JPH0365137A - 可塑性油脂組成物 - Google Patents

可塑性油脂組成物

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JPH0365137A
JPH0365137A JP1200343A JP20034389A JPH0365137A JP H0365137 A JPH0365137 A JP H0365137A JP 1200343 A JP1200343 A JP 1200343A JP 20034389 A JP20034389 A JP 20034389A JP H0365137 A JPH0365137 A JP H0365137A
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JP
Japan
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oil
fat
aqueous phase
fat composition
fatty acid
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JP1200343A
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JPH0829B2 (ja
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Shigeru Shoji
東海林 茂
Masato Tsukamoto
塚本 正人
Yasufumi Kamata
鎌田 康文
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Tsukishima Foods Industry Co Ltd
Original Assignee
Tsukishima Foods Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、大気中では不安定な、構成脂肪酸として多価
不飽和脂肪酸を含有する油脂を用いるマーガリン、ファ
ツトスプレッド等の可塑性油脂組成物に関するものであ
る。
(従来の技術及び発明が解決しようとする課題〉健康食
品としてのマーガリンには、現在リノール酸く二重結合
を2個有する不飽和脂肪酸〉を脂肪酸組成中60%以上
含有した油脂をベースにした、いわゆるハイリノールマ
ーガリンがあり、普及している。
近年、油脂の栄養生理学的研究が進み、リノール酸ばか
り多量に摂取するよりも、リノレン酸(二重結合3個)
、エイコサペンタエン酸(二重結合5個、以後EPAと
略称することとする)、ドコサヘキサエン酸(二重結合
6個、以f& D HAと略称することとする)等の多
価不飽和脂肪酸が必要であるとの説があり、消費者から
も、それらを含むタイプのマーガリンの出現を望む声が
出始めている。
しかし、これら二重結合を31II以上有する脂肪酸は
、リノール酸と比べるとはるかに酸化されやすく、二重
結合の数が1個増すごとに酸化の速度は37℃において
約2倍になると言われている。
実際にも、リノレン酸では栄養効果が期待できる10%
ぐらいから、またEPA、DHAでは1%でも、青臭い
、生臭いなどの不快臭が感じられ、有効な対策がないた
めに、商品化できないのが現状である。
(課題を解決するための手段〉 本発明は、油相中に構成脂肪酸として二重結合を3個以
上有する不飽和脂肪酸を含有する油脂を用い、水相中に
卵白、卵白ペプタイド及び大豆たんぱくの中から1種又
は2種以上のたんぱくを溶解し、水相のpHを7.0〜
8.2に調整し、以下常法によってマーガリン、ファツ
トスプレッド等の可塑性油脂組成物とするものである。
本発明で使用する油脂は、構成脂肪酸としてリノレン酸
8重量%以上及び又はEPAとDMAとの合計量として
1重量%以上含むものである。
リノレン酸は、α−リノレン酸でもγ−リノレン酸でも
よい。
水相中には、マーガリン類に通常用いられる副原料が使
用できるが、本発明では、卵白、卵白ペプタイド及び大
豆たんぱくの中からIN又は2種以上のたんぱくを可塑
性油脂組成物に対して1.0重量%以上使用する。たん
ぱくの中でも、脱脂粉乳、カゼインソーダ、ゼラチン−
央丑へ子子十十等は、良い結果が得られなかった。した
がって、通常副原料として用いられている乳成分は、通
常の使用量よりも減量したり、除いたりした方が、良い
結果が得られる場合が多い。
水相のpHを調整するには、炭酸水素ナトリウム、炭酸
ナトリウム、水酸化ナトリウム、リン酸塩等を甲いて、
PHを中性から弱アルカリ性の範囲(7,0〜8.2)
にする。
以上に記載したことのほかのマーガリン、ファツトスプ
レッドの配合、これから後の製造法は常法どおりに行う
本発明のように不安定な油脂を使用したマーガリン、フ
ァツトスプレッドでは、まず初めに官能的な風味の劣化
にその差が出てくるが、pH7゜0〜8.2の範囲に調
整したものでは、不快な風味及び不快臭が感じられなか
った。
(実施例) 本発明を具体的な実施例により説明する。以下の部は、
いずれも重量部である。
実施例1 (1)油脂相の調製 精製魚油(EPA28%)     45部パーム油 
           20大豆硬化油(融点38℃)
25 なたね油             10大豆レシチン
            0.2グリセリン脂肪酸エス
テル      0.3トコフエロール       
    0.2β−カロチン            
0.3香料               微量以上を
加熱、溶解して、ベース油(EPA12%含有)を調製
した。
(2水相の調製 食塩1部、卵白ペプタイド(EP−1、キューピー製)
5部を水24部に溶かし、pHを炭酸水素ナトリウムで
8.2に調整した。
r31  ファツトスプレッドの作成 (1)の油脂相70部に(21の水相30部を加え、常
法により乳化、急冷練り合せをし、ファツトスプレッド
を得た。
比較Pi41 実施例1の(2の水相のpHをクエン酸で6.0にした
ことを除いて、すべて同様にして作成した。
比較例2 実施例1の(2の水相のPHを炭酸水素ナトリウムで8
.5にしたことを除いて、すべて同様にして作成した。
実IIi例2 実施例1の(21の卵白ペプタイドを2部に減量し、水
を27部とし、pHを7.1にしたことを除いて、すべ
て同様にして作成した。
比較例3 実施例1の(21の卵白ベブタイドを0.5部とし、水
を28.5部にしたことを除いて、すべて同様にして作
成した。
実施例3 実施例1の(■の卵白ペブタイドを1部、大豆たんばく
(フジプロCL、不二製油製)1部の混合物とし、水を
27部とし、pHを7.1にしたことを除いて、すべて
東回様にして作成した。
実施例4 実施例1の(0のたんぱくを大豆たんばく2部のみとし
、水を27部とし、pHを8.0にしたことを除いて、
すべて同様にして作成した。なお、大豆たんばく5部、
水24部の試料も作成したが、はぼ同様の結果を得てい
る。
実施例5 実施例4のpHを7.1にしたことを除いて、すべて同
様にして作成した。
比較例4 実施例4のpHを6.5にしたことを除いて、すべて同
様にして作成した。
実施例6 実施例1の(2のたんぱくを乾燥卵白(キューピー製)
2部とし、水を27部とし、pHを8.0にしたことを
除いて、すべて同様にして作成した。
実施例7 実施例6のpHを7.1にしたことを除いて、すべて同
様にして作成した。
比較例5 実施例6のpHを6,5にしたことを除いて、すべて同
様にして作成した。
比較例6 実施例1の(■たんばくをカゼインソーダ(日本プロテ
ィン@)5部とし、pHを8.0にしたことを除いて、
すべて同様にして作成した。
比較例7 比較例6のpHを7.1にしたことを除いて、すべて同
様にして作成した。
比較例8 実施例1の(■のたんぱくを脱脂粉乳5部とし、pHを
8.0にしたことを除いて、すべて同様に作成した。
比較例9 実施例1の(■のたんぱくをゼラチン5部とし、pHを
7,1にしたことを除いて、すべて同様に作成した。
実施例8 (1)油脂相の調製 精製えごま油          70部(α−リノレ
ン酸60%〉 パーム核硬化油(融点44℃)15 パーム油           15 グリセリン脂肪酸エステル     0.5トコフエロ
ール          0.05アンナツト色素  
        0.02香料           
   微量以上を混合、加熱して、ベース油(α−リノ
レン酸42%含有)を調製した。
(力 水相の調製 食塩1.2部、卵白ペアタイド3部を水15部に溶かし
、pHを7.1に調整した。
(3)  マーガリンの作成 (1)の油脂相80.8部に121の水相19.2部を
加え常法により乳化し急冷練り合せをし、マーガリンを
得た。
比較例10 実施例8の(スの水相のpHを6.5にしたことを除い
て、すべて同様にして作成した。
実施例9 実施例8の(21のたんぱくを乾燥卵白3部とし、pH
を8.0にしたことを除いて、すべて同様に作成した。
実施例10 実施例9のpHを7.1にしたことを除いて、すべて同
様にして作成した。
実施例11 実施例8の(2Jのたんぱくを大豆たんばく3部とした
ことを除いて、すべて同様にして作成した。
比較例11 実施例11のpHを6,7としたことを除いて、すべて
同様にして作成した。
実施例1〜11、比較例1〜11を5℃に7日間保存し
た後、7名の専門パネルにより臭気強度を、奥がないも
のをO1非常に強いものを5とする6段階、風味の快、
不快度を+3〜−3の7段階で官能評価した。その結果
を表1、表2に示す。
表2の点と、その右側の記号〈英字〉とが対応するもの
であり、その記号と実施例、比較例との関係は、表1に
記載した。
(以下余白) 表2 臭気の強さ +1+2 風味の良さ (発明の効果〉 本発明は、栄養生理学的には有効だと言われているが、
大気中では不安定な油脂を用いて、水相中に卵白、卵白
ペプタイド及び大豆たんぱくの中から1種又は2種以上
のたんぱくを添加し、かつ水相のpHを7,0〜8.2
に調整することによって、マーガリン、ファツトスプレ
ッド等マーガリン類の風味を改善することができ、安定
性を増すことが可能となった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、構成脂肪酸として二重結合を3個以上有する不飽和
    脂肪酸を含有する油脂を油相中に含み、卵白、卵白ペプ
    タイド及び大豆たんぱくの中から1種又は2種以上のた
    んぱくを水相中に含み、水相のpHを7.0〜8.2に
    調整し、乳化して得られる可塑性油脂組成物。 2、二重結合を3個以上有する不飽和脂肪酸が、リノレ
    ン酸8重量%以上及び又はエイコサペンタエン酸とドコ
    サヘキサエン酸との合計量として1重量%以上である請
    求項1記載の可塑性油脂組成物。
JP1200343A 1989-08-03 1989-08-03 可塑性油脂組成物 Expired - Fee Related JPH0829B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010029163A (ja) * 2008-07-31 2010-02-12 Snow Brand Milk Prod Co Ltd 油中水型乳化油脂組成物及びその製造方法
KR100952857B1 (ko) * 2009-03-16 2010-04-15 이동환 자동차의 번호판 고정구

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JP2010029163A (ja) * 2008-07-31 2010-02-12 Snow Brand Milk Prod Co Ltd 油中水型乳化油脂組成物及びその製造方法
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