JPH0364488B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0364488B2
JPH0364488B2 JP21332683A JP21332683A JPH0364488B2 JP H0364488 B2 JPH0364488 B2 JP H0364488B2 JP 21332683 A JP21332683 A JP 21332683A JP 21332683 A JP21332683 A JP 21332683A JP H0364488 B2 JPH0364488 B2 JP H0364488B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bacn
con
solution
condensate
solvent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP21332683A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60105639A (ja
Inventor
Masaji Kubo
Hideo Satsuka
Yukihiro Tsutsumi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tosoh Corp filed Critical Tosoh Corp
Priority to JP21332683A priority Critical patent/JPS60105639A/ja
Priority to US06/615,541 priority patent/US4898998A/en
Priority to CA000455684A priority patent/CA1240707A/en
Publication of JPS60105639A publication Critical patent/JPS60105639A/ja
Publication of JPH0364488B2 publication Critical patent/JPH0364488B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、臭素化アセナフチレン縮合体をその
製造過程により得られた溶液から粉体として分離
回収する方法に関する。 臭素化アセナフチレン縮合体(以下Con−
BACNと略する)は、離燃性および耐放射線性
に優れた化合物で、各種樹脂に配合されて該樹脂
を難燃性および耐放射線性にする性質がある。ま
た、分子内に二重結合を有しているため、遊離基
発生処理を施すことにより樹脂にグラフト化も可
能であり、また縮合体であるため樹脂との相溶性
に優れ、従つて長期に亘つて安定した難燃および
耐放射線性を維持することができる化合物として
注目されている。(特開昭56−122862号公報)従
つて、Con−BACNは、難燃性と同時に耐放射線
性を有することが要求される原子炉、増植炉ある
いはイオン化放射線発生器などに使用される電線
ケーブル用被覆絶縁材料、各種樹脂組成物への利
用が期待されている。 本発明の目的は、Con−BACNを含有する溶液
からCon−BACNを粉体として分離回収すること
が出来る工業的方法が提供するものである。本発
明でいうCon−BACNとは、臭素を芳香環に少な
くとも1個以上含有する化合物で、臭素化アセナ
フテンが形式的には、フリーデル・グラフツ反応
を起して縮合し、縮合度2以上の多量体となり、
続いて脱臭素水素反応によりCon−BACNとなつ
たものをいう。 すなわち、一般式〔〕もしくは〔〕 (式中、nおよびn′は1〜5の整数を表わす)で
表わされる単位を構成要素とする縮合体であり、
その結合様式はアセナフチレンのベンジル位炭素
とアセナフチレンのアリール位炭素との分子間の
結合である。その結合点は、 例えば、1(あるいは2)、5′−
【式】 または、1(あるいは2)、6′−
【式】 等が例示されるが、その他にも1(あるいは2)、
3′−、1(あるいは2)、4′−、1(あるいは2)、
7′−、1(あるいは2)、8′−等の結合が考えられ
る。縮合度3以上のものは、このような結合の何
れかにより構成単位を増大せしめたものである。
本発明でいう縮合体とは、樹脂との相溶性に優れ
ている縮合度10以下のものが好ましい。 Con−BACNは、一般にアセナフテンの臭素
化、縮合および脱臭化水素反応により製造され
る。 すなわち、アセナフテンをハロゲン化炭化水素
溶媒中でルイス酸触媒の存在下に、臭素を添加し
て臭素化と縮合を行い、得られたハロゲン化アセ
ナフテン縮合体を苛性カリ−メタノール等の塩基
で脱臭化水素反応を行つて製造される。脱臭化水
素反応は、苛性カリ−メタノール等の塩基に不活
性な溶媒、すなわちハロゲン化炭化水素もしくは
芳香族炭化水素溶媒中で行われる。従つて、Con
−BACNは、良溶媒であるハロゲン化炭化水素
もしくは芳香族炭化水素の溶液として得られる。 これらのCon−BACN溶液からCon−BACNを
粉体として分離回収する方法としては、Con−
BACN溶液をCon−BACNの溶解度の小さい溶
媒、即ち貧溶媒中に添加して再沈殿させる方法が
知られている。例えば、アセトン中で再沈殿させ
る方法(Y.Morita and M.Hagiwara,J
Appl.Polym.Sci.27 3329(1982))や本発明者ら
が既に出願した炭素数3から5までの脂肪族一価
アルコール中で再沈殿させる方法である。 前者では、反応で得られたCon−BACN溶液を
あらかじめ濃縮し、続いて冷アセトン(0〜−10
℃)中へ添加し再沈殿させるという方法をとるた
め、繁雑な操作を要し、しかもCon−BACNの回
収率が低い欠点を有していた。後者では、Con−
BACNの回収率は高いけれども、良溶媒と貧溶
媒が共沸混合物を形成し、溶媒の分離回収が難し
く工業的に行う場合に問題があることを見出し
た。 そこで本発明者らは、炭素数5から9までの飽
和脂肪族炭化水素中で再沈殿を行うと、簡単な操
作で再沈殿出来、また液は共沸しないため、蒸
留による溶媒の分離回収が可能となることを見出
し、先に特許出願した。 しかし、本方法で得られるCon−BACNの回収
率は、80%前後で未だ若干低く、再沈殿後Con−
BACNを分離した液中に溶解して含まれてい
るCon−BACNの処置も問題となるため、本方法
は工業的な分離回収方法としては未だ満足出来る
ものではなかつた。 そこで本発明者らは、Con−BACNの工業的分
離回収方法について、さらに鋭意検討を行つた結
果、製造工程で得られたCon−BACNの良溶媒溶
液を、沸点が良溶媒より高い炭素数5から9まで
の飽和脂肪族炭化水素の貧溶媒中に添加して、
Con−BACNを粉体として再沈殿させた後、該ス
ラリーから蒸留により良溶媒を除き、得られた
Con−BACNスラリーを過して、Ccn−BACN
を粉体として分離し、液を次回の再沈工程の貧
溶媒に循環させ、以下この操作を反復継続すれ
ば、Con−BACNを高い回収率でしかも良好な粉
体として得られることを見出し本発明に到達し
た。 すなわち、本発明はアセナフテンの臭素化、縮
合および脱臭化水素反応で製造したCon−BACN
を粉体として分離回収する方法において、 (A)製造工程で得られた、ハロゲン化炭化水素も
しくは芳香族炭化水素からなる良溶媒に溶解した
Con−BACNの溶液を、沸点が良溶媒より高い炭
素数5から9までの飽和脂肪族炭化水素からなる
貧溶媒中に添加し、Con−BACNを再沈殿させる
工程;(B)(A)工程で得られたCon−BACNのスラリ
ーを蒸留して良溶媒を留去する工程;および(C)(B)
工程で得られたCon−BACNのスラリーを過し
て、Con−BACNを粉体として分離回収し、液
を(A)工程の貧溶媒として循環する工程からなるこ
とを特徴とするCon−BACNの分離回収方法を提
供するものである。 次に本発明の方法について各工程にわけて具体
的に説明する。 (A) 工程 アセナフテンの臭素化、縮合および脱臭化水
素反応で製造したCon−BACNの良溶媒溶液
を、沸点が良溶媒より高い貧溶媒中に添加し、
Con−BACNを再沈殿させる。 本発明でいう良溶媒とは、Con−BACNを溶
解し、脱臭化水素反応に不活性なハロゲン化炭
化水素もしくは芳香族炭化水素が選ばれる。例
えば、四塩化炭素、クロロホルム、塩化メチレ
ン、エチレンジクロリド、エチレンジブロミ
ド、クロルベンゼン、ベンゼン、トルエン、キ
シレン、エチルベンゼン等をあげることが出来
る。またCon−BACNの濃度は、特に制限ない
が、次工程での蒸留の負担を軽減させるため
に、比較的高濃度にしておくことが好ましい。
通常10〜70重量%程度が用いられる。 本発明の方法で使用される貧溶媒としては、
炭素数5から9までの飽和脂肪族炭化水素であ
り、直鎖状、分岐状、あるいは環状のもの、い
ずれでも良く、例えばペンタン、ヘキサン、シ
クロヘキサン、メチルシクロペンタン、2−メ
チルペンタン、3−メチルペンタン、2,2−
ジメチルブタン、2,3−ジメチルブタン、ヘ
プタン、メチルシクロヘキサン、2−メチルヘ
キサン、3−メチルヘキサン、2,3−ジメチ
ルペンタン、2,4−ジメチルペンタン、オク
タン、2,2,3−トリメチルペンタン、2,
2,4−トリメチルペンタン、エチルシクロヘ
キサン、ノナン等をあげることが出来る。工業
的入手の容易さや経済的見地から炭素数5〜8
のペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプ
タン、オクタン、2,2,4−トリメチルペン
タンが実用上好ましい。これらは2種類以上の
混合物であつても良い。 これら飽和脂肪族炭化水素をCon−BACNの
再沈殿に使用する量は、通常添加するCon−
Con−BACN溶液に対して、体積で1〜20倍量
を、好ましくは2〜10倍量を用いる。飽和炭化
水素の量がCon−BACN溶液の等量以下の場合
はCon−BACNの析出量が少なく、20倍量以上
の場合は再沈殿自体には問題はないが経済的で
ない。本発明の炭素数5〜9の脂肪族炭化水素
は、Con−BACNの微粉体を得る再沈殿溶媒と
して優れており、更に有利には、ハロゲン化炭
化水素又は芳香族炭化水素いずれとも共沸しな
いため、蒸留により容易に分離でき、それぞれ
再使用することが可能である。 本発明の方法では、貧溶媒の沸点が良溶媒の
沸点より高いことが必要である。次の(B)工程で
良溶媒の蒸留分離を行うため、通常貧溶媒の沸
点は良溶媒の沸点より5℃以上、好ましくは10
℃以上高いことが望まれる。従つて、このよう
な沸点を有する良溶媒と貧溶媒の組み合わせが
選ばれ、代表的にはベンゼン(b.p.80.1℃)−ヘ
プタン(93.6℃)、四塩化炭素(76.8℃)−2,
2,4−トリメチルペンタン(99.2℃)、エチ
レンジクロリド(83.5℃)−オクタン(125.7
℃)等の組み合わせをあげることが出来る。特
に好ましくは、製造工程の関係から四塩化炭素
−2,2,4−トリメチルペンタンの組み合わ
せである。Con−BACNの再沈殿は、Con−
BACNの良溶媒溶液を該脂肪族炭化水素中へ
添加して行うが、その際、撹拌が行われている
ことが好ましい。再沈殿の際の温度は、Con−
BACNの融点以下であれば特に制限はないが、
通常室温で良い。Con−BACN溶液をこれら貧
溶媒中に添加すると、溶媒間の相溶性、分散性
が優れているため、極めて短時間のうちにCon
−BACN粉体の析出が起り、Con−BACN中
に残存する良溶媒も効率よく抽出されるため
Con−BACNの能率的な析出が可能となる。 従つて、再沈殿後、微粉体のCon−BACNを
含むスラリーを得ることが出来る。 (B) 工程 上記(A)工程で得られたCon−BACNのスラリ
ーを蒸留し、スラリーから良溶媒を留去する。 蒸留は、常圧下もしくは減圧下で実施出来
る。 蒸留温度は、Con−BACNが溶融固結せずス
ラリーの状態を保つ温度が選ばれ、具体的には
釜温度がCon−BACNの融点以下、すなわち
120℃以下好ましくは100℃以下であることが必
要である。本発明者らが実施した結果では、(A)
工程で得られたCon−BACNスラリーを別
し、その液を蒸留して良溶媒を回収した場
合、液中に溶解していたCon−BACNが樹脂
状に析出して、蒸留釜の内壁や撹拌羽根に付着
し固結するため、撹拌が困難となつたり、取扱
い操作が難しくなり、溶媒の回収操作が困難と
なる。 一方、本発明の方法では、Con−BACNスラ
リーを蒸留するため、溶液に溶解したCon−
BACNが蒸留の際、スラリーの粉体表面にう
まく析出し、上記の樹脂状の固結等は全く見ら
れず、Con−BACNの良好な粉体のスラリーを
得ることが出来るとともに良溶媒の回収が容易
に出来る。良溶媒をCon−BACNスラリーから
蒸留により留去するが、その除去率は高い方が
望ましく、具体的には50%以上除くことが好ま
しい。良溶媒の除去率が50%以下と低い場合
は、Con−BACNの回収率が低い。また、蒸留
後得られた液は、循環して次回の再沈殿に再
使用するが、再沈殿の際、良溶媒と貧溶媒の組
成比率およびCon−BACNの濃度を一定に保つ
ために、液の一部を抜き出す必要が生じ、し
かもその抜出し率を相当に大きくとらなければ
ならない欠点がある。蒸留により得られた良溶
媒は、精留により精製して次回の臭素化、縮合
反応もしくは脱臭化水素反応に再使用すること
ができる。 (C) 工程 前記(B)工程で得られたCon−BACNのスラリ
ーを過して、Con−BACNを分離して回収
し、液を(A)工程の貧溶媒に循環する。スラリ
ーの過は、吸引過、遠心分離等の慣用の方
法で行つてよい。得られるCon−BACNは、乾
燥後微粉体として得られる。 液は(A)工程の貧溶媒に循環して再沈殿に使
用する。具体的には、溶解分のCon−BACNを
含んでいる液に一部貧溶媒を加えて、再沈殿
の際(A)工程で選択した良溶媒と貧溶媒の組成比
率による様に調整し、貧溶媒として使用する。 以上本発明の方法を実施することによつて、
製造工程で得られたCon−BACN溶液からCon
−BACNを微粉体として高い回収率で得るこ
とが出来る。また、液は、循環再使用するた
め、回分式で再沈殿する方法に比べ液中に溶
解して含まれるCon−BACNの処理も不要であ
る。 したがつて、工業的にも有利にCon−BACN
を分離回収することができる。 次に実施例を以つて本発明の方法をさらに具体
的に説明するが、これに限定するものでない。 実施例 1 アセナフテン154gと塩化第2鉄12gとを四塩
化炭素1.5中に加え25℃に保つた。この溶液に
臭素960gを四塩化炭素250mlに溶解した液を5時
間で滴下した。滴下後、55℃まで昇温し臭素の色
が消えるまで反応を行つた。反応液中の不溶物を
過して除き、反応液を十分水洗した後、加熱還
流下に水酸化カリウム72gをメタノール300mlに
溶解した液を1時間で滴下し更に1時間反応させ
た。反応液を冷却後、臭化カリウムを過して除
き、メタノールを留去して水洗を行い、Con−
BACN310g、四塩化炭素1.7を含む溶液1.8
を得た。以下この溶液を処理液という。 (A) 工程 撹拌下、i−オクタン7.2中へ上記の処理
液を室温下で1時間で滴下し、Con−BACNの
再沈殿を行つた。滴下と同時に微粉体の析出が
起り、滴下終了後更に30分撹拌を続け完全に粉
体を析出させた。 (B) 工程 (A)工程で得られたCon−BACNのスラリー
を、撹拌下、ガラス製ヘリツクス(5mmφ)を
充填した内径2.5cm、高さ80cmの蒸留塔を用い
て常圧下で蒸留した。釜温度85〜95℃、塔頂温
度76〜83℃で四塩化炭素を主成分とする留分
2.3を留出させて蒸留を終えた。その後、撹
拌下に室温まで冷却し、分散性の良好なCon−
BACNスラリーを得た。留出液の組成は、四
塩化炭素57.1vol.%,i−オクタン4.29vol%
で、釜液から四塩化炭素の除去率は78%に相当
する。 (C) 工程 (B)工程で得られたCon−BACNスラリーを吸
引過し、粉体と液を分離した。得られた粉
体を乾燥し、融点125〜147℃を示す赤褐色粉末
状Con−BACN260gを得た。 分析の結果、得られたCon−BACNは臭素含
有率67%で、ゲルパーミエーシヨンクロマトグ
ラフ測定による縮合度は、単量体以下33%、2
量体43%、3〜8量体23%であつた。 液中には、Con−BACN50g、四塩化炭素
0.35、i−オクタン5.8が含まれている。
この液をi−オクタン2.4と混合し、(A)工
程の貧溶媒に循環した。 次に新たに製造した処理液を第1回目の操作
と同様にこの貧溶媒中に添加して再沈殿を行つ
た。以下同様に(B)および(C)工程を第1回目に準
じて行い、さらにこの一連の操作を合計5回く
り返した。各回における(A)工程の再沈殿の際の
i−オクタン/CCl4の体積比、(B)工程の四塩
化炭素除去率、Con−BACNの回収率を第1表
に示した。 なお、回収率は処理液中に含まれるCon−
BACNに対する各回毎に乾燥して得られたCon
−BACN粉体の百分率で示した。
【表】 また、2回目以降得られたCon−BACN粉体
の物性(融点、縮合組成、臭素含有率)は、い
ずれも1回目のものとほぼ同等であつた。 なお、1〜4回の(B)工程の蒸留により得られ
た留出液を合わせて四塩化炭素を精留し、純度
99.5%の四塩化炭素を得た。この四塩化炭素を
用いて5回目の臭素化、縮合、脱臭化水素反応
を行つてCon−BACNを合成したところ、何ら
問題は見られなかつた。 比較例 撹拌下、i−オクタン2中に、実施例1に準
じて製造したCon−BACN94gを含む四塩化炭素
溶液0.55を室温下で30分で滴下し、更に30分撹
拌を続けCon−BACNの再沈殿を行つた。析出し
た粉体を別し乾燥して融点126〜147℃の赤褐色
の粉末状Con−BACN76.6gを得た。Con−
BACN四塩化炭素溶液からCon−BACNの回収
率は81.5%に相当する。 また、得られた液を蒸留して四塩化炭素の回
収率を行うと、蒸留釜内に粘稠な固体のスケーリ
ングが著しく起り、撹拌が困難となつたため、回
収操作が続行不能となり四塩化炭素の満足な回収
が出来なかつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アセナフテンの臭素化、縮合および脱臭化水
    素反応で製造した臭素化アセナフチレン縮合体を
    粉末として分離回収する方法において、 (A) 製造工程で得られた、良溶媒に溶解した臭素
    化アセナフチレン縮合体の溶液を、沸点が良溶
    媒より高い貧溶媒中に添加し、臭素化アセナフ
    チレン縮合体を再沈殿させる工程; (B) (A)工程で得られた臭素化アセナフチレン縮合
    体のスラリーを蒸留し、良溶媒を留去する工
    程;および (C) (B)工程で得られた臭素化アセナフチレン縮合
    体のスラリーを過して臭素化アセナフチレン
    縮合体を分離して回収し、液を(A)工程の貧溶
    媒として循環する工程 からなることを特徴とする臭素化アセナフチレン
    縮合体を分離回収する方法。 2 良溶媒として、ハロゲン化炭化水素もしくは
    芳香族炭化水素を用いる特許請求の範囲第1項記
    載の分離回収方法。 3 貧溶媒として、炭素数5から9までの飽和脂
    肪族炭化水素を用いる特許請求の範囲第1項記載
    の分離回収方法。
JP21332683A 1983-06-01 1983-11-15 臭素化アセナフチレン縮合体を分離回収する方法 Granted JPS60105639A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21332683A JPS60105639A (ja) 1983-11-15 1983-11-15 臭素化アセナフチレン縮合体を分離回収する方法
US06/615,541 US4898998A (en) 1983-06-01 1984-05-31 Process for producing brominated acenaphthylene condensates
CA000455684A CA1240707A (en) 1983-06-01 1984-06-01 Process for producing brominated acenaphthylene condensates

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21332683A JPS60105639A (ja) 1983-11-15 1983-11-15 臭素化アセナフチレン縮合体を分離回収する方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60105639A JPS60105639A (ja) 1985-06-11
JPH0364488B2 true JPH0364488B2 (ja) 1991-10-07

Family

ID=16637297

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21332683A Granted JPS60105639A (ja) 1983-06-01 1983-11-15 臭素化アセナフチレン縮合体を分離回収する方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60105639A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005306857A (ja) * 2004-03-24 2005-11-04 Sony Corp ポリアセン化合物の製造方法
JP2006169131A (ja) * 2004-12-13 2006-06-29 Mitsubishi Chemicals Corp ヒドロホルミル化方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60105639A (ja) 1985-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2833727B2 (ja) デカブロモジフエニルアルカン化合物の製法及びそれを含む難燃剤
KR20040108594A (ko) 카복실산의 합성시에 모액으로부터 불순물을 제거하기위한 추출 방법
JPS62142128A (ja) ハロゲン化(2,2)−パラシクロフアンの製造方法とその結果得られるハロゲン化(2,2)−パラシクロフアンの混合物
JP2007535458A (ja) 弗化水素を精製する方法
JP3503062B2 (ja) 高純度テトラブロモビス−フェノール−a方法
JPH0364488B2 (ja)
TW200804460A (en) A process for the production of phenylene ether olygomer
JP2831845B2 (ja) 4,4′―ジブロモジフェニルエーテルの製造方法
JPS6217582B2 (ja)
JPH0794611B2 (ja) ハロゲン化銅フタロシアニンの製造方法
CA1240707A (en) Process for producing brominated acenaphthylene condensates
JPS6272635A (ja) 臭素化アセナフチレン縮合体を製造する方法
EP0128465B1 (en) Process for producing brominated acenaphthylene condensates
JPH047333B2 (ja)
JPS6094928A (ja) 臭素化アセナフチレン縮合体の分離回収方法
JPH0331185B2 (ja)
US4997991A (en) Synthesis of diethynylbenzene
JP2557382B2 (ja) メタ臭素化ビフュノールの製造方法
JPS62253623A (ja) ポリフエニレンスルフイドの精製方法
US3150173A (en) Separation of phthalic isomers
JPS6150958A (ja) 4,4′−ジヒドロキシジフエニルスルホンの精製法
JP3163695B2 (ja) ジクロロジフェニルスルホンの分離方法
JPH06504983A (ja) 大部分がフルオル化されたアルキルブロミドの製造方法
US4716251A (en) Diaryloxyalkane bromination process
US1544532A (en) Process of making chlorinated rubber