JPH0364434A - 磁性合金及びその製造方法 - Google Patents

磁性合金及びその製造方法

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JPH0364434A
JPH0364434A JP1200943A JP20094389A JPH0364434A JP H0364434 A JPH0364434 A JP H0364434A JP 1200943 A JP1200943 A JP 1200943A JP 20094389 A JP20094389 A JP 20094389A JP H0364434 A JPH0364434 A JP H0364434A
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JP
Japan
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alloy
ferromagnetic
crystal grains
magnetic
amorphous
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Pending
Application number
JP1200943A
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English (en)
Inventor
Katsuto Yoshizawa
克仁 吉沢
Kiyotaka Yamauchi
山内 清隆
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Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は磁気記録媒体や硬質磁性材料に好適な磁性合金
及びその製造方法に関するものである。
[従来の技術] 従来から、磁気記録媒体や磁石等の硬質磁性材料として
は、結晶質のGo−Ni合金、Fe@土類系合金、Fe
−Cr−Go金合金希土類−〇〇合金等の結晶質合金が
用いられている。
これらの合金は通常スパッター法、蒸着法等の気相気冷
法等や、粉末化したものを塗付したり、固めるなどの方
法により製造される。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、従来の結晶質の合金はそれぞれ−長一短があり
、たとえば希土類−Co合金やFe−希土類合金は酸化
やさびによる特性劣化が著しい問題、Co−Ni合金は
組織が十分均一になりにくく特性ばらつきが大きい等の
問題がある。
本発明の目的は、特性ばらつきが小さく、磁気記録媒体
や硬質磁性材料に好適な新規な磁性合金を提供すること
及びその製造方法を提供することである。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するために鋭意検別の結果本発明者等
は、非強磁性アモルファス相からなる母相中に平均粒径
1000Å以下の強磁性結晶粒がほぼ均一に分布したミ
クロ組織からなる合金が保磁ノJHcが大きく、特性ば
らつきが小さいため磁気記録媒体やその他の用途の硬質
磁性材料に適することを見出し本発明に想到した。
また、もう一つの本発明は、Fe、GO及びNiから選
ばれた少なくとも】種の元素を含むアモルファス合金を
熱処理し、非強磁性アモルファス相からなる母相中に平
均粒径1000A以下の強磁性結晶粒がほぼ均一に分布
したミクロ組織とすることを特徴とする前記合金の製造
方法である。
更にもう一つの本発明は液体急冷法あるいは気相急冷法
により非強磁性アモルファス相からなる母相中に平均粒
径1000Å以下の磁性結晶粒がほぼ均一に分布したミ
クロ組織とすることを特徴とする前記合金の製造方法で
ある。
本発明の合金において強磁性元素であるFe。
Co及びNiから選ばれた少なくとも1種の元素は必須
の元素である。非強磁性アモルファス母相中に分布する
強磁性結晶粒は1000Å以下の平均粒径である必要が
ある。この理由は、十分な保磁力が得にくくなるためで
ある。平均粒径は好ましくは500A以下、より好まし
くは200Å以下である。この範囲で特に高保磁ノJが
得られ、特性ばらつきも小さい。またその強磁性結晶相
の体積比はO01以下以上0. 9以下がBsが高く保
磁力が大きいものが得やすい。
特に好ましくは0. 3以上0. 7以下である。
強磁性結晶粒は、bcc  Fe、fcc  Ni。
hcp  Co、Fe、Co、Niの化合物相等である
。周囲のアモルファス相はNiリッチのアモルファスや
Nb、W、Ta、、Zr、I−If、Mo。
Cr、Ti、Hf、Cu、Ag、Au、Mg、Ca、V
、Mn、N、Pt、Pd、Ru等を含む室温で非磁性の
アモルファスである。またこのアモルファス相はB+ 
 Sit P、Ge等の半金属を含む場合もある。
本発明においてCu、Ag、Au等のF e等と分離す
る傾向の元素を含む場合、組織が微細化されやすくばら
つき低減で特に好ましい結果が得られる。
また、一定量以上のNb、W、Ta、Zr、Hf、Mo
、Cr、Ti、V、Mn等をCu+ Ag1Auと複合
添加した場合より一層の組織の微細化が可能となり、結
晶粒の粒径を500AJX下にし、保磁力を大きくする
ことも容易となる。またこれらの元素はアモルファス相
のキュリー温度低下に効果があり、これらの元素を添加
し製造条件を適切に選ぶことにより容易に非強磁性アモ
ルファスからなる母相中に平均粒径1000Å以下の強
磁性結晶粒とほぼ均一に分布したミクロ組織の合金を得
ることができる。
本発明の合金は通常次のようにして製造される。
まずアモルファス合金を従来から知られている単ロール
法、双ロール法、アトマイズ法等の液体急冷法、あるい
は、スパッタ法、蒸着法等の気相急冷法により作製し、
つぎにこのアモルファス合金薄体、ワイヤー、粉末、膜
等を不活性ガス、あるいは真空中で熱処理し、結晶化さ
せ、非強磁性アモルファス相からなる母相中に平均粒径
1000A以下の強磁性結晶粒がほぼ均一に分布したミ
クロ組織とする。熱処理温度は通常結晶化温度以」二(
約400〜700℃)の範囲で行なわれる。熱処理は通
常不活性ガス雰囲気が望ましいが、必要に応じて大気中
で行なっても良い。
またアモルファス状態のままバルク化し同様な熱処理工
程を経てバルク体を得ることもできる。
もう一つの製造方法は、液体急冷法あるいは気相急冷法
により、非強磁性アモルファス相からなる母相中に平均
粒径1000A以下の強磁性結晶粒がほぼ均一に分布し
たミクロ組織とすることを特徴とする前記磁性合金の製
造方法である。
このような組織は単ロール法や双ロール法等では、ロー
ル周速を変えたり噴出温度を高くしたり、ロール表面温
度を上げる等し、冷却温度を遅くすることにより得るこ
とができる。スパッタ法や蒸着法の場合は、基板温度を
上昇させることにより同様の組織の合金を得ることがで
きる。また、必要に応じて更に熱処理を行なっても良い
このような組織特性が得やすい合金としては(Fe−C
o−Ni)−Cu−Nb系合金や(Fe−Go−Ni)
−Cu−Nb−B−3j系合金、(Fe−Co−Ni)
 −CIJ−Ta−Zr合金等がある。
本系合金は膜の状態のものが特に作りやすく、特に磁気
記録の媒体等に適している。また、アモルファス相のキ
ュリー温度が室温近傍にある場合は温度センサー等に使
用することもてきる。
また結晶粒の特性面をある方向に配向させたり、結晶粒
をある方向にのびた形にし、特定方向を磁化容易軸にし
、磁気特性を更に改善することができる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例に従って説明するが、本発明はこ
れらに限定されるものではない。
実施例 1 原子%でF eba]−、Coza、+ Cu、、N 
bIa、+ B42の組成の厚さ3叩の膜をマグネトロ
ンスパッタ法によりA1基板上に作製した。
XfmM析の結果、アモルファス特有のハローパターン
を示した。また室温において非磁性であった。
次にこの合金膜を600℃で20分熱処理した。
X T&群解析結果、結晶のピークが認められた。室温
で保磁力を測定したところ3100eを示し、結晶損は
強磁性となっていた。
また、透過電子顕微鏡によるミクロ組織観察の結果、粒
径300A以下の結晶粒とそれを取り囲むアモルファス
相からなることが確認された。
第1図にミクロ組織を示す。
次に室温以下の磁化の温度変化を調べたところ急に磁化
が増加し2段の変化を示した。この変化は結晶周囲のア
モルファス相が室温では非磁性であることを示している
実施例 2 原子%でFebal、Cu、、2Zr、6Nb、B、の
組成の合金溶湯をHeガス雰囲気中で単ロール法により
急冷しアモルファス合金薄帯を作製した。
次にこの合金を粉砕し、550’Cでホットプレスを作
った。
X線回折及び透過電子顕微鏡による組織観察の結果結晶
相ピークとアモルファス相特有のハローパターンが認め
られた。またそのアモルファス相は結晶粒の周囲に存在
していた。
次にこの合金を40℃湿度90%の恒温槽中にに入れ、
100時間後の保磁力HCI 60を測定した。恒温槽
に入れる前の保磁力I−I c 0とl−ICl00の
比HCI Q 6 /ト1c’は0.998ではほとん
ど変化は認められなかった。
実施例 3 第1表に示す組成のアモルファス合金薄膜を同周波スパ
ッタ法により作製し、熱処理を行ない、保磁力Hcoを
測定した。次に、この膜を70℃、濃度90%の恒温槽
中に100時間保持し、保磁力Hc”°°を測定した。
保磁力の変化率 J−■c100/ Hc ’  を第
1表に示す。ミクロ組織観察及び磁化の温度変化測定の
結果実施例1と同様の状態であることが確認された。
第1表かられかるように本発明の合金の保磁力の変化は
小さく安定である。
第1表 実施例 4 回転数150Or、p、mのMo製ロールに原子%でF
ebal、Cu、Zr、。Nb、、B、の組成を有する
溶湯を噴射し、幅5mm厚さ40−の合金薄帯を作製し
た。
X線回折および透過電子顕微鏡によるミクロ組織観察の
結果、組織の約70%が結晶相、残部(母相)がアモル
ファス相であることが確認された。
また、磁化の温度変化により、結晶相周囲のアモルファ
ス相は室温で非磁性であることが確認された。
室温の保磁力Hc’および湿度70%100時間保持後
の保磁力HCl00/HC0は0.99であった。
実施例 5 ホトセラム基板を400℃に加熱しながら高周波スパッ
タリングを行ない厚さ3−のFebal、。
Cu、、2Z rll、3BB、l(’1.4合金膜を
作製した。
X線回折および透過電子顕微鏡によるミクロ組織観察の
結果、実施例6と同様の組織を有してい1ま た。
膜を20試料作製し、保磁力を測定したところばらつき
は±3%以内であり非常に小さかった。
〔発明・考案の効果〕
本発明によれば、特性ばらつきが小さく、特性劣化の少
ない記録媒体や硬質磁性材料に好適な磁性合金およびそ
の製造方法を得ることができるためその効果は著しいも
のがある。
2 手続ネ南正書(自発)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)室温で非強磁性であるアモルファス相からなる母
    相中に平均粒径1000Å以下の強磁性結晶粒がほぼ均
    一に分布したミクロ組織からなることを特徴とする磁性
    合金。
  2. (2)強磁性結晶相の体積比が0.1以上0.9以下で
    あることを特徴とする請求項1に記載の磁性合金。
  3. (3)強磁性元素としてFe,Co及びNiから選ばれ
    る少なくとも1種の元素とこれらの元素と分離する傾向
    がある元素を含むことを特徴とする請求項1または2に
    記載の磁性合金。
  4. (4)Fe,Co及びNiから選ばれた少なくとも1種
    の元素を含むアモルファス合金を熱処理し、非強磁性ア
    モルファス相からなる母相中に平均粒径1000Å以下
    の強磁性結晶粒がほぼ均一に分布したミクロ組織とする
    ことを特徴とする前記磁性合金の製造方法。
  5. (5)液体急冷法あるいは気相急冷法により非強磁性ア
    モルファス相からなる母相中に平均粒径1000Å以下
    の強磁性結晶粒がほぼ均一に分布したミクロの組織とす
    ることを特徴とする前記磁性合金の製造方法。
JP1200943A 1989-08-02 1989-08-02 磁性合金及びその製造方法 Pending JPH0364434A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010050386A (ja) * 2008-08-25 2010-03-04 Taihokohzai:Kk 感温磁性粒子、その製造方法及び感温磁性流体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010050386A (ja) * 2008-08-25 2010-03-04 Taihokohzai:Kk 感温磁性粒子、その製造方法及び感温磁性流体

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