JPH0364731A - 液晶デバイスの製造方法 - Google Patents

液晶デバイスの製造方法

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JPH0364731A
JPH0364731A JP20202489A JP20202489A JPH0364731A JP H0364731 A JPH0364731 A JP H0364731A JP 20202489 A JP20202489 A JP 20202489A JP 20202489 A JP20202489 A JP 20202489A JP H0364731 A JPH0364731 A JP H0364731A
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JP
Japan
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liquid crystal
light control
control layer
substrates
liquid
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Application number
JP20202489A
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Inventor
Hiroshi Ogawa
洋 小川
Yoshi Fujisawa
藤沢 宜
Kazunori Maruyama
和則 丸山
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、大面積になし得る液晶包蔵薄膜とその製造方
法に関するもので、本発明の液晶デバイスはミ視野の遮
断、開放及び明りもしくは照明光の透過制限、遮断、透
過を電気的または熱的に操作し得るものであって、建物
の窓やシラーウィンドウで視野遮断のスクリーンや、採
光コントロールのカーテンに利用されると共に、文字や
図形を表示し、高速応答性を以って電気的又は熱的にそ
の表示を切換えることによって、広告板、案内板、装飾
表示板等の表示用デバイスとして利用される。
(従来の技術) 電極層を有していても良い、少なくとも一方が透明な2
枚の基板の間に支持された調光層を有し、前記調光層が
液晶材料及び透明性固体成分から戒り、前記液晶材料が
連続相を形成し、前記透明性固体物質が前記液晶材料中
に粒子状又は3次元ネットワーク状に存在している液晶
デバイス(以下、液晶デバイスという。)の製造方法に
おいて、基板間に調光層構造材料を介在させる場合気泡
の巻き込みを防ぐ上で所要量より多量の材料を塗布し、
重ね合せ、圧着を行う事が効果的である。その為、余剰
の調光層構造材料(以下、余剰液という)が発生し、従
来拭きとり操作により処理していた。
(発明が解決しようとする課題) 拭きとり操作の場合、重ね合せ及び圧着の各工程毎に装
置より基板を取り出し、操作しなければならないわずら
れしさがあり、又、バターニング電極基板を用いる時に
はその操作中に位置ずれを起すなどの支障が生じる。又
、拭きとりが確実に行なわれないと余剰液によるよごれ
で製品の品質が悪化する事が応々にし生じる。
その為、重ね合せし、位置合せを行い、圧着及び硬化す
る工程が1つ又は2つの装置で連続的におこなえるよう
な余剰液処理方法が見出せれば大変効率の良い液晶デバ
イスの製造方法を提供できる。さらに余剰液量は基板間
に介在される実質量に比ベコスト的に無視し得ないもの
で、拭きとり方式ではその損失が大きいものであり、そ
の効率的回収方法が見出せれば効果的である。
(課題を解決するための手段) 本発明は、 (1)電極層を有していても良い、少なくとも一方が透
明な大きさの異る2枚の基板の一方の大きな方の基板に
、 (a)液晶材料 (b)重合性組成物及び (c)重合開始剤 を含有する調光層構成材料を塗布する第1工程と(2)
調光層構成材料から成る塗布面の上方からもう一方の小
さな方の基板を重ね合わせた後、大きな方の基板のはみ
出し部分に溜った余剰調光層構成材料を回収しながら2
枚の基板の両側から圧力をかけ、次いで重合性組成物を
硬化させる第2工程から成る、前記2枚の基板の間に支
持された調光層を有し、前記調光層が液晶材料及び透明
性固体成分から威り、前記液晶材料が連続相を形成し、
前記透明性固体物質が前記液晶材料中に粒子状又は3次
元ネットワーク状に存在している液晶デバイスの製造方
法に関するものである。
即ち余剰液を保持する上で十分な面積を生じるだけの大
小異る2枚の基板を用い余剰液の回収を容易にし、重ね
合せ、圧着及び硬化することを特徴とする液晶デバイス
を提供する。
さらに、本発明は2枚の基板を調光層構成材料を介在さ
せながら重ね合せ、圧着させる場合、大きい基板の周端
部でかつ小さい基板の外廻りの位置に防止壁(以下、防
止壁という)を配置し、防止壁内に溜った余剰調光層構
成材料を回収することよりなる液晶デバイスの製造方法
に関するものである。
さらに、本発明は、2枚の基板を調光層構成材料を介在
させながら重ね合」±、圧着させる場合、2枚の基板の
境界で余剰調光層構成材料液ど接触するように壁部に開
口部を有する中空管を配置し、2該中空管を通して余剰
調光層構成材料液を回収することよりなる液晶デバイス
の製造方法に関するものである。
基板の大きさ、形は特に制限&:):なく、用途に応じ
適当な大きさ、形のものを利用できる。上、下基板間の
大きさの違いの程度は余剰液の量によって左右されるが
、角形基板の場合大きい方の基板のはみ出し部分の輻は
2〜”50mm程度であれば充分である。
さらに好ましくは余剰液の防+1−壁を大きな基板の周
端部にもうけることである。防止壁は余剰液が基板側面
へのまわり込みやあふれ現象を防止できる種々の形態の
ものが適用できる。即ち余剰液と混じり合わないもので
あれば、無機性のパテ等や有機ゴム状又はスポンジ状で
あっても基板面に均一に密着して壁が形成されていわば
よい。又粘着テープで細い形にL7て貼ってもよく、そ
の場合は必要に応j)これらの防止に壁(、」:使用後
容易乙こ取り除く事が出来好適である。ざらに防止壁と
してあらか1うめ硬化性重合性組成物を塗布ないしシル
クスクリーン印刷しておき、その後重合硬化形成させ7
もよい7その上・うな硬化方法としては、通常知られて
いる硬化方法であればよく、例えば熱重合、放射線重合
、電子線重合等があげられるが、紫外線照射による重合
硬化方法が好適である。
防止壁の高さ(テープ状の場合、その厚さ)は重ね合せ
られる小さな基板の厚み以下が好ましいが、厚み以上の
場合でも弾性を有し、容易に圧縮されるものであればよ
く、重ね合せ及び圧着時、その装置の重ね合(を及び圧
着操作に障害を与えない形状であればよい7余剰液回収
用中空管は、金属製でもよく、ポリマー製のチューブで
も吸引装置と結びつU、余剰液を移送できるものであれ
ばよい。
又中空管の太さは重ね合せ又圧着工程中その装置の重ね
合せ又は圧着操作に阻害を与えない太さであればよく、
そのような太さは望ましくは小さい方の基板の厚み以下
である。
又中空管は、上下基板の境界面で余剰液が出てくる面に
接っしていて、且つ壁部に設けた開口部が余剰液に接触
するように設置されている事が必要である。
基板は、堅固な材料、例えば、ガラス、金属等であって
も良く、柔軟性を有する材料、例えば、プラスチックフ
ィルムの如きものであっても良い。
そして基板は、2枚が対向して適当な間隔を陥で得るも
のである。また、その少なくとも一方は、透明性を有1
−1その2枚の間に挟持される調光層を外界から視覚さ
せるものでなければならない。
但し、完全な透明性を必須とするものではない。
もし、この液晶デバイスが、デバイスの一方の側から他
方の側へ・通過する光に対して作用させるために使用さ
れる場合は、2枚の基板は共に適宜な透明性が与えられ
る。この基板には、目的に応じて透明、不透明の適宜な
電極が、その全面または部分的に配置されても良い。
但し、プラスチックフィルムの如き柔軟性を有する材料
の場合は堅固な材料、例えば、ガラス、金属等に固定し
て、本発明の製造方法を用いることが出来る。
2枚の基板間には液晶材料及び透明性固体成分から成る
調光層が介在される。尚、2枚の基板間には、通常6、
周知の液晶デバイスと同様、間隔保持用のスペーサーを
介在させるのが望ましい。
スペーサ・−としては、例えばマイラー アルぎす等種
々の液晶セル用のものを用いることが出来るが、ロンド
タイプのガラスファイバーが好適である。
基板間隔の均一性を得るためにはスペーサーが基板面に
均一に分布させることが重要であり、その為に■スペー
サーを前記調光層構成材料に懸濁、分散させ、スペーサ
ーが分離又は沈降しない間に、その懸濁又は分散液を基
板の全面に押し広げる方法、又は■あらかじめスペーサ
ーを基板上に均一に散布又は基板上にスペーサー用突起
物を設けておく方法がある。あらかじめ散布しておく方
法としては、例えば、スペーサーを低沸点で比較的粘性
の高いエタノール等の低沸点溶媒に懸濁させ、その懸濁
液を基板上に塗布した後、溶媒を乾燥させる方法があり
、印刷等の方法で基板面にスペーサー用突起物を設ける
方法も効果的である。
液晶材料は、単一の液晶性化合物であることを要しない
のは勿論で、2種以上の液晶化合物や液晶化合物以外の
物質も含んだ混合物であっても良く、通常この技術分野
で液晶材料として認識されるものであれば良く、そのう
ちの正の誘電率異方性を有するものが好ましい。用いら
れる液晶としては、ネマチック液晶、スメクチック液晶
、コレステリンク液晶が好ましい。
液晶材料としては、例えば、4−置換安息香酸4’−1
1フエニルエステル、4−1mシクロヘキサンカルボン
酸4′−置換フェニルエステル、4−置換シクロヘキサ
ンカルボン酸4’ −1mビフェニルエステル、4−(
4−置換シクロヘキサンカルボニルオキシ)安息香酸4
′−置換フェニルエステル、4−(4−f換シクロヘキ
シル)安息香H4’−置換フェニルエステル、4−(4
−置換シクロヘキシル)安息香酸4′−置換シクロヘキ
シルエステル、4−置換4′−置換ビフェニル、4−置
換フェニル−4′−置換シクロヘキサン、4−置換4“
−置換ターフェニル、4−置換ビフェニル4′−置換シ
クロヘキサン、2− (4−置換フェニル)−5=置換
ピリξジンなどを挙げることができる。
液晶材料は、2枚の基板間で連続相を形成することを要
する。液晶材料成分の比率が低いと連続相を形成しにく
い。調光層成分に占める液晶材料の比率は、好ましくは
60重量%以上であり、より一層好ましくは70〜90
重量%である(以下、%は重量%を意味する。)。
重合性組成物としては、高分子形成性モノマー若しくは
オリゴマーが挙げられ、硬化によって、液晶材料の連続
相中に3次元ネットワークを形成するものであれば良い
そのような高分子形成性モノマーとしては、例えば、ス
チレン、クロロスチレン、α−メチルスチレン、ジビニ
ルベンゼン:置換基としては、メチル、エチル、プロピ
ル、ブチル、アミル、2−エチルヘキシル、オクチル、
ノニル、ドデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、シク
ロヘキシル、ベンジル、メトキシエチル、ブトキシエチ
ル、フェノキシエチル、アルリル、メタリル、グリシジ
ル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、
3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル、ジメチルアミノ
エチル、ジエチルアミノエチル等のごとき基を有するア
クリレート、メタクリレート又はフマレート;エチレン
グリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリ
コール、ポリプロピレングリコール、1.3−ブチレン
グリコール、テトラメチレングリコール、ヘキサメチレ
ングリコール、ネオペンチルグリコール、トリメチロー
ルプロパン、グリセリン及びペンタエリスリトール等の
モノ(メタ)アクリレート又はポリ(メタ)アクリレー
ト:酢酸ビニル、酪酸ビニル又は安息香酸ビニル、アク
リロニトリル、セチルビニルエーテル、リモネン、シク
ロヘキセン、ジアリルフタレート、ジアリルイソフタレ
ート、2−13−又は4−ビニルピリジン、アクリル酸
、メタクリル酸、アクリルアミド、メタクリルアもド、
N−ヒドロキシメチルアクリルアミド又はN−ヒドロキ
シエチルメタクリルアミド及びそれらのアルキルエーテ
ル化合物、ネオペンチルグリコール1モルに2モル以上
のエチレンオキサイド若しくはプロピレンオキサイドを
付加して得たジオールのジ(メタ)アクリレート、トリ
メチロールプロパン1モルに3モル以上のエチレンオキ
サイド若しくはプロピレンオキサイドを付加して得たト
リオールのジ又はトリ(メタ)アクリレート、ビスフェ
ノールA1モルに2モル以上のエチレンオキサイド若し
くはプロピレンオキサイドを付加して得たジオールのジ
(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)
アクリレート1モルとフヱニルイソシアネート若しくは
n−ブチルイソシアネート1モルとの反応生成物、ジペ
ンタエリスリトールのポリ(メタ)アクリレート等を挙
げることができるが、トリメチロールプロパントリアク
リ!/ −1・、トリシクロデカンジメチロールジアク
リレ−1・、ポリエチI/ングリコールジアクリ[/−
h、ポリプロピレングリコールジアクリレート、ヘキサ
ンジオールジアノリレー1・、ネオペンチルグリコール
シアクリ1/−1・、トリス(アクリルオキシエチル)
イソシアヌ1ノートが特に好ましい。
同様に、高分子形成性オリゴマーとしては、例えば、 ゛(1)ビスフェノールA型エポキシ樹脂に(メタ)ア
クリル酸、更に場合によりヤシ油脂肪酸等の長鎖脂肪酸
をエステル化させて得たエポキシ(メタ)アクリレ−I
・あるいはその長鎖脂肪酸変性物、水酸基を有するエポ
キシ(メタ)アクリレートに二塩基酸無水物、四塩基酸
ジ無水物、無水l・リメリット酸を付加して得たカルボ
キシル基を有する1ボキシ(メタ)アクリレートの如き
エポキシ(メタ)アクリレ−川・及びその変性物。
(2)  英国特許第1,147.732号明細@(特
開昭5137193号公報及び特開昭51−13879
7号公報)に記載されているようなジイソシアチー1・
化合物とポリオールとを予め反応させて得られる末端イ
ソシアノ−・−1・化合物に更にβ−にドロキシアルキ
ルアクリレート及び/又はメタクリレ−I・を反応せし
るめことによって得られる分子内に2個以上のアクリロ
イロキシ基及び/又はメタクリロイロキシ基をもった付
加重合性化合物。
(3)特公昭47−3262号公報に記載されているよ
うな無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキザ
ヒドロ無水フタル酸、テI・ラクロロ無水フタル酸、あ
るいは無水−・ツト酸のよ・うな二塩基酸無水物どグリ
シジルアクリレート及び/又はグリシジルメタクリレー
トとを開環乗合して得られるアクリロイロキシ基及び/
又はメタクリロイロキシ基を多数ペンダントにもった直
線状ポリエステル化合物。
(4)特公昭47−23661号公報に記載されている
ような隣接炭素原子に少なくとも3個のエステル化可能
なヒドロキシル基を有する多価アルコールと、アクリル
酸及び/又はメタクリル酸と、ジカルボン酸およびその
無水物からなる群から選択されたジカルボン酸類との共
エステル化によって製造された璽合可能なエステル類。
(5)英国特許第628.150号明細書、米国特許第
3.020.255号明細書および月刊誌「マクロモレ
キュールズJ第4巻、第5号、第630〜632頁(1
971年)に記載されているごときメラミンまたはペン
ジグアナ名ンにホルムアルデヒド、メチルアルコールお
よびβ=ヒドロキシアルキルアクリレー1・(またはメ
タクリレ−1・)等を反応せしめて得られるポリアクリ
ル(またはポリメタクリル)変性トリアジン系樹脂。
(6)米国特許第3.377.406号明細書に記載さ
れているようなポリヒドロキシ化合物のグリシジルエー
テル化物にアクリル酸またはメタクリル酸を反応させて
得、られる不飽和ポリエステル樹脂。
(7)米国特許第3.455.801号明細書及び米国
特許第3,455,802号明細書に記載されている一
般式%式% (ここにおいてRは炭素原紙数2〜lO個の2価の飽和
又は不飽和脂肪族炭化水素基を示し、R′は炭素原子数
2〜・10個の2価の飽和脂肪族炭化水素基を示し、R
″は水素原子又はメチル基を示し、nは1〜14の整数
である。) で示される両末端にアクリロイロキシ基又はメタクリロ
イロキシ基を有するポリエステル化合物。
(8)米国特許第3. (83,104号明細書及び米
国特許第3.470.079号明細書に記載されている
一般式(ここにおいてAば一〇−又は−NH−を示し、
1分子中で少なくとも2個は−NH−であるものとし、
Rは二価の飽和脂肪族または不飽和脂肪族炭化水素基を
示し、R′は二価の飽和又は不飽和の脂肪族あるいは感
情炭化水素を示し、R″は水素原子又はアルキル基を示
し、n 1.J: 1〜・14の整数であるものとする
。) で示されるジアクリル変性(またはジメタクリル変性)
ポリアミド化合物。
(9)特公昭48−37246号明細書に記載されてい
る一般式 (ここにおいてXは水素原子又はアシル基を示し、Rは
二価の飽和又は不飽和の脂肪族あるいは環状炭化水素基
を示し、R′は二価の脂肪族炭化水素基を示し、Rtは
水素原子又はアルキル基を示すものとし、Aは一〇−又
は、−NH−を示し、1分子中で少なくとも2個は−N
H−であるものとし、nは1〜14の整数である。) で示されるジアクリル変性(またはジメタクリル変性)
ポリアミド化合物。
00)米国特許第3.485,732号明細書に記載さ
れているような飽和又は不飽和の二塩基酸又はその無水
物、あるいは必要に応じてそれらとジオールとを反応さ
せて得られる両末端にカルボキシル基を有する化合物に
更にグリシジルアクリレートまたはグリシジルメタクリ
レートを反応せしめることにより得られるジアクリル変
性(又はジメタクリル変性)ポリエステル化合物。
(11)特公昭48−12075号明細書に記載されて
いるごとき分子中に一般式、 X (ここにおいてXはアシル基又はウレタン基を示し、R
は、H,CHz 、 Cj2又はCNであるものとする
。) で示されるくり返し単位を有する側鎖に不飽和酸エステ
ル結合を有する(メタ)アクリル共重合体に基づく化合
物。
等を挙げることができるが、カプロラクトン変性ヒドロ
キシピパリン酸エステルネオペンチルグリコールジアク
リレートが特に好ましい。
重合開始剤としては、例えば、2−ヒドロキシ−2−メ
チル−1−フェニルプロパン−1−オン(メルク社製「
ダロキュア1173J)、1−ヒドロキシシクロへキシ
ルフェニルケトン(チバ・ガイギー社製「イルガキュア
184J)、■−(4−イソプロピルフェニル)−2−
ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン(メルク社
製「ダロキュア1116. ) 、ベンジルジメチルケ
タール(チバ・ガイギー社製「イルガキュア651 J
 )、2−メチル−1−(4−(メチルチオ)フェニル
〕2−モルホリノプロパノン−1(チバ・ガイギー社製
「イルガキュア907 J 、2.4−ジエチルチオキ
サントン(日本化薬社製「カヤキュアDETXJ )と
p−ジメチルア旦ノ安息香酸エチル(日本化薬社製「カ
ヤキュアEPAJ)との混合物、イソプロピルチオキサ
ントン(ワードプレキンソップ社製「カンタキュアーI
TXJ )とp−ジメチルア箋ノ安息香酸エチルとの混
合物等が挙げられるが、液状である2−ヒドロキシ−2
−メチル−1−フェニルプロパン−1−オンが液晶材料
、高分子形成性モノマー若しくはオリゴマーとの相溶性
の面で特に好ましい。
調光層構成材料に、任意成分として、連鎖移動剤、光増
感剤、染料、架橋剤等を、前記モノマーオリゴマー等の
種類や、所望の液晶デバイスの性能に合わせて適宜併用
することができる。
特に連鎖移動剤の併用は、モノマー又はオリゴマーの種
類によっては極めて効果的で、樹脂の架橋度が高くなり
過ぎるのを防止し、それによって、液晶材料が電界に応
じて応答し易くされ、低電圧駆動性が発揮される。連鎖
移動剤の好例は、ブタンジオールジチオプロピオネート
、ペンタエリスリトールテトラキス(β−チオプロピオ
ネート)、トリエチレングリコールジメルカプタン等々
である。連鎖移動剤の添加量は、使用するモノマー又は
オリゴマーの種類によっても異なるが、あまりに少ない
と効果が薄く、多過ぎるとデバイスの不透明度が低下1
−で表示のllン1ラス1へが悪くなる傾向に1f・)
るので好ましくない。その有効量は、Tノマー又はオリ
ゴマーに対してl)、 05−30重部%と考えられる
が、0.1−・20重量%が好適である。
基板にかげる圧力(、!、茫板間1.=介在する調光層
構成材料の性状によって決められる。特に前記調光層構
成材料の粘度乙こより、圧力の大ぎさが左右される。高
粘度なものほど必要とする圧力1.、主人きい。
操作−し、圧力が低い方が有利であるが、その、1ミう
な目的のために種)イの減粘化方法をとることが出来る
。例えば、温度を−Lげること、ヌ、液晶デバイスの性
能を阻わない範囲で調光層構成材料に極性の小さい低分
子量のモノマクリl/−h等を添加することが有効であ
る。
圧力のかけ方は、基板面全体に均等乙1−かかるように
することが重要であり、そのように工夫された種々の機
械を使・うことか出来る。
重合性組成物を重合硬化させる方法は通常知らJl、て
いる硬化力法7・あればよく、例えば熱重合放射綿重岩
電子線重合等があげられるが、紫外線照射による重合硬
化方法が好適である。
紫り(線重合硬化方法において、■硬化濁度を前記混合
溶液の液晶相−等方性液体相の相転移温序゛より高温1
,1:設足(7、■前記混合溶液のUV吸収波長や重合
性組成物に応じて、又、基板間隔の厚みにより、重合V
にに差が生しない程度の強い紫外線をパルス状に照射す
ることにより、基板間に介在1、液晶材料の連続相中に
生成する透明性固体成分の3次元ネッI・ワークの絹責
の大きさを均−化及び大きさのコンl−+=y−ルをし
、もって明瞭なしきい値電圧と急峻性をもった液晶表示
素子即ち、時5)削駆動表示できる液晶デバイスを製造
することが出来る。
(作 用) 本発明の液晶デバイスの製造方法によれば、去きさの異
る2枚の基板の一力の基板面に調光層構成材料を塗布し
、他方を重ね合せ、圧着する工程において余剰液を回収
することにより効率よく安価に液晶デバイスを製造する
ことが出来る。
(実施例) 以下、図面を用いて本発明を具体的に説明する。
実綿例■ 第1図及び第2図において、20.5 X 20.5 
c角四方の、厚み1.5nunITD電極付ガラス基板
1上にグラスファイバー製スベーザー4(平均大さ12
゜05±0.2μm)のアルコール懸濁液を塗布j−た
後、アルコールを茎発乾固さ・(とた。
基板lの周端部ζ、こ紫夕)線重合性化合物、エボキシ
ジアクリレー 1・(大日本インキ化学工業社製デイン
クライ1−UE−8200)を厚さ3.5〜0.7mm
1.7なるよ・う帯状乙1″、塗布し、30mW/cm
”の紫月線照11を30秒行い、防1−1.壁3を形成
1〜た。又、あらかj、、、め防止壁の途中2h所に約
1mmの切!1、目を入れておいた。
次!J液晶祠料とj−7てrRo−571J  <aツ
シェ材製ネコ゛1・−ノク液晶)80重紙部と重合性化
名物としてポリプロピ1ノングリコ−・ルジアクリ!/
 −1・(新中辛・1化′7社製、A P (1:÷−
400)19.6重量部及び重合開始剤とし、て2−ヒ
トIJ 4ニジ−2−メチル−1−フェニル−プロパン
−1−オン0.4 ffi量部からなる調光層構成材料
5を40゛Cと等方性液体状態で基板1の中央部に塗布
する。塗布した液量は2.2 gであった。40゛Cの
温度を侃らながら20X20印四方、1.61厚さ、I
TO電極(1ガラス基板2をゆっくりと重ね合せる。こ
の時気泡を巻き込まぬよう間欠的に数百迭クロン/mi
n以下の速度で貼り合ゼた。ガラスの0重のみで溶液5
は全面にいきわたり気泡の混入は観察されなかった。又
、基板1と防止壁3との間に余剰液5′が観察された。
防止壁3の2ケ所の切れ口に外径1 m/mのステンレ
ス製の中空針6をつz3、針の他方は吸引ビンに細いポ
リエチレンのチューブを通してig絽した。
吸引ビンを弱い減圧系にしながら基板20−徐々に圧力
を加え、ついにはスベーザーの厚み迄、基板間隔を挾め
た。こ゛の間に回収された調)14層構成材料は1.3
gであっ左。又、1余剰液の左板裏側・・・(7′)も
れは見られなかっノに。中辛の針〔iを取りはずし40
°Cの温度で光強度40mW/cz”(於365nm)
の紫外線を10秒間照射し、重合性化合物を硬化させた
。得られた液晶デバイスは裏もれによるよごれもなく均
一で一様に白濁したものであった。
実施例2 第3図において、20.5 X 20.5 cm四方の
、厚み1.5mmITD電極付ガラス基板1上にグラス
ファイバー製スペーサー4(平均太さ12.05±0.
2μ、)のアルコール懸濁液を塗布した後、アルコール
を蒸発乾固させた。
液晶材料としてrRO−5714(ロッシエ社製ネマチ
ック液晶)80重量部と重合性化合物としてポリプロピ
レングリコールジアクリレート(新中村化学社製APG
−400)19.6重量部及び重合開始剤として2−ヒ
ドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−l−
オン0.4重量部からなる調光層構成材料5を40°C
と等方性液体状態で基板lの中央部に塗布する。塗布し
た液量は1.9gであった。40’Cの温度を保ちなが
ら20×20cm四方、1.6mm厚さ、IT○電極付
ガラス基板2をゆっくりと重ね合せる。この時気泡を巻
き込まぬよう間欠的に数百ミツ0フフ下の速度で貼り合
せた。ガラスの自重のみで溶液5は全面にいきわたり気
泡の混入は観察されなかった。
第4図及び第5図で示す壁部に開口部7を有する4本の
外径1 ra/+のステンレス製中空管8を第3図及び
第4図のように配置し、中空管8の他方は吸引ビンに細
いポリエチレンのチューブを通して連絡した。
吸引ビンを弱い減圧系にしながら基板2に徐々に圧力を
加え、ついにはスペーサーの厚み迄、基板間隔を狭めた
。この間に回収された調光層構成材料は1. 1 gで
あった。又、余剰液の基板裏側へのもれは見られなかっ
た。中空管8を取りはずし、40°Cの温度で光強度4
0mW/cm”(於365nm)の紫外線を10秒間照
射し、重合性化合物を硬化させた。
このようにして得られた液晶デバイスは裏もれによるよ
ごれもなく、均一な白濁したものであった。
(発明の効果) 本発明の液晶デバイスの製造方法によれば、余剰液によ
る基板のよごれやそれによって生じる調光層のむらのな
い均一な液晶デバイスを、同一装置内で効率的に製造す
ることが出来る。
従って本発明の液晶デバイスの製造方法を用いることに
よって視野遮断のスクリーン、採光調節のカーテンや窓
、文字、図形の大型表示板等に用いる液晶デバイスを効
率的に製造することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る液晶デバイスの側断面図であり、
第2図は本発明に係る液晶デバイスの斜視図であり、第
3図は本発明に係る液晶デバイスの製造方法のうち、中
空管をもうけた製造方法を示す斜視図であり、第4図は
中空管の開口部分を拡大して示した側断面図であり、第
5図は中空管の正面図である。 1、2・・・基板、3・・・防止壁、5・・・調光層構
成材料、8・・・中空管。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(1)電極層を有していても良い、少なくとも一方
    が透明な大きさの異る2枚の基板の一方の大きな方の基
    板に、 (a)液晶材料 (b)重合性組成物及び (c)重合開始剤 を含有する調光層構成材料を塗布する第1工程と (2)調光層構成材料から成る塗布面の上方からもう一
    方の小さな方の基板を重ね合わせた後、大きな方の基板
    のはみ出し部分に溜った余剰調光層構成材料を回収しな
    がら2枚の基板の両側から圧力をかけ、次いで重合性組
    成物を硬化させる第2工程 から成る、前記2枚の基板の間に支持された調光層を有
    し、前記調光層が液晶材料及び透明性固体成分から成り
    、前記液晶材料が連続相を形成し、前記透明性固体物質
    が前記液晶材料中に粒子状又は3次元ネットワーク状に
    存在している液晶デバイスの製造方法。 2、2枚の基板を調光層構成材料を介在させながら重ね
    合せ、圧着させる場合、大きい基板の周端部でかつ小さ
    い基板の外廻りの位置に余剰液もれ防止壁を配置し、余
    剰液もれ防止壁内に溜った余剰調光層構成材料を回収す
    ることよりなる請求項1記載の液晶デバイスの製造方法
    。 3、2枚の基板を調光層構成材料を介在させながら重ね
    合せ、圧着させる場合、2枚の基板の境界で余剰調光層
    構成材料液と接触するように壁部に開口部を有する中空
    管を配置し、該中空管を通して余剰調光層構成材料液を
    回収することよりなる請求項1記載の液晶デバイスの製
    造方法。 4、正の誘電率異方性を示す液晶材料を用いる請求項1
    、2又は3記載の液晶デバイスの製造方法。 5、液晶材料が調光層構成材料の60重量%以上を占め
    る請求項1、2、3又は4記載の液晶デバイスの製造方
    法。 6、重合性組成物が紫外線硬化型樹脂組成物である請求
    項1、2、3、4又は5記載の液晶デバイスの製造方法
    。 7、重合性組成物の硬化温度条件が、調光層構成材料の
    液晶相から等方性液体相への相転移温度よりも高い温度
    である請求項1、2、3、4.5又は6記載の液晶デバ
    イスの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0582656A1 (en) * 1991-05-02 1994-02-16 Kent State University Crystalline light modulating device and material
US5944934A (en) * 1995-02-27 1999-08-31 Samsung Electronics Co., Ltd. Manufacturing method of liquid crystal display panel and apparatus therefor
JP2020021016A (ja) * 2018-08-03 2020-02-06 凸版印刷株式会社 調光フィルムおよびその製造方法

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