作する。従つて、上記基準電圧±Esのそれぞ
れを印加するスイツチSW1,SW2の開閉時間の割
合が当然に変化する。即ち、スイツチSW1ひび
SW2の開閉を制御するパルスのパルス幅即ちパル
ス幅変調出力が入力電圧Exによつて変調を受け
たことになる。
ここで、スイツチSW1を制御するパルスについ
て着目すると、該パルスが1になつている期間は
入力電圧Exの大きさに対応したものとなつてい
るので、この期間だけゲート6を開いてクロツク
パルスを通過させてやれば、該クロツクの数は入
力電圧Exの大きさに対応したものとなる。従つ
て第1図に示す回路はA/D変換器として利用す
ることができる。
このような、PWM方式A/D変換器は、その
精度が基準電圧±Esと抵抗器Rx,R1,R2のみに
依存し、他の積分器の定数には依存せず、また比
較器の感度や不感帯も精度に影響を及ぼさない等
他のA/D変換器よりもすぐれたものである。し
かしながら、このA/D変換器は以下のような不
具合も持つている。
即ち、変換信号と、ゲート6に印加するクロツ
クパルスを同一のクロツクパルス発生器4からと
つているため、変調信号とクロツクパルスとの間
には常に一定の位相関係がある。従つて、複数回
のA/D変換サイクル分をカウントして出力デー
タの分解能を上げようとしても上がらない。例え
ば、10サイクル分カウントしても、カウントされ
たデータが10倍になるだけで中間値はとらない。
10で割れば元に戻るだけで、分解能向上には役立
たない。
上記の問題点を改善するためには、以下のよう
な方法が考えられる。
(1) 変調信号を発生させる為のクロツクと、カウ
ント用のクロツクをそれぞれ別の信号源から取
り出す。
(2) 入力電圧Exに、最小分解能程度のノイズを
重畳させる。
しかしながら、上記いずれの方法も故意にA/
D変換の結果をばらつかせる方法を採つているた
め、K回(Kは整数)の積算では1/√の分解
能の向上ができるだけである。
また、図に示すような従来のPWM方式A/D
変換器は帰還形のため一般に応答が遅い。例え
ば、ステツプ入力に対して5桁の精度で測定しよ
うとすると少くとも5A/D変換サイクルを必要
とする。更に、電源ノイズに対して除去特性を持
たせながらステツプ入力を測定しようとすると
6A/D変換サイクル程度を必要とする。商用周
波数50Hzの場合、周期が20mSECとなるので、上
記応答時間は120mSECとなる。
本発明は、このような点に鑑みてなされたもの
で、カウント用のクロツクに同期したパルス幅変
調出力を得るようにして、1カウント誤差の積算
を除去してPWM方式A/D変換のK回の計数積
算による分解能向上をはかるとともに、これによ
り1回の変調信号の周期を従来より短かくし、K
回の計数積算で積分効果を持たせながら応答特性
の改善を可能とするPWM方式A/D変換器を実
現したものである。以下、図面を参照しながら本
発明を詳細に説明する。
第2図は、本発明の一実施例を示す電気的接続
図である。第1図の従来例と第2図の本発明を比
較するとその構成は大体において同じである。従
つて、第1図と同一のものは同一の番号を付して
示す(この項以下同じ)。第1図と第2図の構成
上の差異は以下のとおりである。即ち、第1図に
示す従来例では、比較器2の出力で直接スイツチ
回路を制御しているのに比して、第2図に示す発
明回路では、比較器2の出力を一たんDタイプの
フリツプフロツプ回路10(以下単にF/F回路
と略す)で受けて、該F/F回路の出力でスイツ
チ回路を制御している。ここでF/F回路のQ出
力はスイツチSW1を、出力はスイツチSW2を制
御するように構成されている。
F/F回路10は、そのD入力端子に比較器2
の出力を受け、クロツク入力端子CKにクロツク
パルス発生器4の出力を受けている。そして、D
入力端子の状態は、クロツクパルスの立上りで後
部出力回路にトランスフアされる。比較器2の出
力はクロツパルス発生器4の出力パルスとは非同
期の関係にある。従つて、比較器2の出力をクロ
ツクパルスで同期化したF/F回路10の出力の
位相は、分周器5の出力であるところの変調信号
のそれとは常に一定の関係を保ち得なくなる。こ
のように構成された第2図の回路の動作を以下に
説明する。
第3図と第4図は、第2図に示す回路の各部の
波形を示すタイミングチヤートを示す図である。
第3図は、入力電圧Exが正の場合を示し、第4
図は入力電圧Exが負の場合を示している。P1は、
変調信号の波形を示す。分周器5の出力±ECは、
キヤパシタC2を経て積分器に入力する。該変調
信号の周期を図に示すようにTとする。P2は積
分器の出力波形、P3は比較器の出力波形である。
P4は、クロツクパルス発生器4の出力波形、P5
はF/F回路10のQ出力波形、P6はゲート6
の出力波形、即ちA/D変換器の出力波形であ
る。
入力電圧Exが正で系が平衡している状態につ
いて説明する。今、時間t=0で積分器の出力
P2が正、スイツチSW1がオフ、SW2がオン状態
にあるものとする。このとき、基準電圧+Esが
積分器に印加されている。変調信号P1が−Ecか
ら+Ecに立上ると、積分器の入力電圧は+Es、+
Ec、+Exと全け正電圧となるので積分器出力P2
は、第3図に示すように急激に正から負に向かつ
て下降する。P2がゼロレベルを切つた時刻t1に、
比較器2の出力P3は0から1に立上る。F/F
回路10はこの比較器の出力状態を、該比較器の
出力の反転後の第1番目のクロツクパルスP4
立上りでラツチしてその出力側に伝える。従つ
て、F/F回路10のQ出力P5の立上り時刻t2
比較器出力P3の立上り時刻t1よりも図に示すよう
にδ1だけ遅れる。この遅れ時間δ1は、前述した比
較器出力とクロツクパルスの非同期性のために、
A/D変換サイクルごとに異なつた値をとる。即
ちδ1の値は最小値0から最大1クロツクサイクル
分だけ変動する。
ここで、F/F回路10のQ及び出力が1の
ときにそれぞれのスイツチを閉じ、0のとき開く
ように構成されているものとする。従つて、F/
F回路10の出力が反転する時刻t2に、基準電圧
が+Esから−Esに切換わる。すると、積分器の
入力電圧は−Es、+Ec、+Exとなる。これら入力
電圧の和は依然として正であるが、基準電圧が反
転した分だけ小さくなる。従つて、積分器の出力
P2は変調信号P1が+Ecから−Ecに反転する時刻
t3まで図に示すようにゆるい傾斜をもつて下降す
る。
時刻t3で、変調信号電圧P1が+Ecから−Ecに
反転する。従つて、積分器の入力電圧は−Es、−
Ec、+Exとなりその和は負に転じる。すると、積
分器の出力P2は今までの下降スロープから転じ
て図に示すように上昇を始める。この上昇スロー
プが時刻t4で0レベルを切ると、比較器2の出力
は1から0に反転する。F/F回路10はこの比
較器の出力状態を、該比較器の出力の反転後の第
1番目のクロツクパルスP4の立上りでラツチし
てその出力側に伝える。従つて、F/F回路10
のQ出力P5の立下り時刻t5は比較器出力P3の立下
り時刻t4よりも図に示すようにδ2だけ遅れる。こ
の遅れ時間δ2は前述したδ1と同様の不確実性をも
つており、その値は0から最大1クロツクサイク
ル分だけ変動する。
F/F回路10のQ出力P5が1から0に反転
すると、今度は基準電が−Esから+Esに切換わ
る。すると、積分器の入力電圧は+Es、−Ec、+
Exとなる。これら入力電圧の和は依然として負
であるが、基準電圧が反転した分だけその絶対値
は小さくなる。従つて、積分器の出力は時刻t5
りゆるい傾斜で上昇する。時刻t6で、変調信号電
圧P1が−Ecから+Ecに反転する。従つて、積分
器の入力電圧は再び+Es、+Ec、+Exと全て正と
なり、積分器の出力P2は急激に正から負に向か
つて下降し、時刻t=0の状態に戻る。一方、こ
のような変換サイクルの繰り返しにおいて、F/
F回路10のQ出力P5がその1周期中において
1状態をとる期間T1は入力電圧Exの値に応じて
変化することは上述の説明より明らかである。即
ちP5パルスはパルス幅変調されたことになる。
このP5パルスが1の間だけクロツクパルスP4
通すようにしたゲート6の出力P6は第3図に示
すようなものとなる。この出力P6の1周期中の
パルスを計数することにより、入力電圧Exを知
ることができる。以上、入力Exが正の場合につ
いて説明したがExが負の場合についても同様な
ので説明は省略する。
第1図に示す従来のPWM方式A/D変換器に
ついて考える。A/D変換サイクルをT、スイツ
チSW1がオンになつている期間をT1とし、抵抗
値については第1図記載の表示記号をそのまま用
いることとしR1=R2=Rとおくと次式が成立す
る。
Ex/RxT−Es/RT1+Es/R(T−T1)=0 (1) (1)式をExについて解くと次式が成り立つ。
Ex=(2T1−T/T)Rx/REs (2) 即ち、入力電圧Exは(2T1−T)に比例するの
で(2T1−T)をカウントすることによりExを求
めることができる。
次に、本発明の場合について考察する。分周器
5の分周比を1/n(nは整数)とすると、クロ
ツクパルスP4の周期はT/nとなる。P5パルス
が1になつている期間即ちスイツチSW1がオンに
なつている期間T1は、クロツクパルスP4で同期
化されてしまうため(1)式の左辺は0とならず、
T1は±1クロツク分の誤差を生じる。従つて、
本発明の場合は次式のようになる。
Ex/RxT−Es/RT1+Es/R(T−T1)0 (3) ここで期間T1中の出力P6のパルス数をm(mは
整数)とすると(3)式は次式のように変形すること
ができる。
Ex/RxT−Es/Rn/nT+Es/R(T−m/nT)
0(4) (4)式をExについて解くと次式が成立する。
Ex=(2m/n−1)Rx/REs (5) (5)式よりExは(2m/n−1)に比例することが わかる。従つて、パルス数mを計数すれば(2m/n −1)は演算で求めることができるので、入力電
圧Exを決定することができる。(5)式において、
2m/nが1より大きい場合はExが正の場合を示
し、2m/nが1より小さい場合はExが負の場合
を示すことになる。(2m/n−1)の演算は、電気 回路で実現することができ、またマイクロコンピ
ユータを用いてソフト的な演算で求めることもで
きる。
このときの測定誤差εは、P5パルスが0状態
のときのカウント誤差も含めて以下のようにな
る。
ε=±(2/n) (6) 誤差εは、第2図に示す回路に全体として直流
帰還がかかつているため、多数回のA/D変換デ
ータの積算によつては積算されず±1クロツク分
の誤差に留まる。従つて、K回積算して平均化し
た入力電圧Ex及び誤差ε′は第i番目のパルス数
をmiとしてそれぞれ次式に示すものとなる。
ε′=±(2/Kn) (8) A/D変換サイクル1回の場合とK回の積算の
場合の誤差分を比較してみる。(6)式と(8)式を比較
すると、K回積算の場合の誤差ε′は1サイクルの
場合の誤差εの1/Kになつていることがわか
る。即ち、K回の積算によつて分解能が1/Kに
向上することを示している。このことは、K回の
積算によつて分解能を1/Kに向上することがで
きるので、クロツクパルスの周波数を上げずに高
分解能化を図ることができることを意味する。
次に、第2図に示す回路の応答特性と電源ノイ
ズ除去特性について考察する。先ず第1図に示す
PWM方式A/D変換器の場合は、積分周期Tを
電源周波数の整数倍にとることにより電源ノイズ
を除去できることは周知である。第2図に示す回
路の場合、入力信号Exが常に積分器に接続され
ている。従つて、多数回のA/D変換サイクルの
和が電源周期の整数倍になるようにすると、電源
ノイズの影響は平均化されて0となり、上述した
積分効果と同様の効果を得ることができる。
例えば、A/D変換サイクルが1mSEC、分解
能が1/104のPWM方式A/D変換器を例にと
る。20回の積算を行うと、積算時間の和は20m
SECとなり電源ノイズを除去することができる。
更に、分解能は1/20に向上するので全体として
の分解能は1/(2x105)に向上する。また、ス
テツプ入力に対する応答は、積算開始の前に
5A/D変換サイクル程度の余裕をとることによ
り、計25mSEC程度で5桁の精度のデータを読み
取ることができる。即ち電源ノイズに対する除去
特性を維持しつつ、応答特性も改善することがで
きる。本発明の場合、積算回数Kの数を増やせ
ば、原理的には分解能をいくらでも上げることが
できる。実際は、積分器等のもつ自身のノイズ等
で制約を受ける。
第5図aは、本発明の他の実施例を示す電気的
接続図である。同図に示すA/D変換器は、第2
図に示すPWM方式A/D変換器に自動零調機能
を設けたものである。即ち、入力端子TM1と積
分抵抗Rxとの間に第3のスイツチSW3を設け、
ゲート6と出力端子TM2との間に該第3のスイ
ツチを制御する制御回路20を設けている。SW3
の一方は入力端子TM1に接続され、他方は接地
されている。一方、制御回路20には分周器5の
出力が接続され、制御回路20の出力VoがA/
D変換器の出力となつている。このように接続さ
れた回路の動作を以下に説明する。
制御回路20は、先ずスイツチSW3を接地す
る。この状態でA/D変換を行う。この時の測定
データは理想的には0となる筈であるが、積分器
等のオフセツトのために0とならず或る値oを
とる。制御回路20は、この値を記憶しておく。
制御回路20は、次にスイツチSW3を入力端子
TM1側に接続し入力電圧ExのA/D変換を行う。
この時の測定データをo′とすると、Vo′はExの
他にオフセツト分oも含めた測定値であること
は明らかである。制御回路20は、測定値o′か
ら測定値oを差引いた値をその出力端子TM2
出力する。このようにすることにより温度ドリフ
ト等の影響を受けない正確な測定が可能になる。
オフセツト分oを測定するモードは、各A/D
変換サイクルごとに設ける必要はない。短期的に
は、オフセツト電圧は一定とみなしてよいので、
oを測定するモードは前記オフセツトが一定と
みなせる期間に一回行えばよい。従つて、上記モ
ードを設けることはA/D変換時間には殆んど影
響を及ぼさない。
なお、基準電圧の切換部は、第5図のbに示す
ような構成にすることによりスイツチ1個で済ま
すことができる。同図において、負の基準電圧−
Esには抵抗値R/2の基準抵抗とスイツチSW1
が接続されている。一方、正の基準電圧+Esに
は抵抗値Rの基準抵抗が接続されている。このよ
うな構成の切換部の動作は次のとおりである。即
ち、スイツチSW1が開放の場合は、正の基準電圧
+Esが基準抵抗を介して積分器に入力される。
スイツチSW1が閉じたときは、正の基準電圧+
Esと負の基準電圧−Esが共に積分器に入力され
る。しかしながら、負の基準電圧に接続された基
準抵抗は正の基準電圧に接続された基準抵抗の1/
2なので、積分器に流入する電流は負の基準電流
の方が正の基準電流の2倍となる。従つてその代
数和を考えると、この場合は、負の基準電圧−
Esが抵抗値Rの基準抵抗を介して積分器に接続
されたのと等価である。以上より、第5図bの回
路は、第5図a中に示す切換回路部と等価である
ことがわかる。このように構成するとスイツチの
数が1個減るので回路が簡単になる。
このようなA/D変換器を用いてデイジタル電
圧計(以下単にDVMと略す)を実現することが
できる。第6図は、DVMの一実施例を示す電気
的接続図である。同図において、30は、1/n
分周器5の出力を更に分周する1/K分周器であ
る。31は、分周器30の出力とゲート6の出力
を受け、K回のA/D変換サイクルの測定データ
を積算するカウンタである。32は、該カウンタ
及び前記分周器30の出力を受けるとともにデー
タの演算機能及び各種制御機能を持つ制御器であ
る。制御器としては、例えばマイクロコンピユー
タが用いられる。33は、制御器32の出力を受
けて測定データを10進数で表示する表示器であ
る。このように構成された回路の動作を以下に説
明する。
カウンタ31は、1/K分周器30の出力を受
けて、KA/D変換サイクル分のパルス(Ki=1 mi
を積算する。制御器32は、カウンタ31の積算
出力を受けて(7)式に示す演算を行つて入力電圧
Exを算出する。制御器器32は、算出したExを
更にBCDコードに変換して表示器33に送る。
表示器33は、該BCDコードを受けて、第6図
に示すように10進データを表示する。通常の
DVMは、1Vレンジ、10Vレンジ、100Vレンジ、
1000Vレンジ及びmVレンジを持つのが普通であ
る。従つて、通常は第6図に示す入力端子TM1
の前に前置増幅部を設けている。
例えば、第6図に示す回路のフルスケール入力
が±10Vの場合、前置増幅部は各レンジにおける
出力がフルスケール±10Vになるように入力電圧
を正規化する。
また、上述した直流電圧の他に、交流電圧及び
抵抗が測定できるようになつたものもある。交流
電圧測定の場合は、実効値変換方式や平均値整流
方式により直流に変換されかつフルスケール電圧
に正規化される。抵抗測定の場合は、通常は基準
電流を被測定抵抗に流し込み、直流電圧に変換し
ている。正規化が必要なことは交流電圧測定の場
合と同様である。
第6図に示す回路では、自動零調機能を持たな
いが、第5図に示すような自動零調機能付きA/
D変換器を用いれば自動零調機能付きDVMを実
現することができる。第7図は、自動零調機能付
きDVMの一実施例を示す電気的接続図である。
同図の場合、制御器32が第3のスイツチSW3
切換えを制御している。同図の場合、1/n分周
器5の出力が制御器32にも接続されている。制
御器32は、分周器5の分周信号を検知してSW3
を接地電位又は入力端子側に切換えるタイミング
を決定する。また、第2図、第5図〜第7図では
パルス幅変調出力をF/F回路のQ出力から取り
出しているが、出力から取り出すこともでき
る。F/F回路10としてはDタイプフリツプフ
ロツプ回路を用いているが、同一の機能をもつ回
路であれば別の回路でもかまわない。
以上、詳細に説明したように、本発明によれば
従来のPWM方式A/D変換器の持つ優れた特長
に、高分解能性及び高速応答性を加味したA/D
変換器及びデイジタル電圧計を実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はPWM方式A/D変換器の従来例を示
す図である。第2図は、本発明の一実施例を示す
A/D変換器の電気的接続図を示す図、第3図、
第4図は、第2図に示す回路のタイミングチヤー
トを示す図である。第5図は、本発明に係るA/
D変換器の他の実施例を示す図である。第6図
は、本発明に係るデイジタル電圧計の一実施例を
示す電気的接続図、第7図は他の実施例を示す電
気的接続図である。 1……演算増幅器、2……比較器、3……イン
バータ、4……クロツクパルス発生器、5,30
……分周器、6……ゲート、10……F/F回
路、20……制御回路、31……カウンタ、32
……制御器、33……表示器、Rx,R1′,R2′,
Rc……抵抗、C1,C2……キヤパシタ、SW1
SW3……スイツチ、TM1……入力端子、TM2
…出力端子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 クロツクパルスを受けて系を動作させる変調
    信号を繰返して発生する分周器と、少くとも1個
    のスイツチを介して交互に切換えられる正負一対
    の基準電源と、該基準電源の出力と該基準電源の
    出力より比較的大きい振幅の矩形波状の前記変調
    信号及び被測定信号のそれぞれの加算信号を積分
    する積分器と、該積分器の出力と零電位とを比較
    する比較器と、該比較器の出力をD入力端子に受
    けると共に前記ツクパルスを入力端子CKに受け
    て前記比較器の出力をクロツクパルスに同期化し
    て繰返し出力するDタイプのフリツプフロツプに
    よる同期化回路と、該同期化回路の出力により前
    記基準電源を前記積分器の出力が正のときは負の
    電源に、負のときは正の電源に切換えられる前記
    スイツチにより構成される同期化パルス幅変調器
    と、該パルス幅変調器における前記同期化回路の
    出力のうちの一方の出力と前記クロツクパルスと
    を同時に受けるゲートを具備し、前記パルス幅変
    調器の動作を繰返すことによつて得られる複数の
    パルス幅変調周期における前記ゲート出力を積算
    するように構成したことを特徴とするアナログデ
    イジタル変換器。 2 クロツクパルスを受けて系を動作させる変調
    信号を繰返して発生する分周器と、少くとも1個
    のスイツチを介して交互に切換えられる正負一対
    の基準電源と、該基準電源の出力と該基準電源の
    出力より比較的大きい振幅の矩形波状の前記変調
    信号及び被測定信号のそれぞれの加算信号を積分
    する積分器と、該積分器の入力端子と被測定信号
    の入力端子との間に設けた零電位及び被測定信号
    のうち何れか一方を選択するスイツチと、前記積
    分器の出力と零電位とを比較する比較器と、該比
    較器の出力をD入力端子に受けると共に前記クロ
    ツクパルスをクロツク入力端子CKに受けて前記
    比較器の出力を前記クロツクパルスに同期化して
    繰返し出力するDタイプのフリツプフロツプによ
    る同期化回路と、該同期化回路の出力により前記
    基準電源を前記積分器の出力が正のときは負の電
    源に、負のときは正の電源に切換えられる前記ス
    イツチにより構成される同期化パルス幅変調器
    と、該パルス幅変調器における前記同期化回路の
    出力のうち一方の出力と前記クロツクパルスとを
    同時に受けるゲートと、前記パルス幅変調器の動
    作を繰返すことによつて得られる複数のパルス幅
    変調周期における前記ゲート出力を積算する手
    段、及び前記ゲートと分周器の出力を受け前記第
    3のスイツチを制御するとともに該第3のスイツ
    チが零電位に接続されているときの前記ゲートの
    出力値及び前記第3のスイツチが被測定信号に接
    続されているときの前記ゲートの出力値を記憶
    し、前者の値から後者の値を補正した値を出力す
    る制御回路とにより構成され該制御回路の出力を
    その出力とするアナログデイジタル変換器。 3 クロツクパルスを受けて系を動作させる変調
    信号を繰返して発生する第1の分周期と、少くと
    も1個のスイツチを介して交互に切換えられる正
    負一対の基準電源と、該基準電源の出力と該基準
    電源の出力より比較的大きい振幅の矩形波状の前
    記変調信号及び被測定信号のそれぞれの加算信号
    を積分する積分器と、該積分器の出力と零電位と
    を比較する比較器と、該比較器の出力をD入力端
    子に受けると共に前記クロツクパルスをクロツク
    入力端子CKに受けて前記比較器の出力を前記ク
    ロツクパルスに同期化して繰返し出力するDタイ
    プのフリツプフロツプによる同期化回路と、該同
    期化回路の出力により前記基準電源を前記積分器
    の出力が正のときは負の電源に、負のときは正の
    電源に切換えられる前記スイツチにより構成され
    る同期化パルス幅変調器と、該パルス幅変調器に
    おける前記同期化回路の出力のうち一方の出力と
    前記クロツクパルスとを同時に受けるゲートと、
    前記パルス幅変調器の動作を繰返すことによつて
    得られる複数のパルス幅変調周期における前記ゲ
    ート出力を積算する手段と、前記第1の分周器の
    出力を受ける第2の分周器と、該分周器の出力と
    前記ゲートの出力を受け該第2の分周器の出力パ
    ルスの周期の間だけ前記ゲートのパルス出力を積
    算するカウンタと、該カウンタ及び前記第2の分
    周器の出力を受けてカウンタの出力値を演算処理
    するとともに演算処理された値をBCDコードに
    変換する制御器、及び該制御器のBCDコード出
    力を受ける表示器とにより構成されてなるデイジ
    タル電圧計。
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