JPH0361768A - シール装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、例えば内燃機関のシリンダヘッドとロッカカ
バーとの間に形成された点火フィル孔等をシールするシ
ール装置に関する。

従来の技術 この種従来のシール装置としては、例えば実開昭６３−
１１９７１号公報等に記載されているものが知られてい
る。

第４図に基づいてその概略を説明すれば、これは、内燃
機関のシリンダヘッド上面と、該シリンダヘッド上面に
載置固定される口・７カカバーの下面との間をシールす
るシール装置であって、ロッカカバー１の下部周縁に有
する取付ボス部２の下面２ａに形成された環状溝３と、
該環状溝３内に装着される環状ガスケット４とを備えて
いる。この環状ガスケット４は、ゴムあるいは合成樹脂
材等からなり、両側面に交互に突出す凸部５，６・・・
が所定間隔をもって複数設けられている。そして、この
凸部５，６・・・を環状ガスケット４とともに環状溝３
内に圧入することによって、シリンダへ・フド上面にロ
ッカカバーを載置する際に環状ガスケット４の環状溝３
内からの不用意な脱落を防止するようになっている。

発明が解決しようとする課題 然し乍ら、前記従来のシール装置にあっては、製造時の
加工誤差等により取付ボス部２の環状溝３が浅い場合な
どには、該環状溝３の内周面と凸部５．６・・・との圧
接力が低下して不用意に脱落する虞がある。

また、環状溝３を形成するために、取付ボス部２の断面
積を比較的大きく設定しなければならず、ロッカカバー
１の形状が大型化して取付スペースが制約されるばかり
か、重量の増加等が余儀なくされる。

課題を解決するための手段 本発明は、前記従来におけるシール装置の問題点に鑑み
て案出されたもので、被取付体の被取付面と該被取付面
に対向する取付体の取付面との間をシールするシール装
置であって、前記取付体の取付面側付近の外周部に形成
された保持溝と、該保持溝に圧入保持される保持部材と
、該保持部材に連結されて、前記被取付体と取付体との
取付対向面間をシールするシール部材とを備えたことを
特徴としている。

作用 前記構成の本発明によれば、被取付体たる例えばシリン
ダヘッドに取付体たるロッカカバーを取り付ける際に、
予めロッカカバーの保持溝内に保持部材を圧入固定して
おけば、シール部材が口、。

カカバーの取付面上に配置される。したがって、シール
部材の不用意な脱落が防止されることは勿論のこと、保
持溝がロッカカバーの外周部に形成されているため、ロ
ッカカバーの大型化が防ｌヒできる。

実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。

第３図は本発明に係るシール装置をＤｏ）（Ｃ方式のＶ
型内燃機関に適用した場合を示している。

すなわち、図中１１は被取付体たるシリンダヘッド、１
２は下端部１３がシリンダヘッド１１の上端部１４に図
外のボルトを介して載置固定されたロッカカバー　１５
はシリンダヘッド１１とロッカカバー１２に亘って取り
付けられた点火コイルである。前記シリンダヘッド１１
は、中央部位１６に図外の点火プラグ孔と連続して第１
点火コイル取付孔１７が傾斜状に形成されている。

一方、前記ロッカカバー１２は、略円弧状に形成された
上壁１２ａの内面略中央に、前記中央部位１６と対向す
る円柱部位１８が傾斜状に垂設されていると共に、この
円柱部位１８に前記点火コイル取付孔１７と連続する第
２点火コイル孔１９が形成されている。また、上壁１２
ａには、第２点火コイル取付孔１９の上部孔縁周囲に円
環状の立りり係１１部２０が一体に設けられている。更
に、前記円柱部位１８の下部外周壁１８ｂに、第１図に
示すように断面略半円状の保持溝２１が円周方向に沿っ
て形成されている。

そして、シリンダへラド１１の中央部位１６上面と、ロ
ッカカバー１２の円周部位１８下面との間、つまり第１
点火コイル取付孔１７と第２点火コイル取付孔１９の各
開口付近の対向面１６ａ。

１８Ｈに環状のシール部材２２が介装されている。

このシール部材２２は、耐熱性のゴム材等から形成され
、第２図にも示すように横断面略円形状に形成されてお
り、側部には薄肉の連結部材２３の一端が一体に連結さ
れていると共に、この連結部材２３の他端には前記保持
溝２１内に圧入保持される環状の保持部材２４が連結さ
れている。

前記連結部材２３は、略く字形に屈曲形成されて、保持
部材２４の保持溝２１への保持状態時にシール部材２２
が円柱部位１８の下面つまり第２点火コイル取付孔１９
の下部開口下面１８ａ全体に当接配置されるようになっ
ている。尚、この連結部材２３は、周方向に連続して形
成されているか、あるいは間欠的に形成されていてもよ
い。

前記保持部材２４は、横断面略円形状に形成され、その
直径長さｅｌがシール部材２２の直径長さｈよりも小さ
く、かつ保持溝２１の内径よりも若干大きく設定されて
いる。また、保持部材２４全体の直径長さり、は、保持
溝２１全体の直径長さり、よりも小さく設定されている
。

したがって、この実施例によれば、シリンダへブト１１
にロッカカバー１２を取り付ける際に、まず保持部材２
４を押し拡げて円柱部位１８下方から保持溝２１内に装
着すると、該保持部材２４が縮径方向に弾性変形して保
持溝２１内に簡単かつ確実に不入保持される。この状態
ではシール部材２２の上縁が第１図に示すように連結部
材２３を介して第１点火コイル取付孔１７の下部開口下
面１８ａに当接している。したがって、このままの状態
でロッカカバー１２をシリンダヘッド１１上面に載置し
てボルトにより締め付ければ、シール部材２２は第１点
火コイル取付孔１７の上部間ロー上面１６ａと第２点火
コイル取付孔１９の下部開口下面１８ａとの間に挾汗状
態に介装されて、十分なシール性能を発揮する。

このように、本実施例によれば、保持部材２４が円柱部
位Ｉ８の下部外周壁１８ａの保持溝２１内に全体の弾性
力を利用していわば輪ゴム状に径方向から圧入保持され
るため、シール部材２２の不用意な脱落が防止できるこ
とは勿論のこと、その取付作業も極めて容易になる。ま
た、保持溝２１を円柱部位１８の下面ではなく、外周壁
に形成したため、該円柱部位１８の厚肉化の必要性がな
くなる。

しかも、構造が簡単でかつ製造も容易であるため、コス
トの低廉化が図れる。

更に、シール部材２２と保持部材２４とが連結部材２３
によって連結されているため、その保守管理が容易であ
る。

尚、本発明は前記実施例に限定されず、保持部材やシー
ル部材を断面矩形状に形成することも可能であり、また
その適用態様も内燃機関に限定されるものではない。

発明の効果 以上の説明で明らかなように、本発明に係るシール装置
によれば、とりわけ、取付体の取付面側付近の外周部に
形成された保持溝と、該保持溝に圧入保持される保持部
材と、該保持部材に連結されて、前記被取付体と取付体
との取付対向面間をシールするシール部材とを備える構
成としたため、被取付体と取付体との間の良好なシール
性能が確保できることは勿論のこと、保持部材が保持溝
の径方向から弾性的に圧入保持されるため、シール部材
の不用意な脱落が確実に防止される。

しかも、保持溝が取付体の外周部に形成されるため、従
来のように取付体下面に形成される場合に比較して該取
付体が十分に小型化され、取付スペースの自由度が向上
すると共に、軽量化が図れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るシール装置の一実施例を示す要部
拡大図、第２図は本実施例に供されるシール部材等を示
す断面図、第３図は本実施例を内燃機関に適用した断面
図、第４図は従来のシール装置を示す要部断面図である
。 １１・・・シリンダヘッド、１２・・・ロッカカバー１
６・・・中央部位（被取付体）、１６ａ・・・開口上面
（被取付面）、１８・・・円柱部位（取付体）、１８ａ
・・・開口下面（取付面）、１８ｂ・・・外周壁（外周
部）、２１・・・保持溝、２２・・・シール部材、２３
・・・連結部材、２４・・・保持部材。 外３名 第１＠ 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）被取付体の被取付面と該被取付面に対向する取付
   体の取付面との間をシールするシール装置であって、前
   記取付体の取付面側付近の外周部に形成された保持溝と
   、該保持溝に圧入保持される保持部材と、該保持部材に
   連結されて、前記被取付体と取付体との取付対向面間を
   シールするシール部材とを備えたことを特徴とするシー
   ル装置。