JPH0360650B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0360650B2
JPH0360650B2 JP1260089A JP1260089A JPH0360650B2 JP H0360650 B2 JPH0360650 B2 JP H0360650B2 JP 1260089 A JP1260089 A JP 1260089A JP 1260089 A JP1260089 A JP 1260089A JP H0360650 B2 JPH0360650 B2 JP H0360650B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lower mold
nest
overflow hole
mold
molding material
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1260089A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01253411A (ja
Inventor
Kyotaka Tanaka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP1260089A priority Critical patent/JPH01253411A/ja
Publication of JPH01253411A publication Critical patent/JPH01253411A/ja
Publication of JPH0360650B2 publication Critical patent/JPH0360650B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、合成樹脂で形成された洗面ボールの
製造方法に関する。
[従来の技術] 合成樹脂で成形されるこの種の洗面ボールは、
第1図に示すように合成樹脂に無機系充填材を混
合して形成された成形用材料7で洗面ボール本体
の基部層6を形成すると共に基部層6が表面にポ
リエステル樹脂等で形成されたゲルコート11と
称されるものを被覆して形成されており、このゲ
ルコート11の合成樹脂層5で表面を保護し、温
水等が洗面ボール本体1の水溜部2に溜められた
場合でも温水が基部層6にまで浸透してクラツク
等を生じることがないようにしたものである。
そして、従来ではこのような洗面ボールを製造
するに当たつては、第3図に示すように洗面ボー
ル本体用のキヤビテイ9を成形する成形金型の下
金型8の表面にゲルコート11を塗布して硬化さ
せた後、キヤビテイ9内に成形材用材料7を注入
して硬化せしめることにより製造していた。しか
しながら、洗面ボール本体1の水溜部2にオーバ
ーフロー孔3を設けるに当たつては、上記方法に
より得られた成形品の洗面ボール本体1にドリル
等を使つて切削加工していた。
また他の従来の方法として、第4図に示すよう
にオーバーフロー孔3に相当する位置にて下金型
8からキヤビテイ9内に入れ子10を差し込んで
固定しておき、その状態で上記方法と同様にゲル
コート11を塗布して硬化させた後、成形用材料
7をキヤビテイ9内に注入して硬化させる方法が
ある。
[発明が解決しようとする課題] ところが、成形品の洗面ボール本体1にドリル
等を使つて切削加工するものにあつては、オーバ
ーフロー孔3の内面には耐水性等に弱い基部層6
が露出することとなつて耐水性に劣り、また外観
が悪いという欠点があり、そのため孔加工後、再
びオーバーフロー孔3にゲルコート11を塗布し
なければならず、製造が面倒なものであつた。
また、第4図に示す従来の方法にあつては、オ
ーバーフロー孔3の入れ子10部分に成形用材料
7が入り込んでバリとなつて発生し、脱型時にオ
ーバーフロー孔3部分が欠けたりすることが多
く、またそのため脱型後、ゲルコート11をオー
バーフロー孔3に再び塗布しなければならなかつ
た。
本発明は上記した従来例の問題点に鑑みて発明
したものであつて、その目的とするところは、脱
型後に洗面ボール本体のオーバーフロー孔にゲル
コート等の合成樹脂を塗布する必要がない洗面ボ
ールの製造方法を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の洗面ボールの製造方法は、下金型8に
入れ子10を差し込んで下金型8の上面側に入れ
子10を突出させ、入れ子10の下金型8の上面
側に突出した部分にオーバーフロー孔3となる筒
体4を被嵌し、この状態で下金型8にゲルコート
11の合成樹脂層5を形成し、次に下金型8の上
面に成形用材料7を流し込むと共に上金型14を
閉じて成形用材料7を硬化させ、入れ子10を抜
き取ると共に上下金型14,8から脱型して洗面
ボールを製造することを特徴とするものであつ
て、このような方法を採用することで、上記した
本発明の目的を達成したものである。
[作用] 下金型8に入れ子10を差し込み固定し、入れ
子10にオーバーフロー孔3となる筒体4を被嵌
し、この状態で下金型8にゲルコート11の合成
樹脂層5を形成するので、その後、下金型8上面
に形成用材料7を流し込み硬化させた場合、入れ
子10を抜き取ることで、形成される洗面ボール
本体に筒体4が一体化されて該筒体4がオーバー
フロー孔3となるものであり、洗面ボール本体の
内面がゲルコート11の合成樹脂層5により耐水
性がすぐれるのは勿論のこと、オーバーフロー孔
3は孔壁が筒体4であるため、オーバーフロー孔
3内にゲルコート等の合成樹脂を塗布する必要が
なくなつたものである。
[実施例] 以下本発明を添付図面に示す実施例に基づいて
詳述する。
洗面ボールを製造するに当たつては以下のよう
にして行う。すなわち、第5図に示すように、洗
面ボール本体用のキヤビテイ9が形成される成形
金型の下金型8に、洗面ボール本体1のオーバー
フロー孔3に相当する位置にて入れ子10を差し
込み固定し、この入れ子10に筒体4を被せる。
入れ子10はシリコンゴム、ウレタンゴム等の弾
性体で形成されており、また筒体4は第6図及び
第7図に示すように筒部12の側端よりフランジ
13を側方へ延設して形成されていて、弾性的に
密着性良く筒体4内に入れ子10が挿入されるも
のである。また、筒体4はステンレス等の金属や
プラスチツク等で形成されていて、その筒部12
の内面及びフランジ13の表面な温水等で侵され
ることがないものであり、また外観が良いもので
ある。筒部12の大きさは洗面ボールとして必要
な排水能力に見合う程度に形成するもので、例え
ば横巾l1を30〜70mm、縦巾l2を5〜15mm程度にす
るものである。次に、この下金型8の上方よりポ
リエステル樹脂等から成るゲルコート11を吹き
付けて、下金型8の表面にゲルコート11の合成
樹脂層5を形成する。次に、ゲルコート11が硬
化した後、下金型8の上面に成形用材料7を流し
込み、続いて上金型14を閉じて成形用材料7を
硬化させる。その際、上下金型14,8に振動を
かけて成形用材料7を脱泡させるのが好ましい。
成形用材料7とては、ポリエステル樹脂に硅砂、
水酸化アルミニユーム粉、炭酸カルシウム等の無
機系充填材を混合したものを使用することができ
る。成形用材料7が硬化した後、入れ子10を下
金型8より抜き取つて脱型し、第8図に示すよう
に洗面ボールを得るのである。図中18は排水口
である。
しかして、このようにして成形された洗面ボー
ルは第9図、第10図に示すように、その洗面ボ
ール本体1の内面が全面にわたつてゲルコート1
1の合成樹脂層5で被覆されており、外観が大理
石調に類似してすぐれているものであり、また温
水等に対して侵されたりすることがないものであ
る。また、成形用材料7に一体化した筒体4内が
そのまま洗面ボール本体1の水溜部2のオーバー
フロー孔3となるので、オーバーフロー孔3の内
面も外観が良く、また温水等が、このオーバーフ
ロー孔3の内面より内部の基部層6に浸透するこ
とがないものである。さらに、筒体4のフランジ
13の表面は水溜部2の内面と面一になつて、オ
ーバーフロー孔3部分では洗面ボール本体1の基
部層6が表面に露出するということがないもので
ある。
[発明の効果] 本発明にあつては、上記のように、下金型に入
れ子を差し込んで下金型の上面側に入れ子を突出
させ、入れ子の下金型の上面側に突出した部分に
オーバーフロー孔となる筒体を被嵌し、この状態
で下金型にゲルコートの合成樹脂層を形成し、次
に下金型の上面に成形用材料を流し込むと共に上
金型を閉じて成形用材料を硬化させ、入れ子を抜
き取ると共に上下金型から脱型して洗面ボールを
製造するので、洗面ボール本体の水溜部及びオー
バーフロー孔の表面は耐水性にすぐれた合成樹脂
層と筒体とでそれぞれ形成されることになつて、
オーバーフロー孔にわざわざゲルコート等の合成
樹脂を塗布する必要がなく、製造性が良いもので
ある。また、水溜部に温水が溜められたり、オー
バーフロー孔より温水が流れるようなことがあつ
ても、本発明により製造した洗面ボール本体の内
部は合成樹脂層と筒体で保護されて温水が内部に
まで浸透するということがなく、長期にわたつて
クラツク等を生じることがなく耐久性に優れたも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は洗面ボールを示す断面図、第2図は同
上の要部拡大断面図、第3図は従来例の製造法を
示す断面図、第4図は他の従来例の製造法を示す
断面図、第5図は本発明の一実施例の製造方法を
示す断面図、第6図は同上の筒体の斜視図、第7
図a,bは同上の断面図と正面図、第8図は同上
により得られた洗面ボールの斜視図、第9図は同
上の断面図、第10図は同上の要部拡大断面図、
第11図は同上の他の実施例の斜視図、第12図
は同上の要部断面図であつて、3はオーバーフロ
ー孔、4は筒体、5は合成樹脂層、7は成形用材
料、8は下金型、10は入れ子、11はゲルコー
ト、14は上金型である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 下金型に入れ子を差し込んで下金型の上面側
    に入れ子を突出させ、入れ子の下金型の上面側に
    突出した部分にオーバーフロー孔となる筒体を被
    嵌し、この状態で下金型にゲルコートの合成樹脂
    層を形成し、次に下金型の上面に成形用材料を流
    し込むと共に上金型を閉じて成形用材料を硬化さ
    せ、入れ子を抜き取ると共に上下金型から脱型し
    て洗面ボールを製造することを特徴とする洗面ボ
    ールの製造方法。
JP1260089A 1989-01-21 1989-01-21 洗面ボールの製造方法 Granted JPH01253411A (ja)

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JP1260089A JPH01253411A (ja) 1989-01-21 1989-01-21 洗面ボールの製造方法

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JP1260089A JPH01253411A (ja) 1989-01-21 1989-01-21 洗面ボールの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01253411A JPH01253411A (ja) 1989-10-09
JPH0360650B2 true JPH0360650B2 (ja) 1991-09-17

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ID=11809845

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JP1260089A Granted JPH01253411A (ja) 1989-01-21 1989-01-21 洗面ボールの製造方法

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JPH01253411A (ja) 1989-10-09

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