JPH036269Y2 - - Google Patents

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JPH036269Y2
JPH036269Y2 JP1987017648U JP1764887U JPH036269Y2 JP H036269 Y2 JPH036269 Y2 JP H036269Y2 JP 1987017648 U JP1987017648 U JP 1987017648U JP 1764887 U JP1764887 U JP 1764887U JP H036269 Y2 JPH036269 Y2 JP H036269Y2
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far
infrared
ceramic
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enamel layer
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JP1987017648U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は調理中に遠赤外線を放射することので
きる遠赤外線調理器に関する。
(従来技術) 鉄やステンレス板からなる調理器の芯材に直接
遠赤外線放射セラミツクを溶射したものは鉄やス
テンレス板と遠赤外線放射セラミツクの熱膨張係
数が異なるので、調理のための加熱、冷却を繰返
すと、鉄やステンレス板と遠赤外線放射セラミツ
クが剥離、脱落する欠点がある。
(考案の目的) 本考案は調理のための加熱、冷却を繰返しても
鉄やステンレス板と遠赤外線セラミツクが剥離脱
落しないようにすることを目的としている。
(考案の構成) 本考案は調理器の芯材に下地ホーロー層を設
け、少なくとも調理器内面の下地ホーロー層の上
に遠赤外線放射セラミツクの溶射層を設けたこと
を特徴とする遠赤外線調理器である。
(実施例) 第1図の1は遠赤外線調理器本体、2は蓋、3
は網である。調理器本体1は底面の電磁加熱が可
能なように、芯材4は鉄又はステンレス板ででき
ており、調理時に熱膨張により底面が正確な平面
となるように、予め底面中央部が上方へ湾曲して
いる。本体1の側壁中間部には段部5が形成され
ており、この段部5上に網3が載せられ、網3上
の魚6や芋等が後述する遠赤外線により調理され
るようになつている。蓋2は下端周縁の段部7が
本体1の上端縁に嵌合することにより、調理器を
略密封可能である。
芯材4の内外面には浸漬による下地ホーロー層
8,8が略均一な厚さで付着している。この下地
ホーロー層8を設けるには芯材4を下地ホーロー
用のコロイド状の釉薬中に漬けて取出し、例えば
900℃程度で焼付ける。焼付後、底板上面に遠赤
外線放射セラミツク9を溶射して溶射層を9′を
形成している。セラミツク9の溶射層は本体1の
内面全体にも設けることができるが、底面のみに
溶射すればコストが低減する。下地ホーロー層
8,8は黒色であるため、下からガス、電熱等に
より加熱する場合の吸熱効率に優れているが、外
側面には白、黄色その他の色彩を有する仕上げホ
ーロー層10を設け、この仕上げホーロー層10
に模様を施すこともできる。
第2図の調理器本体1は内底面の面積を増すた
めに、底板に多数の凸部11を備えている。この
凸部11は網目状のように規則的に、又は不規則
に配列することもでき、又は同心円状に設けるこ
ともできる。凸部11を有する調理器本体には、
浸漬により均一な下地ホーロー層8を形成してい
る。内底面には凸部11が存在しても、溶射方法
によれば、セラミツク9の層を均一に形成するこ
とができる。
調理器本体1の底板が加熱されると、セラミツ
ク9から遠赤外線が放射され、網3上の魚6等が
内部まで均一に調理される。セラミツク9はホー
ロー下地層8の表面全体を覆うように溶射されて
いるので、遠赤外線はセラミツク9の表面から直
接(邪魔になる被覆を経由することなく)魚6等
へ放射されることになる。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によると、調理器の
芯材4に下地ホーロー層8と設け、少なくとも調
理器内面の下地ホーロー層8の上に遠赤外線放射
セラミツク9の溶射層9′を設けたので、従来か
らよく知られているように、ホーロー用鋼板(芯
材4)と下地ホーロー層8の密着がよく、又下地
ホーロー層はセラミツクからできているので、下
地ホーロー層8と遠赤外線放射セラミツク9との
密着がよくなり、加熱、冷却を繰返しても遠赤外
線放射セラミツク9が剥離することがなくなる。
又下地ホーロー層8が鋼板と遠赤外線放射セラミ
ツクの間にあつて、密着性を良好にする結合材の
役割を果すと共に、熱膨張、熱収縮に当たつて
は、クツシヨン(緩衝材)の役割を果し、耐久性
が向上する。又セラミツク9は下地ホーロー層8
の上に溶射されるので、遠赤外線放射セラミツク
9の大部分が下地ホーロー層8の表面上に露出
し、下地ホーロー層8内に埋もれてしまうことに
よる遠赤外線放射効率の低下を最小限に押え、効
率よく遠赤外線を放射し得る利点がある。仮に遠
赤外線放射セラミツク9を下地ホーロー層形成用
の釉薬中に混入して芯材4上に焼付けるとセラミ
ツク9の表面が下地ホーロー層の釉薬で被覆され
た形になり、遠赤外線放射効率が低下するが、本
考案によるとそのような不具合が生じない。又従
来のように素材(鉄、アルミ等)に直接溶射をす
るのではなく、ホーロー処理した上に溶射をする
ので、溶射した品物を使つていくうちに素材が腐
食して溶射層が脱落することがなくなる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用した遠赤外線調理器の縦
断面略図、第2図は別の実施例を示すための調理
器本体の断面図である。 4……芯材、8……下地ホーロー層、9……遠
赤外線放射セラミツク、9′……溶射層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 調理器の芯材に下地ホーロー層を設け、少なく
    とも調理器内面の下地ホーロー層の上に遠赤外線
    放射セラミツクの溶射層を設けたことを特徴とす
    る遠赤外線調理器。
JP1987017648U 1987-02-09 1987-02-09 Expired JPH036269Y2 (ja)

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JP1987017648U JPH036269Y2 (ja) 1987-02-09 1987-02-09

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Publication Number Publication Date
JPS63125916U JPS63125916U (ja) 1988-08-17
JPH036269Y2 true JPH036269Y2 (ja) 1991-02-18

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ID=30810597

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008188219A (ja) * 2007-02-05 2008-08-21 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 電気炊飯器用の内鍋

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4918604A (ja) * 1972-06-05 1974-02-19
JPS557586A (en) * 1978-08-26 1980-01-19 Toomei Kogyo Kk Low temperature boiling kettle

Patent Citations (2)

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JPS4918604A (ja) * 1972-06-05 1974-02-19
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JP2008188219A (ja) * 2007-02-05 2008-08-21 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 電気炊飯器用の内鍋

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JPS63125916U (ja) 1988-08-17

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