JPH0360901B2 - - Google Patents
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- JPH0360901B2 JPH0360901B2 JP58140964A JP14096483A JPH0360901B2 JP H0360901 B2 JPH0360901 B2 JP H0360901B2 JP 58140964 A JP58140964 A JP 58140964A JP 14096483 A JP14096483 A JP 14096483A JP H0360901 B2 JPH0360901 B2 JP H0360901B2
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C33/00—Making ferrous alloys
- C22C33/02—Making ferrous alloys by powder metallurgy
- C22C33/0257—Making ferrous alloys by powder metallurgy characterised by the range of the alloying elements
- C22C33/0278—Making ferrous alloys by powder metallurgy characterised by the range of the alloying elements with at least one alloying element having a minimum content above 5%
- C22C33/0285—Making ferrous alloys by powder metallurgy characterised by the range of the alloying elements with at least one alloying element having a minimum content above 5% with Cr, Co, or Ni having a minimum content higher than 5%
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Powder Metallurgy (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Description
<産業上の利用分野>
本発明は内燃機関用摺動部材として使用される
耐摩耗性焼結合金に関するものである。 <従来技術> 近時、内燃機関用の諸部材は高負荷運転に耐え
ることが要求され、特にカムシヤフト、ロツカア
ーム等の摺動部材は高面圧に対する耐久性が要求
されるようになつた。この要求を満たすと共に、
加工費と材料費の節減と軽量化を図るため、摺動
部材に合金粉末の焼結材料を使用することが試み
られてきた。 <発明の目的> 本発明も上記要求に応え得る内燃機関用摺動部
材の材料として、高い耐摩耗性と優れた加工性を
有する焼結合金を提供することを目的とするもの
である。 <発明の構成> 前記目的を達成するため本発明の耐摩耗性焼結
合金は、重量比でC1.5〜4.0%、Si0.5〜1.2%、
Mn1.0%以下、Cr2.0〜20.0%、Mo0.5〜2.5%、
P0.2〜0.8%、残部Feを含み、液相において焼結
されるものであるが、上記の元素の外、重量比で
Niを0.5〜2.5%、又はCuを0.85%以下、もしくは
Niを0.5〜2.5%とCuを0.1〜4.0%含めてもよく、
さらに、それらに加えてB、V、Ti、Nb、Wの
中の一種類以上を重量比で0.1〜5.0%含めてもよ
い。 ここで、Cを1.5〜4.0%とした理由は、Cが過
度に添加されると、炭化物、特に粗大なCr炭化
物が成長し、これは、液相焼結の進行途中で粗大
な空孔を生じる要因となる他、基地を脆化させ
る。又、添加量を過小にすると、高硬度に炭化物
が十分に成長せず、したがつて十分な耐摩耗性も
得られないことによる。高負荷、高面圧の機関に
用いる場合、後記するように、Cr量を高くする
と共に、C量も2.0〜4.0%と高くする。通常の場
合はCr量を低くすると共にC量も1.5〜3.0%に下
げる。 Siを0.5〜1.2%にする理由は、Siが1.2%を越え
ると、基地が脆化する外、粉末の圧粉成形性が低
下し、焼結時の変形が大きくなること、又、Siは
C、P量が前記の低い範囲内に限定された上で、
液相の発生を促進させる成分であるが、0.5%未
満では液相促進の効果は得られないことによる。 Mnを1.0%以下にする理由は、Mnが1.0%を越
えると、焼結の進行が抑制される結果、粗大な空
孔が残る。又、圧粉成形性も低下することによ
る。 Crを8.0〜20.0%にする理由は、Crが過大に添
加されると、前記のように、Cr炭化物が粗大に
成長し、硬度も過大になり、逆に、添加量が過小
になると、高硬度の炭化物が十分に成長せず、し
たがつて十分な耐摩耗性が得られないことによ
る。先に述べたように、高負荷、高面圧の機関に
用いる場合、C量を高くすると共に、Cr量も8.0
〜20.0%と高くする。通常の場合はC量を下げる
と共に、Cr量も2.0〜8.0%未満に下げる。 Moは基地に固溶して硬度を高め、耐摩耗性を
向上させるが、この効果はMoを2.5%以上に添加
しても変化しない。しかし、Moが0.5%未満では
この効果は得られないので、Moは0.5〜2.5%に
限定する。 PはFe−C−P共晶のステダイトを生じさせ
る。ステダイトは硬度が非常に高く、凝固点が
950℃前後と低いため液相焼結を促進させる。し
かし、Pが0.8%を越えると、ステダイトが過多
に生じ、被削性が悪くなる。又、0.2%未満では
ステダイトの析出量が少なくなり、高い耐摩耗性
が得られず、又、液相も生じにくくなる。 Ni添加の目的は基地をマルテンサイト化、ベ
イナイト化して引張り強度を増大させることにあ
る。しかし、Niが2.5%を越えると、残留オース
テナイトが生じ、硬度が低下するため、耐摩耗性
が低下する。又、Niが0.5%未満では引張り強度
を十分に増大させることはできない。 Cu添加の目的は基地強度を増大させることと
液相焼結時の寸法変化を防止して収縮率を調整す
ることにあるが、Cuが4.0%を越えると、脆化す
るだけでなく、焼結時に膨張が生ずる。逆に1.0
%未満では、目的とする効果が得られない。 B、V、Ti、Nb、Wの中の一種類以上を添加
する目的は、液相の成長と炭化物の形成を促進さ
せることにあるが、添加量は相手材の硬度を考慮
して0.1〜5.0%の範囲に限定することが望まし
い。 さらに、加工性を改善するためにCaを300ppm
以下添加することも行われる。 本発明の合金は液相焼結されるがその理由は本
発明の合金がカムシヤフト、ロツカアーム等の摺
動部として母材に組付けられて使用されることに
ある。粉末焼結合金の液相焼結時の収縮を利用す
れば、母材との強固な固着が得られる。例えば、
シヤフトを鋼管とし、このシヤフトに焼結合金製
のカムロブを組付ける構造のカムシヤフトの場
合、液相焼結により、シヤフトに強固に固着され
た高密度のカムロブが得られる。 実施例 1 合金粉末又は鉄粉にC、Ni、Mo等の元素を添
加し、ステアリン酸亜鉛バインダーを加えて混合
した。粉末混合目標としての成分は重量%で次の
通りである。 C 2.8% Si 0.9% P 0.5% Mn 0.2% Cr 15.5% Ni 1.9% Mo 1.0% V 3.5% Fe 残り ついで、5〜7t/cm2の面圧でプレス成形後、ア
ンモニア分解ガスふんい気の炉中において1100〜
1200℃(平均1160℃)の温度で焼結した。 得られた合金は、第1図の顕微鏡写真に示され
るように、黒く見える基地組織Aの中に白く見え
る炭化物Bが粒子状に分布する。基地Aはマルテ
ンサイトを主体にベイナイトが混合するものであ
る。硬度と密度の測定値はそれぞれHRC61.5と
7.62g/cm2であるから、高硬度、高密度の焼結合
金であり、耐摩耗性に優れている。 実施例 2 合金粉末又は鉄粉にC、Ni、Mo等の元素を加
え、ステアリン酸亜鉛バインダーを加えて混合し
た。粉末混合目標としての成分は重量%で次の通
りである。 C 2.0% Si 0.8% Mn 0.15% P 0.45% Cr 6.0% Ni 1.6% Mo 1.0% Fe 残り ついで、5〜7t/cm2の面圧でプレス成形後、ア
ンモニア分解ガスふんい気炉中で1050〜1180℃
(平均1120℃)の温度において焼結した。得られ
た合金は、第2図の顕微鏡写真に示されるよう
に、黒く見えるマルテンサイトとベイナイトの混
在する基地組織の中に白く見える炭化物が粒子状
に分布する。その硬度と密度の測定値はそれぞれ
HRC56.5と7.60g/cm2であるから、高硬度で、高
密度の耐摩耗性に優れた焼結合金である。 実施例 3 合金粉末又は鉄粉にCr、Mo等の元素を添加
し、ステアリン酸亜鉛バインダーを加えて混合し
た。粉末混合目標としての成分は次の通りであつ
た。 C 1.6% Si 1.2% Mn 0.2% P 0.65% Ni 2.5% Cr 3.0% Mo 2.5% Fe 残り ついで、前記実施例と同じ条件でプレス成形し
て焼結した。その物性等の試験結果は第1表に示
す通りである。 実施例 4 合金粉末又は鉄粉にCr、Mo等の元素を添加
し、ステアリン酸亜鉛バインダーを加えて混合し
た。粉末混合目標としての成分は次の通りであつ
た。 C 3.2% Si 0.7% Mn 0.25% P 0.50% Ni 1.0% Cr 10.0% Mo 0.5% B 1.0% Fe 残り ついで、前記実施例と同じ条件でプレス成形し
て焼結した。この物性等の試験結果は第1表に示
す通りである。 実施例 5 合金粉末又は鉄粉にCr、Mo等の元素を添加
し、ステアリン酸亜鉛バインダーを加えて混合し
た。粉末混合目標としての成分は次の通りであつ
た。 C 1.9% Si 0.9% Mn 0.15% P 0.30% Cu 0.70% Cr 6.0% Mo 1.0% Fe 残り ついで、前記実施例と同じ条件でプレス成形し
て焼結した。その物性等の試験結果は第1表に示
す通りである。 実施例 6 合金粉末又は鉄粉にCr、Mo等の元素を添加
し、ステアリン酸亜鉛バインダーを加えて混合し
た。粉末混合目標としての成分は次の通りであつ
た。 C 3.3% Si 0.7% Mn 0.25% P 0.50% Cu 0.50% Cr 10.0% Mo 0.5% Fe 残り ついで、前記実施例と同じ条件でプレス成形し
て焼結した。その物性等の試験結果は第1表に示
す通りである。 実施例 7 合金粉末又は鉄粉にCr、Mo等の元素を添加
し、ステアリン酸亜鉛バインダーを加えて混合し
た。粉末混合目標としての成分は次の通りであつ
た。 C 2.1% Si 0.8% Mn 0.17% P 0.45% Cu 0.80% Ni 1.0% Cr 6.5% Mo 1.2% Fe 残り ついで、前記実施例と同じ条件でプレス成形し
て焼結した。その物性等の試験結果は第1表に示
す通りである。 実施例 8 合金粉末又は鉄粉にCr、Mo等の元素を添加
し、ステアリン酸亜鉛バインダーを加えて混合し
た。粉末混合目標としての成分は次の通りであつ
た。 C 3.2% Si 0.6% Mn 0.20% P 0.51% Cu 0.50% Ni 0.6% Cr 11.5% Mo 0.8% Fe 残り ついで、前記実施例と同じ条件でプレス成形し
て焼結した。その物性等の試験結果は第1表に示
す通りである。 実施例 9 合金粉末又は鉄粉にCr、Mo等の元素を添加
し、ステアリン酸亜鉛バインダーを加えて混合し
た。粉末混合目標としての成分は次の通りであつ
た。 C 1.6% Si 1.2% Mn 0.20% P 0.65% Cr 3.0% Mo 2.5% Fe 残り ついで、前記実施例と同じ条件でプレス成形し
て焼結した。その物性等の試験結果は第1表に示
す通りである。 実施例 10 合金粉末又は鉄粉にCr、Mo等の元素を添加
し、ステアリン酸亜鉛バインダーを加えて混合し
た。粉末混合目標としての成分は次の通りであつ
た。 C 3.2% Si 0.7% Mn 0.25% P 0.50% Cr 10.0% Mo 0.5% Fe 残り ついで、前記実施例と同じ条件でプレス成形し
て焼結した。その物性等の試験結果は第1表に示
す通りである。 実施例 11 合金粉末又は鉄粉にCr、Mo等の元素を添加
し、ステアリン酸亜鉛バインダーを加えて混合し
た。粉末混合目標としての成分は次の通りであつ
た。 C 2.8% Si 0.9% Mn 0.20% P 0.50% Cr 15.5% Mo 1.0% Fe 残り ついで、前記実施例と同じ条件でプレス成形し
て焼結した。その物性等の試験結果は第1表に示
す通りである。 第1表は全実施例の焼結温度、焼結密度、硬
さ、摩耗試験結果、引張強さを示すものである。
ここで、摩耗試験とは、実施例の合金から製作し
たカムと窒化処理したチル鋳鉄製ロツカーアーム
を組合せ、回転速度2000rpm×500時間、接触面
圧70Kgr/mm2、潤滑湯SAE#30(100℃)の条件で
テストし、カムとロツカーアームの摩耗量を測定
したものである。第1表から実施例の合金はすべ
て高硬度、高密度で耐摩耗性に優れていることが
わかる。
耐摩耗性焼結合金に関するものである。 <従来技術> 近時、内燃機関用の諸部材は高負荷運転に耐え
ることが要求され、特にカムシヤフト、ロツカア
ーム等の摺動部材は高面圧に対する耐久性が要求
されるようになつた。この要求を満たすと共に、
加工費と材料費の節減と軽量化を図るため、摺動
部材に合金粉末の焼結材料を使用することが試み
られてきた。 <発明の目的> 本発明も上記要求に応え得る内燃機関用摺動部
材の材料として、高い耐摩耗性と優れた加工性を
有する焼結合金を提供することを目的とするもの
である。 <発明の構成> 前記目的を達成するため本発明の耐摩耗性焼結
合金は、重量比でC1.5〜4.0%、Si0.5〜1.2%、
Mn1.0%以下、Cr2.0〜20.0%、Mo0.5〜2.5%、
P0.2〜0.8%、残部Feを含み、液相において焼結
されるものであるが、上記の元素の外、重量比で
Niを0.5〜2.5%、又はCuを0.85%以下、もしくは
Niを0.5〜2.5%とCuを0.1〜4.0%含めてもよく、
さらに、それらに加えてB、V、Ti、Nb、Wの
中の一種類以上を重量比で0.1〜5.0%含めてもよ
い。 ここで、Cを1.5〜4.0%とした理由は、Cが過
度に添加されると、炭化物、特に粗大なCr炭化
物が成長し、これは、液相焼結の進行途中で粗大
な空孔を生じる要因となる他、基地を脆化させ
る。又、添加量を過小にすると、高硬度に炭化物
が十分に成長せず、したがつて十分な耐摩耗性も
得られないことによる。高負荷、高面圧の機関に
用いる場合、後記するように、Cr量を高くする
と共に、C量も2.0〜4.0%と高くする。通常の場
合はCr量を低くすると共にC量も1.5〜3.0%に下
げる。 Siを0.5〜1.2%にする理由は、Siが1.2%を越え
ると、基地が脆化する外、粉末の圧粉成形性が低
下し、焼結時の変形が大きくなること、又、Siは
C、P量が前記の低い範囲内に限定された上で、
液相の発生を促進させる成分であるが、0.5%未
満では液相促進の効果は得られないことによる。 Mnを1.0%以下にする理由は、Mnが1.0%を越
えると、焼結の進行が抑制される結果、粗大な空
孔が残る。又、圧粉成形性も低下することによ
る。 Crを8.0〜20.0%にする理由は、Crが過大に添
加されると、前記のように、Cr炭化物が粗大に
成長し、硬度も過大になり、逆に、添加量が過小
になると、高硬度の炭化物が十分に成長せず、し
たがつて十分な耐摩耗性が得られないことによ
る。先に述べたように、高負荷、高面圧の機関に
用いる場合、C量を高くすると共に、Cr量も8.0
〜20.0%と高くする。通常の場合はC量を下げる
と共に、Cr量も2.0〜8.0%未満に下げる。 Moは基地に固溶して硬度を高め、耐摩耗性を
向上させるが、この効果はMoを2.5%以上に添加
しても変化しない。しかし、Moが0.5%未満では
この効果は得られないので、Moは0.5〜2.5%に
限定する。 PはFe−C−P共晶のステダイトを生じさせ
る。ステダイトは硬度が非常に高く、凝固点が
950℃前後と低いため液相焼結を促進させる。し
かし、Pが0.8%を越えると、ステダイトが過多
に生じ、被削性が悪くなる。又、0.2%未満では
ステダイトの析出量が少なくなり、高い耐摩耗性
が得られず、又、液相も生じにくくなる。 Ni添加の目的は基地をマルテンサイト化、ベ
イナイト化して引張り強度を増大させることにあ
る。しかし、Niが2.5%を越えると、残留オース
テナイトが生じ、硬度が低下するため、耐摩耗性
が低下する。又、Niが0.5%未満では引張り強度
を十分に増大させることはできない。 Cu添加の目的は基地強度を増大させることと
液相焼結時の寸法変化を防止して収縮率を調整す
ることにあるが、Cuが4.0%を越えると、脆化す
るだけでなく、焼結時に膨張が生ずる。逆に1.0
%未満では、目的とする効果が得られない。 B、V、Ti、Nb、Wの中の一種類以上を添加
する目的は、液相の成長と炭化物の形成を促進さ
せることにあるが、添加量は相手材の硬度を考慮
して0.1〜5.0%の範囲に限定することが望まし
い。 さらに、加工性を改善するためにCaを300ppm
以下添加することも行われる。 本発明の合金は液相焼結されるがその理由は本
発明の合金がカムシヤフト、ロツカアーム等の摺
動部として母材に組付けられて使用されることに
ある。粉末焼結合金の液相焼結時の収縮を利用す
れば、母材との強固な固着が得られる。例えば、
シヤフトを鋼管とし、このシヤフトに焼結合金製
のカムロブを組付ける構造のカムシヤフトの場
合、液相焼結により、シヤフトに強固に固着され
た高密度のカムロブが得られる。 実施例 1 合金粉末又は鉄粉にC、Ni、Mo等の元素を添
加し、ステアリン酸亜鉛バインダーを加えて混合
した。粉末混合目標としての成分は重量%で次の
通りである。 C 2.8% Si 0.9% P 0.5% Mn 0.2% Cr 15.5% Ni 1.9% Mo 1.0% V 3.5% Fe 残り ついで、5〜7t/cm2の面圧でプレス成形後、ア
ンモニア分解ガスふんい気の炉中において1100〜
1200℃(平均1160℃)の温度で焼結した。 得られた合金は、第1図の顕微鏡写真に示され
るように、黒く見える基地組織Aの中に白く見え
る炭化物Bが粒子状に分布する。基地Aはマルテ
ンサイトを主体にベイナイトが混合するものであ
る。硬度と密度の測定値はそれぞれHRC61.5と
7.62g/cm2であるから、高硬度、高密度の焼結合
金であり、耐摩耗性に優れている。 実施例 2 合金粉末又は鉄粉にC、Ni、Mo等の元素を加
え、ステアリン酸亜鉛バインダーを加えて混合し
た。粉末混合目標としての成分は重量%で次の通
りである。 C 2.0% Si 0.8% Mn 0.15% P 0.45% Cr 6.0% Ni 1.6% Mo 1.0% Fe 残り ついで、5〜7t/cm2の面圧でプレス成形後、ア
ンモニア分解ガスふんい気炉中で1050〜1180℃
(平均1120℃)の温度において焼結した。得られ
た合金は、第2図の顕微鏡写真に示されるよう
に、黒く見えるマルテンサイトとベイナイトの混
在する基地組織の中に白く見える炭化物が粒子状
に分布する。その硬度と密度の測定値はそれぞれ
HRC56.5と7.60g/cm2であるから、高硬度で、高
密度の耐摩耗性に優れた焼結合金である。 実施例 3 合金粉末又は鉄粉にCr、Mo等の元素を添加
し、ステアリン酸亜鉛バインダーを加えて混合し
た。粉末混合目標としての成分は次の通りであつ
た。 C 1.6% Si 1.2% Mn 0.2% P 0.65% Ni 2.5% Cr 3.0% Mo 2.5% Fe 残り ついで、前記実施例と同じ条件でプレス成形し
て焼結した。その物性等の試験結果は第1表に示
す通りである。 実施例 4 合金粉末又は鉄粉にCr、Mo等の元素を添加
し、ステアリン酸亜鉛バインダーを加えて混合し
た。粉末混合目標としての成分は次の通りであつ
た。 C 3.2% Si 0.7% Mn 0.25% P 0.50% Ni 1.0% Cr 10.0% Mo 0.5% B 1.0% Fe 残り ついで、前記実施例と同じ条件でプレス成形し
て焼結した。この物性等の試験結果は第1表に示
す通りである。 実施例 5 合金粉末又は鉄粉にCr、Mo等の元素を添加
し、ステアリン酸亜鉛バインダーを加えて混合し
た。粉末混合目標としての成分は次の通りであつ
た。 C 1.9% Si 0.9% Mn 0.15% P 0.30% Cu 0.70% Cr 6.0% Mo 1.0% Fe 残り ついで、前記実施例と同じ条件でプレス成形し
て焼結した。その物性等の試験結果は第1表に示
す通りである。 実施例 6 合金粉末又は鉄粉にCr、Mo等の元素を添加
し、ステアリン酸亜鉛バインダーを加えて混合し
た。粉末混合目標としての成分は次の通りであつ
た。 C 3.3% Si 0.7% Mn 0.25% P 0.50% Cu 0.50% Cr 10.0% Mo 0.5% Fe 残り ついで、前記実施例と同じ条件でプレス成形し
て焼結した。その物性等の試験結果は第1表に示
す通りである。 実施例 7 合金粉末又は鉄粉にCr、Mo等の元素を添加
し、ステアリン酸亜鉛バインダーを加えて混合し
た。粉末混合目標としての成分は次の通りであつ
た。 C 2.1% Si 0.8% Mn 0.17% P 0.45% Cu 0.80% Ni 1.0% Cr 6.5% Mo 1.2% Fe 残り ついで、前記実施例と同じ条件でプレス成形し
て焼結した。その物性等の試験結果は第1表に示
す通りである。 実施例 8 合金粉末又は鉄粉にCr、Mo等の元素を添加
し、ステアリン酸亜鉛バインダーを加えて混合し
た。粉末混合目標としての成分は次の通りであつ
た。 C 3.2% Si 0.6% Mn 0.20% P 0.51% Cu 0.50% Ni 0.6% Cr 11.5% Mo 0.8% Fe 残り ついで、前記実施例と同じ条件でプレス成形し
て焼結した。その物性等の試験結果は第1表に示
す通りである。 実施例 9 合金粉末又は鉄粉にCr、Mo等の元素を添加
し、ステアリン酸亜鉛バインダーを加えて混合し
た。粉末混合目標としての成分は次の通りであつ
た。 C 1.6% Si 1.2% Mn 0.20% P 0.65% Cr 3.0% Mo 2.5% Fe 残り ついで、前記実施例と同じ条件でプレス成形し
て焼結した。その物性等の試験結果は第1表に示
す通りである。 実施例 10 合金粉末又は鉄粉にCr、Mo等の元素を添加
し、ステアリン酸亜鉛バインダーを加えて混合し
た。粉末混合目標としての成分は次の通りであつ
た。 C 3.2% Si 0.7% Mn 0.25% P 0.50% Cr 10.0% Mo 0.5% Fe 残り ついで、前記実施例と同じ条件でプレス成形し
て焼結した。その物性等の試験結果は第1表に示
す通りである。 実施例 11 合金粉末又は鉄粉にCr、Mo等の元素を添加
し、ステアリン酸亜鉛バインダーを加えて混合し
た。粉末混合目標としての成分は次の通りであつ
た。 C 2.8% Si 0.9% Mn 0.20% P 0.50% Cr 15.5% Mo 1.0% Fe 残り ついで、前記実施例と同じ条件でプレス成形し
て焼結した。その物性等の試験結果は第1表に示
す通りである。 第1表は全実施例の焼結温度、焼結密度、硬
さ、摩耗試験結果、引張強さを示すものである。
ここで、摩耗試験とは、実施例の合金から製作し
たカムと窒化処理したチル鋳鉄製ロツカーアーム
を組合せ、回転速度2000rpm×500時間、接触面
圧70Kgr/mm2、潤滑湯SAE#30(100℃)の条件で
テストし、カムとロツカーアームの摩耗量を測定
したものである。第1表から実施例の合金はすべ
て高硬度、高密度で耐摩耗性に優れていることが
わかる。
【表】
<発明の効果>
上記の通り、本発明の鉄系焼結合金は液相焼結
により生じたマルテンサイトとベイナイトの混在
基地中に炭化物が粒子状に分布する組織であるか
ら高い耐摩耗性を有し、圧粉成型されて液相焼結
により母材に強固に結合するから加工性にも優れ
ている。
により生じたマルテンサイトとベイナイトの混在
基地中に炭化物が粒子状に分布する組織であるか
ら高い耐摩耗性を有し、圧粉成型されて液相焼結
により母材に強固に結合するから加工性にも優れ
ている。
第1図は及び第2図は本発明のそれぞれの実施
例の合金の顕微鏡写真(倍率200倍、マーブル液
腐食)であり、Aは基地、Bは炭化物を示す。
例の合金の顕微鏡写真(倍率200倍、マーブル液
腐食)であり、Aは基地、Bは炭化物を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 重量比でC1.5〜4.0%、Si0.5〜1.2%、Mn1.0
%以下、Cr2.0〜20.0%、Mo0.5〜2.5%、P0.2〜
0.8%、残部Fe及び不純物よりなり、液相におい
て焼結されることを特徴とする耐摩耗性焼結合
金。 2 Cの含有量は1.5〜3.0%であり、Crの含有量
は2.0〜8.0未満であることを特徴とする特許請求
の範囲第1項記載の耐摩耗性焼結合金。 3 Cの含有量は2.0〜4.0%であり、Crの含有量
は8.0〜20.0%であることを特徴とする特許請求
の範囲第1項記載の耐摩耗性焼結合金。 4 重量比でC1.5〜4.0%、Si0.5〜1.2%、Mn1.0
%以下、Cr2.0〜20.0%、Mo0.5〜2.5%、P0.2〜
0.8%、Ni0.5〜2.5%、残部Fe及び不純物よりな
り、液相において焼結されることを特徴とする耐
摩耗性焼結合金。 5 重量比でC1.5〜4.0%、Si0.5〜1.2%、Mn1.0
%以下、Cr2.0〜20.0%、Mo0.5〜2.5%、P0.2〜
0.8%、Cu0.85%以下、残部Fe及び不純物よりな
り、液相において焼結されることを特徴とする耐
摩耗性焼結合金。 6 重量比でC1.5〜4.0%、Si0.5〜1.2%、Mn1.0
%以下、Cr2.0〜20.0%、Mo0.5〜2.5%、P0.2〜
0.8%、Ni0.5〜2.5%、Cu1.0〜4.0%、残部Fe及び
不純物よりなり、液相において焼結されることを
特徴とする耐摩耗性焼結合金。 7 重量比でC1.5〜4.0%、Si0.5〜1.2%、Mn1.0
%以下、Cr2.0〜20.0%、Mo0.5〜2.5%、P0.2〜
0.8%、B,V,Ti,Nb,Wの中の一種類以上を
0.1〜5.0%、残部Fe及び不純物よりなり、液相に
おいて焼結されることを特徴とする耐摩耗性焼結
合金。
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