JPH0362340A - 光磁気記録媒体 - Google Patents

光磁気記録媒体

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JPH0362340A
JPH0362340A JP19624689A JP19624689A JPH0362340A JP H0362340 A JPH0362340 A JP H0362340A JP 19624689 A JP19624689 A JP 19624689A JP 19624689 A JP19624689 A JP 19624689A JP H0362340 A JPH0362340 A JP H0362340A
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JP
Japan
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temp
magnetic film
magneto
optical recording
recording medium
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Application number
JP19624689A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Nakamura
均 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0362340A publication Critical patent/JPH0362340A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、書換えが可能な光磁気記録媒体に関し、特に
高速、高密度記録に適した光磁気記録媒体に関するもの
である。
〔従来の技術〕
光磁気記録システムは書換え可能でかつ大容量である為
、コンピューターの外部メモリーや文書ファイルメモリ
ーとして実用化されているが、転送レートやアクセスタ
イムを向上させる為に高速ドライブが開発されようとし
ている。それと相俟って光磁気記録媒体も高感度化が要
求されており、また再生C/Nも0.8μmビット長で
約50dBと高い値が要求されている。
一般に、光磁気記録媒体の記録感度は磁性膜のキュリー
温度(Tc)に依゛存しており、 Tcが高いと感度は
悪くなる傾向がある。現在実用化されている光磁気記録
媒体の磁性膜材料は、希土類元素(Gd。
Tb 、 oy 、 Nd等)と遷移金gIk(Fe、
Co)との合金、例えば、TbFe 、 TbFeCo
 、 GdTbFe 、 GdDyFeCo 、 Tb
DyFeCoなどである。
第1図は一般的な光磁気記録媒体の層構成例を示す断面
図で、ポリカーボネート(pc)基板1上に下地層保護
膜2、磁性膜3、上層保護膜4、紫外線硬化(UV)樹
脂膜5を順次積層して構成されている。
この例では、磁性膜3が空気とふれ腐食するのを防止す
るため、該磁性FFj3を下地層と上層の保護膜2,4
でサンドイッチしている。なお図中6はレーザー光、7
は集光レンズである。
第1図の光磁気記録媒体の記録原理を説明すると、レー
ザー光6はレンズ7によって基板グループの磁性膜3に
集光フォーカスされ、磁性膜3はこの光を吸収し温度が
上昇する。その際に磁性膜3の磁化は温度上昇によって
小さくなり、キュリー温度(Tc)を越えると磁化が零
になってしまう。この時に外部磁界を加えて、冷却時に
回復した磁化の方向で記録を行う。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の記録過程において、磁化を消失させるのに必要な
レーザー光のパワーが記録感度である。
従って、例えばTbFeCo膜を磁性膜とする媒体の高
感度化をはかろうとすると、まずキュリー温度(TC)
を下げなければならないが、そのためには希土類金属元
素を選択し、Dy等を添加したり、キュリー温度(Tc
)を上げる作用を有するCo量を減らすことが実際には
有効である。ところが、再生C/Nを向上させるにはカ
ー回転角θkを大きくするCOを多く入れておきたいこ
ともあって、Coiを&atom%程度までしか減らす
ことができない。上述したような背景から、GdDyF
eCo 、 TbDyFeCo 、 NdDyFeCo
などの実際の高感度媒体では、感度と再生C/Nのバラ
ンスを考慮してその組成を選択している。しかし。
現在以上の高感度化には対応できず、今後の高速ドライ
ブに適合させることは困難であるというのが実情である
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたもので、磁
性膜に改良を加えて、高感度でかつ再生C/Nに優れた
光磁気記録媒体を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段及び作用〕上記目的を達成
するため、本発明によれば、C。
を含む希土類金属−遷移金屑合金からなる非晶質磁性膜
を記録層とした光磁気記録媒体において、前記磁性膜の
再生側の表面層に他の膜中よりもC。
を多く含ませたことを特徴とする光磁気記録媒体が提供
される。
以下本発明を図面により詳細に説明する。
第2図及び第3図はレーザー光が光磁気記録媒体に照射
された時の面内の温度上昇とその分布及び膜深さ方向の
温度分布をそれぞれ示したものである。第2図からは、
レーザーのスポット中心部において温度が最も高く、三
次元等方向に温度分布が生じていることがわかる。また
、第3図からは磁性膜表面(再生側)で最も温度が高く
、表面から離れるにつれて減少していることがわかる。
従って、本発明では、磁性膜におけるこのような温度分
布を考慮することで、次のような改良を加えた。つまり
磁性膜の上層保護層側温度が最も低くこの部分の磁化が
零のときには再生側表面は70℃程度以上高いはずであ
り、再生側の表面層ではキュリー温度(Tc)が高くと
も、これによって感度が全体として悪くはならない。そ
こで、再生側の表面層のみCo量を多くし、それ以外は
Coを少なくし、全体として低キユリー温度(Tc)化
すると、記録感度が高くなるとともに、再生側の表面層
はCo量が多いので再生C/Nも高くなる。
第4図は本発明による光磁気記録媒体に用いられる磁性
膜におけるCo量と膜深さの関係の一例を示す図である
。本発明では、上記の効果を得るため、再生側(下地層
保護膜側)の表面層のCo濃度は他の膜中よりもl〜1
0at%程度多くなるようにする。
多くなるCo量が10at%以上であると十分な感度向
上が達成できず、1st%未満であるとカー回転角0□
が小さくなるので上記範囲が適当である。また、Coを
多く含有させる再生側の表面層の厚みは100人〜40
0λ程度が好ましい。400Åより厚くすると十分な感
度向上が達成できず、100人より薄くするとカー回転
角θ2が小さくなるので上記範囲の厚みとするのが適当
である。
本発明の光磁気記録媒体の磁性膜に用いられるCoを含
む希土類金属−遷移金属合金からなる非晶質磁性膜材料
としては、TbFeCo 、 TbDyFeCo 、 
GdDyFaCo 、 NdDyFeCoなどが挙げら
れるが、これに限定されない。
また、本発明では、磁性膜の再生側の表面層のCofl
A度を高くする方法として、磁性膜形成の際、例えば磁
性膜形成用ターゲットの基板進行方向の手前側に適当な
個数のCoチップを乗せてCo73度を調整する方法が
使用される。
〔実施例〕
次に実施例及び比較例をあげて本発明をさらに詳細に説
明する。
(実施例1) プラスチック基板として直径130mm、厚さ1 、2
++++sのポリカーボネート(PC)を用いた。この
PC基板は射出成形で作成したものであり、1.6μm
ピッチのグループが形成されており、ランド部の幅は1
.0μm、溝部の幅は0.6μ■、深さは700人とな
っている。このPC基板をスパッタ装置のチャンバーに
セットし、2 X 10−’ Torrまで真空排気し
、第1スパツタ室でSiNからなる下地層保護膜を80
0人厚錯形威し、次いで第2スパツタ室で磁性膜を80
0人厚錯形成した。ターゲットはTb1zD’j1Je
7xCOs四元系合金ターゲットを用いた。また、磁性
膜の再生側表面層をCoリッチにする為に、第5図のよ
うなターゲットを用いた。つまり、TI)z z DY
12 Fe、 x Cosターゲットの基板進行方向の
手前側に10mm X 7mm X 3+mmのCoチ
ップを7個乗せ、Co濃度を再生側の表面層で1Oat
%になるように調整した。Coリッチ層は表面より約2
00人とした0次いで、第1スパツタ室でさらにSiN
からなる上層保護膜を800λ厚に形成した後、チャン
バーより取出した。そして、最後にエポキシ系樹脂をス
ピンコードにより20μm厚に塗膜し紫外線を照射して
硬化させて有機保護膜を形成し、光磁気記録媒体を得た
(実施例2〜4) 実施例1において、 Coリッチ層の膜厚をそれぞれ1
00人、300人、400人としたこと以外は同様にし
て実施例2.3.4の光磁気記録媒体を得た。
(実施例5〜8) 実施例1において、 Coチップ数を9個にし磁性膜の
再生側の表面層のCo濃度が12at%どなるようにし
、かつCoリッチ層の膜厚をそれぞれ100人、200
人、300人、400Aとしたこと以外は同様にして実
施例5,6.7.8の光磁気記録媒体を得た。
(実施例9〜12) 実施例1において、 Coチップ数を6個にし磁性膜の
再生側の表面層のCo濃度が8at!gとなるようにし
、かつCoリッチ層の膜厚をそれぞれ100λ、200
A、300人、400人としたこと以外は同様にして実
施例9.10.11.12の光磁気記録媒体を得た。
表−1に上記実施例1〜12の磁性膜のCoリッチ層(
再生側の表面層)の膜厚とCo量の関係を示す、なお、
各サンプルのCoリッチ層の膜厚及びCo量の測定はオ
ージェ分光分析により行った。
表−l (比較例1) 実施例1において、磁性膜全体を実施例1のCoリッチ
層と同じ組成の膜(膜厚800人)としたこと以外は同
様にして光磁気記録媒体を得た。
(比較例2) 実施例1において、磁性膜全体を実施例5のCoリッチ
層と同じ組成の膜(膜厚800A)としたこと以外は同
様にして光磁気記録媒体を得た。
(比較例3) 実施例1において、磁性膜全体を実施例9のCoリッチ
層と同じ組成の膜(膜厚800A)としたこと以外は同
様にして光磁気記録媒体を得た。
以上のようにして作製した各光磁気記録媒体の記録再生
特性を以下の条件で評価した。
ディスク回転数 360Orpm(CAV)記録周波数
    f=7.4  MHz外部磁界    Hex
=3000e なお、記録感度は半径r=60mmの最外周位置で評価
し、第二高調波最小値をもって最適とした。C/Nは半
径r=30mmの位置で最小ビット長が0.76μmと
なり、ここで評価した。これらの結果を表−2に示す。
また記録感度と表面層膜厚の関係を第6図に示す。
表−2 第6図かられかるように、実施例ではCo量によらず表
面層膜厚が増加するにつれて記録感度は低くなる傾向を
示し、比較例と同一感度になるのは400人である。ま
たC/NはCo量を多く出来るので48〜50dBを達
成できており、比較例と同等である。
このように本発明の実施例では再生C/Nを損わずに記
録感度を向上させることができた。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、本発明によれば、再生側の
磁性膜表面層に他の膜中よりもGoを多く含ませたので
、高感度でかつ高Cハの光磁記録媒体の提供が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般の光磁気記録媒体の構成例を示す断面図、
第2図は媒体のレーザー光照射部の温度上昇と面内温度
分布を示す図、第3図は磁性膜の深さ方向の温度分布を
示す図、第4図は本発明の光磁気記録媒体の磁性膜のC
o濃度の深さ方向の分布を示す図、第5図は本発明の実
施例の磁性膜形成に使用されるターゲットを示す斜視図
、第6図は本発明の実施例の記録感度と表面層膜厚との
関係を示す図である。 1・・・pc基板 2・・・下地層保護膜 3・・・磁性層 4・・・上層保護層 5・・・UV樹脂膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Coを含む希土類金属−遷移金属合金からなる非
    晶質磁性膜を記録層とした光磁気記録媒体において、前
    記磁性膜の再生側の表面層に他の膜中よりもCoを多く
    含ませたことを特徴とする光磁気記録媒体。
JP19624689A 1989-07-28 1989-07-28 光磁気記録媒体 Pending JPH0362340A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61276148A (ja) * 1985-05-30 1986-12-06 Fujitsu Ltd 光磁気デイスク
JPS63282945A (ja) * 1987-05-14 1988-11-18 Mitsubishi Electric Corp 光熱磁気記録媒体
JPS63282944A (ja) * 1987-05-14 1988-11-18 Mitsubishi Electric Corp 光熱磁気記録媒体

Patent Citations (3)

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