JPH0365385A - 光学記録媒体 - Google Patents

光学記録媒体

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JPH0365385A
JPH0365385A JP1202190A JP20219089A JPH0365385A JP H0365385 A JPH0365385 A JP H0365385A JP 1202190 A JP1202190 A JP 1202190A JP 20219089 A JP20219089 A JP 20219089A JP H0365385 A JPH0365385 A JP H0365385A
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JP
Japan
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group
substituent
same
tables
alkyl group
Prior art date
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Pending
Application number
JP1202190A
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English (en)
Inventor
Takeshi Sato
威 佐藤
Shuji Miyazaki
修次 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Ink Mfg Co Ltd filed Critical Toyo Ink Mfg Co Ltd
Priority to JP1202190A priority Critical patent/JPH0365385A/ja
Publication of JPH0365385A publication Critical patent/JPH0365385A/ja
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  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、レーザー光線によって、情報を書込んだり、
読み取ったりすることが可能な光学記録媒体に関する。
(従来の技術) 従来、レーザー光線を用いて、情報を記録し読み取る光
学記録媒体としては9種々のものが知られている。その
一つに、レーザー光線を基板上の記録層に照射して、照
射部分に融解、蒸発9分解などの変化を生じさせて記録
を行なうものがある。
このような光学記録媒体の記録層としてはl A 5I
Te、Se、Tiなどの金属や合金の薄膜層が用いられ
てきた。これら金属や合金の薄膜層を記録層とする光学
記録媒体は、一般に、書込み感度が高く。
記録再生光学系を小型化できる半導体レーザーを適用で
きると言う特長があるが、熱伝導率が大であるなどの理
由により、記録時にレーザー光線のエネルギーを効率よ
く利用できないという欠点があった。
また、これらの記録層は、化学的に不安定であり。
劣化することがあった。
このため、特開昭57−82093号公報、特開昭58
−56892号公報、特開昭60−89842号公報、
特開昭60−150243号公報などにより、記録層と
して有機薄膜層を用い、比較的長波長の例えば780n
m以上のレーザー光線により情報の書込みや読取りを行
なう光学記録媒体が提案された。このような光学記録媒
体では、記録再生光学系の小型化が可能な半導体レーザ
ーによる融解、蒸発1分解などによって、有機薄膜層に
容易に微小な凹部(ピント)を形成させることができる
ものの。
半導体レーザー光線に対する吸光係数が小さく、記録感
度が十分ではないなどの欠点があった。
(発明が解決しようとする課題〉 本発明は、従来の有機薄膜記録層を有する光学記録媒体
の種々の欠点をを改良し、化学的・物理的に安定で、レ
ーザー光線により高感度で記録・再生ができる。特定の
フタロシアニン系化合物を用いた光学記録媒体を提供す
るものである。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 1、本発明は、基板上に、下記一般式(、I)で示され
るフタロシアニン系化合物の少なくとも1種以上を含有
する有機薄膜層を設けてなる光学記録媒体である。
R″ (式中Mは+ Affi、Ga、In、Si、Ge、ま
たはSnを表わす。
R1ないしR8は、互いに同一であっても異なっていて
もよく、置換基を有してもよいアルキル基。
置換基を有してもよい了り−ル基、置換基を有してもよ
い複素環残基、置換基を有してもよいフタルイミドメチ
ル基、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基。
シアノ基、スルホン酸基、−OR’ 、−3RIll−
COOR”  −NR”R″3.−Sow NRI4R
1SCONRI6R”、   CHt NHCOCHt
 NR”R”  −NHCOR”、−N−NR”、また
は−N=CHR”、またはR’ 、!:R” 、R’と
R4,RsとR& 、R?とR8がそれぞれ一体となっ
た環状有機残基を表わす。
、R”  RIO,R”、R”、RZ3.R1,R”l
 R”R1?、 R111,およびR1は、互いに同一
であっても異なっていてもよく、水素原子、置換基を有
してもよいアルキル基、アリール基、゛アシル基、シク
ロアルキル基、またはポリエーテル基を表わし、または
R目とRZ5とで RlSとR1?とで、あるいはR”
とR”とで、4〜7員環を形成してもよく、これらの4
〜7員環は窒素原子などのへテロ原子を含む複素環であ
ってもよい。R”l R”およびR22は、互いに同一
であっても異なってもよく、置換基を有してもよいアル
キル基、シクロアルキル基、またはアリール基を表わす
XIないしX4は、互いに同一であっても異なってもよ
く、炭素原子または窒素原子を表わす。
o  p−R32R33,または−〇−3e−R”を表
わす。
Zは、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、置換基を有し
てもよいアルキル基  o  p  R32R33また
は一〇−3e−R40を表わす。
R”l  R”l  R”l  R”l  R”l  
R”J  R3コ、 R34R3′およびR411は、
互いに同一であっても異なっていてもよく、置換基を有
してもよいアルキル基、アリール基、アシル基、シクロ
アルキル基、アルコキシ基、アリロキシ基、ポリエーテ
ル基、水酸基、またはハロゲン原子を表わす。
RlS、  RlS、  RZ”F  R111R3b
、  R3?  R3fオヨびR39は、互いに同一で
あっても異なっていてもよ<、置換基を有してもよいア
ルキル基、アリール基。
アシル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、アリロキ
シ基、ポリエーテル基、水酸基、ハロゲン原子。
または水素原子を表わす。
Wは  Q −、−3++、 −s e−または−Te
−を表わす。pは、Oまたは1を表わす。)から選ばれ
る基本骨格を有するものである請求の環1記載の光学記
録媒体。
(式中、R41ないしR44は、置換基を有してもよし
)アルキル基、置換基を有してもよいアリール基、置換
基を有してもよい複素環残基、置換基を有してもよいフ
タルイミドメチル基、水素原子、ノ\ロゲン原子、ニト
ロ基、シアノ基、スルホン酸基、−OR’SR”、  
 GOOR”、  NR”R′3.   SO!NR1
R”、   C0NRlhR”、   CHt NHC
OCHz  NR”R”、   NHCOR”、   
N−NR”または−N−CHR”tを表わす。
R9、RIO,R’l、 R”l R”I R”l R
”l RIthR”l R”lおよびRI9は、互いに
同一であっても異なっていて゛もよく、水素原子、置換
基を有してもよいアルキル基、アリール基、アシル基、
シクロアルキル基、またはポリエーテル基を表わし、ま
たは。
RI 4とRIsとで、R”とR’″tとで、あるいは
RlsとR”とで、4〜7員環を形成してもよく、これ
らの4〜7員環は窒素原子などのへテロ原子を含む複素
環であってもよい。R”、R”およびR22は、おたが
いに同一であっても異なってもよく、置換基を有しても
よいアルキル基、シクロアルキル基、またはアリール基
を表す、にはO〜8の整数を表わす、)本発明にかかわ
る一般式(1)で示される化合物において、ZおよびR
1ないしR44を構成する原子および基の代表例として
、ハロゲン原子としては。
塩素原子、臭素原子、よう素原子、およびふっ素原子を
、置換基を有してもよいアルキル基としては。
メチル基、n−ブチル基、 tert−ブチル基、ステ
アリル基、トリクロロメチル基、2−メトキシエチル基
などを、置換基を有してもよいアリール基としては、フ
ェニル基、クロロフェニル基、トルイル基。
ナフチル基、アントリル基、ジメチルアごノフェニル基
、ヒドロキシフェニル基、ジエチルアミノナフチル基、
ヒドロキシナフチル基などを、シクロアルキル基として
は、シクロヘキシル基、シクロブチル基などを、置換基
を有してもよいアシル基としては。
アセチル基、トリフルオロアセチル基などを、ポリエー
テル基としては、ジエチレングリコールモノエチル基、
トリエチレングリコールモノブチル基などを、複素環基
としては、ピリジル基、フリル基、チアゾリル基、ピペ
ラジニル基1モルホリル基などを。
また、置換基を有してもよいフタルイミドメチル基とし
ては、フタルイξトメチル基、ニトロフタルイミドメチ
ル基、 tert−ブチルフタルイミドメチル基。
メトキシフタルイミドメチル基、ジクロロフクルイミド
メチル基などを、それぞれあげることができるが、これ
らの基に限定されるものではない。
本発明において、一般式〔1〕で示される化合物は9例
えば、以下の方法により製造することができる。
すなわち、下記一般式(II)で示されるイソインドレ
ニン化合物と各種金属塩とから、あるいは、カルボン酸
無水物類、イミド類、またはニトリル類を出発原料とし
て常法により、一般式(I[[)で示されるフタロシア
ニン系化合物を製造する。
一般式(n) H 1 1 H (式中IR’lR”lX’は、一般式CI)における意
味と同じ意味を表わす。) (以下余白) のフタロシアニン系化合物(a)〜(r)をあげること
ができる。
(a) (式中 R1ないしR” 、M、X’ないしX4および
pは、一般式(1)における意味と同じ意味を表わす。
、) 次に、得られた一般式(II[]で示されるフタロシア
ニン系化合物に1種々のりん化合物またはセレン化合物
を反応させることにより、一般式(1)で示されるフタ
ロシアニン系化合物を製造することができる。
本発明において用いられる一般式(1)で示されるフタ
ロシアニン系化合物の代表例としては、下記(−Phは
フェニル基を表わす。以下、同様とする。)(C) (b) (f) (h) (g) (i) (1) (j) α (k) (m) (n) C)(3 (p) (0) (q) (r) 本発明において用いられる基板としては、信号の書き込
みや読み出しを行なうための光の透過率が。
好ましくは85%以上であり、かつ光学異方性の小さい
ものが望ましい0例えば、ガラス、またはアクリル樹脂
、ポリカニボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミ
ド樹脂、塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ポリス
チレン系樹脂、ポリオレフィン樹脂(ポリ−4−メチル
ペンテンなど)、ポリエーテルスルホン樹脂などの熱可
塑性樹脂やエポキシ樹脂。
アリル樹脂などの熱硬化樹脂からなる基板があげられる
。これらの中で、tc形のしやすさ、案内溝やアドレス
信号などの付与のしやすさなどから熱可塑性樹脂からな
るものが好ましく、さらに光学特性や機械的特性からア
クリル樹脂やポリカーボネート樹脂からなるものが特に
望ましい。
本発明において、これらの透明な基板の厚さは。
特に制限がなく、板状でもフィルム状でもよい、また、
その形状は9円形状やカード状でもよく、その大きさに
は特に制限はない。
また、基板には2通常、記録および読み出しの際の位置
制御のための案内溝やアドレス信号や各種マーりなどの
プリフォーマット用の凹凸があるが、これらの凹凸は前
記したような熱可塑性樹脂を成形(射出成形、圧縮成形
など)する際にスタンパ−などを用いて付与することが
、好ましい。
本発明の光学記録媒体において、フタロシアニン系化合
物を含有する有機薄膜層を基板上に形成する方法として
は、真空蒸着法、スパンタリング法、イオンプレート法
およびLB法(ラングミュアブロジェット法)などの方
法があるが、これらの方法は。
操作が煩雑であり、生産性が低く、また、一般式CI)
で示されるフタロシアニン系化合物は、従来の有機薄膜
層を有する光学記録媒体に用いられている有機色素に較
べ9通常の有機溶媒に対する溶解性がはるかに高いので
、スピンコーターなどを用いる塗布法が最も有利である
。塗布法によって記録層である有機薄膜層を形成する場
合には、フタロシアニン系化合物をアルコール類、ケト
ン類、アミド類。
スルホキシド類、エーテル類、エステル類、脂肪族ハロ
ゲン化炭化水素類、芳香族炭化水素類など通常の有機溶
媒に分散または溶解して塗布する。このとき、必要に応
じて、高分子バインダーを加えてもよい、高分子バイン
ダーとしては、塩化ビニル系樹脂。
アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂。
ポリカーボネート樹脂、エポキシ樹脂、メタクリルm脂
、 酢酸ビニル系樹脂、ニトロセルロース、フェノール
樹脂などがあげられる。高分子バインダーを用いる場合
、フタロシアニン系化合物に対する高分子バインダーの
比率は10重景%以下が好ましい。
また2本発明において、フタロシアニン系化合物に、他
の色素を混合分散あるいは混合溶解して使用することも
できる。混合して使用できる色素としては、すでに公知
の2例えば、芳香族または不飽和脂肪族シアミン系金属
錯体、芳香族または不飽和脂肪族ジチオール系金属錯体
、フタロシアニン系錯体。
ナフタロシアニン系錯体、スクアリウム系色素、ナフト
キノン系錯体、アントラキノン系色素やポリメチン系色
素などがあげられる。
基板上に形成するフタロシアニン系化合物を含有する記
録層の厚さは、10μm以下、好ましくは500人〜2
μmである。また、塗布した後、クロロホルム、テトラ
ヒドロフラン、トルエンなどの有機溶媒の蒸気にさらす
ことによって、有機薄膜層の吸収波長が長波長側にシフ
トし、半導体レーザーの発振波長域の光に対する感度を
いちじるしく向上させることができる場合もある。
また、これらの記録層を保護するために、A12031
Sio!、s io、SnOなどの無機化合物を蒸着し
て保護層としてもよい。また、保護層として。
高分子を塗布してもよい。また、記録層の反射レベルを
高くするために、記録層の上に、金、銀、銅。
白金、アルミニウム、コバルト、スズ等の金属9Mgo
、ZnO,Snug等の金属酸化物、SiN4゜AIN
、TiN等の窒化物、および* T e t S e 
*Sなどを含むカルコゲン化合物等の反射膜を設けても
よい。
上記のようにして得られた記録媒体への記録は。
基板上に設けた記録層に1部m程度に集束したレーザー
光、好ましくは半導体レーザー光を照射することにより
行なわれる。記録層のレーザー光の照射された部分は、
レーザーエネルギーの吸収による分解。
蒸発、溶融などの熱的な状態変化が生じる。再生は。
熱的な変化を生じた部分と生じていない部分との反射率
の差を読み取ることによって行なわれる。一般式CI)
で示されるフタロシアニン系化合物は、従来の有機薄膜
層を有する光学記録媒体に用いられている有機色素に較
べ、記録前後の反射率の差がきわめて大きいので1.き
わめて有利である。
また、レーザーとしてはHe−Neレーザー Arレー
ザー、半導体レーザーなどの各種レーザーを用いること
ができるが2価格、大きさの点で半導体レーザーが待に
好ましい。半導体レーザーとしては。
中心波長830部m、  780部mおよびそれより短
波長のレーザーを使用することができる。
(実 施 例) つぎに9本発明を実施例によりさらに具体的に説明する
が9本発明は、以下の実施例に限定されるものではない
、なお9例中2部とは重量部を表わす。
製 造 例 1:フタロシアニン系化合物(a)〜(j
)の製造 キノリン50部に、前記一般式〔■〕においてRIR2
が であるイソインドレニン7.8部および四塩化けい素5
.0部を加え、180〜200tで3時間加熱撹拌した
後、冷却し、メタノール500部で希釈し、ろ過し、メ
タノールおよびジメチルホルムアミドで洗浄し、乾燥・
して、ジヒドロキシシリコンフタロシアニン系化合物6
.0部を得た。
得られたジヒドロキシシリコンフタロシアニン系化合物
5.0部、クロロジフェニルホスフィン50部。
トリーn−ブチルアミン50部、ピリジン300部を1
10℃で2時間加熱撹拌した後、冷却し、メタノール1
ooo部で希釈し、ろ過し、得られたろ液からメタノー
ルを減圧下加熱留去させた。
このようにして得られた生成物全量を希塩酸s。
0部に加え、析出した沈殿をろ過し、水洗し、80℃で
乾燥して、フタロシアニン系化合物(a)2.5部を得
た。
フタロシアニン系化合物(b)〜(j)は、フタロシア
ニン系化合物(a)の製造法に準じた方法により得た。
製 造 例 2:フタロシアニン系化合物(k)〜(n
)の製造 製造例1において得られたジヒドロキシシリコンフタロ
シアニン系化合物5.0部、ベンゼンセレネニルクロリ
ド50部、トリーn−ブチルアミン50部。
ピリジン300部を110”Cで2時間加熱攪拌した後
、冷却し、メタノール1ooo部で希釈し、ろ過し、得
られたろ液からメタノールを減圧下加熱留去させた。
このよう゛にして得られた生成物全量を希塩酸S。
0部に加え、析出した沈殿をろ過し、水洗し、80℃で
乾燥して、フタロシアニン系化合物(k)2.0部を得
た。
フタロシアニン系化合物(1)〜(n)は、フタロシア
ニン系化合物(k)の製造法に準じた方法により得た。
製 造 例 3:フタロシアニン系化合物(0)および
(p)の製造 キノリン50部に、前記一般式(II)にRI  R2
であるイソインドレニン7.8部および四塩化けい素5
.0部を加え、180〜200℃で3時間加熱攪拌した
後、冷却し、メタノール500部で希釈し、ろ過し、メ
タノールおよびジメチルホルムア逅ドで洗浄し乾燥して
ジヒドロキシシリコンフタロシアニン系化合物5.5部
を得た。
得られたジヒドロキシシリコンフタロシアニン系化合物
5.0部、ジフェニルホスフェ−)50部、トリーn−
ブチルアミツ50部、ピリジン300部を110℃で2
時間加熱攪拌した後、冷却し、メタノール1000部で
希釈し、ろ過し、得られたろ液からメタノールを減圧下
加熱留去させた。
このようにして得られた生成物全量を希塩酸500部に
加え、析出した沈殿をろ過し、水洗し、80℃で乾燥し
て、フタロシアニン系化合物(0)2.3部を得た。
フタロシアニン系化合物(p)は、フタロシアニン系化
合物(0)の製造法に準じた方法により得た。
製 造 例 4:フタロシアニン系化合物(q)。
(r)の製造 実施例3において得られたジヒドロキシシリコンフタロ
シアニン系化合物5.0部、ビス(ジメチルアミノ)ホ
スホリルクロリド50部、トリーn−ブチルアミン50
部、ピリジン300部を110℃で2時間加熱攪拌した
後、冷却し、メタノール1000部で希釈し、ろ過し、
得られたろ液からメタノールを減圧下加熱留去させた。
このようにして得られた生成物全量を希塩酸500部に
加え、析出した沈殿をろ過し、水洗し、80℃で乾燥し
て、゛フタロシアニン系化合物(q)2.5部を得た。
フタロシアニン系化合物(r)はフタロシアニン系化合
物(q)の製造法に準じた方法により得た。
実施例1 ガラス製基板上に、フタロシアニン系化合物(a)3.
0部とクロロホルム97.0部とからなる溶液を滴下し
た後、1200rpmの速度で20秒間回転させ。
80℃で20分間乾燥させて光学記録媒体を得た。
得られた光学記録媒体の記録層は、厚さ780人。
最大吸収波長が745部m、波長780nmの光に対す
る反射率が42%であった。
得られた光学記録媒体をターンテーブル上に取り付け、
ターンテーブルを180Orpmで回転させながら、1
.0μmに集束した830部mのレーザー光を5 m 
W r  8 M Hzで照射して記録を行なった。
記録後の光学記録媒体の表面を走査型電子顕微鏡で観察
したところ、鮮明なビットの形成が認められた。また、
得られた光学記録媒体に780部m、 0.4mWのレ
ーザー光を照射し2反射光の検出を行なったところ、C
/N比が45dBであった。
実施例2 ポリカーボネート樹脂製基板上に、フタロシアニン系化
合物(b)2.5部とメチルセロソルブ97.5部とか
らなる溶液を滴下した後、800rpmの速度で30秒
間回転させ、減圧下80℃で15分間乾燥させて光学記
録媒体を得た。
得られた光学記録媒体の記録層は、厚さ850人。
最大吸収波長が740部m、波長780nmの光に対す
る反射率が40%であった。
また、得られた光学記録媒体に、実施例1と同様にして
記録を行なったところ、記録層表面に鮮明なピット形成
が認められ、また、C/N比は42dBであった。
実施例3〜9 ガラス製基板上に、フタロシアニン系化合物(c)(e
)、  (i)、  (k)、  (m)、  (o)
、  (q)を、実施例1と同様にして塗布し、乾燥さ
せて光学記録媒体を得た。。
得られた光学記録媒体の記録層の最大吸収波長および波
長780nmの光に対する反射率、および得られた光学
記録媒体に実機例1と同様な記録再生を行なったときの
C/N比を表1に示す。
(以下、余白) 3      c     740     40  
     404      e     760  
   43       455      i   
  780     50       556   
   k     740     40      
 427     m     775     47
       528      o     770
      43       459     g 
    765     45      45〔発明
の効果〕 本発明の光学記録媒体に用いられるフタロシアニン系化
合物は、前記のような通常の有機溶媒への溶解性がきわ
めて高いので、これらの有機溶媒に溶解させて、生産性
や作業性のよい塗布法により基板上に有機薄膜層として
設けることができ2本発明の光学記録媒体は、レーザー
光線による記録前後の反射率の差がきわめて大きいため
感度が高く、高感度の記録再生が可能であり、また、化
学的、物理的にも安定でである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基板上に、下記一般式〔 I 〕で示されるフタロシ
    アニン系化合物の少なくとも1種以上を含有する有機薄
    膜層を設けてなる光学記録媒体。 一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Mは、Al、Ga、In、Si、Ge、またはS
    nを表わす。 R^1ないしR^8は、互いに同一であっても異なって
    いてもよく、置換基を有してもよいアルキル基、置換基
    を有してもよいアリール基、置換基を有してもよい複素
    環残基、置換基を有してもよいフタルイミドメチル基、
    水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基。 シアノ基、スルホン酸基、−OR^9、−SR^1^0
    、−COOR^1^1、−NR^1^2R^1^3、−
    SO_2NR^1^4R^1^5、−CONR^1^6
    R^1^7、−CH_2NHCOCH_2NR^1^8
    R^1^9、−NHCOR^2^0、−N=NR^2^
    1、または−N=CHR^2^2、またはR^1とR^
    2、R^3とR^4、R^5とR^6、R^7とR^8
    がそれぞれ一体となった環状有機残基を表わす。 R^9、R^1^0、R^1^1、R^1^2、R^1
    ^3、R^1^4、R^1^5、R^1^6、R^1^
    7、R^1^8、およびR^1^9は、互いに同一であ
    っても異なっていてもよく、水素原子、置換基を有して
    もよいアルキル基、アリール基、アシル基、シクロアル
    キル基、またはポリエーテル基を表わし、または、R^
    1^4とR^1^5とで、R^1^6とR^1^7とで
    、あるいはR^1^8とR^1^9とで、4〜7員環を
    形成してもよく、これらの4〜7員環は窒素原子などの
    ヘテロ原子を含む複素環であってもよい、R^2^0、
    R^2^1およびR^2^2は、互いに同一であっても
    異なってもよく、置換基を有してもよいアルキル基、シ
    クロアルキル基、またはアリール基を表わす。 X^1ないしX^4は、互いに同一であっても異なって
    もよく、炭素原子または窒素原子を表わす。 Yは、▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化
    学式、表等があります▼、 −O−P−R^2^9R^3^0、または−O−Se−
    R^3^1を表わす。 Zは、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、置換基を有し
    てもよいアルキル基、−O−P−R^3^2R^3^3
    、▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式
    、表等があります▼、 または−O−Se−R^4^0を表わす。 R^2^3、R^2^4、R^2^9、R^3^0、R
    ^3^1、R^3^2、R^3^3、R^3^4、R^
    3^5およびR^4^0は、互いに同一であっても異な
    っていてもよく、置換基を有してもよいアルキル基、ア
    リール基、アシル基、シクロアルキル基、アルコキシ基
    、アリロキシ基、ポリエーテル基、水酸基、またはハロ
    ゲン原子を表わす。 R^2^5、R^2^6、R^2^7、R^2^8、R
    ^3^6、R^3^7、R^3^8およびR^3^9は
    、互いに同一であっても異なっていてもよく、置換基を
    有してもよいアルキル基、アリール基、アシル基、シク
    ロアルキル基、アルコキシ基、アリロキシ基、ポリエー
    テル基、水酸基、ハロゲン原子、または水素原子を表わ
    す。 Wは、−O−、−S−、−Se−または−Te−を表わ
    す、pは、0または1を表わす。) 2、上記環状有機残基が ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼ もしくは ▲数式、化学式、表等があります▼ から選ばれる基本骨格を有するものである請求の項1記
    載の光学記録媒体。 (式中、R^4^1ないしR^4^4は、置換基を有し
    てもよい アルキル基、置換基を有してもよいアリール
    基、置換基を有してもよい複素環残基、置換基を有して
    もよいフタルイミドメチル基、水素原子、ハロゲン原子
    、ニトロ基、シアノ基、スルホン酸基、−OR^9、一
    SR^1^0、−COOR^1^1、−NR^1^2R
    ^1^3、−SO_2NR^1^4R^1^5、−CO
    NR^1^6R^1^7、−CH_2NHCOCH_2
    NR^1^8R^1^9、−NHCOR^2^0、−N
    =NR^2^1、または−N=CHR^2^2を表わす
    。 R^9、R^1^0、R^1^1、R^1^2、R^1
    ^3、R^1^4、R^1^5、R^1^6、R^1^
    7、R^1^8、およびR^1^9は、互いに同一であ
    っても異なっていてもよく、水素原子、置換基を有して
    もよいアルキル基、アリール基、アシル基、シクロアル
    キル基、またはポリエーテル基を表わし、または、R^
    1^4とR^1^5とで、R^1^6とR^1^7とで
    、あるいはR^1^8とR^1^9とで、4〜7員環を
    形成してもよく、これらの4〜7員環は窒素原子などの
    ヘテロ原子を含む複素環であってもよい、R^2^0、
    R^2^1およびR^2^2は、おたがいに同一であっ
    ても異なってもよく、置換基を有してもよいアルキル基
    、シクロアルキル基、またはアリール基を表す、kは0
    〜8の整数を表わす。)
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