JPH0361547A - シリアルドットインパクトプリンタにおける分割印字制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 分割印字機能をそなえたシリアルドツトインパクトプリ
ンタの分割印字制御方式に関しバーコード印字のような
高デユーティ印字における印字品質と９通常文字の印字
のような非高デユーティ印字における印字速度（または
スループット）とをともに満足させることのできる分割
印字制御方式を提供することを目的とし 印字ヘッドの温度を測定する温度センサをそなえて１通
常印字動作中に印字ヘッドの温度が所定の温度まで上昇
したとき分割印字を実行するシリアルドツトインパクト
プリンタにおいて、前記所定の温度を非高デユーティ印
字用の第１の温度と前記第１の温度よりも低い高デユー
ティ印字用の第２の温度の２段階に設定し、非高デユー
ティ印字を行う場合には前記第１の温度を用いて通常印
字と分割印字とを切り替え、また高デユーティ印字を行
う場合には前記第２の温度を用いて通常印字と分割印字
とを切り替えて印字制御を行うように構成した。

〔産業上の利用分野〕

本発明は１分割印字機能をそなえたシリアルドツトイン
パクトプリンタの分割印字制御方式に関するものであり
、特にバーコード印字のような黒ドツト率の高い高デユ
ーティ印字を行う場合の印字品質と３それほどデユーテ
ィの高（ない文字等を印字する場合の印字速度とをとも
に損わないように制御できる分割印字制御方式を実現す
る。

〔従来の技術〕

シリアルドツトインパクトプリンタでは、印字ヘッドに
取りつけられている多数の印字ピンをそれぞれのマグネ
ットコイルでハンマ駆動してドツト印字を行うため、マ
グネットコイルが発熱し。

長時間印字を続けると印字ヘッドが高温状態となり、印
字ピンのインパクト性能が低下してドツト抜けやかすれ
を生じ、印字品質を劣化させる原因となる。

この解決のため５通常のシリアルドツトインパクトプリ
ンタには１分割印字機能が設けられている。この機能は
、印字ヘッドに温度センサを取り付けて、印字ヘッドの
温度がある一定温度に達すると、１印字行を縦に複数分
割して９分割された各ゾーンを順次複数回に分けて印字
するものである。

第５図はその従来例の基本的な分割印字制御のフローを
示し、また第６図は３分割印字の場合の具体例を示して
いる。第６図の例では、１行分の印字ドツトデータが展
開される印字ドツトデータバッファを縦方向に３分割し
て、その（ａ）、　（ｂ）、　（Ｃ）の３つのゾーンが
３回に分けてカラム（縦方向のドツト列）ごとに順次読
み出され、印字される。

このように、印字ヘッドの温度がある一定温度を超えた
ときカラム当りの最大印字ピン駆動数を小さくすること
により印字ヘッドの温度を低下させるようにしている。

〔発明が解決しようとする課題〕

バーコードの印字が他の文字や記号等の印字と異なる点
は、バーコードは印字された後で機械により読み取りが
行われることである。このため印字されたバーコード中
にドツト抜けがあると、読み取りエラーが生しやすい。

そこでバーコードの印字品質についての要求は９文字、
記号等の印字に対するよりもきびしいものとなっている
。

ところで通常の文字や記号のデユーティは１０％程度で
あるが、バーコードのデユーティはこれらよりもはるか
に高くて５０％程度あり、そのため印字ヘッドの温度上
昇の度合いも大きくなる。

そこで従来のシリアルドツトインパクトプリンタで、バ
ーコードの印字品質を高く保つためには。

印字ヘッドの分割印字開始温度を低く設定する必要があ
った。しかし分割印字開始温度を低く設定すると、ｉｉ
ｌ常の文字や記号を印字しているときも分割印字が早期
に開始されるようになるため、印字速度が遅くなり、ス
ループットが低下するという問題があった。

本発明は、バーコード印字のような高デユーティ印字に
おける印字品質と２通常文字の印字のような非高デユー
ティ印字における印字速度（またはスループット）とを
ともに満足させることのできる分割印字制御方式を提供
することを目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、バーコードのような高印字品質を要求されか
つ高デユーティの印字と通常の文字印字のような印字品
質がバーコードはどきびしくなくかつ非高デユーティの
印字とを制御上で区別するとともに、高デユーティ印字
における分割印字開始温度と、非高デユーティ印字にお
ける分割印字開始温度とを異ならせ、前者の温度が後者
の温度よりも低くなるように少なくとも２段階以上に複
数設定し、印字対象に応じて最適の分割印字制御が行わ
れるようにしたものである。

第１図は１例示的方法を用いて示した本発明の原理的構
成図である。この第１図に示されている構成では１分割
印字開始温度は高低２段階に設定されている。

第１図において ｌは、印字ヘッドであり２図示省略されているが、ドツ
トインパクト用の複数の本の印字ピンとそれぞれのピン
をハンマ駆動する複数個のマグネットコイルとをそなえ
ている。

２は、温度センサであり、印字ヘッドｌの温度を検出す
る。

３は、印字モード制御部であり、バーコード印字などの
ための高デユーティ印字モードと通常の文字、記号の印
字のための非高デユーティ印字モードとを切り分ける制
御を行う。

４は、非高デユーティ印字時の分割印字開始温度として
使用される第１温度Ｔ、であり、従来のプリンタにおけ
る分割印字開始温度に相当する温度が設定される。

５は、高デユーティ印字時の分割印字開始温度として使
用される第２温度Ｔｔであり、ＴＩ　＞Ｔｔとなる適当
な値に設定される。

６は１分割印字開始温度選択手段であり、印字モード制
御部３が指示した印字モードにしたがってＴＩ　、Ｔｚ
の一方を選択する。

７は１分割印字開始点検出部であり、印字ヘッド１の温
度センサ２の検出温度と印字モードに応じて選択された
Ｔ１またはＴ２とを比較し、一致による分割印字開始点
を検出する。

８は、印字制御部であり、はしめ通常（非分割）印字制
御を行っており１分割印字開始点検出部７からの分割印
字開始指示により１分割印字制御に切り替えて印字制御
を行う。

〔作用〕

第２図に２本発明の分割印字制御方式に基づく印字ヘッ
ドの温度制御特性を示す。

第２図中の特性のは１通常の文字を印字する非高デユー
ティ印字モード時のもので、温度上昇速度はゆっくりで
あり、また比較的高い分割印字開始温度Ｔ１が適用され
るため９分割印字を開始する条件（印字ヘンド温度≧Ｔ
＋）はそれほどしばしば充たされることはない。したが
って通常印字速度による能率的な印字処理を行うことが
できる。

第２図中の特性■は、バーコードを印字する高デユーテ
ィ印字モード時のもので、印字へンドの温度上昇速度は
高デユーティのために比較的大きくなるが１分割印字開
始温度としてＴＩよりも低いＴ２が適用されるため、早
期に分割印字へ移行させることができ、印字ヘッドの温
度を低めに抑えて印字品質を良好な状態に保つことがで
きる。

本発明は、第２図に示されるようにバーコードの印字と
通常の文字の印字とに対して分割印字開始温度を変更す
ることにより、それぞれ最適の分割印字制御を行わせる
ことができるが、その他イメージ印字のようにバーコー
ドや文字とは異なる印字データ特性をもつものに対して
は第２図のＴ、、Ｔ、とは別の分割印字開始温度を設定
して使用することができる。

〔実施例〕

第３図は２本発明の１実施例の構成図である。

第３図において、１１は本体装置、１２はシリアルドツ
トインパクトプリンタ、１３は制御用ＭＰｔＪ、１４は
プログラム制御用ＲＯＭ、１４ａは印字制御プログラム
、１５はデータ格納用ＲＡＭ。

１５ａはインタフェース受信バッファ、１５ｂは印字ド
ツトデータバッファ、Ｌ６はＣＲ（キャリア）モータお
よびＬＦ（ラインフィード）モータを駆動するモーフ駆
動回路、１７は印字ヘッドの各印字ピンをハンマ駆動す
るハンマ駆動回路。

１８は印字ヘッドに設けられた温度センサや用紙検出セ
ンサ、機構位置決めセンサなどの各種センサからの信号
を入力するセンサ回路である。

本体装置１１は、印字出力を行うとき、必要な制御信号
や印字データをシリアルドツトインパクトプリンタ１２
へ送出する。シリアルドツトインパクトプリンタ１２で
は、プログラム制御用ＲＯＭ１４に格納されている印字
制御プログラム１４ａが、制御用ＭＰＵ１３によって実
行されており。

その制御のもとで２本体装置ｌｌから送られてきた印字
データ等は、データ格納用ＲＡＭ１５のインタフェース
受信バッファ１５ａに格納される。

インタフェース受信バッファ１５ａに格納された印字デ
ータは、コードデータまたはイメージデータのいずれの
場合であってもよく、前者の場合はドツトパターンに変
換して、後者の場合にはそのままの形で３　ｌ印字存分
ずつ９印字ドツトデータバッファ１５ｂに展開される。

印字ドツトデータバッファ１５ｂに展開された印字ドツ
トデータは１通常印字時の場合、ＣＲモータによる印字
ヘッドの送りと同期させて１カラムずつ読み出され、ハ
ンマ駆動回路１７に送られて、印字へンドの該当する印
字ビンのハンマ駆動が行われる。他方１分割印字時には
　たとえば３分割印字の場合、印字ドツトデータバッフ
ァ１５ｂの縦方向に３分割された各ゾーンごとに順次の
カラムの３分の１のドツトデータが読み出され。

ハンマ駆動回路１７に送られて印字ヘッドの分割印字駆
動が行われる。つまり３回の分割印字の実行で１印字行
が印字される。なお、第１図の３ないし８で示されてい
る各構成要素の機能は、第３図の実施例の場合印字制御
プログラム１４ａによって実現されている。

第４図は第３図に示されている実施例構成の動作を説明
するための印字制御フローである。以下にフロー中の各
ステップ■ないし■について説明する。

■、バーコード印字が行われるかどうかを判断する。バ
ーコード印字は、入力された印字データを解析してバー
コードが含まれているかどうかを識別することにより、
あるいはバーコード印字領域として予め指定されている
領域の印字かどうかにより、さらにはオーダ等で指示さ
れているかどうかなどにより、それぞれ定められた方法
で認識することが可能である。

■、バーコード印字でない場合、つまり通常の文字等の
印字の場合、ｌ印字存分の文字の各ドツトパターンを印
字ドツトデータバッファにセットする。

■、印字ヘッド温度が、非高デユーティ印字モード時に
分割印字を開始させる第１温度Ｔ、を超えている条件の
が充足されているかどうかを判断し、充足していなけれ
ば■の通常印字を実行し、充足していれば■を実行する
。

■０条件のが充足されていない場合２通常印字を実行し
、ＣＲモータを駆動して印字ヘッドを移動し、印字ドツ
トデータバッファの順次のカラムの内容（ドツト列）を
そのまま読み出してハンマ駆動回路にセットする。

■、ハンマ駆動回路を動作させドツト印字を行う。

■、■でバーコード印字が認識された場合、バーコード
のトンドパターンを印字ドントデータバノファにセット
する。

■、印字ヘッド温度が、高デユーティ印字モード時に分
割印字を開始させる第２温度Ｔ２を超えている条件■を
充足しているかどうかを判断し。

充足していなければ■の通常印字を実行し、充足してい
れば■の分割印字を実行する。

［Ｆ］、印字ドツトデータバッファを縦に３つのゾーン
に分割し、その１つのゾーンを選択して順次のカラムの
内容（ドツト列の３分の１）をハンマ駆動回路にセット
する。

■、ハンマ駆動を実行し、ドツト印字を行う。

■０分割されたゾーンの全てが印字されたかどうかを判
断し、残りのゾーンがあれば■を実行し残りのゾーンが
なければ終了する。

■、印字ドツトデータバッファの残りのゾーンの１つを
選択してその内容をカラムごとにハンマ駆動回路にセッ
トし、■を実行する。以下、前述した■、■を残りのゾ
ーンがなくなるまで実行する。

〔発明の効果〕

本発明によれば、バーコード印字などの高デユーティ印
字では低い印字ヘッド温度で実行されるため高品質の印
字が可能となり、また一方２通常の文字の印字のような
非高デユーティ印字では。

比較的高い印字ヘッド温度状態で通常印字を続けること
ができるため、スルーブツトの低下を最小限に抑えるこ
とができる。

４　、　ＵｊＪ　面ＣＤ　ｖＩ’ｌｉ　す説明第１図は
本発明の原理的構成図、第２図は本発明による印字ヘッ
ドの温度制御特性説明図、第３図は本発明の１実施例の
構成図、第４図は本発明の１実施例の印字制御フロー図
、第５図は従来例の分割印字制御のフロー図、第６図は
分割印字の具体例の説明図である。

第１図中 １：印字ヘッド ２：温度センサ ３：印字モード制御部 ４：第１温度Ｔ。

５：第２温度Ｔ２ ６：分割印字開始温度選択手段 ７：分割印字開始点検出部 ８：印字制御部 オ涛８凋ＩＳ↓る印字ヘッドの温崖悄ｊ句Ｔ將べＬ第２
図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 印字ヘッドの温度を測定する温度センサをそなえて、通
   常印字動作中に印字ヘッドの温度が所定の温度まで上昇
   したとき分割印字を実行するシリアルドットインパクト
   プリンタにおいて、 前記所定の温度を非高デューティ印字用の第１の温度と
   前記第１の温度よりも低い高デューティ印字用の第２の
   温度の少なくとも２段階以上に複数設定し、 非高デューティ印字を行う場合には前記第１の温度を用
   いて通常印字と分割印字とを切り替え、また高デューテ
   ィ印字を行う場合には前記第２の温度を用いて通常印字
   と分割印字とを切り替えて印字制御を行うことを特徴と
   する分割印字制御方式。