JPH0364863A - 電解液再生装置付レドックスフロー電池 - Google Patents

電解液再生装置付レドックスフロー電池

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JPH0364863A
JPH0364863A JP1199966A JP19996689A JPH0364863A JP H0364863 A JPH0364863 A JP H0364863A JP 1199966 A JP1199966 A JP 1199966A JP 19996689 A JP19996689 A JP 19996689A JP H0364863 A JPH0364863 A JP H0364863A
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tank
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liquid tank
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電解液再生装置付レドックスフロー電池に関
するものであり、特に、電池システムの総合エネルギ効
率が向上するように改良された電解液再生装置付レドッ
クスフロー電池に関するものである。
[従来の技術] 電力会社は、安定した電力を需要家に供給するために、
電力の需要に合わせて発電を行なう必要がある。このた
め、電力会社は、常に、最大需要に見合った発電設備を
建設し、需要に即応して発電を行なっている。しかしな
がら、第2図の電力需要曲線Aで示すように、昼間およ
び夜間では、電力の需要に大きな差が存在する。同様の
現象は、週、月および季節間でも生じている。
そこで、電力を効率良く貯蔵することが可能であれば、
オフビーク時、余剰電力(第2図のXで示した部分に相
当する。)を貯蔵し、ピーク時にこれを放出すれば第2
図の符号Yで示した部分を賄うことができる。このよう
にすると、需要の変動に対応することができるようにな
り、電力会社は常にほぼ一定のレベル(第2図の破線2
に相当する量)のみを発電すればよいことになる。この
ようなロードレベリングを達成することができれば、発
電設備を軽減することが可能となり、かつエネルギの節
約ならびに石油等の燃料節減にも大きく寄与することが
できる。
そこで、従来より種々の電力貯蔵法が提案されている。
たとえば、揚水発電が既に実施されているが、揚水発電
では設備が消費地から遠く隔たりた所に設置されている
。したがって、この方法においては、送変電損失を伴な
うこと、ならびに環境面での立地に制約があることなど
の問題がある。
それゆえに、揚水発電に代わる新しい電力貯蔵技術の開
発が望まれており、その1つとしてレドックスフロー電
池の開発が進められている。
第3図は、既に提案されているレドックスフロー電池の
一例を示す概略構成図である。このレドックスフロー電
池1は、セル2、正極液タンク3および負極液タンク4
を備える。2個のタンク3゜4を用いるため、2タンク
方式と呼ばれている。
セル2内は、たとえばイオン交換膜からなる隔膜5によ
り仕切られており、一方側が正極セル2 a s他方側
が負極セル2bを構成する。正極セル2a内には正極6
が配置され、負極セル2b内には負極7が配置されてい
る。
正極セル2aと正極液タンク3とは、正極電解液供給管
路11および正極電解液回収管路12により連結されて
いる。他方、負極セル2bと負極液タンク4とは、負極
電解液供給管路13および負極電解液回収管路14によ
り連結されている。
正極液タンク3内には反応液として正極電解液が導入さ
れ、負極液タンク4内には反応液として負極電解液が挿
入されている。正極電解液供給管路11には反応液給送
手段としてのポンプP2が設けられ、負極電解液供給管
路13にはポンプP。
が設けられる。正極電解液および負極電解液は、正極セ
ル2aおよび負極セル2b内で反応する。
さて、第3図に示したレドックスフロー電池において、
正極電解液としては、たとえば鉄イオンのような原子価
の変化するイオンの水溶液が用いられ、負極電解液とし
ては、たとえばクロムイオンのような原子価の変化する
イオンの水溶液が用いられる。
正極電解液として正極活物質Fe”/Fe21を含む塩
酸溶液を用い、負極電解液として負極活物質Cr”/C
r’+を含む塩酸溶液を用いた場合、正極6および負極
7における電池反応は、下記の式のようになる。
放電 正極6:Fe3++e−Fe2+ 充電 放電 負極7 : Cr2”、=2(、rs” 十e−充電 上述の式の電気化学反応により、約1ボルトの起電力が
得られる。
しかしながら、現実には、上述の電気化学反応は、正極
6および負極7において、上述のように等しく進行する
ものではない。この原因としては、次の副反応が考えら
れる。
第1に、充電末期には、負極において水素ガスが発生し
、それによって、上記酸化還元ペア(C、a+/pe2
+またはCr 2 + / p e ” ” )の絶対
量が減少する。
第2に、Cr2+イオンが比較的不安定であり、空気中
の酸素による酸化を受けやすく、容易にC「a+イオン
に変化してしまう。この場合も、電池反応に預る酸化還
元ペアの絶対量が減少する。
上述のような副反応が生じ、酸化還元ペアの絶対量が減
少すると、充放電動作を繰返すうちに、電池貯蔵電力量
すなわち電池容量が低下するようになる。のみならず、
電池の内部抵抗が増大し、充放電効率も低下しがちとな
る。
上述の問題点を解決するために、本出願人会社は、既に
特願昭63−137674号に、電解液再生装置付レド
ックスフロー電池を開示している。
第4図は、特願昭63−137674号に開示されてい
る電解液再生装置付レドックスフロー電池の概略構成図
である。
第4図を参照して、レドックスフロー電池1は、セル2
、正極液タンク3および負極液タンク4を備える。セル
2内は、たとえばイオン交換膜からなる隔膜5により仕
切られており、一方側が正極セル2 a s他方側が負
極セル2bを構成している。
正極セル2aには正極6が配置されており、負極セル2
bには負極7が配置されている。正極セル2aと正極液
タンク3とは正極電解液供給管路11および正極電解液
回収管路12によって連結されている。他方、負極セル
2bと負極液タンク4とは、負極液供給管路13および
負極電解液回収管路14によって連結されている。正極
液タンク3内には、たとえば鉄イオンのような原子価が
変化する正極活物質を含む正極電解液が貯留されている
。負極液タンク4内には、たとえばクロムイオンのよう
な原子価が変化する負極活物質を含む負極電解液が貯留
されている。正極電解液は、正極電解液供給管路11に
設けられたポンプ15により正極セル2a内に供給され
る。負極液タンク4内の負極電解液は、負極電解液供給
管路13に設けられたポンプ17により負極セル2b内
に供給される。正極セル2a内に供給された正極電解液
は、正極セル2a内で反応し、反応の終了した液は、正
極電解液回収管路12を通って正極液タンク3に戻され
る。負極セル2b内に供給された負極電解液は、負極セ
ル2b内で反応し、反応の終了した液は、負極電解液回
収管路14を通って負極液タンク4内に戻される。
他方、電解液再生装置16は、正極液槽20と負極液槽
22を備える。正極液槽20と負極液槽22は隔膜18
を介して接続されている。正極液槽20には正極24が
設けられ、負極液Fe22には負極26が設けられてい
る。正極液タンク3と負極液槽22とは、導入管路38
と送出管路39によって接続されている。導入管路38
には、ポンプ40が設けられている。ポンプ40は、正
極液タンク3内に貯留されている正極電解液を、正極液
タンク3、導入管路38、負極液槽22および送出管路
39を含む循環経路内を循環させるために設けられてい
る。正極24および負極26には、正極電解液中に含ま
れるFe、+イオンの一部をFe2+イオンに変えるた
めに、該正極24と該負極26に電圧を印加する、電圧
印加手段(図示せず)が接続される。
正極液槽20にはギ酸溶液タンク41が再生液供給管路
36と再生液回収管路37を介して接続されている。再
生液供給管路36は、ギ酸溶液タンク41からギ酸溶液
を正極液槽20内に送り込むものである。再生液回収管
路37は、正極液槽20から排出されるギ酸溶液をギ酸
溶液タンク41へ導くものである。再生液回収管路37
には、回収したギ酸溶液から二酸化炭素ガスを分離する
気液分離器28が設けられている。再生液供給回路36
にはポンプ32が設けられている。ポンプ32は、ギ酸
溶液タンク41内に貯留されているギ酸溶液を、ギ酸溶
液タンク41、再生液供給管路36、正極液槽20、再
生液回収管路37、および再生液回収管路37内に設け
られた気液分離器28を含む循環経路内を循環させるた
めに設けられている。
次に、上述の電解液再生装置を用いて、レドックスフロ
ー電池の電解液を再生する方法について説明する。
正極活物質として、Fe 2 + / p e2+イオ
ンが用いられ、負極活物質としてCr”/Cr’“イオ
ンが用いられた。
まず、レドックスフロー電池1において、充放電が繰返
されるに従い、上記酸化還元ベアのうち、Fe、”(ま
たはC、@ + )が過剰となり、前述したように、電
解液の劣化が生じてくる。この電解液の劣化により、F
e、+イオンが過剰になった正極電解液を、正極電解液
タンク3から負極液槽22内に供給する。次に、ギ酸溶
液をギ酸溶液タンク41から正極液槽20内に供給する
。次に、正極24と負極26との間に電圧を印加する。
すると、負極液槽22では次式に示す電気化学反応が起
こり、Fes+イオンがFez+イオンに変えられる。
Fe”+e−−*Fe” その後、正極電解液は退出管路39を通って、正極液タ
ンク3内に戻される。こうして、レドックスフロー電池
1の電解液の酸化還元ペアのバランスは正常となり、レ
ドックスフロー電池の電池容量は初期容量値に回復する
他方、正極液槽20内では、次式に示す電気化学反応が
起こり、二酸化炭素および酸素が発生する。
1/2COOH→1/2CO2+H++e−1/2H2
0−+1/402 +H” +e−ギ酸溶液は、ギ酸溶
液タンク41、再生液供給管路36、正極液槽20、再
生液回収管路37、および再生液回収管路37内に設け
られた気液分離器28を含む循環経路内を循環させられ
ているので、上述の電気化学反応により発生した炭酸ガ
スおよび酸素ガスは気液分離器28により分離される。
[発明が解決しようとする課題] 従来の電解液再生装置を備えたレドックスフロー電池は
以上のように構成されていたので、第4図を参照して、
正極電解液供給管路11に設けられたポンプ15、負極
電解液供給管路13に設けられたポンプ17、導入管路
38に設けられたポンプ40、再生液供給管路36に設
けられたポンプ32の4つのポンプが必要であった。
それゆえに、電池システム全体からみると、ポンプに要
する補機動力が大きくなっており、システム全体の充放
電エネルギ効率を高められないという問題点があった。
それゆえに、この発明は、システム全体の充放電エネル
ギ効率を高められるように改良した、電解液再生装置付
レドックスフロー電池を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段] 本発明はレドックスフロー電池の電解液を再生する機能
を有する電解液再生装置付レドックスフロー電池にかか
るものである。当該電解液再生装置付レドックスフロー
電池は、レドックスフロー電池と電解液再生手段とを備
えている。レドックスフロー電池は、CB)隔膜により
分離された正極セルと負極セルと、(b)上記正極セル
に送り込む正極電解液を蓄える正極液タンクと、(c)
上記正極液タンクから上記正極セルに正極電解液を送り
込む供給管路と、(d)上記正極セル内から排出される
上記正極電解液を上記正極液タンクに導く回収管路と、
(e)上記供給管路または上記回収管路に設けられ、上
記正極電解液を上記正極液タンクと上記正極セルとの間
で循環させる反応液給、送手段とを含んでいる。
上記電解液再生手段は、(a)上記レドックスフロー電
池の上記正極電解液を受入れて、上記正極電解液中に含
まれる高原子価状態の金属イオンの一部を低原子価状態
の金属イオンに変える負極液槽と、(b)上記負極液槽
に隔膜を介して接続され、その中に導入される電解液再
生溶液から電子を放出させる正極液槽を含んでいる。
さらに、当該電解液再生装置付レドックスフロー電池は
、その一端が上記供給管路に接続され、かつその他端が
上記負極液槽に接続され、上記供給管路内を流れている
正極電解液の一部または全部を上記負極液槽に導く導入
管路を備え、さらに、その一端が上記回収管路に接続さ
れ、かつその他端が上記負極液槽に接続され、高原子価
状態の金属イオンの一部が低原子価状態の金属イオンに
変えられた正極電解液を上記回収管路に送り込む退出管
路を備えている。
当該電解液再生装置付レドックスフロー電池は、さらに
、上記正極液槽に送り込む電解液再生液を蓄える電解液
再生液貯蔵タンクと、上記正極液槽にその一端が接続さ
れ、かつその他端が上記電解液再生液貯蔵タンクに接続
され、上記電解液再生液貯蔵タンクから上記正極液槽に
上記電解液再生液を送り込む再生液供給管路とを備え、
上記電解液再生液貯蔵タンクは前記正極液槽よりも高い
位置に設置されているのが好ましい。
[作用] 請求項1に記載の発明によれば、レドックスフロー電池
の正極電解液を電解液再生手段の負極液槽に導く導入管
路を、レドックスフロー電池の供給管路に接続し、負極
液槽内において再生された正極電解液をレドックスフロ
ー電池に戻すための送出管路をレドックスフロー電池の
回収管路に接続しているので、レドックスフロー電池に
設けられているポンプで、正極液タンクと負極液槽との
間で正極電解液を循環させることができる。それゆえに
、正極液タンクと負極液槽との間で正極電解液を循環さ
せるための専用ポンプは不要となる。
また、請求項2に記載の発明によれば、電解液再生液貯
蔵タンクを、正極液槽よりも高い位置に設置しているの
で、電解液再生液は重力によって、電解液再生液貯蔵タ
ンクから正極液槽に補給される。それゆえに、正極液槽
と電解液再生液貯蔵タンクとの間で電解液再生液を循環
させるための専用ポンプは不要となる。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を図について説明する。
第1図は、本発明の一実施例にかかる電解液再生装置付
レドックスフロー電池の概略構成図である。実施例にか
かる電解液再生装置付レドックスフロー電池は、レドッ
クスフロー電池1と電解液再生装置16とを備える。レ
ドックスフロー電池1は、セル2、正極液タンク3およ
び負極液タンク4を備える。セル2内は、たとえばイオ
ン交換膜からなる隔膜5により仕切られており、−吉例
が正極セル2 a s他方側が負、極セル2bを構成し
ている。正極セル2aには正極6が配置されており、負
極セル2b内には負極7が配置されている。
正極セル2aと正極液タンク3とは正極電解液供給管路
11および正極電解液回収管路12により連結されてい
る。他方、負極セル2bと負極液タンク4とは、負極電
解液供給管路13および負極電解液回収管路14により
連結されている。正極液タンク3内には、たとえば鉄イ
オンのような原子価が変化する正極活物質を含む正極電
解液が貯留されている。負極液タンク4内には、たとえ
ばクロムイオンのような原子価が変化する負極活物質を
含む負極電解液が貯留されている。
正極電解液供給管路11には正極座角’l液を循環させ
るためのポンプ15が設けられている。一方正極電解液
回収管路12には、該管路の開閉を行なうバルブ51が
設けられている。
正極電解液は、正極電解液供給管路11に設けられたポ
ンプ15によりセル2a内に供給される。
負極液タンク4内の負極電解液は、負極電解液供給管路
13に設けられたポンプ17により負極セル2b内に供
給される。正極セル2a内に供給された正極電解液は、
正極セル2a内で反応し、反応の終了した液は、正極電
解液回収管路12を通って正極液タンク3に戻される。
負極セル2b内に供給された負極電解液は、負極セル2
b内で反応し、反応の終了した液は、負極電解液回収管
路14を通って負極液タンク4内に戻される。
他方、電解液再生袋v!t16は、レドックスフロー電
池1の正極電解液を受入れて、該正極電解液中に含まれ
る高原子価状態の金属イオンの一部を低原子価状態の金
属イオンに変える負極液槽22を備えている。また電解
液再生装置は、負極液槽22に隔膜18を介して接続さ
れ、その中に導入される電解液再生溶液から電子を放出
させる正極液槽20と、を含んでいる。正極液槽20に
は正極24が設けられ、負極液槽22には負極26が設
けられている。
当該電解液再生装置付レドックスフロー電池は、さらに
、その一端が正極電解液供給管路11に接続され、かつ
その他端が負極液槽22に接続され、正極電解液供給管
路11内を流れている正極電解液の一部または全部を負
極液槽22に導く導入管路38を備えている。さらに、
当該電解液再生装置付レドックスフロー電池は、その一
端が正極電解液回収管路12に接続され、かつその他端
が負極酸槽22に接続され、高原子価状態の金属イオン
の一部が低原子価状態の金属イオンに変えられた正極電
解液を正極電解液回収管路12に送り込む退出管路3つ
を備えている。退出管路39には、その管路の開閉を行
なうバルブ52が設けられている。
当該電解液再生装置付レドックスフロー電池は、正極液
槽20に送り込む電解液再生液を蓄える電解液再生液貯
蔵タンク41を備えている。電解液再生液貯蔵タンク4
1は正極液槽20よりも高い位置に設置されている。正
極液槽20と電解液再生液貯蔵タンク41とは電解液供
給管路36によって接続されている。電解液再生液供給
管路36は、電解液再生液貯蔵タンク41から正極液槽
20内に電解液再生液たとえばギ酸溶液を送り込むため
のものである。また、正極液槽20と電解液再生液貯蔵
タンク41は補助管路52によって接続されている。補
助管路52は、電解液再生液貯蔵タンク41内の圧力と
正極液槽20内の圧力とを等しくするためのものである
。補助管路52はまた、正極液槽20内で発生したガス
を通過させるためのものである。
次に、動作について説明する。
正極活物質として、p e a + / p e 2+
イオンが用いられ、負極活物質としてCr”/CS1イ
オンが用いられた。
まず、レドックスフロー電池1において、充放電動作が
繰返されるに従い、上記酸化還元ペアのうち、Fea+
イオン(またはCr、+イオン)が過剰となり、前述し
たように、電解液の劣化が生じてくる。この状態になっ
たときに、パルプ52を開く。すると、電解液の劣化に
より、Fe。
1イオンが過剰になった正極電解液は、ポンプ15の給
液力により、その一部が導入管路38を通って、電解液
再生装置16の負極液槽22内に送り込まれる。一方、
電解液再生装置16の正極液I!20内に、電解液再生
液貯蔵タンク41から、重力によって、ギ酸溶液が供給
される。この状態で、正極24と負極26との間に電圧
を印加する。
すると、負極液槽22では次式に示す電気化学反応が起
こり、Fe”+イオンがFe2+イオンに変えられる。
Fe”+e−−+Fe2” その後、正極電解液は送出管路3つを通って、正極液タ
ンク3内に戻される。こうして、レドックスフロー電池
1の電解液の酸化還元ペアのバランスは正常となり、レ
ドックスフロー電池の電池容量は初切容量値に回復する
他方、正極液槽20内では、次式に示す電気化学反応が
起こり、二酸化炭素および酸素が発生する。
1/2HCOOH−”1/2CO2+H” +e−1/
 2 H20→1 / 402 +H” 十e正極液槽
20内で発生した二酸化炭素と酸素は、補助管路52を
通って電解液再生液貯蔵タンク41内に送られ、その後
外部へ放出される。電気化学反応により正極液槽20内
のギ酸溶液は減少するが、その減少分はギ酸溶液タンク
41から常に補給されている。
なお、レドックスフロー電池の駆動を止めて、電解液の
再生だけを行なうには、バルブ51を閉の状態にすれば
よい。
また、電解液の再生を行なわずにレドックスフロー電池
だけを駆動させる場合には、バルブ52を閉の状態にす
ればよい。
実施例 第1図に示す、電解液再生装置付レドックスフロー電池
を用いて、実験を行なった。レドックスフロー電池およ
び電解液再生装置の電極面積はいずれも1500cm2
であった。また、レドックスフロー電池のセルと、電解
液再生装置のセルにおいて、隔膜材料としては、陽イオ
ン交換膜を用い、正負極電極としては、共にカーボン材
料とグラファイト板とを組合わせせたものを用いた。実
験の条件は次のとおりである。
(1) レドックスフロー電池側 ■ 電解液 正極側:FeCl21モルを3NHClに溶解させたも
の。
負極側: Cr CL 1モルをBNHC旧こ溶解させ
たもの。
■ 電流密度:40mA/cm2 (2) 電解液再生装置側 ■ 電解液再生液:ギ酸水溶液(濃度約80%)■ 電
流密度:40mA/cm2 上記条件で、定電流充放電を100回繰返した。
その際、電池効率、容量共に初期値を維持できており、
電解液再生装置は良好に稼動することが確められた。
また、第1図および第4図を比較参照して明らかなよう
に、導入管路38に設けられたポンプ40と、再生液供
給管路36に設けられたポンプ32が、実施例では、不
必要となっている。その結果、補機動力が大幅に低減さ
れ、電池システムの総合エネルギ効率が向上する。また
、ポンプの数が減った分、装置をコンパクトにできる。
なお、上記実施例では電解液再生溶液としてギ酸溶液を
用いた場合を例示したが、塩酸溶液であってもよい。
[発明の効果] 以上説明したとおり、請求項1に記載の発明によれば、
正極液タンクと電解液再生装置の負極液槽との間で正極
電解液を循環させるための専用ポンプは不要となる。そ
の結果、補機動力が大幅に低減され、電池システムの総
合エネルギ効率が向上するという効果を奏する。
さらに、請求項2に記載の発明によれば、正極液槽と電
解液再生装置の負極液槽との間で電解液再生液を循環さ
せる専用ポンプが不要となる。これによって、補機動力
がさらに低減され、電池システムの総合エネルギ効率が
さらに一層向上するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例にかかる電解液再生装置
付レドックスフロー電池の概略構成図である。 第2図は、電力需要曲線を示す図である。 第3図は、従来のレドックスフロー電池の一例を示す概
略構成図である。 第3図は、既に提案されている電解液再生装置を備えた
レドックスフロー電池の概略構成図である。 図において、1はレドックスフロー電池、2aは正極セ
ル、2bは負極セル、3は正極液タンク、11は正極電
解液供給管路、12は正極電解液回収管路、15はポン
プ、16は電解液再生装置、20は正極液槽、21は負
極液槽、38は導入管路、39は送出管路である。 なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)レドックスフロー電池の電解液を再生する機能を
    有する電解液再生装置付レドックスフロー電池であって
    、 レドックスフロー電池と電解液再生手段とを備え、 前記レドックスフロー電池は、 隔膜により分離された正極セルと負極セルと、前記正極
    セルに送り込む正極電解液を蓄える正極液タンクと、 前記正極液タンクから前記正極セルに正極電解液を送り
    込む供給管路と、 前記正極セル内から排出される前記正極電解液を前記正
    極液タンクに導く回収管路と、 前記供給管路または前記回収管路に設けられ、前記正極
    電解液を前記正極液タンクと前記正極セルとの間で循環
    させる反応液給送手段と、を含み、前記電解液再生手段
    は、 前記レドックスフロー電池の前記正極電解液を受入れて
    、前記正極電解液中に含まれる高原子価状態の金属イオ
    ンの一部を低原子価状態の金属イオンに変える負極液槽
    と、 前記負極液槽に隔膜を介して接続され、その中に導入さ
    れる電解液再生溶液から電子を放出させる正極液槽を含
    み、さらに、 その一端が前記供給管路に接続され、かつその他端が前
    記負極液槽に接続され、前記供給管路内を流れている前
    記正極電解液の一部または全部を前記負極液槽に導く導
    入管路と、その一端が前記回収管路に接続され、かつそ
    の他端が前記負極液槽に接続され、高原子価状態の金属
    イオンの一部が低原子価状態の金属イオンに変えられた
    正極電解液を前記回収管路に送り込む送出管路と、 を備えた電解液再生装置付レドックスフロー電池。
  2. (2)前記正極液槽に送り込む電解液再生液を蓄える電
    解液再生液貯蔵タンクと、 前記正極液槽にその一端が接続され、かつその他端が前
    記電解液再生液貯蔵タンクに接続され、前記電解液再生
    液貯蔵タンクから前記正極液槽に前記電解液再生液を送
    り込む再生液供給管路と、をさらに備え、 前記電解液再生液貯蔵タンクは前記正極液槽よりも高い
    位置に設置されている、特許請求の範囲第1項記載の電
    解液再生装置付レドックスフロー電池。
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